三
島
市
生
涯
学
習
推進プラン
本編表 用の
要 表 用の
(概要版)
H 2 8 ~ H 3 7
H28 H32 H37
中間評価
三島市
生涯学習推進プラン
基 本
目 標
1
2
3
4
心豊かに学び 夢と希望のあふれるまちに
学びの
学びの
学びの
学びの
学びの
学びの
学び合いの
学び合いの
定し、地域社会の教育力の向上と連帯をはかり、「豊かな自然と伝統ある文化が調和した学習都市 ふ るさと・三島」 を実現するために、「推進体制の整備」、「教育の基盤づくり」、「学習条件の整備」、「学 習情報の提供と学習相談の実施」 の 4 つを基本的方向とし、本市総合計画を基本にした生涯学習関連 事業を積極的に推進してきました。
平成 18 年の教育基本法の改正、平成 25 年の第 2 期教育振興基本計画の策定など、生涯学習を取り 巻く社会情勢等へ対応した施策を推進するために、三島市では新たに推進大綱を見直すこととしました。
本プランは、子どもから大人まであらゆる年代の市民を対象とし、学校教育、家庭教育、社会教育、 文化活動、スポーツ活動、レクリエーション活動、ボランティア活動、企業内教育、国際理解、趣味 などさまざまな学習活動について、団体等による活動を含め、本市の生涯学習を総合的・計画的に推 進するためのものです。
本プランの計画期間は、平成 28 年度(2016 年度)から平成 37 年度(2025 年度)までの 10 年間とします。
「三島市生涯学習推進プラン」は、本市がこれまで進めてきた、個人の学びを支援し、学習環境の整 備を進めるとともに、今後も、市民が心豊かな生活を送るための生涯学習を推進するため、「心豊かに 学び 夢と希望のあふれるまちに」を基本目標とします。
プランの位置付け・目的
計画期間
重点 1
重点 2
市民がライフステージに沿って、豊かな人生を歩むための基礎づくりとして、家庭教育、学校 教育、子育て環境の充実を図るとともに、学校、家庭、地域が連携し、地域で家庭や学校を支援 する取組を推進します。
家庭教育はすべての学びの原点、出発点であることから、家族のふれあいを通して、子 どもが、基本的な生活習慣や生活能力、人に対する信頼感、豊かな情操、他人に対する思 いやり、社会的なマナーなどを身につけていくための支援を充実します。
未来を担う子どもたちの豊かな学びを支えていくためには、学校・家庭・地域がそれぞ れの役割を自覚し、連携・協力しながら、地域社会全体で子どもたちの教育支援が必要で あるため、地域社会での教育や学習活動や学校支援地域本部事業を推進します。
乳幼児期は生涯にわたる人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期です。幼稚園や保 育園の教育・保育内容を充実するとともに、より良い親子関係を形成し、子どもの健やか な育ちを実現するために子育て支援体制を充実します。
小・中学校では、基礎、基本的な学力を身に付けるだけでなく、生涯にわたる学習を行 うために必要な基本的な能力と、自ら学ぶ意欲・態度が育つように、学校教育を充実します。
①家庭教育機能の向上
②親子のふれあう機会の提供
①人間性豊かな児童 ・ 生徒を育成する教育の推進
②心身の健康を育む教育の推進
③生徒指導や特別支援教育の充実
①地域社会での教育や学習活動の推進
②学校支援地域本部事業の推進
①幼児期の学校教育 ・ 保育の推進
②子育て支援体制の充実
(1) 家庭教育の充実
(2) 学校教育の充実
(3) 学校、 家庭、 地域の連携体制の整備
(4) 子育て環境の充実
学びの基礎づくり
基 本 的 方 向
推進項目
推進項目
推進項目
重点 3
誰もが、いつでも、どこでも生涯にわたり学ぶことができるよう、多様な学習機会を提供し、 団体の支援や連携により、多様な学習資源の活用を図ります。
①各種講座 ・ イベントの充実
②家庭教育の支援
③成人教育の充実
④青少年の健全育成の推進
⑤生涯学習指導者の人材活用
⑥郷土資源の継承と文化財の保全 ・ 活用
⑦多様な文化 ・ 芸術活動の推進
⑧スポーツ ・ レクリエーション活動の推進
⑨生涯を通した 「健幸」 づくりの推進
⑩高齢者の生きがいづくりの推進
