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別紙標準様式(第7条関係)
会 議 録
会 議 の 名 称 平成26年度第2回枚方市社会福祉審議会地域福祉専門分科会 開 催 日 時 平成26年6月27日(金) 13時 00分から 15時 00分まで 開 催 場 所 ラポールひらかた 3階 研修室1 出 席 者 岡﨑成子委員、小西輝夫委員、島野文男委員、田中眞澄委員、 所めぐみ委員、冨田朝己委員、永田祐委員 欠 席 者 田中昭導委員 案 件 名 1.第2期計画の検証について 提 出 さ れ た 資 料 等 の 名 称 1.地域福祉計画事業一覧表(第2期) 2.第2期地域福祉計画の総括(案)【基本方向別総括】【重点充 実事項別総括】 3.事業別実績(基本方向別)(案) 4.統計資料 5.社会情勢を取り巻く課題 6.地域福祉計画(第2期)の進行管理と平成 25 年度の進捗状況 について(案) 決 定 事 項 第2期地域福祉計画の総括として審議した今回の内容については、第 3期計画の骨子案を検討するうえで反映させる。 会議の公開、非公開の別 及 び 非 公 開 の 理 由 公開 会議録の公表、非公表の 別及び非公表の理由 公表 傍 聴 者 の 数 2名 所 管 部 署 ( 事 務 局 ) 福祉部 福祉総務課2 審 議 内 容 発言者 発言の要旨 会 長 会 長 事 務 局 会 長 事 務 局 会 長 事 務 局 ただいまから平成26年度第2回社会福祉審議会地域福祉専門分科会 を開催させていただきます。早速ではございますが、開催に当たりまして、 山口福祉部長よりご挨拶をお願いいたします。 <福祉部長挨拶> それでは、まず本日の審議会の委員の出席状況につきまして、事務局 から報告をお願いいたします。 ただいまの出席委員は7名でございます。委員定数8名のうち、2分の1 以上の出席をいただいておりますので、枚方市社会福祉審議会条例第1 0条第5項が準用いたします同条例第7条第3項の規定によりまして、本分 科会は成立しております。以上報告いたします。 次に本日の傍聴者について、事務局から報告をお願いいたします。 傍聴者数は、ただいま1名となっております。事前の申請によりまして、 後ほど1名がご出席されるということで聞いております。以上です。 それでは案件の審議を行っていきたいと思います。前回の審議では、 法律上の地域福祉計画の位置づけ、策定のスケジュール等について確認 をさせていただきましたが、本日は第2期の地域福祉計画の検証を行って いきたいと思います。事務局からご説明をお願いします。 <資料確認> 資料に基づきまして説明させていただきます。第2期地域福祉計画は、 4つの重点課題ごとに基本方向を設定し、さらに、その基本方向ごとに政 策目標を設定した全100事業からなるものです。 資料1につきましては、地域福祉計画の事業をまとめているものでござ います。 資料2を一旦飛ばしまして、資料3は、基本方向ごとに個別の事業につ いての事業の概要、平成22年度から25年度までの実績、そして25年度 の課題、26年度の取り組みの方向性について記載をさせていただいてお ります。
3 資料2は、資料3を要約させていただいたものでございます。本日は個 別事業についてご説明をさせていただきますと、かなり時間を要してしまい ますので、資料2をもとに説明をさせていただきます。なお、資料4は、枚 方市の統計資料、資料5は、昨今の法改正等について記載したものでご ざいます。 資料2をご覧ください。基本方向別総括といたしまして、「誰もが地域と つながりをもてる地域社会」についてですが、この基本方向は、全8事業か らなる項目でございます。基本方向は、地域の住民や校区コミュニティ協 議会などの団体、事業者、行政が連携したネットワークづくりがこの項目の 主な内容としています。主な事業の実績としましては、各校区コミュニティ 協議会の活動補助金、また地域が主体的に取り組む事業に対して、地域 づくりデザイン事業として補助金の交付、また子育て家庭の見守り、虐待 防止ネットワークの一環として、関係機関の実務者が学期ごとに集まり、連 絡会議で管理する全てのケースについて現状確認、援助方向の決定など の取り組みを行っています。 課題ですが、要援護者を初めとする支援を必要とする人への地域の見 守り、声かけにつきましては、地域でのネットワークの形成、強化が益々重 要となる一方、自治会の加入率も減少傾向にあること、また災害時要援護 者の支援事業についても、平成25年度から事業の運用の見直しをさせて いただき、これまで民生委員を中心とした地域での要援護者支援の事業 の運営から、地域全体で要援護者支援が行えるよう地域でルールを決め ていただくという形の運用に変更させていただきました。しかしながら、地 域での要援護者の支援体制については、まだまだ全体で整っているという 状況には至っていない状況となっています。 続きまして、「様々な団体の連携で地域福祉が展開されている地域社 会」です。この項目は48事業で構成しています。基本方向は、住民や団 体など地域福祉活動への住民参加の促進に関する取り組みを主な内容と しています。主な実績ですが、民生委員児童委員の活動費、研修実施の 支援、手話や要約筆記等のボランティアの養成の実施、また団体支援とい たしましては、ファミリーサポートセンターや老人クラブ、シルバー人材セン ター、ひらかたNPOセンター等の運営支援を行っています。また、昨年度 からは、外国人や聴覚障害者が安心して医療機関を受診できるよう、医療 通訳士登録派遣制度の創設を目指して、養成講座を実施し、今年度から 制度の運用を開始しています。 課題としましては、よく言われていることですが、地域で活動される団体 やボランティアでは指導者や協力者が不足していること、また、研修や講 座についても参加者が固定化してしまうことなどがあります。 続きまして、「誰もが困ったときに、身近なところで支援を受けられる地域
4 社会」についてですが、基本方向は福祉サービスの充実、直接な福祉サ ービスの利用の促進を主な内容としています。実績として、障害者相談支 援センターや地域子育て支援拠点、いきいきネット相談支援センター等、 各専門分野ごとに開設している相談支援センターでの相談事業を実施し ています。 課題ですが、分野別に各相談支援センターを設置していますが、センタ ーによっては市民の認知度がまだまだ十分ではないこと、またそれぞれの センターに寄せられる相談内容も複雑化し、1つの家庭の中で複数の課 題を有する世帯があるなど、複数の相談機関がかかわる事例も多くなって いることがあります。そのため、相談機関同士の連携を深め、切れ目のな い支援を行っていくためのネットワークの充実が益々必要になってきます。 最後ですが、「共に生き、育む地域社会」ですが、この項目は権利擁護 に関することを主な内容としています。実績としては、判断能力が十分でな い高齢者や障害者ご本人、また配偶者、親族による成年後見の申し立て が期待できない方へ、市長より後見開始の審判請求や金銭管理、福祉オ ンブズパーソンによる苦情相談の実施、また人権にかかわる各種講座や 啓発事業の実施などを行っております。 課題としては、福祉オンブズパーソンへの相談件数が少ないことがあり ます。