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業績の概況 事業拡大とさらなる成長に向けた基盤固めを進めています 医薬品 医療機器のアウトソース市場では 新薬開発 の推進や開発期間の短縮 開発コストの抑制に向けた需要が拡大する一方 一層のサービスの高品質化 効率化が求められています このような環境のもと 当社グループではさらなる成長に向けた基盤固

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将来の予想について 本報告書に記載されている、将来に関する予想については、現在入手可能な情報か ら当社経営陣の判断に基づいて行った予想であり、実際の業績は、さまざまな要素 により、これらの予想とは異なる結果となる場合があります。 株主様の口座がある証券会社にお申出ください。なお、証券会社に口座 がないため特別口座が開設されました株主様は、特別口座の口座管理 機関である三井住友信託銀行株式会社にお申出ください。 住所変更等のお申出先について 配当金お支払いの際にご送付しています「配当金計算書」は、租税特別 措置法の規定に基づく「支払通知書」を兼ねています。確定申告を行う 際は、その添付資料としてご使用いただくことができます。 ただし、株式数比例配分方式をご選択いただいている株主様につきまし ては、源泉徴収税額の計算は証券会社等にて行われます。確定申告を行 う際の添付資料につきましては、お取引の証券会社等にご確認ください。 なお、配当金領収書にて配当金をお受取りの株主様につきましても、配 当金のお支払いの都度「配当金計算書」を同封させていただいていま す。確定申告をなされる株主様は大切に保管してください。 「配当金計算書」について お知らせ

株式のご案内

事業年度 定時株主総会 基準日 株主名簿管理人 郵便物送付先 (電話照会先) 電子公告を掲載する ホームページ 毎年10月1日から翌年9月30日まで 毎年12月 定時株主総会・期末配当 毎年9月末日 第2四半期配当      毎年3月末日 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社 〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 0120-782-031 取次事務は三井住友信託銀行株式会社の本店 および全国各支店で行っています。 http://www.eps-holdings.co.jp/ IRに関するお問い合わせ先 TEL :03-5684-7873 FAX :03-5804-0361 E-mail:ir@eps.co.jp URL :http://www.eps-holdings.co.jp/ このビジネスレポートは適切に管理された森林から伐採された木材を原料とするFSC®認証紙を 使用しています。また環境負荷の少ないUVエコインキを使用し、水無し印刷で印刷しています。

ビジネスレポート

2017年10月1日~2018年9月30日

28

(2)

次期の見通し

医薬品・医療機器のアウトソース市場では、新薬開発

の推進や開発期間の短縮、開発コストの抑制に向けた需

要が拡大する一方、一層のサービスの高品質化・効率化

が求められています。

このような環境のもと、当社グループではさらなる成長

に向けた基盤固めとして、国内では高効率と高品質の両

立を図る組織・プロジェクト管理の強化、海外では製薬会

社への営業強化、管理コストの削減、ヘルスケア市場の深

耕と開拓などを進めました。

これらの結果、当期の連結業績は売上高65,769百万円

(前期比8.7%増)、営業利益7,193百万円(同5.2%減)、経

常利益7,436百万円(同4.8%減)、親会社株主に帰属する

当期純利益4,388百万円(同5.9%減)となりました。

2019年9月期は、ホールディングス体制をさらに充実させ てグループマネジメント力の強化を図ります。中期経営計画 の実現を目指して、既存事業を強化しつつ新たな価値の創 CRO事業は、治験業務が臨床開発のマネジメント強化と社 内管理体制一元化を進めることで売上・利益とも計画を上回 りました。その他の業務も概ね堅調に推移し、全体で売上高は 前期比増、利益も前期並みを確保しました。 SMO事業は、統合が進捗し、プロジェクト管理の強化、品質 管理体制の充実に取り組みました。業績については、医薬品 開発の少数症例化による影響を利益面で受けました。 CSO事業は、医薬向けコールセンター部門が大阪地区での コールセンター増床などにより好調に推移したものの、製薬 会社のMR削減によるCMR部門の落ち込みを吸収できず、減 収減益となりました。 Global Research事業は、実施中のプロジェクトが堅調に進 捗したほか、新規受注も寄与して売上高が拡大しました。営業 利益も、アジアパシフィックの管理業務を日本で一元管理にし たことなどによりコスト効率が向上し、大幅に改善しています。 益新事業は、製品関連事業における継続的な既存市場深耕 と新規市場開拓が収益拡大に寄与しました。中国の商流変化 により、上海華新生物高技術有限公司の販売額が増加してい ます。また専門サービス事業では、現地の大手CROとの戦略的 提携により、これまで業績面で苦戦を強いられてきた中国国内 におけるCRO事業の再構築を図っています。

