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所得格差はジニ係数 相対的貧困率 年間労働所得 15 万円以下の労働者の割合 いずれの統計でみても 緩やかな拡大を示している ただし その要因については 以下でみるように精査が必要.6 図表 1-1 各種調査においても世帯所得のジニ係数は上昇傾向 図表 1-2 相対的貧困率は緩やかながら増加 12.

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(1)

  

所得格差の現状について

岩 田 一 政

張 富 士 夫

三 村 明 夫

吉 川   洋

各グラフの(備考)の詳細については、巻末の【グラフ 詳細備考一覧】を参照。

平成21年4月22日

経済財政諮問会議

民間議員提出資料

(平成21年4月22日)

(2)

  

0.25

0.30

0.35

0.40

0.45

0.50

0.55

0.60

1979 81

83

85

87

89

91

93

95

97

99 2001 03

05

07

(年)

全国消費実態調査(二人以上の世帯)

所得再分配調査

(当初所得)

図表1-1 各種調査においても世帯所得の

ジニ係数

は上昇傾向

税・社会保障 による再分配

家計調査

所得再分配調査

(再分配所得)

ジニ係数・・・所得分配等における不平等度を表す指標。

        0から1までの値をとり、0に近いほど所得分配等が

        均等であることを示す。

国民生活基礎調査

所 得 格 差   大 所 得 格 差   小 (備考)総務省「家計調査」、「全国消費実態調査(2004年)」、厚生労働省「所得再分配調査」、      「国民生活基礎調査」 により作成。世帯ベース。詳細は備考一覧を参照。

○所得格差は

ジニ係数

相対的貧困率

年間労働所得150万円以下の労働者の割合

いずれの統計でみても、緩やかな拡大を示している。

○ただし、その要因については、以下でみるように精査が必要。

(備考)総務省「全国消費実態調査」により作成。等価変換した世帯員ベース。詳細は備考一覧を参照。

7.3

7.5

8.1

9.1

9.5

6

7

8

9

10

11

12

1984

1989

1994

1999

2004

(年)

(%)

図表1-2

 相対的貧困率

は緩やかながら増加

19.4%

22.5%

24.3%

18.0%

19.0%

20.0%

21.0%

22.0%

23.0%

24.0%

25.0%

1997

2002

2007

労働者総数に占める割合

(年)

(備考)総務省「就業構造基本調査」により作成。一人当たり。詳細は備考一覧を参照。

図表1-3 

年間労働所得150万円未満の労働者の割合

は、増加傾向

相対的貧困率・・・所得の分布における中央値(2004年290万円)

      の50%に満たない所得の人々の割合を示す。

(3)

  

○ジニ係数の上昇要因

   

高年齢層及び単身世帯では所得格差が大きいため、

高齢者世帯や単身世帯の増加

はマクロ

  のジニ係数を上昇させる。

0.20 0.22 0.24 0.26 0.28 0.30 0.32 0.34 0.36 0.38 0.40 25歳 未満 25~ 29 30~ 34 35~ 39 40~ 44 45~ 49 50~ 54 55~ 59 60~ 64 65~ 69 70~ 74 75歳 以上 ▲ 6 ▲ 4 ▲ 2 0 2 4 6

世帯の年齢別シェアの変化幅(2004-1989)(右目盛)

ジニ係数(2004)

(%ポイント)

(世帯主年齢)

図表2-1 二人以上世帯のジニ係数(2004年)及び

       世帯の年齢別シェアの変化幅(1989~2004年)

(備考)総務省「全国消費実態調査」により作成。詳細は備考一覧を参照。

【高齢者世帯の増加】

【単身世帯の増加】

(備考)1.ジニ係数については、総務省「全国消費実態調査」により作成。      2.シェアについては、総務省「国勢調査」により作成。

0.295

0.300

0.305

0.310

0.315

0.320

0.325

0.330

0.335

二人以上世帯

単身世帯

▲ 8

▲ 6

▲ 4

▲ 2

0

2

4

6

8

シェアの変化幅(2005-1990)(右目盛)