人権にかかる各種の研修につきましても、多くの方に関心を持って もらえる講座の内容となるよう企画することや、その周知の方法などを課題 として考えています。 重点充実事項別総括をご覧下さい。第2期の計画では、さらなる地域福 祉の推進に向けまして、「市役所庁内の連携」「各相談機関窓口の連携及 び充実」「まちのバリアフリー化の促進」「役割と責任」についての4つを重 点充実事項として設定をしています。 重点充実事項別の視点からの取り組みの総括としまして、「市役所庁内 の連携」ですが、実績としては、児童虐待防止のための関係部署で構成し ます「枚方市児童虐待問題連絡会議」を組織し、虐待の早期発見、早期 対応に取り組んだこと、また、小中学校、幼稚園、保育所関係者、PTA、 自治会、青少年団体など地域教育関係者で構成する地域教育協議会の 運営、食育推進の観点からも、保育所や幼稚園、学校などと連携した「枚 方市食育推進ネットワーク会議」、先ほど説明いたしました判断能力が十 分でない方への市長による審判請求の必要性について、庁内関係課で構 成する成年後見制度審査会等々で審議をしております。 課題ですが、特に昨今引きこもりや災害時要援護者の避難支援、生活 困窮者の支援などの関連法が施行、改正され、従前の組織だけでは対応 しきれない、組織を横断するさまざまな相談や課題が多くなっています。そ のため、市役所庁内の連携は今後益々重要なものとなっています。
5 会 長 「各相談窓口の連係及び充実」についてですが、実績として、各専門相 談機関での専門相談の実施をしていますが、専門機関については市民の 認知度が十分でない事業もあります。複数の相談機関を横断する相談課 題が多くなっていることからも、連携というのは重要な部分であると考えて います。 「まちのバリアフリー化の促進」ですが、バリアフリー化については、平成 17年3月に策定した「枚方市交通バリアフリー構想」に基づき、平成25年 度までに村野駅を除く市内11の駅のバリアフリー化が完了し、残る村野駅 につきましても本年度完了する見込みとなっています。その他、公共施設 においても、施設の更新等の際に多目的トイレを設置するなど、バリアフリ ー化の推進を図っているところです。 課題としましては、「交通バリアフリー基本構想」に基づくバリアフリー化 はおおむね完了していますが、移動制約者の利便性向上のための福祉 移送サービスの共同配車事業について、移送登録ボランティアの数が増 えていないことから、結果として利用者のニーズに対応しきれない状況に あります。 最後に「役割と責任」ですが、地域福祉の推進は行政だけでなく、市 民、事業者がそれぞれの役割と責任のもとに連携することで、その推進が 図れます。枚方市社会福祉協議会が策定した「第4次地域福祉活動計 画」との連携はまさに地域福祉推進の一助となるもので、地域福祉につい て考えるきっかけとなるための地域福祉シンポジウムを平成23年7月に社 会福祉協議会と共催し、コミュニティ関係者を始め、118名の参加をいた だきました。しかしながら、この計画期間内では1回の開催ということで、地 域福祉の推進を図るという意味では、今後、シンポジウムの開催の回数や 実施の手法については検討をしていく必要があると考えています。 基本方向別、重点充実事項別総括の課題として、地域でのネットワーク の形成、強化はますます重要となること、地域で活動されている方、つまり 地域福祉の担い手が不足していること、相談内容が複雑化しているため、 課題の解決には相談機関同士の連携が不可欠であること、また市の福祉 政策の充実が必要であるということに集約されていくのではないかと考えて います。今回、事務局で総括させていただいたものとして説明をさせてい ただきましたが、これ以外にもさまざまな地域福祉課題があると考えていま す。本日は、今後の骨子を検討していく上で、それぞれの皆様の専門的な 立場から普段感じられている地域福祉の課題や第2期計画の総括を行う 上でこういう視点が足らないのではないかというような意見も含め、様々な ご意見を頂戴したいと考えていますので、よろしくお願いをいたします。 事務局から現行の第2期計画の検証ということで、これまでの取り組み、
6 委 員 基本方向別、それから重点充実事項別の説明をいただきました。本日の 審議におきましては、この総括を踏まえて第3期計画の骨子をつくっていく ための、非常に重要な審議になるかと思いますので、どうぞよろしくお願い いたします。 事務局のご説明の最後のところで、3つほど要点のお話がありました。 繰り返させていただきますと、1つ目としては地域でのネットワークの形成、 強化といったことがますます重要になってくるということと、2つ目では地域 で活動されている方、地域福祉の担い手が不足または、必要なところで十 分ではないというところが挙げられておりました。3つ目としては、いろいろ な困りごとや相談内容が複雑化しているなかで、解決するには各関係機 関、関係部署の連携が不可欠であること、また、当然ですが福祉施策につ いても充実していくことが挙げられていたと思います。 ただ、委員の日頃の活動で感じられている課題や論点もあるかと思いま すので、事務局からの説明や事前配布資料について、確認や質問があり ましたら、先に伺って、その後、ご意見をお聞かせいただければと思いま す。 地域とつながりを持てる地域社会となっている中で、一番関心があって 進んでいないのは、災害時要援護者支援事業についてです。これについ て8年間やってきて、当初登録した人たちは1200人ほどでした。減ってい くだけで増えもしないということで、これは取り組みに問題があるということ です。支援体制について、個別の支援者をつなぐというやり方から地域、 組織の「面」で支援をしていこうと運用変更されましたが、十分に反省がさ れていない。今まで民生委員が手上げによる登録をされた方たちを確認し て、それで支援していくことを確認して支援者へ繋いでいました。そして、 支援者へ繋げない人たちについては繋げないということで報告をしていま した。それが現実的には、繋げたにもかかわらず、繋ぐ相手のコミュニティ や自主防災会にそれだけの意識の徹底もない。自治会で勝手にやるから というぐらいのものになっています。本来そういうことであれば、各自治体、 各コミュニティ、自主防災会が、自分のところで本当に支援が必要な人を 自分たちが見つけてきて、チェックをして、そういうことをやる方がより効率 的で、実態に合っているんじゃないかと思います。結果的には形にこだわ ってやった制度になってしまっている。その原因は、先ほども言われました が、庁内の連携ができてなかったことです。福祉総務課が取り組みを進め られたものの、危機管理室はほとんどできていなかった。もちろん福祉総 務課だけではなく、高齢社会室や障害福祉室も含めて、福祉関連の団体 との連携もなく、本気で繋いでいくというようなこともありませんでした。当 初、民生委員は90周年記念事業として、「災害時に弱者を1人も見逃さな
