• 検索結果がありません。

パ ラ チ オ ン 中 毒 に 関 す る 研 究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "パ ラ チ オ ン 中 毒 に 関 す る 研 究"

Copied!
8
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)615.. パ. ラ チ. オ. ン 中 毒. に 関. す. る 研. 777.. 25‑099. 究. 第4編 バ ラチ オ ン中 毒 の 網 内 系 機 能 に 及 ぼ す 影 響 岡山大学医学部平木内科教室(主 任:平 木 潔教授) 谷. 本. 一. 〔昭和32年7月15日 内 I.緒. 容. 目. 受稿〕 次. 言. 数. II.実 験 対 象 並 に 実 験 方 法. 3.パ. ラ チ オ ン 中 毒 犬 のKongorot指. 数. III.実 験 成 績. 4.パ. ラ チ オ ン 中 毒 患 者Kongorot指. 数. 1.パ. ラ チ オ ン 中毒 家 兎 の皮 下 組織 細 胞 墨 粒 貪喰 度. 2.パ. IV.総. 括 並 に考 按. V.結. 語. ラ チ オ ン 中 毒 家 兎 のKongorot指. られ て い な い.そ れ は 恐 ら く網 内 系 の作 用 の I.緒. 言. パ ラチ オン 中毒 の際 の生 体障 碍 の主 因 は 赤 血球,血 清 並 に 組織 コ リンエ ス テ ラー ゼ活 性. 多面 性 と解 剖学 的 な広 範 性 に 基ず くもの と考 え られ る. 私 は 網 内 系 の機 能 検 査 法 と して杉 山 氏26)の. 値 の低 下 に基 ず く自律 神 経 の 不 調和 に よ る こ. 皮下 組織 細 胞 墨 粒 貪 喰 度 法 とH. Adler &. とは明 白 な事 実 で あ る.更 に この際 の各 臓 器. Reimann45)のKongorot法. 組織 系の状 態 に つ い ては 逐 次 明か とな りつ つ. は現 在 網 内 系機 能検 査 法 として一 般 に広 く活. あ り,組 織 学 的 変化 に つ い て は 著者 も第1編. 用 され てい る上 に,同 一 個 体 に つ い て連 続 検. に於 て述べ た.然 る に生 体 の 防 禦機 構 の うち. 査 が可 能 なた め に個 体差 を 排 除 出 来,結 果 の. 重大 な網 状織 内被 細 胞 系(以 下 網 内 系 と略記). 信頼 性 が 高 い こ との た めで あ る.こ の二 方 法. の態度 につ い て研 究 した もの は な い.私 が 本. を以 つ て パ ラ チ オ ン中毒 の際 の網 内 系機 能 を. 研究 を取 挙 げ た所 以 で あ る.. 検 し,一 定 の結 果 を 得た ので そ の 成績 を報 告. 網 内系はL. Aschoff44)の総 括 的 研究 に始 ま. F.. とを選 んだ.之 等. す る.. り,清 野17)によ り網 内 系細 胞 の臨 床 病 理 学 的 II.実 験 対 象 並 に 実 験 方 法. 関係が明 か に され るに 至 つ た,現 在 網 内 系 の 機能 と して認 め られ て い る主 な る もの は 免 疫. 実験対象. 体産生(過 敏 症),解 毒作 用,異 物 の貪 喰 及 び. 1)実. 験 動 物:体 重2kg内 外 の健 康 家 兎 及. 排泄,酵 素生 成,酸 化作 用,内 部 新 陳 代謝,. び 体 重8kg内 外 の健 康 犬 を 一定 期 間 所 定 の飼. 血液凝固,胆 汁 色 素 生成 等 で あつ て何 れ もパ. 料 に て 飼 育 した 後 実 験 に 供 した.. ラチ オン中毒 と密 接 な関 連 を 有す る もの で あ る. この網 内系 の 機 能 検査 法 は多 くの研 究者 に より提唱 され て い るが,未 だ完 全 な方 法 が得. 2)中. 毒患 者:入 院 中 の パ ラチ オン 中毒 患. 者 に つ き 検 した. 実験方法 1)パ. ラ チ オ ン剤:北 興 化 学 製 パ ラ チ オ ン.