ジニ係数(2004)

(%ポイント)

図表2-2 単身世帯、二人以上世帯のジニ係数(2004年)及び

シェアの変化幅(1990~2005年)

所 得 格 差   大 所 得 格 差   小

(4)

  

○年齢階層別にジニ係数の変化を見ると、

60代

の高年齢層の所得格差は

 

縮小傾向

にあるが、

25歳未満や50代

において、所得格差は

拡大傾向

所 得 格 差   大 所 得 格 差   小

0.200

0.250

0.300

0.350

0.400

0.450

25

歳未満

25

29

30

34

35

39

40

44

45

49

50

54

55

59

60

64

65

歳以上

2004年

1994年

(世帯主年齢) (備考)内閣府「平成18年度版 年次経済財政報告書」第3-3-7図による。  

図表3-1 世帯主年齢階層別ジニ係数の推移

▲ 0.07

▲ 0.06

▲ 0.05

▲ 0.04

▲ 0.03

▲ 0.02

▲ 0.01

0.00

0.01

0.02

0.03

25

歳未満

25

29

30

34

35

39

40

44

45

49

50

54

55

59

60

64

65

歳以上

(世帯主年齢)

図表3-2 世帯主年齢階層別ジニ係数の変化幅(1994~2004年)

(備考)内閣府「平成18年度版 年次経済財政報告書」第3-3-7図による。  

(5)

(備考)1.総務省「全国消費実態調査」により作成。      2.近似式により寄与を計算。詳細は注一覧を参照。合計は必ずしも一致しない。

      図表4-1 相対的貧困率の上昇要因

 

+0.4%ポイント

各カテゴリー毎のシェア

    

各カテゴリー内の貧困率

   

     =    

の変化の寄与度

   

+   

の変化の寄与度

 

99年 9.1% → 04年 9.5%

      

図表4-2 世帯類型別シェアの推移

(備考)総務省「国勢調査」により作成。詳細は注一覧を参照。

○ 相対的貧困率の上昇要因

 ・

高齢者世帯や単身世帯の増加

が、マクロでみた相対的貧困率を押し上げている。

 ・これまで

貧困率の比較的低かった世帯

(世帯主が50~64歳の世帯や2人以上の

  大人のみの世帯)のカテゴリー内において貧困率が高まっており、それがマク

  ロでみた相対的貧困率を押し上げている。

「単身世帯」の シェアの変化 (0.23) 「2人以上の大人のみの世 帯」のシェアの変化 (0.35) その他 (▲0.45) 「2人以上の大人のみの世 帯」の貧困率の変化 (0.28) 「世帯主が65歳以上の世 帯」のシェアの変化 (0.69) 「世帯主が50~64歳の世 帯」の貧困率の変化 (0.22) その他 (▲ 0.47) ▲ 0.6 ▲ 0.4 ▲ 0.2 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0

世帯主年齢階級別の寄与度

世帯類型別の寄与度

マクロでみた 相対的貧困率 +0.4%ポイント

(%ポイント) 7.9 6.5 3.1 21.6 17.7 その他 単身世帯 大人1人と子 供の世帯 2人以上の大 人のみの世 帯 大人2人以上 と子供の世 帯 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 1985 2000 2005 (%) (年) 高齢単身世帯 21.1

(6)

  

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50万 円未満 50~ 99万 円 100~ 149 150~ 199 200~ 249 250~ 299 300~ 399 400~ 499 500~ 599 600~ 699 700~ 799 800~ 899 900~ 999 1000~ 1499 1500万 円以上

正社員

パート・アルバイト

派遣

○低所得労働者の増加要因

 

・正社員が減少する一方、年収が比較的低い

パート・アルバイト

が増加している。

 ・労働所得150万円未満の労働者には、特に仕事を従(家事等が主)としている女性が

  増加している。

(備考)総務省「就業構造基本調査」により作成。全労働者。

図表5-1 雇用形態別年収(労働所得)分布(2007年)

