小千谷地域防火管理協会
会
長
木
村 学
副会長
樋
口
哲
也
副会長
瀬
沼
新
作
火の用心
ことばを形に
習慣に
(
(22001177年年度度全全国国統統一一防防火火標標語語))
(和泉小学校6年生による一日消防署長行事放水訓練より)
主な記事
1 防火管理協会長ごあいさつ 4 平成29年消防概況
2 消防長ごあいさつ 5 平成29年度事業トピックス
3 平成28年度優良会員等表彰 6 最新消防車両紹介
(1)優良防火管理者表彰 7 おぢや救命サポート事業
(2)優良事業所表彰
1
-年
頭
の
ご
あ
い
さ
つ
小
千
谷
地
域
防
火
管
理
協
会
会
長
木
村
学
(
株
式
会
社
木
村
食
品
代
表
取
締
役
)
明
け
ま
し
て
お
め
で
と
う
ご
ざ
い
ま
す
。
会
員
の
皆
様
に
お
か
れ
ま
し
て
は
穏
や
か
な
新
年
を
迎
え
ら
れ
た
こ
と
と
お
慶
び
申
し
上
げ
ま
す
。
日
頃
は
当
協
会
の
活
動
に
温
か
い
ご
理
解
と
ご
協
力
を
賜
り
、
誠
に
あ
り
が
と
う
ご
ざ
い
ま
す
。
さ
て
、
昨
年
も
日
本
列
島
は
様
々
な
災
害
に
見
舞
わ
れ
ま
し
た
。
特
に
列
島
に
上
陸
し
た
台
風
は
4
件
で
、
多
大
な
水
害
に
よ
る
被
害
が
報
じ
ら
れ
ま
し
た
。
長
時
間
に
渡
り
一
地
域
に
大
量
の
雨
が
降
り
、
建
物
や
農
作
物
へ
甚
大
な
被
害
が
及
ぶ
ニ
ュ
ー
ス
映
像
か
ら
、
自
然
災
害
の
恐
ろ
し
さ
を
実
感
し
た
し
だ
い
で
す
。
ま
た
、
火
災
に
関
し
ま
し
て
は
、
消
防
庁
の
昨
年
上
半
期
(
1
月
~
6
月
)
の
デ
ー
タ
に
よ
り
ま
す
と
総
出
火
件
数
は
、
22, 780
件
で
し
た
。
火
災
種
別
で
み
ま
す
と
、
建
物
火
災
11, 556
件
、
車
両
火
災
1 ,9 4 5
件
、
林
野
火
災
1 ,0 7 3
件
、
船
舶
火
災
33
件
、
航
空
機
火
災
2
件
、
そ
の
他
火
災
8 ,1 7 1
件
で
、
火
災
に
よ
る
総
死
者
数
は
、
885
人
で
し
た
。
そ
の
う
ち
住
宅
火
災
に
よ
る
死
者
(
放
火
自
殺
者
等
を
除
く
。
)
数
は
537
人
、
う
ち
65
歳
以
上
の
高
齢
者
の
死
者
数
は
390
人
(
72.6%
)
で
し
た
。
住
宅
火
災
に
お
け
る
死
者
の
発
生
し
た
経
過
別
死
者
数
で
は
、
逃
げ
遅
れ
260人
、
着
衣
着
火
26
人
、
出
火
後
再
進
入
6
人
、
そ
の
他
245
人
と
な
っ
て
い
ま
す
。
ま
た
、
小
千
谷
管
内
で
は
昨
年
の
火
災
は
11
件
発
生
し
て
お
り
、
死
者
1
名
、
負
傷
者
3
名
で
し
た
。
そ
の
う
ち
建
物
火
災
が
4
件
(
全
焼
2
件
、
ぼ
や
2
件
)
と
な
っ
て
お
り
ま
す
。
全
国
の
住
宅
火
災
に
よ
る
高
齢
者
の
死
亡
は
7
割
以
上
を
占
