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日本における心身障害者体育の史的研究 : 戦後における学習指導要領制定以前の病・虚弱児体育について

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(1)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokurlku  Unlverslty 北 陸 大 学   紀要 第

17

号   (

1993

)   pp

39〜61

1

お け

身 障 害

史 的研 究

戦後

お け

学習指導要領制定

虚弱児体育

北  野  与 

AHistorical

 

Study

 of  

Physical

 

Education

 

for

 

the

 

Handicapped

in

 

Japan

 

On

 

Physical

 

Education

 of む

he

 

Schools

 and  

the

 

Classes

   

for

 

Constitu

ionally

 

Weak

 

Children

 

from

 

1945

 

to

 

1962

Yoichi

 

KitahO

Recei

ひed  

October

 

J5

, 

1993

1

 

は じ

 

著 者は

戦 前における病 弱

虚 弱 児

以下

,病

弱 児

育とい う。)に関して

「日本にお ける心

身障害者体育

史的

究 (

20

報)一小学

令時代

開放学校

及び

学級

にお ける病 弱 児 体 育にっ い て

」n

『北 陸 大

』) 及 び 「日本にお ける心

身障

害 者 体 育の史 的 研

国 民

学校

代の

級における

児体育

につ い て

」2)

『北

陸体育学会

と 題 し報 告 した

本 稿は

これ らの報 告に続 く

告で あり,

戦後

民 主 化 が

ば れた間 もない

点 を 置 い た報 告であ る。

な お

本 稿の要 旨を 日本

体育

学 会

42

大会

「日

に おける 心身

障害者

体 育の史 的 研

戦 後におけ

学習指導

以 前の病

虚 弱 児

育にっ い て

」3) と題 し 報 告 したことにっ い て は, あ らか じ め断 わっ ておか なけ れ ばならない。

U

 研究 目的

方法

 

昭 和

38

1963

) 年

2

月,

養 護

学校小学

指導

領病

育 編が

翌 年の

3

月に は

同 中

学部同編

が通 達さ れ る。 こ の通 達によっ て病 弱

虚 弱 教 育 (以下

病 弱

教育

とい う。

,小

学校

及び

中学校学

指導要領準拠時代

か ら

独 自

養護学校学習指導要領時代

移行

したの で あ る。

本稿

この

戦後

小学校及

中学校学習指導要領準拠時代

視点

,病弱児対象

の特 殊 学 級 及び養 護 学 校における体 育

育の

実態

と その

を, 関 係 誌や関 係 著 書 等の

献を史 ・

料と し

討 する もの ある 。 *教  養 部

Faculty

 of  

General

 

Education

39

(2)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokurlku  Unlverslty

2

北  野 与

m  結 果

考 察

 

めに特 殊 学 級及び養 護 学

設 置 状 況や病 弱 教 育に係 わる法 的 整 備 状 況 等につ いて概 観し, 次に, こ う した

で の

体育教育

態にっ いて

,特

,教科体育

行事活動等

体育的諸

焦点

っ て検 討し

その特 質にっ い て も

考察

することにする。

1 ,

病 弱 教

 

1

) 特

殊学級

及び

養護学校

の設 置 状 況

 

昭和

20

1945

) 年に特 殊 学 級が

511

学 級 設 置されて い た が

そ の ほとん どの

学級

病弱 ・

虚 弱 学 級

以 下

,病弱学級

とい う。

で あっ た と言わ れて い る e 。

後の病 弱 教 育は, これ らの学

継続,

あ るい は復 活によっ て開 始されたの である。

 

文 部 省は, 昭 和

21

1946

) 年

2 月

体育

通 知 「

学校衛

生 刷

二 関ス ル

」 5) 発し

,身体

虚弱児童 ・生

徒に対 する

級を含 む 各 種 養 護 施 設の整 備

進 する よ う

奨励

した。 ま た

22 (1947)年 4 月,学校教育法

施行

さ れ

,特殊学級

設 置が促 進さ れ た。

 

昭和

24

1949

)年

6

月の

文部

省 初 等 教 育 課にお ける 「我が

ける特

殊学級教育

現 況

調

査 」に よれ ば

「精 神 遅 滞の みの もの

47

%虚

性格異常

を混じ る もの

53

%」6) で あ り, 同

20

特殊学級

病 弱 学 級と呼 称さ れて い て混 合 学 級 型の もの多か っ た ので ある。

 昭

27

年 度か ら同

37

年 度 まで の特 殊 学 級 数 及 び病 弱

養護学校数

推移

1

」 のと おり で あっ た。 こ の表 も示 すよ う に, 昭 和

30

年代

に入る と,

学級

漸次

,養

護 学

増し始めた ので ある。 表

1

  特殊

学 級

数 ・

病 弱

養護学校数

推移

学 級 数 学 級 数 年 度 病弱

虚弱 学校数 年度 病弱

虚弱 学校 数

27

26813

2

33

23340

8

28

3

34

23149

11

29

26917

3

35

19871

12

30

32422

3

36

21960

15

2

31

32620

4

37

22864

17

6

32

26630

6

備 考 上 段 小 学 校 下 段中学校 ( )内 分校数  

 

表 作 成に当たっ て

以 下の文献を参 照 した。     文部省 第

77

年報から同 第

90

年報まで の年 報

 

  文 部 省 (

1978

特殊教 育 百年史

東洋 館 出版社

p

730

 

 

 

文部省 (1985)

病弱教育の手 引

指導編

慶応通信

     PP

10− 12

40

N工 工

Eleotronlo  Llbrary  

(3)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokurlku  Unlverslty 日本に お け る心 身障害 者 体育の史 的 研 究

3

 

戦後

教育

初 期にあっ ては

前 と

1

司 じ く栄 養

害 や

結核

性の病 弱 児が主な対 象であっ た。 長 期 療 養 を必 要と す る 児童にっ い ては

養所

内に

特殊学級

が設け ら れ た。 同

22

年 (

1947

) 年

4

国 立 大 島 青 松 園 (香 川 県 )に らい児 童 対 象特 殊 学 級が設 け られ, 続いて 同

24

1949

) 年 国立新生園 (宮 城 県 ), 同

25

1950

) 年 星 塚 敬 愛 園 (鹿 児 島 県 ), 同

28

1953

) 年 国 立 多 摩 全 生 園 (東 京 都 ) 等にも該 当 児 童

生 徒 対 象の 特 殊 学 級 が 設 置さ れ たT)

