保険について考える
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「保険」とは・・・・基本は助け合い
人生には、いろいろな不安がつきものです。病気、事故、死亡といった不測の事態が待っています。
自分のことは自分でと思っていても、多額の費用を自分で準備するのは大変です。そこで、あらかじ
め多くの人がお金を出しあって貯めておき、困ったときに渡すという「相互扶助」の考え方で保険は
作られています。
保険には大きくわけて2種類あります。「社会保険」と「民間保険」です。
雇用保険・・・労働者の雇用を促進
労災保険・・・労働者の業務上の事故等に備える
国が設けている保険です。これで不足する部分を民間の保険で補うとよいでしょう。
社会保険
介護保険・・・40歳以上が負担。介護状態に備える
国民年金・・・20歳以上が負担。国民の老後に備える
公的医療保険・・・健康保険・国民健康保険、
後期高齢者医療制度
民間保険
人を対象とする保険・・・生命保険、医療保険
モノに対する保険・・・・損害保険
■貯蓄と保険(生命保険)の違い
貯蓄はコツコツ、右肩上がりで増えていく
契約したその日から大きな保障
貯 蓄
生命保険
(死亡保障)
貯
蓄
額
デメリット
途 中 で 死 亡 し た
ら、それまで貯め
た分と利息しかう
けとれない
貯蓄はすぐには貯まり
ませんが、少しずつで
も貯めていけば年数を
経るごとに増えていき
ます。また、定期預金
な ど 途 中 で 解 約 し て
も、その時点では払い
込んだ分が戻ってきま
す。老後資金や教育資
金など目的を持って貯
めることがポイント。
スタート ゴール(満期)
貯蓄で1000万円をため
るのには時間がかかり
ま す が 、 保 険 の 場 合
は、万が一の時のため
に保険に加入しておく
ことで払い込んだ金額
メリット
デメリット
契約が成立したらい
つ入院や死亡しても
保険金を受け取れる
保
険
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保険の種類を知ろう!
● 定期保険・終身保険・養老保険の違い(主な特徴と目的)
■定期保険
■
保険金
(平準)定期保険
30歳 60歳
主な特徴:保険(保障)の期間が定められています。満期保険金はありません。
主な目的:一定期間の遺族生活資金の備えを目的とした死亡保障のみを準備したいケース等に
利用されます。
■養老保険
■
保険金
満
期
保
険
金
養老保険
30歳 60歳
主な特徴:保険(保障)の期間が定められています。満期保険金があります。
死亡保険金額と満期保険金額が同額。【貯蓄+保障】商品
主な目的:一定期間の遺族生活資金の備えを目的とした死亡保障と、一定期間経過後に目標額
を満期保険金として受け取りたいケース等に利用されます。
■終身保険
■
30歳 60歳
保険金
主な特徴:保険(保障)期間が終身(一生涯)。貯蓄性が高い分保険料は高いですが、一般的
に一定期間経過後の解約時の解約返戻金が大きくなっていくのが特徴です。
主な目的:死後の整理資金やお墓代、遺族生活資金の備えを目的とした死亡保障や、貯蓄性が
高い特徴を活かし、一定期間経過後の解約返戻金を視野に入れた加入の仕方等も考
えられます。
● 定期保険・終身保険・養老保険の違い(保険料等の違いについて)
⇒保険商品の選定と保険料(掛金)の払い方で経済効果は異なってきます。
⇒保険会社により保険料も異なるのが特徴です。
FPが教えるテクニック
■
月払いで加入するより、年払いで払った方がお得!!
死亡保障 1,000万円
(平準)定期保険
30歳 60歳
某保険会社にて試算結果:
保険料(掛金) 月々 3,630円×12か月×30年=1,306,800円
年払い 42,800円×30年=1,284,000円
死亡保障 1,000万円
満
期
保
険
金
養老保険
30歳 60歳
某保険会社にて試算結果:
保険料(掛金) 月々 24,900円×12か月×30年=8,964,000円
年払い 293,570円×30年=8,807,100円
満期保険金 1,000万円
死亡保障 1,000万円
終身保険(60歳払込満了)
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もしものとき、いくら必要なのか?
