• 検索結果がありません。

大強度陽子線形加速器用972MHz超伝導空洞の形状設計

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "大強度陽子線形加速器用972MHz超伝導空洞の形状設計"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Cell-shape Design of 972MHz Superconducting Cavity

for High Intensity Proton LINAC

Eiji Kako

KEK ; 1-1, Oho, Tsukuba, Ibaraki, 305-0801 JAPAN

Abstract

In the JAERI/KEK joint project for high intensity proton accelerators, a

superconducting linac is used at the beam energy from 400 MeV to 600 MeV. Design of a

972 MHz,

β

=0.725, 7-cell niobium cavity was carried out by using electromagnetic codes,

SUPERFISH and MAFIA. Main cavity parameters like Esp/Eacc, Hsp/Eacc, R/Q and

Cell-to-cell coupling were calculated as a function of the cell-shape. Elimination of harmful

trapped modes in HOMs was carefully taken into consideration. The optimum center

cell-shape was proposed from the result of these calculations.

大強度陽子線形加速器用

大強度陽子線形加速器用

大強度陽子線形加速器用

大強度陽子線形加速器用 972MHz

972MHz

972MHz 超伝導空洞の形状設計

972MHz

超伝導空洞の形状設計

超伝導空洞の形状設計

超伝導空洞の形状設計

1、はじめに 1、はじめに 1、はじめに 1、はじめに 大強度陽子加速器計画が、日本原子力研究所 (JAERI)と高エネルギー加速器研究機構(KEK)との共 同により推進されている。この陽子線形加速器の高エ ネルギー部の 400MeV から 600MeV において、 972MHz の超伝導加速空洞が用いられる。この超伝 導空洞のセル形状の設計にあたり、加速モードの空洞 特性の形状依存性を調べることと同時に、ビームの不 安定性に寄与する高調波モード(HOM)におけるトラッ プモード[1,2]に対する考慮も重要である。ここでは、空 洞内における高周波電磁界解析コード、SUPERFISH および MAFIA を用いて行った計算結果に基づいて、 適切なセル形状の検討を行った。これまでの空洞設計 の経験によりアイリス半径とセル直線部傾斜角度がセ ル形状を決定する要因として最も重要であるという認識 から、この2点を重点パラメータと考えて計算を行った。 本報告において、高周波特性について最適となる 972MHz,β=0.725,7 セル超伝導空洞を提案する。 2 2 2 2、空洞特性のセル形状依存性、空洞特性のセル形状依存性、空洞特性のセル形状依存性、空洞特性のセル形状依存性 超伝導空洞の基本セル形状を図1に示す。ここで、 空洞セル長(Lc)は陽子速度(β=0.725)によって決定さ れ 972MHz では 55.9mm となる。赤道平坦部(Lf)は、 多連空洞における端セルの周波数調整用として溶接 ビードの半幅程度の 2.5mm とした。アイリス部の楕円 は、セル間の結合をより強くするために平坦部を無くし 且つやや小さめの形状を選択し、短径(Ea)を 13mm、 長径(Eb)を 26 mm とした。赤道半径(Rc)を調整して、 共振周波数を 972MHz に一致させることにより、円弧 の半径(CR)が与えられる。空洞特性に対して大きな影 響を与えるアイリス半径(Rb)およびセル直線部の傾斜 角度(θ)を変数パラメータとして、空洞特性の形状依存 性を調べた。 図1、超伝導空洞の基本セル形状 2-1. 加速モード アイリス半径(Rb)を 40,45,50,55mm、およびセルの 傾 斜 角 度 (θ) を 75o,80o,85o と し た 場 合 に つ い て 、 SUPERFISH で計算された加速モードの主要な空洞 特性の形状依存性が図2に示される。ここで、最大表 面電界と加速電界の比(Esp/Eacc)、最大表面磁界と 加速電界の比(Hsp/Eacc)、シャントインピーダンスと Q 値の比(R/Q)、セル間結合係数などが超伝導空洞の設 計において重要な要因となる。どの図においても、Rb について著しい依存性を示しており、アイリス半径に対す る適切な設定が重要である。 −323−

