第 4 章 その他の機能
この章では、絶対参照と関数(さまざまな数式を作成するときに必要となるセル参照の使い分けと関数の使い方)、ワークシートの操 作方法(行や列、セルの挿入と削除方法、ワークシート間でのデータの移動とコピーの方法)、図形の作成と編集(オートシェイプの 作成と編集、クリップアートの挿入、ワードアートの作成方法)を学習します。STEP 1:絶対参照
数式が入力されているセルを移動したり、コピーするときに、数式内のセル番地を移動先やコピー先に合わせて自動的に調整 する方法を『相対参照』といい、特定のセル番地を常に固定して参照する方法を『絶対参照』といいます。 絶対参照にするには、セルの列番号と行番号の前にドルマーク( $ )を付けて“$A$1”というように入力します。 ≪参照方法の切り替え≫ 数式内のセル参照を選択し、 F4 キーを押すと、押す回数により参照方法を繰り返し切り替えることができます。 $A$1 (絶対参照) → A$1 (列は相対・行は絶対) → $A1 (列は絶対・行は相対) → A1 (相対参照)1 回 2 回 3 回 4 回 複合参照 “A$1”や“$A1”のように、セル参照の行と列のどちらか一方が相対参照、もう一方が絶対参照のセル参照を 『複合参照』といいます。 複合参照の使用例 セルB3 に商品価格 (¥5,000)の 1 割引後の金額を計算する数式“=A3*B2”を入力し、 下の行や右の列に数式をコピーする場合は、数式が正しくコピーされるようにセル参照 を“=$A3*B$2”というように複合参照にします。 関数とは、計算に必要なデータをもとにして、あらかじめ定義された処理を行い、結果を返す計算機能です。 には、 種類以上の関数が登録されており、上手に利用すれば複雑な計算も簡単に行うことができます。 関数の挿入 イアログボッ クスを使用すると画面に表示される指示に従って操作するだけで、関数式を簡単に作成することができます。 関数の検索 検索開始
STEP 2:関数の使い方
Excel 300 [ ]ダ [ ] 関数の検索 ボックスにどのような計算をしたいのかを入力し、 ボタンをクリックすると、希望の要件を満たすと思われる関数が検索され、 関数名 ボックスに候補が一覧表示 れます。 関数の ルプ 関数の挿入 ダイアログボックスで選択している関数について、さらに詳しい内容を [ ] さ ヘ [ ] カーソルを表示し、何をしたいかを入力します。 候補が表示されます。引数 引数と 引数の間を半角のカンマ記号( ,)で区切ります。また、すべての引数は、半角の括弧( ( ) )で囲みます。 引数とは、計算結果を求めるために必要な値のことです。引数には、関数で計算対象にする値(数値、セル参照、 文字列など)を入力します。引数の個数は関数によってさまざまですが、複数の引数が必要な場合には、 関数は四則演算式と同様に、キーボードから直接セルに式を入力することもできますが、関数名や引数、括弧やカンマ記号などを 正しく入力する必要があります。[関数の挿入]ダイアログボックスを使用するとイコールや括弧、カンマも自動的に設定され、入力 スを防ぐことができます。 セル参照に用いる記号を参照演算子といいます。 演算子 半角表示) ミ セル参照の表記方法 例 意味 ( :(コロン) A1 : A8 用します。 セルA1 から A8 までのすべてのセルを参照します。 このように連続するセル範囲を参照する場合に使 ,(カンマ) A1 , A5 , A7 このように離れた複数のセルを参照する場合に使用します。 セルA1 、セル A5 、セル A7 を参照します。 しているかどうかで処理を分けたい場合は、論理関数のIF 関数を使用します。 ≪IF 関数の書式≫ 【 点未満だったら “追試”と表示する場合などに使用します。 “追試”と表示する場合 2. の挿入] ボタンをクリックし、[関数の挿入]ダイアログボックスを ※ クスには、10 個の最近 4. ンをクリックして、
STEP 3:IF 関数
指定した条件を満た=
( 論理式 ,
, 偽の場合 )
偽の場合:論理式で指定した条件を満たさなかった場合に、返す値を入力します。I F
真の場合
関数名
引 数
