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東京箱根間往復大学駅伝競走過去 5 大会 (89~93 大会 ) における 往路成績と復路選手の実力発揮率との関連性 学籍番号 13A0048 学生氏名大手敬史秋山清仁小野木俊千葉大将 Ⅰ. 緒言 2017 年 1 月 2,3 日 第 93 回東京箱根間往復大学駅伝競走 ( 以下 箱根駅伝 ) が行

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13A0002 学生氏名 秋山 清仁 大手 敬史 小野木 俊 千葉 大将 Ⅰ.緒言 2017 年 1 月 2,3 日、第 93 回東京箱根間往復大学駅 伝競走(以下、箱根駅伝)が行われ、青山学院大学が 11 時間 4 分 10 秒で 3 年連続 3 回目の総合優勝を果た した。同時に、10 月の出雲全日本大学選抜駅伝、11 月の全日本大学駅伝対校選手権大会を合わせた学生 駅伝3冠は2010 年度の早稲田大学以来の 4 校目であ った。 この箱根駅伝だが、1920 年 2 月 14 日に第 1 回大 会が開催され、93 回にわたる長い歴史の中、開催日、 コース、参加校数など様々な内容が変更されてきた。 現在は、東京大手町から箱根町芦ノ湖前までの往復 217.1km(往路 107.5km、復路 109.6km)を前回大 会の10 位以内のシード校と、10 月開催の予選会 10 位以内の10 校、それと関東学生連合チームの 21 チ ームで競う大会である。特に1987 年から日本テレビ 系列が放映を開始以降、新春の風物詩として全国的に 人気のある大会となっている。多くの学生長距離選手 が憧れる夢の舞台でもある。また多くの大学がこの大 会で注目度を上げるために力を注いでいるとも言わ れている。 そこで本研究では、箱根駅伝過去5 大会における往 路成績と復路選手の実力発揮率を調査し関連性を確 認することで、今後第94 回以降の総合成績を向上さ せることを目的とした。 Ⅱ.方法 1. 往路成績の調査。 2. すべての復路選手の各区間成績および 10000m ベスト記録の調査。 3. すべての復路選手の各区間における期待値 の調査。(10000m ベスト記録から算出され た記録とする。) 4. すべての復路選手の各区間における実力発 揮率の調査。(期待値/各区間成績とする。) Ⅲ.結果 実力発揮率は各区間の特徴で大きく変化が見られ た。特に6 区では多くの選手が 100%を超える高い数 値が確認された。また最終10 区では 90%以下の低い 数値が9 名示された。7~9 区に関しては 90~95%が ほとんどであった。 往路成績と復路選手の実力発揮率では3 大会での優 位な相関関係が認められた。 Ⅳ.考察 6 区は下り坂が多いことから高い実力発揮率が示さ れ、最終10 区は、選手の走りがそのまま総合成績に直 結するための不安や焦り、また、安定した走りが重視 されることからあまり実力発揮率が高くならないこと が考えられる。 5 大会中 2 大会は往路成績と復路の選手の実力発揮 率の関連性が見られない大会もあったが、悪天候や低 気温などの影響だと推測される。 Ⅴ.結論 往路成績と復路の選手の実力発揮率の相関関係は 5 大会中 3 大会が認められたが、2大会が認められなか った。その原因としては、暴風や低気温などの気候の 影響で10000m のベスト記録を基準とした期待値ペー スで走れなかったことが影響していると思われる。 箱根駅伝での総合成績を向上させるためには、コン ディションの悪い中での実践的な練習や、体幹トレー ニング、また心理的側面の強化をし、どのような状況 でも高い実力発揮率を出せるような方法を考えなけれ ばならない。 今後の研究課題として、今回調査した 5 大会では 2 大会では相関が認められなかったが、調査を10 大会以 上とした場合に、本当に天候などが実力発揮率に影響 しているのか確認する必要がある。

東京箱根間往復大学駅伝競走過去

5 大会(89~93 大会)における

往路成績と復路選手の実力発揮率との関連性

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13A0048 学生氏名 大手 敬史 秋山 清仁 小野木 俊 千葉 大将 Ⅰ.緒言 2017 年 1 月 2,3 日、第 93 回東京箱根間往復大学駅 伝競走(以下、箱根駅伝)が行われ、青山学院大学が 11 時間 4 分 10 秒で 3 年連続 3 回目の総合優勝を果た した。同時に、10 月の出雲全日本大学選抜駅伝、11 月の全日本大学駅伝対校選手権大会を合わせた学生 駅伝3 冠は 2010 年度の早稲田大学以来の 4 校目であ った。 この箱根駅伝だが、1920 年 2 月 14 日に第 1 回大 会が開催され、93 回にわたる長い歴史の中、開催日、 コース、参加校数など様々な内容が変更されてきた。 現在は、東京大手町から箱根町芦ノ湖前までの往復 217.1km(往路 107.5km、復路 109.6km)を前回大 会の10 位以内のシード校と、10 月開催の予選会 10 位以内の10 校、それと関東学生連合チームの 21 チ ームで競う大会である。特に1987 年から日本テレビ 系列が放映を開始以降、新春の風物詩として全国的に 人気のある大会となっている。多くの学生長距離選手 が憧れる夢の舞台でもある。また多くの大学がこの大 会で注目度を上げるために力を注いでいるとも言わ れている。 そこで本研究では、箱根駅伝過去5 大会における往 路成績と復路選手の実力発揮率を調査し関連性を確 認することで、今後第94 回以降の総合成績を向上さ せることを目的とした。 Ⅱ.方法 1. 往路成績の調査。 2. すべての復路選手の各区間成績および 10000m ベスト記録の調査。 3. すべての復路選手の各区間における期待値 の調査。(10000m ベスト記録から算出され た記録とする。) 4. すべての復路選手の各区間における実力発 揮率の調査。(期待値/各区間成績とする。) Ⅲ.結果 実力発揮率は各区間の特徴で大きく変化が見られ た。特に6 区では多くの選手が 100%を超える高い数 値が確認された。また最終10 区では 90%以下の低い 数値が9 名示された。7~9 区に関しては 90~95%が ほとんどであった。 往路成績と復路選手の実力発揮率では3 大会での優 位な相関関係が認められた。 Ⅳ.考察 6 区は下り坂が多いこと、最終 10 区はゴールがその まま総合成績に直結するための焦りや不安などが大き く関係していることが考えられる。また、ある程度順 位が確定しているために大きく崩れないように確実に 走っていることが影響しているとも推測される。 2 大会で相関が認められなかった要因として、暴風 や低気温などの自然的要素が選手の走りに影響したと 考えられる。 Ⅴ.結論 往路成績と復路の選手の実力発揮率の相関関係は 5 大会中 3 大会が認められたが、2 大会が認められなか った。その要因として、暴風や低気温などの気候の影 響だと考えられる。箱根駅伝の総合成績を向上させる ためには、体幹トレーニングや栄養摂取の方法など、 どのような状況下でも走れる選手の育成が必要だと思 われる。 今後の研究課題として、さらに多くの回数を調査し、 より正確なデータ結果を出し、箱根駅伝で総合成績を 向上させるためには何が必要かを考えていくことが必 要である。

