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航空法第137条第3項の覚書並びに航空交通管制職員試験及び千歳飛行場、名古屋空港に対する協定に関する通達

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航空法第 137 条第3項の覚書並びに航空交通管制職員試験及び千歳飛行場、名 古屋空港に対する協定に関する通達 昭和 36 年 11 月2日 陸幕発5第 442 号 改正 昭和 48 年 12 月 12 日陸幕航第 808 号 平成 10 年 3 月 23 日陸幕運第 145 号 平成 19 年 3 月 28 日陸幕法第 61 号 各方面総監 中央即応集団司令官 中央管制気象隊長 殿 航空学校長 陸上僚幕長の命により 総務課長 (例規 99) 航空法第 137 条第3項の覚書並びに航空交通管制職員試験及び千歳飛行場、 名古屋空港に対する協定に関する通達 標記の件、別冊第1のとおり運輸大臣と防衛庁長官との間に覚書が交換され、 また運輸省航空局長と防衛庁防衛局長との間に協定が結ばれたので、関係者に 周知徹底させられたい。 なお、管制官の国家試験については、別冊第2「航空交通管制職員試験規則」 により近く実施されるので、受験資格者に対し受験準備を実施させられたい。 試験実施の細部については、別に通達する。 添付書類:別冊第1「航空法第 137 条第3項の規定に対する運輸大臣と防衛庁 長官との間の覚書」 別冊第2「航空管制職員試験規則」(略)

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別冊第1 航空法第 137 条第3項の規定により運輸大臣が防衛庁長官の行なう業務の運営 に関する事項について行なう統制の範囲に関する覚書 運輸大臣及び防衛庁長官は、航空法第 137 条第3項の規定により運輸大臣が 防衛庁長官の行なう業務の運営に関する事項について行なう統制の範囲につい て、次のとおり覚書を交換する。 昭和 36 年 10 月 16 日 運輸大臣 齊藤 昇 防衛庁長官 藤枝 泉介 第1条 運輸大臣は、防衛庁長官に委任した業務の実施の方法について、運輸大 臣が当該業務の実施の方法について定める基準と同一の基準を高めるように指 示することができる。ただし、防衛庁長官は、運輸大臣が支障がないと認めた 場合は、当該基準と異なる基準を定めることができる。 第2条 運輸大臣は、防衛庁長官に委任した業務に関し、防衛庁長官に報告を求 めることができる。 第3条 運輸大臣は、その職員に、防衛庁長官に委任した業務に関し、その実施 の状況及び施設を視察させることができる。 第4条 運輸大臣は、防衛庁長官に委任した管制業務を実施しようとする自衛隊 の隊員について、航空交通管制技能証明を行うことができる。 2 運輸大臣は、前項の航空交通管制技能証明を有する隊員以外の者に管制業務 を行なわせないように防衛庁長官に対して指示することができる。 第5条 運輸大臣は、管制業務の統一ある実施を確保するために必要があると認 めるときは、防衛庁長官に対し委任した業務の実施方法等について助言し、又 は勧告することができる。

