我々
の
価値観
と
規範
成功
の
基盤
スーパーバイザーまたはマネジャー まず
、自分
の責任範囲
をよく理解
している人(
スーパーバイ ザー)
に相談
してください。
Human Resources
管理者
や他
の社員
が関与
する懸念
などの社員
に関
する問
題
に つ い ては、所属地域
の人事担当者
に問
い合
わ せ てく ださい。
法務部門
法務部門
は、規制
および容認
できるビジネス慣行
に関
する問題
に つ いての助言
を行
っています。
それぞ れ の ビジネス グループには弁護士
が任命
されています。
財務担当
ディレクター財務問題
に関
する質問
につ いては、自分
が属
するビジネス ユ ニットに任命
されている財務担当
ディレクター に問
い合
わせてください。
Global Compliance Organization
部門
コ ン プ ラ イアンス責任者、地域
コ ン プ ラ イアンス責
任者、在住国
コンプライアンス責任者
が、会社
の方針
およ び ビ ジ ネ ス
慣行
に関
する問題
の解決
を支援
しま す。
ま た、Office of Ethics、
プライバシーオフィス、
およびGlobal
Safety and the Environment
などのGlobal Compliance
Organization
の担当者
も支援
の態勢
を整
えています。
Office of Ethics
状況
により、
「我々
の価値観
と規範」
に つ いての質問
や懸念
に つ いては、部門/勤務地以外
の人
と話
し合
った ほうがよ い場合
があります。Office of Ethics
は、
このような疑問
に対
する回答
や懸念
へ の対応策
を得
る際
に利用
で きる社内
サ ポートです。
「我々
の価値観
と規範」
に関
する問題
や規範、法
律、規制違反
につ いての懸念
は、
い つでもOffice of Ethics
に相談
してください。業務遂行
に関
する問題
を提起
するい か なる社員
や第三者
も、報復
から保護
され ま す。
このよう な措置
は、調査
に協力
して情報
を提供
する人
にも適用
され ます。
アドバイスライン アド バ イスライン は、
「我々
の価値観
と規範」
に つ いての懸
念
や違反
の疑
い に つ いて相談
できる、社外
の機密窓口
で、
24時間、365日利用
できます。通訳者
も待機
しているので安
心
です。
業務支援情報
メルク
/MSD社員
のための
支援
リソース
取締役会
の監査委員会
取締役会
の監査委員会
は、会計、内部統制、
または監査事案
についての不服
を申
し立
てたり、疑
わしい会計事案
や監査事
案
に関
する懸念
を秘密裏
または匿名
で提出
したりするためのプロセスを設定
しています。監査委員会
に質問
や懸念
を訴
えるときは、Office of Ethics
またはアドバイスライン(前述
の連絡先番号)
まで連絡
してください。皆
さんからの訴
えは、取
締役会
の監査委員会
の委員長
に転送
されます。
OFFICE OF ETHICS
の連絡先
•
直通
ダイヤル: 1 (908) 423-4478
フリーダイヤル: 1 (800) 990-1146
FAX番号(社外秘)
: 1 (908) 735-1565
•
電子
メール:maureen.mcgirr@merck.com
アドバイスラインの連絡先
•
オンラインアクセス:http://www.TheAdviceLine.com
•
直通
フリーダイヤル: 1 (877) 319-0273
•
在住地
のテレフォンオペレーターを呼
び出
し、
1 (704) 323-4005
という番号
をコレクトコールでダイヤ ルしてもらいます。
メルク
/MSD社員各位
1999年
に小冊子「我々
の価値観
と規範」
を初
めて発表
してから12年
が過
ぎようとし ています。
この12年
は、
メルク/MSD、業界、世界
にとっても大
きな変化
を遂
げた時代
です。我々
は、
メルク/MSD
のあらゆるレ ベルにおいて新
