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緑膿菌算出用液体培地における培養温度の影響について

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(1)Title. 緑膿菌算出用液体培地における培養温度の影響について. Author(s). 青井, 陽; 横田, 正義 . Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. C, 家庭・養護・体育編, 43(2): 65-73. Issue Date. 1993-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6718. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 平成5年3月. 3巻 第2号 北海道教育大学紀要 (第2部C) 第4. Ma h r c ,1993. l IC)Vo Sec 恒onl fEdu iけo fHo嘘顎doU国ve ( don( r s .2 .43 io凶事副o ,No. 緑膿薗算出用液体培地における培養温度の影響について 青. 陽o横. 井. 田. 正. 義. 北海道教育大学旭川分校保健学教室. fect 唖 lncubation Ef. Temperatures ⑪n Rec⑪Very. 唖. i or t甑e Med Ps躍 如鰯o鰯s 御〆“#雛ひ湖 面 鑓髭rem Liq血d Cul af 醤1 ion ofP. α好調部鷲osα u l n nerat l. Yoh A甑 鑓ld N1 asayos粒 YOKOTA r通園w暖Con fHe a d q i Dep 士頃en to ege ISc a ence a 1 ,As ,Ho嬬恋do fEd l 証繍昭1070 U匝ve i t a u鎚住on r s yo ,As. Abst 『act i dc l 山口u fPseudo Therecove1γ o oosa をom nat田園 dver wat ed垢 or五qu r e er wascomp姫r lnonasae削ぎd l 忌口va誼on temperat t i res i dd i i 鑑eren tc o位 (ACTB) r a導出e a 紅・ e med a were Ace桜回国debr med . Th , ASP鎚 f i 萱 f h d i 証 T t N i R K B 縦 D 髭 山 だ l o d bro t h(ASPB) 七 L i r ) 口 were a eso c va ono eac me um me mm の s o ‐ emper ,紅 o o l 口直edoutby 仕 l d4 C tProbab r e 32 C,37 C,al rprocedl= e Numbe e 間l os l z , . Thecolnp2唖sons werec 皿 f b l F d i せ ま i d r t a d i l t i i e oreve r s co o acy overprevous proce l 刀 「 es l y me wn, e mo wh ch was nprove naccmr ‐ 0 fP‐ae削ぎ t3γC recove b oosawasac誼eveda ;γ o ‐ Therecove ratesat32 C md 4 C wereinfedor i l a i medat37oC‐ At37oC, ma1山mu薫nrecovely ofP. ae・ to 化 l r u岸 nosa wasa t c誼evedbyACTB,f o - oseob l d ASPB l l owedbyDRKB a .. 緒. 言. ) 「 ・9 緑膿菌は生活廃水, 汚水, 遊泳用 プール水, 河川水等の水系環境中に広く分布しており7 れらの試料中に存在する緑膿菌を検出することは衛生公衆衛生学上重要な意味をもつ. 1 1 }お よ び D k の N lo培 ) ア ス パ ラ ギ ン ブイ ヨ ン (ASPB) ア セ トア ミ ド ブイ ヨ ン (ACTB) r ae o ,. 5 )の三種の液体培地は このような液体試料中に存在する緑膿菌を定性 定量的に分 地 (D鞭蝦) , , 離するために用いられてきた代表的な選択増殖培地である. これらの培地は窒素および炭素源を特 殊な有機化合物に制限することによって, 同時に存在している他の繭種の増殖を抑制し, 緑膿菌の (65).