7 事 務 局 委 員 い」という運動をやろうと強く言っていました。そういう中から実は、自分たち の日ごろの見守りの中で、ひとり暮らしの人で避難が難しいと思われる人、 あるいは高齢所帯でもひとり暮らしでなくても、避難が難しいと思われる人 をピックアップして登録しようとしていましたが、残念ながらその制度では手 を繋ぐことができていません。また繋いでもその人が災害時にいるかどうか わからない。それでは支援できるわけがありません。それを補完する制度と して、最初は自治会や自主防災会でと言われたものが、結局それが全く他 に波及していません。本来これは民生委員の主たる業務ではありません。 民生委員の日ごろの見守りの中でそういう人たちを見つける必要性は理解 できますが。例えば私の校区でいいますと、自治会長に要援護者名簿を 下ろしています。2カ月に1回くれるようになりました。自治会長から班に下 ろしています。自分の班でフォローが要る人が何人いるかということを見て もらう。そうしないと班の中で、あの人に対して誰がフォローできるかという と、見つけることができません。こういうふうに具体的にしていかないとでき ない。そのような指示もなければ、議題に挙げて議論されたこともありませ ん。結局、大まかな避難所の設営とか、避難技術などの訓練はされていま すが、一番基本のところができていない。制度運用を変えられたときには 再出発させるつもりで、市民にもっとPRをしていくと、また、手上げをどんど んやってもらうようにすると言っていました。手を上げられた方の名前を自 治会や自主防災会にオープンにすると言っていました。そのような制度運 用になっているはずですが、未だに、個人情報の問題が障害にされてい る。いざというときにはそんなことは言っていられません。命に関わること以 上に重いものはないので、もう一度この制度について考えないといけない と思います。 これまでの要援護者避難支援制度について課題が多かったことは、認 識しています。事業運営のスタイルについては、コミュニティ協議会の役員 の方々と相談させていただき、校区の代表者の方に説明させていただい て以降、校区コミュニティの会長から、出前で説明をして欲しいという依頼 もいただき、PRを含めてそのあたりは定期的にやっています。ただ、説明 をしたからといって、すぐに地域で支援体制が劇的に整うということでもあり ません。これまで要援護者の登録者数は微減微増の繰り返しでしたが、2 カ月ほど前に市内のある校区で、100名単位で要援護者と避難支援者を マッチングした上で登録をいただいたところもあります。そういった取り組み を地域での支援体制の構築を検討されている地域にフィードバックさせて いただき、今後の活動に役立てていただければと考えています。 災害時要援護者避難支援はそもそも民生委員の仕事ではなく、自治会、コ
8 委 員 委 員 委 員 委 員 委 員 ミュニティの仕事です。さっき100人単位で登録されたというのは地域でされて いるからできることです。一民生委員が受け持っている200世帯あたりの人た ちを、そのように繋ぐことはできません。 確かにおっしゃるとおりで、私の校区でもそういう取り組みをやろうと、みんな を集めて説明を受けましたが、本当に説明を受けただけで、取り組みはもう停 滞したままです。コミュニティとして進めているものの、各自治会におろすにし ても、肝心の自治会長が毎年変わるという問題があります。私のところは16の 自治会がありますが、自治会長が変わっていないのは3つで、あとの13自治 会は毎年変わります。そのため、自治会長自身が制度を理解されていないと いうことがあります。 地域の防災部門と連携していくにしても、なかなか防災は関わりたくないと 思っているように見受けられます。また、現在は手上げ方式ですが、民生委員 から聞くところによると、一軒一軒丁寧に時間をかけて説明しても登録しない 人が結構おられるようです。もう一つは、個人情報の問題です。オープンにし ていかないと、いざというときに活用できない。そのところの連携をきっちりして もらって、コミュニティにおろしてきてもらうのがいいと思います。そして、民生 委員だけでこれはできるものではありません。コミュニティ主体でやるべきだと は思いますが、方法はとなりますと難しいです。 古くからあるコミュニティや自治会からすると、災害時要援護者避難支援制 度がなくても、周囲のことは把握できており、助け合うので必要ないと思ってい ます。 行政、地域のコミュニティ、校区のコミュニティも含めて、まとめて進めようと することが難しい。また、校区全体では高齢化率はそんなに高くないのです が、お年寄りのひとり暮らしが増加している自治会もあります。新しくできた地 域は若い人ばかりですが、古くからあるところで言いますと、例えば140世帯 ある自治会でも、小学生3人か4人ぐらいしかいないところもあります。活動して いただくにしても働いておられる方が多いので、非常に限られてくる。どうして も老老介護のような、お年寄りがお年寄りを介護するという形になっているとこ ろもあります。 市も把握されていると思いますが、自治会によっては個人情報なんて言わ ずに、自治会の家族名簿も含めて全部出すところもたくさんあります。それは 災害のためとはっきり割り切っています。その名簿を使って避難訓練をされて いる自治会もあります。
9 委 員 委 員 会 長 委 員 委 員 福祉部長 私の自治会は災害時のための情報ということで全員の名簿を出しています ので、新規加入された方は必ず出しています。他の自治会にもそうして欲しい と要望はしていますが、自治会ごとにそれぞれ事情があり、そこまでいかない というところもあります。 本当に支援が必要な人を地域でつなぐことができれば、どんな形でも良い と思います。好事例があれば、紹介していただいて、他の自治会も採用したら 良いと思います。 この件については、成果が見えだしているところもあれば、厳しそうなところ もあるという中でそれぞれご苦労もされながら、皆さんお知恵を出され、工夫を されています。取り組み方だけでなく、もともとの支援が必要な方の数の違いと か、古くからいらっしゃる方が多い地域もあれば、そうでもない地域もあるという ようなところの違いがある中で、画一的な方法が適さないため、それぞれが動 きやすくなる仕組みも必要かと思います。今の課題は基本方向別のところで は、誰もが地域とつながりを持てる地域社会のところに書いていますが、連携 してやっていくという部分でも取り組みの仕方というところで書かれているところ かと思いますが、関連した委員会や会議はいろいろ開催されています。それ が本当の意味で機能するように骨子を考えていきたいと思います。 事前にいただいた資料について確認をしたいと思います。 資料では老人クラブの活動の透明化に努めていく必要があるという課題が 提起されており、透明化というのは会計の問題のことと考えているのですが、 対策にはつながっていないため、連合会と話を詰める必要があるかと思いま す。また、天川村と老人クラブ連合会との交流会を平成26年度は実施するも のの、平成27年度からはやめるという方向性が確認できていますので、このよ うな非常に個別的な対策は入れる必要はないと思います。さらに、もう一点申 し上げたいのが、先日全国老人クラブ主催のリーダー会、研修会がありまし た。そのときに、介護保険法改正により平成27年4月から実施されるという項 目の中で、予防給付という事業が市町村に移行されると説明がありました。こ れについて、老人クラブや各種団体がこの受け皿になるのかという具体的な 方向性などを教えていただきたいと思います。 改正法の関係については、法案成立が今月のため、まだ国から具体的に は何も示されていません。7月から8月にかけて国から一定のガイドラインが示 されるであろうという中で、市町村は平成29年ぐらいまでの3年間ぐらいで完
