福 祉 保 健
10 福 祉 保 健
1 墨田区地域福祉計画
「墨田区地域福祉計画」は平成5年9月に、平成5年度から平成
12年度までを計画期間として策定された。その後、平成13年度か
ら平成22年度までを計画期間とする「第2次墨田区地域福祉計画」、
平成23年度から平成32年度までを計画期間とする「第3次墨田区地
域福祉計画」を策定し、地域福祉を推進してきた。中間年度の平成
27年度には、平成28年度から平成32年度までを計画期間とする「第
3次墨田区地域福祉計画(後期)」を策定した。
⑴ 基本理念
◇ 基本理念1 個人の尊厳を守る
すべての区民が、住み慣れた地域で、その人らしい生き方を
まっとうすることができる地域社会をつくります。
◇ 基本理念2 共に生きる地域をつくる
すべての区民が、地域から疎外・差別されることなく、地域
の一員として差異や多様性を認めあいながら、共に生き、支え
あう地域社会をつくります。
◇ 基本理念3 協治(ガバナンス)を実行する
すべての区民が、主体的に地域に参画し、活躍できるととも
に、区民、地域の関係団体・機関、区が、身近な地域の課題の
解決にむけ、ともに考え、行動していく地域社会をつくります。
⑵ 基本目標
① 区民が安心して暮らせる福祉のまちをつくる
② 区民が安心して利用できる福祉サービスを提供する
③ 区民の積極的な地域活動を進める
④ 区民が地域で支えあい・助けあうしくみを確立する
― 厚生課 ―
2 福祉関係融資制度一覧表
融 資 事業名 融資目的 貸付限度額 返済期間 利率% 期間 場所受 付 担当係内 線 療養資金 貸付 病気等で療養を受 けたときに、その 療養に必要な資金 90万円 (ただし、高 額療養費は 限度額なし) 貸付額に応 じ10~50か 月の均等償 還 なし 常時 厚生課 厚生係 3354 私立高等 学校等入 学資金貸 付 私立高等学校等へ の入学に際して必 要な資金 50万円 3年又は 6年 なし 1月 ~3 月 厚生課 ひとり親 家庭福祉 応急小口 資金貸付 ひとり親家庭の生 活の安定と生活意 欲の増進を図る 5万円 10か月均等 償還 なし 常時 生活福祉課 相談係 3390 女性福祉 資金貸付 女性の経済的自立 と生活意欲助長を 図る(事業・転宅・ 技能習得等の資 金) 各項につき細分されているの で詳細については省略 〃 生活福祉課 母子及び 父子福祉 資金貸付 母子及び父子の経 済的自立と生活意 欲助長を図る(事 業・転宅・教育等の 資金) 各項につき細分されているの で詳細については省略 〃 生活福祉課 応急小口 資金貸付 他からの借入が困 難な世帯の生活の 安定と福祉の向上 を図る(病気・災害 等の資金) 20万円 (5万円を超 える場合は 保証人が必 要) 最高30か月 均等償還 なし 〃 社会福 祉協議 会 墨田区社会福 祉協議会 3614-3902 生活福祉 資金貸付 他から借入が困難 な 低 所 得・ 障 害 者・高齢者世帯の 経済的自立を図る (教育などの資金) 各項につき細分されているの で詳細については省略 〃 社会福 祉協議 会 墨田区社会福 祉協議会 3614-39023 生活保護
⑴ 保護の種類と内容
種 類 内 容 生活扶助 (飲食物費、光熱水費、衣料費及び移送費)衣食その他日常生活に必要な最小限度の費用 教育扶助 (学用品、教材費、給食費、交通費、クラブ活動費など)児童・生徒が小中学校に通うための費用 住宅扶助 家賃・地代など住宅費及び家屋の補修その他維持に必要な費用 介護扶助 介護サービスを受けるために必要な費用 医療扶助 けがや病気の治療に必要な費用 出産扶助 分べん及び衛生材料のための費用 生業扶助 生業に必要な資金、技能の修得(高校等就学費を含む)に要する費用及び就職支度費 葬祭扶助 火葬、運搬、納骨など葬祭に要する費用⑵ 保護の実施状況
(平成29年3月中) 実数 生活 住宅 教育 介護 医療 出産 生業 葬祭 世帯 人員 世帯 6,597 8,210人 6,064世帯 6,000世帯 296世帯 1,485世帯 6,161世帯 0世帯 196世帯 20世帯⑶ 保護世帯、人員、保護率の推移等
