MotionBoard Ver. 5.6
パッチ適用手順書
目次
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目次
目次 ... 2 本パッチ適用手順書について ... 3 1. パッチ適用手順 ... 41-1. MotionBoard サーバー、インメモリ OLAP エンジン、MotionBoard RC Service の適用手順 ... 5
1-2. MotionBoard Agent の適用手順 ... 7
1-3. +Mobile アプリケーション、MB IoT Agent の適用手順 ... 8
1-4. ドライバーのセットアップ手順 ... 9
2. パッチ解除手順 ... 10
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本パッチ適用手順書について
本パッチ適用手順書では、MotionBoard Ver. 5.6(以降、MotionBoard)の累積パッチを適用したり、パッチを適用前 に戻したりする手順に関して、ご案内します。
パッチ適用手順書の構成
本パッチ適用手順書の構成は、次のとおりです。 ページタイトル 説明 1. パッチ適用手順(P.4) MotionBoard のパッチ適用手順について説明します。 2. パッチ解除手順(P.10) MotionBoard をパッチ適用前の状態に戻す手順について説明します。 3. バージョンの確認方法(P.11) MotionBoard のバージョンを確認する方法について説明します。表記について
■ 製品画面に表示されている項目名やメニュー名は[]で囲んで表します。 ■ 「<InstallDir>」は、各種アプリケーションをインストールしたディレクトリを表します。 ■ パッチ適用手順書内では、参考情報を次のように区別して記載しています。 参考 製品を使用する上での補足情報を、このパーツで示します。商標
本パッチ適用手順書に記載されている社名および商品名等の名称は、各社の商標または登録商標です。著作権
(C) 2009 WingArc1st Inc. All rights reserved.
その他
本パッチ適用手順書に記載されている内容は、予告なく変更することがあります。
発行
1. パッチ適用手順
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1. パッチ適用手順
ここでは、MotionBoard の各種アプリケーションのパッチ適用手順に関して説明します。
MotionBoard サーバー以外のアプリケーション(インメモリ OLAP エンジンや MotionBoard Agent など)を使用している場 合は、それらのアプリケーションにもパッチを適用する必要があります。
また、パッチの修正を反映するために、ドライバーの再セットアップが必要となる場合もあります。リリースノートの修正内容をご確 認のうえ、必要に応じてドライバーの再セットアップもしてください。
■ 1-1. MotionBoard サーバー、インメモリ OLAP エンジン、MotionBoard RC Service の適用手順(P.5) ■ 1-2. MotionBoard Agent の適用手順(P.7)
■ 1-3. +Mobile アプリケーション、MB IoT Agent の適用手順(P.8) ■ 1-4. ドライバーのセットアップ手順(P.9)
参考
■ MotionBoard Bridge Client と MotionBoard Client については、MotionBoard サーバーにパッチを適用すると、何も
しなくてもパッチが自動で適用されます。
■ MotionBoard Client のログイン画面の[サーバーURL]に、MotionBoard の接続情報を複数登録している場合、
[Default]に該当する MotionBoard サーバーにパッチを適用すると、MotionBoard Client にもパッチが自動で適用さ れます。 ■ パッチ適用後のバージョンは、「3. バージョンの確認方法(P.11)」から確認できます。 ■ 本書の手順ではなく、サイレントインストールにてパッチを適用することも可能です。 なお、サイレントインストールによるパッチの適用後に、アクティベーションを実施する必要はありません。 また、サイレントインストールではバックアップが行われません。MotionBoard サーバー、インメモリ OLAP エンジン、 MotionBoard RC Service へのパッチ適用前にバックアップが必要な場合、バックアップツールを使用してください。 サイレントインストールやバックアップツールについて、詳細は『MotionBoard Ver. 5.6 マニュアル』を参照してください。
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1-1. MotionBoardサーバー、インメモリOLAPエンジン、
MotionBoard RC Serviceの適用手順
MotionBoard サーバーとインメモリ OLAP エンジンのパッチ適用手順は、使用する環境(Windows 版か Linux 版か)によ って異なります。MotionBoard RC Service は、Windows 版のみに対応しています。使用環境に合わせてパッチを適用して ください。 また、パッチ適用時の注意事項も説明しますので、併せて参照してください。 ■ Windows 版の適用手順(P.5) ■ Linux 版の適用手順(P.6) ■ パッチ適用時の注意事項(P.6)
Windows 版の適用手順