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自衛隊の隊員であって航空管制業務に従事するものに対する試験等に関する 協定 運輸省航空局長及び防衛庁防衛局長は、航空法第 137 条第3項の規定により 運輸大臣が防衛庁長官の行なう業務の運営に関する事項について行なう統制の 範囲に関する覚書第4条第1項の規定に基づき、自衛隊の隊員であって航空交 通管制業務に従事するものに対する試験等について次のとおり協定する。 昭和 36 年 10 月 16 日 運輸省航空局長 今井 栄文 防衛庁防衛局長 海原 治 第1条 運輸省は、防衛庁が航空交通管制職員試験規則(昭和 32 年運輸大臣達第 9号。以下「試験規則」という。)及び試験規則第 10 条の規定により航空局長 の定める細則(以下「細則」という。)の定めるところに準じて実施する研修 を履修した自衛隊の隊員を試験規則第4条第3項の規定により航空局長が基礎 試験を行うことができるものとして指定するものとする。 第2条 運輸省は、防衛庁が試験規則及び細則の定めるところに準じて実施する 管制業務の実地訓練を受けた自衛隊の隊員を試験規則第4条第3項の規定によ り航空局長が技能試験を行うことができる者として指定するものとする。 第3条 試験規則第4条第2項の技能試験は、自衛隊の隊員については、基礎試 験に合格した年令 19 才(民間航空定期便が使用する飛行場に係る者にあっては 年令 21 才)以上の者について行うことができるものとする。 第4条 自衛隊の隊員に対する試験規則第3条第2項に規定する実技試験は、試 験規則及び細則の定めるところに準じて防衛庁が行う。 第5条 自衛隊の隊員については、試験規則第8条及び第9条の規定を準用する。 この場合において、身体検査の実施、身体検査合格書の交付及び第9条第2項 の認定は防衛庁が行うものとする。 第6条 運輸省は、本協定発効後2年間は、この協定の発効前にアメリカ合衆国 連邦航空庁及び防衛庁が行なった5科目(1航空法規、2飛行場管制方式及び 進入管制方式、4航空保安施設、航空気象及び気象通報式をいう。)の試験に 合格した自衛隊の管制員を試験規則第4条第3項の規定に基づき技能試験を行 うことができる者として指定する。 第7条 航空局長は、前条の規定により指定された者であって技能試験に合格し たものに対しては、有効期間1年間の技能証明書を交付する。ただし、航空局 長は、防衛庁からの申出があった場合であってやむを得ない事情があると認め たときは、引き続き1年以内の期間技能証明の有効期間を延長することができ るものとする。 2 前項の規定により技能証明書の交付を受けた者がその有効期間内に次の各号 に掲げる科目の試験を受け、これに合格したときは、当該技能証明書の有効期 間は無期限のものとする。

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(1) アメリカ合衆国連邦航空庁の行なった5科目の試験に合格した者にあっ ては、試験規則別表第1に掲げるもののうち次の4科目 国内航空法規 誘導管制方式及びレーダー概論 航空航法 航空機概論 (2) 防衛庁の行なった5科目の試験に合格した者にあっては、試験規則別表 第1に掲げる学科試験科目の全部の科目 第8条 この協定の実施について必要な調整を行うため、管制試験協議会を設け る。 2 管制試験協議会の運輸省の代表は、運輸省航空局管制課長とし、防衛庁の代 表者は、防衛庁防衛局第1課長とする。 3 管制試験協議会の構成及び運用は、運輸省航空局管制課長及び防衛庁防衛局 第1課長が協議して定めるものとする。

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航空交通管制業務の防衛庁への移管及び移管に至る間の千歳飛行場における 航空交通管制業務の運営等に関する協定 運輸省航空局長及び防衛庁防衛局長は、千歳飛行場の管理等に関する協定(昭 和 36 年1月9日)第4条の規定を実施するため、航空交通管制業務の防衛庁へ の移管及び移管に至る間の千歳飛行場における航空交通管制業務の運営等に関 し、次のとおり協定する。 昭和 36 年 10 月 16 日 運輸省航空局長 今井栄文 防衛庁防衛局長 海原治 第1条 この協定に定めるところに従い、運輸省は、千歳飛行場管制業務、進入 管制業務及び誘導管制業務(以下「航空交通管制業務」という。)を防衛庁に 移管するものとし、防衛庁は、当該移管についての準備を行うものとする。 第2条 航空交通管制業務の移管は、昭和 37 年1月1日に行うものとし、運輸省 及び防衛庁は、航空交通管制業務の移管の円滑な実施について努力するものと する。 第3条 防衛庁は、この協定の成立後、すみやかに航空交通管制業務の移管を受 けるため必要な航空交通管制員を千歳飛行場に配置し航空交通管制業務に必要 な訓練を実施するものとする。 2 運輸省は、防衛庁が千歳飛行場に訓練のため配置した航空交通管制員(以下 「防衛庁管制員」という。)を管制塔及びGCAの各組に編入し、各組主任管 制官を防衛庁管制員の実務訓練に協力させるものとする。 第4条 前条の規定により配置された防衛庁管制員は、管制塔又はGCAにある 間は運輸省各組主任管制官の指揮に従うものとする。 2 前条の規定により管制塔及びGCAに配置される防衛庁管制員及び運輸省管 制官の増減及び勤務要領については、札幌航空保安事務所長及び千歳管制隊長 が協議して定めるものとする。 第5条 運輸省は、航空交通管制業務に関する協定書(Lettersof Agreement)、 発進帰投方式(SARP)及び運用要領(LOP)を変更しようとする場合に は、あらかじめ防衛庁と協議するものとする。 第6条 防衛庁は、千歳飛行場における航空交通管制業務の用に供する施設並び に航空保安施設及びこれらに関連する器材の維持及び管理を行ない、これに要 する経費を負担するものとする。 2 防衛庁は、器材の機構若しくは性能に重要な変更を加え、又は器材を他に移 設し、若しくは増設し、又は長期間その運用を中止しようとする場合には、あ らかじめ運輸省に協議するものとする。 3 運輸省は、第1項の施設及び器材の整備運用のため、所要の技術員を配置し て自衛隊の実施する訓練に対して助言することができる。