(3) . 200. 青井. 陽・横田 正義. み が発 育 でき る よう に 工 夫 して いる.. )を用いて上記3種の培地の緑膿菌回収性能の比較を行ない 自然環境中に存在 私達は最確数法6 ,. する緑膿菌を回収する際にはどのような条件が最も良い成績を示すのかを見出そうとしてきた. 今 回, 試料の培養温度を比較的低温である3 2℃, 中温の37℃, 比較的高温の4 2℃に設定し緑膿菌の回 収成績を比較した‐ 比較の基準となる緑膿菌試料は自然界に自由に存在している菌株を用いること とし, 本菌が確実に検出されることが判明している河川水をその試料として用いた‐ 更に, それぞ れの培地で最も高い回収成績を示す温度における, 3種の培地の性能の比較を行なったので報告す る.. 材料および方法 1. 培 地 1 } ア ス パ ラ ギ ン ブイ ヨ ン 用 い た 培 地 は 以 下 の 通 り で あ る‐ ア セ トア ミ ドブイ ヨ ン (ACTB) ,. 1 ) Dr 5 ) NAC ブイヨン培地 (栄研化学株式会社; NACB) (AspB) k eの Nolo培地 (D細田) , a , , NAC寒天培地 (栄研化学株式会社; NACA) プ ブイ トリ トソイ ヨン ( 栄研化学株式会社 T S B) ; , 2. 最確数 (MPN) 法を用いた各液体培地間の緑膿菌回収能の比較 緑膿菌を含む試料として, 旭川市街における河川水を用いた‐ 2倍濃度に作成した, 各培地に等 量の河川水試料を接種した. 試料は, 10倍又は2倍段階希釈して接種した. 希釈-段階について使 用した試験管数は1 0~5 0本であった. 培養は3 2℃, 37℃, または4 2℃で行なった‐ 培養開始後4日 迄観察し, 細菌の発育を示した試験管からNAC寒天平板に継代して, 菌の発育の有無を調べた. 発 育 した コロニ ー につ いて, 各 種 の 生物 学 的 検 査 を お こ な い, オ キ シフ ァ ー ム チ ュ ー ブ(日 本 ロ シ ュ. 株式会社) によって, 最終的に緑膿菌その他と同定した‐ 緑膿菌を同定する際に行なった検査項目 は, 以 下 の 通 り で ある ; グ ラ ム 染 色, 42℃ 発 育, ブ ドウ 糖 OF 試 験, チ トク ロ ー ム オ キ シ ダ ー ゼ ,. アルギニン水解, アシルアミダーゼ試験, グルコン酸酸化, 運動性, ゼラチン液化, リシン脱炭酸, 乳 糖, 白 糖, キ シロ ー ス, マ ル トー ス, マ ンニ ッ ト, マ ニ トー ル, フ ェ ニ ルア ラ ニ ン, ク エ ン 酸 分. }の方法に従い NEC 解, イン ドール, 尿素および色素産生性. 最確数 (MI PN) の算出は西原ら8 , 8 0 -9 1コンピューターで行なっ た. 河川水中の一般細菌の培養は, トリプトソイ寒天培地を用いて 行 な っ た‐ ま た, 試 料 を 希 釈 しな け れ ばな らな い 際 に はフ ォ ス フ ェ イ トバ ッ フ ァ ー (PB PH 2) , を用いた. 試験管培養株はIF03080株 を用 い た‐. 3. サンプル採取場所 河川水試料の採取場所は, 旭川市緑橋付近における牛朱別川である‐ 当該地点は旭川市市街中心 部に位置していた. 採取季節は冬期, および夏期‐ 水温は冬期においては2~5℃, 夏期において は18~24℃ で あ っ た. 4. 検. 定. }によって行な た 回収成績の比較のための検定はCo c廠孤 の方法4 っ .. (66).