め
て
お
り
、
小
千
谷
地
域
に
お
き
ま
し
て
も
同
様
に
高
齢
化
率
が
高
く
、
高
齢
者
に
対
す
る
災
害
避
難
対
策
は
よ
り
重
要
に
な
っ
て
お
り
ま
す
。
前
述
い
た
し
ま
し
た
自
然
災
害
及
び
人
的
被
害
(
住
宅
火
災
等
)
を
最
小
限
に
防
ぐ
た
め
に
地
域
の
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
を
駆
使
し
て
共
助
の
精
神
で
お
互
い
助
け
合
う
の
は
も
ち
ろ
ん
大
切
で
す
が
、
そ
れ
よ
り
何
よ
り
「
ま
ず
自
分
や
家
族
を
守
る
。
」
と
い
う
自
助
の
精
神
が
よ
り
重
要
で
あ
る
と
思
い
ま
す
。
こ
う
し
た
現
状
の
中
、
当
協
会
の
目
指
す
方
向
も
単
な
る
防
火
意
識
の
普
及
・
啓
蒙
に
留
ま
ら
ず
、
防
災
全
般
に
わ
た
り
注
意
を
喚
起
し
、
各
事
業
を
家
庭
に
お
い
て
「
備
え
よ
、
常
に
」
と
い
う
臨
戦
態
勢
を
と
る
こ
と
が
必
要
で
あ
る
と
痛
感
し
ま
す
。
私
共
防
火
管
理
協
会
の
活
動
と
し
て
は
、
「
甲
種
防
火
管
理
新
規
講
習
(
年
1
回
、
2
日
間
)
」
「
普
通
救
命
講
習
(
年
3
回
)
」
等
と
い
っ
た
専
門
的
な
も
の
か
ら
、
春
・
秋
の
火
災
予
防
運
動
中
に
防
火
意
識
向
上
の
た
め
、
小
学
生
ま
た
は
幼
稚
園
・
保
育
園
児
を
対
象
と
し
た
「
消
防
フ
ェ
ス
テ
ィ
バ
ル
」
、
「
一
日
消
防
署
長
」
、
「
防
火
イ
ラ
ス
ト
・
書
道
展
」
等
を
開
催
し
て
お
り
ま
す
。
こ
の
よ
う
な
活
動
を
通
じ
ま
し
て
地
域
の
皆
様
方
と
防
火
・
防
災
の
知
識
を
高
め
、
地
域
の
安
全
を
守
っ
て
行
き
た
い
所
存
で
す
。
会
員
の
皆
様
に
お
か
れ
ま
し
て
は
、
今
年
も
こ
う
し
た
活
動
に
よ
り
一
層
の
ご
支
援
、
ご
協
力
を
賜
り
ま
す
よ
う
、
よ
ろ
し
く
お
願
い
申
し
上
げ
ま
す
。
末
筆
と
な
り
ま
し
た
が
、
皆
様
の
ご
多
幸
を
心
よ
り
祈
念
し
、
年
頭
の
ご
挨
拶
と
致
し
ま
す
小千谷地域防火管理協会 会報 防火管理 第84号
-2-新
年
の
御
挨
拶
小
千
谷
市
消
防
本
部
消
防
長
和
田
孝
史
(
小
千
谷
地
域
防
火
管
理
協
会
顧
問
)
平
成
30
年
の
新
春
を
迎
え
、
小
千
谷
地
域
防
火
管
理
協
会
の
皆
様
に
謹
ん
で
新
年
の
御
挨
拶
を
申
し
上
げ
ま
す
。
会
員
の
皆
様
に
は
、
日
頃
か
ら
防
火
管
理
協
会
の
事
業
を
通
じ
、
消
防
・
救
急
行
政
に
御
支
援
い
た
だ
い
て
お
り
ま
す
こ
と
に
、
改
め
て
感
謝
を
申
し
上
げ
