■
優れたシグナル・インテグリティ・ツールにより、複雑な
シグナル・インテグリティ問題の迅速な検出、特定、デバッグ
が可能
−
グリッチ・トリガとストレージ−シグナル・インテグ
リティ問題となりそうなイベントにトリガし、ハイライ
ト表示。問題のイベントにトリガするだけでなく、可能
性のあるイベントを赤でハイライト表示するため、詳細
に観測すべき信号が容易に確認できる
−
iCapture−テクトロニクス独自のiCapture機能によ
り、疑いのある信号をTLA6400シリーズからアナログ
出力可能。オシロスコープのプローブとのダブルプロー
ビングが不要で、デバッグ時間が短縮できる
−
iView−ロジック・アナライザとオシロスコープの両方
のデータを、時間相関をとりながら表示できるため、
デジタル・ドメイン、アナログ・ドメインの両方でシグ
ナル・インテグリティ問題を確認できる
アプリケーション
■デジタル・ハードウェアのバリデーションとデバッグ
■デジタル・ハードウェア性能のモニタ、測定、最適化
■組込みソフトウェアの統合、デバッグ、バリデーション
特長
■デジタル・システムのデバッグ、バリデーション、最適化に
おける優れた性能と操作性
−
40ps分解能のMagniVuアクイジションによる正確な
信号取込み
−
同期速度−最高クロック・レート667MHz、最高データ・
レート1333Mbpsまでの高速同期バス信号取込み可能
−
15型ディスプレイとタッチ・スクリーン(オプション)
により、数多くのデータが表示でき、効率的に操作可能
−
34/68/102/136チャンネルの4機種、最大レコード長
64Mビットにより、汎用性の高いソリューションが可能
で、予算に見合ったシステムに構築可能
−
ドラッグ&ドロップ・トリガ−一覧表にある8種類の
トリガからドラッグし、波形にドロップすることにより、
自動的にトリガ条件を設定可能。これにより、エラーを
防ぎ、再現性を向上し、設定に要する時間を短縮するこ
とが可能
−
ドラッグ&ドロップ測定−測定ツール・バーのアイコン
をドラッグし、対象の信号にドロップするだけで測定結果
ロジック・アナライザ
TLA6400シリーズ
予算に合った、効率的なデジタル・システムの
デバッグとバリデーション
TLA6400シリーズは、デジタル・システムのデバッグ、バリ
デーション、機能の最適化に適したロジック・アナライザです。
シグナル・インテグリティを総合的にデバッグすることができ
るため、発見が困難な問題をすばやく検出し、特定し、評価す
ることができます。さまざまなアプリケーションに対応できる
ため、デジタル回路設計のデバッグ問題に最適なツールとなり
ます。
TLA6400シリーズは、以下のようなデジタル回路の機能のバ
リデーション、デバッグに適した機能を備えています。
■当社特許の25GHz MagniVu機能による正確なタイミング
測定。TLA6400シリーズは1台に統合されたアーキテク
チャであるため、タイミング・スキューなどの問題がありま
せん。
■最高クロック・レート:667MHz、最高データ・レート:
1333Mbpsのバスからの取込み
■必要に合った性能で購入し、測定ニーズに合わせてアップ
グレードが可能
■簡単で直感的なドラッグ&ドロップ・トリガ設定により、
イベントをすばやく特定
■周波数、周期、パルス幅、デューティ・サイクル、エッジ・
カウントなど、優れたドラッグ&ドロップ測定機能により回
路性能を簡単に把握できる
■波形、表形式、グラフ、逆アセンブリ、ソース・コード、比較
など、さまざまな表示形式で時間相関をとりながらデータ
表示が可能
難しいシグナル・インテグリティ問題の検出
ロジック・アナライザは、回路機能のトラブルシュートだけで
なく、クロストーク、ターミネーションのミスマッチ、グラン
ド・バウンスなどで生ずるシグナル・インテグリティ問題の検
出でも必要になります。TLA6400シリーズは統合デバッグ・
ツールであり、このようなデバッグ問題を解決します。
TLA6400シリーズの特長:
■選択した信号グループをグリッチ・トリガ機能で監視し、シ
グナル・インテグリティ問題が見つかった場合はトリガする
■検出したすべてのシグナル・インテグリティ問題に自動的に
タグを付けるため、簡単に識別できる
■当社独自のiCapture機能により1本のプローブでデジタルと
