第七章 高齢化時代における地域コミュニティの現状と課題 はじめに 平 篤志 本章では、高齢化時代における地域コミュニティの現状と課題について考察する。具体的に は、香川県三木町を事例地域として、その社会経済的特徴を把握した上で、居住者を主体とする コミュニティがどのような状態にあり、どのような課題を抱えているかを地域的、空間的視点に たって明らかにし、今後の地域コミュニティのあり方を探る。特に、地域社会に普遍的に立地す る公民館や公立小学校に注目し、これらの施設を核としたコミュニティ活動に着目する。 ここでいう地域コミュニティとは、地域住民が自主的に参加し、その総意と協力により、住み よい地域社会を構築することを目的として構成された集団を指す。地域コミュニティの形成に際 して、日本ではこれまで自治会︵町内会︶が中心的な役割を果たしてきた。しかし、生活様式の 変化や価値観の多様化、人口構造の変化などによって、近年、自治会の活動は停滞あるいは縮小 気昧であり、地域コミュニティ形成の中心的役割を必ずしも果たせなくなりつつある。 甜
第一節 三木町の人□構造と社会経済的特徴 図7−1 香川県における三木町の位置 (行政界は2005年4月現在) 三木町は、東西約六キロ、南北約一ハキロの細長 い形をし、高松市に隣接する人口規模で香川県下で 最大の町である︵図7−1、図7−2︶。豊かな自然 に囲まれて住環境はよく、近隣地域への交通アクセ スも使利なことから、ごく最近まで人口増がっづき、 子供たちの姿も比較的多く見られる。大学・高校等 教育機関が多く立地することから﹁文教のまち﹂と して知られる。躍動感あふれる祭りなどを通じて町 外からの観光客も少なくない。人と自然が共存する まちづくりが町の目標である。 三木町のある香川県の人口は、一九八〇年代半ば までは増加をっづけ、一九八五年に一〇〇万を突破 したもののその後は停滞している。一方、三木町 の人口は、一九五五年二八、六八二人であったが、 一九七〇年まで滅少をつづけコ三、三〇八人となった 狗
第七章 高齢化時代における地域コミュニティの現状と課題 ものの、その後は増加に転じ、二〇〇〇年にはニハ、七六九人となり四五年前の水準にまで戻っ て いる。しかし、二〇〇八年九月一日現在の人口は二八、六五七人でほとんど変わらず、町人口 は今、転換点にあるといえる。三木町は、高松のペッドタウンとして発展したことが、人□増の 主要な要因となっている。実際、一九八五年以降三木町の自然増減はほぼ桔抗状態にあるが、社 会増滅は一貫してプラスである。ただし、転入の超過は、一九九五年の三二三人をピークとして 減少傾向にある。 他方、三木町の内部の人口動向が、町の地理的特徴に呼応して一様でないことに注意を要す 牟礼町 三木町の概要(2005年) (三木町資料による) 図7−2 硲
る。一九九八年以降明らかな人口増をみたのは、町内コー地区のうち氷上・平木のニ地区のみで あり、他地区は停滞か減少傾向にある。年齢別の人□構成は、県と三木町に大きな差違はない。 二〇〇〇年時点における、○歳から一四歳までの若年人口、一五歳から六四歳までの生産年齢人 □、そして六五歳以上の高齢人口の比率をみると、香川県ではそれぞれ一四・五%、六四・五%、 二〇・九%を占めるが、三木町では、それぞれ一四・四%、六五・五%、二〇・一%となっている。 三木町の高齢者の実数は、一九七五年の二、六五一人から二〇〇〇年には五、九一四人へと二・二 倍に増加しており、人口の高齢化は三木町においても進行中である。一人暮らしの高齢者は、 一九九〇年には二六四人であったが、二〇〇四年には五五四人となり、早い速度で増加しており その対応が急がれる。 