▲ 8

▲ 6

▲ 4

▲ 2

0

2

4

正社員

パート・

アルバイト

派遣労働者

契約+嘱託

87年→97年

97年→07年

(%ポイント)

パート・

アルバイト

図表5-2 雇用形態別に見た就業者数の総就業者に占める

シェアの変化幅(20年間)

(備考)総務省「就業構造基本調査」により作成。全労働者。 (備考)総務省「就業構造基本調査」により作成。     年間労働所得150万円未満の就業者の割合が、     1997年19.4%から2007年24.3%まで4.9%ポイント増加した     内訳を属性別に見たもの。     詳細は備考一覧を参照。

0.7

0.9

1.7

▲ 1.0

▲ 0.5

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

男性仕事主

男性仕事従

女性仕事主

女性仕事従

派遣・契約・嘱託・その他

パート・アルバイト

正社員・役員

自営・家従

(%ポイント)

図表5-3 労働所得150万円未満の就業者数の総就業者に占めるシェアの変化幅

(1997~2007年、男女・仕事の主従・雇用形態別)

(7)

○就職氷河期に正社員として就職できなかったフリーターの存在等により

フリーターの年齢構成

  は高齢化

している。

○派遣労働者の派遣元に対する要望では、「

正社員として雇用してほしい

」という要望が最も高い。

○両親の年収が少ないほど、4年制

大学進学率

が低く、就職する割合が高い。

33.9

44.6

48.0

55.4

60.7

8.0

29.1

20.7

20.2

18.6

15.7

11.1

10.3

8.8

10.7

9.5

5.6

13.7

8.5

6.6

7.3

15.8

19.8

10.8

6.6

0

10

20

30

40

50

60

70

400万円以下 600万円以下 800万円以下 1000万円以下 1000万円超

(%)

4年制大学

専門学校

短期大学

受験浪人・未定

就職など

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 不明 その他 派遣契約外業務を命じないよう管理してほしい 指揮命令系統を明確にしてほしい 派遣契約期間を長くしてほしい 派遣契約の中途解除を避ける努力をしてほしい 適切な労働時間管理をしてほしい 年次有給休暇を取りやすくしてほしい 職場でのいじめやセクハラの防止について責任を持って対応してほしい 苦情の申し立てに対して迅速に対応してほしい 個人情報の保護に配慮してほしい 職場環境(安全・衛生等)を良くしてほしい 派遣前の事業所訪問等を求めないでほしい (%)

(備考)厚生労働省「派遣労働者実態調査」により作成。 (備考)東京大学大学院教育学研究科大学経営・政策研究センター「高校生の進路追跡調査 第1次報告書」(2007年9月)      により作成。詳細は備考一覧を参照。

図表6-2 派遣労働者の派遣元に対する要望

図表6-3 高校卒業後の予定進路(両親年収別)

(備考) 1.総務省「労働力調査」により作成。詳細は備考一覧を参照。 2.「フリーター」とは、15歳から34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者かつ未婚の者とし、        (1) 雇用者のうち勤め先における呼称が「パート」又は「アルバイト」である者        (2) 現在無業の者については家事も通学もしておらず「パート・アルバイト」の仕事を希望する者       とする(内閣府 平成18年度年次経済財政報告)。 91 (44%) 87 (51%) 117 (56%) 83 (49%) 0 50 100 150 200 250 2002年 2008年 (万人) 25-34歳 15-24歳 計208万人 計170万人

図表6-1 年齢別に見た2002年と2008年のフリーターの数

正社員として雇用してほしい

(8)

