Japanese Society for the Science of Design
NII-Electronic Library Service Japanese Sooiety for the Soienoe of Design
来
賓祝
辞
Guest’
sCongratulatory
Address宮 島 久 雄 意 匠 学 会 会 長
本日 は
、
日本デ
ザ イン学 会50
周年記念 式 典に、
意 匠 学 会 代 表と し て お招きいただ き、 祝 辞 を延べ る機 会を与 えて いた だき ま し た こ と を、
まことに光
栄に 存じて お り ます。20
世紀 後 半か ら21
世 紀に か けて の こ の半 世 紀、
日本デ
ザ イン学会
会 員の皆様
が多
くの 研 究 成 果を あげら れ、
学 会が着 実に発 展 さ れて こら れ たこ と に対 しまして、
あらため て心か ら お祝い の 言 葉 を述べ る次 第で あ り ま す。
意 匠学 会は
、
日本デ
ザ イン学 会よ り も6
年遅 れ て、
京 都に創
立さ れ、
そ れ 以後 関 西を中心に活 動して い る学 会であ ります。 意 匠学 会は、
同じ 「デ
ザ イン学
」 を研 究 対 象と す る学
会と して、
と りわ け1980
年 代 半 ば 以降、
日本
デ ザイ ン学 会とはつ ね に友 好 的な関 係 を保っ て き ま し た。私
が承 知し て い るだけで も、
1984 年
と1991
年に、
両学 会の大 会に会 長 を相互 に招 待しあいました。1999
年に は、
私 自身が、
京都 で 開 か れ た 日本
デザイ ン学 会理事 会昼食 会にご招 待 を 受 けて出 席し、
交 流 を話し合い ま し た。
ただ、
そ れ以 上 に進 展し ていない こと は残念に存じております。両 学 会の交 流は
、
こ の よ う な 人的
な ものだけ でな く、
両 学会
が1985
年
に 日本 学術 会 議の学 会と して登 録さ れ て か ら、
と くに哲 学 研 究 連 絡 委 員会 所 属の芸 術 学 研 究 連 絡 委 員 会に、
各期交
互に委 員を派 遣 する という 形で、
親 密に連 絡をと り あいな が ら、
日本の 「デザ イン学」研究
に貞献してき ました。
第13
期の学 術会 議に登 録 され たのち、
続く第14
、
15
期の2
期
は、
両 学 会と も に、
学会
と し て の登 録を拒 否 され、
ため に両 学 会は歩
調を あ わ せて異 議の申し 立 て を行い、
第16
期に は再び登 録が認め られ、
ま も な く第19
期に 入ろう と して お り ます。こ の学 術 会 議も ま も な く改 革さ れ るよ うで
、
登録 当初に あ り ました 「デ
ザイン学」 を研 究 する学 会は一
つ で あ るべ し、
とい う学 術会議か らの要請が継 続 して存 続 するか ど う か は不 明です。
し か し、
と りわ け両 学 会に席を 置い て い る会 員にとっ て、
そ のよ う な 要 請は切 実な もの と思わ れ ます。
意匠学 会 発 足 当初
に、
ひ とつ の学
会として成 立さ せよ うという動き が あっ た よ うです が、
日本デ
ザ イン学会
の側 で の 「関 西 支 部」 というイメー
ジ、
意 匠学
会の側で の 「東部
会、
西部
会」とい うイ メー
ジが 合 致しな かっ たの ではないか と想 像してお り ます。
「東 部会、
西部
会」 という運 営形 態 は美学
会、
美 術 史 学 会のもの で、
現 在も当 初の姿で運 営されてお り ます。 美 学 会、
美術
史 学 会の両 学会
は と も にこ の方
式の もと で創 立さ れ たの であ り まし て、
日本デ
ザ イン学会
と意 匠 学 会の よ う に創
立の時期
を異にする な か で、
あと か ら運 営方
式を統一
するこ と は非 常に難しいということだと いうことなの で しょう か。
個人的 意 見で は ありますが
、
日本に おける 「デ
ザ イン学」 の研 究が、
も し 同 じ 目標を持つ もの で ある な らば、
ひとつ の学 会の も と に統 合さ れ て行わ れ る ほう が望ま しいで しょ う。今
後、
両学
会がこれ まで 以上 に友好
関係を発 展さ せ、
日本 デ ザ イン学 会の栄 え ある歴 史の次の50
年の間に、
し か も で き るだけ 近 い将 来に、
な ん らかの 進 展が ある こ と を心か ら願っ てお り ます。
デ ザ イン学 研 究 特 集 号 SPECIAL ]SSUE OF JSSD Vol