(各年4月分) 年 世帯 人員墨田区保護 区部 都全域 全国 率‰ 世帯 人員 保護率‰ 世帯 人員 保護率‰ 世帯 人員 保護率‰ 23 6,193 7,761 31.0 153,600 198,095 22.1 202,918 267,442 20.3 1,462,197 2,021,412 15.8 24 6,324 7,981 32.0 162,808 209,628 23.3 214,917 282,349 21.4 1,529,524 2,102,081 16.5 25 6,531 8,260 32.7 168,583 215,657 23.9 222,890 290,956 22.0 1,578,032 2,151,843 16.9 26 6,514 8,214 32.1 171,405 217,774 23.9 226,761 293,782 22.1 1,600,241 2,159,847 17.0 27 6,475 8,118 31.3 173,258 218,028 23.7 229,786 294,622 21.9 1,620,924 2,163,414 17.0 28 6,549 8,161 31.0 174,074 217,150 23.3 231,331 293,689 21.6 1,632,271 2,150,877 16.9 29 6,577 8,144 30.6 174,549 215,658 22.9 232,255 292,048 21.3 1,637,405 2,131,679 16.8― 生活福祉課 ―
4 心身障害者福祉
⑴ 第4期墨田区障害者行動計画(後期)
障害者基本法に基づき、墨田区における障害者施策に関する基
本的な計画である。
「第4期墨田区障害者行動計画」(平成23年度から平成32年度ま
での10年間)は、前期(平成23年度から平成26年度までの4年間)
と後期(平成27年度から平成32年度までの6年間)からなってお
り、現在、後期計画を実施している。
《基本理念》
自己決定の尊重
地域における自立生活の支援
ともに生活する社会の創造
《基本目標、施策の方向性》
1 障害のある子どもを支援する
2 社会参加を支援する
3 就労を支援する
4 地域生活を支援するサービスを充実する
5 地域生活を支える体制を整える
6 安全・安心に暮らせるまちをつくる
7 施策の推進体制を整備する
⑵ 墨田区障害福祉計画【第4期】
障害者総合支援法に基づき、墨田区における障害福祉サービス
の必要量の見込みと確保方策等を定める計画である。
現在、「墨田区障害福祉計画【第4期】」(平成27年度から平成
29年度までの3年間)を実施している。
《計画の主な内容》
・各年度における障害福祉サービス等の必要量見込みと確保方策
・障害福祉計画の実現に向けての墨田区の取り組み
⑶ 身体障害者福祉
身体障害者に対して、補装具の交付、更生医療の給付、助言・
指導など社会的・経済的活動に参加できるよう支援するとともに、
生活の安定に寄与するなどその福祉の充実を図っている。
身体障害者手帳所持者数
(平成28年度) 区 分 種 別 27年度末 所持者数 新 規交付数 28年度末所持者数 内 訳 児 童 (18歳未満)(18歳以上)成 人 視 覚 障 害 544人 13人 534人 5人 529人 聴覚平衡機能障害 712 32 703 18 685 音声言語機能障害 117 3 104 0 104 肢 体 不 自 由 4,097 127 4,066 83 3,983 内 部 障 害 2,652 191 2,703 25 2,678 計 8,122 366 8,110 131 7,979⑷ 知的障害者福祉
知的障害者に対し「身辺自立」や自立した生活が送れるよう支
援し、その福祉の向上を図っている。
愛の手帳所持者数
(平成28年度) 区 分 種 別 27年度末 登録者数 新規数 28年度末登録者数 内 訳 児 童 (18歳未満)(18歳以上)成 人 1度(最重度) 35人 1人 35人 6人 29人 2度(重 度) 390 1 395 79 316 3度(中 度) 370 7 369 82 287 4度(軽 度) 791 29 814 240 574 計 1,586 38 1,613 407 1,206⑸ 障害者総合支援法
障害者総合支援法では、障害の種別(身体障害・知的障害・精
神障害・難病患者等)にかかわらず、障害のある人々が必要とす
るサービスを利用できるよう、サービスを利用するための仕組み
を一元化し、施設・事業が再編された。
サービスは個々の障害のある人々の障害程度や勘案事項(社会
活動や介護者、居住等の状況)をふまえ、個別に支給決定が行わ
れる「障害福祉サービス」と、区市町村の創意工夫により、利用