子どものいる世帯

のうち、大人1人または無業の場合には、相対的貧困に占めるシェアが総世

 帯に占めるシェアに比べ高い。

母子世帯

の一人当たり平均所得金額は、児童のいる世帯の4割程度。

 高齢者世帯の一人当たり平均所得金額は、全世帯の7割程度。

(備考) 1.厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成18年)により作成。      2.等価変換した所得。詳細は備考一覧を参照。 (備考)1.総務省「全国消費実態調査」(平成16年)により作成。世帯員分布による。      2.2004年の相対的貧困率は9.5%。      3. 子ども=17歳以下。

563.8

718.0

211.9

301.9

345.9

345.2

131.6

239.6

0

100

200

300

400

500

600

700

800

全世帯

児童のいる世帯

母子世帯

高齢者世帯

1世帯当たり平均所得金額

世帯人員一人当たり平均所得金額

(万円)

(23.2)

大人2人以上と

子どもの世帯

(有業者2人以上)

(14.8)

(19.1)

大人2人以上と

子どもの世帯

(有業者1人)

(18.0)

(0.4)

大人2人以上と子ども

の世帯(無業)(2.3)

(0.7)

大人1人と子どもの世

帯,(有業)(4.3)

(0.1)

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

相対的貧困に占める

子どものいる世帯の割合

(40.4)

総世帯に占める

子どものいる世帯の割合

(43.5)

(%)

大人1人と子どもの世帯(無業)(1.0)

図表7-1 子どものいる世帯の割合

図表7-2 世帯類型別の平均所得金額

(9)

○OECDの分析によると、相対的貧困ライン以下に該当する子どもの割合は、2000年以降は

  減少しているが、長期的には増加傾向にある。

○ただし、このデータには以下の注意が必要。

 ・給付については、年金、児童手当等の現金給付に限定されており、医療、保育、教育等の

  現物給付は含まれない。

 ・負担については、所得税等の直接税及び社会保険料に限定されており、消費税等の間接税は

含まれない。

 ・国民生活基礎調査に基づくものであること。

図表8  相対的貧困ラインを下回る子どもの全子ども数に占める割合

8.3%

11.3%

12.9%

12.8%

10.8%

12.1%

14.5%

13.7%

0.0%

2.0%

4.0%

6.0%

8.0%

10.0%

12.0%

14.0%

16.0%

18.0%

20.0%

1985年

1994年

2000年

2003年

当初所得(所得再分配前)

可処分所得(所得再分配後)

(備考)OECD FACTBOOK2009により作成。

(10)

(備考)・OECD FACTBOOK2009により作成。      ・相対的貧困率・・・所得の分布における中央値の50%に満たない所得の人々の割合を示す。

図表9-1  相対的貧困率の比較(2000年代半ば)

5.8% 8.1% 8.7% 9.5% 12.0% 14.1% 17.1% 11.0% 11.4% 10.8% 8.3% 8.1% 7.7% 7.3% 7.1% 7.1% 6.6% 5.3% 5.3% 12.4% 12.6% 14.8% 14.6% 14.6% 14.9% 17.5% 18.4% 12.9% 10.6% 7.1% 6.8% 8.8%

0.0%

2.0%

4.0%

6.0%

8.0%

10.0%

12.0%

14.0%

16.0%

18.0%

20.0%

デンマ ーク スウェ ーデ ン チェ コ オー ストリ ア ノルウェ ー フランス アイス ランド ハン ガリ ー フィンラ ンド オラ ンダ ルク セン ブルク スロバ キア イギ リス スイス ベル ギー 参考:日本(全国消費 実態調査)OECD平均 ニュ ージ ーラ ンドドイツ イタリ ア カナ ダ オー ストラ リア ギリ シャ ポルトガ ル スペイン 韓国ーラ ンド アイルラ ンド 日本(国民生活 基礎調査)ア メリカトルコキシ コ

図表9-2 相対的貧困ラインを下回る現役世帯

(世帯主が18~65歳の世帯)における有業者の数

2.3

4.0

5.0

12.1

14.6

17.0

20.0

39.0

32.8

31.3

64.1

28.0

60.8

47.9

45.7

52.0

43.8

49.0

66.4

31.9

67.0

27.2

37.5

37.3

28.1

17.3

18.2

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

ドイツ イタリア イギリス スウェーデン フランス OECD平均 アメリカ 日本(国民生活基礎調査) 日本(全国消費実態調査) 有業者2人以上 有業者1人 有業者なし

