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看護学生の臨地実習における経験と感染対策に対する意識への影響

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Academic year: 2021

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森田亜希子1)、掛橋香恵1)、音地維2)、川口陽子3)、齋藤美和4)、森木妙子4) 1) 高知大学医学部附属病院、2)岡山医療センター、 3)大阪大学医学部附属病院、4)高知大学医学部看護学科 1.研究目的 本研究は、看護学生の感染対策に対する意識に臨地実習での経験がどのように影響しているかを明 らかにすることを目的とする。 2.研究方法 臨地実習を終えた A 大学看護学生のうち同意が得られた 37 名を対象とし、感染に関する知識や認識、 臨地実習における経験等を尋ねる質問紙調査を行った。次に同じ対象者の中から同意を得た 6 名に対 し臨地実習において1.感染対策が重要だと感じた経験、2.感染対策に対しての意識変化とその理由 について半構成面接調査を行い、質的に検討を行った。 3.倫理的配慮 文書にて研究の趣旨、参加意思の自由、拒否の自由、秘密の保持について説明し、37 名から署名に て同意を得た。また、半構成面接調査については、加えて面接内容をテープに録音することを説明し、署 名にて同意を得た。 4.結果 1)質問紙調査:感染対策において最も影響を受けたと思われる対象は、「看護師」48.5%、「受持患者」 30.3%、「教員」15.2%、「受持外の患者」3.0%、「看護学生」3.0%であった。感染症患者を受持った経験のあ る学生では、「受持患者」44.4%、「看護師」38.9%、「教員」11.1%、「看護学生」5.6%であり、感染症患者を受 持ったことのない学生では、「看護師」64.3%、「受持患者」14.3%、「教員」14.3%、「受持外の患者」7.1%で あった。最も影響を受けたと思われる場面について、「手洗い」18.9%、「受持患者が感染症に罹患」 18.9%、「汚物処理」13.5%、「受持患者が易感染状態」10.8%であった。影響を受けたと思われる場面 (複数回答)については、「手袋着用」78.4%、「手洗い」62.2%、「汚物処理」62.2%、「陰部洗浄」56.8%という結 果であった。 2)面接調査:学生は、<初めて感染症の患者を受持つ><感染症の患者を受持った時に他の易感染状 態の患者のそばに行けない><看護師や教員から感染についての指導を受ける><看護師の行動を みる>という経験をし、<自分が感染するのではないか><他の患者に感染させてはいけない>という 思いを持ち、<自分の身は自分で守る><感染対策が重要>と感じていた。 5.結語 学生は臨地実習で感染症患者を受持つ経験や看護師・教員の行動や指導により感染対策の意識が 高まり、動機づけがなされていた。特に感染症患者を受持った学生では、主に受持患者から影響を受け ているのに対し、受持経験のない学生は、手洗い場面や看護師、教員からの指導に影響を受けたと感じ ている。このことから、感染症患者を受持つことは大きな影響があり、受持経験のない学生は、最も身近 で感染対策を行っている看護師を模範として基本的な感染対策に重要性を感じていた。

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