者の方々の状況に応じて柔軟に実施できる「地域生活支援事業」
に大別される。
障害者総合支援法による障害福祉サービス種類
サービス分類 障害福祉サービス種類 訪問系サービス 居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、重度障害者等包括支援 日中活動系サービス 療養介護、生活介護、短期入所、自立訓練(機能訓練、生活訓練、宿泊型)、就労移行支援(養成施設を含む)、 就労継続支援(A・B型) 居住系サービス 施設入所支援、共同生活援助⑹ 墨田区障害者虐待防止センター
平成24年10月1日に施行された「障害者虐待防止法」に基づき、
福祉保健部障害者福祉課内に「墨田区障害者虐待防止センター」
を設置した。
⑺ 福祉作業所
墨田福祉作業所 すみだふれあいセンター福 祉 作 業 所 所 在 地 八広1-16-22 緑4-35-6 電 話 3613-8735 5600-2001 規 模 鉄筋コンクリート造2階建 鉄骨造地下1階地上8階建ての3・4階部分 延 面 積 996.76㎡ 1,265.13㎡ 定 員 60名 60名 利用者の 福利厚生 給食の実施、作業服の貸与、交通費の支給、健康診断の実施、団体 総合補償保険の加入、就職支度金の支給、宿泊訓練・社会自立訓練 等の実施⑻ すみだ障害者就労支援総合センター
企業等で“働きたい・働き続けたい”という障害のある方の夢
をかなえるトータルサポート施設として、墨田区障害者就労支援
センターと手話通訳等派遣事務所が移転して、平成24年3月に開
設した。
地域において、障害のある方が働きながら、経済的・社会的に
自立し、安定した生活を送ることができることを目指している。
施設概要
所 在 地 緑4-25-4 電 話 5600-2004(代表) 構 造 鉄骨造 地上5階建 規 模 敷地面積 198.35㎡ 延床面積 629.83㎡ 事業等(①は区、②③④は民間事業者に委託) 一 階 ① 障害のある方の就労に関する相談を行う「総合相談室」 ② 障害のある方の職場定着支援や生活支援を行う「生活支援施設」 ③ 聴覚等に障害のある方に対する手話通訳等の派遣業務や生活 支援を行う「手話通訳等派遣事務所」 二 階 多目的室 三階~四階 ④ 障害のある方の職業訓練や就職支援を専門的に行う「就労移行支援施設」(障害者総合支援法に基づく就労移行支援 定員20名) 五 階 倉庫⑼ すみだふれあいセンター
すみだふれあいセンターは、区がめざす福祉のまちづくりの一
環として、平成5年4月に開設した社会福祉施設である。
高齢者共同住宅(シルバーピア)、高齢者の作業所・障害のあ
る方の作業所・保育園が一体の福祉の複合施設で、利用者の心と
心がふれあい、相互に理解を深め、地域社会のなかで安心して生
活が続けられる福祉の拠点となることをめざしている。
・所 在 地 緑4-35-6
・構 造 鉄骨造 地下1階、地上8階建
・規 模 敷地面積 1,408.78㎡ 延床面積 5,544.24㎡
地下一階 倉庫、駐車・駐輪場
一~二階 江東橋保育園(定員140名)
三~四階 すみだふれあいセンター福祉作業所(定員60名)
五 階 公益社団法人墨田区シルバー人材センター緑作
業所
六~八階 すみだふれあいセンターピア緑(シルバーピア20戸)
⑽ 亀沢のぞみの家
亀沢のぞみの家は、区内の心身障害者(児)の福祉増進のため
の機能回復訓練、生活訓練及び集会等を行うことを目的に、平成
3年4月に開設した障害者福祉施設である。
2~4階は特定非営利活動法人のぞみが生活介護事業所として
肢体不自由児者通所訓練所を運営し、平成 28 年度は 25 名の利用
者が機能訓練等のサービスを受けている。
・所 在 地 亀沢4-18-11
・構 造 鉄筋コンクリート造 地上5階建
・規 模 敷地面積 361.52㎡ 延床面積 1150.3㎡
一 階 受付
二~四階 肢体不自由児者通所訓練所
五 階 多目的スペース、集会室1・2
⑾ すみだステップハウスおおぞら
すみだステップハウスおおぞらは、心身障害者(児)が地域との
つながりのなかでいろいろなことを体験し、ステップアップを図
りながら社会的自立をめざすことを目的に、旧文花小学校の校舎
の一部を改修し平成22年4月に開設した障害福祉施設である。児
童福祉法に基づく障害児通所支援(児童発達支援・放課後等デイ
サービス)「にじの子」と、障害者総合支援法に基づく生活介護
「ひだまり」を併設している。