(4) . . 緑膿菌算出用液体培地の性能の比較・培養温度の影響 結. 201. 果. 表 1 に, TSB において3 7℃18時間培養した緑膿菌IF03 0 8 0株の, 各種緑膿菌用選択培地におけ. る回収成績を示す.用いた培地はアセトアミ ドブイヨン(ACTB) , ,アスパラギンブイヨン(ASPB) ブ Dr ake の NOIO培地(D旺 侶 ) , NAC ブイ ヨ ン(NACB)お よ び トリ プ チ ケ ー ス ソイ イ ヨ ン(TSB) で あ り 試 料 の 培 養 温 度 は32℃, 37℃ お よ び42℃ で あ っ た‐ 表 1 に 示 し た よう に ACTB, ASPB お よ び DRKB における回収成績と一般細菌用の増菌培地であるTSB における回収成績の間には, 培. 地および培養温度の違いによる相違は認められなかっ た‐ 一方 NACB における回収成績は上記4 2%であって, これらの成績の間には有意差が認められた. 種培地のそれに対して低く27~5 表1 実験室 至培養緑膿菌株に対する各種培地の算出能の比較 培地. A S PB. D RK B. T SB. 20. 32℃. loa}. 37℃. 10. 42℃. 10. 2-1. 2冊2. 10. 7. 9. 7. 9. 5. 2-3. 2-4. (/ml ). 1. 2.9025;7.1245 ] 4.5474 [. 32℃. 10. 7. 5. 1. 37℃. 10. 10. 5. 2. 2‐200 4;5.1 355 ] 3‐3616 [ 2.4462;5‐9588 ] 3‐8179 [. 42℃. 10. 7. 5. 2. ] 3.9604 [ 2.6234;5.9787. 32℃. 10. 9. 5. 0. 37℃. 10. 10. 5. 1. 2.2257;5.3831] 3.4614 [ ] 3.84 45 [ 2‐4605;6.oo69. 42℃. 10. 9. 6. 2. ] 3‐4654 [ 2.2274;5.3914. 10. 5. 2. 10. 10. 5. 3. 4.3494 [ 2.7990;6.7584 ] 4‐3158 [ 2.7809;6.6979 ]. 42℃. 10. 8. 5. 2. 2.4129;5・6529 3・6932 [ ]. 32℃. 9. 7. 3. o. 37℃. 9. 4. 4. o. ] l‐6855 [ 1.0433;2.7229 l‐3912 [ 0.8454;2‐2894]. 42℃. 9. 7. 2. 0. 1‐5646 [ 0.9585;2‐5540 ]. 接種菌数. n ;10. ※. -. 10. 37℃. . -. 32℃. ハ U ハ U( = V. N A CB. 温度. N 十 一ー. AC T B. MPN [上限値;下限値]. 接種試料容量 (ml ). 培養. [ 2 ] 3/ml ‐75±0 .2. 表 江 - 1 ~4 に ACTB における河川水中からの緑膿菌の回収成績を示す. 表亘-1および2 は,. 2℃, 3 2倍段階希釈試験管数50本, 試料培養温度3 7℃および42℃で得た成績, また表ロー3および 4は, 10倍段階希釈試験管数5 0本, 試料培養温度37℃および42℃の2段階で得た成績である. 表ロ ー1 およ び2 に示 した よう に, 37℃ に お ける 成 績 は28 gお よ び60 8と, 32℃ に お ‐810/loom .187月0om. ける 回 収成 績 の19.596/loomeお よ び45.697/loomeに比 べ て 高く, こ れ ら 二つ の 培 養 温 度 に お ける 回 収 成 績 に は 有 意 差 が 認 め ら れ た. ま た42℃ に お け る 回 収 成 績 は そ れ ぞ れ33 Bお よ び .728月0om 41 Bであ り, 37℃ に お ける 回 収 成 績 は42℃ に 比べ て も ほ ぼ等 しい か ま た は高 い 回 収 成 績 を .085/loom 示 した‐ 32℃ にお ける 回 収 成 績 は42℃ に 対 して も 低 い か, 又 は ほ ぼ同 等 の 成 績 で あ っ た. 表 ロ ー 3. および4に, 試料培養温度を37℃および4 2℃の2種とした際の緑膿菌の回収成績の比較を示した‐ ここに示したように表ロー1および2同様, 37℃での回収成績は42℃に比べ高い傾向が見られてい (67 ).