(2) 1926. 谷. 乳 剤(47%. Ethyl‑Parathion)を. 本. 一. 滅 菌 蒸溜 水. 1)正. に て 稀 釈 し て 投 与 し た. 2)皮. 下 組 織 細 胞 墨 粒 貪 喰 試 験 ・杉 山 氏26). の 法 に 従 つ た .家. 釈 し た 墨 汁Ringer溶. た 滅 菌 シ ャー レに 移 す.小. 液を入れ. さな滅 菌 注 射 器 で. 墨汁 を 組織 中 に注 入 し白 い 組織 の部 分 が 残 ら な い 様 に して,そ 卵 器 中 に3時. の ま ま 密 閉 し て37℃. 間 放 置 し,そ. の孵. の 後2000倍. ラ ル 赤 生 理 食 塩 水 溶 液 中 に 移 し,再 孵 卵 器 中 に 放 置 す る.然. ノイ ト. び30分 間. る 後 に 組 織 片 か ら一. 小 片 を 切 り取 り載 物 硝 子 上 に 延 べ,覆 を 被 い,油. 1.20,平 2)パ. 兎 の背 部 正 中線 及 び左 右 両. 側 に 沿 う部 の 皮 下 組 織 を 出 血 せ し め る こ と な く鋏 取 り,稀. 常 家 兎皮 下 組 織 細胞 墨 粒 貪 喰 度. 正 常 家 兎10例. 浸 装 置 に て 鏡 検 し,平. の 測 定 で は 最 高1.66,最. 低. 均 値1.43±0.35を. 示 し た(第1表). ラ チ オ ン8mg/kg. 1回 皮 下 注 射 家. .. 兎 パ ラ チ オ ン 体 重pro. kg. 8mg. 1回 皮 下 投 与. に よ り急 性 中 毒 を 惹 起 せ し め た と こ ろ3日 に 貪 喰 度 は 約25%低. 目. 下 し 最 低 を 示 し た,そ. の 後 日 時 の 経 過 と共 に 徐 々 に 健 康 値 に 復 す る (第1図. 及 び 第2表).. 第1図. パ ラ チ オ ン中 毒家 兎 皮 下 組 織 細. 胞 貪 喰 度(パ. ラ チ オ ン8mg/kg皮. 下 注 射). 蓋硝 子. 均貪喰度を. 求 め た. 3). Kongorot法:. 法 に 従 い,対 は1%滅. Adler. &. Reimann45)の. 照 血 液2.4ml採. 菌Kongorot溶. 取 後,動. 液 を 体 重pro. 人 体 に は 同 濃 度 溶 液 を10.0ml注 4分 後,次. い で60分 後 の2回. 計 を 用 い,液. 槽5mm,波. 物 に. kg 1ml,. 入 し,最 採 血,分. 長520mμ. 初. 光光度 にて血. 清 の 吸 光 度 を 検 し,. 4分 目 の 吸 光 度 で60分. の 吸 光 度 を 除 し,百. 分 率 を 以 てKongorot指. 目. 第2表. 数 と し た. III.実 1.パ. 験 成. パ ラ チ オ ン中 毒 家 兎皮 下 組 織. 細 胞墨 粒貪 喰 度 パ ラチ オ ン8mg/kg皮 下注射. 績. ラ チ オ ン中 毒 家兎 の皮 下 組 織 細 胞 墨 粒 貪喰 度. 第1表. 正 常 家 兎 皮 下組 織 細 胞 墨 粒 貪喰 度. * α=0 .05以 下 で健 康 時 に比 し有 意 の差 あ り. 3)パ. ラ チ オ ン1mg/kg. パ ラ チ オ ン を 体 重pro. 7回 皮 下 注 射 家 兎 kg. 1mg毎. 7日 間 皮 下 投 与 し た 場 食 に3日 約17%低 し,注. 下 し 最 低 を 示 し,注 射 中 止 後 約8日. 値 に 復 した(第3表). 目に貪 喰度 は 射 期 間 中は低 下. 間 は 低 下 の 傾 向 を 示 し,. パ ラ チ オ ン 投 与 中 止 後 約2週 α=0.05. 日1回. 間 後に ほほ健 康.

