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ミクロ経済学

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Academic year: 2021

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(1)

ミクロ経済学 II

(6) 政府と公平

丹野忠晋

拓殖大学政経学部

2018 年 12 月 12 日

(2)

 他人が利用できなくする財の性質を排除可能性

 ある人が利用すると他の人の利用しづらくさせる 財の性質を消費における競合性

 排除可能性ではなく消費における競合性持たな い性質を持つ財を公共財という

 公共財を私的に供給すると市場の失敗が起こる

 排除不可能だが競合的な財を共有資源という

 排除可能だが非競合的な財をクラブ財という

 フリーライダーの存在により 民間市場では公共 財の供給は過小になる

復習

(3)

政府の役割

 外部性がない競争市場では課税によって死荷重 が発生する

 小国経済の外国貿易でも同様の結論

 負の外部性があればピグー税を課したり,正 の外部性があれば補助金を支給して厚生を高め る

 民間ではフリーライディングが起こり供給され ない公共財を政府は提供する

ミクロ経済学 II 6 3

2018/12/12

(4)

政府はなぜ必要なのか?

 政府がなかったら他人から略奪を受けたり,他 国からの侵略が行われる

 ホッブス:万人の万人による闘争,自然状態

 政府がないと外国からの侵略.基本的な人権(

生存権,財産権,自由権)が守られない

 個人 1 と個人 2 の略奪ゲームを考察しよう

 「略奪する」「略奪しない」の戦略をもつ

 両方とも「略奪しない」で 1 (万円)の利得

 両方とも「略奪する」で0(万円)の利得

(5)

略奪ゲーム

ミクロ経済学 II 6 5

 一人だけ「略奪しない」ときに

 「略奪する」を選べば2(万円)の利得

 「略奪しない」を選べば-1(万円)の利得

 左上は個人 1 の利得,右下は個人 2 の利得

個人 2

略奪しない 略奪する 個人 1

略奪しない

1 -1

1 2

略奪する

2 0

-1 0

( 略奪する,

略奪する ) 均衡として選 ばれる

同様に個人 2 相手に対して略 奪するを選ぶ

個人

1

は略奪 するを選択 個人

2

が略 奪するを選 んでいたと する

個人 1 は略奪 するを選択

個人

2

が略 奪しないを 選んでいた とする

2018/12/12

(6)

基本的人権を守るための政府

 略奪ゲームの4つの結果のうち

(個人 1 の選択,個人 2 の選択)=(略奪する

略奪する)が選ばれる

 各人は(略奪しない,略奪しない)が望ましい と分かっている

 だが(略奪する,略奪する)が選ばれてしまう

 略奪する者に制裁をする権力が必要 フリーライダー問題と同様に囚人のジレン

マの様相を示している

(7)

ミクロ経済学 II 6

市場の効率性と政府の役割

 アダム・スミスの「市場は効率的に機能する」は ほぼ正しい

 しかし、政府が行政サービスを行っている例

国防,警察,司法,上下水道,道路,灯台,福祉

 所有権の維持以外の政府の役割は何だろうか?

 市場がうまく働かないー市場の失敗というーが起 こった時に政府の存在の理由がある

 公共財の供給が政府の主要な役割

 豊かになればなるほど失う物は大きい

7 2018/12/12

(8)

インセンティブと平等のトレードオ フ  インセンティブを与えて業績と報酬の強い関 連づけがなされたら起こることは何だろうか?

 富める者はもっとお金持ちになる

 その時に不平等が増大.勝ち組と負け組

 インセンティブと平等のトレードオフの存在

 政府は機会の平等のため所得再分配を行う

 福祉は人が機能する潜在能力,何をなし得る

かどのような存在であり得るかを保障する

(9)

ミクロ経済学 II 6

政府の役割

福祉や幸福の経済学 アマルティア・セン

「正義感によって御された野心、および、そのも とで行われる競争だけが社会の秩序と繁栄をもた らす」 アダム・スミス

政府の基本的な役割は所有権の維持と社会保障

どのような場合に市場がうまく働くか

うまく機能しない時に適切な政府の政策は何か

ほぼ効率的な市場を補うのが政府の役割

9 2018/12/12

(10)

まさかのために

 貯蓄や貯金はリスクを避けるためにある

1.