(5) . . 202. 青井. 陽・横田 正義. 表韮一1~4 ACTBの河川水 (牛朱別」= ) 中緑膿菌に対する培養温温度の違いによる算出能の比較. 表 江 一1. 培地 A C TB. 1991‐1.17. 培養. 接種試料容量 (m). 温度. 22. 21. MPN [上限値;下限値]. 20. 2-1. 2-2. (/looml ). 32℃. 25. 19. 5. 5. 6. 31. 30. 10. 4. 4. 19‐596 [ ] 15.166;25‐320 28・810 [ 22‐971;36・133]. ※※. 37℃ 42℃. 35. 21. ・6. 1〇. 8. 33‐728 [ 27・24・;41-76O]. NS. 5/m 一般細菌数 3 2℃ [ 1 ] ×1 8±0‐1 0 0 l .0 4 7℃ [ 7 3 5±1‐o 6 ] ×1 0 /m1 ‐2. n =50. 美 江- 2 1990‐11.13. 培地. 培養. 接種試料容量 (m) 22. 温度. 21. 20. A C T B義一 三一. MPN [上限値;下限値]. 2-1. 2一. (/looml ). キ ーー喜 憂 露 雲 霧鴛N s 4/m 一般細菌数 3 2℃ [ 8.6 0土0.0 4 ] ×1 0 l. n =50. 5/ ー 37℃ [ 1‐22±o.o5] ×10 m. 表 虹-3 1991.12.2. 培地 ACTB. 培養 温度. 接種試料容量 (ml ). MPN [上限値;下限値]. loo. (/looml ). l lo. lo一. N s 量 奏 者 ; 8選 者器量 g 1 奏覧翻丁 4/ 1 一 般細 菌 数 32℃ [ 1.90±o.o5] ×10 m. n =50. 3/ml 37℃ [ 3. 5 8±1. 45 ] ×10. 表1 1一 4 1991.12‐10. 培地 A CT B. n =50. 培養 温度. 接種霊鏡斗容量 ( ) ml. MPN [上限値;下限値]. 0 10. (/looml ). 1 10. 10-!. s g i i ;驚義葺訂N 憂 ぎ l l 畳藁葺 5/ 1 一 般細菌 数 32℃ [ 5‐83±0.14] ×10 m. 4/皿 37℃ [ 1‐ 19±o 2 3 ] ×10 .. る. ただしこれらの実験ではこの2つの培養温度における両者の成績の間には有意差は認められな か っ た‐. 表m-1および2にASPB における河川水中からの緑膿菌の回収成績を示す‐ 表皿-1は2倍段 階希釈,表順一2は10倍段階希釈,一希釈当たりの試験管数はともに50本であり,試料培養温度32℃, 37℃ およ び42℃ で 得 た 成 績 を 示 す‐ 37℃ に お ける 回 収 成 績 はそ れ ぞ れ12 βと ‐137お よ び13 ‐008/loom. 2℃における成績4 8月o om 0 いずれの場合にも最大値を示し, 3 4および5 βとの間には明らかな差 ‐57 .0 ) (68.

(6) . . 203. 緑膿繭算出用液体培地の性能の比較・培養温度の影響 表m-1~2 ASPBの河川水中 (牛朱別j=) 緑膿菌に対する培養温度の違いによる算出能の比較. 1990.9.28. 表 皿-1. 温度. MPN [上限値;下限値]. ) 接種詐緋斗容量 (m l. 培養. ふ. 24. 23. 22. 21. 20. (/looml ). ※ ※ ※ A S P 丁 鵠 議 ョ l 凝 g ※ } ラ …喜 憂 l i l l 4. 2.803 [ 2.o37; 3.857]. 5/ml 一般細菌数 3 2℃ [ 2 7土0-0 8 ] ×1 0 ‐0 5/ml 4 2 3 0 5 士 o o ] × 1 0 7℃ [ . .. n ;50. 表 m -2 1991.10.28. 温度. MPN [上限値;下 限値]. 接種試料容量 (ml ). 培養. 培地. l lo. loo. A s p 三I ≦… =. lo-1. (/looml ). ※ 豪麗聯麗E計 5/ 1 一 般細 菌 数 32℃ [ 3‐50±o.99] ×10 m 4 37℃ [7‐85±o‐92] ×10 /ml. n =50. gで あ っ て, 37℃ に お ける が認 め られ た. ま た42℃ に お ける 回 収 成 績 は, 2 ‐803お よ び10 ‐764月oom. 