結 核 性 児 童

につ い て は

,同

23

1948

)年

7

月,大阪市立少年保養

所の

塚学

大 阪市立大宝小学

校 及び大 阪 市 立 大 宝 南 中学 校 分 校 )

同 年

12

月に横 浜 市 立 少 年

の中にニ ッ 橋 学 園 (横 浜

小学校

ニ ッ

橋分校)

置さ れ たのを

め と して

以 後, 保

養所

, あるい は

児 病

施設内特殊学級

設置

されていき

,療養中

の児 童

療養

けなが ら

学習

が で きる こと と なっ た 8)。

 

次に

学校

況9)1のにつ いて

概観

する こ と に し よう。

 

養護 学校

の設 置 状 況は

表 1

」も示すよ うに

20

年 代に おい て は

5 校

た ない

で あっ た が

31

1956

) 年に公 立 養 護 学 校 整 備 特 別 措 置 法の公 布 も あっ て設 置が促 進 さ れ

30

年 代 半ば以 降には急 増 した。

 

養 護 学 校に は

私 立 と公立が あ

り,

新 設さ れ た学

校,特殊学校

か ら

分校 ,

あ るい は学

発 展 し た もの

ま た

園と呼 称さ れ た ものが養 護 学

に改 称さ れ た もの,

分 校

独立校

となっ た り

,学校名

変更

し たもの など

そ の

設置

々な

経緯

ら れ た 。

 

昭 和

23

1948

) 年

3

月, 私 立 養 護 学 校

宮 学 園 小 学 部 ・中 学 部 (千 葉 県 )の設 置が認 可され , 同

28

1953

) 年 私 立 養 護 学

新 懇 藤 学 園が設 置される。 同

22

1947)年福

県門

白野

江 小 学 校

属 養 護 学 校が設 置さ れ る

同 校は, 同

25

1950

) 年

野 江

学校

と して

と な る が

,戦

後 最

の公

養 護

学校

であっ た。 その後

群 馬 県立養 護 学 校 (県 立 東 毛 療 養 所 内 に併 設, 昭 和

30

1955

> 年 )や堺 市立養 護 学 校 (昭和

32

1957

> 年 )等が続い て設 置さ れてい っ た。

神奈

養護学校

はJ

33

1958

)年

同県東秦野

学校 ・中

特殊学級

が 改 組さ れ たもの であ り, 青 森 県 立 青 森 養 護 学 校 若

分 校 (昭 和

36

1961

> 年 )や県 立 養 護 学

分校 (

昭和37 〈

1962>年)

小学校内

特殊学級 ,

あるいは

保養所内

養護

分校

と な っ た もの である

分校

立した もの に ,

潟 県 立三条

養護学校

(昭 和

32

1957

>年)

取 市 立 養 護 学 校 白 兎 学 園 (昭 和

36

1961

> 年 )があ り, 健 康 学 園 や 養 護 学 園を発 展 的 改 組し た 学

に は

,兵庫県

立 上

ケ原

養護学校 (

28

1953

>年)

東京都

浜 及び久

留米

各養

護 学

校 (

昭 和

34

1959

> 年 )が あ る。 ま た

大 阪 市 立 貝 塚 養 護 学 校 (昭 和

32

1957

> 年 )や神 戸 市 立 西 戸 田 養 護 学 校 (

37

1962

> 年 )の よ うに 小 学 校

中学 校 名を養 護 学 校 名に改 称 した

学校

も見られ た。

 

以上, 設 置の実 際にっ い て眺め た が, 養 護 学

設 置

策の 姿 勢 こは, 関 係 者の 発 展 的 姿 勢が

られ

その

設置状況

推移

病弱

児 童 ・生

教育問

題の

深刻

物語

っ て い た 。

     病弱児

する

的 整 備

  

  判 別 基

と教

措置

  

昭 和

28

1953

) 年

6

月, 文 部 事 務 次 官 名で 「教 育 上 特 別な取 扱 を要 する児 童 生 徒の 判 別 基

 

」が通

さ れ る。 こ の基

は, 「

小学校 ・中学校

学齢

生徒

病弱 ・発育

完全

 

の他 心 身の故 障の た め

教 育 上 特 別な取 扱を要 するもの すな わち, 就 学が困 難で, 就 学 義

 

免 除

ま た は

予 を

必要

る もの ,

盲学校 ・

ろ う

学校

ま た は養

護学校

就学

さ せ るべ き

41

N工 工

Eleotronlo  Llbrary  

(4)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokurlku  Unlverslty 4 北   野   与  

もの

特 別 学

に入れて

指導

す ることの望ま しい もの ,普 通 学 級で 特に指 導に留 意 すべ き も の な ど が 正 しく判 別さ れ そ の結 果に基い て

各 人の

力に応じ た教

け ら れ る よ う に

それぞれの段 階

指 導 等 を 示 すご止」11)

と し 。 こ の 基

には

身 体 虚 弱

につ いて の

定義,

教育

的 措 置が以 下の ように述べ れて いたm。

 

第 7

 身

虚 弱 者

  

先 天 的 ま たは後 天 的 原 因に よ り

身体諸機能

異常

疾病

する

抵抗力

低下

 

あ るい はこれ らの徴 候が起こ りやす く, その た め出 席 停 止の 必 要は認め ない が

 

にわた り健 康 児 童 生 徒と同

の教 育 を

うこ と に よっ てか えっ て

健康

障害

する恐れの あ

 

る程

の ものを身 体 虚 弱 者とする。     基 準

  

身 体 虚 弱 者には多 くの種 類が あり

しか もそ れ ぞ れに強 弱の程 度が ある の で, こ こ に は

 