死 -生命保険

2.

病気 ー 医療保険

3.

事故 ー 自動車保険

4.

火事 - 火災保険

 株はギャンブルと同じという意見がある

 お父さんが生命保険に契約

保険会社がお父さんが長生きする方に,

お父さんは自分が早死にする方に賭ける

(11)

公的保険

 政府は個人が負えないリスクを負担

 公的保険・社会保障は強制加入,保険料一定

1.

医療保険

2.

失業保険

3.

年金

4.

介護保険

 日本人の寿命の長さ世界一,長生きリスク

 財政支出の中で社会保障費が一番大きい

ミクロ経済学 II 6 11

2018/12/12

(12)

金額

年齢

介護

出産関係

,児童手 当,育児 休業

幼稚園,小学校,

中学校,高校,大 学補助金

雇用保険

社会保障給付のイメー ジ

子供 青年 壮年 老年 誕生

医療 老年 年金

我々は様々な形で社会か らのサポートを受けている

一生お金はついて回る

(13)

社会保障政策

 社会保障制度とは、様々な困窮(疾病、負傷、分 娩、死亡、老齢、失業)に対し、経済補助を行い,

国民が文化的社会の成員たるに値する生活を営むこ とができるようにすることをいう

 3 つの社会保障の機能:①生活安定・向上機能、② 所得再分配機能、③経済安定機能

 公的年金や医療保険の社会保険の占める割合が高い

 保険とはなにか

 100 人の拓殖村の火事の例を用いて考えよう

ミクロ経済学 II 6 13

2018/12/12

(14)

拓殖村では火事が起こる

 毎年一人の家で火災が起こる

 誰の家で火が出るか分からないリスク

 1 回の火災で 1 万円の損害が起こる

今年は平和

今年大谷家で火事 来年大坂家で火事 再来年羽生家で火事

人\損害 今年 来年 再来年

大谷 10000 0 0

大坂 0 10000 0

羽生 0 0 10000

 火災の損害(1万円)をどう回 避するか?

 毎年100円の保険料を支払う

保険契約者が 保険契約に基 づいて保険者

( 保険会社 )

支払う金銭

(15)

拓殖村の保険

 拓殖村の保険料収入:100 × 100=10000

 火事が発生した大谷が保険金1万円を受け取る

 燃えた家も毎年100円の損失に変わる

ミクロ経済学 II 6 15

人\損害 今年 来年 再来年 大谷 100 100 100 大坂 100 100 100 羽生 100 100 100

全員が保険料100円徴収

保険は個人の大きなリスク を社会全体でシェアするこ とによって小さいものにす る

保険事故が生じたと きに保険者から支払 われる金銭・補填

2018/12/12

(16)

保険とは何か

 まったく火事にならなかった家も100円の損失

 保険は偶然に発生する事故によって生じる損失に 備えて,多数の者が保険料を出し合い,事故が発生 した者に保険金を与えるしくみ

 ある人の事故の発生は分からないが,多くの人々が 集まれば全体として事故が発生する確率が分かる

 病気になるリスク(医療保険)や失業するリスク(

失業保険)を社会全体で緩和

 退職リスク(年金)と介護リスク(介護保険)は現

役世代から高齢世代への世代間の所得再分配の面も

(17)

なぜ政府が保険を提供するのか?

ミクロ経済学 II 6 17

 保険は排除できるし競合しているので私的に供給?

 政府は逆選択とモラルハザードのため公的に提供

1.

毎日火事に気をつけて生活する人. v.s. 寝たばこ

2.

保険に入っているので火のチェックを怠る

 保険会社は火の始末の行動を見ることができない

 1の人々の性質が分からない問題を逆選択という

 2の人々の行動が分からない問題をモラルハザード

 これらの問題で市場が成立しない可能性が出てくる

 政府が国民のために公的に保険を提供する

2018/12/12

(18)

政府が経済へ干渉する理由

1.

市場の失敗の補正

2.

公平性の追求

3.