圧縮ファイル(MotionBoard5.6.00.xxxx_Ja.exe)を解凍した後、フォルダー内にある「install.exe」を実行すると、パッ チのインストーラーが起動します。画面の指示に従ってインストールしてください。 以下は、手順の概略です。 1. 解凍したパッチのフォルダー内にある、「install.exe」を実行します。 2. 使用する言語を選択し、次の画面でインストールしているアプリケーションの[選択]欄を、すべてオンにします。 3. バックアップ先を指定します。 4. [インストール]ボタンをクリックします(サービスが自動停止し、パッチのインストールが開始されます)。 5. インストールが完了したら、[サービスの起動]ボタンをクリックしてサービスを起動します。 6. アプリケーションごとに、手順 3~5 を繰り返します。1. パッチ適用手順
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Linux 版の適用手順
圧縮ファイル(MotionBoard5.6.00.xxxx_Ja.tgz)を解凍した後、ディレクトリ内にある「install_x64.sh」を実行すると、 パッチのインストーラーが起動します。画面の指示に従ってインストールしてください。また、MotionBoard の実行ユーザーにて、 パッチをインストールしてください。 以下は、手順の概略です。 1. MotionBoard の実行ユーザーにて、解凍したパッチのディレクトリ内にある、「install_x64.sh」を実行します。 2. インストール対象のアプリケーションと、「インストールする製品を選択してください」のメッセージが表示されます。 対象のアプリケーションを選択します。 3. パッチのインストールを確認するメッセージが表示されます。実行する場合は「yes」を入力します。 終了する場合は「no」を入力します。 4. 「バックアップをしますか?」のメッセージが表示されます。「yes」を入力し、続いてバックアップ先を指定します。 5. 「インストールする準備ができました。続行しますか?」のメッセージが表示されます。「yes」を入力し、続行します。 6. アプリケーションごとに、手順 1~5 を繰り返します。パッチ適用時の注意事項
■ インメモリ OLAP エンジンのパッチ適用について • コントローラーとデータサーバーを別のコンピューターにインストールしている場合、コントローラーとデータサーバーの両方にパッチ を適用する必要があります。 ■ パッチ適用時に取得するバックアップについて • ここでのバックアップは、「2. パッチ解除手順(P.10)」にて必要となります。 • バックアップ対象はインストールフォルダー内の全データとなり、ボード定義や、アップロードしているファイルなどもバックアップされ ます。データ量が多いと、パッチの適用(バックアップ)に時間がかかることがあります。7
1-2. MotionBoard Agentの適用手順
MotionBoard Agent のサービス起動中に、MotionBoard サーバーにパッチを適用すると、MotionBoard Agent のパッチ インストールを促す画面が表示されます。画面が表示されたら、指示に従ってインストールしてください。 インストールを見送った場合は、24 時間後に再度インストールを促す画面が表示されます。 参考 ■ 次のいずれかの状況となる場合は、MotionBoard Agent のサービス起動時に、自動的にパッチがインストールされます。 • パッチのインストールを見送った後に、MotionBoard Agent のサービスを再起動した。
• MotionBoard Agent のサービス停止中に、MotionBoard サーバーにパッチを適用した。
■ MotionBoard Agent の[設定]画面にある[最新のアプリケーションがある場合に更新の可否を確認する]をオフにして
1. パッチ適用手順
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1-3. +Mobileアプリケーション、MB IoT Agentの適用手順
+Mobile アプリケーションと MB IoT Agent のパッチ適用手順(更新方法)は、使用環境(iOS 環境、Android 環境な ど)によって異なります。使用環境に合わせてパッチを適用してください。 なお、使用中のモバイル端末によって、手順が若干異なる場合があります。 ■ iOS 環境用の場合(P.8) ■ Android OS 環境用の場合(P.8) ■ スレート PC 環境用の場合(+Mobile アプリケーションのみ)(P.8)iOS 環境用の場合
1. iOS 搭載のモバイル端末で、App Store を起動します。 2. App Store のアップデート画面を開きます。
3. +Mobile アプリケーション、または MB IoT Agent の[アップデート]ボタンをタップします。
Android OS 環境用の場合
1. Android OS 搭載のモバイル端末で、Google Play を起動します。 2. Google Play のマイアプリ画面を開きます。
3. +Mobile アプリケーション、または MB IoT Agent の[更新]ボタンをタップします。
スレート PC 環境用の場合(+Mobile アプリケーションのみ)
スレート PC(Windows)環境用を使用している場合は、MotionBoard サーバーから最新版のアプリケーションをダウンロー ドしてインストールします。
1. Web ブラウザーで次の URL を入力するか、ログイン画面の右下に表示される[+Mobile Application をダウンロ ード]をタップします。
http://<Web サーバーの名前または IP アドレス>:8787/motionboard/airdownload 2. ダウンロード画面が表示されます。
「ダウンロード」のリンクをタップするとダウンロードが開始されるので、保存します。