収益基盤の強化、新たな付加価値創出に取り組みます

出を図り、事業拡大のための投資を実行していきます。業績 は売上高72,000百万円、営業利益7,200百万円、親会社株主 に帰属する当期純利益4,700百万円を計画しています。

海外事業概況

国内事業概況

売上高

(単位:百万円) 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 2019年9月期第29期 (予想) 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 2019年9月期第29期 (予想) 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 2019年9月期第29期 (予想)

営業利益

(単位:百万円)

親会社株主に帰属する当期純利益

(単位:百万円) 80,000 60,000 40,000 20,000 0 8,000 6,000 4,000 2,000 0 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0

売上高

(単位:百万円) 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 60,000 40,000 20,000 0

営業利益

(単位:百万円) 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0

売上高

(単位:百万円) 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期

営業利益

(単位:百万円) 18,000 12,000 6,000 0 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 300 0 △300 △600

株式還元について

当社は利益配分について、将来の事業展開と収益力向上に向け企業体 質の強化に必要な内部留保を確保しつつ、株主の皆様への利益還元を 継続的に充実させていくことを基本方針とし、連結配当性向30%を目標 に実施しています。 上記に則り、当期の期末配当金は、直近の配当予想(13円)から特別配 当4円を増配し、1株当たり17円としました。中間配当12円と合わせた年 間配当金は29円です。 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 2019年9月期第29期 (予想) (単位:円) 第2四半期   期末 配当性向(単位:%) 40 30 20 10 0 32 24 16 8 0 30 29.7 28 27.3 29 30.3 CRO 6,651 CRO 6,651 SMO 1,269 SMO 1,269 CSO 384 CSO 384 CRO 31,004 CRO 31,004 SMO 14,297 SMO 14,297 CSO 7,813 CSO 7,813 CRO 30,004 CRO 30,004 SMO 14,016 SMO 14,016 CSO 8,303 CSO 8,303 益新 11,093 益新 11,093 益新 6,199 益新 6,199 Global Research 4,942 Global Research 4,942 Global Research 4,816 Global Research 4,816 益新 121 益新 121 Global Research 13 Global Research 13 20 10 17 12 15 13 7,193 7,193 7,591 7,591 7,2007,200 4,388 4,388 4,663 4,663 4,7004,700 65,769 65,769 60,482 60,482 72,000 72,000 特別配当 8円 特別配当 4円 52,323 52,323 53,11453,114 8,304 8,304 CRO 6,653 CRO 6,653 SMO 1,698 SMO 1,698 CSO 486 CSO 486 8,837 8,837 11,015 11,015 16,035 16,035 134 134 益新 251 益新 251 Global Research △536 Global Research △536 △285 △285

業績の概況

事業拡大とさらなる成長に向けた

基盤固めを進めています

(3)

