平成30年度朝日町民間賃貸共同住宅等建設奨励補助金交付要綱
（目的）
第１条 町長は、町内における定住人口の確保と増加を図るため、町内に民間 賃貸共同住宅等を新たに建設するために要する経費に対して、予算の範囲内 で補助金を交付するものとし、その交付に関し朝日町補助金等の適正化に関 する規則（昭和58年規則第8号。以下「規則」という。）及びこの要綱の 定めるところによる。
（用語の定義）
第２条 この要綱における用語の定義は、次の各号に定めるところによる。 （１）民間賃貸共同住宅等：建築基準法（昭和25年法律第201号）に規定
する共同住宅又は長屋
（２）町内建設業者：朝日町商工会又は朝日町建設総合組合に加入している 法人又は個人業者
（３）国内産木材製品：西山材、その他国産木材製品
（４）落雪の危険を防ぐ屋根：屋根から雪が落下するのを防ぐもので、屋根 の一部又は全部に対して、屋根材を通して熱を屋根雪に伝えて融雪する装 置を設置するもの、又は軒先全体にスノーストップを設置するもの
（交付の対象者）
第３条 補助金の交付を受けることができる者（以下「申請者」という。）は、 町内の自己所有地又は借地に民間賃貸共同住宅等を建設する者であって、次 の各号に掲げるいずれにも該当する者とする。
（１）建設する1棟につき、2以上の戸数を有すること
（２）各戸に玄関、便所、浴室、台所及び駐車場が設置されていること （３）建築基準法の基準に適合する住宅であること
（４）建設する民間賃貸共同住宅等が専ら自己若しくは自己の親族又は特定 の事業者等の従業員に限定して入居させるためのものではなく、各戸につ いて不特定多数に公募を行い、申請者との賃貸借契約の締結により入居者 を決定するものであること
（５）申請者の住所地の市区町村に対する税金の滞納がないこと
（補助金額）
（１）町内建設業者と契約し施工をする場合、延べ床面積1㎡当たり5万円 とし、500万円を上限額とする。ただし、町内建設業者以外の建設業者と 契約し施工をする場合は、延べ床面積1㎡あたり3万円とし、上限額を 300万円とする
（２）次表に掲げる要件に該当する場合は、該当する額を前号の補助金額に 加算できるものとする
加算要件 民間賃貸共同住宅等1戸当たりの補助金額 町内の製材業者から納
入した国内産木材製品 を使用する場合
国内産木材製品に係る費用の40％の額とし、30万円を上 限額とする
使用する国内産木材製品の内、朝日町産の木材を使用する 場合、その費用の額とし、20万円を上限額とする
落雪の危険を防ぐ屋根 10万円を加算する
（３）農地転用に伴う敷地造成工事及び宅地等であっても敷地造成工事等が 必要な場合は、工事に要する経費の４０％の額を加算することができるも のとし、１工事当たり１２０万円を上限額とする
２ 補助金額の算定に当たっては、1万円未満の端数は切捨てるものとする。
（事前審査の申請）
第５条 申請者は朝日町民間賃貸共同住宅等建設奨励補助金事前審査申請書 （様式第1号）に、次の各号に掲げる書類を添えて、町長に提出しなければ ならない。
（１）事業概要書（様式第1-1号） （２）事業予算書
（３）施工計画書（事業計画作成から事業完了までのスケジュール） （４）設計図書
（ア）建築物付近の位置図
（イ）建築物及び駐車場、建築物附帯設備の配置図 （ウ）建築物平面図及び立面図
（エ）建築物全体及び各住戸の床面積求積図
（５）住宅管理に関する書類（入居基準（案）、家賃算定書（案）等） （６）農地転用に伴う敷地造成工事及び宅地等であっても敷地造成工事等を
（事前審査）
第６条 町長は、前条に規定する事前審査申請書の提出があった場合は、朝日 町民間賃貸共同住宅等建設奨励補助金審査会（以下「審査会」という。）に よる事前審査に基づき、申請者に対して朝日町民間賃貸共同住宅等建設奨励 補助金事業承認（未承認）通知書（様式第2号）を通知するものとする。 ２ 前項に規定する審査会は、町長が別に定める。
（交付の申請）
第７条 申請者は、前条に規定する事業承認（未承認）通知書による承認を受 けた場合は、速やかに朝日町民間賃貸共同住宅等建設奨励補助金交付申請書 （様式第3号）に、次の各号に掲げる書類を添えて、町長に提出しなければ ならない。
（１）事業概要書（様式第3-1号） （２）事業予算書
（３）予算の借入等に関する証明書（写）
（４）土地の登記簿謄本（写）、借地の場合は土地の賃貸借契約書（写）又 は使用賃借契約書（写）
