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®Word 文書処理技能認定試験
1級 2007 サンプル問題
実技試験
【制限時間 90 分】
試験監督者の指示に従い、注意事項を読みなさい。
試験終了後、問題冊子を回収します。
受験会場
受験番号
氏 名
【問題 1】 「実技用」フォルダにある“用紙.docx”を開き、以下の設問に解答せよ。 (1) 以下の指示に従って、<作成 1>の罫線で囲まれた枠内の文章を入力せよ。その際、 次の点に注意すること。 ①“用紙.docx”のページ設定や書式は変更しないこと。 (“用紙.docx”の「文字数と行数」は、文字数:36、行数:40 に設定されてい る。) ②罫線の上の数字は、文字数の目安であるので、入力しないこと。 ③文字や記号はすべて全角で入力し、段落の途中で改行を入れないこと。 ④問題の都合で、誤った漢字が使われている箇所があるが、ここでは、そのまま入力 すること。 <作成 1> 123456789012345678901234567890123456 睡眠のリズム朝、目が覚めても眠い。充分寝たはずなのに昨日の疲れがとれてい ない。それはもしかしたら、質のいい睡眠がとれていないせいかもしれません。 人の眠りは、レム睡眠とノンレム睡眠に区別されます。レム睡眠とは、眠ってい るときに眼球が素早く動くことから名付けられた眠りです。もう一つは、このよ うな眼球運動を伴わないので、ノンレム睡眠と呼ばれています。この二つの眠り のうち、レム睡眠を「身体の眠り」、ノンレム睡眠を「脳の眠り」と呼んでいま す。私たちは、寝入りばなのときには速やかに深い眠りに達していきます。この ときは眼球の素早い動きはありません。つまり夜の睡眠はノンレム睡眠から始ま ります。そしてノンレム睡眠が1時間半か2時間続いたあと、いちど眠りが浅く なって、最初のレム睡眠が訪れます。レム睡眠は5分ほど続き、再びノンレム睡 眠へと入っていきます。このようにレム睡眠とノンレム睡眠は1つのセットにな って、1時間半程度のこきざみなリズムを作り、一晩に4~5回繰り返すのが、 一般的なリズムです。そしてこの二つのどちらが妨げられても、満足感が得られ ず、からだの疲れがとれない原因となります。心地よいシングを選ぶ、夜、軽く ストレッチをしてから眠りにつくなど自分に合った睡眠法が、毎日の生活を兼行 に過ごす上で欠かせないでしょう。 (2) 作成後、「実技用」フォルダに“作成.docx”のファイル名で保存せよ。
【問題 2】 以下の設問に従って、新しい文書をもとに新しいテンプレートを作成せよ。 (1) 以下の指示に従って、ページ設定を変更せよ。 用紙サイズ B5 印刷の向き 縦 印刷の形式 見開きページ 余白 上:20mm 下:20mm 内側:25mm 外側:15mm ヘッダーとフッターの用紙の端からの距離 12mm ヘッダーとフッター 奇数/偶数ページ別指定:ON 先頭ページのみ別指定:ON 文字数と行数 標準の文字数を使う (2) 以下の指示に従って、スタイルを定義せよ。ただし、[次の段落のスタイル]は、 「標準」を設定し、指定以外は既定値を用いること。また、スタイル名はすべて全 角で入力すること。 ①スタイル名:トピック1 基準にするスタイル 見出し 1 文字書式 サイズ 14pt スタイル 太字 文字飾り 影付き 段落書式 段落前の間隔 0.5 行 段落後の間隔 0.5 行 段落番号 番号の種類 1,2,3・・・(全角) 番号書式 Chapter1. ( 「 Chapter」 、 「 .」 ( ピ リオ ド)は半角) 配置 左揃え ②スタイル名:トピック2 基準にするスタイル 見出し 2 文字書式 サイズ 11pt スタイル 太字 段落書式 インデント 左:1 字 段落前の間隔 0.5 行 段落後の間隔 0.5 行 箇条書き 行頭の文字 (フォント:Wingdings) ③スタイル名:トピック3 基準にするスタイル 見出し 3 文字書式 日本語用のフォント MS ゴシック サイズ 10pt スタイル 太字 下線 段落書式 インデント 左:1 字 段落前の間隔 0.5 行 段落後の間隔 0.5 行