(3) パ ラ チ オ ン 中 毒 に 関 す る 研 究. 第3表. 第4表. パ ラ チ オ ン 中毒 家 兎皮 下 組 織. 1927. 正 常 家 兎Kongorot指. 数. 細 胞墨 粒 貪 喰 度 パ ラ チ オ ン1mg/kg 7回 皮下 注 射. * α=0. .05. ** α=0. .02. 2.パ. ラ チ オ ン 中 毒 家 兎 のKongorot指. 1)分. 数. 第3図. 先 づ1mg. %. Kongorot液. 長520mμ. パ ラ チ オ ン 中 毒 家 兎Kongorot指 パ ラ チ オ ン8mg/kg皮. 光 光 度 計 光 源 の 波 長 と吸 光 係 数. 数. 下注 射. につ き分 光 光 度. 計 で 吸 光 度 曲 線 を 画 け ば 第2図. た.従. α=0.05 以上 で 健康 時 に 比 し有意 の 差 あ り.. の 如 くで,波. の光 源 に於 て吸 光 度 は 極 大 を 示 し. つ て本 研 究 に はす べ て この波 長 を使 用. した. 第2図. 分光 光 度 計 光源 の波 長 と吸 光係 数 波 長:×10mμ 1mg%. Kongorot溶. 液. 第5表. パ ラ チ オ ン 中 毒 家 兎Kongorot指 パ ラ チ オ ン8mg/kg皮. 2)正. 常 家 兎Kongorot指. 健 康 家 兎6例. で あ つ た(第4表) 3)パ. 数. のKongorot指. 42.6±10.18%で,最. 数 の平 均値 は. 高55.5%,最. 4)パ. ラ チ オ ン8mg/kg. 1回 皮 下 注 射 家 兎 kg 8mg. 1回 皮 下 注. 射 し,急 性 中 毒 を 惹 起 せ し め た と こ ろ3日 にKongorot指. * α=0 .05以 下で 健 康時 に 比 し有意 の差 あ り.. 低31.0%. .. パ ラ チ オ ン を 体 重pro. 数. 下注射. 数 は 約40%上. 目. 昇 して最 高 を 示. ラ チ オ ン1mg/kg. パ ラ チ オ ン を 体 重pro 日 間 皮 下 投 与 し た 場 合, 指 数 は 約47%上. 7回 皮 下 注 射 家 兎 kg. 1mg毎. 3日. 日1回7. 目 にKongorot. 昇 して 最 高 を 示 し,. 6日 目 に. も な お 上 昇 し て お り,投 与 中 止 後 は 恢 復 し,. し,以 後 時 日 の 経 過 と 共 に 健 康 値 に 復 し た が. そ れ に 要 す る 日数 は 墨 粒 貪 喰 度 に 比 べ 短 い 様. 約10日 を 要 し た(第3図. で あ る(第6表).. 及 び 第5表). ..