なお、施設の管理運営については、社会福祉法人墨田区社会福
祉事業団が行っており、すみだ福祉保健センター内で同事業団が
運営しているみつばち園・はばたき福祉園と連携し、事業を行っ
ている。
児童デイサービス施設 にじの子
発達の遅れやその心配がある児童に対し、専門職による個別療
育と日常生活に必要な社会性を身につけるための集団療育を行っ
ている。平成28年度の利用児は、集団療育106名、個別療育252名
である。
・所 在 地 文花1-32-7
・規 模 延床面積 271.09㎡
・定 員 60名/日
障害者生活介護施設 ひだまり
常時介護を必要とする重度の心身障害者に対し、それぞれの障
害特性に配慮したグループに分かれて、個性を生かし、生活能力
を伸ばすための創作活動や作業的活動を実施している。平成28年
度の利用者は、28名である。
・所 在 地 文花1-32-7
・規 模 延床面積 395.86㎡
・定 員 30名
― 障害者福祉課 ―
5 高齢者福祉
⑴ 墨田区高齢者福祉総合計画・第6期介護保険事業計画
墨田区高齢者福祉総合計画・第6期介護保険事業計画は、高齢
者の福祉を総合的に推進するため一体的な計画として策定し、3
年毎に見直しを行っている。
墨田区高齢者福祉総合計画は区の高齢者福祉施策に関し、施策
の方向性や事業内容を明らかにする基本計画であり、第6期介護
保険事業計画は、介護保険サービスのあり方やサービス基盤の方
向性、平成27年度から平成29年度の介護保険事業運営に必要な介
護保険費用等を定めている。
《基本理念》
高齢者が尊厳を持ち、安心して暮らせるしくみをつくる
《基本目標》
・長寿をよろこびとする元気で生きがいに満ちた高齢期を創造する
・高齢者が尊厳を持ち自立して生活できるよう支援する
・安心して高齢者が地域で暮らし続けるための環境をつくる
《重点的な取組》
① 生きがいづくり・介護予防の推進
② 生活支援サービスの充実
③ ひとり暮らし高齢者等への支援と地域での支えあいの推進
④ 医療と介護の連携強化
⑤ 認知症ケアの推進
⑥ 介護サービスの質の向上
⑦ 自分にあった施設、住まいの選択
― 介護保険課 ―
⑵ 年齢階級別人口の推移
(各年1月1日現在) 年次 総数 (人) 0~14歳 15~64歳 65歳以上 65歳以上の5歳階級分別人口(人) 65 ~ 69 70 ~ 74 75 ~ 79 80 ~ 84 85 ~ 89 90 ~ 94 95 ~ 99 100 歳 以上 平成 25年 100.00% 10.73% 66.66% 22.61% 14,976 13,911 11,546 7,698 4,388 1,830 489 70 242,805 26,056 161,841 54,908 平成 26年 100.00% 10.64% 66.29% 23.07% 15,491 14,471 11,549 7,953 4,620 1,913 517 70 245,318 26,106 162,628 56,584 平成 27年 100.00% 10.63% 65.94% 23.43% 16,259 14,668 11,611 8,273 4,822 2,000 542 73 248,558 26,416 163,894 58,248 平成 28年 100.0% 10.69% 65.69% 23.6%17,081 13,818 11,773 8,864 4,937 2,155 582 73 251,050 26,846 164,921 59,283 平成 29年 100.0% 10.68% 65.74% 23.58%17,308 13,103 12,166 9,124 5,156 2,270 614 92 253,743 27,089 166,821 59,833 (注)住民基本台帳に基づく日本人の人数である。― 窓口課 ―
⑶ 介護保険
① 介護保険被保険者数
(単位:人) 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 第1号被保険者 56,169 57,892 59,332 60,375 61,003 第2号被保険者 83,121 84,017 84,987 86,047 86,969 計 139,290 141,909 144,319 146,422 147,972 (注)人数は各年4月1日時点の被保険者数② 介護保険認定状況の推移