○OECDの分析によると、日本の相対的貧困率は、OECD諸国のうち、高位に属する。

 ただし、使用する統計によって結果が異なることに留意(次ページ参照)。

○相対的貧困ラインを下回る現役世帯(世帯主が18~65歳の世帯)においても、

 働いている人がいる世帯の割合が高い。

(備考)・OECD FACTBOOK2009により作成。      ・失業率については、スウェーデン以外は総務省「労働力調査」関連資料 主要国の失業率      より、スウェーデンはOECD.Statより作成。

2005年の

失業率

(%)

4.4

5.1

8.9

4.9

7.8

7.7

10.6

(11)

10

図表10-3 国民生活基礎調査と全国消費実態調査

     における対象者の所得分布の比較

0

5

10

15

20

25

30

35

300

円未

300

-5

00

500

-8

00

800

-1

30

0万

130

0万

円以

(%)

全国消費実態調査

国民生活基礎調査

図表10-2 世帯主年齢別の世帯数分布

70歳以上の割合

9.5%

14.9%

0

2

4

6

8

10

12

14

16

18

20

OECD試算

全国消費実態調査

図表10-1 我が国の相対的貧困率

(%)    (日本は国民生活基礎調査ベース)

○貧困率に関するデータ分析は、使用する統計によって対象者の分布等が異なるため、

幅をもって解釈する必要がある。

(%)

24.8%

18.0%

19.0%

0

5

10

15

20

25

30

調

調

調

(12)

  

○米英加では、1970年代以降、

富裕層

(所得ランキング最上位0.1%の人々)

の全

 所得に占めるシェア

が急激に上昇した。

○これに対し、

日本では大きな上昇はみられない

11

(備考)1.Piketty, Thomas and Emmanuel Saez. 2006. "The Evolution of Top Incomes: A Historical and International Perspective." American Economic Review Papers and Proceedings, 96(2), 2006, pp.200-205. (NBER Working Paper No. 11955 version)。データはhttp://elsa.berkeley.edu/~saez/より入手。

    2.英国は1981年の値。     3.米国、カナダは2000年、英国、フランスは1998年の値。  

図表11 最上位0.1%の所得シェア

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

1920

1930

1940

1950

1960

1970

1980(注2)

1990

2002(注3)

日本

米国

カナダ

英国

フランス

(%)

(13)

  

(備考)1.厚生労働省「所得再分配調査報告書」図10(平成17年)より。    2.(注1)平成17年「所得再分配調査」において、世帯主の年齢5歳階級別の構成割合が          平成14年調査の割合と 同一になるようなウエイト付けをしてジニ係数を算出したもの。     (注2)注1に加え、更に世帯人員別の構成割合が平成14年調査の割合と同一になるような          ウエイト付けをしてジニ係数を算出したもの。

図表12-1 ジニ係数の変化の要因分析

【参考グラフ】

図表12-2 相対的貧困率の上昇要因

(1999年:9.1%→2004年:9.5%、計+0.4%ポイント)

(備考)総務省「全国消費実態調査」により作成。下線を付した計数から、図表4-1を作成。詳細は備考一覧を参照。

12

0.5263

0.3873

0.0225 (80%)

0.0031

0.5038

0.3842

0.0033 (12%)

0.0036

0.5005

0.3806

0.0022 ( 8%)

△ 0.0006

2002(平成14)年調査

0.4983

0.3812

 世帯人員の

 構成割合調整後(注2)

再分配所得

当初所得

2005(平成17)年調査

 世帯主年齢の

 構成割合調整後(注1)