論 理 式:条件となる値または式を指定します。 真の場合:論理式で指定した条件を満たした場合に、返す値を入力します。 IF 関数の使用例】 英語の点数が65 点以上だったら“合格”、65 <操作手順> 英語の点数が65 点以上だったら“合格”、65 点未満だったら 論 理 式: B4 >= 65 真の場合: 合格 偽の場合: 追試 (My Documents から“第 4 章学習しよう.xls”を開いて試してみましょう) 1. 計算式を入力するセル(C4)をクリックし、アクティブセルにします。 数式バーの[関数 表示します。 3. [関数の分類]ボックスから[論理]を選択します。 関数の分類がわからない場合は、[関数の分類]ボックスから[すべて表示]を選択 すると[関数名]ボックスにすべての関数がアルファベット順で表示されます。 また、[最近使用した関数]を選択すると、[関数名]ボッ 使用した関数がアルファベット順で表示されます。 [関数名]ボックスから[IF]をクリックし、 OK ボタ [関数の引数]ダイアログボックスを表示します。5. [論理式]ボックスにカーソルが点滅していることを確認し、「B4 >= 65」と入力 します。(セル B4 をクリックすると“B4”と自動入力されます) 6. [真の場合]ボックスをクリックするか、 Tab キーを押してカーソルを 移動して、「合格」と入力します。 7. [偽の場合]ボックスをクリックするか、 Tab キーを押してカーソルを 移動して、「追試」と入力します。 次のボックスにカーソルが移動すると「合計」の文字がダブル クォーテーション(" ")で自動的に囲まれます。 8. 数式バーで式を確認し、 OK ボタンをクリックするか、 Enter キーを 押して式を確定します。 9. セル C4 の数式をセル C9 までコピー して結果を確認します。 「追試」の文字も式を確定すると ダブルクォーテーション(" ")で 自動的に囲まれます。 関数 比較演算子 IF 関数の論理式には、左辺と右辺を比較するための記号を使用します。 A = B ··· AとBは等しい A < > B ··· AとBは等しくない A > = B ··· AはB以上である A > B ··· AはBより大きい A < = B ··· AはB以下である A < B ··· AはBより小さい [関数の引数]ダイアログボックスの縮小 [関数の引数]ダイアログボックスは、タイトルバーをドラッグして移動することができますが、各引数ボックスに ある[ダイアログ縮小] ボタンをクリックするとダイアログボックスを一時的に縮小することもでき、表のセル 範囲が指定しやすくなります。また元のサイズに戻すには、[ダイアログ拡大] ボタンをクリックします。 クリックすると拡大します。
第4章のトレーニング(1)
ここでは、絶対参照を含む数式とIF 関数の作成方法を練習します。
STEP 1
Excel を起動し、My Documents から“4 章(1)絶対参照と IF 関数.xls”ブックを開きましょう。
STEP 2 [標準]ツールバーの[オート SUM] ボタンを使用して、“全店舗合計”と“四半期計”を一度に求めましょう。 STEP 3 セルG11 に“売上目標”の合計を求めましょう。 STEP 4 セルF4 から F11 に、相対参照を使用して各店舗の“四半期計”の“全店舗合計”に対する構成比を求める数式を入力しましょう。 ① セルF4 に“東京”の“四半期計”(セル E4)の“全店舗合計”(セル E11)に対する構成比を 求める数式を入力します。 ② オートフィル機能を使用して、セルF4 の数式をセル F11 までコピーします。 セルF5 から F11 には、“#DIV/0!”というエラーメッセージが表示されます。 ※ “#DIV/0!”は、“0(ゼロ)では除算できない“という意味の エラーメッセージです。 ③ セルF5 から F11 のセルを 1 つずつクリックし、数式バーで数式を確認します。 セル 数式 F4 =E4 / E11 F5 =E5 / E12 F6 =E6 / E13 F7 =E7 / E14 : : : : : : : : F11 =E11 / E18 ※ “全店舗合計”のセルE11 で割るべき数式が、相対参照によりセル番地 が1 行ずつずれてコピーされています。 (セル E12 から E18 は空白セルなので数式内では 0 とみなされます) ④ [標準]ツールバーの[元に戻す] ボタンを 2 回クリックして、オートフィルとセル F4 への数式の入力を元に戻します。 STEP 5 セルF4 から F11 に、今度は絶対参照を使用して構成比を求める数式を入力し、パーセントスタイルを設定しましょう。 ① セルF4 に、「= E4 / E11」の数式を入力します。 ② 絶対参照にするセルE11 の後ろにカーソルが点滅していることを確認し、 F4 キーを押して 絶対参照に変更します。 ※ カーソルが絶対参照にするセルの位置にない場合は、数式内のセル番地をクリックして カーソルを表示するか、ドラッグで範囲選択します。 ③ Enter キーを押して数式を確定します。 ④ オートフィル機能を使用して、セルF4 の数式をセル F11 までコピーします。 ※ セルF4 の書式も一緒にコピーされ、あらかじめ設定してあった罫線がくずれてしまいます。スマートタグの[オート フィルオプション] ボタンをクリックし、[書式なしコピー(フィル)]をクリックして、書式を元に戻します。 ⑤ セルF4 から F11 に小数点第 1 位まで表示するパーセントスタイルを設定します。 STEP 6 各店舗の“売上目標”に対する“四半期計”の達成率を求める数式を入力し、パーセントスタイルを設定しましょう。(数式をコピー する際に、書式はくずさないようにしましょう) STEP 7 IF 関数を使用して“表彰”に“達成率”が 100%以上ならば“○”、“達成率”が 100%未満ならば“×”と表示される数式を入力 しましょう。(数式をコピーする際に、書式はくずさないようにしましょう) ※ “達成率が 100%以上”という条件は、“達成率 >= 1”や“達成率 >= 100%”で求めることができます。
STEP 8
上書き保存して、Excel を終了しましょう。
完成例
第4章のトレーニング(2)
ここでは、絶対参照を含む数式と今まで学習した関数の作成方法を練習します。既に表に設定されている書式をくずさないように 注意しながら行いましょう。
STEP 1
Excel を起動し、My Documents から“4 章(2)関数練習.xls”ブックを開きましょう。
STEP 2 セルH6 から H16 に、各受験者の 5 科目のテストの合計点を求める数式を入力しましょう。 STEP 3 セルI6 から I16 に各受験者の 5 科目のテストの平均点を求める数式を入力しましょう。 STEP 4 セルC17 から G17 に、科目ごとの平均点を求める数式を入力しましょう。 ※ AVERAGE 関数は、文字列“ - ”が入力されたセルは計算対象に含みません。 STEP 5 セルC18 から G18 に科目ごとの最高点を求める数式を入力しましょう。 STEP 6 セルC19 から G19 に科目ごとの最低点を求める数式を入力しましょう。 STEP 7 セルC20 から G20 に科目ごとの受験者数を求める数式を入力しましょう。 ※ COUNT 関数は、文字列“ - ”が入力されたセルはカウントしません。 STEP 8 セルB3 に申込者数を求める数式を入力しましょう。 ※ COUNTA 関数は、文字列も含めてデータが入力されたセルの個数を計算します。 ① セルB3 を選択します。 ② [関数の挿入] ボタンをクリックして、[関数の挿入]ダイアログボックスを 表示します。 ③ [関数の分類]ボックスの一覧から[統計]をクリックして、[関数名]ボックスから [COUNTA]をクリックします。 ④ OK ボタンをクリックし、[関数の引数]ダイアログボックスを表示します。 ⑤ [値 1]ボックスにセル B6 から B16 を指定し、 OK ボタンをクリックします。 STEP 9 IF 関数を使用して、“判定”(セル J6 から J16)に、各受験者の“合計”が“合格点”(セル J2)以上ならば「推薦候補」、“合格点” 未満ならば「不可」と表示される数式を入力しましょう。 STEP10 上書き保存して、Excel を終了しましょう。
入力されている数式・関数(H 列から J 列)
入力されている数式・関数(A 列から G 列)
STEP 4:列・行・セルの挿入と削除
列や行、セルを挿入するには、挿入したい位置で挿入したい数分の列・行・セルを選択し、[挿入]メニューからそれぞれの コマンドをクリックします。また、削除したいときも同様に、対象となる列や行、セルを選択し、[編集]メニューから[削除] をクリックします。 <こんな方法も!!> 列や行、セルの挿入と削除は、それぞれ対象となる列・行・セルを選択し、その選択範囲内を右クリックして、ショートカッ トメニューの[挿入]または[削除]をクリックしても行うことができます。 [挿入オプション]ボタン 書式が設定されているセル範囲に、列や行、セルを挿入すると、挿入した列番号、 あるいは行番号の右下に、スマートタグの[挿入オプション] ボタンが表示されます。 ボタンをクリックして、左右、あるいは上下のどちらの書式を適用するのか、または書式をすべて 削除するのかオプションから選択することができます。STEP 5:データの移動・コピー