東京箱根間往復大学駅伝競走過去

5 大会(89~93 大会)における

往路成績と復路選手の実力発揮率との関連性

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13A0067 学生氏名 小野木 俊 秋山 清仁 大手 敬史 千葉 大将 Ⅰ.緒言 2017 年 1 月 2,3 日、第 93 回東京箱根間往復大学駅 伝競走(以下、箱根駅伝)が行われ、青山学院大学が 11 時間 4 分 10 秒で 3 年連続 3 回目の総合優勝を果た した。同時に、10 月の出雲全日本大学選抜駅伝、11 月の全日本大学駅伝対校選手権大会を合わせた学生 駅伝3 冠は 2010 年度の早稲田大学以来の 4 校目であ った。 この箱根駅伝だが、1920 年 2 月 14 日に第 1 回大 会が開催され、93 回にわたる長い歴史の中、開催日、 コース、参加校数など様々な内容が変更されてきた。 現在は、東京大手町から箱根町芦ノ湖前までの往復 217.1km(往路 107.5km、復路 109.6km)を前回大 会の10 位以内のシード校と、10 月開催の予選会 10 位以内の10 校、それと関東学生連合チームの 21 チ ームで競う大会である。特に1987 年から日本テレビ 系列が放映を開始以降、新春の風物詩として全国的に 人気のある大会となっている。多くの学生長距離選手 が憧れる夢の舞台でもある。また多くの大学がこの大 会で注目度を上げるために力を注いでいるとも言わ れている。 そこで本研究では、箱根駅伝過去5 大会における往 路成績と復路選手の実力発揮率を調査し関連性を確 認することで、今後第94 回大会以降の総合成績を向 上させることを目的とした。 Ⅱ.方法 1. 往路成績の調査。 2. すべての復路選手の各区間成績および 10000m ベスト記録の調査。 3. すべての復路選手の各区間における期待値 の調査。(10000m ベスト記録から算出され た記録とする。) 4. すべての復路選手の各区間における実力発 揮率の調査。(期待値/各区間成績とする。) Ⅲ.結果 実力発揮率は各区間の特徴で大きく変化が見られ た。特に6 区では多くの選手が 100%を超える高い数 値が確認された。また最終10 区では 90%以下の低い 数値が9 名示された。7~9 区に関しては 90~95%が ほとんどであった。 往路成績と復路選手の実力発揮率では3 大会での優 位な相関関係が認められた。 Ⅳ.考察 6 区は下り坂が多いこと、10 区は総合成績が決まる 区間で焦りや不安などが大きく関係していると推測で きる。また、ある程度順位が確定しているために大き く崩れないように確実に走っていることが影響してい るとも考えられる。 往路成績と復路の選手の実力発揮率の相関関係は 5 大会中 3 大会が認められた。前を走るチームの方が実 力を発揮しやすく、往路成績が復路の選手の走り、ま た総合成績に結びつくことが考えられる。相関関係が 認められなかった2 大会の要因としては、暴風や低気 温などの気象状況の影響や、ケガや体調不良などの調 整等による失敗だと推測される。 Ⅴ.結論 往路成績が復路の選手の実力発揮率に影響を与える ことが分かり、往路成績の重要性が確認できた。また、 気象状況等などの影響によって実力発揮に大きくばら つきが出ることが分かった。 箱根駅伝の総合成績を向上させるためには、どのよ うな状況下でも走れることを意識して練習に取り組む こと、体調を整えるなど規則正しい生活などを意識す ることが必要であろう。 今後の研究課題として、今回は5 大会での調査であ ったが、さらに多くの大会データを収集した場合、相 関関係はどう変化していくのかを確認することが必要 である。

東京箱根間往復大学駅伝競走過去

5 大会(89~93 大会)における

往路成績と復路選手の実力発揮率との関連性

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13A0124 学生氏名 小松 巧弥 Ⅰ.緒言 東京箱根間往復大学駅伝(以下、箱根駅伝)は、東京都 千代田区大手町の読売新聞東京本社ビル前から鶴見、戸塚、 平塚、小田原の各中継所を経て神奈川県足柄下郡箱根町の 芦 ノ 湖 前 ま で を コ ー ス と す る 、 往 路 107.5km、 復 路 109.6km、往復 217.1km を 10 区間で繋ぐ駅伝競走である。 箱根駅伝は 1912 年のストックホルムオリンピックに出場 した日本人五輪選手第1 号の金栗四三が、「五輪で日本を強 くするには、長距離、マラソン選手を育成すること」と発 案したことがきっかけで始まった。 その第93 回箱根駅伝では、3 区でトップに立った青山学 院大学が11 時間 4 分 11 秒で 3 年連続 3 回目の総合優勝を 果たした。同時に、10 月の出雲全日本大学選抜駅伝、11 月の全日本大学駅伝対校選手権大会を合わせた学生駅伝 3 冠は2010 年の早稲田大学以来の 4 校目であった。 現在実施されている駅伝競走の中で全長が長野県縦断駅 伝に次ぐ2 番目に長い駅伝競走であり、各区間の平均距離20km を越えることで、選手個人の実力発揮度合が区間 タイム、そしてチームの総合成績に大きく影響すると思わ れる。また、箱根駅伝において総合優勝争い、総合優勝を 狙うには、チームの10000m 平均タイムを高めることが有 用であると言われている。 そこで本研究では、過去5 大会における総合成績(各区 間成績)とすべての出場選手の10000m ベストタイムから 期待値及び実力発揮率を算出し、総合成績との関連性を調 査することで、今後の箱根駅伝への取り組み方や総合成績 向上に役立てることを目的とした。 Ⅱ.方法 1. 総合成績(各区間成績)及び出場すべての選手の 10000m ベストタイムの調査。 2. すべての選手の各区間における期待値(10000m ベストタイムから算出された記録とする)の調 査。 3. すべての選手の各区間における実力発揮率(各区 間成績/期待値とする)の調査。 4. 各大会における各チームの平均実力発揮率及び 総合成績との関連性。 Ⅲ.結果 選手個人での実力発揮率は、各区間でばらつきがみられ た。特に5 区が低く、6 区が高い数値を示した。 各大会での総合優勝チームの平均実力発揮率では、89 回 日体大1 位、90 回東洋大 4 位、91 回青学大 5 位、92 回青 学大7 位、93 回青学大 3 位であった。 各チームの平均実力発揮率と総合成績では 5 大会ともに 有意な相関関係が認められた。特に93 回が高い数値を示し、 その次は90、92、91、89 回の順であった。 図1.実力発揮率と総合タイム(89 回大会) y = -0.2716x + 0.7298 R = -0.4112 11:09:36 11:16:48 11:24:00 11:31:12 11:38:24 11:45:36 0.91 0.915 0.92 0.925 0.93 0.935 0.94 0.945 0.95 Ⅳ.考察 選手個人での実力発揮率において5 区が低く、6 区が高い 数値を示したのは、5 区が登りの区間、6 区が下りの区間で あることが考えられる。また、各チームの平均実力発揮率と 総合成績の相関関係において、93 回が最も高かったのは気 候が安定していたためであり、89 回が最も低かったのは強 風のためだと推測される。実力発揮率はコース特性及び気象 状況等に影響されやすいものだと思われる。 また第89~93 回箱根駅伝の平均実力発揮率とチームの総 合成績の関係について着目すると、いずれの大会においても 有意な相関関係が認められ、平均実力発揮率の高いチームほ ど総合タイムが短縮する傾向にあると考えられる。 Ⅴ.結論 箱根駅伝において総合成績の向上を目指すには、20km を 越える距離を 10000m のベストタイムを基準としたペース にどれだけ近づけて走るかというところに重点を置き、5 区、 6 区の特殊区間及び気象状況の変化に対しても安定して実力 発揮できる選手の起用に努めるべきである。