<世帯構成別>

合計

単身世帯

大人1人と

子どもの

世帯

2人以上の

大人のみの

世帯

大人2人以上

と子どもの

世帯

相対的貧困率の変化幅

0.40

0.04

0.02

0.66

▲ 0.32

 各世帯類型毎のシェア

  の変化による寄与度

0.19

0.23

0.05

0.35

▲ 0.45

  各世帯類型内の貧困率

  の変化による寄与度

0.22

▲ 0.17

▲ 0.03

0.28

0.14

<世帯主の年齢階級別>

合計

世帯主

30歳未満

世帯主30

~ 49 歳

世帯主50

~ 64 歳

世帯主

65歳以上

相対的貧困率の変化幅

0.40

▲ 0.15

▲ 0.31

0.36

0.50

 各世帯主年齢階級毎の

  シェアの変化による寄与度

0.28

▲ 0.17

▲ 0.37

0.13

0.69

  各世帯主年齢階級内の

  貧困率の変化による寄与度

0.16

0.03

0.07

0.22

▲ 0.15

(14)

  

【参考グラフ】

9.1

21.5

7.2

7.5

62.7

7.8

7.9

59.0

19.6

9.5

0

10

20

30

40

50

60

70

総数

単身世帯

大人1人と

子どもの世帯

2人以上の

大人のみの世帯

大人2人以上と

子どもの世帯

1999

2004

(%)

図表13-2 世帯類型別に見た、相対的貧困にある世帯の割合

(備考)総務省「全国消費実態調査」により作成。世帯員分布による。     相対的貧困算出の際の所得の中位値は、全世帯を対象。

13

単身世帯(16%) 2人以上の大人 のみの世帯(21%) 単身世帯(5%) (有業者2人以上) (9%) 大人1人 と子ども の世帯 (1%) 大人2人 以上と 子どもの 世帯 (2%) 大人1人 と子ども の世帯 (4%) (有業者1人) (8%) (有業者1人) (18%) (有業者2人以上) (15%) 世帯主30歳未満 (0%) 世帯主30~49歳 (2%) 世帯主50~64歳(10%) 世帯主65歳以上(27%) 世帯主30歳未満 (有業者1人)(6%) 世帯主30歳未満 (有業者2人以上) (1%) 世帯主30~49歳 (有業者1人)(18%) 世帯主30~49歳 (有業者2人以上) (10%) 世帯主50~64歳 (有業者1人) (9%) 世帯主50~64歳 (有業者2人以上) (11%) 世帯主65歳以上 (有業者1人) (3%) 世帯主65歳以上 (有業者2人以上) (2%)

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

世帯構成別

世帯主の年齢階級別

60

大人2人 以上と 子どもの 世帯 2人以上 の大人 のみの 世帯

40

(備考)総務省「全国消費実態調査」(平成16年)により作成。

図表13-1 相対的貧困率9.5%を100%とした内訳

(15)

  

【参考グラフ】

(備考)総務省「就業構造基本調査」により作成。

15.7

16.8

▲ 3.1

▲ 12.4

16.0

29.9

16.7

▲ 36.5

▲ 60

▲ 40

▲ 20

0

20

40

60

~150万円

150万~299万円

300万~499

500万円以上

パート

パート以外

(万人)

図表14-1 夫の所得階層別に見た労働所得150万円未満の

既婚女性労働者数の増減幅(1997~2007年)

14

53.0

62.6

12.2

15.7

15.4

74.9

84.8

100.2

127.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

1995

2000

2005

80

90

100

110

120

130

母子世帯数

有子離婚件数

母子世帯における児童数(右目盛)

(万件)

(万人)

(備考)母子世帯数・・・総務省 「国勢調査」。未婚、死別又は離別の女親と、その未婚の20歳未満の子どものみから成る       一般世帯(他の世帯員がいる場合(3世代同居等)を含まない)。      有子離婚件数・・・厚生労働省「人口動態調査」。各年における、子どもを有する夫婦の離婚件数。      母子世帯における児童数・・・国勢調査を用いて1世帯当たり児童数から内閣府にて計算。