⑪障がい者の自立のための学習
⑫安全なまちづくりの推進
⑬快適で美しいまちづくりの推進
⑭ボランティア活動の推進
⑮生活課題や地域課題に対応した学習機会の充実
⑯現代的な課題に対応した学習機会の提供
⑰消費者教育の推進
①公民館利用団体の活動支援
②社会教育関係団体の育成 ・ 支援
③地元企業との協働による生涯学習活動の実践
④大学などと連携した生涯学習活動の充実
人生のあらゆる時期に、いつでも、どこでも、だれでも気軽に学び、学びを通して市民 同士が交流できるような取組を進めます。また、生活課題や現代的課題を把握した上で、 既存の講座・教室を見直し、市民のライフステージに応じた形で再構築していくなど、充 実した学習機会を提供します。
公民館利用団体や社会教育関係団体の活動を支援し、地元企業や大学などと協働による 生涯学習活動を実践し、ボランティア活動を推進します。
(1) 多様な学習機会の提供
(2) 多様な学習資源の活用
学びの仕組みづくり
推進項目
重点 4
重点 5
重点 6
メールの使い方
市民の誰もが身近なところで、人生を豊かにする生涯学習を行うことができるよう学習施設の 環境整備に努めます。また、あらゆる機会や場所で学習することができるよう情報の提供手段の 充実や学習相談、広報啓発活動を推進します。
①生涯学習センター、 公民館、 市民文化会館、 野外活動施設等の整備 ・ 充実
②知識と情報の拠点としての図書館機能の充実
③学校施設の開放
④スポーツ施設の整備促進
① ICT の整備と学習情報の提供
②情報提供のネットワーク化
③ ICT に関する生涯学習活動の推進
①学習相談機能の充実
① 「広報みしま」 等による広報の推進
②ポスター ・ パンフレット等による広報の推進
③ SNS を活用した情報共有の推進
快適な学習環境を提供するため、生涯学習施設、図書館、学校、スポーツ施設などの施 設の環境整備に努め、安心、安全に使用することができるよう計画的に改修、修繕など適 正な維持管理に努めていきます。
情報通信技術の進展に伴い、ICTの活用が日常生活に浸透する中で、いつでもどこで もできるICTを効果的に活用した生涯学習の支援ができるように学習情報の提供手段の 充実を図ります。
市役所、生涯学習センター、公民館などの窓口において、市民の学習欲求に対応する相 談を行うとともに、家庭や地域、学校、関係機関との連携を強化した体制づくりに努めます。
生涯学習を始めるきっかけづくりや生涯学習への参加を促進するため、イベント・講座 情報、講師・サークル情報などを広報誌やインターネットなどの複数の媒体でわかりやす く提供し、市民の生涯学習活動をサポートします。
(1) 学習環境の整備 ・ 充実
(2) 学習情報の提供手段の充実
(3) 学習相談の実施
(4) 広報 ・ 啓発の推進
学びの環境づくり
基 本 的 方 向
推進項目
推進項目
推進項目
重点 7
生涯学習を通じて得た知識や経験が個人にとどまらず、社会や地域での活動に生かされるよう 支援します。人と人との交流が新たな学びや生きがいをもたらすという、学びの成果を生かす機 会や団体の活動支援などを充実します。
①団体間の交流、 情報交換の場の提供
②公民館利用団体の活動支援 【再掲】
③社会教育関係団体の育成 ・ 支援 【再掲】
①地域における指導者の人材発掘や活動場所と機会の創出
②指導者の養成と活用
③研修会機会の充実
①生涯学習を支援する市民ボランティアの登録 【再掲】
②自主活動グループの設立 ・ 活動支援
③学習成果の発表機会の充実
生涯学習施設や公民館などで団体の活動や育成の支援をしていく中で、生涯学習指導者、 生涯学習ボランティア等、NPO 団体やボランティア団体の情報交換や交流の場の設定によ り、人材育成の充実を図ります。
生涯学習を進める上で、学習を指導する講師、生涯学習やボランティア活動の核となる コーディネーター、団体やグループのリーダーなどの役割が重要となることから、生涯学 習指導者の指導力を高める研修の場を継続して提供し、育成機会の充実を図ります。
市民活動支援センターや市民ボランティアと連携し、ガーデンシティみしまの推進など、 さまざまな場において活躍しているボランティア活動の支援に努めます。