しい技術、新
しいリ ーダーシップ、新
しい組織構造、新
しいビジネスモデル、
そして新
しいビジネス手
法
に伴
う課題
にこれまでと同様
に直面
しなければなりません。
この小冊子
の頁
を めくるた び に、私
は、
メルク/MSD
の基本的
な価値観
と規範
の確固
たる信念
に感動
を受
けるので す。
これ は、変化
の激
しい世界
でビジネスを行
うた め の指針
となっています。正直、誠実、
そして高
い行動規範
は、新
しいメル ク/MSD
を構築
するための基盤
です。
この「我々
の価値観
と規範」第III版
では、変
わらぬ価値観
と規範
をあらためて表明
し、新
たな課題
に取
り組
むため の新
たな価値観
について取
り上
げています。
たとえば、
この第III版
では、
ソーシャルメディアの利用規範
だけでなく、
私生活
における規範
の向上
について述
べられています。皆
さんには、
「我々
の価値観
と規範」第III版
を熟読
し、患
者様
に奉仕
するあらゆる場面
においてメルク/MSD
の倫理
と誠実
さを我々一人
ひとりがどのように高
めていけ ばよいか、
よく考
えていただきたいと思
います。
我々
の使命
は、人々
の命
を守
り、生活
をより快適
に する画期的
な製品
や サ ー ビスを発見、開発、提供
すること で す。我々
がどのように変化
を遂
げ、
どれ ほど成長
しようとも、
「我々
の価値観
と規範」
に体現
されているメル ク/MSD
の本質
は不変
です。
これらの価値観
と規範
は常
に、成功
の基盤
であり続
けます。
Kenneth C. Frazier
社長兼最高経営責任者
目次
はじめに ... 4 リソース ... 6 私たちの顧客 ... 7 製品とサービスの品質 ... 7 副作用または製品の品質に関する苦情 ... 7 誠実なコミュニケーション ... 7 臨床試験 ... 8 科学分野および学術分野における誠実性 ... 9 製造販売後調査 ... 9 ギフトと接待 ... 9 ギフトの贈与 ... 9 ギフトの受領 ... 10 食事と接待の提供 ... 11 会議・シンポジウムへの招待 ... 11 公正な競争... 12 競合情報収集 ... 12 データの保護および患者様/消費者のプライバシー ... 13 同僚社員 ... 15 職場環境 ... 15 社員のプライバシー ... 15 公平な扱い... 16 健康と安全 ... 16 薬物とアルコールの乱用 ... 17 職場での嫌がらせ ... 17 職場での暴力 ... 17 セクシュアルハラスメント ... 17 親類縁者・友人の雇用 ... 18 私たちの株主 ... 19 利益の競合... 19 会社資産の使用 ... 20 コミュニケーションツールの個人使用 ... 20 ソーシャルメディアの利用 ... 21 社内情報の保護 ... 22 帳簿・記録文書への正確な記載 ... 23 正確な情報公開 ... 23 インサイダー取引 ... 24 私たちのサプライヤ ... 25 サプライヤの選択... 25 サプライヤの扱い... 25 ギフトの受領 ... 25 食事と接待の受領 ... 26 私たちの地域社会 ... 27 慈善活動と地域社会投資 ... 27 人権 ... 27 広報 ... 28 環境スチュワードシップ... 28 業務慣行 ... 29 動物福祉 ... 29 不適切な支払い ... 29 代行業者の利用と選択 ... 30 法律・規則の遵守... 30 米国の医療に関する法律 ... 30 ボイコット(排斥運動) ... 31 経済制裁およびその他の輸出入規制 ... 31 政治活動 ... 31 懸念の表明 ... 32 不正行為の疑惑に対する調査 ... 33 匿名性と機密性 ... 33 報復 ... 34 安全に発言できる文化を構築する経営幹部の責任 ... 34目的
メルク/MSD
では、
「我々
の価値観
と規範」
が常
に成功
の基
盤
となってきました。
この価値観
と規範
が、私
たちが成功
す る上
での大切
な役割
