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環境ガスが農産物の呼吸反応を抑制するメカニズムの解明

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Academic year: 2021

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Title

環境ガスが農産物の呼吸反応を抑制するメカニズムの解明(

はしがき )

Author(s)

前澤, 重禮

Report No.

平成10年度-平成12年度年度科学研究費補助金 (基盤研究

(C)(2) 課題番号10660239) 研究成果報告書

Issue Date

2000

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/466

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

はじめに 消費者が農産物に対して要求している高品質志向を実現する手法の一つに農 産物の品質管理レベルの強化がある。そのための一般的な鮮度保持状態にある 農産物の物性をこれまで以上に深く理解し高鮮度保持対策を探ることの重要性 は農業機械学分野においても既に認められている。 ノ 農産物は収穫された後も呼吸反応とエチレン生成反応を中心とした生理反応 が進行しており鮮度低下は避けられない。そヱで農産物の鮮度保持の立場から アプローチする技術的対策の一つに環境ガス濃度の制御があるが、その原理は CA貯蔵に代表される低酸素、高二酸化炭素濃度による呼吸抑制効果である。 一般的に測定されている農産物の呼吸量は個体レベルのガス交換であるが、酸 素吸収と二酸化炭素排出は細胞内における酵素反応に依存している。そのため 酵素反応を中心とした生化学の視点から呼吸抑制効果を捉え、その機構解明を 通して個体レベルの鮮度保持理論を考察することはこれまでにはない新しい研 究理念である。つまり、本研究の基本原理は、『炭酸ガスが呼吸反応の抑制する 阻害物質である』と捉えることである。 本研究目的の第一は、種々の農産物の呼吸反応を一般的な酵素反応速度論で多 用されているMichaelis-Menten機構に基づいて解析して、炭酸ガスによる阻害

形式におけるMichaelis定数(Km)、最大速度(Vm)の反応動力学的定数を

算出して、阻害形式を農産物の品目毎に体系化することにある(第1章)。第二

の目的は、酸素濃度を急変させた時の農産物の呼吸速度応答性を解析し、修正 ガス環境における農産物の呼吸特性を幅広く把握することにある(第2章)。さ

らに修正ガス環境下における農産物の呼吸速度予測モデル式を構築し(第3章)、

全体として修正ガス環境下における農産物の呼吸生理特性の多面的把握を目指

参照

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