次期の見通し

医薬品・医療機器のアウトソース市場では、新薬開発

の推進や開発期間の短縮、開発コストの抑制に向けた需

要が拡大する一方、一層のサービスの高品質化・効率化

が求められています。

このような環境のもと、当社グループではさらなる成長

に向けた基盤固めとして、国内では高効率と高品質の両

立を図る組織・プロジェクト管理の強化、海外では製薬会

社への営業強化、管理コストの削減、ヘルスケア市場の深

耕と開拓などを進めました。

これらの結果、当期の連結業績は売上高65,769百万円

(前期比8.7%増)、営業利益7,193百万円(同5.2%減)、経

常利益7,436百万円(同4.8%減)、親会社株主に帰属する

当期純利益4,388百万円(同5.9%減)となりました。

2019年9月期は、ホールディングス体制をさらに充実させ てグループマネジメント力の強化を図ります。中期経営計画 の実現を目指して、既存事業を強化しつつ新たな価値の創 CRO事業は、治験業務が臨床開発のマネジメント強化と社 内管理体制一元化を進めることで売上・利益とも計画を上回 りました。その他の業務も概ね堅調に推移し、全体で売上高は 前期比増、利益も前期並みを確保しました。 SMO事業は、統合が進捗し、プロジェクト管理の強化、品質 管理体制の充実に取り組みました。業績については、医薬品 開発の少数症例化による影響を利益面で受けました。 CSO事業は、医薬向けコールセンター部門が大阪地区での コールセンター増床などにより好調に推移したものの、製薬 会社のMR削減によるCMR部門の落ち込みを吸収できず、減 収減益となりました。 Global Research事業は、実施中のプロジェクトが堅調に進 捗したほか、新規受注も寄与して売上高が拡大しました。営業 利益も、アジアパシフィックの管理業務を日本で一元管理にし たことなどによりコスト効率が向上し、大幅に改善しています。 益新事業は、製品関連事業における継続的な既存市場深耕 と新規市場開拓が収益拡大に寄与しました。中国の商流変化 により、上海華新生物高技術有限公司の販売額が増加してい ます。また専門サービス事業では、現地の大手CROとの戦略的 提携により、これまで業績面で苦戦を強いられてきた中国国内 におけるCRO事業の再構築を図っています。

収益基盤の強化、新たな付加価値創出に取り組みます

出を図り、事業拡大のための投資を実行していきます。業績 は売上高72,000百万円、営業利益7,200百万円、親会社株主 に帰属する当期純利益4,700百万円を計画しています。

海外事業概況

国内事業概況

売上高

(単位:百万円) 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 2019年9月期第29期 (予想) 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 2019年9月期第29期 (予想) 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 2019年9月期第29期 (予想)

営業利益

(単位:百万円)

親会社株主に帰属する当期純利益

(単位:百万円) 80,000 60,000 40,000 20,000 0 8,000 6,000 4,000 2,000 0 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0

売上高

(単位:百万円) 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 60,000 40,000 20,000 0

営業利益

(単位:百万円) 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0

売上高

(単位:百万円) 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期

営業利益

(単位:百万円) 18,000 12,000 6,000 0 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 300 0 △300 △600

株式還元について

当社は利益配分について、将来の事業展開と収益力向上に向け企業体 質の強化に必要な内部留保を確保しつつ、株主の皆様への利益還元を 継続的に充実させていくことを基本方針とし、連結配当性向30%を目標 に実施しています。 上記に則り、当期の期末配当金は、直近の配当予想(13円)から特別配 当4円を増配し、1株当たり17円としました。中間配当12円と合わせた年 間配当金は29円です。 第27期 2017年9月期 2018年9月期第28期 2019年9月期第29期 (予想) (単位:円) 第2四半期   期末 配当性向(単位:%) 40 30 20 10 0 32 24 16 8 0 30 29.7 28 27.3 29 30.3 CRO 6,651 CRO 6,651 SMO 1,269 SMO 1,269 CSO 384 CSO 384 CRO 31,004 CRO 31,004 SMO 14,297 SMO 14,297 CSO 7,813 CSO 7,813 CRO 30,004 CRO 30,004 SMO 14,016 SMO 14,016 CSO 8,303 CSO 8,303 益新 11,093 益新 11,093 益新 6,199 益新 6,199 Global Research 4,942 Global Research 4,942 Global Research 4,816 Global Research 4,816 益新 121 益新 121 Global Research 13 Global Research 13 20 10 17 12 15 13 7,193 7,193 7,591 7,591 7,2007,200 4,388 4,388 4,663 4,663 4,7004,700 65,769 65,769 60,482 60,482 72,000 72,000 特別配当 8円 特別配当 4円 52,323 52,323 53,11453,114 8,304 8,304 CRO 6,653 CRO 6,653 SMO 1,698 SMO 1,698 CSO 486 CSO 486 8,837 8,837 11,015 11,015 16,035 16,035 134 134 益新 251 益新 251 Global Research △536 Global Research △536 △285 △285

業績の概況

事業拡大とさらなる成長に向けた

基盤固めを進めています

(4)