を果
たしてくれる医療社会、公務員、規
制当局、金融市場、顧客
そして患者様
に信頼
と自信
を与
えま す。
しかしそれ以上
に大切
なことは、
この価値観
と規範
が社
員
の信頼
と自信
の源泉
となり、
メルク/MSD
の偉大
な業績
へ の誇
りとやる気
へ の原動力
となっていることで す。
そうで す。私
たちにとって重要
な の は成果
で す。
それと同時
に、成
果
を達成
する方法
も重要
です。
ここ数年
で、
メルク/MSD
のビジネス活動
を行
う方法
は大
きく変
わりました。
しかし、私
たちが変化/成長
しても、命
を救
い生活
を豊
かなものにする革新的
でユニークな医薬品
と サービスを提供
するというメルク/MSD
の中核
は変
わりま せん。
「医薬品
は
人々
のため に あ る のであ
り
、利益
のためにあるのではないこと
を
決
して
忘
れてはなりません
。利益
は
結果
として
得
られるものであるという
ことを
我々
が
銘記
していれば
、利益
が
失
われることは
決
してないでしょう
。
どのようにすればすべての
人々
に
最良
の
医薬品
を
届
けることができるでしょ
うか
。
その
答
えを
見出
し
、最高
の
成果
を
全人類
にもたらすまで
休
むことはで
きません
。」
– George W. Merck
「医薬品
は人々
のためにある」--George W. Merck
が1950
年
に述
べ た言葉
が私
たちの価値観
と願望
を表
しています。
しかし、
メルク/MSD
を構成
する一人
として日々
の業務
に お いて、
あるい は意思決定
をする上
で、
ときとしてその意味
が漠然
とすることがあります。本小冊子
は、私
たちの重要
な利害関係者
である顧客、社員、株主、
サプライヤや地域社会
に対
する私
たちの行動
に関
する規範
を通
して、私
たちの価
値観
がどのように適用
されるかについて詳
しく説明
すること を目的
としています。
適用範囲
本行動規範
および関連
するすべてのコーポレートポリシー は、
メルク/MSD
を代表
してビジネス活動
を行
うすべての人
が会社
に か か わる事項
を取
り扱
う際
に適用
されます。
こ の中
には、社員、経営幹部(最高経営責任者、最高財務責任
者、経理担当責任者
など)、取締役会
のメンバー、代行業者、
顧問、契約社員
などが含
まれます。例外的
な状況
で会社
の規範
の適用
が免除
される正当
な理由
がある場合
は、適切
な権限
を持
つ管理職者
が対処
します経営幹部
と取締役
につい ては、取締役
また は取締役会
によっての み規範
の適用
を免
除
することができます。免除
はそれ自体
が適法
である必要
があり、株主
に対
して遅滞
なく公表
されます。
説明責任
私
たち一人
ひとりは本行動規範
に定
められた価値観
や規範
を忠実
に守
り、
メルク/MSD
の関連方針
に準拠
し、基準
を満
たしているか確信
が持
てない場合
は問題提起
をする責任
があります。規範違反
に対
しては解雇
を含
む懲戒処分
など の是正措置
が適用
されることがあります。
アベイラビリティ すべての利害関係者
に は当社
の ビジ ネス慣行
を知
る権利
があります。
「我々
の価値観
と規範」
の小冊子
は一般
に公開
されており、www.Merck.com
からアクセスすることができ ます。
はじめに
私たちの事業は人間の生命 並び に動物の健康の維持向 上を目的としています。私た ち の行動は す べ てこの目標 の達成度合によって計られ ま す。何よりも、当社の製品 や サ ー ビスを適切な方法で 患者様に利用して い た だく ため、私たちの持てる限りの 能力を注ぎます。私たちは最 高の専門知識並び に医療供 給システム を提供する た め に全力を尽くします。医療専 門家や消費者の最も重要な ニーズを認識し、そのニーズ を満足させる た め に あらゆ る資源を投入します。 メルク/MSDの成功は社員 の誠実性、知識、想像力、技 能、多様性、柔軟性並び にチ ー ム ワ ークに か かって い ま す。