回収成績よりも低かった. ‐一 1 ~ 3 に DR 表W I窺 における回収成績を示す‐ 表W一 目ま2倍段階希釈, 表W-2および3 2℃, 37℃お 0本で実験した成績である. 試料培養温度は3 は10倍段階希釈で, 試験管数はそれぞれ5 よ び42℃ で あ っ た. 表 W - 1 ~ 3 に 示 す よ う に, 37℃ に お け る 回 収 成 績 は20 .227 .674お よ び , 19 び 収 成 よ 0 1 8 0 も高 い 回 績 を 示 し, お る 成 の1 8 0 7 3 0 0 0お /mo βよ り 3 2℃ に け 績 4 16 6 5 5 / l o o βと m m , ‐ ‐ ,. ‐. 2℃における回収成績 いずれの 場合にも有意差 が認められた. 同様に37℃ における回収成績は, 4 16 ,れ た の は .247月0om8と 比 較 し て も 高 い 傾 向 が あ っ た‐ だ が 有 意 差 が 認 め ら ‐824 ‐686お よ び12 ,3 1例 のみ で あ っ た‐ =) 細膿菌に対する培養温度の違いによる算出能の比較 表Wーi~3 DRKBの河川水中 (牛朱別」 r-1 表N. 1990‐lo.13. 接種試料容量 (ml ). 培養. 培地. 温度. 21. 20. 2-i. MPN [上限値;下限値] 2-2. (/looml ). DRKB. I I 選 も蕃i l誓 言ー滋 1 孝 養 ] 寸 十 三 N s. n =50. 5/ 1 一般 細 菌 数 32℃ [ 1.14±o‐11] ×10 m 4 37℃ [ 5‐35±1.34] ×10 /mi. ( 69).

(7) . . . 青井. 204. 陽・横田 正義. 表 W一 2 1991.10.17. 培養. 培地 D RK B. MPN [上限値;下限値]. 接種試料容量 (ml ). 温度. l lo. o lo. lo冊1. 32℃. 6. 5. 0. (/looml ) 3,ooo [1‐659; 5.424]. ※ ※ 濯 ぎ 鵠 1 1 ム ー題さE 誓 言 【 1 1聖霊汀※ 5/m -殉磯田菌 数 32℃ [ ] ×10 2.76±0‐o5. n =50. 5/ml 1. 1 ] ×10 37℃ [ 26±o‐ 9. ‐一3 1991 11 11 表N . ‐. 接種試料容量 (ml ). MPN [上限値;下限値]. 温度. l lo. o lo. lo-1. (/looml ). 32℃. o. l. o. 培養. 培地 D R KB. o.180 [o・o25; 1-278]. 4/ 1 一般細 菌 数 32℃ [ 1.30±0.49] ×10 m 3/ l 37℃ [ 2.30±o.64] ×10 m. n =50. 表V-1および2にACTB, ASPB およびD細田 の3種の培地間の回収成績の比較を示した‐ 表V- ”こついては各培地につき, 試料培養温度3 2℃, 37℃および4 2℃で比較した成績を, 表V- 2では37℃のみでの比較を示した. 試料の希釈は2倍段階であり, 表V-1には一希釈当たり試験 管数1 0本で測定した成績を, また表Vー2には試験管数2 0本での成績を示す.. 各種培地の河川水中 (牛朱別川;199 0‐2. 10 ) 緑膿菌に対する培養温度の違いによる算出能の比較. 表V-1. 接種試料容量 (ml ). 培養. 培地. 温度. 21. 20. MPN [上限値;下限値]. 2冊1. 2『2. (/looml ) ( \ ). ACTB. 22. -. を { I ; 8 3 享 ; ≧ 驚喜 墓E鰯雲蔓驚かs 42℃. 10. 42℃ D RK B. 1. 7. 5. 4. ≧. ;. 1. 5. 4. 2. ・56・948 [ 101・067;2 43-7241. 孝 ふき g 霊祭駕篭 g轟け※ 三 1. NS -. AsPB I ; を , Z. 10. 19‐338 [11・199; 33・392 ]. 童謡 言キー = 一喜-- … 一 一般. =10 1 1=. (70). 4/ 1 9.10±○.11] > く10 細 菌 数 32℃ [ m 4 37℃ [ 6.59土O.05] X10 / 皿.