三木町は、高松市のペットタウンであることから、都市的な特徴が強いと推測される。しか し、県と三木町の産業別就業者率を比較すると、都市化が進みつつあるものの、農村的な特徴を 依然として合わせもつことがわかる。二〇〇〇年時点の、第一次産業就業者率は、県が七・四%、 三木町が九・六%であった。ただし、第三次産業就業者が六割を超える点では共通している。こ の三木町の特徴は、町が経済政策を立案する際にそれを難しくしかねない。都市的な政策と 農村の活性化を維持するための政策をバランスよくとることが求められるからである。町は、 二〇〇一年に﹁人と自然にやさしいまち・三木﹂を基本目標とする、向こう一〇か年におよぶ第 四次振興計画を策定した。若者や女性が生きがいをもって働ける職場づくりを進め、若者の定住 硲
第七章 高齢化時代における地域コミュニティの現状と課題 化とI・J・Uターンの促進を図ることが重要とされ、農業・工業・商業・観光の調和的発展を 通して産業の振興に努め、活力あるまちづくりに取り組むとする。しかし、他の市町や他の地方 圈においても同様の計圓が推進されようとしており、いかに差別化を図るかが課題である。 第二節 地域コミュニティの現状と課題 本節では、三木町における地域コミュニティの現況を説明する。具体的には、地域コミュニ ティがどのような状態にあり、そこでどのような活動が行われているか、またどのような課題を 抱えているか明らかにする。 日本の都市や農村社会に広く組織されている白治会は、地域に住む入々や働く人々が地域のた めに活動する任意団体であり、地域コミュニティ組織の一つである。白治会の活勤は、地域コ ミュニティ活動の育成と推進、防犯・防災、環境美化、親睦、交通安全、福祉、行政への協力な どからなり、会員の会費と補助金等の収入によって自主的に運営されるのが基本である。しか し、近年、核家族化の進行やライフスタイルの多様化により、また地域によっては住民の高齢化 によって自治会活動の停滞や縮小がみられ、新たな地域コミュニティの創出が図られているとこ ろもある。 三木町内のいわゆる﹁地区﹂は、基本的に一九五九年の合併以前の町村域に対応している。た 原
だし、白山地区は井戸と下高岡、神山地区は神山と小蓑の旧行政域からなる。以下、都市的な側 認 面と農山村的な側面を合わせもつ三木町の特徴を捉えるため、事例地区として前者からは氷上地 区を、後者から小蓑地区を取り上げる。 ︵一︶自主的な社会組織∵目治会 三木町役場では、町内の自治会の存立状態を全体的には把握していない。通常、市町村は自治 会の配置丁構成を把握し、自治会を地域住民とのパイプの一つとしており、これは珍しい事例 といえる。町の広報は、集落単位に配置されている町広報委員︵二〇〇五年一月時点で三一ニ 人︶がその配布を担当している。旧六町村にあたる六地区の世帯数は、二〇〇五年一月現在計 ハ、六七八世帯である。自治会の下部組織である老人会と子供会は町全体にわたって横断的に組 織されている。 各集落は、白治会の規約を制定し、集落の費用で集会場を建設してきた。新住民が自治会に加 入することは、地区や集落によっては﹁メンバー入り﹂などと呼ばれる。以前は、場所によって 伝統行事である獅子舞︵獅鼓舞と呼ばれる︶に参加することが求められた。その後、一九九〇年 代末より町の行事として﹁獅子舞フェスタ﹂が毎年一〇月に行われるようになり、住民参加の形 態が多様化され、行事への参加が容易になった。また、以前は自治会への参加の際に、自治会の 集会場建設費用の分担を求められることもあった。この経費負担が、新住民に対して自治会加入