その た め、私たちは お互 い に尊敬し激励し合うチ ー ム ワ ークの ある環境作りに 努力して い ま す。つ まり、貢 献度や成果に報い、社員の ニ ーズ に敏感に応えるよう 努力しています。 才能のある人財を惹きつけ、 その能力を最大限に発揮で きる職場の雰囲気を作り出 すことが課題です。各自がお 互い を信頼し尊敬で きる雰 囲気作り、また生産性の高い 職場環境作りを推進する責 任を負います。これらの責任 が具現化されているのが、次 のリー ダ ー シップ ビ ヘ イ ビ アーです。40ページを参照し てください。 私たち が目標を達成で きる かどうかは、最先端の研究開 発へ の投資を推進で きるよ うな財務実績を維持で きる かどうか に か かっています。 これを維持できれば、私たち は効果的な製品と革新的サ ービスを提供できるのです。 私たちは実績に関する率直 か つ正確な情報を適切な時 期に株主に対して提供し、一 般向けの報告書やその他の 伝達手段を通して明確に開 示するよう努めます。 健全な企業市民で あること は、適用されるすべての法律 に従うということです。また、 健康と環境維持を推進させ るプ ログラム や医療を向上 さ せるプ ログ ラム を サ ポ ー ト することで私た ち は社会 に貢献しており、その範囲は 私たち が事業を運営する地 域のコミュニ ティから全国・ 世界規模にまで及んで いま す。私た ち の活動の す べ て は、「世界をより健康に する お手伝い」という企業責任原 則に従っています。 私たち は サ プ ライヤとの相 互利益関係の確立を目指し て い ま す。私た ち の成功に 重要な パ ートナ ー で あると 認識し、率直・公平に か つ敬 意をもってサプライヤに接し ます。また、サプライヤ は私 たちと同様の事業規範と価 値観に基づ き、当社に関連 する事業活動や当社の代理 としての事業活動を行うこと が期待されています。
私
たちのお客様
同僚社員
私
たちの株主
私
たちの地域社会
私
たちのサプライヤ すべての利害関係者には、 当社のビジネス慣行を知る権利があります。 「我々の価値観と規範」の小冊子は 一般に公開されており、 www.Merck.comからアクセスすることができます。我々
の価値観
と規範
たとえ
細部
まで行
き届
いたガイドラインでも、職場
で直面
す る難題
をすべて予測
できるものではありません。
したがって事業活動
に つ いて疑問
があるときに は、追加
の サ ポ ートが有用
です。
本小冊子
は当社
の規範
に関
する手引
きとしての役割
を果
た すものであり、
その中
に はよくある質問
も含
まれています。
本小冊子
は会社
の方針
や規範
を網羅
して書
かれたものでは ありません。本小冊子全体
にわたり、社員
からの実際
の質問
に対
する答
えを掲載
しています。数々
の問題点
に関
する補
足的説明
は、関連
する企業
ポリシーをご覧
ください。
これら のポリシーは、
インターネット(http://policy.Merck.com)
か らアクセスできます。
これらによっても疑問
が満足
に解決
されない場合
には、上長
と疑問
につ いて話
し合
ってください。法務、財務、人事、
グロ ーバルコンプライアンス部門
などの専門
スタッフや、Office
of Ethics、
アドバイスラインなどのサポートも利用
できます(
これらの サ ポ ート利用
に関
する詳細
は「業務支援情報
ペ ージ」
をご覧
ください)。方針
の明確化
や「
グレ ーゾーン」
に対処
するた め の支援
が必要
な場合、
また は私
たちの規範、
法律
および規制
に違反
している疑
いがある場合
には、
このう ちどのサポートも利用
できます。
判断
テスト判断
テストは、行動
が適切
かどうかを決定
するの に役立
つ基準
となります。次
のように自分
に問
いかけてみてくだ さい。
•
この行為
は適法
であるか• 私
たちの規範
や方針
に文言
どおり従
っているか• 私