身 体 虚 弱

選 定の て がかりとして

般 徴 候 を あ げてお く。

12004

霞 り ρ 0

に病 気にか か りやすい , 重 くな りやすい , 治 りに くい。 頭 痛 ・腹

そ の

症 状を ば訴え る

疲労

し やすく, ま た

疲労

の 回

が おそい。 神 経 質 無 気 力 等。

発育

良 ・栄養

不 良

血等

。 慢 性 疾 患が あるが

だいたい日常 生 活に は さしっ か え ない もの。

病 回 復 期のもの

   結核

染時

の よ うに

結核

しやすい

にあ る もの。

育 的

  

虚 弱

の教

措置

につ い ては,

文部省編

身体

児 童 生

健康指

導の 手

 

に従っ

殊 学 級適 切 な 健 康 指 導 を する よ う

め る 。

  特

結核性

の虚 弱

特殊学級

に入れて指 導す ること が 望 ま しい

 

『付 』

 

前 記 身 体 虚 弱 者 以 外の者で疾 病が あり, そ のた め登 校 困難, ま たは登校 する こと

   

に よっ て

生 命

康 に危

を及 ぼ し

ま たは伝

病そ の他

他 人に迷 惑 を 及 ぼ す もの

   

につ い て は

,出席停止,就学猶

予 又は

免除

措置

慮 する。」

 

以 上のよ うに, 身 体 虚 弱 者につ い て は, 教 育 的 措 置に至るまで詳 細に指 示が な されて いた。 し か し

,付記

に も

ら れて い る よ う に

,慢性疾

患 を

する

病弱者

にっ い ては, 「

出席停

止, 就

学猶

予 又は免 除の

置 」の みが

え られ

積極

的な

教育的措

置が示さ れ な かっ たの であ る 終 戦 間 もない頃におい ては, 慢 性 疾 患を有 する病 弱 者に対 する

教育

問 題 は

,「

が回

て か ら教 育 を行 うの が適 当で ある 」「a)

「結 核児 童

生 徒学 習不 可 能と さ

安静

栄養補給

と していた」ID といっ た

応が

的で あっ たの である。 こ う した情 勢の中で, 慢 性 疾 患を有 する病 弱 者を収 容 してい る保

養所 ・療養所等

の関

係者

によっ て

,病

弱 児 童

する

教育

運が

醸成

さ れ る。

富山県国

立 療

養所

古 里

保養 園

で, 昭

和25 (

1950)年

結核療

教員

が入

院中

の児 童 生

に学 習

導を

め, ま た, 翌

に は 岡

山県国

療養所

において も,

療養中

教員

によっ て

結核

児 童 を 対

に した教

が 始め られ る「s)

の ボ ラ ァ的な教 育 的 動 きが 「国 立 療 養 所に おける入 所 児 童の教 育に つ い て」

医発第

1000

号)

16)と い う

文部省

へ の

依頼

と な り

,特殊学級

併設

へ と

漸次

発 展 し て い っ たのである

そ の結 果 , 従 前の判 別 基 準を改 訂 する必 要が生 じ, 同

32

1957

) 年

5

月,

42

N工 工

Eleotronlo  Llbrary  

(5)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokurlku  Unlverslty 日本における 心身 障 害 者 体 育の史 的研 究

5

文部事務次官

通達に よっ て

その

部改

正 が

な わ れ た。 すな わ ち

「第

7 

身 体 虚 弱 者 」 を 「第

7 

病 弱 者お よ び身 体 虚 弱 者 」と し, 以 下の よ うに

病 弱 者に対 する補 充 と 身 体 虚 弱 者につ い て の表 記の

訂 正 が あっ だ

  「第

7

  病 弱 者お よ び身 体 虚 弱 者

 

1

  病

   結核

患その

他慢性疾

患のた め

,長期

にわ た り

療養

必要

るが

特別

方法

に よっ  て教 育ができ る もの を病 弱 者とする。       

  2  身体虚弱者

  

また は

後天

的原 因に よ り, (

中略)

これ らの徴 候が起こ りやす く,

期 にわた り

 

健 康 児 童 生

等の 教 育 を行 うこ に よっ て

中略

) 身

虚 弱

とす る

    基   準

   1 

結 核 性 疾 患があるもの で

長 期にわた り療 養を必 要 とするもの。

   2 

心 臓

患,

腎臓

疾 患 等の

慢性疾

患が あ るもの で,

長期

に わ た り療 養 を必

とする もの。

  

3

 

虚 弱 者には多 くの 種 類が あ り, し か もそ れ ぞれ 強 弱の程 度が ある が,

   

次の各 号に掲 げる よ う な

候また は

態が認め られ るもの。

   

1

} 特に病 気にかか り やすい

重 くな り やすい

な お りに くい

   

 

 頭痛,(

   

3

) 疲

し や す く

,(

略)

   

4

) 神 経

, 無気 力 等。

   

5

) 発 育 不 良, (中 略 )       (

6

) 慢 性 疾 患があるが (中 略 )

   教育

措置

  

1

 

基 準

1

お よ び

2

に規 定 した程 度に該 当 するもの に対 して は

養 護 学 校に就 学 さ せ

    教育

,医

療 を受け させ るの が望ま しい。

   2 

基 準

3

に該 当 する もの の う ち, 身 体 虚 弱の 程 度が高く

療 養ま た は特に養 護を要 す

   

ると

医師

めた ものに

して は,

養護学校

に就

さ せ

,教育

けさせるの が 望 ま       しい。

  

3

 

3

該 当

す るものの うち

,前項

の に

して は,

特殊

れて 指 導

   

するの が望ま しい

  

『付 』

 

前 記 病 弱 者お よ び身 体 虚 弱 者 以 外の もの で 疾 病のた め登 校が困 難な もの 登 校

   

する ことによ り

症 状 が 悪 化 し

ま たは他 人に

病 を伝 染さ せ るおそれのあるものに

   

っ い て は

,出

学猶

予 ま た は

学免除

措置

慮 する。」

 

こ の改 訂 判 定 基 準によっ て , 同

32

1957

) 年 以 降は

護 学

及び

特殊

学 級の教 育が

進 さ れて い っ たの であ る。

 

