第 1 回 浦安市の雨水対策を考える懇談会
検 討 資 料
平成 17 年 7 月 27 日
浦安市建設部土木課
資 料 目 次
1.浦安市の概要
...
1
2.浦安市排水計画の概要
...
2
3.元町地域における検討結果
...
9
4.排水基本計画(施設計画)
...
11
4-1
雨水管の計画
...
11
4-2
排水機場計画
... 11
4-3
管渠対応困難箇所の計画
...
13
4-4
河川処理能力の検討
...
14
1.浦安市の概要
( 1) 本検討における対象区域
検討対象区域:浦安市元町地域(平成 16 年度検討)
中町地域、新町地域(平成 17 年度検討)
( 2) 浦安市の地形の変遷
昭和 39 年から始まった公有海面埋め立て事業により市域は約4倍に拡大した。
昭和 23 年 面積 4. 43km
2
明治 42 年 9 月 1 日町制施 行
昭和43年 面積6.77 km
2
東野、富岡、今川、弁天、 鉄鋼通り誕生(S43.6.24)
昭和46年 面積8.65 km
2
海 楽 、 美 浜 、 入 船 誕 生 (S46.8.2)
昭和50年 面積11.34 km
2 舞浜誕生
(S50.11.29)
昭和53年 面積13.77 km
2 日の出、明海誕生 (S53.9.26)
昭和54年 面積15.41 km
2
港、千鳥誕生(S54.9.21)
昭和55年 面積16.66 km
2 高洲誕生(S55.3.24)
昭和56年 面積16.98 km
2 0.32 km2
を 千 鳥 の 一 部 に編入(S56.3.12)
平成5年 現在の市域
出典:浦安市HP(撮影:京葉測量株式会社)
図
1-1
検討対象範囲図
検討対象範囲
(
元町地域)
浦安市
検討対象範囲
(
中町地域)
検討対象範囲
(
新町地域)
旧
江
戸
川
猫実川
境川
( 3) 現在の地形
元町地域の地盤が低く、中町、新町と地盤が高くなっている。
図1-2 浦安市の地形
2.浦安市排水計画の概要
雨水排水の基本計画は、住民の生命・財産及び交通・通信等の都市機能を浸水から守り、都市の健全な
発達に寄与するため、雨水排除施設の整備水準を設定し、地域の実情を考慮して策定するものである。
( 1) 雨水の流出機構
図2-1 雨水流出の概念図
雨水排水計画策定における検討事項
①流出量(降った雨が管に流れてくる量)の算定 1)降雨規模(1時間に降る雨の量)の設定
被害状況、対策に必要な事業費、事業実施に必要な期間等を勘案し
計画対象とする雨の大きさを設定する。
2)流出量の算定式の選定
3)流出係数(降った雨が管に流れてくる割合)の設定
②現況施設の処理能力の検討
1)雨水管の能力の検討 2)ポンプ能力の検討 3)排水先の河川能力の検討
③対応方策の検討
1)雨水管とポンプ場等の配置・改修計画 2)概算事業費・整備順位の検討
A
A
B
B
B- B
- 5 0 5 10
0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000
距離(m)
地盤高(
m
)
A- A
- 5 0 5 10
0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000
距離(m)
地盤高(
m
( 2) 流出係数とは
【流出係数の考え方】
ケース1 宅地の場合
ケース 2 公園等の場合
ケース 3 道路の場合
( 3) 元町地域における雨水排水計画のこれまでの経緯
図2-3 浦安市の変遷と雨水排水計画のこれまでの経緯
図2-2 流出係数の概念図
昭和50年 浦安市公共下水道当初認可 【計画規模】
降雨強度50mm/h 流出係数 0.5 昭和30年以前 半農半漁の生活
昭和39年 公有海面埋立て事業開始
昭和54年 浦安市内の農地消滅 市人口5万人突破
地盤沈下の発生
地盤沈下の進行
昭和46年 漁業権の全面放棄
土地利用の高度化 地盤沈下の進行
降雨特性の変化
平成
16
年∼
排水基本計画の見直し
昭和62年 市人口10万人突破
昭和45年 下水道法改正
平成16年現在 市人口15万人
雨水排水計画にかかわる動き 変化要因
浦安市の変遷
昭和30年後半
耕 地の 自然 排水 困 難によ る 浸水 被害
の発生
→土地改良区による土地改良事業
( 4) 地盤沈下の状況
元町地域では1970年(昭和45年)頃に地盤沈下が進行し、現在は 安定している。
中町、新町地域では、現在もわずかながら地盤沈下が進んでいる。
図2-4 地盤沈下の状況
( 5) 雨水管・下流側水位(排水機場)と氾濫の関係
①通常、流入量と雨水管の水を流す力(流下能力)つり合っていると、雨水は全て排水される。
②土地利用の変化等で流出係数が大きくなると、雨水管の流下能力より流入量が多くなりあふれる。
③地盤沈下等で雨水管の傾きが変わると、その部分で流下能力が小さくなり、その上流側があふれる。
④排水機場の能力が足りないと、雨水管の処理能力が正常でも水はあふれる。
図 2- 5 雨水管・下流側水位(排水機場)と氾濫の関係
- 150 - 100 - 50 0 1 9 6 0 1 9 7 0 1 9 8 0 1 9 9 0 2 0 0 0
累積変
動量
(
c
m
)
U
- 4 南小学校内
- 150 - 100 - 50 0 1 9 6 0 1 9 7 0 1 9 8 0 1 9 9 0 2 0 0 0
累積変
動量
(
c
m
)
U
- 8 中央公園
- 150 - 100 - 50 0 1 9 6 0 1 9 7 0 1 9 8 0 1 9 9 0 2 0 0 0
累積変
動量(
c
m
)
U
- 2 東小学校内
- 150 - 100 - 50 0 1 9 6 0 1 9 7 0 1 9 8 0 1 9 9 0 2 0 0 0
累積変
動量
(
c
m
)
U
- 13 入船中央エステート
No.90
中央公民館前
- 150 - 100 - 50 0 1 9 6 0 1 9 7 0 1 9 8 0 1 9 9 0 2 0 0 0
累積
変動量
(
c
m
)
出典:千葉県地質環境インフォメーションバンクHP
OK!
入ってくる量に対して処理しきれない!
正常な排水処理ができない!
排水計画は、管もポンプも重要!
