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境への負荷の少ない第 表新幹線鉄道騒音 振動調査結果 ( 平成 21 年度 ) 調査地点 岩国市乙瀬 ( 下り ) 宇部市船木第二沖 ( 上り ) 環境基準 騒音振動 調査結果 注 ) 1 調査は軌道中心から 25m 地点で行った ) 2 振動には環境基準がないが 国が指針値として デ

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第4節 騒音・振動の防止

1. 騒音・振動の現況

⑴環境騒音  平成21年度における環境騒音の状況について、環境基準の類型指定地域を有する市町において測 定した調査結果によると、道路に面する地域以外の一般地域についての環境基準の適合状況は第2 −3−37表のとおりである。 第2−3− 37 表 騒音に係る環境基準達成状況 (平成 21 年度) 地域の類型 一 般 地 域 A及びB C 計 測 定 地 点 数 34 16 50 適 合 地 点 数 26 16 42 適  合  率(%) 76.5 100 84.0 注) 一般地域:道路に面する地域以外の地域    地域の類型 A:専ら住居の用に供される地域          B:主として住居の用に供される地域          C:相当数の住居と併せて商業、工業の用に供される地域 ⑵自動車騒音  平成21年度における自動車交通騒音の状 況については、道路に面する地域について、 一定地域内の住居等(※1)のうち騒音レベル が基準値を超過する戸数及び超過する割合 による評価(面的評価)をすることとなっ ており、測定区間38区間(評価対象:住居 等8,944戸)において面的評価を実施した。 環境基準の達成状況は、昼間(6時〜22時) 及び夜間(22時〜6時)とも環境基準を達 成したのは8,127戸(91%)であり、昼間又 は夜間のみ環境基準を達成したのは427戸 (5%)、昼夜間とも環境基準を達成しな かったのは390戸(4%)であった。  道路の種類別にみると、昼夜間とも環境 基準を達成しているのは、一般国道に面す る区域で3,826戸中3,332戸(87%)、県道で5,118戸中4,795戸(94%)であった。 ※ 面的評価の対象範囲は、原則として道路端から50m までの範囲。 ⑶新幹線鉄道騒音・振動 ア 騒音・振動  新幹線鉄道騒音に係る環境基準の達成状況等を把握するため、平成21年度は2地点で調査を行っ ている。結果は第2−3−38表のとおりで、2地点とも騒音に係る環境基準を超えている。 第2−3−43図 自動車交通騒音の面的評価による          環境基準達成状況(区間全体) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 合計(38地点) 国道(20地点) 県道(18地点) 昼夜間とも達成 夜間のみ達成 昼間のみ達成 昼夜間とも未達成 達成戸数 (( )内は%) 258(7%)236(6%) 27(1%) 142(3%) 285(3%)390(4%) 154(3%) 142(2%) 3,332(87%) 4,795(94%) 8,127(91%)

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環境への負荷の少ない 循環型社会の形成 第2−3− 38 表 新幹線鉄道騒音・振動調査結果 (平成 21 年度) 調査地点 騒   音 振 動 環境基準 (デシベル) (デシベル)調査結果 環境基準適  否 (デシベル)調査結果 岩国市乙瀬     (下り) 宇部市船木第二沖  (上り) 7070 8177 ×× 5244 注) 1 調査は軌道中心から25m地点で行った。  ) 2 振動には環境基準がないが、国が指針値として70デシベルを示している。 イ 低周波音  新幹線鉄道に関し、トンネル突入時等の低周波音を把握するため2地点で調査を行っており、そ の結果は第2−3−39表のとおりである。 第2−3− 39 表 低周波音調査結果 (平成 21 年度) トンネル名(関係市名) (m)長さ 調査抗口 (最大値デシベル)低周波音レベル 岩国トンネル (岩国市) 峠山トンネル (宇部市) 5,1321,822 東西 9798 注) 調査は軌道中心から25m地点で行った。 ⑷航空機騒音  本県には、第2種空港の山口宇部空港及び防衛施設等の飛行場として岩国、防府、小月飛行場が あり、これらの空港、飛行場周辺において、航空機騒音に係る環境基準達成状況把握のための騒音 測定を実施している。  平成21年度の結果は、第2−3−40表のとおり、岩国飛行場周辺の岩国市旭町の1地点を除く全 地点で環境基準を達成している。  なお、岩国飛行場の沖合移設等に伴い航空機騒音の影響を強く受けると予測される和木町、周防 大島町等5地点において、航空機騒音の測定を行った結果(WECPNL)は、50から66であった。 第2−3− 40 表 航空機騒音調査結果 (平成 21 年度) 名 称 調 査 地 点 所 在 地 環境基準(WECPNL) (WECPNL)年平均値 環境基準 適否 1 日 の WECPNL の 最 高 値 騒音ピーク レ ベ ル (デシベル) 山口宇部空港 八王子ポンプ場亀 浦 障 害 灯 宇 部 市 明 神 町宇 部 市 沖 宇 部 7575 6170 6975 9198 岩 国 飛 行 場 門 前 町 旭 町 車 町 岩 国 市 門 前 町 岩 国 市 旭 町 岩 国 市 車 町 70 75 75 63 77 71 ○ × ○ 79 86 84 98 103 101