(単位:人) 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 要支援1 1,708 1,727 1,734 1,652 1,416 要支援2 1,338 1,357 1,465 1,570 1,414 要介護1 1,913 2,087 2,090 2,137 2,134 要介護2 1,602 1,722 1,864 1,997 2,079 要介護3 1,178 1,245 1,304 1,370 1,456 要介護4 1,285 1,294 1,328 1,453 1,464 要介護5 1,111 1,092 1,078 1,052 1,076 合計 10,135 10,524 10,863 11,231 11,039 (注)人数は各年度末時点の認定者数③ 介護保険給付
(ア) 介護保険で利用できるサービス一覧
サービスの種類 サービスの内容 居宅介護サービス 訪問介護 (ホームヘルプ) ホームヘルパーが自宅を訪問して、身のまわりのお世話をします。 通所介護 (デイサービス)※1 通所介護施設(利用定員19人以上)で、食事、入浴な どの日常生活上の支援や、生活行為向上のための支援 を日帰りで行います。 通 所 リ ハ ビ リ テ ー ション (デイケア)※1 介護老人保健施設や医療機関等で、食事、入浴などの 日常生活上の支援や、生活行為向上のためのリハビリ テーションを日帰りで行います。 短期入所生活介護/ 療養介護 (ショートステイ)※2 自宅で介護している方が、旅行や病気、冠婚葬祭など で一時的に介護ができないときに、介護保険施設に短 期入所して受けるサービスです。 訪問入浴 介護士と看護師が自宅を訪問し、浴槽を提供して入浴の介護を行います。 訪 問 リ ハ ビ リ テ ー ション 理学療法士や作業療法士が自宅を訪問して、日常生活の自立を助けるための機能訓練を行います。 訪問看護 看護師等が自宅を訪問して、病状の観察、清潔への援助、リハビリテーション、介護相談など、自宅での安 定した療養生活のお手伝いをします。 居宅療養管理指導 医師や歯科医師、薬剤師などが自宅を訪問し、心身の状況を見て適切なアドバイスを行ったり、薬の服用指 導を行ったりしています。 福祉用具貸与 日常生活の自立を助けるための福祉用具を貸与します。 特定福祉用具販売 排泄や入浴に使われる福祉用具(貸与に適しないもの) の購入費の9割分または8割分を介護保険から給付し ます。(1年間に9万円または8万円が限度となりま す。)※指定を受けた販売事業所から購入することが 必要です。 住宅改修費支給 手すりの取付けや段差の解消などの費用を支給します。 要介護状態区分にかかわらず、住民票上の住居につい ての改修費用の9割分または8割分を介護保険から給 付します。(18万円または16万円が限度となります。) 特定施設入居者生活 介護 指定を受けた有料老人ホーム、軽費老人ホーム、ケア ハウスなどに入所している方が、食事、入浴、排泄な どの介助や機能訓練のサービスを受けることができま す。 施設介護サービス 介護老人福祉施設 (特別養護老人ホー ム)※3 日常生活を送るうえで常に介護を必要とする方が、在 宅では適切な介護が困難な場合に入所する施設です。 *要介護1~5と認定された方が対象です。 介護老人保健施設 (老人保健施設)※3 病状の安定した方が後遺症や認知症等で日常生活上の 介護を必要とする場合に、自宅への復帰を目標に入所 する施設です。 *要介護1~5と認定された方が対象です。 介護療養型医療施設 (療養型病床等)※3 病状は安定していても、自宅へ戻るためにリハビリが 必要な方や、慢性疾患のため長期の療養を必要とする 方のために治療や医学的管理を行う病院です。 *要介護1~5と認定された方が対象です。地域密着型サービス 認知症対応型通所介 護※1 認知症の方を対象に専門的なケアを提供する通所介護です。 夜間対応型訪問介護 夜間も安心して在宅生活が送れるように、巡回や通報システムによる夜間専用の訪問介護を行います。*要 介護1~5と認定された方が対象です。 地域密着型通所介護※1 地域密着型通所介護施設(利用定員19人未満)で、食 事、入浴などの日常生活上の支援や、生活機能向上の ための支援を日帰りで行います。 *要介護1~5と認定された方が対象です。 小規模多機能型居宅 介護※4 通所を中心に、利用者の選択に応じて訪問や泊まりを組み合わせてサービスを行います。 