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千歳飛行場における航空交通管制業務の実施に関する協定 運輸省航空局長及び防衛庁防衛局長は、千歳飛行場の管理等に関する協定(昭 和 36 年1月9日)第4条の規定を実施するため、千歳飛行場における航空交通 管制業務の実施に関し、次のとおり協定する。 昭和 36 年 10 月 16 日 運輸省航空局長 今井栄文 防衛庁防衛局長 海原治 第1条 防衛庁は、千歳飛行場における航空交通管制業務の運営にあたっては、 民間航空機の安全かつ能率的な運航に協力するものとする。 2 千歳飛行場における航空交通管制業務は、24 時間運用とする。 第2条 運輸省は、千歳飛行場における航空交通管制業務の実施を統制するため、 所要の職員を千歳飛行場に配置することができる。 2 前項の規定により配置された職員は、随時管制塔及びGCAに立入り、所要 の視察をすることができるものとし、防衛庁は、その職務の実施に必要な便宜 を与えるものとする。 3 第1項の規定により配置された職員は、千歳飛行場における航空交通管制業 務の実施の方法等について意見を述べ、又は勧告を行う場合には、運輸大臣を 経由するものとする。ただし、緊急の場合には、当該職員は、千歳管制隊長に 対し、意見を述べ、又は勧告を行うことができる。 第3条 防衛庁は、航空交通管制業務に関する協定書(Lettersof Agreement)、 発進帰投方式(SARP)及び運用要領(LOP)を変更しようとする場合に は、あらかじめ運輸省と協議するものとする。 第4条 千歳飛行場における航空交通管制に関する諸問題の審議調整を行うため、 現地に千歳飛行場管制運営協議会を設ける。 2 千歳飛行場管制運営協議会の構成及び運用は、千歳基地司令及び札幌航空保 安事務所長が協議して定めるものとする。 第5条 この協定は、昭和 37 年1月1日から実施する。