( 6) 検討フロー
排水基本計画は、以下のフローにより対策に必要な概算費用、排水先の河川の処理能力等を勘案し、計
画規模(計画対象降雨強度、流出係数、等)、対応方策を策定する。
図2-6 雨水排水計画の具体的な策定フロー
( 7) 計画降雨規模の設定
① 近隣市区における雨水排水計画
浦安市の近隣市区として、江戸川区、市川市、船橋市、千葉市の雨水排水計画について表2-1に整理し た。
各市区の流出係数は、船橋市を除き将来の都市化を前提に設定されている。
計画対象の降雨強度(1時間に降る雨の量)は、どの市区でもほぼ50mmとなっている。一方、確率年 は、使用している観測所および観測期間が異なるため、東京都では3年確率、市川市・船橋市では5年確 率、千葉市では10年確率と各市区で異なっている。
流出係数も地域によって異なり、江戸川区では平均的に 0.5、市川市∼千葉市では中心市街地で 0.7∼ 0.85と高くなっている。
現況の整備状況は、江戸川区では計画の時間雨量50mm/hr・流出係数0.5に対し100%、市川市では、 計画の時間雨量50mm/hrに対して市街地を中心に10.7%、千葉市では、時間雨量50mm/hr(5年確率) に対して71.1%となっている。
②計画降雨規模 *2)
の設定 ①流出係数
*1)
の設定 *1)降った雨が管に流れてくる割合
*2)
計画対象とする雨の量
⑦雨水管とポンプ場の配置・改修計画 ③流出量
*3) の算定
*3)
降った雨が管に流れてくる量
④雨水管の能力の検討
時間50・60mmに対する施設検討
⑤ポンプ能力の検討
時間50・60mmに対する施設検討
⑥排水先の河川能力の検討 ※ 排水区の検討
※ 概算事業費算定
※ 更新計画・事業施工順位の決定・ 概算事業費算定
市民懇談会への報告
浦安市排水基本計画の策定 技術検討会での排水基本計画案の決定
浦安市元町地域の計画対象降雨規模は対策実施の実効性を踏まえて判断する必要がある。
・近隣市区の計画値は時間雨量 50mmが多い。
・確率年は 5∼10 年を標準とする。(「下水道施設計画・設計指針と解説」による計画雨水量算定の確率年)
表 2- 1 近隣市区における雨水排水計画
市区名 江戸川区(東京都が計画) 市川市 船橋市 千葉市 浦安市(元町地域)
排水方式 合流方式 分流・合流併用方式 分流・合流併用方式 分流・合流併用方式
都心部の一部が合流方式
分流方式
確率年 3年確率 5年確率 5年確率 10年確率 3年確率、 5年確率
降雨強度 50mm/hr 50mm/hr 50mm/hr・56mm/hr 53.4mm/hr 50mm/hr、 60mm/hr
設定根拠 観測期間は不明 千葉測候所の昭和 31年∼昭和 51年
の20年間の降雨データ
千葉測候所の昭和36年∼平成3年の 31年間の降雨データ
東 京管 区 気 象 台 で の 観 測 値 に 当 て は
めると各3年確率、5年確率となる。 計
画
規
模
降雨強度式
5000 I=
t+40
(タルボット型)
5000 I=
t+40
(タルボット型)
50mm/hr 56mm/hr
5000 5150
I=
t+40 、 t+32 (タルボット型)
2876 I=
t0.85+21.4
(クリーブランド型)
5000 6000
I=
t+40 、 t+40 (タルボット型)
計画に使用する
流出係数
排水区ごと
平均値0.50
排水区数(12) 最小値0.55 最大値0.80
排水区数(138) 最小値0.5 最大値0.7
排水区数(516)
最小値0.3(市街化調整区域) 最大値0.85(千葉市中心部)
平均値0.65
流出係数の
考え方
排 水 区 ご と に 現 況 の 土 地 利 用 状 況 に
都市計画(用途地域、道路計画等)を 加味して設定した計画流出係数(0.6 ∼0.9)があるが、平均値としては0.50 程度。
江 戸 川 区 は 再 構 築 対 象 区 域 と なっ て
いない。
モデル地区を選定し、現況土地利用面
積に土地利用状況別(工種別)の基礎
流出係数を掛け、加重平均により算定
現 況 土 地 利 用 面 積 に 土 地 利 用 状 況 別
(工種別)の基礎流出係数を掛け、加
重平均により算定
都市計画用途地域別にモデル地区(現
況の高度利用地区)を選定し、土地利
用状況別(工種別)に基礎流出係数を
設定。
排 水 区 ご と に 用 途 地 域 面 積 に 基 礎 流
出係数を掛け、加重平均により算定
現 況土 地 利 用 面 積 に 土 地 利 用 状 況 別
(工種別)の基礎流出係数を掛け、加
重平均により算定
現在の整備状況 時間50mm/hr対応整備率:100% 時間50mm/hr対応整備率:10.7% (市全域5630ha中600ha)
市全体としての整備率は未算定 時 間 50mm/hr(5 年 確 率 ) 対 応 整 備 率:71.1%
時間50mm/hr対応整備率:100% (ただし、流出係数0.5)
②降雨
量の
変化
浦安
市周
辺の
気象
観測
所にお
ける
年最
大
1
時
間
雨量の
変化
を
図
2-4
に示
す。
観測
所に
より
値が
バ
ラつき
、
同
じ観測
所で
も
、
統
計期
間の
取り方
によ
り確
率雨
量
(何
年
に
1
回そ
の降
雨が
発生す
る
か)
が異
なる
こと
がわ
かる
。
図
2 -7 ( 1 )
各
観測所
での年最
大
1
時
間
雨量
の
変化(
出典
:気象
庁アメ
ダスデー
タ)
図
2 -7 ( 2 )
各
観測所
での年最
大
1
時
間雨量
の
変化
(
出典
:気象
庁アメ
ダスデー
タ)
東京
0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0 8 0 9 0
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
年最大1時間雨量(mm)
新木場
0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0 8 0 9 0
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
年最大1時間雨量(mm)
船橋
0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0 8 0 9 0
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
年最大1時間雨量(mm)
千葉
0 1 0 2 0 3 0 4 0 5 0 6 0 7 0 8 0 9 0
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
また、東京観測所における今回検討対象の時間雨量 50mm/ hr と 60mm/ hr 更に 75mm/ hr の降雨が 1 年間に発生した回数を図 2- 5 に示す。この結果より、最近十年間では時間雨量が 50mm/ hr を超える降雨の発
生頻度が 5 回と 2 年に 1 回の割合で発生しており、同様に時間雨量が 60mm/ hr を超える降雨の発生頻度も 3 回と約 3 年に 1 回の割合で発生している。
これらのことから、近年の降雨の降り方が従来とは異なり、時間雨量50mm/hrに対応した計画では計画値として不十分になってくる可能性がある。
図 2- 8 時間雨量 50mm∼75mmの各発生頻度
50mm/h
以上
1
回
60mm/h
以上
0
回
10年毎の各雨量発生回数(東京)
50mm/h
以上
2
回
60mm/h
以上
1
回
50mm/h
以上
5
回
60mm/h
以上
3
回
1975年∼1984年
1985年∼1994年
1995年∼2004年
0
1
2
3
4
5
発生回数
50mm/ h以上
60mm/ h
以上
50m
m
/ hr 以上
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
2
2
0
0
0
1
60m
m