認知症対応型共同生 活介護(認知症高齢 者グループホーム)※2 認知症の方が、9人までの少人数で、介護を行う職員 と一緒に家庭的な環境で共同生活をしながら介護を受 けるサービスです。 *要介護1~5及び要支援2と認定された方が対象で す。 地域密着型特定施設 入居者生活介護※2 定員29人以下の小規模な介護専用型特定施設で、介護 サービスを提供します。 *要介護1~5と認定された方が対象です。 定期巡回・随時対応 型訪問介護看護 日中と夜間を通じた複数回の定期訪問と随時対応で、 介護と看護を一体的に提供するサービスです。 *要介護1~5と認定された方が対象です。 看護小規模多機能型 居宅介護 (複合型サービス)※4 小規模多機能型居宅介護と訪問看護を組み合わせて、 提供するサービスです。 *要介護1~5と認定された方が対象です。 (注)サービス利用料の1割または2割は自己負担になります。 また、サービスによって自己負担となるものがあります。 ※1 食費は別途、自己負担になります。 ※2 食費・居住費(滞在費)は別途、自己負担になります。 ※3 食費・居住費・日用品費等は別途、自己負担になります。 ※4 食費・宿泊費(部屋代)・紙おむつ代等は別途、自己負担となります。 (注)そのほかの福祉サービスと共通するサービスについては、介護保険のサー ビスを優先してご利用ください。 (注)地域密着型サービスは、ひとり暮らしや認知症の方も含めて、高齢者の方 たちが要介護状態になっても、可能な限り住み慣れた自宅や地域での生活 を継続できるようにするためのサービスです。 事業所の指定にあたっては、墨田区が行い、原則として、墨田区民のみが利 用できます。
― 介護保険課 ―
(イ) 介護保険給付実績
給付項目 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 [現物給付分] 訪問介護 502,339回 502,447回 518,026回 522,036回 491,843回 訪問入浴介護 19,158回 18,163回 16,822回 14,694回 13,474回 訪問看護 55,442回 56,957回 65,533回 75,825回 81,274回 訪 問 リ ハ ビ リ テ ー ション 5,556回 6,965回 8,268回 9,440回 12,195回 通所介護 299,736回 337,319回 389,944回 429,488回 302,036回 通 所 リ ハ ビ リ テ ー ション 31,550回 31,844回 32,091回 33,161回 32,260回 福祉用具貸与 1,108,422回 1,194,147回 1,279,891回 1,366,285回 1,422,077回 短期入所生活介護 34,076回 36,491回 37,982回 40,538回 44,450回 短期入所療養介護 9,188回 7,147回 7,255回 6,553回 5,766回 特定診療 23件 12件 0件 1件 1件 居宅療養管理指導 48,095回 57,541回 66,700回 75,963回 86,268回 特定施設入居者生活 介護(短期利用型含む) 176,898回 179,850回 183,413回 200,270回 216,993回 認知症対応型共同生 活介護 57,428回 70,381回 80,578回 90,843回 100,556回 夜間対応型訪問介護 3,358回 1,628回 373回 420回 376回 認知症対応型通所介護 13,647回 14,903回 13,712回 14,802回 15,450回 小規模多機能型居宅 介護 22,404回 23,195回 22,187回 22,260回 23,664回 地域密着型特定施設 入居者生活介護 4,920回 7,000回 6,925回 7,251回 7,130回 地域密着型介護老人 福祉施設 50回 0回 968回 1,038回 730回 定期巡回・随時対応 型訪問介護看護 2,564回 6,085回 6,629回 10,143回 9,109回 看護小規模多機能型 居宅介護(複合型サー ビス 161回 2,022回 2,128回 2,458回 1,844回 地域密着型通所介護 - - - - 12,894件 介護老人福祉施設 254,364日 275,108日 281,116日 298,029日 305,772日 介護老人保健施設 200,859日 196,708日 