扉
著者 浅見 克彦
雑誌名 東西南北
巻 2010
ページ 248‑247
発行年 2010‑03‑18
URL http://id.nii.ac.jp/1073/00001543/
248 [1] ──
和光大学総合文化研究所年報『東西南北』2010島 の 想 像 力
文化 の根 源を 問う
公開 シン ポジ ウム
和光 大学 総合 文化 研究 所 主催
2 0
0 9 12 年 19 月 日 和 光 大 学 棟 B 2 0 教 7 室
島の 生活 と文 化︑ そこ には 人を 惹き つけ てや まな い何 かが ある︒ それ は︑ 島が 人間 の奥 底に ある 何か を照 らし 出す から では ない か︒ 島の 文化 的想 像に 定位 して
︑人 間の 根源 へと 迫る 基 ︒
調講 演│
│島 の魅 力│ その 社会 的基 盤か ら考 える 小島 瓔
︵琉 球大 学名 誉教 授︶ コメ ント
││ アン チコ スモ スの 観点 から 浅見 克彦
︵和 光大 学教 授︶ コメ ント
││ 久高 島︵ 沖縄
︶の 八月 行事 から 小山 和行
︵沖 縄研 究者
︶ 討
議│
│司 会・ 山本 ひろ 子︵ 和光 大学 教授
︶
公開シンポジウム:島の想像力
── [2] 247
さす がに 十二 月︒ 会場 へと 向か うあ いだ︑首 に何 かほ しい ほど だ った が︑ 参加 者の 間に は確 かに 静か な熱 気が あっ た︒ それ は︑ 学内 の教 員・ 学生 だけ でな く︑
﹁島 の魅 力﹂ に惹 かれ た市 民の かた がた の参 加が 多か った こと にも よる のだ ろう
︒ 昨年 暮れ の十 九日
︒﹁ 島の 想像 力︱
︱文 化の 根源 を問 う﹂ と題 し て︑ 研究 所主 催の シン ポジ ウム が開 催さ れた
︒二
〇〇 八年 度の プロ ジェ クト
﹁島 のコ スモ ロジ ーと 想像 力﹂ の成 果を 踏ま えた もの であ る︒ この プロ ジェ クト が︑ 伊豆 と沖 縄の 島々 を主 な研 究対 象と した こと から
︑両 領域 で貴 重な 成果 をあ げて きた 碩学
︑小 島瓔
氏に 基 調講 演を お願 いし
︑プ ロジ ェク トメ ンバ ーが 各自 の成 果を 織り 込み なが ら討 論を 展開 した
︒小 島氏 の講 演は 話術 に長 けた 圧倒 的な もの だっ た︒ とく に︑ 古代 から 近世 にわ たる 資料 の分 析と
︑多 くの 島で の聞 き取 りの 成果 を周 到に 絡ま せた 議論 は︑ その 機微 を省 くこ との でき ない 貴重 なも のだ った
︵掲 載し た講 演内 容に は具 体的 事実 や資 料 の裏 付け をし めす ため の書 き加 えが ある
︒︶ パネ ラー を交 えた 討論 でも
︑ 創世 神話
︑八 月行 事な どを めぐ って 重要 な点 が確 認さ れた と思 う︒ 正直
︑領 域や 方法 を異 にす る専 門研 究者 の討 論に つき まと う︑ 噛み 合わ せの 難し さは 残っ た︒ しか し︑ 何よ りも
︑専 門研 究と 呼び うる レベ ルを しめ しえ たこ とに
︑少 なく ない 意義 があ った とい える だろ う︒ 多く の参 加者 をえ て︑ 市民 に開 かれ たシ ンポ ジウ ムが 実現 でき た のは
︑プ ロジ ェク トメ ンバ ーが 築い てき たネ ット ワー クの 広さ にも よる が︑ 宣伝 と準 備に 多く の時 間と 労力 を費 やし た裏 方の 皆さ んの おか げで もあ る︒ 記し て感 謝し たい
︒
﹇浅 見克 彦﹈