図表14-2 母子世帯数及び母子世帯における児童数、

有子離婚件数の推移

(16)

  

1.内閣府(2007)「日本経済2007-2008-景気回復6年目の試練-」第2-4-3図による。 2.1984年、89年、94年のデータは経済企画庁「日本の所得格差」による(全国消費実態調査から、年収調査票が    ない世帯、収入に不詳がある世帯、調整係数がゼロの世帯、18歳未満の単身世帯、家計を主に支える人が    世帯員以外の家族である世帯、単身赴任・出稼ぎの単身世帯、を控除した上で集計。)。 3.1999年、2004年のデータは、総務省「全国消費実態調査」による(全国消費実態調査から、年間収入が不詳の    世帯、18歳未満の単身世帯、家計を主に支える人が世帯員以外の家族である世帯、単身赴任・出稼ぎの単身    世帯を控除した上で集計。)。 4.相対的貧困率とは、所得の分布における中央値の50%に満たない人々の割合を表す。 5.家族の数が増えても世帯の消費はそれほどには増加しないという特性を踏まえつつ、世帯員ベースに世帯の    所得を変換するため、世帯所得を世帯員数の平方根で除した等価所得を用いた(2004年の等価年間可処分    所得の中央値は約290万円)。 6.可処分所得は、世帯員の所得、属性から税額、社会保険料を推計し、所得から控除したもの。

【グラフ 詳細備考一覧】

P.1 ・相対的貧困率は緩やかながら増加

P.1 ・各種調査においても世帯所得のジニ係数は上昇傾向

  1.総務省「家計調査」、総務省「全国消費実態調査」、厚生労働省「所得再分配調査」、     「国民生活基礎調査」 により作成。   2.「家計調査」の系列は年間収入(過去1年間の現金収入、課税前)の5分位を用いて計算。   3.「全国消費実態調査」の系列は年間収入(過去1年間の収入総額、課税前)の10分位を用いて計算。   4.「所得再分配調査」の系列の当初所得は課税前、再分配所得は課税・社会保険料控除後、社会保障給付を含む。   5.「国民生活基礎調査」の系列は年間所得金額(課税前)。   5.世帯ベース。 1.総務省「就業構造基本調査」により作成。 2.ここでの所得とは有業者1人当たり課税前労働所得(名目)。 3.参考までに、民間給与実態統計調査によれば、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は、    1997年 約467万円、2002年 約448万円、2007年 約437万円で推移してきた。 4.「労働所得」とは、調査票上、「この仕事からの1年間の収入又は収益(税込み)」を指す。なお、仕事に    就いてから1年未満の人は、「1年間の見積額」、自営業の場合は、「売上高から必要経費を差し引いた    営業利益」を指す。 5.「仕事主」とは、調査票上、「ふだん何か収入になる仕事をしている」と回答した者のうち、「仕事をおもに    している」と回答したもの。「仕事従」とは「ふだん何か収入になる仕事をしている」と回答した者のうち、それ    以外の者(家事や通学などが主な者)を指す。

P.1 ・年間所得150万円未満の労働者の割合は、増加傾向

   総務省「全国消費実態調査」により作成。二人以上世帯の結果。

P.2 ・二人以上世帯のジニ係数(2004年)及び

     世帯の年齢別シェアの変化幅(1989~2004年)

P.5 ・労働所得150万円未満の就業者数の総就業者に占める

     シェアの変化幅(男女・仕事の主従・雇用形態別、

     1997~2007年)

1.総務省「就業構造基本調査」により作成。 2.「労働所得」とは、調査票上、「この仕事からの1年間の収入又は収益(税込み)」を指す。なお、仕事に就い    て1年未満の人は、「1年間の見積額」、自営業の場合は、「売上高から必要経費を差し引いた営業利益」    を指す。 3.「仕事主」とは、調査票上、「ふだん何か収入になる仕事をしている」と回答した者のうち、「仕事をおもに    している」と回答したもの。「仕事従」とは「ふだん何か収入になる仕事をしている」と回答した者のうち、それ    以外の者(家事や通学などが主な者)を指す。