ま
す
。
平
成
29
年
の
火
災
件
数
は
、
小
千
谷
市
9
件
、
長
岡
市
川
口
地
域
2
件
の
計
11
件
、
う
ち
防
火
対
象
物
の
火
災
は
「
ぼ
や
」
1
件
と
前
年
に
比
べ
大
き
く
減
少
し
て
お
り
ま
す
。
こ
れ
も
、
会
員
の
皆
様
か
ら
火
災
予
防
に
努
め
て
い
た
だ
い
た
賜
物
と
思
っ
て
お
り
ま
す
。
さ
て
、
一
昨
年
暮
れ
に
発
生
し
た
糸
魚
川
市
の
火
災
で
は
、
飲
食
店
の
ガ
ス
コ
ン
ロ
の
不
始
末
が
原
因
で
147
棟
を
焼
失
す
る
大
規
模
な
火
災
と
な
り
ま
し
た
。
こ
の
火
災
か
ら
、
当
本
部
で
は
出
火
防
止
対
策
と
し
て
小
規
模
な
飲
食
店
を
中
心
と
し
た
立
入
検
査
を
実
施
し
、
火
気
の
取
扱
い
や
消
火
器
の
設
置
指
導
等
を
行
っ
て
お
り
ま
す
。
各
事
業
所
並
び
に
会
員
の
皆
様
に
お
か
れ
ま
し
て
も
、
引
き
続
き
、
火
気
の
取
扱
い
に
注
意
す
る
と
共
に
消
防
用
設
備
の
維
持
管
理
や
避
難
管
理
等
の
徹
底
に
努
め
て
い
た
だ
き
ま
す
よ
う
お
願
い
申
し
上
げ
ま
す
。
ま
た
、
平
成
29
年
の
救
急
出
場
は
1,602
件
と
な
り
、
昨
年
に
続
き
1,600
件
を
超
え
る
件
数
と
な
っ
て
お
り
ま
す
。
防
火
管
理
協
会
か
ら
は
、
当
本
部
が
昨
年
9
月
に
開
始
し
た
「
お
ぢ
や
救
命
サ
ポ
ー
ト
事
業
」
に
対
し
賛
同
を
い
た
だ
き
、
多
く
の
事
業
所
か
ら
救
命
サ
ポ
ー
ト
事
業
協
力
事
業
所
と
し
て
登
録
し
て
い
た
だ
き
ま
し
た
。
こ
の
事
業
は
、
A
E
D
が
設
置
さ
れ
て
い
る
各
事
業
所
と
消
防
本
部
が
協
力
し
て
、
突
然
、
心
肺
が
停
止
し
た
人
に
対
し
、
速
や
か
に
A
E
D
が
使
用
で
き
る
環
境
を
整
備
し
、
地
域
の
社
会
復
帰
率
の
向
上
を
目
指
す
も
の
で
あ
り
、
当
本
部
と
し
て
も
、
各
事
業
所
と
連
携
し
、
市
民
が
安
全
・
安
心
で
き
る
地
域
社
会
に
取
組
ん
で
ま
い
り
ま
す
。
引
き
続
き
、
会
員
の
皆
様
か
ら
の
御
支
援
を
賜
り
ま
す
よ
う
お
願
い
申
し
上
げ
ま
す
。
結
び
に
、
本
年
が
穏
や
か
で
平
穏
な
年
で
あ
り
ま
す
よ
う
、
並
び
に
小
千
谷
地
域
防
火
管
理
協
会
の
御
発
展
と
皆
様
の
御
多
幸
を
祈
念
申
し
上
げ
、
新
年
の
御
挨
拶
と
さ
せ
て
い
た
だ
き
ま
す
-3-平
成
二
十
八
年
度
優
良
会
員
等
表
彰
【
優
良
防
火
管
理
者
表
彰
】
事
業
所
内
に
お
け
る
適
正
な
防
火
管
理
業
務
の
遂
行
及
び
消
防
計
画