回答内容の 平準化 回答時間 短縮 最新情報での回答 質問と回答 患者 AI EPSグループで構築 相談員 大学・医療機関 Web ××薬を服用している間、 喫煙しても大丈夫ですか? ①××××× と言われています。 検索結果 ①××××× ②×××× ③××××× セキュアな稼働基盤 ビッグデータ データセンターA群 データセンターC群 冗長化 センター1 センター3 センター2 センター4 医師 医師 研究者

医薬品開発・臨床研究の実施を支えるプラットフォーム

●臨床研究および医師主導  治験における業務受託  (事務局、モニタリング、   データマネジメント、統計解析など) ●臨床研究受託の  IT/ICTサービス基盤供給 ●ビッグデータ型医療系  電子データサービス事業の展開 AI(人工知能) ビッグデータ ●グローバルデータ解析、  データマネジメント業務の供給 ●医療ビッグデータ事業の展開 臨床研究 IT ニアショア・オフショア 研究者 製薬会社 大学・医療機関 効率性の高い臨床研究の実施 正確で透明性のあるデータマネジメント リアルワールドデータ※1の有効活用

医薬品開発・臨床研究を支援する次世代サービスを構築

NRO

(Next-stage(New) Research Organization)

セグメントを再編成

医薬品市場の競争が世界規模で激しくなるなかで、

ジェネリック医薬品の普及促進もあいまって医薬品開発

および臨床研究のコスト抑制が求められています。

さらに、2018年4月に施行された臨床研究法により、該

当する研究の業務や手続きが厳格化されました。

こうしたなかで、製薬会社や医療機関にとって研究実

施にともなう各業務の効率化と透明性確保が重要な課題

であり、それらを解決する方法として、アウトソーシングの

需要がますます高まっています。

このような背景のもと、当社は2018年10月にCPOセグ

メントを改編し、ITサービス2社、中国におけるデータサー

ビス会社を加えてNROセグメントとして再編成しました。

NROセグメントでは、従来の医師主導治験および臨床

研究の支援機能を中心とした専門サービスに加え、医薬IT

を融合させた新たなサービスの構築、またニアショア、オフ

ショアを活用した効率的なデータマネジメントサービスの

体制整備などを通じて、新たな付加価値の創出を目指し、

今後も、医療機関、製薬会社のご期待に応えていきます。

※1 臨床現場のデータ。診療報酬請求(レセプト)データなど実診療下のデータ、またはそのデータベースのこと

医療機関の相談員が用いる診療ガイドライン検索シス

テムにAIの導入を進めています

※2

。相談員によるキー

ワード検索をAIがサポートし、インターネット上から適切

な最新情報を素早く入手できます。患者様からの質問に

その場で答えるスピードや回答の質を高め、さらに、相

談員の力量に依存しないサービスの平準化も可能にし

ます。

※2 当社グループでIT事業を担うイートライアルがシステムを開発

医薬ITソリューション「e-Catch」

※3

を医療機関の臨床

研究用クラウド型EDC

※4

インフラとして提案していま

す。医師の実務に合わせた操作性と多彩な機能で、ク

ラウド環境でのデータ入力から収集、管理までを1つ

のパッケージで実現。臨床研究の効率と正確性・信頼

性を高め、利用者を増やすことでビッグデータの活用

につなげることが可能です。さらなる事業の拡大を図

るため、PMS(製造販売後調査)向けの「e-Catch」の開

発も始めています。

※3 往来技術が開発・保有するソリューション。当社は株式交換により2018年 11月に同社を子会社化しました

※4 Electronic Data Capture: 電子的データ収集

ビッグデータの活用

特集

1

AI(人工知能)化に向けて

診療ガイドラインの検索をAIがサポート

最新のIT導入例

先進的EDCインフラでビッグデータの活用へ

(5)

回答内容の 平準化 回答時間 短縮 最新情報での回答 質問と回答 患者 AI EPSグループで構築 相談員 大学・医療機関 Web ××薬を服用している間、 喫煙しても大丈夫ですか? ①××××× と言われています。 検索結果 ①××××× ②×××× ③××××× セキュアな稼働基盤 ビッグデータ データセンターA群 データセンターC群 冗長化 センター1 センター3 センター2 センター4 医師 医師 研究者