第七章 高齢化時代における地域コミュニティの現状と課題 三木町の各公民館における自主グループ活動 自主グループ活動 カラオケ、太鼓、大正、琴、川柳など17団体 カラオケ、史談会、書道、詩吟など13団体 カラオケ、太鼓、詩吟、生、け花など10団体 婦人体操、カラオケ、日舞、囲碁など17団体 太鼓、大正、琴、民謡、生け花など12団体 詩吟、大正、琴、民謡、白山登山など21団体 ヨーガ、 ヨーガ、 大正.琴、 ヨーガ、 太極拳、 表7−1 施 設 名 田中公民館 神山公民館 井戸公民館 池戸公民館 地域交流センター ウォーキングセンター銭太鼓、 (広報みき、陥、454、2005年6月による) を思いとどまらせる一つの要因となっていた。▽万で、自治会に参加 しなければ、ゴミ出しや子供会参加の点で不利益が生じたこともあっ た。そこで、町はその解決策として、白治会に参加しない世帯をいく つか集めて﹁班﹂の形成を促して問題の解決を図った。また、集落毎 に一、二存在する﹁お当屋﹂と呼ばれるお堂では、荒神等の講が行わ れてきた。講は、月に一度開かれ旧住民が参加してきた。一方、水利 組合は、三木町の地形の特徴から南北方向に組織されてきた。消防団 は、現時点では団員に不足はみられない。団員は、旧住民の自営業 者、農業従事者が中心である。 ︵二︶公民館を中心としたコミュニティ 三木町には、各種のコミュニティ施設が存在する。公民館の名称を もつ施設は、田中、神山、井戸、池戸各公民館であるが、地域交流セ ンター、ウォーキングセンターも公民館的な機能を有する。各公民館 毎に趣味サークルが組織され、全体で一〇〇に近い自主グループが存 在する︵表711︶。 三木町地域交流センターは、地域の人たちの生涯学習の拠点として 叙
二〇〇〇年に開館した。文化活動やグループ活動を通じて人々が交流する場として、また地域文 卯 化の創造と継承の場として期待されている。木材をふんだんに使用した建物内には、交流ホー ル、交流会議室、情報資科室、調理室が設けられている。当センターは、当初、公立学校におけ る学校五日制の開始に合わせて、児童の活動の場としての役割を担っていた。具体的には、竹馬 や竹とんぼづくりなど竹を中心とした遊びなどが、月二凹第二土曜日に行われた。日常的には、 ﹁児童クラブ﹂を核とした放課後の児童の遊び場としても機能している。その後、地域の婦人会 の活動の場としても使用されるようになり、写真敦室や料理教室が開かれた。地域からできるこ とを自主的に行うことがセンター活動の基本である。スタッフは、現在、所長を含めて三名であ る︵二〇〇五年調査時︶。これらの利用者は、氷上地区の住民が中心であるが、三木町以外から の利用者も存在する。氷上地区の住民は、おおまかに旧住民六割、新住民四割という構成で、現 在地区コミュニティのまとまりが十分にあるとはいえない。今後は、親と子がともに遊ぶ行事づ くりが課題であり、この種の行事を通じたコミュニティづくりが目指されようとしている。 しかしながら、センター運営の課題として、さまざまな活動を行う際の、その指導者となる講 師探しがある。予算の制約もあり、有償の講師を雇うことは難しく、ボランティアの講師が中心 となっている。所長自らも講座を担当しているのが現状である。▽万、当センターに隣接して、 図書館や会議室など各種設備の充実した複合施設﹁サンサン館三木﹂があり、ともに地域のコ ミュニティ施設として、それぞれの施設の明確な役割分担が重要となっている。