に
基
づ
く
定
期
的
な
自
衛
消
防
訓
練
を
実
施
し
て
い
る
な
ど
の
功
績
に
よ
り
受
賞
さ
れ
ま
し
た
。
(
規
則
第
4
条
第
1
項
第
1
号
該
当
)
○
小
千
谷
市
小
粟
田
社
会
福
祉
法
人
長
岡
福
祉
協
会
小
千
谷
さ
く
ら
病
院
中
野
伸
也
様
(
写
真
:
前
列
中
央
左
側
)
【
優
良
事
業
所
表
彰
】
消
防
用
設
備
等
の
適
正
な
維
持
管
理
が
な
さ
れ
て
い
る
こ
と
。
ま
た
、
従
業
員
の
防
火
意
識
が
高
く
、
自
衛
消
防
訓
練
等
に
熱
心
に
取
り
組
ん
で
い
る
こ
と
な
ど
の
功
績
に
よ
り
受
賞
さ
れ
ま
し
た
。
(
規
則
第
4
条
第
1
項
第
3
号
該
当
)
○
小
千
谷
市
坪
野
医
療
法
人
社
団
慶
友
会
キ
タ
ム
ラ
介
護
老
人
保
健
施
設
春
風
堂
様
(
写
真
:
前
列
中
央
右
側
)
【
住
宅
防
火
モ
デ
ル
地
区
無
火
災
表
彰
】
平
成
2 8年
度
の
当
管
内
の
住
宅
防
火
モ
デ
ル
地
区
と
し
て
指
定
さ
れ
、
一
年
間
の
無
火
災
を
達
成
さ
れ
た
こ
と
に
よ
り
受
賞
さ
れ
ま
し
た
。
(
規
則
第
4
条
第
1
項
第
4
号
該
当
)
○
小
千
谷
市
津
山
町
内
会
様
(
写
真
:
前
列
左
側
)
○
長
岡
市
川
口
地
域
西
川
口
地
区
(
荒
屋
、
新
敷
、
原
新
田
、
中
新
田
、
西
倉
)
様
(
写
真
:
前
列
右
側
)
【
防
火
管
理
協
会
功
労
者
】
任
期
中
に
挙
行
さ
れ
た
小
千
谷
地
域
防
火
管
理
協
会
創
立
50
周
年
記
念
事
業
等
、
永
年
に
わ
た
り
、
当
協
会
の
発
展
に
ご
尽
力
さ
れ
た
関
前
会
長
に
感
謝
状
が
贈
ら
れ
ま
し
た
。
○
小
千
谷
地
域
防
火
管
理
協
会
前
会
長
関
暁
様
(
写
真
:
前
列
中
央
)
防
火
管
理
に
つ
い
て
、
他
の
模
範
と
な
る
優
良
事
業
所
及
び
優
良
防
火
管
理
者
等
が
表
彰
さ
れ
ま
し
た
小千谷地域防火管理協会 会報 防火管理 第84号
4
-|
火
災
概
況
|
◆
出
火
件
数
(
速
報
値
)
※
(
)
内
は
前
年
数
管
轄
全
体
1 1
件
(
2 5
件
)
小
千
谷
市
9
件
(
1 9
件
)
川
口
地
域
2
件
(
5
件
)
高
速
道
路
0
件
(
1
件
)
◆
火
災
種
別
建
物
火
災
4
件
(
1 0
件
)
小
千
谷
市
4
件
(
9
件
)
川
口
地
域
0
件
(
1
件
)
車
両
火
災
1
件
(
7
件
)
小
千
谷
市
1
件
(
5
件
)
川
口
地
域
0
件
(
1
件
)
高
速
道
路
0
件
(
1
件
)
そ
の
他
火
災
5
件
(
8
件
)
小
千
谷
市
3
件
(
5
件
)
川
口
地
域
2
件
(
3
件
)
林
野
火
災
1件
(
0
件
)
小
千
谷
市
1
件
(
0