/ hr 以上
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
2
0
0
0
1
75m
m
/ hr 以上
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
回
数
年
1
9
7
5
1
9
7
6
1
9
7
7
1
9
7
8
1
9
7
9
1
9
8
0
1
9
8
1
1
9
8
2
1
9
8
3
1
9
8
4
1
9
8
5
1
9
8
6
1
9
8
7
1
9
8
8
1
9
8
9
1
9
9
0
1
9
9
1
1
9
9
2
1
9
9
3
1
9
9
4
1
9
9
5
1
9
9
6
1
9
9
7
1
9
9
8
1
9
9
9
2
0
0
0
2
0
0
1
2
0
0
2
2
0
0
3
2
0
0
3.元町地域における検討結果
( 1) 計画雨水量(流出量)の算定式
流出量の算定に用いる算定式は、合理式とする。
・原則として合理式によるものとする。(「下水道施設計画・設計指針と解説」)
( 2) 流出係数
浦安市元町地域の流出係数は、0. 65 を採用する。(流出係数は現地調査を行うため、暫定とする。)
・浦安市元町地域においては既に市街化が十分進んでいる。
・将来的な人口の変動も少ない。
・流出係数の大きく異なる地域は一部。 平均値を使用する。
( 1) 排水区ごとの流出係数の算定
現況の雨水排水管の設置状況から設定した排水区域割りを図3-1(図表集)に示す。
①排水区ごとの面積計測
細密数値情報(国土地理院:10mメッシュ土地利用1994年)の土地利用区分をもとに各排水区ごとの各土地 利用面積を算定した。図3-2(図案集)に示す。
②排水区ごとの流出係数の算定
算定した土地利用面積をもとに以下の式により各排水区の流出係数を算定する。
土地利用状況別(工種別)の流出係数は、土地利用区分ごとに土地利用状況別(工種別)の基礎流出係数
の標準値をもとにそれぞれ表3-1に示す値を適用した。
ここで、工業用地、一般低層住宅地、密集低層住宅地、中高層住宅地、商業・業務用地については、都市
計画の用途区域ごとの建蔽率で屋根と間地に分け、その他公共公益施設用地および空地の建物部分について
は屋根として、空地のうち駐車場部分は道路と同じ扱いとした。
用 途 地 区 建蔽率
第一種中高層住居専用地域、第一種住居地域、第二種住居地域、準工業地域 60%
近隣商業地域、商業地域 80%
表 3- 1 数値情報における土地利用区分ごとの流出係数
番号 土地利用区分 流出係数 番号 土地利用区分 流出係数
1 山林・荒地等 0. 15 11 道路用地 0. 85
2 田 − 12 公園・緑地等 0. 15
3 畑・その他の農地 0. 15 13 その他の公共公益施設用地 0. 9( 0. 2)
4 造成中地 − 14 河川・湖沼等 −
5 空地 0. 2 15 その他 −
6 工業用地 0. 9( 0. 2) 16 海 −
7 一般低層住宅地 0. 9( 0. 2) 17 対象地域外 −
8 密集低層住宅地 0. 9( 0. 2) 18 ダミーコード −
9 中高層住宅地 0. 9( 0. 2) 19 ダミーコード −
10 商業・業務用地 0. 9( 0. 2)
注)−は、浦安市元町地区において対象外。流出係数の( )は用途地域の建蔽率により適用が異なる。 流出係数は、これまでの実績等をもとに「下水道施設計画・設計指針」に示されている土地利用状況別 (工種別)の基礎流出係数の標準値をもとに設定した。
排水区の流出係数
m m
C= ∑ Ci ・Ai /∑ Ai i =1 i =1
ここに、C :排水区の流出係数
Ci :i土地利用状況別(工種別)の基礎流出係数 Ai :i土地利用状況別(工種別)の総面積 m :土地利用状況別(工種別)の数 大幅な流出係数の変動
また、算定結果は、工種別基礎流出係数の標準値に分類されている地目の内、浦安市内で対象となる地目と
して屋根、道路、間地、公園に分類して整理した。各流域の排水区ごとの流出係数を表3-2に示す。
表 3- 2 流出係数算定結果(排水区別流出係数)
土地利用状況別(工種別)の面積(m 2
)× C
屋根 間地 公園 道路 合計
排水区名
排水区域
面積( ha) C=0. 90 C=0. 20( 0. 15) C=0. 15 C=0. 85
流出係数
(合計/ 排水区域面積)
当代島 38. 40 150, 174 25, 860 895 69, 596 246, 524 0. 642
猫実川 124. 18 461, 024 86, 058 1, 105 247, 719 795, 906 0. 641
境川 29. 85 136, 102 17, 319 1, 513 42, 965 197, 899 0. 663
堀江単独 25. 23 93, 129 17, 031 1, 668 44, 526 156, 355 0. 620
堀江川 134. 98 437, 642 88, 561 2, 198 344, 125 872, 526 0. 646
合計 352. 64 1, 278, 071 234, 828 7, 379 748, 932 2, 269, 210 0. 643
(2) 流出係数の設定
今回検討対象の浦安市元町地区においては既に市街化が十分進んでおり、将来的な人口の変動も少ないも
のと考えられる。このため、現況の土地利用状況をもとに設定した流出係数も大幅な変動は考えにくいこと
から、将来計画として現況の土地利用状況に基づく流出係数を計画値として採用するものとする。
図 3- 3 浦安市の人口推計
出典:浦安市総合計画
また、個別の排水区で流出係数が大きく異なるのは、図3-3(図表集)に示す境川沿川および堀江川沿川であ るが、全体の流域面積から比較すると僅かであり、全体計画としては、全区域を平均した流出係数を計画値
として採用するものとする。
この結果、元町地区における
流出係数は0.65
とする。 (流出係数は現地調査を行うため、暫定とする。)6.0 6.2 6.1 5.6 5.7 5.6 1.8
2.9 3.9
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18
2001年 2005年 2010年
年 万人
人口
4.排水基本計画(施設計画)
4- 1 雨水管の計画
雨水を排水するための管渠の流下能力の検討結果をもとに管渠の整備計画を検討した。
時間雨量 50mm/ hr に対応した管渠を整備したのちに時間雨量 60mm/ hr に対応させるためには布設替え
や新設がさらに必要となる。
当初から時間雨量 60mm/ hr 対応の整備を行った場合に比べ、段階整備を行うと 743( 百万円) さら
に費用が発生することとなる。
表 4- 1 管渠整備検討結果
時間雨量 50mm/ hr
対応整備
時間雨量 60mm/ hr
対応整備
段階整備(時間雨量 50mm/ hr から
60mm/ hr 対応に変更する場合)
必要
整備延長
8, 290m 10, 270m 管渠布設替え:5, 018m
管渠新設 :1, 980m
概算工事費 1, 221(百万円)① 1, 742(百万円)② 管渠布設替え:889(百万円)
管渠新設 :375(百万円)
小計 :1, 264(百万円)③
合計(①+③):2, 485(百万円)
比較結果 段階整備により増加する費用
(①+③)−②=2, 485−1, 742=743( 百万円)
4- 2 排水機場計画
排水機場は、国土交通省揚排水設備点検整備指針(案)によると「経済的耐用年数=40 年」とされて
おり、現実にはそれ以上の長期間使用されるものが多い。
時間雨量 50mm/ hr に対応する規模の施設で設計を行うと将来的な能力アップには対応することが困
難になる。このため、施設規模としては時間雨量 60mm/ hr 対応の土木施設とし、ポンプのみを段階的
に入替えられるように計画するものとする。
表 4- 2 排水機場整備検討結果