東京箱根間往復大学駅伝競走過去 5 大会(89~93 回)における選手

の実力発揮率と総合成績との関連性

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13A0138 学生氏名 佐川 元太 高林 拓哉 内藤 亜輝亜 松元 悠太郎 Ⅰ.緒言 新春の風物詩として日本中に定着している東京箱根間往復大学 駅伝競走(以下、箱根駅伝)は、毎年 1 月 2,3 日に行われ、東京 大手町の読売新聞本社前から箱根町芦ノ湖前までの往復 217.1 ㎞ (往路 107.5 ㎞、復路 109.6 ㎞)を競うレースである。 特徴として、1 区間がハーフマラソン程の距離があり、なかでも 5 区と 6 区は高低差 800m 以上ある箱根の山中を走るという過酷な コース設定となっている。この憧れの舞台に出場できる大学は 20 校(関東学生連合を除く)と限られている。出場条件は前回大会 10 位以内に入ったシード校と 10 月に行われる箱根駅伝予選会で 10 位以内に入った予選校である。更に予選会に出場するためにも 条件があり、エントリー選手全員が 5000m16 分 30 秒以内もしく は 10000m34 分 00 秒以内の公認記録を必要としている。特にシー ド校でない大学はこの予選会に向け 100%の準備で挑まないと次 に進めない狭き門となってきている。また、多くの大学がこの大 会で注目度を上げるため総合成績の上位を目指し、全力で力を注 いでいるとも言われている。 そこで本研究では、箱根駅伝過去 10 大会(83~92 回大会)に おける出場したすべての選手の 10000m・ハーフマラソンの自己ベ スト記録、各大学 10000m・ハーフマラソンの平均記録を調査し、 総合成績を上げるための条件を見つけることを目的とした。 Ⅱ.方法 1. 総合成績の調査。 2. 出場選手すべての 10000m・ハーフマラソンの自己ベスト記 録の調査。 3. 各大学の 10000m・ハーフマラソンの平均記録の調査。 4. 総合成績と各大学 10000m・ハーフマラソンの平均記録との 関連性の調査。 Ⅲ.結果 総合成績と各大学 10000m・ハーフマラソン平均記録との有意 な相関関係が認められた。特に 10000m ではより高い相関関係 を示した。 10000m 平均記録では、第 85 回大会の総合優勝東洋大学時 に最も高い相関関係が確認できた。ハーフマラソンでは、第92 回大会の総合優勝青山学院大学時であった。 総合優勝校の10000m 平均記録での順位では 2.9 位、ハーフ マラソンでは4.4 位、10000m 平均記録での 1 位は 5 回、ハーフマラソ ンでは4 回確認できた。また両種目共に平均記録 1 位は第 84 回大会駒 沢大学、第90 回大会東洋大学、第 92 回大会青山学院大学の 3 大学であ った。 表1 総合 1 位のチームの 10000mとハーフマラソンの平均タイムと 29 分切、63 分 30 秒切の人数 大会 学校 10000m平均 ハーフマラソン平均 第92 回 青山学院 1 位(28 分 38 秒 26)29 分 切9 人 1 位(62 分 37 秒)63 分 30 秒切 8 人 第91 回 青山学院 4 位(29 分 01 秒 03)29 分 切5 人 4 位(63 分 32 秒)63 分 30 秒切 5 人 第90 回 東洋 1 位(28 分 41 秒 69)29 分 切8 人 1 位(63 分 03 秒)63 分 30 秒切 6 人 第89 回 日本体育 8 位(29 分 17 秒 60)29 分 切3 人 7 位(64 分 09 秒)63 分 30 秒切 2 人 第88 回 東洋 4 位(29 分 01 秒 45)29 分 切5 人 3 位(64 分 18 秒)63 分 30 秒切 2 人 第87 回 早稲田 4 位(29 分 08 秒 46)29 分 切4 人 1 位(63 分 33 秒)63 分 30 秒切 4 人 第86 回 東洋 4 位(29 分 19 秒 22)29 分 切2 人 7 位(64 分 19 秒)63 分 30 秒切 1 人 第85 回 東洋 1 位(29 分 10 秒 35)29 分 切5 人 11 位(64 分 49 秒)63 分 30 秒 切1 人 第84 回 駒澤 1 位(29 分 00 秒 39)29 分 切5 人 1 位(63 分 27 秒)63 分 30 秒切 3 人 第83 回 順天堂 1 位(29 分 00 秒 81)29 分 切4 人 8 位(64 分 12 秒)63 分 30 秒切 3 人 平均10000 2.9 ハーフ 4.4 平均 29 分切 5 人 63 分 30 秒以内 3.5 人 Ⅳ.考察 総合成績と各大学の 10000m・ハーフマラソンの平均タイムでは有意な 相関関係がみられたため、総合成績で上位に入るには両種目の平均記録の 向上が必要であると考えられる。 総合優勝においては10000m の平均記録の方がハーフマラソンよりも相 関が高いため、10000m の記録向上を目的とした練習の取り組みがより重 要であると考えられる。また、10000m・ハーフマラソンの平均記録が 1 位でない大学が総合優勝をした背景には5 区の好走が考えられる。各大学 はチームの平均タイムの向上だけではなく、5 区に適正がある選手の発掘 や強化が必要であると推測される。

東京箱根間往復大学駅伝競走過去 10 大会(83~92回)における

各大学 10000m・ハーフマラソンの平均記録と総合成績との関連性

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13A0201 学生氏名 高林 拓哉 佐川 元太 内藤 亜輝亜 松元 悠太郎 Ⅰ.緒言 新春の風物詩として日本中に定着している東京箱根間往復大学 駅伝競走(以下、箱根駅伝)は、毎年 1 月 2,3 日に行われ、東京 大手町の読売新聞本社前から箱根町芦ノ湖前までの往復 217.1km (往路 107.5km、復路 109.6km)を競うレースである。 特徴として 1 区間がハーフマラソン程の距離があり、なかでも 5 区と 6 区は高低差 800m 以上ある箱根の山中を走るという過酷な コース設定となっている。この憧れの舞台に出場できる大学は 20 校(関東学生連合を除く)と限られている。出場条件は前回大会 10 位以内に入ったシード校と 10 月に行われる箱根駅伝予選会で 10 位以内に入った予選校である。更に予選会に出場するためにも 条件があり、エントリー選手全員が 5000m16 分 30 秒以内もしく は 10000m34 分 00 秒以内の公認記録を必要としている。特にシー ド校でない大学は、この予選会に向け 100%の準備で臨まないと次 に進めない狭き門となってきている。また、多くの大学がこの大 会で注目度を上げるため総合成績の上位を目指し、全力で力を注 いでいるとも言われている。 そこで本研究では、箱根駅伝過去 10 大会(83~92 回大会)に おける出場したすべての選手の 10000m・ハーフマラソンの自己ベ スト記録、各大学 10000m・ハーフマラソンの平均記録を調査し、 総合成績を上げるための条件を見つけることを目的とした。 Ⅱ.方法 1. 出場選手すべての 10000m・ハーフマラソンの自己ベスト記 録の調査。 2. 各大学の 10000m・ハーフマラソンの平均記録の調査。 3. 総合成績の調査。 4. 総合成績と各大学 10000m・ハーフマラソンの平均記録との 関連性の調査。 Ⅲ.結果 総合成績と各大学 10000m・ハーフマラソンの平均記録との有 意な相関関係が認められた。特に 10000m ではより高い相関関 係を示した。 10000m 平均記録では、第 85 回大会の総合優勝東洋大学時に 最も高い相関関係が確認できた。ハーフマラソンでは、第 92 回大会の総合優勝青山学院大学時であった。 総合優勝校の 10000m 平均記録での順位では 2.9 位、ハーフ マラソンでは 4.4 位、10000m 平均記録での 1 位は 5 回、ハーフマラソン では 4 回確認できた。また両種目共に平均記録 1 位は第 84 回大会駒澤大 学、第 90 回大会東洋大学、第 92 回大会青山学院大学の 3 大学であった。 表1 総合 1 位のチームの 10000mとハーフマラソンの平均タイムと 29 分 00 秒切、63 分 30 秒切の人 数 大会 学校 10000m平均 ハーフマラソン平均 第92 回 青山学院 1 位(28 分 38 秒 26) 29 分 00 秒切 9 人 1 位(62 分 37 秒) 63 分 30 秒切 8 人 第91 回 青山学院 4 位(29 分 01 秒 03) 29 分 00 秒切 5 人 4 位(63 分 32 秒) 63 分 30 秒切 5 人 第90 回 東洋 1 位(28 分 41 秒 69) 29 分 00 秒切 8 人 1 位(63 分 03 秒) 63 分 30 秒切 6 人 第89 回 日本体育 8 位(29 分 17 秒 60) 29 分 00 秒切 3 人 7 位(64 分 09 秒) 63 分 30 秒切 2 人 第88 回 東洋 4 位(29 分 01 秒 45) 29 分 00 秒切 5 人 3 位(64 分 18 秒) 63 分 30 秒切 2 人 第87 回 早稲田 4 位(29 分 08 秒 46) 29 分 00 秒切 4 人 1 位(63 分 33 秒) 63 分 30 秒切 4 人 第86 回 東洋 4 位(29 分 19 秒 22) 29 分 00 秒切 2 人 7 位(64 分 19 秒) 63 分 30 秒切 1 人 第85 回 東洋 1 位(29 分 10 秒 35) 29 分 00 秒切 5 人 11 位(64 分 49 秒) 63 分 30 秒切 1 人 第84 回 駒澤 1 位(29 分 00 秒 39) 29 分 00 秒切 5 人 1 位(63 分 27 秒) 63 分 30 秒切 3 人 第83 回 順天堂 1 位(29 分 00 秒 81) 29 分 00 秒切 4 人 8 位(64 分 12 秒) 63 分 30 秒切 3 人 平均10000 2.9 ハーフ 4.4 平均 29 分 00 秒切 5 人 63 分 30 秒以内 3.5 人 Ⅳ.考察 総合成績を上げるためには、10000m・ハーフマラソン両種目での平均 記録を向上させることが必要であると考えられる。また、総合優勝を目指 すにはハーフマラソンより10000m の平均記録を向上させるトレーニング がより必要であると推測される。 しかし、箱根駅伝においては上りや下りの適性が求められる特殊な区間 や長い距離を走ることによる脱水症状などのトラブルがあり、記録がすべ てとは考えられないところがある。試合当日のチーム状況や区間変更等も 総合成績に大きく影響を与えていることが推測される。