(4) 1928. 谷. 第6表. 本. パ ラ チ オ ン 中 毒 家 兎Kongorot. 一. 第4図. パ ラ チ オ ン1mg/kg. * α=0. パ ラ チ オ ン 中 毒 犬Kongorot指 パ ラ チ オ ン5mg/kg皮. 指数 7回 皮 下 注 射. .05以 下 で 健 康 時 に 比 し 有 意 の 差 あ り.. 3.パ. ラ チ オ ン 中 毒 犬 のKongorot指. 1)正. 常 犬Kongorot指. 健 康 犬11例. 数. 数. のKongorot指. 47.75±3.78%で,最. 数 の平 均値 は. 高58.2%,最. 低37.9. 第8表. パ ラ チ オ ン 中 毒 犬Kongorot指 パ ラ チ オ ン5mg/kg皮. %で. 数. 下注射. 数. 下注射. あ つ た(第7表). 第7表. 正 常 犬Kongorot指. 数. 第9表. パ ラ チ オ ン 中 毒 犬Kongorot指. 数. パ ラ チ オ ン毎 日皮下 注 射. 2)パ. ラ チ オ ン5mg/kg. 1回 皮 下 注 射. パ ラ チ オ ン を 体 重pro. kg. 5mg. 1回 皮 下 注. 射 し急 性 中 毒 を 惹起 せ し め る と 家 兎 と同 様 Kongorot指. 数 は す べ て 上 昇 し,. 6時. 間 〜2. 日 の 数 値 は 健 康 値 に 比 べ て 有 意 で あ り,最 高 値 は 家 兎 に 於 け る 如 く2日 (第4図 3)パ. 目前 後 で あ つ た. 及 び 第8表).. た(第9表). 4.パ. ラ チ オ ン 中 毒 患 者Kongorot指. 重 症 患 者3例 Kongorot指. ラ チ オ ン1mg/kg又. は3mg/kg毎. 日皮 下 注 射. 毎 日 皮 下 投 与 し,注. kg. 1mg又. は3mg. 射 を 継 続 中 にKongorot. 指 数 を 調 べ た と こ ろ,注. 射 期 間 中 は 指数 の上. 方 投 与 継 続 中 に も拘 わ らず. で は あ る が,病. 数 を 調 べ た と こ ろ,家. で 実 験 し た 如 く,中 Kongorot指. パ ラ チ オ ン を 体 重pro. 昇 を 認 め た が,他. 徐 々 に健 康 値 に向 つ て恢 復 す る傾 向 が見 られ. 日を 追 うて 兎 及び犬. 毒初 期 に於 て は すべて. 数 は 上 昇 し て お り, 10‑30日. 正 常 値(54.0〜70.3%,平 た が,上. 数. 均62.6%)に. で 復し. 昇 の 高 い も の 程 恢 復 に 時 日を 多 く要. す る傾 向 で あ つ た. 中 等 症,軽. 症 の 場 合 は 病 日の経 過 せ るた め.

(5) パ ラ チ オ ン 中 毒 に 関 す る 研 究. 第10表. 第5図. パ ラ チ オ ン 中 毒 患 者Kongorot指. パ ラ チ オ ン 中 毒 患 者Kongorot指. 数 及 び 血 球,血. 数. 1929. 清 コ リン エ ステ ラー ゼ 活性 値. 及 びKongorot指. 数 共 に ほ ぼ3日. 目に 於 て 網. 内 系 の 機 能 低 下 を 示 し, 10日 後 に は ほ ぼ 健 康 値 に 復 し た.急. 性 中 毒 患 者 に 於 て も発 病 初 期. にKongorot指. 数 の 上 昇 を 認 め,網. 内 系機能. の 低 下 を 認 め た. 慢 性 パ ラ チ オ ン 中 毒:パ. ラ チ オ ン少 量 毎 日. 連 続投 与 の動 物 に於 て も皮下 組 織 細 胞 墨 粒 貪 喰 度 及 びKongorot指. 数 共 に3〜6日. 内 系 機 能 の 低 下 を 認 め,以. 目に 網. 後 は投 与を 継 続 中. に も拘 わ ら ず 網 内 系 機 能 は 多 少 恢 復 の 傾 向 が 見 ら れ た が,な. 正常値 の 範 囲に あ り,ま た 日を追 つ て追 究 し て いない が,中 等症 の1例 中毒 初 期 の もので は病 的数値 を 示 し,そ の他 の もの も恢 復 途 上 に合 致す る 成 績 を 示 した(第5図. 及 び 第10. 表).. お 機 能 の 低 下 が 認 め ら れ た.. 杉 山26),三. 好37)は 皮 下 組 織 細 胞 墨 粒 貪 喰 度. とKongorot指. 数 との間 には 一 般 に 平 行 関 係. が あ り,網. 内 系 の機 能 検 査 法 と して価 値 を認. め て い る が,本. 実 験 結果 に 於 て もパ ラ チ オ ン. 中 毒 の 際 に 皮 下 組 織 細 胞 墨 粒 貪喰 機 能 は 減 退 し,網. IV.総 括 並 に考 按 家兎,犬 及 び 中 毒 患者 につ い て 網 内 系機 能. 内 系 のKongorot処. こ とが 判 明 し た.よ. 理 能 力 も減 退 す る. つ て両 検 査 法 は 網 内 系機. 能 を 平 行 的 に 表 現 し 得 る も の で あ る こ とが こ. を皮下 組織 細 胞 墨粒 貪喰 度 法 並 にKongorot. の 実 験 か ら も 伺 う事 が 出 来 る.又Kongorot. 法 にて検 索 した 結果 を総 括 考 按 す る.. 排 泄 能 力に よ る網 内 系 機能 検 査 の方 法 に つ い. 急 性パ ラチ オン 中 毒:動 物 で は パ ラチ オ ン を1回 投 与 した 場合 皮 下 組 織 細 胞 墨 粒 貪喰 度. て 種 々 意 見 も 見 ら れ る が, Reimann45),上. H. Adler. &. 田4)5)等 は 肝 障 碍 とKongorot. F..