なお、KKD 化については現況施設規模をもとに( 財) 下水道新技術推進機構発行の『軽量・高速・大
容量雨水排水ポンプ設計資料』に記載されている判定基準により評価した結果、全ての排水機場に
おいて標準的な渦流対策で設計できないことが判明したため、対策案として対象外とした。
時間雨量 50mm/ hr対応整備 時間雨量 60mm/ hr 対応整備
施設概要 新設排水機場:
大川端児童公園排水機場(当代島排水区)
本沢前排水機場(境川第 1 排水区)
境川第 3・第 5 排水機場(境川第 3・第 5 排水区)
1 区児童公園排水機場(堀江川単独排水区)
ポンプ入替え:
新橋横ポンプ場 11kw→22kw
新設排水機場:
大川端児童公園排水機場(当代島排水区)
本沢前排水機場(境川第 1 排水区)
境川第 3・第 5 排水機場(境川第 3・第 5 排水区)
1 区児童公園排水機場(堀江川単独排水区)
ポンプ入替え:
新橋横ポンプ場 11kw→22kw
概算
工事費
大川端児童公園排水機場:10 億
本沢前排水機場:1. 1 億
境川第 3・第 5 排水機場:11 億
1 区児童公園排水機場:17 億
新橋横ポンプ場:0. 2 億
計 39. 3 億
大川端児童公園排水機場:12 億
本沢前排水機場:1. 1 億
境川第 3・第 5 排水機場:14 億
1 区児童公園排水機場:24 億
新橋横ポンプ場:0. 2 億
計 51. 3 億
表 4- 3 排水機場検討結果
躯体幅 B(m) 新排水区名
計画面積
(ha)
排水機場名
築年数 H17. 1 月
現在
現在の ポンプ能力
(m 3
/ sec)
時間雨量 60mm/ hr に対
する流出量 Q (m
3 / sec)
時間雨量 60mm/ hr に 対する必要処理能力
Q(m 3
/ sec) 右欄:現施設の能力
判定
改築する場合の
必要敷地面積
の目安(参考値)
*1)
現在ある機場の 改築増設の可否
可能:○ 不可:× *2)
60mm/ hr 対応の方策 (機場改築・新設案)
機場の計画概要
流速V(m/ s)
船圦川排水機場 30 年 1.000
当代島第1排水区
13.06 〈6.02〉
船圦川第 2 排水機場 4 年 2.000
3.854 3.854
能力無し ×
30m× 50m × 増設用地がない
0.616 当代島第2排水区 12.04 小川丸排水機場 38 年 1.267
(1.925) *
2.541
能力無し ×
25m× 40m
× 老朽・家屋隣接によ り仮設費大
10.67 1.899 1.899
当代島第3排水区
2.63
当代島排水機場 20 年 3.000
0.550 0.550
能力有り ○
25m× 40m
× 建屋内に増設の余 地なし (隣接公園に排水機
場の新設が可能)
不 足 分 △ Q= 8.844- 7.267 = 1.577 (m
3
/ s)と小川丸機場分 1.267(m 3
/ s)を 加えた 2.844(m
3
/ s)の機場を隣接公園 に地 下 式 形 式 (上 面 は公 園 利 用 )で 新設する。公園は4∼5m 道路に囲ま れ ているため、施 工 しや す い状 況 に ある。小川丸機場は、約 20 年後を目 途に廃止する。
φ 700× 3 台 q=0.948(m
3
/ s)× 3 台=2.844(m 3
/ s) 暫定時:φ 700× 2 台 Q=0.948× 2 台=1.896(m
3
/ s)で現不 足分 1.577(m
3
/ s)をカ ハ ゙ー 将来時:φ 700 の 0.948(m
3
/ s)を 1 台増 設し、小川丸排水機場を廃止。
B=10m V=2.46
(m/ s)
小計 38.40 7.267 8.844
能力無し ×
境川第 1 排水区 6.41 本沢前排水機場 37 年 0.433 1.449 1.449
能力無し ×
15m× 30m
× コ ン ハ ゚クト化が極限の 機場である
山城屋前排水機場 40 年 0.883 1.063 1.063 15m× 30m × 老朽・用地なし
境川第 2 排水区 8.37
猫実 4 丁目排水機場 18 年 1.500 0.827 0.827
能力有り ○
15m× 30m
× 高層マ ン シ ョン が隣接 し用地なし
本 沢 前 不 足 分 △ Q= 1.449- 0.433= 1.016(m
3
/ s) を本 沢 前 機 場 に隣 接 して 新設する。
〔ポイント〕境川第 1 排水区の全量は、 本 沢 前 機 場 と隣 接 に新 設 す るホ ゚ン フ ゚ により排水し、山城屋前・猫実 4 丁目 機場に負担させない。下流へのハ ゙イ ハ ゚ ス 管不要によりコ ス トタ ゙ウ ン を図る。
〔本沢前機場( 築 37 年) の利用案〕 φ 500× 2 台
(故障時の危険分散より、2 台案を採 用)
q=0.508(m 3
/ s)× 2 台=1.016(m 3
/ s) 〔本沢前機場の更新を考慮した案〕
φ 400× 4 台 q=0.363(m
3
/ s)× 4 台=1.449(m 3
/ s)
B=5m V=2.59
(m/ s)
更新案 V=2.89
(m/ s)
小計 14.78 2.817 3.339
能力無し ×
境川第 3 排水区 9.07 江川橋排水機場 30 年 1.000 1.959 1.959 20m× 35m × 増設用地なし
境川第 5 排水区 1.52
重田洋品商店前 ホ ゚ン フ ゚場
16 年 0.357 0.366 0.366
能力無し ×
10m× 10m
× 河川管理用通路上 であり、増設用地なし
60mm/ h 対応全量Q=2.325(m 3
/ s)の 統合機場を市所有地(300 m
2
以上)に 地下式形式で新設する。
不 足 分 △ Q= 2.325- 1.357 = 0.968 (m
3
/ s)でホ ゚ン フ ゚口径φ 800 を設定。 江 川 橋 機 場 と重 田 洋 品 商 店 前 ホ ゚ン フ ゚ は、20 年後を目途に廃止し統合機場 で排水する。
φ 800× 2 台 q=1.163(m
3
/ s)× 2 台=2.325(m 3
/ s) 暫定時:φ 800× 1 台 Q=1.163(m
3
/ s)で現不足分 0.968(m
3
/ s)をカ ハ ゙ー する。 将来時:φ 800 の 1.163(m
3
/ s)を増設 し、江川橋と重田洋品を廃止する。 用地が狭く、φ 800× 2 台が設置でき ないことも考えられるが、設置可能な
口径のホ ゚ン フ ゚を 2 台設置し、不足分 は、江川橋機場の更新でカ ハ ゙ー する。
B=8m V=2.31
(m/ s)
小計 10.59 1.357 2.325
能力無し × 境川右岸第 3 排水
区
1.19 新橋横ホ ゚ン フ ゚場 16 年 0.150 0.281 0.281
能力無し ×
10m× 10m
○ ポンプの ランクアップ可能
土 木 建 築 を変 更 せ ず 、ホ ゚ン フ ゚の付 け 替えのみで約 95%対応可能である。
φ 200× 11kw× 2 台⇒φ 200× 22kw
× 2 台へのラ ン クア ッフ ゚ Q=0.267(m 3
/ s)
V=4.25 (m/ s)
小計 1.19 0.150 0.281
能力無し ×
1.289 1.289
堀江単独第 1 排水 区
15.52 五丁歩排水機場 26 年 1.000
1.916 1.916
25m× 40m × 増設用地なし
堀江単独第 2 排水 区
9.71 堀江第 2 排水機場 21 年 2.500 1.981 1.981
能力無し ×
20m× 35m
× 増設用地なし、 都計道路計画あり
60mm/ h 対応全量Q=5.186(m 3
/ s)の 統 合 機 場 を堀 江 ト ゙ッ ク ゙横 の公 園 (約 1500 m
2
以上)に地下式形式(上面は 公園利用)で新設する。
不 足 分 △ Q= 5.186- 3.500 = 1.686 (m
3
/ s)でホ ゚ン フ ゚口径φ 900 を設定。 五丁歩機場と堀江第 2 機場は、都計 道路計画の動向目途に廃止する。