ワークシート間でもデータをコピーしたり、移動することができます。また、コピーしたデータは、貼り付け時に値や書式、 列幅などをどのような状態で貼り付けるのか、形式を選ぶことができます。 ≪[貼り付けのオプション]ボタン≫ データをコピーし、貼り付けを行うと、貼り付けた範囲の右下に[貼り付けのオプション]ボタンが 表示され、クリックして表示される一覧から8 つのオプションを選択することができます。 ※ データの移動操作やキーボードとマウスを利用したコピー操作では、[貼り付けの オプション]ボタンは表示されません。 ※ コピー元に数式が含まれない場合は、[値のみ]・[値と元の書式]オプションを除く、 6 つのオプションが表示されます。 ≪[形式を選択して貼り付け]ダイアログボックス≫ [形式を選択して貼り付け]ダイアログボックスを使用すると、コピーしたデータの中 からどの情報を貼り付けるのか、細かくオプションを選択することができます。 [形式を選択して貼り付け]ダイアログボックスは、貼り付け先のセルで右クリックし、 ショートカットメニューの[形式を選択して貼り付け]をクリックして表示することも できます。 <こんな方法も!!> [標準]ツールバーの[貼り付け] ボタンの下向き三角ボタンをクリックし、 一覧から[形式を選択して貼り付け]ダイアログボックスのオプションの中のいくつかを直接 選択することができます。 [形式を選択して貼り付け]ダイアログボックスを表示 することもできます。 移動とコピー後の列幅と行の高さ データの移動やコピーを行うと、列幅や行の高さは貼り付け先の設定が優先されます。コピーの場合、貼り付ける形 式を選択することによって元の列幅を保持することができますが、移動の場合は、移動の対象となるデータを列単位 で選択しておかないと、元の列幅を保って移動することはできません。 また、元の行の高さを保持する場合は、コピーの場合も移動の場合も行単位での選択が必要です。第4章のトレーニング(3)
ここでは、行と列の挿入や削除、ワークシート間のデータのコピーと移動、スマートタグの利用方法を練習します。
STEP 1
Excel を起動し、My Documents から“4 章(3)シート活用.xls”ブックを開きましょう。
STEP 2 シート見出しをクリックし、5 枚のシートを切り替えて内容を確認しましょう。 STEP 3 “東京”シートの在庫管理表を利用して、“在庫推移”シートに月別の“在庫数”のみを確認する表を作成しましょう。 ① “東京”シートをアクティブにして、在庫管理表(セル A3 から I9)をコピーします。 ② “在庫推移”シートのセルA3 に貼り付けます。(コピー元の書式と共にデータが貼り付けられます) ③ 表示された[貼り付けのオプション] ボタンをクリックし、[元の列幅を保持]をクリックします。 ※ 行の高さもコピー元の状態のまま貼り付けたい場合は、行単位でコピーします。 ④ 不要な“売上数”の4 列(C 列、E 列、G 列、I 列)を選択し、削除します。 ※ 離れた場所を選択するときは、 Ctrl キーを使用します。 ⑤ 4 行目を選択し、削除します。 ⑥ セルE3 に右罫線を引きます。 STEP 4 “大阪”シートの在庫管理表を利用して、“在庫推移”シートに月別の“在庫数”のみを確認する表を作成しましょう。 ① “大阪”シートをアクティブにして、在庫管理表(セル A3 から I9)をコピーします。 ② “在庫推移”シートのセルA13 に貼り付け、表示された[貼り付けのオプション]ボタンをクリックして、[元の列幅を保持]を クリックします。 ③ セルB13 から I13 を選択し、[セルを結合して中央揃え] ボタンをクリックして解除します。 ※ 結合されたセルは単独で選択することができないため、あらかじめ結合を解除しておきます。
④ セルC13 から C19、E13 から E19、G13 から G19、I13 から I19 を選択し、削除後左方向にシフトされるように削除します。 ※ 今回は上に東京営業部の表があるため、列ごと削除することはできません。
⑤ 14 行目を選択し、削除します。
⑥ セルB13 から E13 の文字の配置を中央揃えにします。 ⑦ セルE13 に右罫線を引きます。