医薬品開発・臨床研究の実施を支えるプラットフォーム

●臨床研究および医師主導  治験における業務受託  (事務局、モニタリング、   データマネジメント、統計解析など) ●臨床研究受託の  IT/ICTサービス基盤供給 ●ビッグデータ型医療系  電子データサービス事業の展開 AI(人工知能) ビッグデータ ●グローバルデータ解析、  データマネジメント業務の供給 ●医療ビッグデータ事業の展開 臨床研究 IT ニアショア・オフショア 研究者 製薬会社 大学・医療機関 効率性の高い臨床研究の実施 正確で透明性のあるデータマネジメント リアルワールドデータ※1の有効活用

医薬品開発・臨床研究を支援する次世代サービスを構築

NRO

(Next-stage(New) Research Organization)

セグメントを再編成

医薬品市場の競争が世界規模で激しくなるなかで、

ジェネリック医薬品の普及促進もあいまって医薬品開発

および臨床研究のコスト抑制が求められています。

さらに、2018年4月に施行された臨床研究法により、該

当する研究の業務や手続きが厳格化されました。

こうしたなかで、製薬会社や医療機関にとって研究実

施にともなう各業務の効率化と透明性確保が重要な課題

であり、それらを解決する方法として、アウトソーシングの

需要がますます高まっています。

このような背景のもと、当社は2018年10月にCPOセグ

メントを改編し、ITサービス2社、中国におけるデータサー

ビス会社を加えてNROセグメントとして再編成しました。

NROセグメントでは、従来の医師主導治験および臨床

研究の支援機能を中心とした専門サービスに加え、医薬IT

を融合させた新たなサービスの構築、またニアショア、オフ

ショアを活用した効率的なデータマネジメントサービスの

体制整備などを通じて、新たな付加価値の創出を目指し、

今後も、医療機関、製薬会社のご期待に応えていきます。

※1 臨床現場のデータ。診療報酬請求(レセプト)データなど実診療下のデータ、またはそのデータベースのこと

医療機関の相談員が用いる診療ガイドライン検索シス

テムにAIの導入を進めています

※2

。相談員によるキー

ワード検索をAIがサポートし、インターネット上から適切

な最新情報を素早く入手できます。患者様からの質問に

その場で答えるスピードや回答の質を高め、さらに、相

談員の力量に依存しないサービスの平準化も可能にし

ます。

※2 当社グループでIT事業を担うイートライアルがシステムを開発

医薬ITソリューション「e-Catch」

※3

を医療機関の臨床

研究用クラウド型EDC

※4

インフラとして提案していま

す。医師の実務に合わせた操作性と多彩な機能で、ク

ラウド環境でのデータ入力から収集、管理までを1つ

のパッケージで実現。臨床研究の効率と正確性・信頼

性を高め、利用者を増やすことでビッグデータの活用

につなげることが可能です。さらなる事業の拡大を図

るため、PMS(製造販売後調査)向けの「e-Catch」の開

発も始めています。

※3 往来技術が開発・保有するソリューション。当社は株式交換により2018年 11月に同社を子会社化しました

※4 Electronic Data Capture: 電子的データ収集

ビッグデータの活用

特集

1

AI(人工知能)化に向けて

診療ガイドラインの検索をAIがサポート

最新のIT導入例

先進的EDCインフラでビッグデータの活用へ

(6)