(6) 1930. 谷. 本. 一. の. 活 性値 の経 過 よ り網 内 系機 能 の状 態 を みれ ば. 検 査 法 は単 に 肝 臓 の 色 素排 泄 機 能 程 度 を 現 わ. 急 性 中毒 の場 合 に は 網 内 系機 能 の障 碍 及び 恢. し て い る も の で な く,網. 復 は 血球 並 に血 清 コ リンエ ス テ ラー ゼの低 下. 指 数 と の 間 に 平 行 関 係 が な い こ と よ り,こ. 内 系 の機 能 程 度 を 現 S. P.. 及 び恢 復 に多 少 相 のつ れ は認 め られ る様 で あ. に よ る肝 臓 機 能 検 査 の 成 績 と は 病 的 所 見 を 示. るが,他 方急 性 中毒 患 者 の場 合 コ リンエ ステ. わ す と い い,松. 葉35)は 肝 疾 患 に 於 てB.. す 点 で はKongorot指. 数 の 成 績 と一 致 す る が,. ラー ゼ の経 過 とほ ぼ 平 行 的関 係 が 認 め られ る. 両 者 間 に 必 し も密 接 な 関 係 を 示 し て い な い か. 点 か ら動 物実 験 の場 合 実 験 時 日の問 題 で は な. らKongorot指. い か と考 え られ る.慢 性 中 毒 の場 合 は ほ ぼ平. 数 が肝 臓 の色 素 排泄 能 如 何 の. み を 現 わ す と は い い 難 く,又36)Kongorot指. 関 係 が認 め られ る. 以 上 の実 験 は検 査 法 の隆 路 か ら網 内 系機能. 数 よ り網 内 系 機 能 の 判 定 を す る 場 合 肝 細 胞 の 色 素 排 泄 能 に つ い て は 常 に 考 慮 の 内 に な くて. チ オ ン1回. に 於 て も 述 べ た 如 く,パ. 投 与 で はB.. は 見 ら れ ず,木 機 能 をB.. S. P.排. ラ. 泄機 能 に 異常. 村19)は 家 兎 に つ い て 色 素 排 泄. 下 が あ る こ とを確 認 し得 た もの と信ず る.而 も人 体 に於 て そ の 恢復 に10〜30日 を 要す る こ と とは 本症 罹 患 後 の抵 抗 減 退 の 存 在 と中毒 後 の休 養 の必 要 性 を 実証 す る もの で あ る.. S. P.で 調 べ た 結 果 パ ラ チ オ ン1回. 投 与 例 及 び 連 続 投 与 例 共 に2〜3日. 目にや や. V.結. 高 値 を 示す も正常 動 揺 範 囲 と考 え得 る もので あ る と述 べ,又. 語. パ ラ チオ ン 中毒 家 兎,犬. 中毒患者に於 て も同 様 の こ. 及び中毒患者 に. に本 実 験 に 於 け る. つ い て,皮. 下組織 細胞墨粒貪喰度法 及び. 数 の上 昇 は 肝 に 於 け る 色 素排 泄. Kongorot法. に よつ て 網 内 系機 能 を 検 討 し,. と を 結 論 し て い る.故 Kongorot指. く. と もパ ラ チ オ ン中 毒 の際 に は 網 内 系機 能 の低. は な ら な い と い う. 