オペアンプ
オペアンプは魔術の世界
魔法の言葉は「イマジナリーショート」
- + 理想の増幅器の集積回路: IC ( Integrated Circuits) 理想的すぎるため、 割り切ってしまえば分かりやすい 悩むと大変 超高速、パワー領域を除いてあらゆる分野で用いられる 暴れ馬みたいにそのままでは使えない たづな=負帰還が必要!理想の増幅器って何?
vi R1//R2 hie hfe ib R3 vo R1//R2 hie hfe ib RC RL Ro RL 等価回路 Ro=RL の場合、 RL での電力が 最大になる しかし Ro が 0 で RL が 無限大なら問題ない よね?オペアンプの等価回路
理想オペアンプ0
0
0
out d inZ
A
I
Z
オペアンプの元は差動増幅回路
実際のオペアンプの IC にはもっと複雑 な回路が入っている
差動利得は無限大だが、
±Vcc
以上の出力レベルは出ない
Ad=Vo/Vd
は理想的には無限大
オフセット調整
オペアンプは増幅度が余りにも大きいため、 2 つの入力の電位差を 0 にしても 出力が生じてしまう。これをオフセット電圧と呼ぶ。実際のオペアンプにはこの 調節機能がある
同相利得とは?
Ac=Vo/Vc
理想的には 0
同相除去比( CMRR : Common Mode
Reduction Ratio) = Ad/Ac =
理想は無限大
反転増幅回路
V1-Vi =IRi
Vi-Vo=IRf
Vo= -AdVi
反転増幅回路
V1-Vi =IRi
Vi-Vo=IRf
Vo= -AdVi
上の式から I を消去 Vo について解くと
Vo=
- V1+(1+)Vi
ここで Vi= -
Vo=
- V1 (1+)
‐
Ad
が(
1+
Rf/Ri)Vo
より大きければ
Vo=
- V1
驚異のイマジナリーショート(バーチャル)
ショート
��=− ��
��
� 1
Vo が Rf と Ri の比で決まる→ a 点のレベルが 0 に固定されている Vo が現実的な値の場合、 Vi は限りなく 0 に近い → a 点はほとんど GND と等しい しかしオペアンプの 2 つの入力間の インピーダンスは無限大 電流は流れないのにショートしている→イマジナリーショート 負帰還増幅器の入力インピーダンスは Ri となる この式は皆、丸暗記するが実は とてつもなく変なことが起きている。。。出力側の謎?
Rf を流れる I はどこに行くのだろう→オペアンプの中
Zout は 0 なので、オペアンプの出力は電圧源と考えて良い。したがって電流は 必要に応じていくらでも?取り出せるし電圧降下はしない
ではなぜ負帰還を掛けるのか?
•
安定した増幅を行うため
–
負帰還を掛けないオペアンプは 100dB=10
5の利
得がある→開放利得と呼ぶ
–
この状態は不安定
• 歪、雑音による影響が大きい。発振の危険もある。–
周波数特性を一定にする
• 開放利得は、周波数 ×10 で、 20dB 低下する。 (20db/ dec と呼ぶ) • 負帰還を掛けることで、一定の範囲で一定の利得にな る。ボード線図
100dB 20dB 周波数 (Hz) 1MHz 0dB 10Hz100Hz 1kHz10kHz 100kHz 20dB/dec 開放利得 負帰還を掛けた利得演習 11 .1
V1=1V のとき 1. a 点の電位を求めよ 2. I1 の値を求めよ 3. Vo の値を求めよ 4. 差動利得は何倍か 2KΩ 1KΩ I1非反転増幅回路
=
)V1
非反転増幅回路
入力インピーダンスは
∞
i f oR
R
V
V
1
1差分増幅回路
) ( ' ' ' ) ( ' 1 1 1 1 2 2 2 2 1 1 1 1 2 1 2 2 2 2 2 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 0 1 1 f f f f f o f f f f f R R V R R R V R R R R V V V R R V R V R R V R V R V R R V V R V 差分増幅回路
Vo= (
R1=R2=Ri, Rf1=Rf2=Rf ならば
Vo= (
ここまでのポイント
��=− ��
��
� 1
)V1
負帰還が掛かっていればイマジナリーショート
によりオペアンプの 2 つの入力の電圧は同じになる
反転増幅回路の増幅率
非反転増幅回路の増幅率
加算回路
イマジナリーショートなので I=I1+I2 になる)
(
2 2 1 1V
R
R
V
R
R
V
o
f
f減算回路
) ( ' ' ' ) ( ' 1 1 1 1 2 2 2 2 1 1 1 1 2 1 2 2 2 2 2 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 0 1 1 f f f f f o f f f f f R R V R R R V R R R R V V V R R V R V R R V R V R V R R V V R V 減算回路
Vo= (
R1=R2=Ri, Rf1=Rf2=Rf ならば
Vo= (
演習 11.2
1 KΩ
1KΩ
500Ω
積分回路
Vo=−
1
���
∫
� 1�� −�����
Vinit は V1 に印加しはじめた際のコンデンサの 初期電圧とする