アナログの両方のデータが観測できるため、問題を詳細に
把握することが可能
■iView機能によりデータのデジタルとアナログが時間相関を
とりながら表示できるため、アナログ・ドメインとデジタル・
ドメインの両方でシグナル・インテグリティ問題を追跡可能
デジタル・システムのリアルタイム解析を可能にする
P5900シリーズ・プロービング・ソリューション
どのようなテストや測定でも、プロービングの方法と、プロー
ビングがシステムや測定時間に及ぼす影響を考慮することが重
要になります。業界最高水準の低プローブ負荷を実現した
P5900シリーズ・ロジック・アナライザ・プローブは、被測
定回路に与える負荷が少なく、優れたシグナル・インテグリティ
が得られます。TLA6400シリーズ・ロジック・アナライザで
P5900シリーズ・ロジック・アナライザ・プローブを使用す
ると、お求めやすい価格で優れたロジック解析が実現できます。
高実装密度D-Maxプロービング、Mictor、汎用タイプなど、
さまざまな接続形式のプローブが用意されています。
17チャンネルのP5910型プローブは、2.54mm(0.1インチ)と2mmピン・ピッ チ、低入力容量、業界標準の接続方法に対応したアクセサリ類などを備えた、汎 用ロジック・アナライザ・プローブ P5900シリーズは負荷容量が小さいので、信号に与える歪みが少なく、高速エッ ジを持った信号を正確に取込むことが可能 P5934型は、ワンタッチでプローブ接続ができ、またラッチ機構による高信頼 性の接続が可能な34チャンネルMictorプローブTLA6400シリーズの概要
項目 TLA6401型 TLA6402型 TLA6403型 TLA6404型
チャンネル数 34 68 102 136 高速タイミング 40ps(25GHz)、メモリ長:128Kビット 最高タイミング・ サンプル・レート (ハーフ/フル・ チャンネル) 3.2GHz/1.6GHz 最高ステート・ クロック・レート 333MHz(標準) 667MHz(Opt.1T) 最高ステート・ データ・レート 667MHz(標準) 1333Mbps(Opt.1T) 最大レコード長 2Mビット(標準) 4Mビット(Opt.1S) 8Mビット(Opt.2S) 16Mビット(Opt.3S) 32Mビット(Opt.4S) 64Mビット(Opt.5S) アナログMUX (マルチプレクサ) 4つの固定チャンネル(標準)、または 選択した任意のチャンネル(Opt.AM)が 4つのBNCから出力可能 プローブ・ オプション P5910型−17チャンネル汎用プローブ P5934型−34チャンネルMictorプローブ P5960型−34チャンネルD-MAXプローブ
性能
TLA6400シリーズ
一般性能 項目 概要 チャンネル数(クロック入力もデータとして取込み可能) TLA6401型 34(32データ入力+2クロック入力)。 TLA6402型 68(64データ入力+4クロック入力)。 TLA6403型 102(96データ入力+4クロック入力+2クオリファイア 入力)。 クロック・チャンネルはクオリファイアとしても使用可能 TLA6404型 136(128データ入力+4クロック入力+4クオリファイア 入力)。クロック・チャンネルはクオリファイアとしても 使用可能 チャンネルの グループ化 グループ数、またはグループに属するチャンネル数に制限 なし(すべてのチャンネルは複数のグループで使用可能) タイムスタンプ 20ps分解能、54ビット幅。4日以上 クロック/ アクイジション・ モード 非同期/同期 すべてのモードで同時に25GHzMagniVuによる 高速タイミング解析が可能 PCの性能 項目 概要 オペレーティング・ システム(OS)Microsoft®Windows®7Ultimate、64ビット