第七章 高齢化時代における地域コミュニティの現状と課題 且︶公立小学校を中心としたコミュニティー氷上小学校の事例 氷上地区にある氷上小学校は、学校施設の地域への開放を積極的に行ってきた。運動場や体育 館は、学区内の子供会や、PTAや地域のスポーツクラブなどに活用されている。しかし、他の 施設は、安全管理面から一般への開放は行われていない。学校に隣接して前述した地域交流セン ターがあり、PTA活動の一部がそちらで行えることもその理由である。学校の運動会は、地域 の中の学校という意識のもとで、地域の運動会へとその対象範囲と参加者が拡大されつつある。 氷上小学校の歴史は一〇〇年を越える。二〇〇五年三月時点の児童数は四六八人である。児童数 は増加傾向にあり、二〇〇五年度の新一年生は一クラス増えて三クラスになった。 子供会、白治会への加入率は九割を超えるが、近年転入者が増加するとともに若干低下傾向に あるという。地域と学校との交流としては、農業従事者の協力を得て、イチゴ畑やサツマイモ畑 で栽培や観察体験を行っている。また、お茶やお花の講習会もある︵幼稚園と地域との関係で は、高齢者を中心とした地域の住民が先生役となり、むかし遊びを敦えるなどの活動がある︶。 現在、氷上小学校は、国内における児童、生徒への傷害事件等の増加を受けて、登下校時の付 き添いなど学校の安全面での地域協力のあり方を模索している。地域の学校支援組織として、地 域自治会を母体とする氷上教育振興会がある。物品補助など学校活動をバックアップしてきた。 地域と学校との達携を強化しようとする際に課題となる点として、自治会構造の複雑さがある。 辺
すでに述べたように、三木町の自治会が地域を網羅するように組織されていないため、例えば学 認 校の状況を報告する﹁学校だより﹂を域内に配布しようとしても、地域全体に配布するための術 がないのが現状である。その他の課題として、学校敦育への地域の人材のさらなる活用が挙げら れる。そのためには、学校と地域内の諸組織とのネットワーク作りが重要となる。 第三節 住民の地域社会活動の実態と﹁地域社会﹂観−アンケート調査による分析 ここでは、地域住民に対するアンケート調査結果に基づき、住民の地域社会活動の実態と地域 社会観を分析する。アンケート調査は、三木町の全面的な協力の下、二〇〇五年後半に実施され た。アンケート送付先は、母集団︵住民基本台帳記載の二〇歳以上の男女︶から無作為抽出した。 配布数は一、〇〇〇、有効回答数は三七九であった。ここで取り扱う地域社会活動は、自治会活 動、サークル活勤、ボランティア活動とする。 ︵一︶居住歴と地域社会活動 まず、居住歴と地域社会活動の関係については、住民を新住民と旧住民に分類して分析した。 ここで、新住民とは、アンケート回答者からみて本人の代から三木町内の現住所に居住している ものとし、その他は旧住民とみなした。結果は以下の通りである︵図7−3参照︶。
第七章 高齢化時代における地域コミ ュニティの現状と課題 居住歴と自治会活効参加度 全体 1日住民 新住民 皿■ ㎜ づ、……,,・ニ、、、1・、I 旛鵬贈踪● ㎜ 『ゾブヅ………五5、-、'`jy,で、、、ミ゛、I 皿㎜ ㎜ ⑤ 囲 ⑤ 言 … … … ; 1 ゛ E F 2 , ' 、 2 ; ; 1 ・ ゛ . ゛ E 、 ` ゛ [ . ' ` ・ l ・ l i . 、 J ? ■ O% 2 0 % 40% 60% 80% 1 0 0 % ロよく参加する ●時々参加する 口あまり参加しない 口全く参加しない 全体 旧住民 新住民 全体 旧住民 新住民 全体 旧住民 新住民 O% 20% 居住歴とサークル活勁参加度 40% 6 0 % 80% 居住歴とボランティア活動参加度 100% │㎜ 言詰 言言言言 胆言言胆言諒言■ 酢㎜ │朧類 贈皿贈言言言贈胆 ㈲言言II ■ 言胆言腸言服肖 脂賜言贈市 百限聯首■ O% -図7−3 幻 20% 20% 40% 40% 60% 80% 居住歴と地域社会観 60% 100% 80% 100% ロよく参加する ■時々参加する 口あまり参加しない ロ全く参加しない ●無回答 ._ ロよく参加する ●時々参加する 口あまり参加しない 口全く参加しない ●無回答 曰自治会の範囲 ■大字の範囲 口小学校の学区 口三木町 ■香川県 四その他 乙 三木町住民の居住歴とコミニュティ活動・地域社会観 (アンケート調査により作成) ¬ニコ