MR業務効率化に人材とITを活用

スズケングループと

新たなビジネスモデルを創造

製薬会社では、業務効率化のためにMRの訪問コスト

削減が進められています。しかし、医療現場との密な対話

をなくしては、ニーズに最適な商品・サービスの提案や、

医薬品の適正使用などに関する情報提供をすることがで

きません。

その課題解決に向け、当社グループは大手医薬品卸ス

ズケンと2018年10月に合弁会社ESリンクを設立し、新た

なビジネスモデルのサービスを開始しました。機動力の

高いスズケンのMSがMRに代わって医療機関を訪問し、

医薬品情報などの専門的なコミュニケーションにはMS

が携帯するタブレット端末を活用。端末と接続した当社

グループのコンタクトセンターで、MR・薬剤師などの専

門スタッフが「バーチャルMR」として医師の質問などに

的確に応答します。このリモート・ディテールサービス「ES

ナビゲーション」により、MRの機能を確保しつつ大幅な

業務改革を可能にします。

今後さらに、両社の機能を統合した新たなサービス

で、総合的に製薬会社の業務改革に貢献していきます。

当社とスズケンは2016年の資本業務提携後、中国を

中心に共同で事業を展開しています。また同社はEPS益

新とも業務提携しており、中国での医薬品事業のパート

ナーでもあります。今後さらに協力関係を強め、革新的な

サービスの開発を推進していく予定です。

EPSグループとスズケンとの協業の歩み

ESリンクが提供するビジネスモデル

製薬会社の課題を人材とITで解決

製薬会社

新たなニーズ

全国のMS

バーチャルMR

合弁会社

株式会社ESリンク

タブレット端末(イメージ)

MRの機能を補完

MRをIT化し品質を維持

医療機関

バーチャルMRから 評価レポートを 提出 MSが ESナビゲーションを 通して 医薬品情報、 最新学会情報など を提供 2016年

中国で

医薬品事業を強化 資 本 業 務 提 携 2018年

日本で

合弁で新サービスを提供 MR(Medical Representatives)とは、製薬会社の営業担当者 のことです。医薬品の適正使用に必要な情報を医師らに提供す るとともに医療現場の情報を収集することを使命とし、自社医薬 品の普及につなげます。医薬品の販売は担当しません。

MR

とは・・・ MS(Marketing Specialist)とは、医薬品卸売業の営業担当者 のことです。医療機関・保険薬局などを日常的に訪問して医薬品 の紹介と商談を担うほか、医薬品などに関する情報の提供や収 集を行います。

MS

とは・・・

用 語 解 説

MR訪問コスト 削減 IT活用による 業務効率化 効率的な 予算管理 EPファーマライン が提供 スズケン が提供 医師 バーチャルMR

特集

2

(7)

MR業務効率化に人材とITを活用

スズケングループと

新たなビジネスモデルを創造

製薬会社では、業務効率化のためにMRの訪問コスト

削減が進められています。しかし、医療現場との密な対話

をなくしては、ニーズに最適な商品・サービスの提案や、

医薬品の適正使用などに関する情報提供をすることがで

きません。

その課題解決に向け、当社グループは大手医薬品卸ス

ズケンと2018年10月に合弁会社ESリンクを設立し、新た

なビジネスモデルのサービスを開始しました。機動力の

高いスズケンのMSがMRに代わって医療機関を訪問し、

医薬品情報などの専門的なコミュニケーションにはMS

が携帯するタブレット端末を活用。端末と接続した当社

グループのコンタクトセンターで、MR・薬剤師などの専

門スタッフが「バーチャルMR」として医師の質問などに

的確に応答します。このリモート・ディテールサービス「ES

ナビゲーション」により、MRの機能を確保しつつ大幅な

業務改革を可能にします。

今後さらに、両社の機能を統合した新たなサービス

で、総合的に製薬会社の業務改革に貢献していきます。

当社とスズケンは2016年の資本業務提携後、中国を

中心に共同で事業を展開しています。また同社はEPS益

新とも業務提携しており、中国での医薬品事業のパート

ナーでもあります。今後さらに協力関係を強め、革新的な

サービスの開発を推進していく予定です。

EPSグループとスズケンとの協業の歩み

ESリンクが提供するビジネスモデル

製薬会社の課題を人材とITで解決

製薬会社

新たなニーズ

全国のMS

バーチャルMR

合弁会社

株式会社ESリンク

タブレット端末(イメージ)

MRの機能を補完

MRをIT化し品質を維持

医療機関

バーチャルMRから 評価レポートを 提出 MSが ESナビゲーションを 通して 医薬品情報、 最新学会情報など を提供 2016年

中国で

医薬品事業を強化 資 本 業 務 提 携 2018年

日本で

合弁で新サービスを提供 MR(Medical Representatives)とは、製薬会社の営業担当者 のことです。医薬品の適正使用に必要な情報を医師らに提供す るとともに医療現場の情報を収集することを使命とし、自社医薬 品の普及につなげます。医薬品の販売は担当しません。