④スタイル名:内容1 基準にするスタイル 標準 文字書式 サイズ 11pt 段落書式 インデント 左:2 字 右:1 字 最初の行 字下げ:1 字 段落後の間隔 0.5 行 ⑤スタイル名:内容2 基準にするスタイル 標準 文字書式 日本語用のフォント MS P ゴシック サイズ 9pt 段落書式 インデント 左:1 字 右:1 字 最初の行 字下げ:1 字 (3) 作成後、「実技用」フォルダに“スタイル.dotx”のファイル名で保存せよ。
【問題 3】 新規作成でテンプレート“スタイル.dotx”を選択し、以下の設問に従ってドキュメン トを作成せよ。 (1) 以下の指示に従って、改ページし、ファイルを挿入せよ。 ①1 ページ目に改ページを挿入し、2 ページ目の 2 行目に、“作成.docx”を挿入する。 ②改ページを挿入し、3 ページ目の 2 行目に“素材.docx”を挿入する。 ③4 ページ目の 2 行目が「心地よい眠りにつくために」で始まるように、適切な位置 に改ページと改行を挿入する。 (2) <仕上り見本>を参考に、2 ページ目の文章を適切な位置で改行し、段落を作成せ よ。 (3) <仕上り見本>を参考に、以下の指示に従って、各段落にスタイルを適用せよ。 スタイル名 スタイル適用箇所 トピック1 「睡眠のリズム」、「睡眠時間はどれだけ必要?」、「心地よ い眠りにつくために」 トピック2 「理想的な睡眠時間」、「今の睡眠に満足していますか?」、 「ぐっすり眠れる寝室とは?」 トピック3 「音」、「光」、「温度・湿度」、「雰囲気」 内容1 「朝、目が覚めても~欠かせないでしょう。」、「理想的な睡 眠 時 間~ とい え ます 。」 、「 あ る調 査で は、 ~得 ら れま し た。」、「睡眠時間が長い~何でしょうか?」 内容2 「 夜 中の 物音 や ~防 音対 策を 。 」、 「寝 る時 に、 ~ 整え ま す。」、「寝室の温度や~環境を整えます。」、「寝室は眠る ための~眠りにつけるでしょう。」 (4) 作成後、「実技用」フォルダに“編集.docx”のファイル名で保存せよ。
【問題 4】 “編集.docx”上で、以下の設問に従ってドキュメントを編集せよ。 (1) <仕上り見本>を参考に、以下の指示に従って、2 ページ目以降に、ページ罫線を 設定せよ。 ページ罫線 設定対象 このセクション全体-1 ページ目を除 く 種類 囲む 罫線の種類 線の太さ 0.75pt (2) 以下の指示に従って、2 ページ目以降に、ヘッダーを作成せよ。 偶数ページ 奇数ページ ヘッダーの文字列 (<仕上り見本>を参考 に、自動的に更新する日 付を挿入する。) 眠りの科学 文字書式 日本語用のフォント MS P ゴシック 英数字用のフォント (日本語用と同じフォント) 段落書式 配置 両端揃え 右揃え (3) 以下の指示に従って、2 ページ目以降に、ページ番号を挿入せよ。 位置 ページの下部 シンプル:番号のみ 2 開始番号 0
文字書式 英数字用のフォント Bookman Old Style
(4) 以下の指示に従って、1 ページ目の上部分に、<作成 2>と同じワードアートを作 成せよ。 ワードアートのスタイル ワードアート スタイル 9 文字列 快眠のすすめ 文字書式 フォント MS ゴシック サイズ 44pt ワードアートスタイル 形状の変更 形状:小波 1 段落書式 配置 中央揃え <作成 2>