10 事 務 局 委 員 成させることになると思います。どう取り組んでいくかということについては、今 後の高齢者専門分科会で、ご審議をいただくため、今お示しすることは難しい と考えています。 透明化についてですが、本日は高齢社会室の職員が出席していませんの で、次回以降に報告させていただきます。 一番の難題は、地域福祉の担い手不足の問題です。民生委員の定数は5 00名を超えているのですが、実は大体200人に1人、1000人に1人のところ も県によってあり、認知症の増加や児童虐待などいろんな課題がある中で、民 生委員に何ができるのかと思います。5年ほど前に調べたのですが、民生委 員協力員制度や福祉協力員制度、高齢見守りの委員制度、福祉協力員、安 全協力員、近隣の協力員それ以外にも名前はいろいろありますが、課題が複 雑になってきているため、地域の担い手をもう少しフォローしていかないと、民 生委員はとても業務がまわりません。7 月から熱中症キャンペーンが始まりま す。民生委員だけではまわりませんので、地域老人クラブと福祉ボランティアと 民生委員でチームを組み、大体1週間に1回くらい訪問して、こまめに水を飲 みましょう、夜クーラーを入れましょうと呼びかけるキャンペーンを行っているの ですが、これはボランティアさんがいて、福祉委員が自治会から出てきてくれ ている校区だからこそできています。ところが、枚方の各校区を見ると、民生委 員と福祉委員が同じ、つまり、校区の福祉委員会を担っておられるのが民生 委員だけという校区がたくさんあります。40校区中半分ぐらいかもしれません。 民生委員も福祉委員会も、小地域ネットワーク活動だけで精いっぱいなはず です。また福祉関係の行事が少なくとも月に4回ほどはあります。サロンの開 催や高齢者の見守り、あるいは虐待の問題も多いため、家庭児童相談所と連 携してケース会議に参加するなど、業務が多すぎて手がまわりきらない。そう すると、地域の担い手なんか出てくるわけがありません。 新潟市は80万5000人ぐらいの都市ですが、民生委員協力制度を発足さ れました。1,375名の民生委員がおられますが、民生委員一人一人に協力 員が付くというものです。協力員ですから、民生委員と全く同じではありませ ん。守秘義務も異なりますし、民生委員法で守られているわけでもありません。 ただ、活動費は市最低限ですが、年間6000円か1万2000円ほど用意して、 中身はほぼ見守りですが、協力員の手引も作成されています。これは新潟市 だけではなくて、東京都や和歌山市、神戸市でもされています。大牟田市で は認知症の徘回を町ぐるみで見守る事業を北九州でされています。この間、 京都で講演をされているのを聞いて思ったことがあります。民生委員が仕事を しやすいように、マニュアルや関係窓口との関係を改善することも一つです が、もう既に業務量が絶対量を超えてどうしようもない状態にある。小地域ネッ
11 委 員 委 員 委 員 トワーク活動や夏祭りなども含めて、あらゆるところに福祉委員会のパワーが 要ります。そのため、民生委員にかわる福祉委員を自治会から選出をする。ま た、同時に、民生委員1人につき協力員制度というものも創設し、1人の責任 にさせずに一緒に見守れるような体制をつくるべきだと思います。今のボラン ティアさんも全く報酬なしです。民生委員は活動費をもらえていますが、ほとん ど活動のための費用に消えてしまいます。報酬でも何でもないボランティアで す。意識付けも含めて、そのような制度をつくることが必要だと思います。ま た、75歳以上を超えてやめた元民生委員さんやまだまだ80過ぎても元気な 方はたくさんいますので、こういう人たちが支援すれば良いと思います。これは 民生委員ではできないので、民生委員を定年になった方が支援するというよう なことができれば、新米の民生委員は助かりますので、そのような活動と支援 策をぜひご検討いただけないかと思います。担い手不足については、ボラン ティアが嫌だというと必ずしもそうではない。学生や若い人でも結構ボランティ アをやってくれる人もいます。自分が必要だと求められればやります。確かに 自治会の加入率は少し下がっているようですが、劇的に下がっているわけで はなくて、地域でそういう活動をすれば、そのためにも自治会が必要というつ ながりができます。そういう輪でつながる地域、お世話できる人たちを長くつな げていくような取り組みをしないと、地域福祉が転換するときに担い手となる人 が増えることはない。研修などをしてもあまり意味がない。やっていることは大 したことではなく、そういうことをやっていくと増えてくる。30人、40人も欠員が ある枚方市の民生委員もそういう人がいたらもっと埋まるのではないかと思い ます。前にも、健康総務課にお願いしたことがありますが、当時は大阪府が任 命権限を持っていましたのでできませんでした。今年度からは、枚方市に権限 が下りてきましたからできるはずです。 先ほど校区福祉委員会と民生委員の業務が分離している校区もあるとおっ しゃいましたが、全部が体化して運営されていると思っていました。福祉委員と 民生委員が別々の仕事をする、つまり福祉委員会の仕事をやっているところと 分けているところはうまくいっているのですか。 民生委員は福祉委員会の小地域ネットワーク活動にかかわらないとお年寄 との関係ができない。だから、一緒に行事には参加しています。ただし、お世 話したりするのは福祉委員です。 福祉委員会の役員は民生委員から出ているところが結構多いです。ただ、 完全に民生委員だけでやっておられるところも結構あります。たかだか10人か ら多くても20人ぐらいの民生委員のところでは小地域ネットワーク活動もできま せん。
12 委 員 委 員 会 長 委 員 委 員 委 員 委 員 民生委員になると、最初はみんな府で2日間ほど、そして、地元でも研修を 受けます。その内容には、福祉委員会の仕事の説明はありません。ところが、 実際に業務を開始すると、福祉委員の仕事まで駆り出されます。私の引き継 いだ人からも、一生懸命難しいことを勉強したが、実際にするのはこんなことか と相談を受けたことがあります。社会福祉協議会の仕事なのでわかりません が、福祉委員会と民生委員の仕事をうまく分けて運営することが急務だと思い ます。 校区の風土がありますから、なかなか簡単には変えられないと思います。そ れを変えるきっかけを何かどこかが与えないと変わらない。そうでないと担い手 が増えないし、民生委員の力も本来の民生委員の仕事で発揮できない。 ご発言いただいている担い手の問題は、地域福祉の重点的な課題になると 思いますが、地域福祉にかかわるいろいろな担い手、つまり、役や委員と名が つくものはいろいろあり、目的や役割、機能がるなかで、状況や課題など様々 なことが複雑化し、件数も増えているため、もう一度、それぞれの役割というも のを確認した上で、それぞれが本当に機能していくことを考えることが必要で す。そのためには、民生委員のような支援者を支えるというような制度もこれか ら必要になるのではないかとか、その地域の中で同じ人がそれを全て担うとい うのは非常に難しい状況があるのではないかというようなご意見をいただきまし た。担い手というのは、実は地域福祉をどう捉えるかというところにも関連してき ますので、いろいろな視点から考えていく必要があるのではないかと思いま す。 自治会についてですが、先ほど名簿を出されているということの中で、例え ばおひとり暮らしとか、障害があるとか、障害がある方と同居しているという部 分まで出しているのですか。 自治会に入っている人だけですが、ひとり暮らしの方はいます。 そこにはおひとり暮らしの方とか、障害をお持ちの方とかチェックリストみた いなものがあるんですか。 そういう方は備考欄にちょっと書いていただいています。障害がある方なら そう書くよう確認はしていますが、ただ町会に入ってない人はひとり暮らしとか そういう方が多いです。