・居住歴と自治会活動参加度一旧住民の方が、新住民よりも参加度が高い。 ∴后住歴とサークル活動参加度一サー︲・クル活動は、旧住民に比べ新住民の方が積極的であるが、 新住民はサークル活動に熱心な者とそうでない者に分極化している。 ・居住歴とボランティア活動参加度一ボランティア活動への参加は、新住民・旧住民とも低く、 それぞれ七割近い回答者が全く参加しないと答えた。 ・居住歴と地域社会観一基本的に、新住民・旧住民とも﹁三木町﹂の範囲を﹁地域社会﹂の範囲 と見なしているといえるが、より詳絹にみると旧住民の方がよりミクロな空間範囲を﹁地域社 会﹂として認識している。 ︵二︶年齢層と地域社会活動 次に、年齢層と地域社会活動への参加度の関係について分析する。年齢層は、青年層︵二〇− 三〇代︶、中年層︵四〇−五〇代︶、高齢層︵六〇代以上︶に区分した。結果は以下の通りである ︵図7−4参照︶。 ・年齢層と自治会活動参加度一予想されるとおり、年齢層と自治会活動参加度の関係は、年齢層 が上がるほど参加度も高くなる傾向がある。地域社会の高齢化はこれからもつづくと予想さ れ、自治会活動を維持するためには、青年層の積極的な参加が求められる。 ・年齢層とサークル活動参加度一年齢層とサークル活動参加者との間には、明確な差違は確認さ 脚
第七章 高齢化時代における地域コミュニティの現状と課題 全体 高齢層 中年暦 青年層 全体 膏年眉 全体 高齢眉 中年眉 青年層 全体 高齢層 中年層 青年層 O% 20% 年齢層と自治会活動参加度 40% 60S 80% 年齢層とサークル活動参加度 1 0 0 % - l俣 、 ・ a ’ − 沁 に ‘ ’ 、 ’ ・ 言言帽言言聯 ぶ 昌 . 附 出 以㎜ l l ・ − - S㎜ lり ♂ ♂ - s ♂ v % % v ♂ 〃 ♂ % ・ μ ・ ・ 、 、 心 ど 占 占 v ゝ ♂ ♂ ゝ ♂ 〃 ゝ ♂ v ゝ v 心 ゝ ゝ ♂ 《 v ゝ㎜ 覧 潭 S 皿 -㎜ lり S ポ む む 旨 む ぶ り ¢ 屎 回 ー は ご り y φ 悛 ; 仙 J ぶ ふ 以 泌㎜ - ・以 ぷ ` 召 に む m ‘ a s 福 犀 ー に ’ M j m ゛ ゛ 1 ふ り 以 む ぶ コ m M a ぶ ` ゛ 認 以 m膳脂回㎜ O% 20% 40% 60% 80% 年齢層とボランティア活動参加度 1 0 0 % ㎜ │煕応固呂呂 匹回鰯回賜ヨ踊煕拐匹脳m回贈萌 巡苑m読凪㎜ ー㎜ li桓?珊玉屁l辺辺M限9画R鰯!mH 邱副屈副腿詰回亘匍腿9言‰㎜ ㎜ ♂ φ ゝ ⇔ ン ♂ 《 ♂ ン ♂ 《 ÷ ゝ ÷ ♂ ♂ 《 ン X φ ゝ W 〃 ゝ M い む ふ 瑞 ` 附 ` ‘ ゛ 眼 ゛ ` ` な 叫 ? 応 ' 詞 ン ÷ ♂ ゝ 占 《 ⇔ ゝ ÷ x ゝ 《 占 ゝ ÷ ♂ 《 ÷ 占 ゝ ン 《 ÷ ン ゝ ÷ ン x 《 《 ? ♂ ゝ ÷ ン 《 4 《 ? ? ♂ 《 ♂ 《 ÷ ♂ / 《 ÷ ゝ ÷ 占 ÷ ン ? ♂ φ ゝ φ ン㎜ ■ │胆談 亘 ; i n l s S 万 暇 拓 § d l i l § t R s 自 汚 回 i i t 呂 昏 呂 H 呂 回 M H I 1 1 M i i t j i l ! I H i j i l 1 1 呂 I E i j n