東京箱根間往復駅伝競走過去 10 大会(83~92 回)における各大学

10000m・ハーフマラソンの平均記録と総合成績との関連性

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13A0204 学生氏名 竹内 大治 山本 航平 Ⅰ.緒言 東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)は、1920 年(大正 9 年)より続く伝統ある駅伝競走である。マラソ ンの父と呼ばれた金栗四三らを中心に学生長距離界を 発展させる思いで始まり、「世界に通用するランナーを 育成する」ことを目的として立ち上げられた。東京都千 代田区大手町読売新聞東京本社ビル前をスタートし、神 奈川県箱根町芦ノ湖前を往復する。往路5 区間 107.5k m、復路5 区間 106.9km、往復全10区間 217.1km を二日間かけて襷で繋ぐ。近年はテレビ中継等の影響も あり、国内の学生スポーツの中では極めて高い人気を誇 っている。なかでも特に山登りの5 区は注目度が高いと 言われている。 山登りに注目が集まるのは、「山の神」と呼ばれる学 生たちの出現と活躍にある。国道1 号線最高点の標高約 874mを一気に駆け上がるなか下位からスタートした選 手が終盤一気にレースをひっくり返す展開は圧巻で、観 衆を大いに盛り上がらせてきた。これが根強い箱根人気 に繋がっている一つの要因だとも思われる。近年は「5 区を制する者は箱根を制する」などとも言われ山登り は、総合優勝には極めて重要だと考えられている。 その箱根駅伝に今年度 93 回大会から大きな変化があ った。11 大会ぶりに5区の距離が短縮され、4 区が延長 されることになったのである。コース最長区間であった 5 区が再び 81 回大会以前の距離に戻ることとなった。今 回の変更について関東学生陸上競技連盟は、箱根駅伝に おける5 区の貢献度が大きすぎることによる検討の結果 であると回答している。 今後考えられるのは5 区の距離短縮によるレース内容 の変化である。「山の神」が誕生して以来、重要視され る登り区間だが、それに代わって距離の延びた4区の重 要性が高まることが予想される。 そこで本研究では、区間変更前後10 大会(72~81 回と 82~91 回)における 4 区 5 区の区間賞者及びそのチーム の往路・総合成績を調査することで、今後の箱根駅伝に おける戦略を見つけ出すことを目的とした。 Ⅱ.方法 1.72~81 回大会を前回群、82~91 回大会を以降 群と分類した。 2.72~81 回大会(前回群)における 4 区 5 区区間賞者 及びそのチームの往路・総合成績調査。 3.82~91 回大会(以降群)における 4 区 5 区区間賞者 及びそのチームの往路・総合成績調査。 Ⅲ.結果 表1.4 区区間賞者及びチームの往路・総合成績 区間賞獲得者 大学名 往路・総合成績 第72回 榎木和貴 中央大学 往路2位・総合1位 第73回 榎木和貴 中央大学 往路2位・総合4位 第74回 渡辺聡 神奈川大学 往路1位・総合1位 第75回 藤田敦史 駒澤大学 往路1位・総合2位 第76回 野口英盛 順天堂大学 往路5位・総合2位 第77回 野口英盛 順天堂大学 往路2位・総合1位 第78回 松下龍治 駒澤大学 往路2位・総合1位 第79回 D.カリウキ 山梨学院大学 往路1位・総合2位 第80回 田中宏樹 駒澤大学 往路1位・総合1位 第81回 田中宏樹 駒澤大学 往路2位・総合1位 第82回 村上康則 順天堂大学 往路1位・総合4位 第83回 佐藤秀和 順天堂大学 往路1位・総合1位 第84回 阿宗高広 国士舘大学 往路13位・総合13位 第85回 三田裕介 早稲田大学 往路2位・総合2位 第86回 安田昌倫 明治大学 往路6位・総合10位 第87回 西村和彦 帝京大学 往路12位・総合13位 第88回 田口雅也 東洋大学 往路1位・総合1位 第89回 田中秀幸 順天堂大学 往路8位・総合6位 第90回 中谷圭佑 駒澤大学 往路2位・総合2位 第91回 田村和希 青山学院大学 往路1位・総合1位 第92回 田村和希 青山学院大学 往路1位・総合1位 第93回 栃木渡 順天堂大学 往路3位・総合4位 ※青字は往路優勝。赤字は総合優勝。 4 区においては前回群 6 回、以降群 3 回の総合優勝を確認 できた。また往路優勝は、両群共 4 回だった。前回群では 73 回大会を除いて総合成績がすべて準優勝以上であった。 5 区においては前回群 2 回、以降群 7 回の総合優勝を確認 できた。また往路優勝は、前回群 2 回、以降群は全ての 10 回であった。 前回群では4 区の重要性、以降群では 5 区の重要性が示さ れた。 Ⅳ.考察 82 回大会からの距離延長により重要性が増した 5 区であ ったが、今回の変更から4 区の重要性が増すことが推測され る。特に4 区のコースは、後半は上りで全体的に起伏が多い ため、かつては花の2 区と並ぶ準エース区間であったと考え られていた。今後は2 区同様の選手の育成が必要になってく ると予測される。 東京箱根間往復大学駅伝競走において 総合優勝するための4 区の重要性

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陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13A0217 学生氏名 千葉 大将 秋山 清仁 大手 敬史 小野木 俊 Ⅰ.緒言 2017 年 1 月 2,3 日、第 93 回東京箱根間往復大学駅 伝競走(以下、箱根駅伝)が行われ、青山学院大学が 11 時間 4 分 10 秒で 3 年連続 3 回目の総合優勝を果た した。同時に、10 月の出雲全日本大学選抜駅伝、11 月の全日本大学駅伝対校選手権大会を合わせた学生 駅伝3 冠は 2010 年度の早稲田大学以来の 4 校目であ った。 この箱根駅伝だが、1920 年 2 月 14 日に第 1 回大 会が開催され、93 回にわたる長い歴史の中、開催日、 コース、参加校数など様々な内容が変更されてきた。 現在は、東京大手町から箱根町芦ノ湖前までの往復 217.1km(往路 107.5km、復路 109.6km)を前回大 会の10 位以内のシード校と、10 月開催の予選会 10 位以内の10 校、それと関東学生連合チームの 21 チ ームで競う大会である。特に1987 年から日本テレビ 系列が放映を開始以降、新春の風物詩として全国的に 人気のある大会となっている。多くの学生長距離選手 が憧れる夢の舞台でもある。また多くの大学がこの大 会で注目度を上げるために力を注いでいるとも言わ れている。 そこで本研究では、箱根駅伝過去5 大会における往 路成績と復路選手の実力発揮率を調査し関連性を確 認することで、今後第94 回以降の総合成績を向上さ せることを目的とした。 Ⅱ.方法 1. 往路成績の調査。 2. すべての復路選手の各区間成績および 10000m ベスト記録の調査。 3. すべての復路選手の各区間における期待値 の調査。(10000m ベスト記録から算出され た記録とする。) 4. すべての復路選手の各区間における実力発 揮率の調査。(期待値/各区間成績とする。) Ⅲ.結果 実力発揮率は各区間の特徴で大きく変化が見られ た。特に6 区では多くの選手が 100%を超える高い数 値が確認された。また最終10 区では 90%以下の低い 数値が9 名示された。7~9 区に関しては 90~95%が ほとんどであった。 往路成績と復路選手の実力発揮率では3 大会での優 位な相関関係が認められた。 Ⅳ.考察 復路の区間を見ると、最初の6 区は下り坂が多いこ と、最後の10 区は総合成績が決まる区間で焦りや不安 が大きく成績に関係していることが考えられる。また、 最終区間の 10 区ではある程度順位が確定しているた めに大きく崩れないように確実に走っていることが影 響しているとも推測される。 3 大会中 2 大会は相関が認められなかった。その要 因としては、暴風や低気温といった気象状況の変化に 対応できなかったからではないかと推測される。 Ⅴ.結論 往路成績と復路の選手の実力発揮率の相関関係は5 大会中3大会が認められたが、2大会が認められなか った。その要因は、暴風や低気温などによる自然状況 による悪化に対応できなかったからと思われる。箱根 駅伝の総合成績を向上させるためには、どのような状 況でも走れることを意識して練習に取り組むことや体 調を常に整える規則正しい生活が必要であろう。 今後総合成績を向上させるためには、どのような自 然状況にも対応できる能力、コンディションを整える 調整力、心理的な側面の強化など走力以外の向上も目 指す必要があると思われる。