13 委 員 委 員 委 員 委 員 委 員 委 員 委 員 委 員 委 員 委 員 そういう方たちは市が把握されていると思いますが、安心カプセルを配布さ れていますよね。 民生委員のところに、住民基本台帳上でひとり暮らしの人の名簿の更新が 外国人も含めて年間2回来ます。年齢も介護度も全部書いていますので、お ひとり暮らしでも家族と一緒に住んでいる人についても、その名簿を見守りの 資料の参考に使用しています。 情報を出された方についてはそうなのでしょうが、ひとり暮らしの障害の人た ちなどはこれからどんどん増えてくると思いますが、そのような方たちも含めて 出されているのですか。 守秘義務もありますので、誓約書を交わしてもらっています。全部網羅して 点検しているわけではなく、その中で必要な人だけ訪問しています。訪問をし て、地域の中で確認をして、福祉台帳みたいなものをつくっています。 自治会では班を編成しておられると思います。 班長は順番制をとっていたとしても、向こう三軒両隣ぐらいは網羅しておら れるので、もう少し力を発揮してもらえる方法はないですか。 身近な人にほど個人情報を報告するのは嫌なのです。向こう三軒両隣に詳 しいことを話したくないのです。自治会に名簿を出すのなら良い。どれだけオ ープンにしようと思っても、やっぱりそうはなかなかいかない。個人情報につい ては一番近いところほどオープンにしにくい。 でも安心カプセルは希望する。 欲しい方には全員に勧めています。それでもなかなか安心カプセルは要ら ないという人もいるので、真面目に毎回安心カプセルの写真を載せて広報を つくっても難しい。 中身を更新しないと意味がない。安心カプセルは配ったら配りっ放しです。 うちは9月に全員点検をやっています。そういうやり方をしないと連絡先も変わ ってしまい、いない人がいたりもします。いざというときに消防に来てもらったも のの、安心カプセルが役に立たないということもあり得ます。 安心カプセルが役立った事例が私のところにあります。たまたま私の前のア パートでお年寄りが亡くなりました。その方は、アパートの2階にいる方とすごく
14 委 員 委 員 委 員 委 員 事 務 局 委 員 仲よくしていて、常日ごろ連絡を取り合っていました。朝には必ず電話をして いた。ところが、その電話が来なかったので、その方が見に行くと、ドアがあか ない。その亡くなった方は、また二、三軒隣の別の人に鍵を預けていました。 その方が2階から鍵を持ってきて、私も一緒に鍵をあけました。そしたらチェー ンがかかっていて、少ししか開きませんでした。でも、中を見れば仰向けで倒 れていました。すぐ救急車を呼んで、チェーン切って中に入ったら、もう既に亡 くなっていました。ところが、前の晩に連絡を取り合っていました。夜中にトイレ へ立って、そのまま倒れた。その方の冷蔵庫に安心カプセルが入っていまし た。それに基づいて全部、どこの医者にかかったかとか全部書いてありました ので、近親者もわかりました。違うところに皆さん住んでいましたが、連絡がと れたというのが大きい。 それ以降、そういう話をしますので、安心カプセルの配布は増えたことは増 えました。 このケースは鍵を近隣で持っている人がいたわけです。鍵を持っていない 人が多い。他市ではやっている制度もあります。 寝屋川市でそういうことをやっています。 鍵を預かる制度も本当は良いと思いますが、責任問題があります。遠すぎ たらだめだし、難しいですが、例えば、どこかの金庫で社会福祉協議会がやっ てくれることがあれば。 先日、それは新聞に載っていました。枚方市としては、何も制度を考えては いないのですか。 寝屋川市でその事業をされているというのは承知しています。寝屋川市の 状況を聞きながら、研究していきたいとは思います。 老人ホームは、入居されるときに保証人を決めさせてもらうのですが、年々 高齢化が進み、100歳近い方も何名かおられます。ところが、保証人になられ た方が逆に亡くなってしまうというようなケースが非常に多い。安心カプセルと 一緒なのですが、死亡されたときに、あらかじめ書いていただいたところに連 絡がとれない状況などもあります。特に入居者の中で保証人になる方がなか なか少ない。そういう部分でも核家族化、少子化になってきていることを感じて います。特にまちづくりの中で、私も民生委員を9年させていただきましたが、 封建的なものでした。周りにどんどん新興住宅が建って、その方たちはどうさ れているのか。実は娘が近くに住んでいて、家を建てました。すごく嘆いてい
15 会 長 委 員 会 長 委 員 ることは連絡があまり来ないということで、私も1人で住んで仕事もしており、い ざというときに緊急のベルを持っていますが、災害の避難訓練もない。娘が歩 いて30分のところに住んでいるので安心ですが、そういう今の社会情勢が変 化していく時代に入ってきたと感じます。保育園には民生委員児童委員さん が訪ねてきてくださいますが、校区の福祉とはあまり関連がないです。最も心 配しているのは、保育園や老人ホームの避難はどうするのかということです。 東南海地震がうたわれて、津波の心配はないかもしれませんが、園児だけで も今135人ほど、高齢者は40人近くおり、そこへデイサービスに通ってこられ ている方もいるなかで、地域に少し見放された存在かなというのが本音です。 府営住宅も近くにあり、高齢化が進んでいます。まして、マンションとか一戸建 ての住宅もたくさん建っている中では不安に思います。他のところは災害の訓 練もされているときいていますが、私の校区はありません。だから、小学校への 避難は市から配られた避難訓練の地図を頼りにするだけというのが今の認識 です。自治会長は長年変わっていませんので、昔からある住宅のところは、そ ういうのが案外ないです。 市全体で実情がすごく違うんだなというのを感じましたので、さらに突っ込ん だつながりが大切になってくると思います。 子育て支援については、特に新興地からたくさん若いお母さん方が集まっ てこられますが、うちは小学生が2、3人しかいないので、市の中でも差がすご くあると思います。各自治会で同じ方法を採用することは難しいかと思います ので、各自治会で個別のやり方を検討するのが大切かと思います。 それぞれの地域事情において工夫していくべきところを、支えられる仕組み は必要かと思います。 アピールは非常に大切です。新興住宅を含めたポスティング、インターネッ トホームページへの掲載など、様々な手段を駆使することでたくさん人は集ま ってきます。どう伝えるかが一番の課題かと思いますので、民生委員だけでは 非常に難しい。会社勤めの人が多いので、日曜日しかできないかと思います が、自衛消防団など若い力がたくさんありますので、1つの校区に何人かで協 力隊みたいなものを作るなどの方法もあるかと思います。 施設の入所者、保育園の園児も市民であり住民です。例えば災害時にそ の人たちがそこだけで完結しているわけではありませんので、地域の方たちと の連携は非常に重要な課題です。 当方の保育園は通園ですので、入園されますと緊急時にすぐ連絡ができる ように、各子供たちの自宅までのマップを各クラスが作成しています。ただ、東