昭 和

36

1961

) 年

10

月, 学 校 教 育

改 正が行なわ れ, 養 護 学

の対 象 者は, 従 前 「精

薄 弱

身 体 不 自由その

故障

の あ る

」で あっ た が

精神薄

者 ,肢体

も しくは

者 (

身体虚

む。

」に

正さ れ, 翌

3

学校教育法施行令

の 「

の 二」で病 弱

の故 障の程 度 が 以 下のよ うに定め られる18) 。

  

 慢

性の胸

部疾

臓疾

,腎臓疾患

等の

態が六 月 以 上の

医療

又は生

活 規制

43 N工 工

Eleotromo  Llbrary  

(6)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokurlku  Unlverslty

6

北   野   与       要とするもの    二  身 体 虚 弱の状 態 が六 月 以 上の生 活 規 制 を 必 要 とする程 度の もの」

 

こ の施 行 令の改 正に伴い

,同年

10

月,

学校教育法

お よび

施行令

改 正に伴う教 育上特 別な取 扱いを要 する児

童 ・

生 徒の教 育 的 措 置につ い て」19)

初 等 中 等 教 育 局 長 て通 達された。 そ の教 育 的

措置

のと お りで あっ た 病 弱にっ い て   「(

1

) 教 育 的 措 置

  

  施行令

表病

の項 第

号に規 定 する程 度の病 弱 者は養 護 学

におい て

教育

する

   

こと。 ただ し就 学 する養 護 学 校 がない ところ にあっ て は

養 護 学 校 が 設 置 されるまで

   

の間.

級を設 けて

育 する こと。

  

 

慢 性 疾 患の状 態が六か月 未 満の医 療 を 必 要 とする程 度の者は, そ の状 態に応

て療

    養

の ため必 要

間 学

におい て学 習し ない よ う指 導 する か ま た は普 通 学 級におい て

   

留 意 して指 導 する こと。 なお, 病 院な どにおいて 療 養

は, 特 殊 学 級を設 けて教       育 するこ と は さ しっ か えない こと

  

 

慢性疾患

態が六

・月 未 満生 活 規 制を必 要とする程 度者は ,必 要に

じて

      殊 学 級を設 けて教 育 する か または普 通 学 級におい て留 意 して指 導 するこ と。」

身体

弱者

につ い て   「{

1

) 教 育 的 措 置

  

 

令の表 病 弱

項第

規定

す る

程度

虚弱

学校

におい て

教育

   

する こと。 た だ し, 就 学 する養 護 学 校 がないところ にあっ て は, 養

が 設

され

   

る ま で の

殊 学

を設けて

教育

する こ と。

  

 

身体

態が六か

月未満

の生

活規制

必要

とする

程度

は,

必要

に応 じて

      殊 学 級を設

けて教 育 する か ま た は普通学 級におい て留 意 して指 導 する こと。」

 

以 上

昭 和

37

1962

) 年 まで の病 弱 教 育に係る判 別 基 準と教 育 的 措 置にっ い て の整 備 状 況 を

概観

したが

こ う し た

題の

応は

1

に述べ た 「

療養所

におけ る

入所児

童の

教育

に つ いて」も示 すよ うに

現 場における対 応が先 行 し そ の 要 求に呼応 して後を追う形で 実 施 されて い っ た の で ある。

     病類

実態

  戦 後にお ける病 弱 対 象の特 別 学 級 及び養 護 学 校 在 籍 児 童 ・生 徒の病 類 実 態 調 査は

昭 和

42

1967

)年

めて

実施

される。

っ て

その

まで の

態は, っ ま び らかで は ないが,

事 例か ら概 して 「昭 和三十 年ご ろまで の身 体 虚 弱 及び病 弱 者で特 殊 学 級 又は

護 学 校で

育を

けて いるもの の

疾病

種類

大 き く

身 体

虚 弱 と

結核 性

疾 患に大

すること がで きた塑 の で あ る。 例 え ば

次のような事 例か ら も

そ の実 態がうか が え る。

 

佐 賀 県

(児 童 数

2

100

入, 昭和

28

年 度 現 在 )で は, 第

1

学 年か ら第

6

学 年 まで , 各 学 年に

1

級の 養 護

が設け ら れ

学級在籍児

童の

病類

表 2

」 の と お りで あっ た趾)。 上 記の

例は, 小 学 校 内 付 設の特 殊 学 級における

1

例を示し たに過ぎ ないが, 同       1 養 護 学 級で も

常体

質と結 核 要 注 意と がそれぞれ

30

%と

40

%を占め

他の病 類より も有 意 に

か っ た。 なお,

小学校

特殊学級

では, 同

30

代に入る と,

結核要注意

増加

,異常

体質

が減

して い く

傾向

が強くなっ て い っ た。

44

N工 工

Eleotronlo  Llbrary  

(7)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokuriku  University 日 本にお け る 心身 障 害 者 体 育の史 的研 究

7

2

  佐賀

唐津小養

護 学 級 児 童 病 類 表

延 人 員 )

1 .

 .

 

 

6

態 的

2

発   育   不   良

5

15

人 (

10.

0

% )

3

胸  郭  異  常

4

1

』「

     

1

息 7

A

い わ ゆ る 異 常 体 質 児 童

2

気   管   支   炎 1 b 機 能 的

3 .

自 家

中 毒 症 2

31

(20

6

%) 4

ヘ     ル    ニ     ヤ

1

5 .

多    病    児

20

覧 偏

微 熱 5

B

神経質及 び 病 癖 児 童 夜 尿 病

ど も り

癲 癇

16

(4

0

% )

C

  慢 性 疾 患 及 び 諸 病 恢 復 期 児 童

66

4.

0

% ) a

肢   体   不   自  由   児

         

1

77

4.

7

% )

D

身 全 体児 不童

b.

感  覚   器 不  全 児

66

4.

0

%) c

心  臓   障   碍 

3

3

2.

0

%)

E

  結   核   要   注   意   児   童

5656

37,

4%) F  精   神   的   不   全   児

童 1414 (9

6%)

G

  其の 他 (家 庭望理 由な し)

6

6

4.