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小 月 飛 行 場 小 月 小 学 校王 喜 小 学 校 長 生 園 下 関 市 西 の 台 下 関 市 王 喜 本 町 山陽小野田市埴生 70 75 − 53 47 56 ○ ○ − 65 60 72 83 81 96 注)長生園は、環境基準の類型指定地域外である。 ⑸工場・事業場、建設作業等騒音・振動  騒音・振動に係る苦情件数の推移は、第2−3−44図、第2−3−45図のとおりであり、発生源 別としては、騒音は工場・事業場によるものが、振動は建設作業によるものが最も多い。 0 20 40 60 80 100 120 46 32 10 7 3 14 18 140 160

(  )

130 11.7 54 34 4 12 21 19

(  )

144 11.7 45 35 10 9 2 19 21

(  )

141 12.0 工場・事業場 建設作業 交通機関 サービス業 拡声器 家庭生活 その他 第2−3−44図 騒音苦情件数の推移 33 23 8 7 9 17

(  )

97 11.2 33 28 8 5 7 8

(  )

89 8.9 0 2 4 6 8 10 12 21 18 19 20 第2−3−45図 振動苦情件数の推移 年度 注)棒グラフ右端の数値は       を示す。

(       )

公害苦情件数中に占める割合(%)苦情件数 H17 21 18 19 20 年度 H17 苦情件数 苦情件数 1 4 1 2 4 2 3 1 4 1

(  )

8 0.9 1

(  )

0.33

(  )

6 0.5

(  )

2 1 1 0

(  )

9 0.7 4 0.3 工場・事業場 建設作業 交通機関 その他 注)棒グラフ右端の数値は       を示す。

(       )

公害苦情件数中に占める割合(%)苦情件数 2 ⑹近隣騒音 総件数 12 ペット 5 (41.7%) 営業 5 (41.7%) 電気機器 1(8.3%) その他 1 (8.3%) 第2−3−46図 近隣騒音苦情の発生源別件数  近年、都市化の進展や生活様式の変化により、工場・ 事業場、建設作業等を発生源とする騒音だけでなく、 商店・飲食店、家庭の日常生活から発生するいわゆる 近隣騒音に関する苦情等が生活型公害として問題と なっている。  本県における近隣騒音に関する苦情件数は、昭和60 年度をピークに減少傾向で推移しており、平成21年度 は12件で前年度に比べ4件減少した。  発生源別の苦情件数は、第2−3−46図のとおりで ある。

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環境への負荷の少ない 循環型社会の形成

2. 騒音・振動規制

⑴騒音規制法による規制  工場・事業場及び建設作業騒音について規制するとともに自動車騒音に関し、許容限度及び要請 限度が定められている。  規制地域の指定及び規制基準の設定等の事務は知事(下関市にあっては下関市長)が行い、騒音 の測定、事業者等に対する改善勧告・命令、立入検査等の規制に関する事務は規制地域を有する市 町長が行っている。 ⑵振動規制法による規制  工場・事業場における事業活動及び建設作業に伴う振動について規制するとともに、道路交通振 動に係る要請の措置等が定められている。  規制地域の指定及び規制基準の設定に関しては知事(下関市にあっては下関市長)が行い、振動 の測定、改善勧告・命令、立入検査等の規制に関する事務は規制地域を有する市町長が行っている。 ⑶山口県公害防止条例による規制  騒音規制法の対象となっていない指定工場及び特定事業場の騒音、特定建設作業騒音について規 制するとともに、板金作業、製かん作業等の作業騒音、飲食店等の深夜騒音、航空機からの拡声機 騒音等について制限している。  なお、振動に関する規制は設けていない。