たちの規範
や方針
の精神
に則
っているか•
新聞
に載
ったときにどういう印象
を与
えるか。不適切
に見
えるか、当惑
するか どのようにすべきか判断
が つ か な い場合
は、上長
に連絡
するか、「業務支援情報
ペ ージ」
にあるサ ポ ートのガイダ ンスに従
ってください。
リソース
事業活動についての疑問に対する回答を探しているときには、本書に記載 されているメルク/MSDサポートを利用してください。Q
どの内容
も私
には直接関係
がない気
がするのです が、
な ぜこの小冊子
を読
まな けれ ば ならな い ので すか。
A
会社全体
の、
グローバ ル な文書
としては、項目
やト ピックによっては、特定
のグループや部門
に該当
し ても、
ほ か の部門
に は そ れ ほど関係
が な いように見
える場合
があります。
しかし、社内
の他
の部門
で どのように事業
が運営
されているかを知
るよい機
会
ともいえます。
Q
メルク/MSD
で は規範
に関
して一種類
の冊子
し か作成
しないのはなぜですか。特定
の地域
に関連
した問題
に対応
する冊子
を作
らない理由
を教
えて ください。
A
メ ル ク/ M S D
の価 値 観
と規 範
は世 界 共 通
で す。私
た ち が活 動
を行
う す べ て の場 所
で、同
一
の高
い倫理基準
を もち な が ら事業
を展開
す る よう努
め て い ま す。
し か し そ れ と同 時
に、
こ れ ら の規 範
に加
え て法 律
や規 則
の実 際
の適
用
は地域
に よっ て違
い の生
じ る お そ れ が あ り ま す。会 社
は、
あ る地 域 特 有
の問 題
に対 応
す る際
に役立
つ様々
な サ ポ ート を提供
し て い ま す。Global Compliance Organization、Office of
Ethics、
アドバイスラインといった全社的
なサポー トに加
え、上長、人事
の担当者、部門
の弁護士、所
属地域
の財務担当
ディレクター、部門、地域、
およ び所在国
の各
コンプライアンス責任者
などに相談
することもできます。
Q
私
は管理者
です。部下
の一人
がビジネス倫理
の問題
を伝
えてきました。
この状況
をどう処理
していいのか わかりません。使用
できるサポートはありますか。
A
ほとんどの場合、最初
に相談
する相手
は上長
です。
また、Office of Ethics
ではすべてのビジネス倫理
問題
を処理
するガイダンスを提供
でき、特定
の配
製品
とサービスの品質
私
たちは製品
の研究
や開発、
また製造、
パッケージング、検
査、供給、販売
に関
して、顧客
や規制当局
から要求
される以
上
のものを達成
できるよう努力
しています。質
とは、最高
に価値
のある製品
とサービスを適時届
けることで常
に要求
や期待
に応
えることを意味
します。私
たちの顧客
には、患者、医
療専門家、医療機関、政府当局、卸売業者
や販売業者
の方々
が含
まれます。
私
たちの業務全般
における質
の改善
は、研究室
での製品研
究
から患者
さん による製品
とサ ービスの利用
まで、生活
の質
の向上
を目的
とした革新的
な製品
やサービスの提供
には不可欠
なもので す。私
たちの業務
にお ける質
につ いての目
標達成
の可否
は、事業活動
のあらゆる面
で顧客
のニーズに耳
を傾
け、
かつ尊重
できるかどうかにかかっています。
Q
生産
スケジュール からか なり遅
れており、
プレッシ ャーを感
じています。生産
を早
めるた め に生産工
程
をいくつか変更
してもよいでしょうか。
A
お そらく難
しいと思
わ れます。私
たち は製造工程
を簡素化
してできる限
りの効率化
を目指
していま す が、現行
の製造手順
を変更
する際
に は、適切
な段階
を経
て承認
を得
ることが必要
で す。
そ の中
に は政府
の規制当局
が要求
するものも含
まれていま す。
またそれ以外
にも、当社独自
の品質基準
で要求