i a 1 ' i R j l § t ・ ヨ │ ; 5 j i i 回 g 6 j 朧 │ ; 回 M i m l 谷 回 l i i j l 1 H II O% -図7−4 舒 20% 2 0 % 40% 60% 年齢層と地域社会観 4 0 % 6 0 % 80% 8 0 % 1 0 0 % ロよく参加する ■時々参加する □あまり参加しない 口全く参加しない ■無回答 □よ る ■時々参加する □あまり参加しない 口全く参加しない ■無回答 EIよく参加する ■時々参加する ロあまり参加しない 口全く参加しない ■無回答 ●大字の範囲 □小学校の学区 ロ三木町 ●香川県 ロその他 ●無回答 一 1 0 0 % 三木町住民の年齢層とコミニュティ活動・地域社会観 (アンケート調査により作成) 二
れない。 ・年齢層とボランティア活動参加度一年齢層とボランティア活動参加度との関係は、自治会活動 と似た傾向がみられるが、全体としてボランティア活動は活発ではない。 ・年齢層と地域社会観一年齢層と地域社会観との間には、共通点と相違点がみられる。共通点 は、どの年齢層も、﹁三木町﹂を地域社会の範囲と考えるものが最も多く、第二位の選択肢は、 年齢層ごとに異なる結果が出た。高齢層では、二三・七%の回答者が﹁自治会の範囲﹂を選択 したのに対し、青年層、中年層では﹁小学校の学区﹂を選択したものが、それぞれヱハ・一%、 一五・ハ%であった。この結果は、自治会活動参加度と連動しており、現庇の自治会の空間単 位を今後再考する際の一つの根拠となろう。 第四節 おわりに 本章では、香川県の県都高桧市に隣接する三木町を事例地域として、その社会経済的特徴と地 域コミュニティの存立状態について説明した。事例地域において確認されたように、自治会を中 心とする町内の伝統的な住民組織はその活動が不活発になりつつある。その一つの要因は、若 年・壮年層の自治会離れであり、もう一つの要因は、自治会連合会といった横断的な組織の不在 にある。一方で、公民館やそれに類似した施設は十分に整備されており、またそれら施設を拠点 %
とした住民の諸活動は活発化しつつあり、地域コミュニティの素地は依然として存在する。地域 に普遍的に立地する公立小学校も、総合学習の深化や児童の安全確保の面から地域社会との結び つきを強めようとしている。小学校もまたその多様な設備の存在から地域コミュニティの拠点の - k つとして機能しうる。 現在の日本社会では、都市部、農村部を問わず、核家族化が進行し、合わせて少子高齢化が進 んでいる。政府や地方自治体の財政状態が厳しくなり、さまざまな機能や活動の﹁官から民﹂ヘ の移行の動きが全国的に広がる中で、住民主体のまちづくりの必要性が叫ばれている。そのため には、活力ある地域コミュニティづくりが不可欠である。その範囲として、公立小学校の学区程 度の広さが適することが、三木町における調査からも確認された。日本の地域社会においては、 今新たな地域コミュニティの構築が急がれる。 注 本稿は、拙著﹁香川県三木町の社会経済的特徴と地域コミュニティの存立状態﹂︵香川大学教 育学部研究報告第1部一二七号、二〇〇七年︶に加筆したものである。 ︹参考文獣︺ 秋元律郎﹃都市社会学の源流Iシカゴ・ソシオロジーの復権﹄有斐閣、一九八九年 原
岡橋秀典﹃周辺地域の存立構造﹄大明堂、一九九七年 篠原重則﹃過疎地域の変貌と山村の動向﹄、大明堂、一九九一年 平 篤志﹁東京都千代田区神田地区における人口減少に伴うコミュニテイの変容﹂﹃地理学評論﹄ 六三巻一ご万、一九九〇年 高橋 誠﹃近郊農村の地域社会変動﹄古今書院、一九九七年 町村敬志﹃﹁世界都市﹂東京の構造転換﹄東京大学出版会、一九九四年 認