STEP 5 “営業部比較”シートの“第1 期 営業部比較”表に、商品名の行を 1 行挿入しましょう。 ① “営業部比較”シートの5 行目の上側に 1 行挿入します。(上の行の書式が適用されます) ② [挿入オプション] ボタンをクリックし、[下と同じ書式を適用]を クリックします。 ③ セルA5 に「アダプタカード」と入力します。 ④ セルF6 から G6 の数式を、セル F5 から G5 にコピーします。 STEP 6 “第1 期 営業部比較”表の在庫数と売上数の欄に、“東京”シートと“大阪”シートの在庫管理表の“第1 期計”のデータをコピー しましょう。 ① “東京”シートの“第1 期計”のデータ(セル H5 から I9)をコピーします。 ② “営業部比較”シートのセルB5 に貼り付けます。 ※ コピー元のデータが数式だったため、“数式内のセル範囲が無効である” という意味の“#REF!”エラーメッセージが表示されます。 ③ 表示された[貼り付けのオプション]ボタンをクリックし、[値のみ]をクリックします。 ④ 同様に、“大阪”シートの“第1 期計”のデータを“営業部比較”シートの大阪営業部の欄に コピーします。 STEP 7 “売上数推移”シートの各欄に“東京”シートと“大阪”シートの“売上数”の合計(セル C9、E9、G9、I9)をコピーしましょう。 ① “東京”シートの“売上数”の合計(セル C9、E9、G9、I9)をコピーします。 ② “売上数推移”シートのセルB4 を選択し、[標準]ツールバーの[貼り付け] ボタンの下向き三角ボタンをクリックして、 一覧から[値]をクリックします。 ※ 離れているセルをコピーした場合、貼り付け時に[貼り付けのオプション]ボタンは表示されません。 ※ [形式を選択して貼り付け]ダイアログボックスを使用することもできます。 ③ 同様に、“大阪”シートの“売上数”の合計を“売上数推移”シートの大阪営業部の欄にコピーします。 STEP 8 “売上数推移”シートのタイトルと表(1 行目から 6 行目)を、行の高さも元の状態のまま“営業部比較”シートのセル A12 に移動 しましょう。 ※ 行の高さを保持して行う場合は、行単位での選択が必要です。また、移動の場合は、[貼り付けのオプション]ボタンは 表示されません。 STEP 9 上書き保存して、Excel を終了しましょう。
完成例
STEP 6:直線、矢印、基本図形の作成
≪図形描画]ツールバー≫ [標準]ツールバーの[図形描画] ボタンをクリックし、[図形描画]ツールバーを表示することができます。 ※ 既定では[図形描画]ツールバーは、画面の下に固定されて表示されます。 ≪描画時のキーの併用について≫ A) Shift キー+ドラッグ 水平/垂直線、正方形、真円などを描くことができます。 ※ [四角形]や[楕円]ボタンをクリックし、ワークシート上でクリックしても正方形や真円を描くことができます。 B) Ctrl キー+ドラッグ マウスのボタンを押し始めた位置を中心として、図形を描くことができます。 C) Alt キー+ドラッグ セルの枠線に合わせて図形を描くことができます。 ≪オートシェイプ≫ オートシェイプを使用するとブロック矢印やフローチャート、吹き出しなどの複雑な図形を簡単に描くことができます。 オートシェイプを使用するには、[図形描画]ツールバーの[オートシェイプ] をクリックし、表示される一覧から分 類をポイントして、目的の図形をクリックし、ワークシート上に描きます。 [オートシェイプ]のメニューは、ワークシート上に 切り離して使用することもできます。 点線部分をドラッグ するとメニューを切 り離して使用するこ とができます。STEP 7:図形の選択と編集
図形には、『オートシェイプ』『クリップアート』『ワードアート』などがあり、サイズ変更や移動、削除など基本的な編集は、 同じように行うことができます。 ≪図の選択≫ 図をポイントするとマウスポインタの形状が になります。 このマウスポインタの形状で図をクリックすると図の周囲に複数のハンドルが表示され、図を選択することができます。 緑色の『回転ハンドル』 図を回転するときに使います。 白色の『サイズ変更ハンドル』 サイズを変更するときに使います。 黄色の『調整ハンドル』 このハンドルが付いている図形は、形状を変更する ことができます。≪図の移動とコピー≫ ハンドル以外の場所で図をポイントするとマウスポインタの形状が に変わり、ドラッグして図を移動することが できます。