0

%) う

 

 

 

編 入 不 適

 

 

童 2424 (16

0

% )

 

北 九 州

立 門 司 養

の前 身で ある 門 司市 立 白野

養 護 学 校で は

昭 和

25

年 度か ら 「虚

児 に加えて ヅベ ル ク リン反 応

陽転

者 及び その他 希 望 者 」22) (第

3

学 年

を 入 学させた。 同 校に お け る

30

年 代の病

は 「表

3

」va) の とお りであ り, 同 校で も結

身体

虚 弱に

わる疾 病や異 常が 主 要な もの であ

5

た。

 

な お 国立 療 養所 等に併 設さ れ た

殊 学 級 や養護 学 校につ い て も

検討 してお きたい。

 

昭和

36

現在

で , 国

立 ・

公立

療養所

に おい て そ の

87

が養 護 学 級を併 設して い たM) 。

 

下,

その

っ で あ る 「

宇都 宮療養

所における養

護学級

」za) っ い て

検討

す る。 同

,同

31

1956

)年

9

に開

表 3 

別 分

布状

態の

遷 (北 九 州 市 立 門 司 養 護 学 校 ) 0  /10

 20 

30 40  50 

60

  70   80  

90

 100

% oo343536373S39  04 【  つ

344 TFE O         N 3S年 39度 T :陽 転 直 後ある いは核 性 疾 患の回復期,

0

:内 臓 疾 患等の器質 障害

,F

:機能障 害

身体 虚 弱

 

E

:栄 養障害

発育不良,

N

:精神神経状態 不 安傾 向 され, 開 設 以 来 同

36

1961

9

月 まで の

5

年 間に

177

名の患 者 を 扱 っ

た。 入 級の手 順 は, 宇

城山

学校,

あ るい は同

城山東小学校

転校

し入 級す る どい う もの で あ っ た。 「表

4

で も示 した ように,

収容

され た

177

のう ち

91

52

は何 らかの症 状 が あっ て受 診

発 見

さ れ た もの で あり

86

名 (

48

%)は学

によっ て発 見された もの で あ っ た ま た, その病 類 は, 「

5

」 及 び 「表

6

」に示 した ように ∫大 多 数の結 核

疾 患と少 数の非 結 核

性疾

患で

っ た

45

N工 工

Eleotronio  Library  

(8)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokuriku  University

8

北  野  与 

4 

発 見か ら入 所 まで の

間 集 検 発  症 計

1

以 内

1 〜

3

ケ 月

3 〜 6

6

月 以 上

2625

1223

4222111668472339

86

91

177

6

  非結核性疾患

気 管 支 拡 張  症

11

非   定 型 性 肺   炎

7

肺      嚢       腫

4

気   管   支   肺   炎

2

気    管     支     炎

1

肺    化    膿   症

1

肋     骨     髄     炎

1

心       疾        患 1 計

28

5

 

性 疾

患 病       型 排菌 (+) 排菌 (→ 計

 

 

1

9

10

次 結 核 (空洞+

36

10

46

次 結 核(空洞

18

64

82

肺   粟 粒   結   核

2

3

5

肋      膜      炎

4

4

腹    膜     炎

1

1

腎     結

    核

1

1

計   57 (

39

%)   92 (

61

%)

149

 

横 浜

立ニ ッ

橋学園

,昭和

23

1948

)年

12

月,結核児

童の

小児保養所

として

が全 国に先がけて設 立 し た もの で あ り, 学 園の

2

病 室を使 用して, 横 浜 市 立 瀬 谷 小 学

ニ ッ 橋

校も設 置された ので あ る「c) 。 ニ ッ 橋 分 校

, 当初, 小 学 部 第

5

学 年 と第

6

学 年の結 核 児 童の みが

対象

児 童

43

教員

3

発足

し た。 その

34

1959

10

か ら

学年

象とす

ようにな り, 「表

7

」 za 示 す , 同

37

1962

) 年には, 非 結 核 性 疾 患 も対 象と したの で

以 後

病類

多様

化 したee) 。

1

7 

学 園 入 園 児の病 類 表 喘息 結核 リウマチ熱 腎炎 ネフ ロ

ゼ  丙別 年別 男

i

女 男

i

女 男

i

女 男

i

女 男

i

女 計

34

353637383940414243

 

oio

 

111

 

gi

 

9

    …  

22i

 

13

    τ  

43i15

       

60

 

i25

66i

  22     147  

i22

    〜

67

 

i

  29

91i

 

29

74

: 

70

82i

 

65

5

i47

  …

35i

 

31

23i

 

27

24i

 

19

17i

  4 15i 

11

12182i

 

1・

Oi

 

Olilli

 

31132i

 

60i

 

30i

  21i   22i   21io

oioo1

 

oDio

  … 乞

i

 

Oli

 

13i

 

2

i

  3

oi

 

12i

  21i  

1

Oi

 

Ooi

 

Ooio

  ト

2i .Ooi

 

12io2iloio

ioli

 

2

144151

2810911913811799124129

1

406i

 

165343i

 

283

, gi

 

22

 .

gi

 

5 

10

7i

 

4

 唱

571

626

31

19

11

  名

1258

備 考

そ の ,先天生心疾患

10

起立循環障害

6

て ん か ん

2

1,

276

名。

印は退 園 後の死 亡者数

昭和

23

度 か ら

33

度 まの病種は

すべ 核 疾 患っ た。

46

N工 工

Eleotronio  Library  

(9)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokurlku  Unlverslty 日本にお け る 心 身障害者体育の史的研究

9

2

,体育

の実 態 と特 徴

 

養 護 学 校における教 育は, 「幼 稚 園, 小 学 校, 中学 校 又は高 等 学 校に準 ずる教 育 を 施 し, あ わ せ て そ の欠 陥を補 うために 必 要な知 識 技 能を授けるこ と」が 目 的と さ れ た。

に , 病 弱 教 育 におい て は

厂治 療と教 育の

健康

教育方針

と なっ てい た ee) 。

 

病 弱

育にお け る体

教 育は

そ うし た目的や方 針に基 づ い て行な わ れ たの で あ る。 以 下

そ の実 際と

特徴

端を

検討

して い くことにする。

 

1

教科体

育         指 導 目標

  

戦後 間

もない

当時文部事務官

で あっ た

宇土

が,

体育

」 3°) に関 して ,   次の とお り述べ て い る。

  

, 衛 生 的 矯 正 的 運 動へ の参 加

    

1

能 的 欠

を改 良 矯 正 する。        

2

傷 害 や 畸 形の悪 化 を防 護 する

    

3

.筋力

機能

調

発達

さ せ ることに

っ て身

体能

力を

め る

   

二 , 社 会 的 (グル

へ の参 加

    

1

虚 弱

態に適 応 し たス ポ

ッを実

するの に必 要な

技術

を体

す る。        

2

社 会 的 性 格を育 成 す るQ

    

3 ,

利用の た め の レク リェ

ショ ンを虚 弱

態に応じて 習

する。

   

虚 弱 状 態の 認 識

    

L

自己の

弱 状 態を認

そ れに

する改 良 防 護の方

を認 識 する。

    

2 .