価値財の存在

 温情主義(パターナリズム)は強い者(政府

,親)は弱い者(国民,子)の利益ために積極 的に何かをすべきという考え

 義務教育の提供や麻薬の禁止のような社会的に 価値のあると考えられる財を価値財という

 自分が最善の判断が可能いう消費者主権と対立

(19)

政府の失敗

市場の失敗を補正しようとしたが政府も失敗するこ とがある

インセンティブと制約

政治的圧力 ,ロビイスト

予算制約と支出制約

ソフトな予算制約,単年度予算

不完全情報,集団的な意思決定

ウィンストン・チャーチル:「民主主義は最悪の政 治形態と言うことができる.これまでに試みられて きた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けばだが

ミクロ経済学 II 6 19

2018/12/12

(20)

不平等の尺度

 不平等は良くない!しかし,大谷君も皆さんと 同じ給与で良い?実際不平等はどのくらいある のだろうか?

 不平等の程度

 貧困の中で暮らす人数

 不平等度測定時の問題

 所得階層間移動の頻度

(21)

アメリカにおける不平等

 アメリカにおける所得の不平等度

 同じ大きさの五つのグループに分ける

 所得分配 (2008 年 )

ミクロ経済学 II 6 21

階層 世帯の年収(ドル)

最下位層

~ 27,800

第2下位層

27,801

49,325

中位層

49,326

75,000

 

第2上位層

75,001

113,205

最上位層

113,206

上位5%層

200,001

2018/12/12

(22)

階層別不平等の尺度

 最下位層は総所得の 4.0% ,最上位層はその 47.8%

 最上位層は最下位層の約 12 倍の所得を得ている

 47.8÷4.0=11.95

 上位 5 %の裕福な世帯は総所得の 20.5% を得る

 上位 5 %の裕福な世帯は下位 40 %の階層よりも 総所得が高い

最下位層

(%) 第2下位

(%)

中位層

(%) 第2上位

(%)

最上位層

(%) 上位5%

(%)

2008 4.0 9.6 15.5 23.1 47.8 20.5

2000 4.3 9.8 15.5 22.8 47.4 20.8

(23)

日本は平等な国

 各国における所得の不平等度

 下位 10 分位の所得に対する上位 10 分位の所得 比率を考える

 日本が最も高い平等である( 4.5 倍)

ミクロ経済学 II 6 23

より不平等な分布

より平等な分布

2018/12/12

(24)

各国の不平等

 発展途上国を含めて比較しても日本は平等

より不平等な分布

より平等な分布

(25)

貧困率

 所得分配の状況をもう少し簡単に見てみよう

 貧困率は世帯所得が貧困ラインを下回る人口の 比率を意味する

 貧困ラインを下回るとその世帯は貧困であると みなされる政府が設定した水準

 平成 27 年の日本の貧困線は 122 万円

 相対的貧困率は 15.6 %(対平成 24 年で -0.5 ポ イント)

ミクロ経済学 II 6 25

厚生労働省

6

貧困率の状況

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/seigo_g_171005.pdf

2018/12/12

(26)

米国の貧困率

 アメリカの貧困率推移

22.4% ( 1959

年)から

11.1% ( 1973

年)まで低下

貧困ラインは絶対的評価

経済成長により全体の所得分布が上方に押し上げられる

しかし,最貧層は不平等度の増大により経済成長の繁栄を享 受できず

(27)

貧しい人

 グループの属性で貧富が別れる

ミクロ経済学 II 6 27

グループ 貧困率 (%)

すべての人 13.2

白人(ヒスパニックを除く) 8.6

黒人 24.7

ヒスパニック 23.2

アジア、太平洋諸島出身者 11.8 子ども( 18歳以下) 19.0 高齢者( 64歳以上) 9.7

夫婦 5.5

配偶者なしの女性世帯主 31.4

貧しいのは誰か

人種との相関が高い(黒 人やヒスパニックは白人 よりも約 3 倍貧しい)

年齢との相関が高い(子 供はより貧しい)

世帯構成との相関が高い

(配偶者なしの女性は貧

2018/12/12

しい)

(28)

ライフステージと貧困

不平等測定時(世帯の年間所得)の問題点

所得ではなく良い生活を維持する能力を考える

一生を過程に別けるライフサイクル上の変化が重要

労働者は若いころ少ない所得だが,円熟・経験豊富 な労働者 (50 歳ごろピーク)になれる

生活水準は一時的な所得より生涯所得に依存

若年層は学校への通学や家購入による借金

中年層は借金を返済し、貯蓄率が最高になる

引退後を見込んでの貯蓄

(29)