一 方 既 に 第2編. の全 貌 を 窺 い 得 た もの とは 考 え な いが,少. 機 能 を 考 慮 した 上 で,更. に 網 内 系 に於 け る機. 以下 の結 果 を 得 た. 1)急. 能 障 碍 を 認 め 得 る も の と 考 え る.. 性 中毒 に 於 て は 中毒 初 期 に網 内 系機. 並 に 血 清 コ リン エ ス テ ラ ー ゼ 渚 性 値 は 第1日. 能 の 低下 を認 めた. 2)慢 性 中毒 に於 て は パ ラ チ オ ン投 与後3. 目,し. か も 投 与 後3〜12時. 日頃 に網 内 系機 能 は 最 低 を 示 し,,以 後投 与 継. し,慢. 性 中 毒,即. 第3編. に 記 した 如 く急 性 中 毒 の 場 合 の 血 球. 間 目に 最 低値 を 示. ち1mg/kg7日. 間 連続 投 与. 続 中に も拘 わ ら ず機 能 恢 復 の兆 を認 めた. 3)網. の際 の血 球 並 に 血 清 コ リンエ ス テ ラー ゼ活 性. 内 系 機 能障 碍 後 の恢復 の経 過 は血 液. 値 は 木 村18)に よ れ ば 血 清 コ リ ン エ ス テ ラ ー ゼ. コ リン エス テ ラ ー ゼ活 性値 の恢 復 状 況 に ほぼ. は 第4回. 一 致 す る傾 向 を 認 め た.. 第5回. 投 与 後,血. 球 コ リン エ ス テ ラ ー ゼ は. 投 与 後 は 恢 復 の 兆 が あ り,投. の 恢 復 は1回. 与中止後. 擱筆す るに当り終始御懇切なる御指導と御校閲を. 投 与 の 急 性 中 毒 の 場 合 とほ ぼ 同. 頂いた恩師平木教授並に難波講師に満腔 の謝意を捧. 様 で あ る と い う.以. 上 の コ リンエ ステ ラー ゼ. 参 1). 石 上 ほ か:薬. 2). 佐 藤:農. す る 研 究, 3). 学 研 究,. 林 省,新. 4). 上 田:東. 5). 上 田 ほ か:日. 6). 大 藤:日. 409,昭29.. 物 防 疫,. 京 医 事 新 誌,. 文. 献. 7). 岡:京. 8). 沖 中,北. 本:医. 学 と 生 物 学,. 18,. 9). 冲 中,吉. 川:日. 新 医 学,. 37,. 1,昭25.. 7, 57,昭28.. 10). 冲 中,吉. 川. 日 新 医 学,. 37,. 415,昭25.. 2503,. 11). 冲 中,吉. 川:日. 新 医 学,. 37,. 467,昭25.. 12). 冲 中,吉. 川:日. 新 医 学,. 40,. 371,昭28.. 13). 鬼 川 ほ か:東. 農 薬 の 人 畜 に 対 す る影 響 に 関. 39,昭28年. 上 出 ほ か:植. 26,. 考. げ る.. 度.. 501,昭2.. 本 内 科 学 会 雑 誌,. 本 内 科 学 会 雑 誌,. 43,. 16,. 747,昭3.. 925,昭30.. 城 医 専 紀 要,. 12,. 379,昭17.. 京 医 事 新 誌,. 68,. 114,昭26.. 27,昭26..