東京箱根間往復大学駅伝競走過去

5 大会(89~93 大会)における

往路成績と復路選手の実力発揮率との関連性

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陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13A0228 学生氏名 内藤 亜輝亜 佐川 元太 髙林 拓哉 松元 悠太郎 Ⅰ.緒言 新春の風物詩として日本中に定着している東京箱根間往復大学 駅伝競走(以下、箱根駅伝)は、毎年 1 月 2,3 日に行われ、東京 大手町の読売新聞本社前から箱根町芦ノ湖前までの往復 217.1km (往路 107.5km、復路 109.6km)を競うレースである。 特徴として 1 区間がハーフマラソン程の距離があり、なかでも 5 区と 6 区は高低差 800m 以上ある箱根の山中を走るという過酷な コース設定となっている。この憧れの舞台に出場できる大学は 20 校(関東学生連合を除く)と限られている。出場条件は前回大会 10 位以内に入ったシード校と 10 月に行われる箱根駅伝予選会で 10 位以内に入った予選校である。更に予選会に出場するためにも 条件があり、エントリー選手全員が 5000m16 分 30 秒以内もしく は 10000m34 分 00 秒以内の公認記録を必要としている。特にシー ド校でない大学は、この予選会に向け 100%の準備で臨まないと次 に進めない狭き門となってきている。また、多くの大学がこの大 会で注目度を上げるため総合成績の上位を目指し、全力で力を注 いでいるとも言われている。 そこで本研究では、箱根駅伝過去 10 大会(83~92 回大会)に おける出場したすべての選手の 10000m・ハーフマラソンの自己ベ スト記録、各大学 10000m・ハーフマラソンの平均記録を調査し、 総合成績を上げるための条件を見つけることを目的とした。 Ⅱ.方法 1. 出場選手すべての 10000m・ハーフマラソンの自己ベスト記 録の調査。 2. 各大学の 10000m・ハーフマラソンの平均記録の調査。 3. 総合成績の調査。 4. 総合成績と各大学 10000m・ハーフマラソンの平均記録との 関連性の調査。 Ⅲ.結果 総合成績と各大学 10000m・ハーフマラソンの平均記録との有 意な相関関係が認められた。特に 10000m ではより高い相関関 係を示した。 10000m 平均記録では、第 85 回大会の総合優勝東洋大学時に 最も高い相関関係が確認できた。ハーフマラソンでは、第 92 回大会の総合優勝青山学院大学時であった。 総合優勝校の 10000m 平均記録での順位では 2.9 位、ハーフ マラソンでは 4.4 位、10000m 平均記録での 1 位は 5 回、ハーフマラソン では 4 回確認できた。また両種目共に平均記録 1 位は第 84 回大会駒澤大 学、第 90 回大会東洋大学、第 92 回青山学院大学の 3 大学であった。 表1 総合 1 位のチームの 10000mとハーフマラソンの平均タイムと 29 分 00 秒切、63 分 30 秒切の人 数 大会 学校 10000m平均 ハーフマラソン平均 第92 回 青山学院 1 位(28 分 38 秒 26) 29 分 00 秒切 9 人 1 位(62 分 37 秒) 63 分 30 秒切 8 人 第91 回 青山学院 4 位(29 分 01 秒 03) 29 分 00 秒切 5 人 4 位(63 分 32 秒) 63 分 30 秒切 5 人 第90 回 東洋 1 位(28 分 41 秒 69) 29 分 00 秒切 8 人 1 位(63 分 03 秒) 63 分 30 秒切 6 人 第89 回 日本体育 8 位(29 分 17 秒 60) 29 分 00 秒切 3 人 7 位(64 分 09 秒) 63 分 30 秒切 2 人 第88 回 東洋 4 位(29 分 01 秒 45) 29 分 00 秒切 5 人 3 位(64 分 18 秒) 63 分 30 秒切 2 人 第87 回 早稲田 4 位(29 分 08 秒 46) 29 分 00 秒切 4 人 1 位(63 分 33 秒) 63 分 30 秒切 4 人 第86 回 東洋 4 位(29 分 19 秒 22) 29 分 00 秒切 2 人 7 位(64 分 19 秒) 63 分 30 秒切 1 人 第85 回 東洋 1 位(29 分 10 秒 35) 29 分 00 秒切 5 人 11 位(64 分 49 秒) 63 分 30 秒切 1 人 第84 回 駒澤 1 位(29 分 00 秒 39) 29 分 00 秒切 5 人 1 位(63 分 27 秒) 63 分 30 秒切 3 人 第83 回 順天堂 1 位(29 分 00 秒 81) 29 分 00 秒切 4 人 8 位(64 分 12 秒) 63 分 30 秒切 3 人 平均10000 2.9 ハーフ 4.4 平均 29 分 00 秒切 5 人 63 分 30 秒以内 3.5 人 Ⅳ.考察 総合成績と 10000m・ハーフマラソンの平均記録では有意な相関が見ら れたことから、総合成績で上位を狙うには、両種目を強化するトレーニン グが必要となってくることが考えられる。特に10000m でより高い相関を 示していることから、10000m の強化がより必要になると推測される。 また箱根駅伝では平均記録の順位に関係なく山登りの5 区での好走によ って総合優勝しているチームもある。5 区では上りの適正が必要になると 言われているため、平均記録の向上に加え箱根駅伝の特徴に適した選手の 育成も必要になると推測される。

東京箱根間往復駅伝競走過去 10 大会(83~92 回)における各大学

10000m・ハーフマラソンの平均記録と総合成績との関連性

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13A0296 学生氏名 松元 悠太郎 佐川 元太 髙林 拓哉 内藤 亜輝亜 Ⅰ.緒言 新春の風物詩として日本中に定着している東京箱根間往復大学 駅伝競走(以下、箱根駅伝)は、毎年 1 月 2,3 日に行われ、東京 大手町の読売新聞本社前から箱根町芦ノ湖前までの往復 217.1km (往路 107.5km、復路 109.6km)を競うレースである。 特徴として 1 区間がハーフマラソン程の距離があり、なかでも 5 区と 6 区は高低差 800m 以上ある箱根の山中を走るという過酷な コース設定となっている。この憧れの舞台に出場できる大学は 20 校(関東学生連合を除く)と限られている。出場条件は前回大会 10 位以内に入ったシード校と 10 月に行われる箱根駅伝予選会で 10 位以内に入った予選校である。更に予選会に出場するためにも 条件があり、エントリー選手全員が 5000m16 分 30 秒以内もしく は 10000m34 分 00 秒以内の公認記録を必要としている。特にシー ド校でない大学は、この予選会に向け 100%の準備で臨まないと次 に進めない狭き門となってきている。また、多くの大学がこの大 会で注目度を上げるため総合成績の上位を目指し、全力で力を注 いでいるとも言われている。 そこで本研究では、箱根駅伝過去 10 大会(83~92 回大会)に おける出場したすべての選手の 10000m・ハーフマラソンの自己ベ スト記録、各大学 10000m・ハーフマラソンの平均記録を調査し、 総合成績を上げるための条件を見つけることを目的とした。 Ⅱ.方法 1. 出場選手すべての 10000m・ハーフマラソンの自己ベスト記 録の調査。 2. 各大学の 10000m・ハーフマラソンの平均記録の調査。 3. 総合成績の調査。 4. 総合成績と各大学 10000m・ハーフマラソンの平均記録との 関連性の調査。 Ⅲ.結果 総合成績と各大学 10000m・ハーフマラソンの平均記録との有 意な相関関係が認められた。特に 10000m ではより高い相関関 係を示した。 10000m 平均記録では、第 85 回大会の総合優勝東洋大学時に 最も高い相関関係が確認できた。ハーフマラソンでは、第 92 回大会の総合優勝青山学院大学時であった。 総合優勝校の 10000m 平均記録での順位では 2.9 位、ハーフ マラソンでは 4.4 位、10000m 平均記録での 1 位は 5 回、ハーフマラソン では 4 回確認できた。また両種目共に平均記録 1 位は第 84 回大会駒澤大 学、第 90 回大会東洋大学、第 92 回青山学院大学の 3 大学であった。 表1 総合 1 位のチームの 10000mとハーフマラソンの平均タイムと 29 分 00 秒切、63 分 30 秒切の人 数 大会 学校 10000m平均 ハーフマラソン平均 第92 回 青山学院 1 位(28 分 38 秒 26) 29 分 00 秒切 9 人 1 位(62 分 37 秒) 63 分 30 秒切 8 人 第91 回 青山学院 4 位(29 分 01 秒 03) 29 分 00 秒切 5 人 4 位(63 分 32 秒) 63 分 30 秒切 5 人 第90 回 東洋 1 位(28 分 41 秒 69) 29 分 00 秒切 8 人 1 位(63 分 03 秒) 63 分 30 秒切 6 人 第89 回 日本体育 8 位(29 分 17 秒 60) 29 分 00 秒切 3 人 7 位(64 分 09 秒) 63 分 30 秒切 2 人 第88 回 東洋 4 位(29 分 01 秒 45) 29 分 00 秒切 5 人 3 位(64 分 18 秒) 63 分 30 秒切 2 人 第87 回 早稲田 4 位(29 分 08 秒 46) 29 分 00 秒切 4 人 1 位(63 分 33 秒) 63 分 30 秒切 4 人 第86 回 東洋 4 位(29 分 19 秒 22) 29 分 00 秒切 2 人 7 位(64 分 19 秒) 63 分 30 秒切 1 人 第85 回 東洋 1 位(29 分 10 秒 35) 29 分 00 秒切 5 人 11 位(64 分 49 秒) 63 分 30 秒切 1 人 第84 回 駒澤 1 位(29 分 00 秒 39) 29 分 00 秒切 5 人 1 位(63 分 27 秒) 63 分 30 秒切 3 人 第83 回 順天堂 1 位(29 分 00 秒 81) 29 分 00 秒切 4 人 8 位(64 分 12 秒) 63 分 30 秒切 3 人 平均10000 2.9 ハーフ 4.4 平均 29 分 00 秒切 5 人 63 分 30 秒以内 3.5 人 Ⅳ.考察 総合成績と 10000m・ハーフマラソンの平均記録とでは共に有意な相関 が見られたことから、両種目の記録向上が、総合成績の向上に繋がると言 えるだろう。また10000m でより高い相関を示していることから、10000m の記録に必要なスピードの強化が特に必要となってくると考えられる。 また箱根駅伝では、悪天候や5 区などの特殊区間などの影響で平均記録 に対し総合成績に大きな誤差が生じるケースも多い。特に5 区では持ちタ イムに関係なく上りの適性により好走する選手も多く存在するため、平均 記録の向上に加え箱根駅伝の特徴に適した選手を見抜き、育成する指導者 の力も必要になると考えられる。

