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●学園祭協賛行事記録
<総括>
5名の留学生の方々に自国の料理を紹介していただきましたが、その中には、日本人にとっても、な じみ深い料理があったかと思います。90年代から、国際化の波ととに、数多くの外国料理が日本に入っ てきました。これは、一般的に「食のグローバル化」と呼ばれ、その結果として、日本国内にある外 国料理店が増え、海外に行かなくても、手軽に外国の料理が食べられるようになりました。また、近年、
空前の健康ブームや日系企業の進出などにより、世界各国で日本料理が食べられるようになってきて います。以前、私はタイの小さな町を訪れたことがありますが、その町にも、日本料理の店が数多く 建ち並んでいて、非常に驚いたのを覚えています。他国の食文化について知ることは、私たちにとって、
非常に身近な異文化の理解の機会であると思います。これを機に、ぜひ、皆様にも食文化を通しての 異文化理解や国際交流に、少しでも興味を持っていただけたらありがたいです。
第三部 外国から入ってきた料理について
<発表 要旨>
「伝統の食文化 ~餃子~」
本日は皆さんがよく知っている餃子について話したいと思います。私は、約15年間中国で生活して いました。私が住んでいたところは、中国の北のほうで、遼寧省丹東というところです。餃子の歴史 はとても古く、中国の春秋時代(紀元前6世紀頃)の遺跡からはすでに食べられていたという痕跡が 見つかっています。日本語での発音として一般的な「ギョーザ」という呼び方は、山東方言の発音「ギァ オヅ」に由来しているという説のほか、満州語に由来するという説もあります。
中国の餃子の種類には、大きく分けて4種類の餃子があります。厚めの皮で作られた餃子をお湯で 茹でて、タレを付けて食べる水餃子、茹でた餃子を、野菜など他の具と一緒にスープに入れて供にす るスープ餃子、中国の華中、華南の点心で食べられている蒸し餃子、 金魚、ウサギ、白菜などの形を 餃子で作ったものや、三角形や花のような形に包んだ変わり餃子などです。
日本で食べられる餃子は戦後満州を経由して流入してきたものであり、薄めの皮を使い焼いて食べ る焼き餃子が主流です。日本式の焼餃子は生の状態から調理されます。 家庭で作る場合はフライパン や中華鍋、専門店では鉄板などを用います。フライパンに並べた餃子に少量の油と水を加えてから蓋 をして蒸します。具にニラやニンニクを用い、また白菜の代わりにキャベツを用いることがあります。
中華料理店やラーメン店などのメニュー、家庭の手軽な惣菜として定着しています。日本で初めて餃 子を食べた人物は徳川光圀とされており、亡命していた朱舜水から教わったといいます。 一方朝鮮半 島から流入してきた餃子もあり、これは白菜の代わりに大根を用います。 また、日本では米飯のおか ずやラーメンのおかずとして食べることも多いのは日本独自です。日本式の焼き餃子では肉の臭みを 消すためにニンニクを入れることが一般化していますが、中国ではニンニクを入れることはほとんど ありません。
コーディネーター 北詰 也紗 さん
(日本語学科4年次生)
丹波 裕子 さん
(フランス語学科3年次生)