3. 騒音・振動対策

⑴自動車交通騒音対策  自動車騒音対策については、平成12年度から、騒音規制法に基づく常時監視として、県を主体に 主要幹線道路沿線において騒音測定を実施している。  また、平成19年度からは、環境基準の指定地域外においても騒音測定を行い、県内全域の現況の 把握に努めている。  道路の沿線における自動車騒音の環境基準達成率は、依然として低い状況にあり、「面的評価」 では、経年的に横ばいであることから、自動車構造の改善等の発生源対策や、地域の状況に応じた 交通規制、交通管制システムの高度化等の交通流対策、道路構造の改善及び沿道環境整備対策等、 関係機関による総合的な対策が進められている。  中でも、交通管制システムの高度化による対策は、交通状況に応じた信号制御により交通の円滑 化と定速度走行を促し、自動車のエンジン音等を低く抑える効果が見込まれ、また、きめ細かい交 通情報の提供が、交通流の分散による交通騒音の低減につながることから、その推進を図っている。

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イ 障害防止対策  「新幹線鉄道騒音・振動障害防止対策処理要綱」に基づき、鉄道事業者において防音工事の助成 を実施しており、平成21年度末現在、75デシベルを超える区域に所在する学校、病院に対する防音 工事は100%(7件)、80デシベル以上の区域の住宅に対する防音工事は99.8%(522 / 523戸)完 了し、また、75デシベルを超え80デシベル未満の区域についても対象住宅の99.6%(1,167 / 1,172戸) の工事が完了している。 ⑶航空機騒音対策  岩国飛行場等の防衛施設周辺における航空機騒音対策については、国において、障害防止対策と して、指定区域内の学校、病院、住宅等の防音工事に対する助成が進められており、平成21年度末 における状況は2−3−41表のとおりとなっている。 表2−3− 41 表 防衛施設周辺における航空機騒音対策の状況 (平成 21 年度末現在) 飛行場名 防音工事実施件数(累計)学校、病院等に対する 住宅防音工事の世帯数(累計) 岩国飛行場 117 26,879 防府飛行場 47 4,169 小月飛行場 17 845 ⑷米軍岩国基地  米軍岩国基地は、在日米海兵隊の拠点飛行場として、FA-18ホーネット、AV-8B ハリアーなどの 主力機が配備され、日夜、離着陸訓練を繰り返しているが、基地が市の中心部に位置し、市街地に 隣接していることから、周辺住民は、長年にわたり、騒音の被害に苦しんできた。  このため、従来から次の取組を進めている。 ア 基地沖合移設の促進  航空機騒音や事故の危険性など、基地による様々な障害を改善・除去するため、現在の滑走路を 東側沖合に約1,000m 移設するもので、国(防衛施設庁)によって、平成8年度に着手され、平成 22年度末の完成に向けて工事が進められており、平成22年5月29日から移設後の滑走路の運用が開 始された。  県では、従来から事業の早期完成が図られるよう、国に対し要望を行っている。 イ 国による周辺対策  国(防衛省)は、騒音被害を被っている市町村や住民に対して、公共施設の整備や住宅の防音工 事への助成等、各種対策を実施している。  県では、これら周辺対策の事業費の増額や制度の改善等について、国に対し、要請を行っている。 ウ 騒音軽減への対応  県と岩国市は、平成21年度に常時測定点と移動測定点合わせて13地点で測定を行い、騒音の実態 把握に努めるとともに、滑走路の沖合移設や今後の在日米軍の兵力態勢の再編に伴う新たな騒音対 策の検討に資することとしている。  また、従来から、地元自治体と岩国基地との間で、滑走路運用時間の遵守等、航空機騒音の規制 措置に関する確認事項を定めており、違反等があった場合には、岩国市等とともに、基地に対し、

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環境への負荷の少ない 循環型社会の形成 ⑸工場・事業場、建設作業等への対策  工場・事業場及び建設作業に係る騒音・振動苦情については、立入検査、測定等を実施し、指導 を行っている。 ⑹近隣騒音対策  近隣騒音対策については、条例の規定による静穏の保持、カラオケボックス営業を含む深夜騒音 の制限、拡声機の使用の制限等の指導を行っている。  また、近隣騒音のうち家庭の日常生活から発生する騒音に関しては、発生原因となる家庭用機器 等の騒音低減の対策も必要であるが、基本的には住民のモラルやマナーの向上を図ることが望まし いことから、市町等を通じた住民の騒音防止意識の啓発に努めている。

参照

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