するものもあります。必要
ないと思
われる工程
があ るかもしれません が、品質管理
に重要
な役割
を果
たしているということもあります。
さらに詳
しい質
問
また は工程
の改善方法
に関
しては、行動
を起
こ す前
に、
あなたの上長
か施設
の品質管理
を担当
す る部署
の責任者
に相談
してください。
副作用
または製品
の品質
に関
する苦情
私
たちは全員、人々
の健康向上
を図
るというメルク/MSD
の取
り組
みを支援
する役割
を担
っています。最
も重要
な責
任
の1
つは、副作用(AE)
や製品
の品質
に関
する苦情(PQC)
をメルク/MSD
に知
らせることで す。私
たちは全員、処方
薬、市販薬(OTC)、動物薬
などのメルク/MSD
の製品
を使
用
して発生
したあらゆるAE
またはPQC
について報告
する義
務
があります。
Q
パーティーの出席中
に、参加者
がメルク/MSD
の医薬品
の1
つに副作用
があると私
に言
いました。
こ のような場合、会社
に報告
する必要
はありますか。
A
は い、
すぐ に報告
してくだ さ い。患者様
の安全
の た め に、私
たちは副作用
につ いての すべての苦情
を把握
してお か な け れ ば なりませ ん。苦情
に気付
いてから24時間以内
に、指定連絡窓口(DPOC)
チ ーム のメン バ ー に連絡
を お願
いします。DPOC
チ ームのメンバーは、http://ghh.merck.com/gma/
dpoc.html
で見
ることが で きま す。上長
ま た はOffice of Ethics
に連絡
することもでき、彼
らが適切
なサポートに照会
してくれます。
誠実
なコミュニケーション人々
の生命
は、製品
やサービスの質
だけでなく、医療社会
や一般
の人々
に提供
する情報
の質
にも左右
されます。当社
の製品
や サ ービスの供給状況
や納入
に つ いての情報
も含
め て、私
たちの顧客
に届
く全情報
は、有用
かつ正確
で関連
する科学的裏
づ けがあり、誠実
か つ公平
で適切
な手段
によって提示
される必要
があります。
つまり、処方薬、生物製剤、
およ びワクチンに関
する宣伝活動情報
に用法
や用量
についての詳細
が含
まれている場合
は、
その用法
での有効性
とともに、
すべての副作用、使用上
の注意、警告
や禁忌
の概要
も説明
しなければなりません。
(法律
または規則
で別途要求
されて いる場合
を除
く)
メルク/MSD
で は、未承認
の製品
につ いて、
その使用促進
を目的
とした情報開示
はしません。
た だし研究成果
を科学
その他
の通信
メディアを通
じて広
めることも含
め、製品
に関
する科学情報
の十分
かつ適切
な交換
は制限
されません。
私
たちの
顧客
当社は高品質の製品、サ ー ビス、および情報を提供するた め努力してい ます。Q
私
はメルク/MSD医薬品
のMR
で す。製品
の添付
文書
にない用法
を医師
に薦
めたり宣伝
すべきでな いことはわ かっています。
しかし医師
からそのよう な用法
につ いての質問
を受
ける場合
は、研究内容
や同様
の用法
で処方
している他
の医師
を紹介
して もいいですか。
A
一般的
に、
メルク/MSD
のMR
は製品
の添付文書
に記載
されていない情報
を直接医師
に提供
できな いことになっています。製品
の添付文書
に記載
され ている目的以外
で の製品
の使用
はメルク/MSD
で は推奨
しな いことを医師
に伝
えるべきでしょう。
た だし、医師
がそれ以上
の情報
を必要
とする場合
には、
そのような依頼
は当社
のMedical Services
Department
に照会
することができます。
この部門
は、例外的
ケースに限
り、
そのような情報
を医師
に直
接提供
する権限
を有
しています。
Q
不適切
と思
われる臨床試用医薬品
の提供依頼
はど のように取
り扱
えばよいでしょうか。例
としては、整
形外科医
からJANUVIA
®の提供