Proceedings of the 25th Linear Accelerator Meeting in Japan (July 12-14, 2000, Himeji, Japan)

(2)

2 2.5 3 3.5 4 4.5 35 40 45 50 55 60 Esp/Eacc Esp/Eacc (75deg.) Esp/Eacc (80deg.) Esp/Eacc (85deg.) Esp/Eacc Rb [mm] θ θ θ= 80 o = 85o = 75o 40 45 50 55 60 65 70 35 40 45 50 55 60 Hsp/Eacc Hsp/Eacc (75deg.) Hsp/Eacc (80deg.) Hsp/Eacc (85deg.) Hsp/Eacc [Oe/MV/m] Rb [mm] θ θ θ = 80o = 85o = 75o 30 40 50 60 70 80 35 40 45 50 55 60 R/Q R/Q (75deg.) R/Q (80deg.) R/Q (85deg.) R/Q Rb [mm] θ θ θ = 80o = 85o = 75o [Ω] 1 2 3 4 5 6 35 40 45 50 55 60 Cell-to-cell Coupling K-% (75deg.) K-% (80deg.) K-% (85deg.) Cell-to-cell Coupling [%] Rb [mm] θ θ θ= 80 o = 85o = 75o 図2、主要な空洞特性の形状依存性 2-2. 高調波モード 空洞内を通過する粒子ビームにより誘起される高 調波のエネルギーを外部へ取り出すために、高調波結 合器が超伝導空洞のビームチューブ部分に取り付けら れる。特に多連空洞においては、高調波のエネルギー が中央セル附近に集中するトラップモード(図5参照) が存在すると、高調波結合器との良好な結合が得られ ない。超伝導では、空洞壁での高周波損失は小さく、 高調波のエネルギーはしだいに蓄積され増大し、ビー ム不安定性の原因となる。トラップモードは、高調波モ ードの混成(modeーmixing)によりパスバンドの周波数 差が小さくなり、エネルギーの流れである群速度 (Vg)が減少することにより発生する(すなわち、∆f~0 の とき、Vg=dω/dβ~0 となる)。したがって図3に示すよう に、単セルでの高調波モードのパスバンドの周波数特 性(図中の斜線部分)を0モードとπモードについて調 べることにより、トラップモードの発生を予想することが できる。ここでは、少なくともビームチューブでの遮断周 波数以下にあるトラップモードを避けることが重要であ る。a)Monopole では TM020 と TM011 とが、どの 800 1200 1600 2000 2400 2800 3200 35 40 45 50 55 60 Frequency [MHz] Rb [mm] TM010 ( ) TM020 (0) TM020 ( ) TM011 (0) TM011 ( ) ππππ ππππ θ θ θ θ ( = 80o) TM010 (0) TM0,(cut-off) a). ππππ 800 1200 1600 2000 2400 35 40 45 50 55 60 Frequency [MHz] Rb [mm] TM010 ( ) TE111 (0) TE111 ( ) TM110 (0) TM110 ( ) ππππ ππππ ππππ θ θ θ θ ( = 80o) TE1,(cut-off) b). 図3、高調波モードのパスバンドの周波数特性 a) Monopole-modes, b) Dipole-modes. アイリス径についても混成せず分離しており問題はな い。一方、b)Dipole では、アイリス径が 45mm 以上で TM110 と TE111 との間にモードの混成が起こり、 50mm 附近では0モードとπモードの周波数差がなくな りトラップモードの形成が予想される。したがってこの場 合、アイリス径を 45mm 以下に設定することが望ましい。 3、セル 3、セル 3、セル 3、セル形状の最適化形状の最適化形状の最適化形状の最適化 前節での計算結果に基づいて、以下の検討を行っ た。 • θ=75oでは、Hsp/Eacc が高いうえ、R/Q が低く、 他と比較して利点がない。 • Esp/Eacc < 3.0 では、Rb < 45 mm • Hsp/Eacc < 55 Oe/MV/m では、Rb < 46 mm

(3)