また、 Ctrl キーを押しながらドラッグするとコピーになります。 ≪図の削除≫ 図を選択し、 Delete キーを押します。 ≪図の回転≫ 図を選択し、[図形描画]ツールバーの[図形の調整] をクリックして、[回転/反転]コマンドを使用します。また自由 に回転したい場合は、図形を選択し、緑色の『回転ハンドル』をポイントして、マウスポインタの形状が に変わったら、 回転したい方向へドラッグします。ドラッグ中のマウスポインタの形状は になります。 ≪図の順序≫ 重なり合う複数の図形の上下の順序を変更するには、順序を変更したい図形を選択し、[図形描画]ツールバーの[図形の調整] をクリックして、[順序]コマンドを使用します。 図の編集 影と3-D の設定 図には、[影付きスタイル]や[3-D スタイル]を設定することができます。 図を選択し、[図形描画]ツールバーの[影付きスタイル] ボタンまたは[3-D スタイル] ボタンをクリックして、一覧から目的のスタイルをクリックします。 ※ 同じ図形に[影付きスタイル]と[3-D スタイル]を両方設定することはできません。 オートシェイプへの文字入力 オートシェイプの中に、文字を入力することができます。 <操作手順> 1. オートシェイプを右クリックし、ショートカットメニューの[テキストの追加]をクリックします。 2. オートシェイプ内にカーソルが点滅したら、文字を入力します。 ※ Excel では、オートシェイプが選択された状態で入力操作を行うと、オートシェイプ内に文字を 入力することができます。
STEP 8:図形の書式設定
<こんな方法も!!> 編集する図形を右クリックし、ショートカットメニューの[オートシェイプの書式設定]をクリックして、[オートシェイプの 書式設定]ダイアログボックスの[色と線]タブから塗りつぶしの色や線の色を設定することもできます。 ※ オートシェイプ内に文字が入力されている場合、文字部分を選択した状態(カーソルが表示されている場合も含む)で[オー トシェイプの書式設定]ダイアログボックスを表示すると、ダイアログボックス内には[フォント]タブのみが表示されます。 [塗りつぶし] [塗りつぶし]の[色]ボックスをクリックすると、 色の一覧を表示することができます。 また、[塗りつぶし効果]では、グラデーションや テクスチャを設定することができます。 [線] [線]の[色]ボックスをクリックすると、線の色を選 ぶことができます。また、[実線/点線]、線の[太さ] を設定することもできます。 [吹き出し]や文字を入力 し た オ ー ト シ ェ イ プ で は、文字を編集するため の[フォント]・[配置]・[余 白]タブが表示されます。STEP 9:テキストボックスの作成
テキストボックスに入力した文字列は、セル内の文字と同じように[書式設定]ツールバーを使用して編集することができます。 <こんな方法も!!> 編集するテキストボックスを右クリックし、ショートカットメニューの[テキストの書式設定]をクリックして、[テキストの書 式設定]ダイアログボックスの[フォント]タブから文字のスタイルやサイズ、色などをまとめて設定したり、[配置]タブから文 字の配置や方向を設定することもできます。 テキストボックス作成時のマウス操作 テキストボックスは、[テキストボックス] ボタンをクリックし、ワークシート上の任意の位置でクリックして作 成した場合とドラッグで作成した場合に、作成結果が異なります。 クリックした場合 [塗りつぶし]と[線]がないテキスト ボックスが作成され、入力した文字に 合わせて、テキストボックスの幅が広 がります。輪郭線と塗りつぶしがない ため、文字の下にワークシートの枠線 が見えています。 ドラッグした場合 周囲は黒い線で囲まれ、中には白い塗 りつぶしが設定されます。 また、文字はテキストボックスの幅で 折り返されます。STEP10:クリップアート