また、生涯学習まつり、公民館まつり、ファミリー・サポート・センター等のボランティ アが活躍できる場づくりを進めます。学習した成果を発表することは、社会への還元とな るとともに、学習者にとっても喜びとなり、更なる学習意欲へとつながります。作品展、 発表会の開催や、活動のPR展示を行い、日頃の学習成果の発表の場を提供します。
(1) 団体の活動支援
(2) 指導者の養成と人材確保
(3) 学びの成果を生かす機会の充実
学び合いの地域づくり
推進項目
推進項目
市 民
民 間 団 体
生涯学習に
関わる団体
社会教育関係団体、
公民館利用団体等 NPO、企業、
カルチャーセンター等
三 島 市
連携 ・
協 働
連 携
・ 協
働
連 携
・ 協
働
連 携・
協 働
連 携・ 協 働
場 ・
機 会
の 提
供 場
・
機
会
の
提
供
場
・
機
会
の
提
供
三島市の生涯学習を推進するに当たり、従来の行政の枠組みを越えて市民生活に関わる施策全般を 生涯学習の観点から捉え直します。学校を含む市と家庭、地域、関係機関、関係団体が適切な役割分 担のもと連携・協働し、多様化する市民の学習ニーズに応える総合的な施策を推進します。
また、プランに基づき本市における生涯学習の取組をより一層推進し、実効性を高めていくために、 生涯学習課をはじめ、関係部署、社会教育委員、公民館運営審議会、各種団体が相互に連携・協働し、 施策を推進します。
あらゆる年代の市民が学習、スポーツ、文化・芸術、趣味、ボランティア活動などさまざまな学び を通して心豊かな生活を送るために生涯学習に取り組むことが期待されます。
開かれた団体活動を通して主体的に学びの場をつくるとともに、三島市において生涯学習の基盤づ くりに取り組むことが期待されます。
民間団体ならではの学習資源の提供や、市・地域との協働による生涯学習の取組が期待されます。
三島市における生涯学習の取組をより一層推進し、実効性を高めていくため、市民、事業者、生涯 学習に関わる団体と相互に連携・協働し施策を推進します。
プランの推進に当たっては、各主体が以下の役割を意識し、さまざまな立場から生涯学習に取り組 むことが期待されます。
プランの推進と進行管理
各主体に求められること
(1)プランの推進体制
(1)市民
(2)生涯学習に関わる団体(社会教育関係団体、公民館利用団体等)
(3)民間団体(NPO、企業、カルチャーセンター等)
0 20 40 60% 市民の要望に合った内容の講座を やす
N 468
施設の設備・備品を充実さ る 生涯学習に関するイベント・行事を行う 施設の数を やす 社会 活動への支援 にない、わからない 自主学習グループの活動への支援 講師などの人材情報を提供する 相談体制の充実 学習成果の発表の場などを提供する 現 のままでかまわない 行政の支援は必要ない その他
51.7 28.0 27.1 19.2 13.0 13.0 12.0 10.0 9.0 1.3 2.6 4.5 3.8 2.8 3.2 9.5
0 20 40 60%
地域コミ ニティづくり N 222
教 を高める学習活動 知識と情報の 点としての機能 地域 民の健 づくり 地域が える様々な課題への対応
社会の要 が高い分 の学習の場 個人が える様々な課題への対応 ( 多 代間交流、 子高 化など)
( や子育ての相談など) になし その他
50.0 47.7 33.3 30.6 17.1 16.7 7.2 4.1
社会教育、文化活動、スポーツ活動、レクリエーション活動、ボランティア活動、企業内教育、国 際理解、趣味などさまざまな場や機会において行う学習の意味で用いられます。また、人々が、生 涯のいつでも、自由に学習機会を選択し学ぶことができ、その成果が適切に評価される社会として 「生涯学習社会」という言葉も用いられます。
生涯学習の振興に向けてより多くの市民が生涯学習を行うようになるために、大切だと思うことと して、5割を超える回答者が市民の要望に合った内容の講座を増やすことが必要だと思っています。
生涯学習センターや公民館に求めるものとして、5割の回答者が生涯学習センターや公民館に地 域コミュニティづくりを求めています。