自 己の虚

状 態と自 己の志 す将 来の職 業との関 係 及 びそ の関 係に最 も良 く適 応 す

     

ることの必

法 を認

する。        

3

学 校 生 活 及び卒 業 後の生 活に於 ける余 暇と趣 味の意 義を認 識 する。」

  

上 記の

目標

は, そ のま まの

表記

で , 「運

する

目標」

と して

文部省

の 『

身体

弱児

 

生徒

健康指導

の手び き』31) 

IC引

さ れて い る 。 こうし た

も あ り,

宇土

の こ の

 

目標

は,

戦後

の民 主 主

義教育下

にお け る

最初

の もの であ り

,障害体育

にお け る

特殊 目標

と も

 

え る もの で

注 目

すべ き目

で あっ た。

  

昭和

30

年 代に入っ て東 京 都 立 久 留 米 養 護 学

下田 巧 は

体 育

の指 導は

「虚弱児の

  健康

をは か る と と も に

礎的

な運

動能力

や がて

通の

体育科

に示 す

内容

 

実 施できるように導 く」ことで あ る と 主唱し 「病 弱 児や

弱 児の保 健 とい い体 育 とい っ て

 

も,

r

目標

健康

と に

強調

し たan) 。 つ まり,

病弱教育

と虚

弱教育

 

共 通 する最 大の 目標は健 康 回 復で あ り

こ の健 康 回 復

う 目標を達 成 する た めの

っ の

 

法として

育教育

位置

づけ られて い た。

  

各特殊

各養護

目標

に基づい て そ れ ぞ れ が対

児 童

病状

 

障 害の程 度 等に応じて , 例え

, 以 下の事 例のよ うな具 体 的 目

を設 定 して実 践に移 し たの   で あ る。

  

大 阪 市立

外 貝 塚 小 学

校 ・

中学 校の保 養 体 育の 目標は 「児 童の遊びに対 する要 求に応え

 

保 養 生 活の 心理 的 浄 化を図 り, 以て保 養 成 果の促 進に寄 与 し併せて児 童の創 造 性と社 会 性 を

  養

う。」 zz) っ た。 こ こには

,身体的事項

わ る目

は掲げ ら れて お らず

,専

ら 心 理 的

47

N工 工

Eleotronlo  Llbrary  

(10)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokurlku  Unlverslty

10

北  野 与

精神的事項

の目

のみ が掲 げら れて い た。 東 京 都 江 東 区 立 深 川

弱学級

にお け る 体 育 科の指 導 目

「(

1

身体各部

の発

を は か る。  

 

各 部を柔 軟に し

脊 髄 神 経 や

末梢神経

する圧 迫を解 く。 {

3

) 胸 部, 腹 部の諸 器 官 を

全にする。 (

4

姿勢

正 す る。  

 

便秘

くするD   疲 労の回 復を は か り, 睡 眠 を促 進 する。」鋤 で

具 体 的な もの であっ た また , 愛 知 県 西 春日井 郡 新 川 町 立 新 川 小

学校特殊学級 (

,第

1

学年

及び

2

学年

, 昭

37

年度)

では, 小 学 校 体 育にお ける 四

標の うち, 「適 当 な運 動 を

なわ せ るこ とに よ り心身の発 達をたすける」 と い う目標を重

し た35) 。       教 育 課 程 等

 

こ こで は

,養護

校及

特殊学級

に お け る

教育

課 程

にっ い て

討 し, 全 教 育 活

体育教育

が どのよ うに位 置づけられて いた か を概 観 する。

  

.養

学校

につ い て

  

横 浜 私 立ニ ッ

橋学野

27

年度)

で は

1

間の

総授業時数

は , 「

1

26

授業

 

(中 略

夏 季 休 暇 等を含め

45

週の授 業 」 (小 学 校 第

5

6

学 年の 場 合,

1

30

時で年 間

  35

週の

1,

e50ue

総授業時数

で ある。

をもっ て

達成

し た。 ま た

,各教科

指導

につ い ては

 

語 及び

算数

を基

礎教科

と と ら え

会, 理

及び

庭の

3

科を 「合 科 的 取

」 と し, 音

 

図工 は 「鑑 賞 教 育 と課 外 指 導 」に重 点を置いて 指 導 するもの し た。 体 育につ いて は

 

遊戯,散策等

に より

精神的疲労

を 回

さ せ

ま た

衛生講話等

によ り

保健

知識

  け る」もの と し

過 激な運 動は避 けら れ た。

  

大 阪市 立 郊 外 貝 塚 小 学 校

中 学 校37)で は , 例えば, 小 学 校で は, 「表

8

」の よ う な授 業 時

  数

学習形

態の 工

展開

さ れ た。

られ た

療養

学習

な うこと か ら

,同校

 

で も 厂学 習 形 態の 検 討

学 習 時 間短 縮

学 習 教 材選 択 , 学 習 時 間 割の編 成 等 」に っ い

 

て の

模索

られた。

えば

,学習形

態につ いて は

「登

校教室学習

安静時

 

し た放 送

学習 学年

解体

し た興

味本位

の クラブ

学習

心と し た

学習 

寮 出 張に よ

 

内 学 習 (中 略 ) 枕 頭 教 育 」が細か く類型化 さ れ

「表

8

」に も示 されて い る よ うに

 

放 送 学 習 中心の自 由 科 も新 設さ れていた。 保 健 科を教 室 学 習に, 体 育 科を自 由 科に位 置づ

 