東京箱根間往復駅伝競走過去 10 大会(83~92 回)における各大学

10000m・ハーフマラソンの平均記録と総合成績との関連性

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13A0323 学生氏名 山本 航平 竹内 大治 Ⅰ.緒言 東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)は、1920 年(大正 9 年)より続く伝統ある駅伝競走である。マラソ ンの父と呼ばれた金栗四三らを中心に学生長距離界を 発展させる思いで始まり、「世界に通用するランナーを 育成する」ことを目的として立ち上げられた。東京都千 代田区大手町読売新聞東京本社ビル前をスタートし、神 奈川県箱根町芦ノ湖前を往復する。往路5 区間 107.5k m、復路5 区間 106.9km、往復全10区間 217.1km を二日間かけて襷で繋ぐ。近年はテレビ中継等の影響も あり、国内の学生スポーツの中では極めて高い人気を誇 っている。なかでも特に山登りの5 区は注目度が高いと 言われている。 山登りに注目が集まるのは、「山の神」と呼ばれる学 生たちの出現と活躍にある。国道1 号線最高点の標高約 874mを一気に駆け上がるなか下位からスタートした選 手が終盤一気にレースをひっくり返す展開は圧巻で、観 衆を大いに盛り上がらせてきた。これが根強い箱根人気 に繋がっている一つの要因だとも思われる。近年は「5 区を制する者は箱根を制する」などとも言われ山登り は、総合優勝には極めて重要だと考えられている。 その箱根駅伝に今年度 93 回大会から大きな変化があ った。11 大会ぶりに5区の距離が短縮され、4 区が延長 されることになったのである。コース最長区間であった 5 区が再び 81 回大会以前の距離に戻ることとなった。今 回の変更について関東学生陸上競技連盟は、箱根駅伝に おける5 区の貢献度が大きすぎることによる検討の結果 であると回答している。 今後考えられるのは5 区の距離短縮によるレース内容 の変化である。「山の神」が誕生して以来、重要視され る登り区間だが、それに代わって距離の延びた4区の重 要性が高まることが予想される。 そこで本研究では、区間変更前後10 大会(72~81 回と 82~91 回)における 4 区 5 区の区間賞者及びそのチーム の往路・総合成績を調査することで、今後の箱根駅伝に おける戦略を見つけ出すことを目的とした。 Ⅱ.方法 1.72~81 回大会を前回群、82~91 回大会を以降 群と分類した。 2.72~81 回大会(前回群)における 4 区 5 区区間賞者 及びそのチームの往路・総合成績調査。 3.82~91 回大会(以降群)における 4 区 5 区区間賞者 及びそのチームの往路・総合成績調査。 Ⅲ.結果 表1.4 区区間賞者及びチームの往路・総合成績 区間賞獲得者 大学名 往路・総合成績 第72回 榎木和貴 中央大学 往路2位・総合1位 第73回 榎木和貴 中央大学 往路2位・総合4位 第74回 渡辺聡 神奈川大学 往路1位・総合1位 第75回 藤田敦史 駒澤大学 往路1位・総合2位 第76回 野口英盛 順天堂大学 往路5位・総合2位 第77回 野口英盛 順天堂大学 往路2位・総合1位 第78回 松下龍治 駒澤大学 往路2位・総合1位 第79回 D.カリウキ 山梨学院大学 往路1位・総合2位 第80回 田中宏樹 駒澤大学 往路1位・総合1位 第81回 田中宏樹 駒澤大学 往路2位・総合1位 第82回 村上康則 順天堂大学 往路1位・総合4位 第83回 佐藤秀和 順天堂大学 往路1位・総合1位 第84回 阿宗高広 国士舘大学 往路13位・総合13位 第85回 三田裕介 早稲田大学 往路2位・総合2位 第86回 安田昌倫 明治大学 往路6位・総合10位 第87回 西村和彦 帝京大学 往路12位・総合13位 第88回 田口雅也 東洋大学 往路1位・総合1位 第89回 田中秀幸 順天堂大学 往路8位・総合6位 第90回 中谷圭佑 駒澤大学 往路2位・総合2位 第91回 田村和希 青山学院大学 往路1位・総合1位 第92回 田村和希 青山学院大学 往路1位・総合1位 第93回 栃木渡 順天堂大学 往路3位・総合4位 ※青字は往路優勝。赤字は総合優勝。 4 区においては前回群 6 回、以降群 3 回の総合優勝を確認 できた。また往路優勝は、両群共 4 回だった。前回群では 73 回大会を除いて総合成績がすべて準優勝以上であった。 5 区においては前回群 2 回、以降群 7 回の総合優勝を確認 できた。また往路優勝は、前回群 2 回、以降群は全ての 10 回であった。 前回群では4 区の重要性、以降群では 5 区の重要性が示さ れた。 Ⅳ.考察 5 区の距離が長かった以降群では、重要性が高い区間であ ったが、4 区が再び延長されることで逆に 4 区の重要性が高 くなる事が推測される。往路・総合成績を向上させるには4 区の戦い方が大きく変動していくであろう。 今後は、山への依存が減っていくことからも復路も含めた 全区間での研究を行っていく必要が考えられる。 東京箱根間往復大学駅伝競走において 総合優勝するための4 区の重要性

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13G0044 学生氏名 田中 純亜 三原 智暢 宮田 惇平