（５）設計図書
（ア）建築物付近の位置図
（イ）建築物及び駐車場、建築物附帯設備の配置図 （ウ）建築物平面図及び立面図
（エ）建築物全体及び各住戸の床面積求積図 （６）工事の見積書（写）
（７）工事請負契約書（写）
（８）住宅管理に関する書類（賃貸契約書、入居基準等） （９）納税証明書
（１０）その他町長が必要と認める書類
（交付決定の通知）
第８条 町長は、前条に規定する交付申請書の提出があった場合は、その内容 を審査し、補助金の交付を適正と認めた場合は、申請者に対して朝日町民間 賃貸共同住宅等建設奨励補助金交付決定通知書（様式第4号）を通知するも のとする。
第９条 申請者は、申請内容を変更又は取り下げる場合は、朝日町民間賃貸共 同住宅等建設奨励補助金交付変更（取り下げ）承認申請書（様式第 5号）に、 次の各号に掲げる書類を添えて、町長に提出しなければならない。
（１）変更内容が確認できる図面
（２）変更内訳がわかる工事の見積書（写） （３）その他町長が必要と認める書類
２ 規則第7条第1項第1号イに規定する軽微な変更とは、前条により決定し た補助金額の増減をしない工事等の変更とする。
（変更等の承認）
第１０条 町長は、前条に規定する承認申請書の提出があった場合は、その内 容を審査し、変更内容又は取り下げを適正と認めた場合は、申請者に対して 朝日町民間賃貸共同住宅等建設奨励補助金変更（取り下げ）承認通知書（様 式第6号）を通知するものとする。
（完了報告書）
第１１条 申請者は、建設工事が完了した場合は、事業完了後30日を経過する 日又は町長が定めた日のいずれか早い日までに、朝日町民間賃貸共同住宅等 建設奨励補助金事業完了報告書（様式第7号）に次の各号に掲げる書類を添 えて、町長に提出しなければならない。
（１）事業決算書又は完成内訳書 （２）領収書（写）
（３）当該民間賃貸共同住宅等の所有権保存登記（写） （４）建築基準法第7条第5項に規定する検査済証（写）
（５）国内産木材製品の納入伝票（写）及び認証書（写）（加算要件に該当 する場合）
（６）完成写真
（７）その他町長が必要と認める書類
（補助金の確定）
第１２条 町長は、前条に規定する事業完了報告書の提出があった場合は、そ の内容の検査を行い、適正と認めた場合は、申請者に対して朝日町民間賃貸 共同住宅等建設奨励補助金確定通知書（様式第8号）を通知するものとする。
（補助金の請求）
町民間賃貸共同住宅等建設奨励補助金請求書（様式第9号）を町長に提出し なければならない。
（交付決定の取り消し）
第１４条 町長は、申請者が次の各号に掲げるいずれかに該当する場合は、補 助金の交付決定を取り消すことができる。
（１）偽りやその他不正の手段により補助金の交付の決定を受けたとき （２）補助金の交付の決定内容及びこの要綱の規定並びに建築基準法等に違
反したとき
（３）その他、町長が交付決定を取り消すべき理由があると認めたとき ２ 町長は、交付決定の取り消しを行った場合は、申請者に対して平成 30年
度朝日町民間賃貸共同住宅等建設奨励補助金交付決定取り消し通知書（様式 第10号）を通知するものとする。
（建設した民間賃貸共同住宅等の管理）
第１５条 申請者は、補助金を受けた日から20年間（以下「管理期間」とい う。）は本補助金の対象となる民間賃貸共同住宅等（以下「対象住宅」とい う。）の用途を変更し、又は取り壊してはならない。
２ 申請者は、管理期間内は対象住宅の用途を変更し、又は取り壊してはなら ない旨を定めた契約に限り、事前に朝日町民間賃貸共同住宅等建設奨励補助 金売買等通知書（様式第11号）に当該取引に係る契約書（写）を添えて、 町長に提出の上、対象住宅を売買、交換その他の取引に供することができる。 この場合において、新たに対象住宅を引き継いだ者（以下「引継者」とい う。）は、この要綱に規定された事項について遵守しなければならない。 ３ 町長は、引継者が前条第１項に該当した場合及び本条第１項に違反した時
は、引継者に補助金の返還を命ずるものとする。
（補助金の返還）
第１６条 町長は、第１４条の規定により補助金の交付決定を取り消した場合 において、既に補助金が交付されている場合は、朝日町民間賃貸共同住宅等 建設奨励補助金返還命令書（様式第12号）により、期限を定めて補助金の 返還を命ずるものとする。
（その他）
第１７条 この要綱に定めるもののほか、取扱いに関し必要な事項は、町長が 別に定める。
附 則