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千歳飛行場の施設の管理等に関する協定 運輸省航空局長及び防衛庁防衛局長は、千歳飛行場の管理等に関する協定(昭 和 36 年1月9日)に基づき、千歳飛行場の施設の管理等に関し、次のとおり協 定する。 昭和 36 年 10 月 16 日 運輸省航空局長 今井 栄文 防衛庁防衛局長 海原 治 第1条 千歳飛行場の管理等に関する協定(以下「千歳協定」という。)第1条 ただし書に規定する民間航空用施設の設置予定区域(以下「民航用地域」とい う。)は、別図第1のうち赤線をもって囲む区域とし、運輸省の所管とする。 第2条 千歳協定第2条に規定する現に民間航空の用に供せられている建物地域 は、別図第2のうち赤線をもって囲む区域とする。 2 別図第2中青線をもって囲む区域については、駐車場として相互に便宜を供 与する区域とする。 第3条 千歳協定第3条の規定により公共の用に供すべき施設(以下「公共用施 設」という。)として指定することに同意する施設は、次のとおりとする。 (1) 民航用地域が整備するまでの間は、別図第1のうち黄線をもって囲む区 域内の着陸帯、誘導路及びエプロン。ただし、新滑走路竣工後は、別図第 1のうち青線をもって囲む区域内の着陸帯及び誘導路を附加する。 (2) 民間用地域の整備後においては、別図第1のうち緑線をもって囲む区域 内の着陸帯及び誘導路。 第4条 電源ケーブル、通信ケーブル、給排水設備等の財産区分は、別図第1に 掲げる財産区分にかかわらず、実情に応じ、協議の上定めることができる。 2 前項の工作物の管理保全に当っては、相互に便宜を供与するものとする。 第5条 防衛庁は、公共用施設の改修等であって民間航空の利用に影響を及ぼす ものについては、運輸省に協議するものとする。 第6条 公共用施設の維持管理(消防、救難、除雪等を含む。)については、防 衛庁が行うものとする。 第7条 民間航空施設を民航用地域に移設する場合の計画及び実施については、 別途協議して定める。 第8条 前各条に必要な細部事項は、札幌航空保安事務所長及び千歳基地司令が 協議して定めるものとする。

(8)

名古屋空港における航空交通管制業務の運営に関する協定 運輸省航空局長及び防衛庁防衛局長は、名古屋空港における航空交通管制業 務の運営に関し、次のとおり協定する。 昭和 36 年 10 月 16 日 運輸省航空局長 今井 栄文 防衛庁防衛局長 海原 治 第1条 運輸省は、名古屋空港における航空交通管制業務の運営に当っては、小 牧基地所在部隊の行う訓練その他任務のための飛行の実施に協力するものとす る。 2 名古屋空港における航空交通管制業務は、24 時間運用とする。 第2条 防衛庁は、所要の職員を名古屋空港に配置することができる。 2 前項の規定により配置された職員は、名古屋空港における航空交通管制業務 の運営に関し、小牧基地所在部隊と名古屋航空保安事務所との間の連絡を行う ものとし、連絡事項がある場合には、名古屋航空保安事務所長に申し出るもの とする。 第3条 自衛隊の航空機が操縦上の緊急状態にある場合には、自衛隊の訓練指揮 官等の申出又は管制塔主任管制官の要請により、自衛隊の訓練指揮官等は、管 制塔に立ち入り、当該航空機に対して必要な助言を行うことができるものとす る。 第4条 防衛庁は、GCAに装備したSIFの運用及び管理を行なうとともに、 運輸省が航空交通管制業務の実施に必要な限度においてSIFの運用を実施で きるよう必要な措置を講ずるものとする。 2 運輸省は、防衛庁がSIF特殊操作(秘密事項となっている操作をいう。) 又はその訓練を行なう場合及びSIFの整備の必要が生じた場合には、GCA 内にSIF操作員1名又はSIF整備員1名が立ち入ることを認めるものとす る。 第5条 名古屋航空保安事務所長は、前3条に定める防衛庁の業務の実施に関し て必要な便宜を与えるものとする。 第6条 防衛庁が名古屋空港内に設置する移動式訓練指揮所(MCU)と管制塔 との間の業務の調整については名古屋航空保安事務所長及び小牧基地司令が協 議して行うものとする。 第7条 名古屋空港における航空交通管制に関する諸問題の審議調整を行うため、 現地に名古屋空港管制運営協議会を設ける。 2 名古屋空港管制運営協議会の構成及び運用は、名古屋航空保安事務所長及び 小牧基地司令が協議して定めるものとする。

(9)