(5) 2 ページ目に、「実技用」フォルダにある図ファイル“睡眠.gif”を図として挿入 せよ。また、以下の指示に従って、挿入した図を編集し、<仕上り見本>を参考に、 適切な位置に配置せよ。 サイズ 拡大/縮小 縦横比を固定する:ON 元のサイズを基準にする:ON 高さ:90%、幅:90% 文字列の折り返し 四角 (6) <仕上り見本>を参考に、2 ページ目の本文 3 行目「レム睡眠」の「レム」の後ろ に、以下の指示に従って、脚注を挿入せよ。 脚注 ページの最後 番号書式 1,2,3,・・・(半角) 開始番号 1
挿入する文字列 REM:Rapid Eye Movement (すべて半角で入力する。) (7) 3 ページ目の「日本人の平均睡眠時間」の下の段落「全体~8 時間 20 分」部分を、 文字列の区切りを「タブ」として、2 列 9 行の表に変換し、以下の指示に従って、 編集せよ。また、表題「日本人の平均睡眠時間」および表を、中央揃えに配置せ よ。 文字書式 日本語用のフォント MS ゴシック 英数字用のフォント (日本語用と同じフォント) サイズ 10pt 段落書式 インデント 左:1 字 右:1 字 表のプロパティ 列 幅を指定する:OFF (8) 「実技用」フォルダにある“睡眠に関するグラフ.xlsx”のシート上のグラフを、 3 ページ目「~下のような結果が得られました。」の下部分に、「Microsoft Office Excel グラフオブジェクト」として貼り付け、中央揃えに配置せよ。 (9) 4 ページ目の「音~眠りにつけるでしょう。」部分に、以下の指示に従って、段組 みを設定せよ。 種類 2 段 段の幅と間隔 段の幅をすべて同じにする:ON 間隔:1.5 字 (10) 4 ページ目に横書きテキストボックスを作成して、「質の良い睡眠を得るには、~ 大事なのかもしれない。」部分を横書きテキストボックス内に移動し、以下の指 示に従って、編集せよ。 文字書式 スタイル 斜体 テキストボックスツール の書式 テキストボックス スタイル 塗りつぶし、白枠-アクセント 3 サイズ 高さ:30mm、幅:140mm 文字列の垂直方向の配置 中央揃え
(11)<仕上り見本>を参考に、以下の指示に従って、1 ページ目のワードアートの下に、 目次を作成せよ。 目次 書式 エレガント 目次オプション 目次のスタイル スタイルを指定する ON トピック1 目次レベル:1 トピック2 目次レベル:2 (12) <仕上り見本>を参考に、1 ページ目に「実技用」フォルダにある図ファイル “寝室.gif”を図として挿入し、以下の指示に従って、書式を変更せよ。 サイズ 拡大/縮小 縦横比を固定する:ON 元のサイズを基準にする:ON 高さ:150%、幅:150% 図の効果 光彩(光彩の種類) アクセント 3、11pt 光彩 段落書式 配置 中央揃え (13) 編集後、上書き保存せよ。
【問題 5】 “編集.docx”上で、以下の設問に従ってドキュメントを編集せよ。設問に指示のない ものについては、<仕上り見本>を参考に、方法を工夫して編集すること。 (1) 問題 1 で入力した文章中に誤った漢字が使われている箇所が 1 箇所ある。正しい 漢字に置き換えよ。 (2) 問題 1 で入力した文章中の「シング」のカタカナ部分を適切な漢字に置き換えよ。 (3) <仕上り見本>を参考に、2 ページに収まるようにバランスよくドキュメントを完 成せよ。編集の際、以下の点を確認すること。 ①ワードアートの配置 ②図の配置 ③表の配置 ④グラフの配置 ⑤横書きテキストボックスの配置 ⑥段落のバランス (4) 編集後、上書き保存せよ。 次のページに<仕上り見本>を示す。ただし、問題 5(1)(2)の変更はされていない。