(8) . 緑膿菌算出用液体培地の性能の比較・培養温度の影響. 205. 1 17 ) 緑膿菌に対する算出能の比較 表V-2 37℃における各種培地の河川水中 (牛朱別川;199 ‐1‐ MPN [上限値;下限値]. ) 接種試料容量 (ml. 培地. 23. ACTB. 19. 19. 8. AS P B. 14. 14. DRKB. 17. 13. 22. 20. 2冊1. 12. 7. 4. 32.689;59‐653] 争L159 [ 27.723 [ 20.681;37.164]. 13. 8. 5. & 1 25.8 i ; 6;46- 3 4 3 09o 0] ‐o .508 [. 21. 7. (/loom. ) ※ NS. 4/m1 一般細菌数 3 2℃ [ 0 4‐ 6 5±1.o 6 ] ×1. 1 1=20. 3/ 1 37℃ [ 6.65±o‐92] ×10 m. [注] a) 緑巌菌分離陽性言鵜灸管数;試涛乎接種影 刻庚管数はn=で表示した NS :No i f i i ts t; 1 can g ロ ※ :P<o-05; ※ ※ :P<○‐ol ※※ ※ :P<○‐ool. 表 V - 1 に 示 し た よ う に, ASPB お よ び DRKB で は37℃ に お け る 回 収 成 績 が100 ‐129お よ び. 2℃および42℃ における成績に比較して有意差 が認められた‐ ま / 12 4 1 loom 8と最大値を示し, 3 ‐43 8と ほ ぼ等 し た ACTB に お い て は37℃ お よ び42℃ に お け る 回 収 成 績 は162 ‐948/loom ‐972お よ び156 く, 一 方32℃ にお ける 成 績 はこ れ ら にく らべ て 低 か っ た. た だ し こ れ ら の 成 績 の 間 に 有 意 差 は認 め ら れ な か っ た‐ ま た 3 者の培地 の間で最大の回収成績を示 したの は, ACTB で あ り D細くB ,. 7℃であった. 同様の成績を表V-2に示す‐ ACTB ASPB がこれに次いだ‐ 培養温度はいずれも3 eの 約1 にお ける 回 収成 績 は44 eと 最 も低 い ASPB の 成 績27 ‐6倍 で あ っ た. ‐159月oom .723/loom. 察. 考. 私達は従来一般的に用いられてきた緑膿菌の分離定量用液体増菌培地のうちでどの培地 が最も優 れているのか, また分離に際してはどのような条件が最もよいのかを, 比較検討の手段として最確. ) 比 較 を 行 な た 培 地 は S園nd d M m d for 批 E 3 o , ,l 数 法 を 用 い て 解 明 し よ う と し て き た2 a r e os e っ . l ) fWa t t t an血abono erand Wa s ewa er に 採 用 さ れ て い る ア セ トア ミ ド ブイ ヨ ン (ACTB) およびア. ・〈用いら 60~1 9 スパラギンブイヨン (ASPB) 70年代に水系環境からの緑膿菌分離用としてよ , 19 れていたDr O培地 (D旺僅) keの NOI a , また参考として発育阻害物質を添加することによって分 離能を高めた NAC ブイヨン (NACB) である. これらの培地は窒素および炭素源に特殊な有機化合物を用いることにより, あるいは抗菌物質を 添加し他の菌種の発育を強く阻害することにより, 緑膿菌を選択的に発育させようとしている. だ が自然界の水系環境中の細菌集団は非常に複雑であり, 多様な栄養要求を示す多種類の菌によって 構成されていて, これらの培地を用いて緑膿菌の分離実験を行なう際には緑膿菌以外の菌種が高頻 度 に 分 離 さ れ て く る. そ の 代 表 的 な 菌 種 は Pseudomona sauorescens で あ り, こ の 菌 は緑 膿 菌 の 定. 量に際して緑膿菌の検出を妨害するものと考えられる‐ 緑膿菌は蛍光を発する Pseudomonas の 中 では例外的に比較的高温で増殖を行なう菌種であり, 一方Ps eud omon a sauorescens は低温でより よく発育する性質がある.前回の研究で我々は4段階に温度を設定して河川水試料の培養を行ない, 2 5℃での河川水中級膿菌の回収成績はこれよりも高温での分離には劣ると思われる成績を得た21 そこで今回我々 は上記3種の培地について緑膿菌と他のPs domo eu n a s属細菌との鑑別に用いられ 2℃を設定して河川水試料の培 る温度である42℃, 一般的培養温度である37℃, これらよりも低い3 (7 1).

