Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College,
Available from http://ir.tdc.ac.jp/
Title
東京歯科大学口腔がんセンターのさらなる発展に期待す
る
Author(s)
髙野, 伸夫
Journal
歯科学報, 116(5): 382-382
URL
http://hdl.handle.net/10130/4133
Right
Description
382 学 会 講 演 抄 録
特 別 講 演 2
東京歯科大学口腔がんセンターのさらなる発展に期待する
東京歯科大学口腔がんセンター長
髙野 伸夫
口腔がんの手術は再建外科の発展により顎顔面に変形を残すことが少なくなった。そのため十分な安全域を
確保した切除が施行されるようになり,治療成績も向上した。しかし背景に重度な基礎疾患を伴うような場合
には,その対応をしない限り予定した切除手術が施行できず,満足すべき結果が得られない。また進行癌では
手術が不可能なものや,手術を施行してもその制御が困難で放射線治療に頼らざるを得ないもの,あるいは遠
隔転移をきたしその後の治療に苦慮する症例も少なくない。したがって患者に対し安全で質の高い医療を提供
するためには総合病院における専門的医療が必要になる。
このようなことから,口腔がんセンターが平成17年に東京歯科大学市川総合病院内に設立され,10年が経過
した。東京歯科大学における口腔がん治療のためのセンター機能を有する施設として,市川総合病院の多くの
診療科からの協力を得ながら包括的な医療を提供している。そのため年を追うごとに症例数や手術数は増加
し,現在では東京歯科大学にとってかけがえのない施設になっている。ここまで発展したのは設立から現在に
至るまでに関係された多くの方々の不断の努力があってのことと深く感謝している。私は東京歯科大学口腔が
んセンターに赴任してまだ日は浅いが,これまで10年間の当施設における実績にふれるとともに,最近の治療
体系について報告しておきたい。
今後,この東京歯科大学口腔がんセンターがさらに発展することを願っている。
≪プロフィール≫ 平成22年6月 東京歯科大学千葉病院病院長
平成25年6月 東京歯科大学口腔がんセンター長(東京
歯科大学千葉病院口腔外科兼務)
<資 格>
日本口腔外科学会専門医(第135号)
日本口腔外科学会指導医(第335号)
日本がん治療認定医機構暫定教育医(歯科口腔外科,第
098242号)
<略 歴> 日本口腔検査学会認定医(第21号)
昭和51年3月 東京歯科大学卒業 日本口腔腫瘍学会暫定口腔がん指導医(第13035号)
昭和51年4月 東京歯科大学大学院歯学研究科(口腔外
科学専攻)入学
<所属学会>(平成28年5月現在)
昭和55年10月 東京歯科大学大学院歯学研究科(口腔外 東京歯科大学学会(評議員)
科学専攻)修了 日本口腔外科学会(評議員)
昭和55年11月 東京歯科大学口腔外科学第2講座助手 日本口蓋裂学会(評議員)
平成5年1月 東京歯科大学口腔外科学第2講座講師 日本顎変形症学会(理事)
平成5年4月 東京都立府中病院歯科口腔外科医長 日本頭頸部癌学会
平成8年6月 東京歯科大学口腔外科学第2講座助教授 日本口腔腫瘍学会
平成8年7月 東京都立大塚病院口腔科指定医長 日本顎顔面外傷学会(評議員)
平成13年7月 東京都立大塚病院口腔科部長 日本歯科薬物療法学会 など
平成17年4月 東京歯科大学口腔外科学講座教授
― 38 ―