• セル間結合係数 > 2.5% では、 Rb > 43 mm • 高調波モードの混成によるトラップモードを避ける ためには、Rb < 45 mm • 機械強度については、定性的にθ=80oのほうが θ=85oより強い。 以上を総合的に判断することにより、最適セル形状を θ =80oおよび Rb=45mm とする。この中央セル形状を もつ 7 セル超伝導空洞の寸法および加速モードの電 気力線の分布を図4に示す。また、その空洞特性パラ メータを表1に示す。ここで提案された 7 セル超伝導空 洞ついて行われた機械的特性の評価[3]およびビーム 力学関係の計算[4]において特に大きな問題がないこと が確認された。 図4、972MHz, β=0.725, 7-cell 超伝導空洞 表1、空洞特性パラメータ Center-cell 7-cell Esp/Eacc 3.05 3.09 Hsp/Eacc 54.2 Oe/MV/m 55.5 Oe/MV/m

R/Q 54.7 Ω 382.5 Ω

geometrical factor 209.2 Ω 206.1 Ω cell/cell coupling 2.82 % --- transit time factor 0.775 0.716

field flatness --- 98.5 % (1/2モデルでの SUPERFISH による計算値) 4、高調波トラップモード 4、高調波トラップモード 4、高調波トラップモード 4、高調波トラップモード MAFIA で計算した高調波モードの電磁界分布の 例を図5に示す。a)の場合においては、電磁界強度が 端セルで著しく弱く、中央部分に集中したトラップモー ドになっている。アイリス半径を 45mm にすると b)に示 されるように、端セルでの電磁界強度が増加し、高調 波結合器との効率の良い結合が得られる。この場合、 高調波エネルギーと高調波結合器の位置での平均電 界強度から計算される外部 Q 値(Qext)として、2桁の 改善が見積られる。ここに図3における検討の確認がさ れた。 図5、トラップモードの改善 (TM110-π mode) a)アイリス半径 50mm, b)アイリス半径 45mm. 5、まとめ 5、まとめ 5、まとめ 5、まとめ 大強度陽子線形加速器用 972MHz,β=0.725, 7 セル超伝導空洞について、加速モードおよび高調波 モードの高周波特性に基づいて、適切な中央セル形 状の検討を行った。高調波トラップモードを考慮し、空 洞特性パラメータを総合的に判断した結果、アイリス半 径(Rb)を 45mm、セルの傾斜角度(θ)を 80oとする中 央セル形状が、最適な 7 セル超伝導空洞の1つとして 提案された。 参考文献

[1] A. Mosnier, “The Trapped Modes in a Multi-cell SC

Cavity”, Proc. of 1st TESLA Workshop, Cornell

University, Ithaca, NY, USA (1990) p501-519. [2] E. Kako, et al, “Initial Tests of L-band Niobium

Superconducting Cavities for Linear Collider

Application”, Proc. of 5th SRF Workshop, DESY,

Hamburg, Germany (1991) p751-757.

[3] K. Mukugi, et.al, “Mechanical Characteristics of 972

MHz Superconducting Cavities for High Intensity Proton LINAC”, in this conference.

参照

関連したドキュメント

To examine the expression of cell competition markers at the interface between normal and transformed epithelial cells, we focused on studying the p53 signature of the human

Treatment with CH11 caused a relocalization of the 681 antigen: signals were no longer detectable in the cell nucleus, and instead cell bodies, in particular the region near

In immunostaining of cytokeratin using monoclonal antibodies, the gold particles were scattered in the cytoplasm of the hepatocytes and biliary epithelial cells

After the cell divisions of the immediate sister cell and its daughter cells (figure 1a, the green cells), the gametophore apical stem cell divided again to produce a new

If the latter interpretation is the case, the observed rate of NAD incorporation in tissue sections may represent the varying maximal capacity of the cells to

Here, cell surface localization of MT1-MMP and activation of MMP-2 were clearly induced in mesothelioma cells even when expression of integrin 1 was substantially abolished..

The objectives of this study were to evaluate the formation of lymphvascular niches in lymph nodes of patients with oral squamous cell carcinoma (OSCC), and investigate the roles

Furthermore, administration of testosterone to female mice newly induces nuclear JunD/menin immunoreactivity in cells located in the proximal portions of the SD at 6-24 hrs,