保険は万が一の時に備えるものですが、そのときにいったいいくらぐらい必要でしょうか?死亡、
病気や 怪我、事故な どの場面 で 一般的に必 要保障額 がいくらくら い になる かを試算してみる
と・・・・
● 世帯主が亡くなった場合
かかるお金・・・・・医療費(病気死亡の場合)、葬儀費用、これ以外にお墓等の埋葬関係費、
遺族の今後の生活費等
・平均的な葬儀費用 199.9万円 →おおよそ
200万円
(来客への飲食接待:45.5万円、寺院に支払う費用:51.4万円、葬儀会社へ払う費用:126.7万円)
(一般財団法人日本消費者協会 平成26度 葬儀についてのアンケート調査より)
お葬式にかかる費用例
● 遺族の生活はどうする?
遺族が必要なお金
・葬儀費用 ・家族の生活費 ・子どもの生活費
・住宅ローン ・老後の生活費
何でまかなう?
・健康保険からの葬祭費(または埋葬料 一律5万円)
・遺族年金
基礎年金として1,229,100円(子ども2人の場合/平成27年度価格)。基礎年金支給対象は、
子(18歳未満)のある配偶者または子。会社員の場合は、遺族厚生年金が上乗せされる。
・会社の死亡退職金や弔慰金
会社の就業規則等で規定されている。
(死亡退職金と弔慰金の合計支給額平均627万円※勤続15年の場合 住友生命保険「企業
の福利厚生制度に関するアンケート調査(平成23年)」)
・配偶者の収入
配偶者の勤務形態により異なる。
・預貯金や株式等の金融資産
・配偶者の老齢年金
上記のように、遺族が必要なお金は多々存在しますが、公的な保障や企業の福利厚生制度でまか
なえる部分もあります。必要となる金額から貯蓄などの自己資金や公的保障などから入る金額を差し
葬儀会場の費用、お通夜・お葬式当日の来客への食事・酒などの飲食代、棺、祭
壇、花、遺影など一式の費用、霊柩車、斎場まで遺族が移動するための車代、斎場
の利用料、火葬費用、戒名や院号などをつけてもらう費用、お布施(通夜と葬儀の
読経代)、会葬お礼のはがきや品物、手伝ってくれた方へのお礼など
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FPが入る保険・入らない保険
■FP A先生(30代後半)既婚
・私が入っている保険・・・・・都民共済
理 由
①保険目的より、冠婚葬祭等のサービス目的で加入した。結婚式等の引き出物
を安く購入することができるサービスがよい。
・私が入らない保険・・・・・・・・・・医療保険
理 由
①医療技術の進歩により、実際に入院する日数が少なくなっており、また、受
取金額が少額なため、ある程度の予備費があればまかなうことが可能であ
ると考える。
②社会保険制度(医療保険の高額療養費)を利用すれば、実際の医療費の負担
は少なくて済むこと。
■FP K先生(30代)未婚
・私が入っている保険①・・・・・少額短期保険
理 由
普通分娩での入院でも入院給付金がでるため、妊活世代にはお勧めです。
・
私が入っている保険②・・・・・損害保険の歯の保険
理 由
現在、銀歯が多いためいずれ歪んで隙間から虫歯になってしまう可能性が高
く、虫歯になった場合、銀歯ではなくセラミックを入れたとしても給付金
がもらえる。特に歯を白くしていきたい女性にお勧めです。
・私が入っている保険③・・・・・所得保障保険
理 由
病気等で働けなくなりした場合の収入減をカバーするため。
■FP K先生(30代後半)既婚 子ども1人
・私が入っている保険①・・・・・こくみん共済(総合タイプ)
理 由
①死亡および医療保障についての最低限の保障となる。
②掛け金が安いため、経済的によい。
・
私が入っている保険②・・・・・賠償責任保険
理 由
個人事業主のため、他人への賠償が大きなリスクとなりえるため。
・私が入らない保険・・・・・・・・・・・貯蓄性のあるタイプの保険
(終身、養老、個人年金等)
理 由
保障と運用をスッパリと分けて考えている。運用は、自分自身で行いたい。
■FP B先生(40代)独身
・私が入っている保険①・・・・・変額終身保険
理 由
予定利率が高い商品が多い。保障と運用が一緒に行える。
・私が入っている保険②・・・・・低解約返戻金型終身保険
理 由
亡くなった場合には、死亡保険金として受け取れ、必要資金が生じたときに
解約し、充当が可能なものであり、解約しなければそのまま老後資金として
の利用も可能となる。
最後に・・・・
専門家であるFPでも、保険という商品の選択にはいろいろな考え方があり価値観が異なる
ため一概ではありません。一般の方は、ネーミングやコマーシャルに左右される傾向が多いの
ですが、個人のライフプランを考慮し、定期的に保険を見直していくことが必要でありそのた
めには、保険の知識は欠かすことのできないものであるといえるでしょう。