プロセッサ Intel®Corei3-2120、3.3GHz、3Mキャッシュ チップセット Intel®Q67 メモリ 2×2GBDIMM、トータル4GB DDR3、1066MHz、PC3-8500 サウンド LineInコネクタ、LineOutコネクタ、MicInコネクタ リムーバブル・ハード・ ディスク・ドライブ 3.5型、500GB以上、シリアルATA、7200RPM 光学ドライブ 内蔵DVD±R/RW 外部ディスプレイ・ ポート DVI-I(プライマリ−デジタルとアナログ出力) コネクタ×1、VGAコネクタ×1 外部ディスプレイの 解像度 プライマリ・ディスプレイとセカンダリ・ディスプ レイごとに32ビット・カラーで最大1920×1200、 ノンインタレース ネットワーク・ポート 10/100/1000LAN×2、RJ-45コネクタ USBポート USB2.0ポート×5、USB3.0ポート×2、 BIOSで無効にすることも可能 統合制御 項目 概要 フロント・パネル・ ディスプレイ サイズ:15型(対角:38.1cm) タイプ:バックライト付きアクティブ・マトリックス・ カラーTFTLCD 解像度:1024×768 同時表示機能 フロント・パネル・ディスプレイと1台の外部ディス プレイを、1024×768の解像度で同時に使用可能 前面パネル 汎用ノブ、専用ホット・キー、水平方向および垂直 方向のスケーリングとスクロール用のつまみ タッチ・スクリーン Opt.18で利用可能。前面パネルの操作ボタンで オン/オフ可能
iView(Integrated View)機能 項目 概要 TLA本体の構成要件 GPIB-iView™(Opt.1C) USB-iView™(Opt.2C) TLAシステムに接続できる テクトロニクス・オシロ スコープの台数 1 接続できる オシロスコープ 100機種以上。対応可能なオシロスコープの 詳細については、当社ウェブ・サイト(www. tek.com/ja/products/logic_analyzers/ link.html)を参照 TLA側の接続 USB、TriggerIn、TriggerOut、 ClockOut オシロスコープとの接続 GPIB-iView™ (Opt.1C) GPIB、TriggerIn、TriggerOut、 ClockIn(装備されている場合) USB-iView™ (Opt.2C) USBデバイス・ポート、TriggerIn、 TriggerOut セットアップ iViewウィザードで自動的に設定可能 データの相関 オシロスコープによるデータの取込みが終了 すると、データは自動的にTLAに送られ、 TLAで取込んだデータと時間相関をとって 表示 デスキュー iView用接続ケーブルを使用している場合は、 オシロスコープとTLAのデータは自動的に デスキューされ、時間相関をとって表示 GPIB-iView™(Opt.1C) オシロスコープ接続 ケーブル長 2m USB-iView™(Opt.2C) オシロスコープ接続 ケーブル長 2m(USBケーブル1.7m) シンボルのサポート 項目 概要 シンボルの数/レンジ 無制限(制限要素はTLAで使用可能な仮想メモリ 量のみ) サポートされる オブジェクト・ファイル のフォーマット IEEE695、OMF51、OMF86、OMF166、 OMF286、OMF386、COFF、Elf/Dwarf1& 2、Elf/Stabs、TSF(ソフトウェア開発ツール が生成する出力が上記のいずれかのフォーマット でない場合、ASCIIファイル・フォーマットである TSF(Tektronixsymbolfile)にてサポート可能。 TSFファイルについては、TLAユーザ・ マニュアルを参照。フォーマットがリストにない 場合は当社担当営業にご連絡ください。 外部機器とのインタフェース 項目 概要 システム・トリガ出力 システム・トリガ発生時にアサート (TTL互換、50Ωバック・ターミネーション、 BNCコネクタ) システム・トリガ入力 アサート時にシステムをトリガ (TTL互換、スレッショルドは0.5~1.5Vの範囲で 調整可能、アクティブLOW、エッジ・センス、 立下りエッジでラッチ、BNCコネクタ) 外部信号出力 トリガ設定にて外部機器をコントロール可能 (TTL互換、50Ωバック・ターミネーション、 BNCコネクタ) 外部信号入力 外部信号によるアーム、あるいはシステムをトリガ 可能 (TTL互換、スレッショルドは0.5~1.5Vの範囲で 調整可能、レベル・センス、BNCコネクタ) 電源 項目 概要 電圧/周波数 90~264VAC(47~63Hz) 消費電力 最大400W 環境条件 項目 概要 温度 動作時:+5~+45℃ 非動作時:−20~+60℃ 湿度 動作時:20~80%相対湿度(結露のないこと) 非動作時:8~80%相対湿度(結露のないこと) 湿球最高温度:+29℃ 高度 動作時:最高3,000m、1,500m以上では300m につき1℃の割合で最高動作温度が低下 非動作時:最高12,000m 安全性 UL61010-1:2004、CAN/CSA-C22.2 No.61010-1:2004、EN61010-1:2001、 IEC61010-1:2001 寸法/質量 寸法 mm 高さ 297 幅 437 奥行 387 質量 kg 本体 TLA6401型 13.5 TLA6402型 13.9 TLA6403型 14.3 TLA6404型 14.7