(9) . 206. 陽・横田 正義. 青井. 養を行ない, 緑膿菌の回収成績に培養温度による差異が現れるか否かをより精密に検討しようとし た.. 一般細菌用増菌培地であるTSBを用いて37℃18時間培養した緑膿菌では, 回収成績に各培地間 につ い て も, ま た 培 養 温 度 につ いて も 大 き な 差 異 は認 め ら れ な か っ た‐ た だ し NACB に お ける 回. 収成績はすべての培養温度で他の培地よりも低く, 約1/4~1/2の回収率となっ た‐ NACB は 合成培地に培養した細胞に対しても弱いながらある程度の発育阻害作用を有していると思われる. 以前の研究では河川水を用いた実験ではNACB による緑膿菌回収成績は他の培地によるものより も大きく劣ることが示されていて, 自然界における緑膿菌を対象とした分離定量用の培地としては ) し た が て こ れ 以 降 の 実 験 で は ACTB 不 向 き で あ る と思 わ れ る2 っ . , ASPB お よ び D旺 狙 の 3 種. の培地について緑膿菌回収能力を比較検討した‐ 2℃での成績は 河川水試料を用いて検討したところ, 使用した3種の培地のほぼすべてにおいて3 37℃ お よ び42℃ に 比 べ て 劣 る 成 績 が 得 ら れ た‐ こ れ は低 温 を 好 む Pseudomonasauor escens の 増 殖. により緑膿菌の発育が桔抗的に抑制された結果なのであるうと考えている. また以前行なった実験 ) 河川 5℃における緑膿菌の回収成績 は他の温度にくらべて劣る傾向にあった2 では河川水からの2 . 水湖沼水等の自然環境中に存在する細菌の大部分は低温細菌であると考えられており, 今回実験に 2℃で発育する菌数は37℃発育 用いた河川水中でも, トリ プチケースソイ寒天を用いた塗沫法では3 2℃での回収に影響を与えるのかもしれない. 菌数よりも多く存在していた‐ このことも3 また4 2℃培養の成績も3 7℃に比べると同程度か又は劣っていて以前の実験で得られたと同様の成 績であった‐ 近縁種の発育を抑制するこのような高温培養での回収成績が中温度での培養にくらべ てかならずしも高くはないという結果が生じたことの原因は不明である. が, 前回の実験では抗生 物質を加えることによって選択能を与えた NACB による河川水からの緑膿繭回収成績は他の培地 にくらべて著しく低く, その低下は合成培地培養実験室株を用いたよりも強く現れていて, 河川水 試料中に存在する緑膿菌細胞は, 試験管培養細胞とは異なった性状を有しているのではないかと思 われる. 以上の結果から比較した3段階の温度では用いた各培地に共通して3 7℃培養が最も優れて いる と考 え ら れる‐. また37℃ に培養温度を固定して3種の培地の比較を行なっ たところ ACTB が最高の値を示し D鞭窺 , ASPB が こ れ に 次 い だ. ACTB の 成 績 は最 低 の 成 績 であ っ た ASPB の約1 ‐5倍 程 度 と な っ. た. 以上の成績から河川水中に存在する緑膿菌を定性定量する際にはACTB を用いた3 7℃培養が 最も優れていると思われるがこれについては今後更に詳しい検討を加えて行こうと考えている.. 要. 約. 3種類の培地を用いて河川水中の緑膿菌の回収における試料培養温度の影響を調べた. 用いた培 地 はア セ トア ミ ドブイ ヨ ン (ACTB) ake の NOIO培 , ア ス パ ラ ギ ン ブイ ヨ ン (ASPB) お よ び Dr. 地 (DRI鍋) であっ た‐ 比較は最確数法によっ て行なった. 最も高い回収成績を示した温度は各 培地 共通 して37℃ だ っ た. 32℃ お よ び42℃ で の成 績 は37℃ の 成 績 よ り も 低 か っ た‐ 37℃ に お いて 最 も高 い成 績 を 示 した の は ACTB で あ り D鞭(B, ASPB がこ れ に 次 い だ.. (72).

