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障害児をもつ父親、母親の児への認識の差に関する研究

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Academic year: 2021

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障害児をもつ父親、母親の児への認識の差に関する

研究

著者

村上 揚子

発行年

2003-03-27

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学 位 記 番 号: 修士第45号 氏 名 ( 本 籍 ): 村 上 揚 子(京都府) 学 位 の 種 類: 修士(看護学) 学位授与年月日: 平成15年3月27日 学 位 論 文 題 目: 障害児をもつ父親、母親の児への認識の差に関する研究 論 文 内 容 要 旨 <目的> 本研究では、障害児をもつ父親、母親が児に対して持っている認識の差を、 各々の立場から明らかにしていくことを目的とする。 <方法> 滋賀県内の重症心身障害児・者施設に入所及び通所する児の両親を対象に、 アンケート調査を行った。 調査票配布は、親の会を通じて、入所児の両親に対しては郵送法、適所児の 両親に対しては、適所施設の職員から家族に手渡してもらった。調査票は、研 究者に直接郵便にて返送してもらう形をとった。 <結果> 施設入所児の親261組、適所児の親68組の計329組に調査票を配布し、107組の 返送があった。そのうち、母親82名、父親76名を今回の分析対象とした。 父親、母親の心的態度、3つのサポートについて得点化し、各項目の平均値 をみたが、父親と母親における有意差はみられなかった。 そこで、親の思いに影響を及ぼすと予測される家族属性10項目と心的態度と の関連性をみたところ、いくつかの項目で関連性がみられた。 次に親の心的態度と、3つのソーシャルサポートの関連性をみたが、ここで も、いくつかの項目で関連性がみられた。 <考察> 障害児をもつ両親の心的態度では、父親、母親間で認識の差はみられなかっ たが、今回の対象者は、障害の診断を受け、施設に入所や通所を始めて10年以 上経過しているケースが大半だったため、両親ともに児の障害と一定向き合う ことができる段階に入っており、上記の結果になったものと考える。 親の心的態度と両親の状況との関連においては、父親は、一般に地域とのつ

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ながりは母親に比べて薄いと言われている。今回の調査からも、それが反映さ れる結果が導き出され、改めて父親と地域との関わりの必要性と、父親が会社 以外の社会を知る機会、活躍できる場が必要だということが示唆された。 親の心的態度とソーシャルサポートについては、実際の援助的行為を受ける ことが少なく、夫婦間調整を多く行っている父親は社会的孤立を強く認識して いることがわかった。 <総括> 今回の研究より、次の7つの結論が導き出された。 1.障害児を長期間養育している父親、母親の死への認識には差がなかった。 2.親の心的態度において、特にストレスを感じているのは、「社会的孤立」、 「家族和合の欠如」、「知的能力の制限」、「身体能力の制限」の4項目だっ た。 3.利用されたソーシャノレサポートの認識においても、父親、母親に差はな かった。 4.最も重要な家族サポートだと感じているのは、父親、母親ともに配偶者で あった。他に重要だと感じていたものは、子どものきょうだい、親の会、施設、 医療機関だった。 5.親の心的態度と家族属性の関連では、若年の児、男児、障害児が長子、重 複障害を持つ児、早期に診断を受けた児の父親は、「社会的孤立」を強く認識 していることがわかった。 6.親の心的態度とサポートとの関連は、実際の援助的行為を受けることが少 なく、夫婦問調整を多く行っている父親は社会的孤立を強く認識していること がわかった。 7.以上より、父親、母親が必要とする援助に対しての看護者の役割が見出せ た。

参照

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