P.4 ・世帯類型別シェアの推移

1.総務省「国勢調査」により作成。世帯数ベース。 2.世帯類型は以下の通り。    1)単身世帯は、国勢調査における単独世帯を指す。    2)大人1人と子供の世帯は、国勢調査の核家族世帯のうち男親と子どもの世帯、及び女親と子どもの世帯      を指す。    3)2人以上の大人のみの世帯は、国勢調査の核家族世帯のうち夫婦のみの世帯、その他の親族世帯      のうち、子どものいない世帯(兄弟姉妹のみ及び他に分類されない親族世帯を含む)、非親族世帯を指す。    4)大人2人以上と子どもの世帯は、国勢調査の核家族世帯のうち夫婦と子どもの世帯、その他の親族世帯      のうち、子どものいる世帯を指す。 3.「国勢調査」における子どもには18歳以上の世帯員を含む。「全国消費実態調査」における子供は 18歳未    満の世帯員を指す。このため、両者の世帯構成は厳密には一致しない。

15

P.4 ・相対的貧困率の上昇要因

1.総務省「全国消費実態調査」により作成。P.8 参考3 相対的貧困率の上昇要因 の表をもとにグラフを 作成。 2.以下の近似式により寄与を計算。合計は必ずしも一致しない。 3.世帯員ベース(等価弾性値=0.5を用いた等価可処分所得に基づき計算)。

(

)

Δ ∗ +Δ ∗ ≈ Δ + i it it it it t a X X a T 1 , , , , ここで、T:相対的貧困率、ai:属性iの世帯における相対的貧困世帯の割合、 i X :属性iの世帯が全体に占める割合、とし、 t i t i X a, ∗ , Δ を相対的貧困に陥るリスクの変化による寄与、 t i t i a X, ∗ , Δ を世帯類型のシェアの変化による寄与とした。

P.6 ・年齢別に見た2002年と2008年のフリーターの数

1.総務省「労働力調査」により作成。 2.なお、「フリーター」とは、15歳から34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者かつ未婚の者とし、        (1) 雇用者のうち勤め先における呼称が「パート」又は「アルバイト」である者        (2) 現在無業の者については家事も通学もしておらず「パート・アルバイト」の仕事を希望する者       とする(内閣府 平成18年度年次経済財政報告)。 3.1997年までの数値と2002年以降の数値では、フリーターの定義等が異なることから接続しない点に留意が必要。

P.6 ・高校卒業後の予定進路(両親年収別)

1.東京大学大学院教育学研究科大学経営・政策研究センター「高校生の進路追跡調査 第1次報告書」   (2007年9月)により作成。 2.日本全国から無作為に選ばれた高校3年生4,000人とその保護者4,000が対象。 3.両親年収は、父母それぞれの税込年収に中央値を割当て(例:「500~700万円未満」なら600万円)、   合計したもの。 4.無回答を除く。「就職など」には就職進学、アルバイト、海外の大学・学校。家業手伝い、家事手伝い・主婦、   その他を含む。専門学校には各種学校を含む。

P.7 ・母子世帯の平均所得金額

1.厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成18年)により作成。 2.平成17年1月から12月までの1年間の所得である。 3.「児童のいる世帯」とは、「母子世帯」を含む数値である。 4.「母子世帯」は客体が少ないため、数値の使用には注意を要する。 5.家族の数が増えても世帯の消費はそれほどには増加しないという特性を踏まえつつ、世帯員ベース   に世帯の所得を変換するため、世帯所得を世帯員数の平方根で除した等価所得を用いた。

参照

関連したドキュメント

それらのデータについて作成した散布図を図 15.16 に、マルチビームソナー測深を基準に した場合の精度に関する統計量を表 15.2 に示した。決定係数は 0.977