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1-4. ドライバーのセットアップ手順
ドライバーのセットアップは、MotionBoard サーバーにパッチを適用した後に行います。
詳細な手順は、『MotionBoard Ver. 5.6 Manual』の「MotionBoard のセットアップ」の「インストールガイド」内にある、次 のページを参照してください。 ■ Windows 版を使用している場合 「第 2 章 MotionBoard のインストール(Windows 版)」の「2-1 インストール」内にある「2-1-3 ドライバーのセットアップ」 ■ Linux 版を使用している場合 「第 3 章 MotionBoard のインストール(Linux 版)」の「3-1 インストール」内にある「3-1-3 ドライバーのセットアップ」 上記のマニュアルのページ内にある「2. ドライバーZIP ファイルの作成」について、コマンドのパラメーター「ZIP ファイルパス」には、 本パッチの「EXTRAS」フォルダー内にあるドライバーZIP ファイルのパスを指定します。 なお、外部接続設定を作成し直す必要はありません。
2. パッチ解除手順
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2. パッチ解除手順
ここでは、MotionBoard サーバー、インメモリ OLAP エンジン、MotionBoard RC Service のパッチ解除手順(パッチを適 用する前の状態に戻す手順)について説明します。 パッチを適用前の状態に戻すには、パッチ適用時に取得したバックアップをリストアする必要があります。なお、バックアップをリスト アすると、ボード定義やシステム設定などのデータもバックアップ取得時の状態に戻ります。 解除手順は次のとおりです。使用環境(Windows 版か Linux 版か)による手順の違いは、ほぼありません。 1. 解凍したパッチのフォルダー内にある、次のいずれかを実行します。 • Windows 版の場合 「MotionBoard56\bin」内の「restore.cmd」 • Linux 版(サーバーの CPU が x64)の場合 「MotionBoard56/bin」内の「restore_x64.sh」 • Linux 版(サーバーの CPU が x64 以外)の場合 「MotionBoard56/bin」内の「restore_other.sh」 2. 「リストアするアプリケーションを選択してください。」のメッセージが表示されます。「インストール済みアプリケーション一 覧」から、リストアするアプリケーションを選択します。 3. 「バックアップファイルの格納ディレクトリを指定して下さい。」のメッセ-ジが表示されます。
「1. パッチ適用手順(P.4)」の「1-1. MotionBoard サーバー、インメモリ OLAP エンジン、MotionBoard RC Service の適用手順(P.5)」で取得した、バックアップファイルの格納先を入力します。 4. 「続行しますか?」のメッセージが表示されます。「yes」を入力し、続行します。 5. 「リストアが完了しました。」のメッセージが表示されます。 6. アプリケーションごとに、手順 1 から 5 を繰り返します。 参考
■ MotionBoard Bridge Client と MotionBoard Client については、MotionBoard サーバーをパッチ適用前の状態に戻
すと、何もしなくても自動でパッチが適用前に戻ります。
■ MotionBoard Agent のパッチ解除手順は、パッチ適用手順と同じです。「1. パッチ適用手順(P.4)」の「1-2. MotionBoard Agent の適用手順(P.7)」を参照してください。
■ iOS 環境用と Android OS 環境用の+Mobile アプリケーション、MB IoT Agent の場合、パッチ適用前の状態に戻すこと
はできません。
スレート PC 環境用の+Mobile アプリケーションの場合は、パッチ適用手順と同じ手順で戻せます。「1. パッチ適用手順
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3. バージョンの確認方法
ここでは、MotionBoard の各種アプリケーションのバージョンを確認する方法について説明します。 アプリケーションの使用環境により、確認方法が異なります。 ■ Windows 版の確認方法(P.11) ■ Linux 版の確認方法(P.12) ■ +Mobile アプリケーションの確認方法(P.12) ■ MB IoT Agent の確認方法(P.13)Windows 版の確認方法
Windows 版のアプリケーションの場合、Windows のスタート画面からすべてのアプリケーションを表示し、[コントロール パネ ル]に含まれる[プログラムと機能]を選択して、バージョン情報を確認します。 4 番目にある、4 桁の値(例の場合「0000」の部分)がパッチバージョンです。3. バージョンの確認方法
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Linux 版の確認方法
Linux 版のアプリケーションの場合、次のファイルから確認します。 ■ MotionBoard サーバー 「<InstallDir>/data/VERSION」■ MotionBoard Bridge Client
「<InstallDir>/data/VERSION」 ■ インメモリ OLAP エンジン 「<InstallDir>/system/bin/VERSION」 上記のファイルを開くと、次のような文字列が出力されます。4 番目にある、4 桁の値(例の場合「0000」の部分)がパッチバ ージョンです。 5.6.00.0000.20160510.01