φ 900× 3 台 q=1.729(m
3
/ s)× 3 台=5.186(m 3
/ s) 暫定時:φ 900× 1 台 Q=1.729(m
3
/ s)で現不足分 1.686(m
3
/ s)をカ ハ ゙ー する。 将来時:φ 900 の 2 台 3. 458(m
3 / s)を増 設、五丁歩と堀江第 2 機場を廃止
B=12m V=2.72
(m/ s)
小計 25.23 3.500 5.186
能力無し ×
築 40 年以上 築 30 年以上
() *
は、バイパス管の流量 処理能力の増大が必要なポンプ
*1)既往実績による。
4- 3 管渠対応困難箇所の計画
対策案として、ポンプによる強制排水案と貯留施設案が考えられたが、ポンプ強制排水案は、ポンプ施設を
設置する適地が無いため、対象外とした。
対応困難な理由
地盤高が低いため、
十分な勾配が取れない。
→ 管を太く
し
ても
水が流れない。
対策
ポンプによる強制排水
→ 機場を設置する場所が確保できない。
学校や公園、
道路等の地下に貯留施設を設け
一時的に水を貯め、
後から
排水する。
対策
① ② ③ ④ ⑤ ⑩ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑪ ① ① ② ③ ④ ⑤ ⑥⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪
⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑭ ⑮ ⑯ ① ② ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳ 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
3132 33
34 35 36
37 38
⑫ ⑬
⑰
猫実第1排水区
猫実第2排水区
猫実第4排水区
猫実第6排水区
猫実第8排水区 猫実川
境川第3排水区 境川第2排水区
堀江川第1排水区 猫実左岸排水区
■
対策必要箇所
猫実川第
4
・
8
排水区
① ② ③ ④ P ⑨ ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ① ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳ 21 ① ① ② ③ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳ 21 22 P 堀江川第8排水区
堀江川第7排水区
堀江川第5排水区
堀江川第3排水区
堀江川第1排水区
堀江川
旧
江
戸
川
堀江単独排水区
猫実第8排水区
堀江排水機場
境川排水機場
境川
堀江川第
1
・
7
排水区
←
:管の能力が不足する箇所(1)貯留施設検討
施設として用地取得が必要ない、公園等公共施設地下および道路地下を設定した。
表 4- 9 貯留施設比較表
図 4- 9 貯留施設のイメージ図
(2)段階的施工の検討
道路下貯留管について段階的な整備についてやなぎ通りと桜どおりに設置すると仮定して検討した。
この結果、当初から時間雨量 60mm/ hr に対して整備を行う場合に比べ、段階的施工を実施した場合、
約 10 億円の事業費が必要となる。
このことから、道路下貯留管については、当初から時間雨量 60mm/ hr対応の施設とすることが得策で
ある。
表 4- 10 貯留施設検討結果
60㎜/hr対応貯留管を一括施工する案 50 ㎜/hr対応から 60 ㎜/hr 対応に段階的施工を行う
案
工事概要 やなぎ通り貯留管680m、桜どおり貯 留管900mを一括施工する場合。 ① シ−ルド機械:1台
② 立坑:4箇所(発進2、到達2) ③ 貯留管延長:L=1,580m
④ 立坑(内空φ8m、高さh=15m)
1) 50㎜/hr対応
① 桜どおり貯留管西側700m(ポンプのある方から 700m)、立坑よりシ−ルド機械引き上げ。 ② やなぎ通り貯留管 400m(ポンプのある方から
400m)、シ−ルド機械埋め殺し。
※ 1.シ−ルド機械:1台 ※ 2.立坑:3箇所(発進2、中間1) ※ 3.貯留管延長:L=1,100m
2) 60㎜/hr対応
① 桜どおり貯留管残区間200mを立坑から掘削。 ② やなぎ通り貯留管残区間 280m を反対側から掘
削。地中接合。 ※ 1.シ−ルド機械:1台 ※ 2.立坑:2箇所(発進2) ※ 3.貯留管延長:L=480m
概算工事費 36億円 46億円
検討結果 シールド機械 1台と中間立坑 1箇所が余分に必要と
なるため約10億円事業費が上乗せされる。
必要規模合計 20,426m
3 15,382m
3
43.8億円 33.0億円
概算工事費計
猫実第4・第8排水区
19.6億円
堀江川第1・第7排水区
24.2億円 猫実第4・第8排水区
9,267m 3
堀江川第1・第7排水区
11,159m 3
時間雨量60mm/ h対応整備
猫実第4・第8排水区
13.3億円
堀江川第1・第7排水区
19.7億円 概算工事費
猫実第4・第8排水区
6,506m 3
堀江川第1・第7排水区
8,876m 3
時間雨量50mm/ h対応整備
必要貯留規模
公園下
学校下
4- 4 河川処理能力の検討
(1)時間雨量 50mm/ hr に対する河川処理能力
時間雨量 50mm/ hr の降雨に対する各河川の処理能力
・猫実川:河川ポンプの排水能力以上となるが、超過する雨水流入量は河道容量以内
・境川 :河川ポンプの排水能力以下
・堀江川:河川ポンプの排水能力以上となり、超過する雨水流入量は河道容量をオーバー
①河川ポンプの排水能力以上の雨水流入量
時間雨量 50mm/ hr の降雨により雨水排水ポンプおよび吐き口から各河川へ流入する雨水流入量を算定し、
このうち河川ポンプの排水能力を超える雨水流入量を表 4- 11 に示す。
表 4- 11 各河川の河川ポンプの排水能力を超える雨水流入量
河川名 50 ㎜/ hr ( 3 年確率規模)
猫実川 4, 106 m
3
境川 0 m
3
堀江川 9, 607 m
3
②猫実川・堀江川の河川処理能力の評価
河川ポンプの排水能力を超える雨水流入がある猫実川と堀江川について、河川水位と河道容量の関係
(H∼V)を算出し、これをもとに河道容量と河川ポンプの排水能力を超える雨水流入量を比較すること
で河川の処理能力を評価する。ここで河道容量とは、河川ポンプの排水開始水位から H. W. L(計画高水位:
河川の計画における最高水位)の間の河道の容量とする。
表 4- 12 時間雨量 50mm/ hrに対する河川処理能力の評価結果
河川名
河川ポンプの 排水開始水位
評価水位 H. W. L
河道容量 ( m
3 )
河川ポンプの排水能力を 超える雨水流入量( m
3 )
不足量( m 3
) 評価
猫実川 A. P. - 1. 0m A. P. +0. 7m 21, 803 > 4, 106 − ○
堀江川 A. P. +0. 0m A. P. +0. 63m 2, 668 < 9, 607 6, 939 ×
以上より、猫実川の 50mm/ hr (3 年確率規模)については、安全性が確認できたが、
堀江川については、排水区域やポンプ操作の見直しなど、対応が必要となる。
表 4- 13 河道容量算定に使用した断面
図 4- 10 河川水位と河道容量の関係図
河川名 区 間 断 面
猫実川 猫実川排水機場∼法務局付近 法務局付近∼最上流端
現況河道;平成 5 年 8 月測量 現況河道;平成 4 年 8 月測量 堀江川 富士見橋付近∼最上流端
(測点間延長;603m)
現況河道
出典;堀江 排水機場(施設図面等コピー一式)
図- 堀江川 H- V
- 3. 0 - 2. 0 - 1. 0 0. 0 1. 0 2. 0 3. 0
0 2, 000 4,000 6, 000 8, 000 10, 000 12,000 14, 000 16, 000 18, 000 河道容量(m3)
標高
(
A
.