東京マラソン 10 年間の結果から見る現状と初マラソン者が

サブ 4 達成のためのトレーニング方法

I. 緒言 2007 年に開催が始まった東京マラソンがきっかけと なり、第二次マラソンブームが広がったと言われてい る。多くの国民が日々それぞれの理由や目的を持って走 っている。またブームの影響で、各地で都市型マラソン が開催されるようなった。なかでも東京マラソンは日本 のフルマラソンで最も多くの申込者数・参加者を誇り、 抽選で当選しないと走れない大会である。当選倍率も10 倍以上で走りたくても走れない状況が今後も続くだろ うと言われている。尚、以前の第一次マラソンブームは 1979 年に開催された第 1 回東京国際女子マラソンの影 響で急増していた時期だと言われている。また、現在人 気の皇居ラン(皇居で走る人のことを示している。)を 楽しむ人々が現れたのも同時期であった。今日では、ブ ームの影響で発刊されている。「フルマラソンで 4 時間 を切る」「あなたも3 時間 30 分が切れる」「3 時間台で完 走するマラソン」「サブ 4 達成のためのマラソン・トレ ーニング」など、サブ4 に関する書籍が多いことから、 サブ4 に対する注目度の高さがうかがえる。私自身も、 東京マラソン2016 に参加した際に、サブ 4 を目標とし て日々の練習に取り組んだ。 そこで本研究では、東京マラソン過去 10 年間におけ る完走時間別結果及びランニングを始めた理由・目的を 調査することで現在ブームだと言われているなかで、最 も目標とされている初マラソンサブ4達成のための方 法を見つけ出すことを目的とした。 II. 方法 1、 ランニングを始めた理由・目的について調査した。 2、東京マラソン過去 10 年間の申込者数、完走時間別人数 を調査した。 3、サブ 4 を達成するためのトレーニング方法を調査した。 III. 結果 ランニングを始めた理由・目的では運動不足解消、 健康のため、ダイエットが上位を占め、健康を意識し て走るという項目が高く示された。それに対し、大会 に出場が決まっている、目標としている大会がある、 レースに出場したいからなど、タイムを意識した項目 は低い数値であった。東京マラソン過去10 年間では、 申込者数は、1 回大会 77,521 人、以降増加していき 10 回大会では309,824 人が確認された。完走時間別人数で は、比率で4 時間台が 29.90~36.40%、5 時間台が 26.60 ~30.10%と高い数値を示した。サブ 4 の 3 時間台では 18.70~23.60%と低い数値であった。また 6 時間以上で は更に低い数値を示したが、増加率では1 番高く 1 回大 会10.20%が 10 回大会では 18.40%と 8.40%の高い増加 率を示した。 IV. 考察 東京マラソンにおける6 時間以上が高い増加率に関 しては、健康を意識したランナーが多いことや申込者 数・完走者数(参加者数)の増加から推測される。 また、3~5 時間台ランナーに大きな変化が見られな いのは、レース自体を意識してないことが考えられる。 特に注目度が高いサブ4 の 3 時間台が低い数値で変化 していないことに関しては次のような方法で増加を考 えていきたい。 サブ4を達成するためには食生活改善も重要となり、 自然と栄養バランスが良くなる。さらに、体脂肪が燃焼 され、生活習慣病の予防にも繋がる。このような利点を 意識させて上で初マラソンに取り組めば良いと考える。 4 か月 前 習慣作り ス ピ ー ド 練 習 の 走 り方に慣れる。 60〜120 分ウ ォーク 3 か月 前 習慣と土台 作り スピードアップも 視野に入れて距離 を伸ばす。LSD、 WS も併せて行う。 3km+5km ペース走 補強運動 2 か月 前 走り込み レース想定ペース で走るペース走や ビルドアップ走に 取り組む。小さな努 力を積み重ねる。 10km~15 km走 5kmビルド アップ走 補強運動 1 か月 前 レースに向 けた調整 スピードよりも持 久力を重視。コンデ ィションを整え本 番レースを迎える。 10km~15 km走 8kmビルド アップ走 表3. 4 カ月間トレーニングメニュー

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13G0056 学生氏名 肥吉 翔太郎 村上 直輝 鑓田 裕貴 Ⅰ.序論 東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)、 第1回大会は1920 年大正 9 年 2 月 14 日、東京高等 師範学校、明治大学、早稲田大学、慶応義塾大学の4 校によって開催された。その後、日本中の注目を集め るようになったのは日本テレビ系列が箱根駅伝の生 中継を開始した第 63 回大会(当時は 15 校出場)が きっかけだといわれている。現在では国民の新春の風 物詩として広く認知されている。(現在は20 校+関東 学生連合チーム) 箱根駅伝の特徴として、学生三大駅伝(10 月開催 出雲全日本大学選抜駅伝競走・11 月開催全日本大学 駅伝対校選手権大会・1 月開催箱根駅伝)の中で、総 走行距離・各区間距離・区間数が多いことである。ま た、各校エースが集う花の2 区での難所「権太坂」で の攻防、5 区と 6 区では落差 834 メートル最大の難所 で演じる名勝負など、各区間見どころあるコース設定 となっている。 総合優勝校や上位入賞校、チーム成績に貢献した選 手などは、大きく報道されている。逆にチーム成績を 著しく下げたり、アクシデントにより途中棄権してし まった場合でも大きく報道されることで記憶に強く 残っている。 そこで本研究では、第92 回大会までに発生したす べての途中棄権者における原因について調査し、対策 を検討することを目的とした。 Ⅱ.方法 第92 回大会までに発生したすべての途中棄権者の 症状及び原因を医科学的観点から調査した。 Ⅲ.結果 第92 回大会までに 15 件の途中棄権が確認できた。 特にテレビ中継が開始された第 63 回大会以降 12 件 と集中していることが分かった。(表1 参照)その間、 6110 名の選手が箱根路を走った計算となり、途中棄 権者は全体の約0.002%と非常に低い結果となった。 山上り区間である5 区では低体温症、脱水症状、低血 糖症といった症状が3 件、平地区間では疲労骨折、肉 離れなどといった症状が9 件確認された。 Ⅳ.考察 途中棄権の原因は対策によって防ぐことができるも のばかりであった。しかし、いまだ日本に古くからあ る根性論によって選手たちは無理を強いられているこ とが推測される。一方、この根性論があるからこそ、 観客は必死に走る選手に感銘を受けているとも考えら れる。このような重圧を感じつつ走る選手のアクシデ ントを最小限にすべき対策を次のように考えた。 1.疲労骨折及び筋挫傷の対策 1)骨や筋肉に負担がかかりにくい場所での新たなト レーニング方法等の模索を行う。 2)選手個々にあった緻密な練習計画を作成し行う。 2.脱水症状及び低体温症、低血糖の対策 1)給水を通常のハーフマラソンと同様に 4~5 ヶ所 に変更する。もしくは任意給水を復活させる。 2)体温低下を考えたウェアー着用や毛糸の帽子等を 使用した防寒対策を行う。 3)防風と体温の低下を防ぐため、ゼッケンが見える ような透明なウェア―着用を可能にする。 今後は日本スポーツ界に古くからある根性論がもた らすメリット・デメリットについても研究していきた い。

東京箱根間往復大学駅伝競走の途中棄権者における原因と対策

に関する検討

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13G0065 学生氏名 三原 智暢 宮田 惇平 田中 純亜

東京マラソン 10 年間の結果から見る現状と初マラソン者が

サブ 4 達成のためのトレーニング方法

I. 緒言 2007 年に開催が始まった東京マラソンがきっかけと なり、第二次マラソンブームが広がったと言われてい る。多くの国民が日々それぞれの理由や目的を持って走 っている。またブームの影響で、各地で都市型マラソン が開催されるようなった。なかでも東京マラソンは日本 のフルマラソンで最も多くの申込者数・参加者を誇り、 抽選で当選しないと走れない大会である。当選倍率も10 倍以上で走りたくても走れない状況が今後も続くだろ うと言われている。尚、以前の第一次マラソンブームは 1979 年に開催された第 1 回東京国際女子マラソンの影 響で急増していた時期だと言われている。また、現在人 気の皇居ラン(皇居で走る人のことを示している。)を 楽しむ人々が現れたのも同時期であった。今日では、ブ ームの影響で発刊されている。「フルマラソンで 4 時間 を切る」「あなたも3 時間 30 分が切れる」「3 時間台で完 走するマラソン」「サブ 4 達成のためのマラソン・トレ ーニング」など、サブ4 に関する書籍が多いことから、 サブ4 に対する注目度の高さがうかがえる。私自身も、 東京マラソン2016 に参加した際に、サブ 4 を目標とし て日々の練習に取り組んだ。 そこで本研究では、東京マラソン過去 10 年間におけ る完走時間別結果及びランニングを始めた理由・目的を 調査することで現在ブームだと言われているなかで、最 も目標とされている初マラソンサブ4達成のための方 法を見つけ出すことを目的とした。 II. 方法 1、 ランニングを始めた理由・目的について調査した。 2、東京マラソン過去 10 年間の申込者数、完走時間別人数 を調査した。 3、サブ 4 を達成するためのトレーニング方法を調査した。 III. 結果 ランニングを始めた理由・目的では運動不足解消、 健康のため、ダイエットが上位を占め、健康を意識し て走るという項目が高く示された。それに対し、大会 に出場が決まっている、目標としている大会がある、 レースに出場したいからなど、タイムを意識した項目 は低い数値であった。東京マラソン過去10 年間では、 申込者数は、1 回大会 77,521 人、以降増加していき 10 回大会では309,824 人が確認された。完走時間別人数で は、比率で4 時間台が 29.90~36.40%、5 時間台が 26.6030.10%と高い数値を示した。サブ 4 の 3 時間台では 18.70~23.60%と低い数値であった。また 6 時間以上で は更に低い数値を示したが、増加率では1 番高く 1 回大10.20%が 10 回大会では 18.40%と 8.40%の高い増加 率を示した。 IV. 考察 東京マラソンにおける6 時間以上が高い増加率に関 しては、健康を意識したランナーが多いことや申込者 数・完走者数(参加者数)の増加から推測される。 また、3~5 時間台ランナーに大きな変化が見られな いのは、レース自体を意識してないことが考えられる。 特に注目度が高いサブ4 の 3 時間台が低い数値で変化 していないことに関しては次のような方法で増加を考 えていきたい。 理由・目的の結果からタイムやレース自体を意識した ものにすることで増加傾向に変化していくかと考える。 例えば、初マラソンサブ4 達成で次回の東京出場権、 商品の進呈、東京マラソン財団実施の各種クリニック等 の優先参加権利などを考えていきたい。このような利点 を意識して取り組むことで変化が表れると推測する。 4 か月 前 習慣作り ス ピ ー ド 練 習 の 走 り方に慣れる。 60〜120 分ウ ォーク 3 か月 前 習慣と土台 作り スピードアップも 視野に入れて距離 を伸ばす。LSD、 WS も併せて行う。 3km+5km ペース走 補強運動 2 か月 前 走り込み レース想定ペース で走るペース走や ビルドアップ走に 取り組む。小さな努 力を積み重ねる。 10km~15 km走 5kmビルド アップ走 補強運動 1 か月 前 レースに向 けた調整 スピードよりも持 久力を重視。コンデ ィションを整え本 番レースを迎える。 10km~15 km走 8kmビルド アップ走 表3. 4 カ月間トレーニングメニュー