<こんな方法も [クリップアートの挿入]作業ウィンドウは、[挿入]メニューの[図]から[クリップアート]を クリックしても表示することができます。また、検索されたクリップアートの一覧から、 目的のクリップをドラッグして、直接ワークシート上に挿入することもできます。 !!> ≪[図]ツールバー≫ クリップアートを選択すると[図]ツールバーが表示され、コントラストや 明るさなどを調整することができます。 目的のクリップをクリック、 またはワークシート上に ドラッグして挿入します。 キーワードを入力 して検索します。 ※ [図]ツールバーが表示されない場合は、クリップアートを 右クリックし、ショートカットメニューの[[図]ツールバーの 表示]をクリックします。 ラフ [図の挿入]ダイアログボックスを使用して、他のグラフィックソフトで作成したデータをワークシートに挿入するこ とができます。[図の挿入]ダイアログボックスを表示するには、[挿入]メニューの[図] [ファイルから]をクリック 他のグ ィックソフトで作成したイラストの挿入 から するか、または、[図形描画]ツールバーの[図をファイルから挿入] ボタンをクリックします。第4章のトレーニング(4)
ここでは、オートシェイプやワードアートの作成と編集方法、またクリップアートの挿入方法などを練習します。
STEP 1
Excel を起動し、My Documents から“4 章(4)図形練習.xls”ブックを開きましょう。
STEP 2 画面上に[図形描画]ツールバーが表示されていない場合は、[標準]ツールバーの[図形描画] ボタンを使用して表示しましょう。 STEP 3 “図形練習”シートをアクティブにし、[図形描画]ツールバーの[楕円] ボタンを使用して、楕円を作成しましょう。 STEP 4 楕円の右に、正方形を作成しましょう。 STEP 5 図形の白色の『サイズ変更ハンドル』を使用して、作成した楕円と正方形を 右図のように縦長のサイズに調整しましょう。 STEP 6 作成した楕円と四角形の書式を設定しましょう。 ① 楕円に次の書式を設定します。 ¾ 塗りつぶしの色:黄 ¾ 線の色:線なし ② 四角形に次の書式を設定します。 ¾ 塗りつぶしの色:ペールブルー ¾ 線の色:青 ¾ 実線/点線のスタイル:点線(丸) ¾ 線の太さ:3pt STEP 7 楕円の下に、横書きテキストボックスを作成し、文字を入力して編集しましょう。 ① 作成したテキストボックスに「楕円」と文字を入力します。 ② 次の書式を設定します。 ¾ フォント:MS 明朝 ¾ フォントサイズ:20pt ¾ スタイル:斜体 ¾ 文字の配置:横位置と縦位置で中央揃え STEP 8 四角形の下に、縦書きテキストボックスを作成し、文字を入力して編集しましょう。
① 作成したテキストボックスに「長方形」と文字を入力します。 ② 次の書式を設定します。 ¾ フォント:MS ゴシック ¾ フォントサイズ:14pt ¾ スタイル:太字 ¾ 文字の配置:横位置と縦位置で中央揃え STEP 9 “デザートメニュー”シートをアクティブにし、次ページの完成例を参考に表の下側に中かっこのオートシェイプを作成して、 文章を入力しましょう。 ① [図形描画]ツールバーの[オートシェイプ] を使用して、[基本図形]の中の 中かっこを作成します。 ② 中かっこの中に「バースデイケーキのご注文承ります。1 週間前までにご予約ください。」 と文章を入力します。 ③ 文字の配置を横位置で中央揃えにします。 STEP10 次ページの完成例を参考に表の左側に雲形吹き出しのオートシェイプを作成し、文章を入力しましょう。 ① [図形描画]ツールバーの[オートシェイプ]を使用して、[吹き出し]の中の雲形吹き出しを作成します。 ② 黄色の『調整ハンドル』を使用して、セルD16 の“スペシャルケーキ”から吹き出しているように調整します。 ③ 雲形吹き出しの中に「月替わりのお買い得品です。」と文章を入力します。 ④ 次の書式を設定します。 ¾ フォントサイズ:9pt ¾ スタイル:太字・斜体 ¾ 塗りつぶしの色:任意の色 STEP11 表の上側に、ワードアートを使ってタイトルを作成しましょう。 ① [図形描画]ツールバーの[ワードアートの挿入] ボタンを使用して、ワードアートを作成します。 ¾ [ワードアートスタイル]:左から 4 列目の上から 3 行目 ¾ フォント:HG 創英角ポップ体 ¾ テキスト:春のデザートメニュー ② 作成されたワードアートを表の上側に移動し、サイズをセルC2 からF5 の範囲に合わせて調整します。 STEP12 表の右側に挿絵となるクリップアートを挿入しましょう。 ① [図形描画]ツールバーの[クリップアートの挿入] ボタンを使用して、“デザート”というキーワードで検索されるクリップ
STEP14
[クリップアート]作業ウィンドウを閉じましょう。
STEP15
“図形練習完成.xls”というブック名を付けて、My Documents に保存し、Excel を終了しましょう。
完成例
クリップアートは、同じもの でなくても構いません。