けて指 導 した が, 「体 位 分 類に よ る

B1

以 上の軽 症 児 童 」 生 徒に対 して は, 「体 位 別 保 養 体育 」   を課 し た。

  

昭和

30

1955)

年に

設 され た

群馬

県 立

学校

sa) で は,

当初安静

度 区 分によっ て通

 

学 習 者 (安 静 度

3

度,

4

度 ), 床 上 学 習 者 (安 静 度

1

3

度 )を決 定 し, 通 学 学 習 者に対 し

 

ては

9

」のような

教育

実施

さ れ た。 この

教科授業 時数

,先

大阪市

郊外

 

貝 塚 小 学 校

中学 校の それと若 干 異 なるが, 放 送 学 習や床 上 教 育な どの

似 点 も見られ た。

 

な お

,安静度

C

4

度,

5

1

部),

B

5

1

部,

6

1

 

A

6

1

部,

7

度,

 

8

度 )にっ いて は

,散歩

や 室 内 遊 戯 を

徒 手

操 等の

運 動が

科 と

安静度

  応

じて課せ ら れ たの で あ る鋤 。

  

以 上のよ う に,

結核

の発 病 予 防 を 目的として設 置 さ れ た養 護 学 校にお ける学 習 指 導 要 領

 

制 定 前の教 育は, 小 学 校

あるい は中 学 校の 教 育 課 程に準じて 行なわ れ たの であ る が ,

 

校それぞれが

児 童 ・ 生 徒の健 康

度 (

安静度)

じて ,

独 自性

教育

課 程に基

 

づい て

なっ たのである そこ で の

体育

放 送

学習

のよ うな

代替

型 か

あるいは保 養

  育のよ うな軽 運 動 主 体の養 護

訓 練 型で 実 施さ れ た。 学 校 教 育 法 施 行 規 則に は

「児 童が

48

N工 工

Eleotronlo  Llbrary  

(11)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokuriku  University 日本にお け る心身障 害者体育の的研 究

11

身体

状況

によっ て

履修す

ることの でき ない

教科

は , これを

さない ことがで きる。

げら れて

疾 病が重 度の場 合

えば

床 上 学 習 者に は

体 育 科の授 業は免 除された。

8

 

阪市

郊外員塚

学校

科授業

       科目習形態 国 社 算 理 音 図工 家  体体   健 自由

計 文部省案

643223

2

 

1

23

教室学習

633212

1

18

1

放送学習 す 自体 る 由二  に時   転間   換 を 特別学習

4

4

633212

 

.00

 

1422

文部省案

643

223 2  1 23 教 室 学 習

633212

1

18

2

放送学 習 同 上 特 別学習

4

  

4

633212

0

 

1422

文 部 省 案

654223

2

 

1

25

教室学習

554213

1

21

3 放送学 習 33 同 上 特別学習

2 「 2

554213

0

 

1526

文 部 省 案

654322

2

  ユ

25

教室学習

654212

0

  1 18 4 放 送 学 習

33

同 上 特 別 学 習

25

654212

广

0

 

1526

文 部省案

65532222

 

1

28

教 室 学 習

5452121

1

21

5 放 送 学 習

66

  体理   ニ

に 

、、

す を ’ る 特 別 学 習

22

計  

・ 54521210

 

1829

文 部 省 案

6553222

2 

1

28

教 室 学 習

5452121

1

21

6

放 送 学 習

6

6

同 上 特別 学 習

22

5452121

・0

 

1829

備考

1 .

体操は普通学 校の授に よ らず 特に本 校に て研 究 中の体 位 別 保 養 体 育 を 実 施

   

2 ,

音 楽は

歌 唱指 導は禁 止 し, 器 楽 指導 名 曲 鑑

な どを 行なう。

   3 .

自由 は, 国語, 理科, 音 楽, 社 会,家 庭, 全 科にわた る放送学習をい う。     

4 .

枕 頭教育の時 間数は 別案に よる。

9

群馬県

養護学校

教科授業

国 社 算 理 音 図 数 英 テレビ教室

H

   

R

朝    礼 小

1 .2 .353

4222

20

分×

6

10

分×

4

10

×

2

4

5

6534222

〃 〃 〃 中 1

.2 .

34

3

22142

〃 ∠ノ 〃 床上教 育      

49

N工 工

Eleotronio  Library  

(12)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokurlku  Unlverslty

12

北   野   与

 

.特殊学級

につ いて

 

殊 学 級に は 保 養 所や療 養 所, 病 院 等に

設 された

特殊学

級と

学校

中学校

に付 設さ れ た特 殊 学 級と がある

前 者の

,特

小児結核児

医療

育を併せ

な っ た院 内 特 殊 学 級の 教

課 程 等

概して前 述の養 護 学 校の それ と類 似し た もので あり, こ こ では

らい児 童 生 徒の た めの特 殊 学 級 」 と と もに

省 略す

ること とし

,小学校

及 び

学 校の付 設 特 殊 学 級を中 心に考 察 を進め る。

 

文部省

身体虚

弱 児 童 生 徒の 健 康 指 導の手 び き』aの , 「養 護 学 級 を 編 成 する場 合に は 学 校 長は,

養護学級

する

別の

育 課 程を作る必 要がある。 その作 製に当たっ て は

童 生

な らびに

作業

負担

を軽 くする こと と

学校

情緒

ゆ た か に さ せ る こ と とに その 重 点 を 置か なけ れ ばな ら ない

体育

るには

じゅ う ぶ ん に

慮 を

う必

が あ る。」と

指導

履修

することの で きない

教科

は課 さ な いこと ができる」 (学 校 教 育 法 施 行 規 則 )ことも指 摘 し

適 切な対 応 を 求め た

現 場で は

在 籍 児 童

に即 して

どの よ うに

対応

し た か

若 干の事

を掲 げて みよう。    

O

う  島根 大 学 教 育 学 部 浜 田 分 校 代 用 付 属 浜 田市 立 原 井 小 学 校 養 護 学 級 (昭 和

25

年 度 )41)

  

同校 は, 第

1

学 年と第

2

学 年に各

1

学級

の養 護

学級 (

30

名)

編成

〜 し た。

在籍児童

は,

 