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13G0067 学生氏名 宮田 惇平 三原 智暢 田中 純亜

東京マラソン 10 年間の結果から見る現状と初マラソン者が

サブ 4 達成のためのトレーニング方法

I. 緒言 2007 年に開催が始まった東京マラソンがきっかけと なり、第二次マラソンブームが広がったと言われてい る。多くの国民が日々それぞれの理由や目的を持って走 っている。またブームの影響で、各地で都市型マラソン が開催されるようなった。なかでも東京マラソンは日本 のフルマラソンで最も多くの申込者数・参加者を誇り、 抽選で当選しないと走れない大会である。当選倍率も10 倍以上で走りたくても走れない状況が今後も続くだろ うと言われている。尚、以前の第一次マラソンブームは 1979 年に開催された第 1 回東京国際女子マラソンの影 響で急増していた時期だと言われている。また、現在人 気の皇居ラン(皇居で走る人のことを示している。)を 楽しむ人々が現れたのも同時期であった。今日では、ブ ームの影響で発刊されている。「フルマラソンで 4 時間 を切る」「あなたも3 時間 30 分が切れる」「3 時間台で完 走するマラソン」「サブ 4 達成のためのマラソン・トレ ーニング」など、サブ4 に関する書籍が多いことから、 サブ4 に対する注目度の高さがうかがえる。私自身も、 東京マラソン2016 に参加した際に、サブ 4 を目標とし て日々の練習に取り組んだ。 そこで本研究では、東京マラソン過去 10 年間におけ る完走時間別結果及びランニングを始めた理由・目的を 調査することで現在ブームだと言われているなかで、最 も目標とされている初マラソンサブ4達成のための方 法を見つけ出すことを目的とした。 II. 方法 1、 ランニングを始めた理由・目的について調査した。 2、東京マラソン過去 10 年間の申込者数、完走時間別人数 を調査した。 3、サブ 4 を達成するためのトレーニング方法を調査した。 III. 結果 ランニングを始めた理由・目的では運動不足解消、 健康のため、ダイエットが上位を占め、健康を意識し て走るという項目が高く示された。それに対し、大会 に出場が決まっている、目標としている大会がある、 レースに出場したいからなど、タイムを意識した項目 は低い数値であった。東京マラソン過去10 年間では、 申込者数は、1 回大会 77,521 人、以降増加していき 10 回大会では309,824 人が確認された。完走時間別人数で は、比率で4 時間台が 29.90~36.40%、5 時間台が 26.60 ~30.10%と高い数値を示した。サブ 4 の 3 時間台では 18.70~23.60%と低い数値であった。また 6 時間以上で は更に低い数値を示したが、増加率では1 番高く 1 回大 会10.20%が 10 回大会では 18.40%と 8.40%の高い増加 率を示した。 IV. 考察 東京マラソンにおける6 時間以上が高い増加率に関 しては、健康を意識したランナーが多いことや申込者 数・完走者数(参加者数)の増加から推測される。 また、3~5 時間台ランナーに大きな変化が見られな いのは、レース自体を意識してないことが考えられる。 特に注目度が高いサブ4 の 3 時間台が低い数値で変化 していないことに関しては次のような方法で増加を考 えていきたい。 サブ4 を目指すことに対しての利点を強調したい。 例えば、走力を上げるためには食生活改善等が必要にな り、実施することで生活習慣病予防に繋がる。また、走 力が上がることで多くの大会への出場チャンスが広が る。(現状はタイムでの縛りが多い。) 4 か月 前 習慣作り スピード練習の走り方 に慣れる。 60〜120 分ウォ ーク 3 か月 前 習慣と土台作 り スピードアップも視野 に入れて距離を伸ばす。 LSD、WS も併せて行 う。 3km+5km ペース走 補強運動 2 か月 前 走り込み レース想定ペースで走 るペース走やビルドア ップ走に取り組む。小さ な努力を積み重ねる。 10km~15k m走 5kmビルドア ップ走 補強運動 1 か月 前 レースに向け た調整 スピードよりも持久力 を重視。コンディション を整え本番レースを迎 える。 10km~15k m走 8kmビルドア ップ走 表3. 4 カ月間トレーニングメニュー

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日本体育大学 卒業抄録

陸上競技研究室 指導教員 別府 健至 准教授 学籍番号 13G0068 学生氏名 村上 直輝 肥吉 翔太郎 鑓田 裕貴 Ⅰ.序論 東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)、 第1回大会は1920 年大正 9 年 2 月 14 日、東京高等 師範学校、明治大学、早稲田大学、慶応義塾大学の4 校によって開催された。その後、日本中の注目を集め るようになったのは日本テレビ系列が箱根駅伝の生 中継を開始した第 63 回大会(当時は 15 校出場)が きっかけだといわれている。現在では国民の新春の風 物詩として広く認知されている。(現在は20 校+関東 学生連合チーム) 箱根駅伝の特徴として、学生三大駅伝(10 月開催 出雲全日本大学選抜駅伝競走・11 月開催全日本大学 駅伝対校選手権大会・1 月開催箱根駅伝)の中で、総 走行距離・各区間距離・区間数が多いことである。ま た、各校エースが集う花の2 区での難所「権太坂」で の攻防、5 区と 6 区では落差 834 メートル最大の難所 で演じる名勝負など、各区間見どころあるコース設定 となっている。 総合優勝校や上位入賞校、チーム成績に貢献した選 手などは、大きく報道されている。逆にチーム成績を 著しく下げたり、アクシデントにより途中棄権してし まった場合でも大きく報道されることで記憶に強く 残っている。 そこで本研究では、第92 回大会までに発生したす べての途中棄権者における原因について調査し、対策 を検討することを目的とした。 Ⅱ.方法 第92 回大会までに発生したすべての途中棄権者の症 状及び原因を医科学的観点から調査した。 Ⅲ.結果 第 92 回大会までに 15 件の途中棄権が確認できた。 特にテレビ中継が開始された第63 回大会以降 12 件 と集中していることが分かった。(表1 参照)その間、 6110 名の選手が箱根路を走った計算となり、途中棄 権者は全体の約0.002%と非常に低い結果となった。 山上り区間である5 区では低体温症、脱水症状、低血 糖症といった症状が3 件、平地区間では疲労骨折、肉 離れなどといった症状が9 件確認された。 Ⅳ.考察 箱根駅伝における途中棄権のアクシデント対策を次 のように考えた。 1.疲労骨折及び筋挫傷の対策 1)骨や筋肉に負担がかかりにくい場所での新たなト レーニング方法等の模索を行う。 2)選手個々にあった緻密な練習計画を作成し行う。 2 脱水症状及び低体温症、低血糖の対策 1)給水を通常のハーフマラソンと同様に 4~5 ヶ所 に変更する。もしくは任意給水を復活させる。 2)体温低下を考えたウェアーの着用や毛糸の帽子等 を使用した防寒対策を行う。 3)防風と体温の低下を防ぐため、ゼッケンが見える ような透明なウェア―の着用を可能にする。 一方、関係者等の期待、また大学の看板を背負って 走ることへの重圧などの精神的な負荷により、緊張や 焦燥感が生まれ、選手が最高のパフォーマンスを発揮 できない場合もあると推測した。 今後は内傷や外傷からのアプローチだけではなく、 心理的な側面からもアプローチしていき、より高いパ フオーマンスを発揮できるよう対策及び改善策を研究 していきたい。

東京箱根間往復大学駅伝競走の途中棄権者における原因と対策

に関する検討

参照

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