197,124日 209,863日 203,943日 介護療養型医療施設 22,041日 20,014日 19,337日 18,544日 16,998日 特定入所者介護サー ビス 15,152件 16,042件 16,332件 15,112件 13,920件 居宅サービス計画 71,928件 75,751件 80,561件 83,150件 77,576件 高額介護サービス 5,548件 6,346件 6,454件 7,357件 7,928件 [償還払い分] 福祉用具購入 1,111件 1,088件 1,023件 957件 987件 住宅改修 1,136件 1,178件 973件 834件 924件 高額介護サービス 22,451件 24,067件 25,684件 28,247件 30,732件 高 額 医 療 合 算 介 護 サービス 1,268件 1,419件 1,533件 1,621件 1,695件 その他 2件 0件 2件 0件 2件 (注)地域密着型特定施設入居者生活介護、地域密着型介護老人福祉施設、定期 巡回・随時対応型訪問介護看護、看護小規模多機能型居宅介護(複合型サー ビス)は平成24年度から給付開始 (注)地域密着型通所介護は平成28年度から給付開始④ 介護保険料
(ア) 負担割合
介護保険給付に要する費用の50%は公費(税)を財源とし、
残りの50%を保険料として、第1号被保険者(65歳以上)が
22%を、第2号被保険者が28%を負担する。
(イ) 保険料の設定(第1号被保険者)
第1号被保険者の保険料は、能力に応じた負担を求めると
いう観点から、3年間を通じた介護給付の見込み量及び被保
険者数の推計等から算出した基準額(月額5,400円)に基づき、
本人及び世帯員の所得状況に応じて次の13段階に設定してい
る。
なお、平成27年度はアの負担割合とは別枠で、公費を投入
し、第1段階の保険料を軽減している。
第1号被保険者保険料
所得段階 対象者 (27 年度~ 29 年度住民税の課税状況等) 増減 割合 保険料額 (年額) 保険料額 (月額の目安) 第1段階 ・老齢福祉年金の受給者で、世帯 全員が住民税非課税の方 ・生活保護を受けている方 ・「中国残留邦人等の円滑な帰国 の促進並びに永住帰国した中国 残留邦人等及び特定配偶者の自 立の支援に関する法律」による 支援給付を受けている方 ・世帯全員が住民税非課税で、公 的年金等収入額と合計所得金額 の合計が80万円以下の方 0.45 29,160 円 2,430 円 第2段階 ・世帯全員が住民税非課税で、公 的年金等収入額と合計所得金額 の 合 計が80万 円 を 超え120万 円 以下の方 0.625 40,500 円 3,375 円 第3段階 ・世帯全員が住民税非課税で、公 的年金等収入額と合計所得金額 の合計が120万円を超える方 0.75 48,600 円 4,050 円 第4段階 ・本人が住民税非課税で、公的年 金等収入額と合計所得金額の合 計が80万円以下で、世帯内に住 民税課税者がいる方 0.875 56,700 円 4,725 円 第5段階 ・本人が住民税非課税で、公的年 金等収入額と合計所得金額の合 計が 80 万円を超え、世帯内に 住民税課税者がいる方 1.0 64,800 円 5,400 円 第6段階 ・本人が住民税課税で、合計所得 金額が125万円未満の方 1.125 72,900 円 6,075 円 第7段階 ・本人が住民税課税で、合計所得 金額が125万円以上190万円未満 の方 1.25 81,000 円 6,750 円第8段階 ・本人が住民税課税で、合計所得 金額が190万円以上250万円未満 の方 1.5 97,200 円 8,100 円 第9段階 ・本人が住民税課税で、合計所得 金額が250万円以上350万円未満 の方 1.65 106,920 円 8,910 円 第10段階 ・本人が住民税課税で、合計所得 金額が350万円以上500万円未満 の方 1.85 119,880 円 9,990 円 第11段階 ・本人が住民税課税で、合計所得 金額が500万円以上750万円未満 の方 2.3 149,040 円 12,420 円 第12段階 ・本人が住民税課税で、合計所得 金額が750万円以上1,000万円未 満の方 2.55 165,240 円 13,770 円 第13段階 ・本人が住民税課税で、合計所得 金額が1,000万円以上の方 2.8 181,440 円 15,120 円