P
.
m
)
堀江川
容量 水位 備考 m3 A. P. m
0 - 2.23 最深河床高 3, 437 - 1.00
7, 289 0.00 9, 957 0.63 HWL 11, 585 1.00 16, 183 2.00
0. 0 0. 63
2668m
3
- 4. 0 - 3. 0 - 2. 0 - 1. 0 0. 0 1. 0 2. 0 3. 0
0 10, 000 20, 000 30, 000 40, 000 50, 000 60, 000 河道容 量(m3)
標
高
(
A
.
P
.
m
) 0. 7
- 1. 0
21803m
3
猫実川
容量 水位 備 考 m3 A . P . m
0 - 3. 4 最深河 床高 7, 865 - 1. 5
13, 739 - 1. 0 26, 238 0. 0 35, 542 0. 7 HWL 39, 780 1. 0 47, 892 1. 5 56, 423 2. 0
H. W. L
排水開始水位
H. W. L
(2)時間雨量 60mm/ hr に対する河川処理能力
時間雨量 60mm/ hr の降雨に対する、各河川の処理能力
・猫実川:河川ポンプの排水能力以上となるが、超過する雨水流入量は河道容量以内
・境川 :河川ポンプの排水能力以下
・堀江川:河川ポンプの排水能力以上となり、超過する雨水流入量は河道容量をオーバー
①ポンプ能力以上の雨水流入量
時間雨量 60mm/ hr の降雨により雨水排水ポンプおよび吐き口から各河川へ流入する雨水流入量を算定し、
このうち河川ポンプの排水能力を超える雨水流入量を表 4- 14 に示す。
表 4- 14 各河川の河川ポンプの排水能力を超える雨水流入量
河川名 60 ㎜/ hr ( 5 年確率規模)
猫実川 9, 852 m
3
境川 0 m
3
堀江川 15, 858 m
3
②猫実川・堀江川の河川処理能力の評価
「( 1) 時間雨量 50mm/ hr に対する河川処理能力②猫実川・堀江川の河川処理能力の評価」と同様に河道
容量と河川ポンプの排水能力を超える雨水流入量を比較することで河川の処理能力を評価する。河道容量
は前出、図 4- 13 を用いる。
表 4- 15 時間雨量 60mm/ hrに対する河川処理能力の評価結果
河川名
河川ポンプの 排水開始水位
評価水位 H. W. L
河道容量 ( m
3 )
河川ポンプの排水能力を 超える雨水流入量( m
3 )
不足量( m 3
) 評価
猫実川 A. P. - 1. 0m A. P. +0. 7m 21, 803 > 9, 852 − ○
堀江川 A. P. +0. 0m A. P. +0. 63m 2, 668 < 15, 858 13, 190 ×
以上より、猫実川の 60mm/ hr (5 年確率規模)については、安全性が確認できたが、
堀江川については、排水区域やポンプ操作の見直しなど、対応が必要となる。
(3)対応方策の検討
貯留施設の検討結果より、堀江川に流入する区域に設置する貯留施設の設置規模は時間雨量 50mm/ hr に対し
て 9, 270 m 3
であり、時間雨量 60 ㎜/ hr に対しては 11, 190 m 3
となっている。これらの貯留効果を加味した対応
方策を検討する。
表 4- 16 貯留施設を加味した不足量
降雨規模 ()は確率規模
貯 留 施 設 が 無 い 場合の不足量( m
3 )
貯留施設規模 ( m
3 )
貯留施設を加味した 不足量( m
3 )
評価
50mm/ hr ( 1/ 3) 6, 939 9, 270 − ○
60mm/ hr ( 1/ 5) 13, 190 11, 190 2, 000 ×
表 4- 17 河川処理能力の不足量に対する対策案
対応方策案 対応方策の内容
①貯留施設の設置 河川に流入する雨水の量を減少させるために、貯留施設を設置する。
(入ってくる量を減らす)
②河川ポンプの排水能力
の向上
河川ポンプの排水量を増加させることで、河道に溜まる量を減らす。
(出ていく量を増やす)
③河川ポンプの排水開始
水位の変更
河 川ポ ンプの 運転 を開 始す る水 位を低 くす るこ とで 見か け上の 河道 容
量を増加させる。(溜められる量を増やす)
①貯留施設の設置(入ってくる量を減らす)
堀江川への雨水流入量を減少させるために貯留施設を設置する。候補地としては、学校等の校庭の地下が
考えられる。なお、施設規模は地下3m(施設高さ2m、土かぶり1m)に設置するものとした。
表 4- 18 校庭下貯留施設の概略検討結果
排水区名 施設名 必要貯留容量( m
3
) 貯留施設規模 概算事業費
堀江第 6 排水区 学校等の地下 2, 000 1100m 2
× 2m=2, 200( m 3
) 330(百万円)
図 4- 12 校庭下貯留施設のイメージ図
②河川ポンプの排水能力の向上(出ていく量を増やす)
河川ポンプの排水量を増加させることで、河川ポンプの排水能力を超える雨水流入量が河道容量(2, 668m 3
)
以下となるように、河川ポンプの排水量を変化させてトライアル計算を行った。
その結果、河川ポンプの排水能力が 10. 8m 3
/ s 以上(現況 10m 3
/ s )なら河川ポンプの排水能力を超える雨水
流入量(河道に溜まる量)が河道容量(2, 668m 3
)以下となり現況河道で対応可能となる。ポンプ新設の概算
事業費は約 3 億円である。
なお、問題点として、ポンプ新設のための用地確保が困難であることが挙げられる。
河道に溜まる量 河道容量 評価
ポンプ能力 10. 8m 3
/ s以上の雨水流入量=13, 737m 3
貯留施設の規模=11, 190m 3
∴ 13, 737- 11, 190=2, 548m 3
< 2, 668m 3
○
堀江川60㎜
0 5 10 15 20 25 30
500 550 600 650 700 750 800 850 900 (min)
流量(
m
3
/
s
)
0 20 40 60 80 100 120
雨量(
m
m
)
合成雨量
1排水区
2排水区
3排水区
4排水区
5排水区
6排水区
7排水区
8排水区
直接
合計流出量
13,737m
3
- 11,190m
3
= 2,548m
3
< 2,668m
3
排水ホ ゚ン フ ゚10.8m
3
/ s
13,737m
3
10.8m
3
/ s以上のホ ゙リュー ム - 貯留施設容量=ホ ゚ン フ ゚能力越雨水排水量<河道容量
図 4- 13 河川ポンプの排水能力を超える雨水流入量算定結果(トライアル計算結果)
市立堀江中学校 S=1/1500 排水
取水 A=110×10=1100m2
V=1100×2=2200m3
分水 ⑤ φ 1000
P
1
0
分
間雨
量(
m
m
HWL A.P .0.63m A.P .- 0.52m
- 3.0 - 2.0 - 1.0 0.0 1.0 2.0 3.0
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 河道容量(m
3
)
標高(
A
.