名古屋空港の航空保安施設及び航空交通管制業務の用に供する器材の管理換 に関する協定 運輸省航空局長及び防衛庁防衛局長は、名古屋空港の航安保安施設及び航空 交通管制業務の用に供する器材の管理換について、次のとおり協定する。 昭和 36 年 10 月 16 日 運輸省航空局長 今井 栄文 防衛庁防衛局長 海原 治 第1条 防衛庁は、昭和 33 年8月 11 日付小牧飛行場の管理等に関する覚書第4 項の規定により、日本国政府が日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助 協定(以下「相互防衛援助協定」という。)第1条の規定に基づき供与をうけ 現に名古屋空港に設備されている航空保安施設及び航空交通管制業務の用に供 する器材であって別紙に掲げるもの並びにその補用部品を、アメリカ合衆国政 府の同意を得て、現状のままで、この協定発効の日から 30 日以内に、運輸省に 管理換するものとする。 2 運輸省は、前項の規定により管理換された器材及びその補用部品(以下「移 管器材」という。)の管理等に関しては、別添アメリカ合衆国軍事援助顧問団 の長の防衛庁長官に対する昭和 34 年2月 13 日付公文の趣旨を考慮するものと する。 第2条 防衛庁は、移管器材に関して相互防衛援助協定に基づくアメリカ合衆国 政府に対する責任を負うとともに、移管器材に関するアメリカ合衆国政府との 間の事務を行うものとする。 第3条 運輸省は、相互防衛援助協定に基づくアメリカ合衆国政府からの要求に より防衛庁が移管器材の全部又は一部についてその返還を求めた場合には、当 該返還要求を行なった日から 30 日以内に、運用可能な状態において、当該移管 器材を防衛庁に返還するものとする。 2 前項に定める場合のほか、防衛庁から移管器材の全部又は一部について返還 の要求があった場合には、運輸省は、次の各号に定めるところにより、移管器 材を防衛庁に運用可能の状態において返還するものとする。 (1) 運輸省及び防衛庁において、当該移管器材が名古屋空港における航空保 安業務及び航空交通管制業務の実施上余剰であることにつき合意した場合 には、合意の日から 30 日以内に返還するものとする。 (2) 運輸省及び防衛庁において、当該移管器材を防衛庁の機関に転用するこ とに合意した場合であって、当該転用が名古屋空港における航空保安業務 及び航空交通管制業務の実施上支障がないよう代替措置がとられたときは、 代替器材の設置以後に運輸省及び防衛庁が協議して定める日までに、返還 するものとする。 第4条 運輸省は、移管器材の機構若しくは性能に重要な変更を加え、又は移管 器材を他に移設し、若しくは長期間その運用を中止しようとする場合には、あ らかじめ防衛庁に協議するものとする。

(10)

第5条 移管器材に関する電波法上の手続は、運輸省が行うものとする。この場 合において、防衛庁は、運輸省に協力するものとする。 第6条 運輸省は、移管器材の整備の実施に当たっては、防衛庁が定める整備の 基準又はこれと同等以上の基準により行うものとし、補用部品等は、米軍規格 (ML)又は防衛庁規格(NDS)に適合するもの若しくはこれらと同等以上 のものを使用するものとする。 2 運輸省は、アメリカ合衆国空軍の技術指令書(TO)の変更に基づき、移管 器材の改修の必要が生じた場合には、防衛庁と協議して改修を実施するものと する。 3 防衛庁は、運輸省から特に要請があった場合には、一時補用部品を立て替え るよう努めるものとする。 第7条 運輸省は、移管器材の維持及び運用に要する経費の全額を負担するもの とする。 第8条 移管器材に関する相互防衛援助協定第7条の規定に基づく観察の便宜の 提供については、運輸省は、防衛庁に協力するものとする。 第9条 移管器材の運用状態に関するノータム発行は、運輸省が行うものとする。

(11)