を依頼
され た場
合
などです。
A
会社
の方針
に照
らしてその医師
による臨床試用医
薬品
の使用
が不適切
と考
える理由
がある場合
は、
医師
がそのような依頼
をした理由
を明確
にするこ とをお勧
めします。医師
がその臨床試用医薬品
を実際
の診療現場
で の製品評価
の た め に患者
さん に使用
しな い など、
そ の依頼
が不適切
で あると判
断
した場合
は臨床試用医薬品
を提供
することはで きません。臨床試用医薬品
の不適切
な使用
は会社
の方針
に反
する行為
で す。
また場合
によっては違
法
となる可能性
もあります。医師
へ の臨床試用医
薬品提供
に関
する会社
の方針
を明確
に説明
し、更
に調査
するために医師
からの依頼
を上長
に報告
し てください。
Q
会社独自
の行動規範
がある顧客会社
で働
いてい ます。
ときには、
サプライヤとして規則
に従
うように求
められます。
どちらの規範
に従
う必要
があります か。
A
メルク/MSD
の社員
として、
すべての業務状況
に お いてメルク/MSD
の規則
に従
わ な け れ ば なり ません。製薬会社
としてメルク/MSD
には非常
に高
い基準
の包括的
な規範
があります。
しかし、営業
活動
をしている際
に、顧客要件
がもっと厳
しい状況
(
ギフトや質素
な供応
の全面禁止
など)
があること臨床試験
当社製品
の安全性
と有効性
は、試験
にボランティアとして参
加
してくださる方々
に対
して行
われる臨床試験
によって判断
されます。
したがって、
このような試験
の実施
にあたっては、
参加者
の健康
と安全
を第一
に考
え、同時
に科学
と社会
へ の貢献
に努
めることが大切
です。臨床試験
と製品
プロトコール に関
する詳
しい基準
とガイドラインを参照
してください。
Q
私
は営業・
マ ー ケティング部門
に所属
しています が、
ある患者
グル ープ に対
して当社製品
の臨床試
用医薬品
を使
った小規模
な臨床試験
を実施
したい と医師
から依頼
を受
けました。依頼
を受
けることは できますか。
A
できません。臨床試用医薬品
は臨床試験
に使用
で きません。臨床試験
とプロトコールに関
しては詳細
な規準
とガ イドライン が設定
されています。会社
がス ポン サ ーとなる試験
で は、通常会社
がプ ロト コール に基
づ いて製品
を実施施設
に提供
します。
ただし、
これは営業
やマーケティングを担当
する部
門
が行
うので は なく、治験
を管理
する会社
グ ル ー プ(MRL
など)
が提供
するもので す。詳細
につ いて は、Medical Department
また は地域
あるい は所
在国
のコンプライアンス責任者
にお問
い合
わ せく ださい。
私
たちの
顧客
メルク/MSDは、治験被験者の健康と安全の保護 に大きな注意を払って います。これら2人の少女は、生後12か月以上の喘息と生後2年以上の季節 性アレルギー性鼻炎のメルク/MSD製治療薬であるSINGULAIR®の研究 に参加しました。科学分野
および学術分野
における誠実性
私
たちは、自由
な科学研究
および学術研究
が持
つ役割
を認
識
して尊重
し、
これ を医学
や科学、人間
の進歩
に役立
てい ます。
その た め、
メルク/MSD
は、資金援助
しているあらゆ る研究活動
において、
その結果
や結論
に不適切
な影響
を及
ぼさないように注意
を払
っています。臨床研究
は、正規
の医
学研究者
および科学研究者
の指導
の下、高
い医学
および臨
床倫理規範
に従
って行
っています。
医学界
および科学界
との緊密
な連携
と交流
は、
ワクチンを はじめとする革新的
で効力
の高
い医薬品
を社会
に提供
する ことで人々
の健康
を向上
させるというメルク/MSD
の使命
に不可欠
です。
このような連携
と交流
は、次
の原則
に従
って推進
する必要
があります。
製造販売後調査
製造販売後調査
により、当社製品
の安全性