恒常所得

引退後の生活を考えて貯蓄するので,所得減少に よる生活水準低下は必ずしも同じではない

一時所得と恒常所得の違いが重要

一時的な所得の減少.例:原発風評被害による福 島の桃の全滅→栽培者の所得一時的減少

貸し借りにより一時的な所得変化増減を緩和

家計が苦しいと貯蓄を取り崩し,借金,政府援助 ライフサイクルに伴う所得の増減の貸し借りと同様

購入能力は通常受け取れる恒常所得に依存

ミクロ経済学 II 6 29

2018/12/12

(30)

階層間の移動

カレーハウス CoCo 壱番屋の創業者である宗次徳二 氏は孤児院出身

所得階層間の移動はどのくらい?アメリカでは頻繁

運が良かったり勤勉であると所得階層があがる

不運や怠惰であると所得階層が下がる

典型的 10 年間でみると約 4 分の 1 の世帯が少なく とも 1 年間は貧困最低ラインより下

しかし、 8 年以上貧困ラインより下の世帯は 3% 未

満にすぎない

(31)

祖父と孫の所得の関連はない

 平均を上回る所得の状況は親から子へ受け継がれる

 しかし,持続性はあまりない

 父親が同世代より 20% 以上多い所得を得ているとき に、息子は同世代の平均所得より8%以上多い所得 を稼ぐ傾向

 祖父の所得と孫(男性)の所得との相関はほとんど ない

 米国の億万長者の約 5 名のうち 4 名は自力で稼いだ 人

ミクロ経済学 II 6 31

2018/12/12

(32)

所得再分配に関する政治哲学

 経済学は効率性について明確な判断が可能

 経済学だけでは、政策立案者が社会をもっと平 等にするように努力すべきか否かについてこた えることは難しい

 所得の再分配にあたって政府がどのような役割 を果たすべきか

 政治に関する基本的な原理を明らかにする政治 哲学を検討

 経済学的に見て妥当か

(33)

功利主義

個人の現在の境遇から得る幸福度である効用を考え る

功利主義の考え方では社会の構成員の「最大多数の 最大幸福」を達成する考え方

ジェレミー・ベンサムやジョン・スチュワート・ミ ル

所得再分配に関しては限界効用逓減が重要

所得が多くなるにつれて所得の増加に対する幸福度 の増加は小さくなる

貧乏人は所得の上昇による満足の大きさは大きい

ミクロ経済学 II 6 33

2018/12/12

(34)

所得再分配に関する政治哲学

 大谷は8万ドル、イチローは2万ドルを稼ぐ

 功利主義者の議論では,一見、政府は社会の すべての人の所得が同じになるまで所得再分配 を行うべきといっているようにみえる

 所得の再分配として,高所得の人々は高い税金 を払い、低所得の人々は移転所得を受け取る

 大谷やイチローにとって一生懸命働くインセン ティブが減退

 インセンティブと平等のトレードオフに注意

(35)

ジョン・ロールズ

 リベラリズム(自由主義)

 ジョン・ロールズ 『正義論』

 社会の構成員である我々は公正が何を意味する かについてどのように合意できるか

 人々の考え方は、不可避的に個々人の特別な境 遇に基づかざるをえない

 公正な社会とは何かを客観的に決定できるか

 思考実験で,我々は無知のベールに包まれたま まの原初状態で会議の席についている

ミクロ経済学 II 6 35

2018/12/12

(36)

無知のベール

すべての人々は同じような立場にあり、誰も特定 の状況に有利な原則を設計することができない

そこで決定される公正に関する原則は公平な形の 同意あるいは交渉の結果である

どの所得階層の家庭に生まれるかわからないとき に、どのような所得分配状況を公平と考えるかに ついて考察

そのとき,社会のなかで最も不遇な状況にある人

の福祉を高めることを目的とすべき

(37)

マクシミン原則

マクシミン原則は社会において最も悪い状況にあ る人の福祉を最大化しようとするべきという考え

ロールズ流の考え方は、社会のなかで最も恵まれ ない人々だけに焦点を当てている

よって,功利主義よりも大胆な所得分配を求める

思考実験により、所得再分配を社会保険の一形態 としてとらえることができる

所得再分配政策は保険政策に等しくなる

ミクロ経済学 II 6 37

2018/12/12

(38)