16 委 員 事 務 局 委 員 事 務 局 委 員 北の事例を聞くと、保育園は避難所にするべきではないとのことでした。避難 所にして、お母さん方、お父さん方が災害時に自宅の片づけをするときなどに 子供を見てもらう場所がなくなってしまったという事例を聞きました。私は1週 間ほど老人ホームに食料を保存していますが、それもするべきではないのか なとも思いました。ただ、当方の場合、近隣の小学校までは距離がありますの で、歩いていけるかどうかの問題もあります。子供たちはもちろん、お迎えに来 た方々の受け入れなども、責任者として悩むところです。現在、私立 41 か園あ り、公立も合わせて 55 か園、幼稚園は公立と私立を合わせて 30 か園あります ので、例えば、園からの発信で若い世代も使うネットワークを構築しても良いか と思います。地域ばかりに頼るのではなく、そのようなネットワークを使って、見 守りなどを行うことも方法だと思います。 障害施設を一次避難場所にして欲しいとお願いをしたことがあります。1 日、2日見ておけるような状態にしておくことは言われましたが、そこが潰れた 場合どうするのかということになります。施設運営をされているところだけでも連 携をとって、障害者、高齢者でうまく連携がとれて避難できれば良いですが、1 日、2日見ておいてくださいとなると、少し違うと思います。障害者や高齢者は 移動が困難です。移動できたとしても、一緒に避難生活ができるかどうかという ことを考えたときに、事業所は大事な場所ですので、避難所にしていただきた い。 昨年、福祉避難所については、市内の当時のすべての特別養護老人ホー ムと障害者の入所施設と協定を締結しています。 それは周知徹底をされていますか。 あくまで、福祉避難所という位置づけになりますので、一次避難所で避難生 活を送ることが困難な方が二次的に避難するところになります。直接、二次避 難所へ避難することはできません。 現在のメディアでは、広報ひらかたが住民からは最も読まれています。その 次は地域の機関紙。コミュニティには昔、防犯は防犯の新聞、青少年を守る会 は青少年を守る会の新聞など、3つの新聞がありました。それをまとめて1つの コミュニティの新聞にして、そのかわり2カ月に1回の発行、オールカラーにし ました。一番身近な行事やボランティアの募集も含めて、行事の中身の結果も 出していますので、現在、2年続けているのですが、知らず知らずのうちに住 民は理解していただけて、手伝ってくれる人が生まれてきています。読み聞か せや紙芝居など得意な方がやってあげようかと申し出てくれるようになりまし
17 委 員 会 長 委 員 た。7600人ほどで全戸配布で3000戸です。1回につきカラーでも1万7000 円ほどですので、年6回出しても10万円ほどで効果はあります。防犯は防犯、 交通は交通、それから災害のことは災害、それぞれ専門の人たちが校区でい ろいろやってくれています。そういう団体の人がコミュニティに参加して、必要 なときに必要な団体があるということを知らせるようにする。校区全体でやるとき には全団体が一緒に参加する。広報があって初めてこういう組織ができて、活 動の場ができて、手伝う人が少しずつ増えていきます。 当方では、6年ほど前、校区全体でPRする広報をつくろう提案して、上手な 方がおられたので始めました。それはコミュニティと福祉委員会が合同で、最 初は白黒でしたが、2年前からカラーにしました。カラーにするとかなり読まれ るようになりました。2代目の人も、こういったものをつくるプロの人で非常に読 みやすい。字をできるだけ少なくして、しかも写真を大きくしています。現在、6 月、10月、2月の年3回発行しています。3600部発行していましたが、今年の 6月から自治会に入っていない方にも配布するように4000部にしました。その 中に安心カプセルもカラー写真で入れて周知しています。また、一時期、校区 でホームページをいろいろ作っていたのですが、いつの間にか消えてしまい ましたので、改めて広報を作成されている方を中心に再度作成しようと考えて います。フェイスブックなども使えば、若い方にもアピールできる。具体的には 決定していませんが、今年度中には始めようと考えています。 いろいろな活動や制度をきちんと知ってもらうには、諦めずに根気よく、いろ いろな方法で、かつ、対象によって方法を工夫する必要があります。枚方の各 地域での取り組みの知恵を参考にできるような何かがあれば良いと思います が。 第2期計画の総括の部分で言いますと、資料を見せていただいたときに、あ らゆる福祉政策を地域福祉計画の中で行われていることを感じました。ただ、 一個一個の評価もすごく大変で、それぞれの部署で評価をされて、それをまと めるという方法になると思います。つくり方としては様々な方法があるかと思い ますが、まずは評価しなければいけない対象が非常に膨大だと思いました。 今お話を伺っていて思ったのですが、こういうことはきちんとやりつつも、次の 計画のときには、地域福祉計画としての柱のようなものを打ち出して、これは 絶対やるというものをつくられた方が良いと思いました。 また、京都府では民生委員の支援について、新潟市がされているような事 業を試行的にされるということです。全国どこでも民生委員のなり手がいないこ とや、業務過多であることは周知のことです。民生委員は地域福祉計画の中 で要です。先ほどからあらゆる事業について、民生委員のお話が出てきてい