と有効性
につ い てさらに詳
しく知
ることができます。重要
な情報
を医師、第
三者支払
い機関
および重要
な意思決定者
に提供
し、
メ ル ク/MSD製品
の適正
な使用
を促進
します。
Q
医師
に聞
いたところでは、競合会社
は医師
が製品
の処方箋
を書
くたびに報酬
を支払
っているとのことで す。私
もこういうことを行
ってもよいのでしょうか。
A
行
ってはいけません。
これは許
される行為
ではあり ませ ん。
た だし、
そ の医師
が正式
な製造販売後調
査
に参加
していることが考
えられます。
その場合
に は、調査
に参加
することによって増
える業務
に対
し て医師
に何
らか の補償
をすることも適切
かと思
わ れます。
た だし、
これ は医師
が書
く処方箋
とは無関
係
です。
Q
得意先
の医師
に当社製品
での使用経験
を獲得
して もらうために「臨床試用」
を実施
するよう勧
めれば、
競合品
から当社製品
に切
り替
えるよう説得
できると思
うのですが、
これはしてもよいことでしょうか。
A
してはいけません。当社製品
を使
った臨床試用
を、
医師
に患者
への投与薬
を当社製品
に切
り替
えても らう目的
で利用
したり、当社製品
の使用
を続
けても らう目的
や処方
を増
やしてもらう目的
で利用
するこ とは許
されません。同様
に、外見上
そのようにとら れる場合
も臨床試用
を実施
することはできません。
臨床試用
を利用
できるの は、臨床
の場
で製品
の使
用状況
を直接観察
し、
メルク/MSD
と医師
が患者
様
の治療
を改善
する上
で役立
つデータを入手
する場合
に限
られています。
この場合、医師
との契約並
び にプロトコー ル(
デ ータの必要性
が明確
にされ たもので、
プログラムの結果
がどのように使用
され るかを詳述
したもの)
が必要
になります。
ギフトと接待
ギフトの贈与
私
たちは当社製品
やサービスの長所
を競
い、顧客
に対
し不
適切
と見
られるような行動
を避
けたいと考
えています。現金
またはそれ以外
のギフト(
サービスを含
む)
を顧客
に贈
るこ とは、利益
の競合
や利益
の競合
が生
じる深刻
な問題
になっ ています。
そのため、
ギフトを贈
ることは、下記
の例外
を除
い て禁止
されています。
ある文化圏
に お いては ギフトの贈与
が習慣的
に行
われ、
また当然
のこととして期待
されるという状況
があるということは認識
しています。
このような状況
に ついては慎重
な検討
が必要
です。
また、Legal Department
との協議
の上、所属地域
また は部門
のvice president
から の文書
による事前承認
が必要
となります。
顧客
である医師
に対
する場合:
医師
の決断
は患者
さんの健康
のみを基準
に下
されていると いう一般的
な信頼
を損
なわ な い た め にも、私
たちは顧客
で ある医師
に対
して物品
や金銭
の贈答
を行
いません。
ただし、
当社製品
に関
する情報
を提供
する活動
の一環
として、知識
の向上
に役立
つもの や診療行為
に関係
するもの国内
で承
認
され たもの(純粋
に教育的
な目的
をもった医学
テキスト など)
を特別
に贈
ることは可能
です。医師
の診療
に関連
して いる場合
に限
り、少額
の販促用物品(
ペン、
メモ帳、
カレンダ ーなど)
も許可
の対象
となります。中
には医師
へ のギフトに関
する現地法
や業界
の規則
に基
づき、
より厳格
な方針
を定
めている地域
もあります。詳細
なガイダンスについては各地
域
の社内弁護士
に相談
してください。
医学界
および科学界
に関連
する、
メルク/MSD
が資金提供
ま た は支援
して いる す べ て の活動
は、
その補助機関
を含
め、業界規範
に合致
し、明
確
な ビジ ネス目的
を持
ち、高
い倫理規範
と誠実
さに従
い、患者様
の健康
と安全
を最大限
に尊重
して実行
する必要
があります。
その