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女子高校生を対象にバスケットボール競技力向上に向けての戦術的練習内容についての研究

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Academic year: 2021

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(1)女子高校生を対象にバスケットボール競技カ向上に向けての戦術的練習内容についての研究. 専 攻 コース 氏 名. 教科・領域教育専攻 生活・健康・総合内容系コース M10241H 岡田隆造. 皿.結果と考察. I.目 的  バスケットボール競技のゲームにおける集団. 1、有効な攻撃手段の把握. 的攻撃戦術は,勝敗に影響を及ぼす重要な要因.  8チームの攻撃型別でみた得点率の平均は,. であり,有効な攻撃戦術を把握し,習得するこ. 速攻型(FB型)62%,遅攻型(S0型)94.2%. とは,チームの得点力が高められ,ゲームに勝. で遅攻型に高い得点率を示した.故に,遅攻型. つための要因の1つになると考えられる.. の攻撃における得点力をいかに高めることがで.  そこで,本研究では有効な集団的攻撃戦術を. きるかが重要であることが示唆される.. 明らかにし,そこから得られた攻撃戦術をもと.  遅攻型におけるショットの成功率を勝者,敗. に練習内容を開発し,その有効性を検討するこ. 者で比較すると3Pショットは敗者、2Pショ. とを目的とする.. ットは勝者が高い値を示した.すなわち、イン. n.方 法. サイドでの2Pショットを確実に得点すること. 1.有効な攻撃手段の把握. が試合の勝利につながると考えられる..  対象は第62回全目本大学バスケットボーノレ.  得点場面を詳細に分析したところ,ショット. 選手権大会(平成22年度)女子の決勝以下順. 直前のプレー事象でのボールの移動方法と移動. 位決定戦を含めた計4試合である.ゲームに出. エリアの分類では,アウトサイドからインザイ. 現したプレー事象を数量化することで,ボール. ドヘのパスによるショットよりも,アウトサイ. マンの有効な攻撃手段を明らかにした.. ドからインサイドベドリブルによる移動(ドリ. 2.練習内容の作成とその有効性の検討. ブルヘネトレイトプレー)後ジャンプショット.  対象は,兵庫県西播地区の高等学校女子各リ. やレイアップショットの出現率とショット成功. ーグから選抜した3チームで,作成した練習内. 率が高いことが認められる.また,その攻撃. 容を含んだ練習をする実験群2校(SS,SH)と. の起点となるポジションは,45。,トップ,コ. 通常の練習をする対照群1校(HH)の組み合わ. ーナーの順に出現率が高い値を示している.. せで,SSと冊の組み合わせをモデル1,SHと.  以上のことから,45。およびトップの位置で、. HHをモデル2とし,練習前後にゲームを行い,. ボールマンがボールを保持した時,十分なスペ. ゲームに出現したプレー事象を数量化した結果. ースを作り,ボールマンが1対1の攻撃を仕掛. を比較することで,作成した練習内容の有効性. けるドリブルヘネトレイトプレーが有効な集団. を検討する.. 的攻撃戦術であることが明らかになった、.  練習期間は2ヶ月間とし,実験群、対照群と. 2.練習内容の作成とその有効性の検討. もに教員およびコーチによって練習を実施した.  1.で得られた有効な集団的攻撃戦術を習得. さらに,実験前に両群の体格,体力・運動能力 およびバスケットボールスキルについて調査し た.. するための練習内容を作成した.. 1)第1段階:ドリブルからパスに繋げるため  の基本的な動作を習得するための練習.ディ. 皿442一.

(2)  フェンスのダミーとなるプレーヤーを立たせ a8%高い値であったが,実験後は対照校が実  ることにより,ズラしてパスの感覚を身に付 験校に比べて5.3%高い値となった..  けさせる.              ボールを保持してからの動作として,キャッ 2)第2段階:ドリブノレヘネトレイトプレーの チからショットの出現率はモデル1の実験校は,.  基本となる1対1の攻撃練習.       実験前20.O%であったが実験後は18.2%とわず. 3)第3段階:ボールマンがインライン付近の かだが減少した.モデル2の実験校は実験前  状況判断力を高めるための練習.ドリブルペ 5αO%であったが,2a1%に減少した 一方ド  ネトレイトからシュートかパスが有効に機能 リブルからショットの出現率はモテソレ1の実験.  するための練習.ボールを持たないプレーヤ校では,実験前70.O%から実験後72.7%とわず  一のフiコアーバランスの意識を高めるための かではあるが増加した.モデソレ2では実験校は.  練習.                 実験前25.0%であったが実験後60.9%と明ら 4)第4段階:ドリブンレヘネトレイトプレーが かに増加した..   効果的に機能するための総合練習.     ボール保持からショットされた地域をみると,.  実験前の体格はモデソレ1,モデル2とも実験 インサイドでのショットは,モデル1の実験校 群と対照群に有意な差はなかった.体力・運動 は実.験前と比較して実験後の値が14.5%増加し. 能力では,モデル1では有意な差は認められな た1モデル2の実験校は実験前後を比較すると, かったが,モデル2では対照校は実験校に比ベ インサイドでのショットはわずかに減少し,ア てボール投げで優れていた.バスケットボール ウトサイドのショットが10,5%増加した.これ. スキルテストは,モデル1では,対照校は実験 は攻撃の幅が広がったと判断できる.ドリブル 校に比べてシングルラインタッチとドリブルシ ベネトレイトプレーができることで,インザイ. ングルラインタッチで優れていた.モデル2で ド,アウトサイドの両方から攻撃ができるよう は対照校は実験校と比べてドリブルシングルラ になったことによって得点を安定して獲得する. インタッチで優れていた.モデル1,2ともに,要因の1つになりえると考えられる.. 実験前,後のゲームは対照群が勝利した.   W、要約  実験前後のゲームにおける攻撃型の出現率は  フロアーバランスを保ってのボールマンのド モテソレ1,2の両群ともに速攻型よりも遅攻型  リブルヘネトレイトプレーは有効な集団的攻撃. が明らかに高い値であった.実験前後の攻撃完 戦術である.そのブレーを習得するための練習 了率はモテソレ1の対照校は実験後に低下し,実 内容作成したところ,まだまだ未熟ではあった 験校は増加した.しかし,モデル2では,支橡  が,ゲームにおいて得点力を高めることができ. 校が増加し,実験校は低下した.      た.このことから,作成した練習内容は,有効  遅攻での2Pショット成功率は,モデルユで  であり,ゲームに勝つための練習の内容となり は実.験前対照校が実験校に比べて,5.5%高い  うるものであることが示唆された.. 値であったが,実験後では,実験校が対照校に. 比べて52%高い値となった.ところが,実験          主任指導教員 山本忠志. モデル2では実験前実験校が対照校に比べて           指導教員 山本忠志. 一443一.

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