MR

とは・・・ MS(Marketing Specialist)とは、医薬品卸売業の営業担当者 のことです。医療機関・保険薬局などを日常的に訪問して医薬品 の紹介と商談を担うほか、医薬品などに関する情報の提供や収 集を行います。

MS

とは・・・

用 語 解 説

MR訪問コスト 削減 IT活用による 業務効率化 効率的な 予算管理 EPファーマライン が提供 スズケン が提供 医師 バーチャルMR

特集

2

(8)

決算報告

(単位:百万円) 区 分 (2017年9月30日)前連結会計年度 (2018年9月30日)当連結会計年度 資産の部 Ⅰ 流動資産 44,023 42,170 Ⅱ 固定資産 20,322 23,280  有形固定資産 4,145 4,892  無形固定資産 7,834 7,402  投資その他の資産 8,342 10,985 資産合計 64,345 65,450 負債の部 Ⅰ 流動負債 15,287 14,587 Ⅱ 固定負債 4,195 4,119 負債合計 19,483 18,706 純資産の部 Ⅰ 株主資本 40,545 41,670 Ⅱ その他の包括利益累計額 1,272 1,864 Ⅲ 非支配株主持分 3,043 3,209 純資産合計 44,862 46,743 負債純資産合計 64,345 65,450

連結貸借対照表(要旨)

(単位:百万円) 区 分 (自 2016年10月1日前連結会計年度 至 2017年9月30日) 当連結会計年度 (自 2017年10月1日 至 2018年9月30日) Ⅰ 売上高 60,482 65,769 Ⅱ 売上原価 41,406 42,469  売上総利益 19,075 23,299 Ⅲ 販売費及び一般管理費 11,484 16,106  営業利益 7,591 7,193 Ⅳ 営業外収益 334 354 Ⅴ 営業外費用 115 110  経常利益 7,809 7,436 Ⅵ 特別利益 311 ― Ⅶ 特別損失 86 208   税金等調整前当期純利益 8,034 7,228   法人税等合計 3,057 2,637   非支配株主に帰属する   当期純利益 313 202   親会社株主に帰属する   当期純利益 4,663 4,388

連結損益計算書(要旨)

(9)

決算報告

(単位:百万円) 区 分 (自 2016年10月1日前連結会計年度 至 2017年9月30日) 当連結会計年度 (自 2017年10月1日 至 2018年9月30日) Ⅰ 株主資本 40,545 41,670   資本金 3,888 3,888   資本剰余金 13,451 13,601   利益剰余金 23,437 26,347   自己株式 △ 230 △ 2,167 Ⅱ その他の包括利益累計額 1,272 1,864   その他有価証券評価差額金 372 1,012   為替換算調整勘定 1,007 861   退職給付に係る調整累計額 △ 107 △ 9 Ⅲ 非支配株主持分 3,043 3,209   純資産合計 44,862 46,743

連結株主資本等変動計算書(要旨)

(単位:百万円) 区 分 (自 2016年10月1日前連結会計年度 至 2017年9月30日) 当連結会計年度 (自 2017年10月1日 至 2018年9月30日) Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー 7,835 3,465 Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 3,726 △ 3,489 Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー 2,005 △ 4,259 Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額 375 △ 61 Ⅴ 現金及び現金同等物の増減額 6,490 △ 4,344 Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高 16,607 23,097 Ⅶ 現金及び現金同等物の期末残高 23,097 18,753

連結キャッシュ・フロー計算書(要旨)

(注) 記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しています。 個別注記表は、Webサイトにて開示しています。

(10)

(2016年9月30日現在) 自己株式 2.26% 1,049,754株 1名 金融機関 15.38% 7,124,900株 35名 金融機関 15.38% 7,124,900株 35名 その他国内法人 25.49% 11,808,163株 38名 証券会社 1.26% 587,998株 21名 個人・その他 18.44% 8,540,743株 4,963名 外国人 37.13% 17,199,831株 167名

所有者別分布

2018年9月30日 現在

会社情報

株式情報

取締役および監査役

(2018年12月21日現在) 代表取締役 厳 浩 田 代 伸 郎 田 中   尚 取締役 折 橋 秀 三 関 谷 和 樹 取締役(社外) 安 藤 佳 則 監査役 冨 永 倶 弘 監査役(社外) 舩 橋 晴 雄 辻 純 一 郎

会社の概要

(2018年12月21日現在) 会社名 EPSホールディングス株式会社

英文名称 EPS Holdings, Inc.