自由至上主義(リバタリアニズム

 ) ロバート・ノージック『アナーキー・国家・ユ ートピア―国家の正当性とその限界』

 所得を稼ぐのは社会の個々の構成員だけである

 自由至上主義者の考え方は、帰結が生じる過程 を重視する

 所得分配を決定する過程が公正である限り、結

果としての分配状況は、それがどれほど不公平

でも公平である

(39)

機会の平等

 自由至上主義者は、機会の平等の方が所得の平 等より重要であると主張

 政府は罪を罰し、自発的な同意を守らせるべき

 しかし,所得を再分配すべきではない

 政府は個人の才能を発揮して成功できる機会を 持てるよう個人の権利を補強すべき

ミクロ経済学 II 6 39

2018/12/12

(40)

貧困を減らすための政策

 政府は惨めな状態に陥らないようにセーフティ ネット(安全網)を提供すべき

 貧困世帯は、ホームレス、薬物依存、健康問題

、 10 代の妊娠、失業、低学歴を経験する傾向

 貧しい者ほど罪を犯す、犯罪の犠牲者

 貧困の原因と結果を別けることは難しい

 貧困は社会的な病理と結びついていることは確

(41)

生活保護

 生活保護(扶助)

 「貧困者」となるインセンティブを人々に与えてしまう という批判

貧しい未婚の母親の数を増大させているようにみえる

 負の所得税

累進課税の下では、高所得世帯は低所得世帯よりも高い 比率の所得税を支払う

 現物給付

 フードスタンプ

 反貧困政策と労働意欲

就労義務付雇用手当支給2018/12/12 ミクロ経済学 II 6 41

(42)

最低賃金法

 最低賃金法

 最低賃金の影響を受けるような労働者の失業 の増加

 未熟練労働者の需要は相対的に価格弾力性が低

いので、最低賃金を高く設定しても、雇用はわ

ずかしか減少しない

(43)

労働市場の均衡

労働量 ( 時間 ) 賃金率 ( 円 )

w D S

w*

L*

労働の供給曲線 労働の需要曲線

ミクロ経済学 II 6 43

均衡点

L

2018/12/12

(44)

労働者の所得

労働量 ( 時間 ) 賃金率 ( 円 )

w D S

w*

L*

労働の供給曲線 労働の需要曲線

L

労働者 の所得

(45)

最低賃金と労働者の所得

労働量 ( 時間 ) 賃金率 ( 円 )

w D S

w*

L*

ミクロ経済学 II 6 45

L

s

L

w

1

賃金率の下限

L

d

失業

 最低賃金で失業が発生 する

2018/12/12

(46)

最低賃金と労働者の所得

労働量 ( 時間 ) 賃金率 ( 円 )

w D S

w*

L* L L

s

w

1

賃金率の下限

L

d

労働者 失業

の所得

 最低賃金で失業がでるが

就業者の所得は増える

(47)

失業給付

労働量 ( 時間 ) 賃金率 ( 円 )

w D S

w*

L*

ミクロ経済学 II 6 47

L

s

L

w

1

賃金率の下限

L

d

失業

就業者は雇用保険の保険料を支払う

失業者は失業給付を受ける

最低賃金は就業者の所得を高めにする

失業者は保険で保障を受ける

失業者は失業保険で保護 される.失業給付で生活 を維持して,再就職先を 探せる.最低賃金でワー キングプアを回避

2018/12/12

(48)

ミクロ経済学

 社会保障制度で様々な困窮に対し、国民が文化的 社会の成員たるに値する生活を営むことができる

 保険は偶然に発生する事故に備えて,人々が保険 料を出し合い,損害者に保険金を与える

 貧困率は世帯所得が貧困ラインを下回る人口の比 率を意味する

 功利主義の考え方では社会の構成員の「最大多数 の最大幸福」を達成する考え方

 マクシミン原則は社会において最も悪い状況にあ る人の福祉を最大化しようとするべきという考え

 自由至上主義者は、機会の平等の方が所得の平等 より重要であると主張

復習

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