入力特性 項目 概要 スレッショルド 選択レンジ −2.0~+4.5V(5mVステップ) スレッショルドのプリセット値−TTL(1.5V)、 CMOS(1.65V)、ECL(−1.3V)、PECL(3.7V)、 LVPECL(2.0V)、LVCMOS1.5V(0.75V)、 LVCMOS1.8V(0.9V)、LVCMOS2.5V(1.25V)、 LVCMOS3.3V(1.65V)、LVDS(0V)、 ユーザ定義 チャンネルの スレッショルド 選択単位 チャンネルごとに設定可能 スレッショルド確度 (23±5℃) スレッショルド電圧設定の ±(50mV+スレッショルド電圧設定の1%) スレッショルド確度 (全レンジ) ±(80mV+2%) 入力電圧レンジ 動作時 −2.5~+5.0V 非破壊電圧 −4.5~+13V 最小入力電圧 スイング 300mV(P5910型、P5960型) ステート解析特性 項目 概要 最高ステート・ クロック・レート 333MHz(標準) 667MHz(オプション) 最高データ・レート 667Mbps(標準) 1333Mbps(オプション) タイムスタンプ付 ステート・メモリ長 2Mビット、4Mビット、8Mビット、16Mビット、 32Mビット、64Mビット セットアップ& ホールド時間選択範囲 クロック・エッジの前15ns~クロック・エッジの 後7.5ns(20psステップ) セットアップ/ホールド時間ウィンドウ シングル・ チャンネル 260ps(代表値)(P5910型、P5960型) 最小クロック・ パルス幅 250ps(P5910型、P5960型) タイミング解析特性 項目 概要 MagniVuによる タイミング分解能 最大40ps。80ps、160ps、320ps、640ps から選択可能 MagniVuタイミング・ メモリ長 チャンネルあたり128Kビット (トリガ・ポジション可変) メイン・タイミング 分解能(ハーフ/フル・ チャンネル) 312.5ps/625ps~50ms グリッチ・ストレージ時 のメイン・タイミング 1.25ns~50ms メイン・タイミングの メモリ長(ハーフ/ フル・チャンネル、 タイムスタンプ付、 トランジション・ ストレージ使用の有無に は無関係) チャンネルあたり4/2Mビット、8/4Mビット、 16/8Mビット、32/16Mビット、64/32Mビット、 128/64Mビット グリッチ・ストレージ時 のメイン・タイミングの メモリ長 最大で搭載のメイン・メモリ長の半分 チャンネル間スキュー 160ps(代表値)(P5910型、P5960型) 検出可能パルス幅/ グリッチ幅 (単一チャンネル) 250ps(P5910型、P5960型) 最小検出可能 セットアップ /ホールド時間違反 80ps 最小検出可能複数 チャンネル・トリガ・ イベント サンプル周期+チャンネル間スキュー アナログ解析特性 項目 概要 周波数帯域 2GHz(代表値)(P5910型、P5960型) 減衰比 10:1または5:1 オフセットとゲイン (確度) ±80mV、信号振幅の±2% Run/Stop要件 なし、アナログ出力は常時アクティブ iCapture アナログ出力 外付けの当社オシロスコープに接続可能。アナログ 出力用BNCケーブルは、低損失、10:1、長さ 91cm。基本的なアナログ・マルチプレクサ機能は、 TLA6400シリーズに標準で装備されており、 4つの固定されたチャンネル入力信号iCapture アナログ出力BNCに出力する。出力は他のロジック・ アナライザ・チャンネルに切り替えることはできない。 Opt.AMはアナログ・マルチプレクサをフルにコン トロールでき、任意の4つのロジック・アナライザ・ チャンネル入力信号をiCaptureアナログ出力BNC に出力できる。