所在地 東京都新宿区津久戸町1番8号 神楽坂AKビル6階 連絡先 TEL: 03-5684-7873(代) 設立日 1991年5月 資本金 38億8,800万円 代表者 代表取締役 厳 浩 主要グループ会社 CRO イーピーエス株式会社 株式会社EPSアソシエイト 株式会社イーピーメイト SMO 株式会社EP綜合 CSO 株式会社EPファーマライン 株式会社ESリンク NRO EPクルーズ株式会社 イートライアル株式会社 往来技術株式会社 Global Research EPSインターナショナル株式会社 益新 EPS益新株式会社 益新(中国)有限公司 上海華新生物高技術有限公司 その他 株式会社イーピービズ

(11)

(2016年9月30日現在) 自己株式 2.26% 1,049,754株 1名 金融機関 15.38% 7,124,900株 35名 金融機関 15.38% 7,124,900株 35名 その他国内法人 25.49% 11,808,163株 38名 証券会社 1.26% 587,998株 21名 個人・その他 18.44% 8,540,743株 4,963名 外国人 37.13% 17,199,831株 167名

所有者別分布

2018年9月30日 現在

会社情報

株式情報

株主名 (100株)所有株数 持株比率(%) 有限会社ワイ・アンド・ジー 97,440 21.04 GOLDMAN, SACHS & CO. REG 47,186 10.18 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 17,128 3.69 GOVERNMENT OF NORWAY 16,914 3.65 株式会社スズケン 15,040 3.24 佐々木 幸弘 13,893 2.99 西野 晴夫 13,878 2.99 SSBTC CLIENT OMNIB US ACCOUNT 13,060 2.82 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 11,438 2.46 住友生命保険相互会社 10,800 2.33 会社が発行する株式の総数 129,600,000 株 発行済株式総数 46,311,389 株 株主数 5,225 名

株式の状況

(2018年9月30日現在)

大株主

(2018年9月30日現在)

(12)

将来の予想について 本報告書に記載されている、将来に関する予想については、現在入手可能な情報か ら当社経営陣の判断に基づいて行った予想であり、実際の業績は、さまざまな要素 により、これらの予想とは異なる結果となる場合があります。 株主様の口座がある証券会社にお申出ください。なお、証券会社に口座 がないため特別口座が開設されました株主様は、特別口座の口座管理 機関である三井住友信託銀行株式会社にお申出ください。 住所変更等のお申出先について 配当金お支払いの際にご送付しています「配当金計算書」は、租税特別 措置法の規定に基づく「支払通知書」を兼ねています。確定申告を行う 際は、その添付資料としてご使用いただくことができます。 ただし、株式数比例配分方式をご選択いただいている株主様につきまし ては、源泉徴収税額の計算は証券会社等にて行われます。確定申告を行 う際の添付資料につきましては、お取引の証券会社等にご確認ください。 なお、配当金領収書にて配当金をお受取りの株主様につきましても、配 当金のお支払いの都度「配当金計算書」を同封させていただいていま す。確定申告をなされる株主様は大切に保管してください。 「配当金計算書」について お知らせ

株式のご案内

事業年度 定時株主総会 基準日 株主名簿管理人 郵便物送付先 (電話照会先) 電子公告を掲載する ホームページ 毎年10月1日から翌年9月30日まで 毎年12月 定時株主総会・期末配当 毎年9月末日 第2四半期配当      毎年3月末日 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社 〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 0120-782-031 取次事務は三井住友信託銀行株式会社の本店 および全国各支店で行っています。 http://www.eps-holdings.co.jp/ IRに関するお問い合わせ先 TEL :03-5684-7873 FAX :03-5804-0361 E-mail:ir@eps.co.jp URL :http://www.eps-holdings.co.jp/ このビジネスレポートは適切に管理された森林から伐採された木材を原料とするFSC®認証紙を

ビジネスレポート

2017年10月1日~2018年9月30日

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参照

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