18 事 務 局 委 員 委 員 委 員 委 員 委 員 ますので、民生委員の活動を支援するような何か具体的な取り組みをするとい うのは、地域福祉計画にふさわしい取り組みと思います。もちろん、すぐにでき ることではありませんが、ほかにも民生委員をサポートする方法はあると思いま すので、全部一遍にやるのではなく、例えばある校区でやってみるなど、検証 して導入を検討するのは非常に良いことだと思いました。鍵の預かりサービス や、後見人が先に亡くなってしまうという事例もありましたが、成年後見の問題 などの権利保護の問題、施設と地域の連携、認知症の方のひとり歩きの問 題、災害など、地域福祉計画に非常にマッチするご意見がたくさん出ていまし たので、そういった中から柱になるような、5年間で具体的な成果を出そうとい うような新しい取り組みをこの計画の中で示すことができればと非常に良いと 思いました。 福祉オンブズパーソンについて、成果のところに5名と書いてあります。介 護保険にあるような苦情処理の仕組みとの違い、施策の内容、5名の理由を 教えていただきたい。 福祉オンブズパーソン制度は、平成12年から枚方市に設置しています。弁 護士、学識経験者の計2名に委嘱をしております。市が提供する福祉サービ スについて、面談を通じて是正勧告なども行っています。生活保護の話や障 害福祉サービスへの相談、介護保険の関係などが多いです。例年ずっと10 件以下のところで推移しており、本市の人口規模からすると、制度の周知不足 もあるかもしれません。 5件というのは、生活保護はともかく、市が直接提供するサービスが減ってき ているという理解でしょうか。それとも、やはり周知の問題でしょうか。 周知の問題ではありません。高齢者福祉については、包括支援センターが かなり機能しているからだと思います。私どももいろいろ苦情はありますが、わ ざわざ相談しようかというと、ハードルが高過ぎます。 身近な相談を包括支援センターがかなり受けておられて、さらに、民生委員 もおられますので、ある程度解消しているのかと思います。 その包括支援センターも、できればより使いやすい2階やエレベーターのな いところとかではなく、もっとお金を出して、駅から近いところや住民に近いとこ ろにつくるのが優しい町だと思います。 件数が少ないと書いてありますので、どう理解すれば良いのかと思いました ので。もちろん苦情が多いから良いということではありませんが。
19 委 員 委 員 委 員 委 員 委 員 委 員 福祉部長 委 員 福祉部長 委 員 委 員 社会福祉協議会が法人後見人の制度をスタートすることを決められました。 やはり市に支援してもらわないといけない。市民後見は簡単には組めません。 まして高額の費用を払えないという人たちにも後見人をつけないといけないよ うなことが増えてくると思います。是非支援いただけたらと思います。 高齢者の入所費用が高額だから入れないと特養を待っている人がかなりお られるのではないでしょうか。 それはないと思います。今は株式会社組織ですが、高専賃という高齢者専 用住宅があります。その場合の費用は高額です。また、グループホームなどで 利用できる場合もあります。ケアハウスは昔の軽費老人ホームです。ただ、要 介護3、4の方なども入ってきて大変です。スタッフ数が少ない中で、部屋食か らすべて段取りしています。ただ、特養と違い、鍵はかけることができません。 ケアハウスも、最近増えてきたということですが。 増えてきました。毎日、問い合わせがあります。 今、特養はつくらない方針かと思います。小規模多機能の施設、特養でも 良いが、儲からないので増えないと思います。夜間も見ないといけないし、突 発的なことにも対応しないといけない。認知症の患者も利用できれば、一番助 かりますが、高齢社会室にこれからそういうふうになりますと言われましたが、 全く増えてきません。経済的に難しいのが実態です。 今年度はあと1カ所増えますが、制度の中の維持、継続的な維持という部 分になりますと、計画に委ねることになりますが、いわゆるニーズを充足するよ うなものというのはなかなか難しいとは思います。 特別な機能を持った大規模特養に、小規模かつ多機能でやれる部門をさ せたら良いと思います。これは国が禁じているのでしょうか。 つくりとしては、今はないということです。 そういうふうにやっていただければ、もっと住民は助かるかと思います。 資源がないため、地域で生活するにも限りがあります。ヘルパー制度につ いても、人がいなければ利用できません。施設がないということになれば、どう
20 委 員 委 員 委 員 会 長 したらいいのかという話にもなります。認知症の方も徘回が始まれば誰がつい て歩くのとかいう問題が出てくると思います。 住民は皆それを思っていると思います。施設の見学も元気な方が多いで す。民生委員も来られます。保育園にも民生委員児童委員が来られます。地 域にこだわらずに、例えば違う校区で交換会をしたり、見学会にも来てくださ いと申し上げています。地域ばかりを見ずに、いろんな枚方の中の特質みた いなものを重ね合わせながら、みんなが知識を出し合って進んでいくことは大 事です。外から見るときと中から見るときでは違う部分もたくさんありますので、 そういうところを知っていただくために、地域包括支援センターの方に月1回来 ていただいて研修をしています。 やはり特養は足りないです。いろいろまず目で見て、私たちの知らないこと はいっぱいあると思います。地域の困っている高齢者の声をもっと聞いてほし いと思います。 住民の声を大事にして聞いていただいて、そこからいろんなものに広げて いくことが大事だと思います。 今お話いただいた中で、地域で暮らしてくために必要な福祉資源というもの を揃えていくというお話かと思いますが、どういうものがあるかということを、お 互いに勉強しておいて、何が本当に必要になってくるのかということを市民が 関心を持つような、また関連の事業者や団体がそこに協力し合って、学び合 っていくことも、地域福祉を進めていくというところでは必要ではないかと思い ます。 本日は、地域でのネットワークや連携、地域福祉の担い手のこと、また、全 部で100事業にもわたっていると事務局より説明がありましたが、どれも欠か せない必要なことで、今回も第2期の重点課題というのを提供されております が、これをやり遂げるぞというような柱を絞る方が良いのではないかというご提 案もいただいております。その中には、民生委員を支えていくような制度のこと を考えていったらいいのではないかとか、いろいろシステム、仕組みをつくって いる中で機能しきれていない部分があるのではないかとの話もありました。例 えば安心カプセル、鍵の預かり、権利擁護、成年後見人のこと、施設と地域の 連携なども挙がってきていたかと思います。 また、最初、事務局から、相談内容が複雑化してきているなか、ますます関 係各所での連携が必要となっているという課題のお話もありました。既にお話 いただいたことも関連していたと思いますが、何か他にご意見などありましたら お願いします。
21 委 員 委 員 委 員 委 員 会 長 重点充実事項別総括のまちのバリアフリー化の促進についてです。駅のエ レベーターやエスカレーターの設置も大切ですが、市会議員にも要望してい ますが、歩道の問題があります。例えば車椅子で通れない狭さの歩道がある。 人のすれ違いがやっとの歩道もある。しかも、急な坂道もあります。道路があっ て、店があって、普通のお年寄りもちょっと腰の悪い人はそこを歩けないので 車道を歩いている人がいます。そういうところを車椅子でも普通に通れるような 道路にしてほしいと、市会議員に現状を見せましたが、すぐの実現には難しい かと思います。資料には駅などは完了したと書いてありますので、次の5カ年 の中では、町の歩道などを重点的にやっていくべきかと思います。バリアフリ ーは駅だけではない。 福祉団体でも要望しています。回答では、そこは国の土地だからさわれな いというような回答が時々返って来ます。私たちも車椅子や、杖をついた方な どいろんな方がおられますので、傾斜の部分などもいろいろとお願いはするの ですが、見つけたら言ってくださいというような回答が返ってきたことがありま す。