長谷川義正教授のご退任記念号の刊行によせて (長 谷川義正教授御退任記念号)
著者 鈴木 岩行
雑誌名 和光経済
巻 45
号 3
ページ i
発行年 2013‑03
URL http://id.nii.ac.jp/1073/00001862/
長谷川義正教授のご退任記念号の刊行によせて
長谷川義正教授のご退任記念号の刊行によせて
経済経営学部長
鈴 木 岩 行
本『和光経済』第45巻第3号は,2013年3月末日をもってご退任される長谷川義正教授が,長年に わたり携われた教育研究へのご貢献とご尽力に対し,経済経営学部として称えるべく,長谷川義正教授 のお名前を冠して刊行の運びとなりました。
長谷川義正教授は,1965年3月に明治大学政治経済学部経済学科を卒業後,明治大学大学院政治経 済学研究科修士課程そして博士課程へと進まれ,1971年3月の満期退学後,1972年6月に和光大学経 済学部(現経済経営学部)経済学科に専任講師として着任されました。1977年には助教授に,1981年 には教授に任ぜられました。1982年には経済学科経済学コース主任に,そして翌83年に学生生活副部 長,さらに学生生活部長代理をへて,85年には学生生活部長として重責を果たされました。1991年に は入試委員長,92年には企画室代表,93年には経済学科長,2002年から経済学部長(2004年から学部 名称変更により経済経営学部長),同時に和光学園評議員・理事の要職を歴任されました。さらに,
2007年からは進路指導部長(組織変更により2009年からキャリア支援ディレクター),大学院社会文 化総合研究科におきましても,2008年から現代経済・ビジネスコース長を務められました。
学外でも,学会活動においては,日本貿易学会で長らく理事の要職に就かれ,また母校の東洋学園で 評議員・理事を務められました。
本学において長谷川先生は,主に経済学科の中心をなす科目である「工業政策論」と「経済政策
(論)」を一貫して担当されました。最終講義では「ゆらぐ新興諸国経済のフレームワーク」のタイトル でお話しされましたが,このタイトルに表されているように,先生のご研究は新興国の工業化・経済発 展とそれに伴いそれまでの経済理論も変容を求められるというものだと思われます。
そして,先生を語るうえで外すことができないことは,和光大学で学園紛争が激しかったときに学生 生活部長を務められたことです。現在の和光大学からは想像することもできませんが,非常に激務であ り,大変なご苦労をされました。また,寛容な先生のご性格から著名な舞踊家等専門に拘らず多彩な卒 業生が育っています。さらに,温厚なお人柄をお慕いする学生は多く,たくさんの卒業生が先生を訪ね られるのを拝見しております。まさに,私達教育に携わるものの手本であります。
大学創設初期より本学部を支えられた先生の蓄積を,残る私達が十分に吸収してきたかと問われるな らば心もとない限りです。しかしながら,時代と正面から格闘された長谷川先生の自覚と気概は,今後 とも私達の目標であり続けるでしょう。
ここに,改めて長谷川先生の本学部での長期にわたるご献身,ご尽力に対しまして,心より感謝を申 し上げたいと存じます。より適任の先生方が多数おられることを知りながら,このような文を認めさせ ていただくには若輩で失礼と存じますが,あえて経済経営学部を代表させていただき,長谷川先生に対
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しまして謝辞を述べさせていただきますとともに,先生のさらなるご健勝とご活躍を祈念申し上げる所 存です。
2013年3月