(7) パ ラ チ オ ン 中毒 に関 す る 研 究. 14) 上 代:日. 本 医 科 大 学 雑 誌,. 15) 上 村:岡. 山 医 学 会 雑 誌,. 16) 菊 野 ほ か:綜 17). 清 野:生. 合 医 学,. 16,. 66,. 11,. 99,昭24.. 757,昭29.. Med.,. 山 医 学 会 雑 誌,. 68,. 283,昭31.. 19) 木 村:岡. 山 医 学 会 雑 誌,. 68,. 301,昭31.. 20) 木 村:岡. 山 医 学 会 雑 誌,. 65,. 80,昭28.. 呉,坂. 本:内. 科 書,中. 潟 県 立 病 院 誌,. 23) 小 宮,古. 庄:臨. 24). 猿 田 ほ か:労. 25). 沢 田,竹. 仂 科 学,. 31,. 53) Faber:. 216,,昭30.. 88,. 109,. Klin.. Med.,. 81,. Bioch.. J., 61 (2),. Johns. 1816,. 203, 1955.. Hopk.. Hosp.,. 81, 217,. り 引 用.. 55) Grob et al.:. Fed.. Proc.,. 6, 334, 1949.. Bull.. Johns. Hopk.. Hosp., 81,. Bull.. Johns. Hopk.. Hosp.,. 217, 1947.. 26) 杉 山:血. 液 及 び 組 織 の 新 研 究 と其 方 法,昭27.. 27) 竹 田:日. 本 薬 理 学 会 雑 誌, 42,. 28). 玉 井:生. 化 学,. 29). 富 塚:千. 葉 医 学 会 誌,. 12,. 18,昭9.. 1946.. 30) 富 塚:千. 葉 医 学 会 誌,. 12,. 518,昭9.. 58) Kommerell. 31). 崎 医 学 会 誌,. 14,. 1879,昭11.. 32) 樋 口 ほ か:日. 22,. 56) Grob et al.:. 11,昭19.. 32,昭25.. 本 医 事 新 報,. 57) Koelle. No.. 81,. & Gilman:. 1536,. 3839,. 断 と 治 療,. 43,. 14,昭30.. 34) 平 木:日. 赤 医 学, 8,. 35) 松 葉:医. 学 研 究,. 23,. 403,昭28.. 36) 松 葉:医. 学 研 究,. 23,. 427,昭28.. 37) 三 好:十. 全 会 雑 誌,. 38) 三 由:岡. 山 医 学 会 雑 誌,. 39) 茂 在 ほ か:神. 66,. 217,. 薬 検 査 所 報 告, 4,. 42) 山 本:日. 本 農 芸 化 学 会 誌,. 30(5),. A54,昭31.. 43) 若 林,佐. 藤:生. 82,昭24. .. Ergeb.. inn.. 45) Adler u. Reimann: Med., 47, 46) Ammon:. Med.,. 26, f.. d.. 28年 度 .. ges .. 1, 1924. ges.. exp.. Physiol.,. 233, 486, 1934. et al.:. 46, 1937.. Chem.,. 164, 271,. Johns. Hopk.. Soc.. exp.. 1674,. Biol.,. 36 ,. 1946.. Hosp.,. Entmol., Physiol.,. 18,. Das menschliche Beitr.. 44, 336, 1951. 158, 72, 1949.. zur. Knochenmark, patholog.. Pathologie,. 51,. Arch.. 1949.. Anatomie,. u.. 576, 1911. int.. pharmacodyn.,. 194, 1952.. 68) Steele:. J.. 69) Steensholdt. 70) Valade:. exp.. Med.,. & Venndt:. 81,. 217,. Arch.. 881, 1933.. Bull.. 1947よ. int.. 57,. Johns. 71) Gage:. Biochem.. J.,. pharmacodyn.,. 54,. Hopk.. り 引 用.. 1950. Proc.. 1930.. 81,. Bull.. 67) Siedek & Thaler:. Hosp.,. Arch.. 39, 501,. Wschr.,. り 引 用.. zur allg.. 91,. 617, 1925. Pflueger's. 435,. Med. Wschr.,. Biol.. Am. J.. 66) Selling:. .. 50,昭27,. Zeit.. haemat., Med.. J. Econom.. 65) Rohr:. 41) 山 本:農. 44) Aschoff:. 24,昭23. .. 本 血 液 学 会 誌,. 21,. 1947よ. 64) Pritchard:. 40) 森 田:日. 化 学,. J.. 63) Metcalf:. .. 1, 90,昭31. 11,. Fol.. Deutsch.. 62) Mc Ardle:. 1067,昭29.. 経 研 究 の 進 歩,. Deutsch.. 87,. 1956.. 59) Lindenbaum:. 61) Mazur:. 2405,昭12. Pharmacol.,. 1956.. 8,昭30.. 42,. J.. u. Franken:. 1959,. 60) Maier:. 33) 平 木 ほ か:診. 87,. 106, 1950.. 昭28.. 47) Antopol. Pharmacol.,. Zeitschr.. 54) Green et al... 1617,. 昭30.. 中 村:長. J.. Mello:. Bull.. 1947よ. No.. 1951.. Arch. Kl.. 284, 1915.. 56,昭29.. 本 医 事 新 報,. 49, 430,. Dtsch.. 1908.. & Root:. 51) Da Silva. 牀 血 液 図 説,第1輯.. 下:日. Hygiene,. 1946.. 52) Davison:. 5,. J.. u. Morawitz:. 92, 25,. 50) Brauner. 巻.. 22) 小 林:新. & Denz:. 49) Blumenthal. 体 染 色 の 現 況 及 其 検 査 術 式,大9.. 18) 木 村:岡. 21). 48) Barnes. 661,昭29.. 1931. 426,. 1953.. 84,. 360,.