名古屋空港及び六甲山のTACAN器材及び関連施設の管理等に関する協定 運輸省航空局長及び防衛庁防衛局長は、名古屋空港及び六甲山のTACAN 器材及びこれに関連する施設の管理等に関し、次のとおり協定する。 昭和 36 年 10 月 16 日 運輸省航空局長 今井 栄文 防衛庁防衛局長 海原 治 第1条 防衛庁は、この協定の定めるところに従いアメリカ合衆国政府の同意を 得て、日本国政府が日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定第1条 に基づき供与を受けた別表第1に掲げる名古屋空港のTACAN器材及びその 補用部品を昭和 37 年4月1日、別表第2に掲げる六甲山のTACAN器材及び その補用部品を昭和 37 年2月 19 日に、それぞれ運輸省に管理換するものとす る。 第2条 防衛庁は、前条の規定により管理換したTACAN器材及びその補用部 品(以下「移管器材」という。)に関して日本国とアメリカ合衆国との間の相 互防衛援助協定(以下「相互防衛援助協定」という。)に基づくアメリカ合衆 国政府に対する責任を負うとともに移管器材に関するアメリカ合衆国政府との 間の事務を行うものとする。 第3条 運輸省は、相互防衛援助協定に基づくアメリカ合衆国政府からの要求に より防衛庁が移管器材の全部又は一部について返還を求めた場合には、当該要 求を行なった日から 30 日以内に、運用可能な状態において、当該移管器材を防 衛庁に返還するものとする。 2 前項に定める場合のほか、防衛庁から移管器材の全部又は一部について返還 の要求があった場合には、運輸省は、次の各号に定めるところにより、移管器 材を防衛庁に運用可能な状態において返還するものとする。 (1) 運輸省及び防衛庁において、当該移管器材が航空保安業務の実施上余剰 であることにつき合意した場合には、合意の日から 30 日以内に返還するも のとする。 (2) 運輸省及び防衛庁において、当該移管器材を防衛庁の機関に転用するこ とに合意した場合であって当該転用が航空保安業務の実施上支障がないよ う代替措置がとられたときには、代替器材の設置以後に運輸省及び防衛庁 が協議して定める期日までに返還するものとする。 第4条 運輸省は、移管器材の機構若しくは性能に重要な変更を加え、又は移管 器材を他に移設し、若しくは長期間その運用を中止しようとする場合には、あ らかじめ防衛庁に協議するものとする。 2 周波数及び識別符号の変更については、運輸省及び防衛庁は、協議して行う ものとする。 第5条 移管器材に関する電波法上の手続は、運輸省が行うものとする。この場 合において、防衛庁は、運輸省に協力するものとする。

(12)

第6条 運輸省は、移管器材の整備実施にあたっては防衛庁の定める基準又はこ れと同等以上の基準により行うものとし、これに必要な補用部品等は、米軍規 格(MIL)又は防衛庁規格(NDS)に適合するもの若しくはこれらと同等 以上のものを使用するものとする。 2 運輸省は、移管器材の外注修理及び計画整備については、防衛庁と調整の上 実施するものとする。 3 運輸省は、アメリカ合衆国空軍の技術指令書(TO)の変更に基づき移管器 材の改修の必要が生じた場合には、防衛庁と協議して改修を実施するものとす る。 4 防衛庁は、運輸省から特に要請があった場合には、一時補用部品を立て替え るよう努めるものとする。 第7条 移管器材の定期検査及び臨時検査は、運輸省と防衛庁の合同検査により 実施するものとする。 第8条 移管器材に関する相互防衛援助協定第7条の規定に基づく観察の便宜の 提供については、運輸省、防衛庁に協力するものとする。 第9条 運輸省は、別表第2に掲げる移管器材の設置及び運用のための用地及び 建造物等の不動産が日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条 約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関す る協定に基づきアメリカ合衆国軍隊に提供されている間は、同協定第2条第4 項(a)に基づく一時使用の処置をとるものとする。 第 10 条 運輸省は、移管器材の維持及び運用に要する経費の全額を負担するもの とする。 第 11 条 移管器材の運用状態に関するノータムの発行は、運輸省が行うものとす る。 第 12 条 この協定の実施に当たっての細部事項及び第1条に定める管理換期日ま での管理等については、別に協議するものとする

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