今、自転車も車道を通る状況の中で、歩行者はどこを通るのか、車椅子の 人はどうするのかという問題が解決していない。これはハード面のバリアフリー ですが、ソフト面のバリアフリーも必要だと思います。駅が良くなっても、駅員が だめだったらだめです。駅員が良い人であれば、階段でも車椅子4人で抱え て上げてもらうこともありますし、それもコミュニケーションの1つです。2階にあ るファミリーレストランも車椅子を乗せて2階には上がれません。 また、成年後見についてです。認知症になる前に登録したものの、いつ認 知症になるかはわからない。でも、費用はかかる。財産を持っている人でない と使えない。その辺りも含めて、もう少しハードルを下げて、相談窓口をつくっ ていただきたいと思います。 認知症対策について、具体的に取り上げて、少しでも糸口を見つけていけ るように、ここで政策決定とか基本方向に加えていただければと思います。 まずは子供に認知症を知ってもらっています。子供が認知症のお年寄りを 見ても怖がらないように、認知症のお年寄りを実際に見ていただく。もちろん 認知症サポーターの育成や徘回の見守りを町全体で行う。それが大牟田から 始まっています。 認知症になっても安心して暮らせるまちづくりが大切です。そういう町は認 知症の方だけではなくて、いろんな方が本当に安心して暮らし続けられる町と いう考え方で取り組んでおられます。ご紹介していただいた大牟田でも勉強さ
22 れた地域の方たちが、今滋賀で幾つか取り組みを進めておられまして、既に に8年やっておられる地域もあるんですけれども、そこですごく面白い事例は、 最初はかなり行政がサポートに入っていたのですが、徘回をされた場合にどう いうふうにまずその人にかかわるかという直接的なかかわり方と、その後そうい う人を見つけた場合にその地域の中でどこにどう繋ぐかという仕組みを毎年点 検しながらされておられます。そういったことを継続していく方法をまず考える ということで、最初は行政がしたのですが、結局その地区では運営委員会み たいなものをつくられました。民生委員や、地域の公民館、福祉施設、自治会 も入っておられます。担当を自治会単位でやっていて、10年もたつと全て経 験するというような。実はあと数年で1周します。施設と地域の連携というところ でお話すると、一般の方は災害時のことなどを含めて何でも施設や専門機関 にいろいろ求めてしまうところがあって、頼りにしています。しかし、もう一方で 考える必要があるのが、そこで暮らしておられる人とか、日中そこを利用されて いる方たちのことです。例えば今話した滋賀の地域の話ですが、徘回してしま うのは在宅の方だけではなく、施設にもそういった方が何人もおられて、専門 機関だからそこで何とかしなさいということではありません。その方たちもその 地域の住民であり市民ですので、そこの施設の方が徘回された場合もどうや って地域ぐるみで対応していくかを考える必要があります。こういった村単位 や町単位で、本当にいろんな地域でそれぞれ創意工夫されています。そこの 皆さんがおっしゃるには、認知症をきっかけにやってるものの、それだけで終 わってなくて、みんなが安心して暮らせる町をどうやって町の関係者みんなで つくっていくかというところを考えると言うことです。それはさっきお話があった ように、子供からというのも本当に大事で、小さいうちからわかってもらうというこ とだけでなく、実は地域福祉の空洞というか、なかなか子育て世代とか忙しい 働き盛りの世代が、本当はかかわりたいのかもしれないけどなかなかそれがで きないという状況にある中で、子供たちが知ってわかったことを親に伝えてい るというのがわかってきました。同じ滋賀の中でも、認知症を理解するという取 り組みの中で、その地域の場合は地域包括支援センターが一緒に入ってくだ さって、地域のグループホームにその地域の中学生が必ず行くという、その中 で認知症を学ぶということをしてるんですけど、そうすると机上論ではなく、認 知症の方がグループホームで自分でお料理されているところなど、いろんなこ とを自分たちでされていることを目の当たりにして、認知症になってもいろんな ことができる、でもこういうことを気をつければ良いということを、実際に見て知 って理解していきます。うちの地域にはこういうところがある、またこういうところ に行ければとか、こういうところがあると安心と感じることなども含めて、それを 家に帰って話をすることが地域づくりに繋がっていきます。先ほどターゲットの 話が出ましたが、子ども達に働きかけることによって、今度は親に伝わるなど、 まちづくりという視点でやっている取り組みの中では学ぶところがあります。そう
23 委 員 委 員 会 長 事 務 局 会 長 いう面でそれぞれ地域、地域によって取り組み方も違いますし、それによって 得られる成果も違うと思いますが、これだけ高齢者が増えている中では皆さん が取り組みやすくはなってきているところじゃないかなと思います。重要なこと は、認知症のことだけで終わらせないということです。 高齢社会室に、積極的に講座を開いていただきオレンジリングを配ってい ただいても、そのレベルで終わってしまえば意味がありません。地域では何も できません。理解するだけでも大切ですと言いながら、老人会も対応していて も、個別の問題はなかなか対応できません。だんだん増えているのを放置して いて良いのかと切実に感じています。 いつも目を離さないということをみんなが自然にやるようになれば良いと思 います。家族の方もオープンは嫌がられますが、周りにオープンにすることが 大事です。うちの老人クラブには4人おられますが、ずっとそのまま参加されて いて、退会されずにおられます。 他に何かありませんでしょうか。今日は第2期計画の取り組みの総括というこ とで、審議してまいりましたが、今日発言していただきました内容につきまして は、次回、3回目で第3期計画の骨子案の検討に入っていくなかで、反映して 進めさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 最初に質問がありましたが、現時点では回答できなかったことや、委員の皆 さんからももうちょっとさらに確認しておきたいところがありましたら、引き続き審 議していけたらと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 そうしましたら、これで審議終了とさせていただきたいと思います。事務局か ら事務連絡はございませんでしょうか。 活発なご議論をありがとうございました。非常に多岐にわたる視点からのご 意見をいただきました。本日ご審議いただきました内容を踏まえまして、会長と 内容の整理をさせていただき、次回で骨子について案という形で、ご提示をさ せていただきたいと思います。今回のお時間の中で、これは言い忘れたという ものがございましたら、なかなかすべてというわけにはいきませんが、事務局ま でお申し出いただければと思います。 本日はありがとうございました。 ありがとうございました。それでは次回、毎月1回のペースで進んでいます が、今日はこれをもちまして閉会させていただきたいと思います。どうも皆様お 疲れ様でした。ありがとうございました。