(8) 1932. 谷. Studies. 本. on Parathion Part. The. Function. 一. of the. Poisoning. 4.. Reticulo-endotherial. in Parathion. System. Poisonig. By Hajime Tanimoto Dep. of Internal Medicine, Okayama University Medical School (Director: Prof. Dr. K. Hiraki) In the rabbits, dogs and patients with parathion poisoning, the function of the reticulo endotherial system was examined by means of carbon black phagocytosis (Sugiyama) and congo-red test (Adler & Reimann). Results are as follows: 1) In the acute parathion poisoning, the function of the reticulo-endotherial sytem presented itself the disturbances such as the decrease of phagocytosis and the increase of congo red index at the early stage of the poisoning. 2) With daily injection of small doses of parathion, similar disturbances ever noted, and lasted longer. 3) The recovery of the function of the reticulo-endotherial system was similar to that of blood cholinesterase activity..

(9)

参照

関連したドキュメント

Fig. However, the differential diagnosis of a cystic lesion in the pancreas must include a variety of neoplasms, particularly in the absence of antecedent

Kinetic Study of Oxidation of Zinc Sulfide Pellets II Analysis based on the.. Structural Model

Methods: A  total of 1,073 outpatients were recruited, of whom  866 patients (81%), including 421 patients from 2000

used an acute hepatic failure model involving a relatively large animal to test the effectiveness of densely cultured.. FLC-4 cells in a module for extracorporeal

In this study, I performed an epidemiology investigation using pet insurance data for the purpose of preventive enlightenment, searched for the risk factor associated with

We also introduce the preparation for BC measurements using the COSMOS at two other Arctic sites, Baranova (Russia) and Alert (Canada), to improve our

6 The Institute of Ecological, Earth, and Environmental Sciences, Baylor University, One Bear Place 97205, Waco, Texas 76798, USA.. 7 Department of Environmental Science,

Thus, when preoperatively identified CSA and AKA are occluded with a stent-graft, a deployment plan that preserves at least the adjacent segmental artery or left subclavian artery