麻痺

に よ る

脚部

の もの

い もの

,脚部

にけが を して い る もの , その 他

 体格

弱,

血, 発 育

良,

不良

異常体質,呼吸器及

消化器

患に か か り

 い もの」等で あっ たQ

  

この

学級

教育

,普

じた もの で あっ た が , 「体 育の三時 間と理 科, 算

 

数 を各々

時 間 特 設

養護の時 間三時 間 を

た 「

週八

間の

養護

間 」

 

特微

の あ る もの で あっ た

  

(d ) 佐賀 県唐 津小

校 養 護 学 級 (昭 和

28

年 度 )

  

先に も

べ た ように, 同

は,

1

年か ら

第 6

まで

各 1

の養

級 (

30

名 )

 

を設 けて い た。 「表

2

」で示し た児 童に 対して , 「

通 学

とほぼ 同 じ」 教 育 課 程で

 

体育方

面に

い て

児 童の

体力,健康状態

に応 じ」た

指導

なっ だの。

  

 

 

北 海 道 函 館 市 立

川 小 学

校養

護 学 級

28

年度)

43)

  

25

1950

)年

6

か ら

結核

の 発

病防

止を ね らっ た

養護学級 (

1

 

り第

3

学 年まで各

1

学 級, 収 容 児 童 数

25

名 程 度 ) を設 け た。 同 養 護 学 級の教 育 課 程は,

 

学級

」 なもので,

学習時間

を 「三

分位

」に短

し た

特徴

が見 られ   た。

  

O

 広島大学附属小学校養護学級 (

昭和28年度 ・同29年度)

di

  

同 校は 昭 和

28 (

1953

)年

4

より 「

就学

す る

学齢児

中 (

中略)

(/)

身体

  弱

で あっ て

病気

にか か り易い もの。 (口)病 後の回 復 が おそく疲 労 し易いもの。 囚 腺 病 質の

  傾 向

の あ る もの」 を

,養護学級 (

12

名)

を発 足させ た。

当初

の カ リ キュ ラム は

 

「表

10

」のとお りであ り, 健 康 観 察 や 健 康

理, 保 健の導 入, あ るい は戸 外で の飼

育栽培

  等

別な配

ら れ た。

  

 

 

東 京 都 江 東 区 立 深 川 第

中学 校 虚 弱 者 学 級

昭 和

29

年 度 )45)

  

昭 和

27

年度

よ り

1

学年

虚弱者学級 1 学級

を設けて

特別指導

な っ た。

 

29年度

にお ける

同学級在

生徒

病類

は,

肺門淋

3 名

, 心

臓弁膜症 2 名

腹膜

50

N工 工

Eleotronlo  Llbrary  

(13)

Hokuriku University

NII-Electronic Library Service Hokurlku  Unlverslty 日本におけ る心 身 障 害 者 体育の史 的研究

13

炎 後 腸が弱い もの

1

経痛

1

,陽

弱いもの

1

名 ,

弱者

7

名 ,発育不良

1

で あっ たQ

10

学附

小学校養護学級授業時

教 科 生活 国 語 算数 音楽 体 育 健 康  観 察 同     管 理 普通学 級

96423

1

昭 和

28

年 度 養 護 学 級

65422

4.

5〜9

響騰 欝

鎌 _ 、_

. 教 科 社 会 理科 国 語 算 数 音 楽 造形 体育 保健 そ の他 普 通 学級

5742230

昭 和

29

年 度 養 護 学 級

5642221

育 鱇 ・ 児 童 会1 朝会 毎日 15分

  

学級

教育

課 程

,普

学級

じ もの であっ た が

,特

,体育

で は

,健康

度に よ  る個 別 的な特 別 指 導と指 導 内 容の 弾 力 的な取 り扱い 配 慮が な さ れ た。

  

以上,

小学校

及び

中学校

付設

さ れ た

特殊学級

若干

につ い て

,病類

教育

育 指 導 を

心に

概観

し たが

こ の学 級 教 育に は, 次の よ うな知 見 が 見 られ た。 その

 

ほ と ん

Z

“ の

学級

で は,

学級 (

原級)

じ た

教育

編成

して いた ことで あ

 

る。 ただし

,後

述の よ う な配 慮が な さ れて い た。 っ ま り, そ の 二 は, 教 育 課 程 上で は

授業時

間の短

や授 業 時 間

軽減

な わ れて い たこ とで あり

,体育

指導

上におい

 

て ,

康 度によ る個 別 指 導 を 初め, 授 業の軽 減 や 免 除 等が行なわ れ たこと である。 こう

 

し た配 慮が

こ の

学級教育

特徴

であっ た と

え る

 

  指 導 内 容 ・ 方

 

,健康度 (

安静度)

に よ る生

規 制

 

病 弱 教 育では

健 康 度

あ るい は

安静度

と呼ば れ る基

によっ て運

む生 活 規

なわ れた。 例 え ば, 文 部 省が示し た 「結 核 児 童の生 活 指 導 表 」 46) も, そ の

あ り,

12

段階

に よ る生 活 厂

導の度 」 を示 した もの であっ た。 体 育 を含 む教 育 活 動 は

t

“ 「表

11

」に 見ら れ る

しいか な規 制の

なわれ たの で ある。 以

下,養護学校

及び

特殊学級

に お ける生 活

制にっ い て, 若 干の事 例 を 挙 げて検 討 することに し よう。

  

Cl

市立郊外貝塚小学校 ・中学校 (

28

年度)

4の

  

では,

し,

省安静度 (7 段階)

準拠

した

6

段階

の 「

体位

別 呼

 

称 」

A

,A2

, 

B1 ,

 

B2

, 

C

,, 

Ca)

をもっ て生 活 規 制を行なっ た。 っ ま り, 厚 生

安 静

 

1

1

C

、と呼

した もの で ,

Ci

か ら

A

、にかけて は厚 生

安 静 度 と

 

C

 

に は室 内 歩 行が, 教 室 学 習が許さ れ た

B1

, 

A

、, 

A

,には

遊 戯

や屋 外

歩が そ れ ぞ れ

さ   れ た。 51 N工 工

Eleotronlo  Llbrary  

参照

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