P
.
m
)
4,668m
3
③河川ポンプの排水開始水位の変更(溜められる量を増やす)
河川ポンプの排水開始水位を下げることで見かけ上、河道の容量を増加させる。
河道容量が 4, 668m 3※
以上となるような河川ポンプの排水開始水位をH−V関係から算出した。その結果、
4, 668m 3
以上の容量を確保するためには、河川ポンプの排水開始水位を A. P. - 0. 52m以下とする必要がある。
現在、堀江川排水機場の排水開始水位は、A. P. ± 0. 0mに設定されているが、最低吸水位は A. P. - 1. 0mで
あり、操作ルールを変更することで対応可能と考えられる。
なお、対策実施にあたっては、河川ポンプの管理者である河川管理者( 千葉県) との協議が必要となる。
※ 必要河道容量:
河川ポンプの排水能力(10m 3
/ s )を超える雨水流入量 15, 858(m 3
)−貯留施設での貯留量 11, 190(m 3
)
=4, 668(m 3
)
図 4- 14 河道容量と河川水位の関係(堀江川)
【まとめ】
対応方策案 対応方策の内容 検討結果
①貯留施設の設置
(入ってくる量を減らす)
河 川 に 入 っ てく る 雨 水流入 量
を 減 ら す た めに 、 貯 留施設 を
設置する。
・ 学校等の地下に貯留施設新設
・
貯留施設規模;2, 200m 3
・ 概算事業費;3. 3 億円
②河川ポンプの排水
能力の向上
(出ていく量を増やす)
河 川 ポ ン プ の排 水 量 を増加 さ
せ る こ と で 河道 に 溜 まる量 を
減少させる。
・ 現況より 0. 8m 3
/ s以上のポンプ排水能力
の増強が必要
・ 概算事業費;3 億円
・ 河川管理者との協議が必要
・ ポンプ新設にあたって、用地の確保が困難
③河川ポンプの排水
開始水位の変更
(溜められる量を増やす)
河 川 ポ ン プ の排 水 開 始水位 を
下 げ る こ と で見 か け 上の河 道
容量を増加させる。
・ 河川ポンプの排水開始水位を A. P. - 0. 51m
以下とする。
・ 概算事業費;0 円
4- 5 各戸貯留の検討
(1)検討の概要
本検討は、現状において各家屋に設置されている通常の雨水ますを、雨水流出抑制対策として貯留浸透
機能を持つ雨水ますに設置替えした場合の貯留効果もしくは浸透効果を検討するものである。対象となる
施設(家屋)は流域全て(元町地域)より抽出した。
図 4- 15 貯留浸透機能を有する雨水ますの設置
(2)貯留及び浸透の考え方
1) 雨水浸透施設によるもの
主に、屋根⇒雨どいからの雨水を地下に浸透させることにより、河川への流出抑制を図る施設であ
る。浸透施設は、浸透ますと浸透管に分けられる。
図 4- 16 浸透施設のイメージ図
2) 雨水貯留施設によるもの
粘性土や硬質地盤のように浸透が期待できない場合には、150∼200 リットル程度容量を持つの貯留
タンクを雨どいに接続する事により、河川への流出抑制を図る施設である。なお、貯留された雨水を
庭木へ散水等に有効利用できる。
図 4- 17 貯留施設のイメージ図
浦安市においては地盤高が低いため、東京湾の潮位の影響を受け地下水位が高いことから浸透施設の効
果が期待できない。このことから貯留施設についてのみ検討する。
(3)計画諸元の設定
1) 貯留施設
地下式の貯留タンクとし、内径 50 ㎝、高さ 100 ㎝程度で、約 200 リットルの貯留効果がある。
図 4- 18 貯留タンクの諸元
2)貯留施設の効果量の算定
各戸に対して、貯留タンクを2基設置した場合における効果量を算定する。
貯留量は、200 リットル/ 基× 2基=400 リットル(0. 40m 3
)となる。
設置する戸数については、戸建住居の棟数× 10%∼100%に貯留施設を設置するものとする。
・ 一戸当たり貯留量:200 リットル/ 基× 2基=400 リットル(0. 40m 3
)
・ 設置戸数:世帯数× 10%∼100%(10%ピッチで効果量を算定)
50
表 元町地区各戸対策時 概算事業費(1) ※ 住宅のみ
地区分類 所在地 住宅 達成度別 概算事業費(千円)
戸数 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 元町地区 猫実1丁目 187 - 0 1,870 3,740 5,610 7,480 9,350 11,220 13,090 14,960 16,830 18,700 元町地区 猫実2丁目 425 - 0 4,250 8,500 12,750 17,000 21,250 25,500 29,750 34,000 38,250 42,500 元町地区 猫実3丁目 417 - 0 4,170 8,340 12,510 16,680 20,850 25,020 29,190 33,360 37,530 41,700 元町地区 猫実4丁目 371 - 0 3,710 7,420 11,130 14,840 18,550 22,260 25,970 29,680 33,390 37,100 元町地区 猫実5丁目 279 - 0 2,790 5,580 8,370 11,160 13,950 16,740 19,530 22,320 25,110 27,900 元町地区 当代島1丁目 396 - 0 3,960 7,920 11,880 15,840 19,800 23,760 27,720 31,680 35,640 39,600 元町地区 当代島2丁目 418 - 0 4,180 8,360 12,540 16,720 20,900 25,080 29,260 33,440 37,620 41,800 元町地区 当代島3丁目 249 - 0 2,490 4,980 7,470 9,960 12,450 14,940 17,430 19,920 22,410 24,900 元町地区 北栄1丁目 57 - 0 570 1,140 1,710 2,280 2,850 3,420 3,990 4,560 5,130 5,700 元町地区 北栄2丁目 290 - 0 2,900 5,800 8,700 11,600 14,500 17,400 20,300 23,200 26,100 29,000 元町地区 北栄3丁目 385 - 0 3,850 7,700 11,550 15,400 19,250 23,100 26,950 30,800 34,650 38,500 元町地区 北栄4丁目 103 - 0 1,030 2,060 3,090 4,120 5,150 6,180 7,210 8,240 9,270 10,300 元町地区 堀江1丁目 415 - 0 4,150 8,300 12,450 16,600 20,750 24,900 29,050 33,200 37,350 41,500 元町地区 堀江2丁目 445 - 0 4,450 8,900 13,350 17,800 22,250 26,700 31,150 35,600 40,050 44,500 元町地区 堀江3丁目 390 - 0 3,900 7,800 11,700 15,600 19,500 23,400 27,300 31,200 35,100 39,000 元町地区 堀江4丁目 499 - 0 4,990 9,980 14,970 19,960 24,950 29,940 34,930 39,920 44,910 49,900 元町地区 堀江5丁目 