(10) . 緑膿菌算出用液体培地の性能の比較・培養温度の影響. 引. 踊. 文. 207. 献. 1) 紅ロenc 1 b= hAS (遊don anP I cH‘遡t s o 16m ed i ns加“如糊 賜疏吻禽元γ 陶 E期伽ま解放粥 げ 粥瞬けα ,〆 朝僻Z bon ) .l ewα卿 ( , Ed i b恥 He l d hAs i w h 面 D l C 9 8 G狐 音ロ 1 5 8 8 0 ÷ 8 8 a soc a口on ( ) 2 a s o n g t .byAgne P . . . , .‐. 2) 青井 陽, 横田正義 ( 1 9 9 1 ) 緑膿菌算出用液体培地の性能の比較‐ 北海道教育大学紀要 (第n部C) 4 9- ) ( 1 , 2 ,8 100 ・ 3) BeuC ねa 1976 fme tL (鯨 角rmer )Sw i畑牡ono fhea r vayo t e s us c - sセe s sed 湾ああP解凍幽醐o汐加婚.′ ‐R ‐( ‐A粋‘ .β叱勿旬‘ . , 40 5 3 ÷ 6 0 ‐ , 4) Coc脳an W ‘ :鎚 den i desby me f菌e‘侭l tPr b l s anso os b oba eN ‐G‐(1950) Es誼=隠亘onofbacta t m n er.β鰯粥鱗鴎 6 , 105÷ 116 . 5) Dr 1966 l f(粗t )Ev d陵 免r 徳ei ake C r l a fPs粥汝鰯札伽榔 徳留夢効sα 猛8〆肋 uabono u e me so adonandenmn e r adono ‐H.( 上々わ 1 3 〇 ÷ 1 9 .sd . ‐・ ,, l 6) Ha i l 1933 fs蝕むc vo r )Appn慌dono son H‐0‐ & Z r N.R l eg e i l t fde st op r ob ems 印ba 1血g c e l o t o anso .( eヰ gy .1 . A me bac l l t t hod ′ βααのめZ e鷹司po 21 a檀onby化 e山腹□onme pu - - ,25 ,101一1 7) Hoa l d P i d ey A W ロ 【 毎 s z mp 詞ひ ” 鰯 伽硲 n t 鍵 辱 s c ew a 伽 r U ” 姥 物 e s 卿 鰯帥 鯛榔 解離夢効sα βc . ;〆 錦鈍感 α晒ゑ嬢籾ご D無# ‐ M R a P B k N のめ晩銘α数脚,Ed Y k( t 紅聡 V 1 9 7 7 3 1 5 7 v e n ) i r e s s o o s w e o r 一 .byYo P . ‐ ‐ . ,. 8) 西原 力 他 ( 19 8 6 ) マイクロコンピューターによる最確数の計算‐ 衛生化学,3 2 2 6一2 2 8 . ,2 . a印eF 9) 醐b l h l i demi l ee c o o鰯 andep fPs o ogyo 血P の 隙 g “承鰯尻 鯛郡 解忽拶彰o ‐S .1 s α b 伽郡 僻溜拶鰯s α a故L ‐ s解 ysa ‐Ed ‐b ‐ D.H組 a l b五 1979 ÷51 l sHube rl )P she r s l n( ‐31 ‐ ,Be. dge E 10 ) Ri fs 1970 t so l )E掻eC i a b l t f凡2 o 1 me 孟 z uen t suponV ec o t u ] so 0 o彰に勿ブ 承れ o .H.( ’ c oα泌粥./ ひ弱OL . Ge“ .A弾Z . 既た〆 , 16 . ,189÷192. 3 (7 ).

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