275 - 0 2,750 5,500 8,250 11,000 13,750 16,500 19,250 22,000 24,750 27,500 元町地区 堀江6丁目 179 - 0 1,790 3,580 5,370 7,160 8,950 10,740 12,530 14,320 16,110 17,900 元町地区 富士見1丁目 160 - 0 1,600 3,200 4,800 6,400 8,000 9,600 11,200 12,800 14,400 16,000 元町地区 富士見2丁目 258 - 0 2,580 5,160 7,740 10,320 12,900 15,480 18,060 20,640 23,220 25,800 元町地区 富士見3丁目 268 - 0 2,680 5,360 8,040 10,720 13,400 16,080 18,760 21,440 24,120 26,800 元町地区 富士見4丁目 197 - 0 1,970 3,940 5,910 7,880 9,850 11,820 13,790 15,760 17,730 19,700 元町地区 富士見5丁目 255 - 0 2,550 5,100 7,650 10,200 12,750 15,300 17,850 20,400 22,950 25,500 元町地区合計 6918 0 69,180 138,360 207,540 276,720 345,900 415,080484,260 553,440622,620 691,800
※ 1戸あたりの概算事業費= 100 千円
図 元町地区各戸対策時 概算事業費(1) ※ 住宅のみ
0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000 1,400,000 1,600,000 1,800,000
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
達成度
概算事業費
(
千円)
表 元町地区各戸対策時 貯留量(1) ※ 住宅のみ
地区分類 所在地 住宅 達成度別 貯留量(m3)
戸数 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 元町地区 猫実1丁目 187 - 0.0 7.5 15.0 22.4 29.9 37.4 44.9 52.4 59.8 67.3 74.8 元町地区 猫実2丁目 425 - 0.0 17.0 34.0 51.0 68.0 85.0 102.0 119.0 136.0 153.0 170.0 元町地区 猫実3丁目 417 - 0.0 16.7 33.4 50.0 66.7 83.4 100.1 116.8 133.4 150.1 166.8 元町地区 猫実4丁目 371 - 0.0 14.8 29.7 44.5 59.4 74.2 89.0 103.9 118.7 133.6 148.4 元町地区 猫実5丁目 279 - 0.0 11.2 22.3 33.5 44.6 55.8 67.0 78.1 89.3 100.4 111.6 元町地区 当代島1丁目 396 - 0.0 15.8 31.7 47.5 63.4 79.2 95.0 110.9 126.7 142.6 158.4 元町地区 当代島2丁目 418 - 0.0 16.7 33.4 50.2 66.9 83.6 100.3 117.0 133.8 150.5 167.2 元町地区 当代島3丁目 249 - 0.0 10.0 19.9 29.9 39.8 49.8 59.8 69.7 79.7 89.6 99.6 元町地区 北栄1丁目 57 - 0.0 2.3 4.6 6.8 9.1 11.4 13.7 16.0 18.2 20.5 22.8 元町地区 北栄2丁目 290 - 0.0 11.6 23.2 34.8 46.4 58.0 69.6 81.2 92.8 104.4 116.0 元町地区 北栄3丁目 385 - 0.0 15.4 30.8 46.2 61.6 77.0 92.4 107.8 123.2 138.6 154.0 元町地区 北栄4丁目 103 - 0.0 4.1 8.2 12.4 16.5 20.6 24.7 28.8 33.0 37.1 41.2 元町地区 堀江1丁目 415 - 0.0 16.6 33.2 49.8 66.4 83.0 99.6 116.2 132.8 149.4 166.0 元町地区 堀江2丁目 445 - 0.0 17.8 35.6 53.4 71.2 89.0 106.8 124.6 142.4 160.2 178.0 元町地区 堀江3丁目 390 - 0.0 15.6 31.2 46.8 62.4 78.0 93.6 109.2 124.8 140.4 156.0 元町地区 堀江4丁目 499 - 0.0 20.0 39.9 59.9 79.8 99.8 119.8 139.7 159.7 179.6 199.6 元町地区 堀江5丁目 275 - 0.0 11.0 22.0 33.0 44.0 55.0 66.0 77.0 88.0 99.0 110.0 元町地区 堀江6丁目 179 - 0.0 7.2 14.3 21.5 28.6 35.8 43.0 50.1 57.3 64.4 71.6 元町地区 富士見1丁目 160 - 0.0 6.4 12.8 19.2 25.6 32.0 38.4 44.8 51.2 57.6 64.0 元町地区 富士見2丁目 258 - 0.0 10.3 20.6 31.0 41.3 51.6 61.9 72.2 82.6 92.9 103.2 元町地区 富士見3丁目 268 - 0.0 10.7 21.4 32.2 42.9 53.6 64.3 75.0 85.8 96.5 107.2 元町地区 富士見4丁目 197 - 0.0 7.9 15.8 23.6 31.5 39.4 47.3 55.2 63.0 70.9 78.8 元町地区 富士見5丁目 255 - 0.0 10.2 20.4 30.6 40.8 51.0 61.2 71.4 81.6 91.8 102.0
元町地区合計 6918 0.0 276.7 553.4 830.2 1106.9 1383.6 1660.3 1937.0 2213.8 2490.5 2767.2
※ 1戸あたりの貯留量= 0.4 m3
図 元町地区各戸対策時 貯留量(1) ※ 住宅のみ
0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
達成度
貯留量
(
m
3
)
3)各戸貯留検討結果
戸建住居の 10%に貯留施設を設置した場合、合計貯留量は 276. 7m 3
、概算事業費は 69 百万円となる。
仮に 100%の住居に貯留施設を設置した場合は、合計貯留量は 2767. 2m 3
、概算事業費は 692 百万円となる。
校庭下での貯留施設の場合 2, 000m 3
の貯留規模で概算事業費は 330 百万円となり、各戸貯留では、費用の割
りに効果が少ないことがわかる。しかし、各家庭に貯留施設の設置を依頼することは、住民の雨水排水事業等
に対する理解を促進し、意識啓発となることが期待される。
表4-19 元町地域各戸対策時 貯留量(1) ※ 住宅のみ
図4-19 元町地域各戸対策時 貯留量(1) ※ 住宅のみ
表4-20 元町地域各戸対策時 概算事業費(1) ※ 住宅のみ