件
)
川
口
地
域
0
件
(
0
件
)
◆
出
火
原
因
(
速
報
値
)
出
火
原
因
は
左
表
の
と
お
り
で
す
。
◆
火
災
概
況
に
お
け
る
傾
向
平
成
2 9
年
の
火
災
件
数
は
1 1
件
で
、
前
年
比
1 4
件
の
減
少
と
な
り
、
過
去
5
年
間
で
見
る
と
、
平
成
2 8
年
の
2 5
件
を
筆
頭
に
最
も
少
な
い
件
数
と
な
り
ま
し
た
。
建
物
火
災
は
平
成
2 8
年
が
1 0
件
、
昨
年
は
4
件
で
、
死
傷
者
数
は
、
平
成
2 8
年
は
死
者
3
名
、
負
傷
者
2
名
、
昨
年
は
、
死
者
1
名
、
負
傷
者
3
名
で
し
た
。
出
火
原
因
で
見
る
と
、
ガ
ス
こ
ん
ろ
(
鍋
の
空
焚
き
)
に
よ
る
火
災
が
発
生
し
ま
し
た
。
こ
の
火
災
は
、
自
動
火
災
報
知
設
備
が
設
置
さ
れ
た
建
物
で
発
生
し
、
設
備
の
感
知
に
よ
る
早
期
の
発
見
・
通
報
が
な
さ
れ
た
こ
と
で
大
事
に
至
り
ま
せ
ん
で
し
た
が
、
一
昨
年
の
糸
魚
川
大
火
の
よ
う
に
、
同
様
の
原
因
で
大
災
害
に
発
展
す
る
事
例
も
あ
り
ま
す
の
で
、
そ
れ
ぞ
れ
の
事
業
所
や
住
宅
に
お
い
て
、
日
常
の
火
の
元
点
検
の
励
行
等
、
火
災
予
防
を
お
願
い
い
た
し
ま
す
。
合
計
不
明
調
査
中
ガ
ス
こ
ん
ろ
コ
ン
デ
ン
サ
ー
放
火
の
疑
い
枯
れ
草
焼
き
火
の
つ
い
た
ご
み
(
書
類
)
出
火
原
因
11 4 1 1 1 1 2 1
件
-5-|
救
急
概
況
|
(
速
報
値
)
◆
救
急
出
動
件
数
※
(
)
内
は
前
年
数
管
轄
全
体
1 , 6 0 2
件
(
1 , 6 1 8
件
)
小
千
谷
市
1 , 3 8 9
件
(
1 , 4 0 7
件
)
川
口
地
域
2 0 3
件
(
1 9 8
件
)
高
速
道
路
9
件
(
1 2
件
)
そ
の
他
(
応
援
)
1
件
(
1
件
)
◆
事
故
種
別
急
病
9 9 8
件
(
9 2 3
件
)
一
般
負
傷
2 6 7
件
(
2 5 5
件
)
交
通
1 0 1
件
(
1 2 7
件
)
そ
の
他
2 3 6
件
(
3 1 3
件
)
※
そ
の
他
に
は
、
転
院
搬
送
、
労
働
災
害
、
自
損
行
為
等
が
含
ま
れ
ま
す
。
◎
救
急
概
況
に
お
け
る
傾
向
救
急
出
動
件
数
は
1 , 6 0 2
件
で
、
搬
送
人
員
は
1 , 4 9 0
名
で
し
た
一
日
平
均
で
見
る
と
、
約
4 . 4
件
出
場
し
、
約
4 . 1
名
搬
送
し
た
こ
と
に
な
り
ま
す
。
こ
れ
は
管
内
人
口
(
小
千
谷
市
・
1 1
月
末
日
、
川
口
地
域
・
1 2
月
1
日
)
の
約
2 7
人
に
一
人
が
搬
送
さ
れ
た
こ
と
に
な
り
ま
す
。
|
救
助
概
況
|
(
速
報
値
)
◆
救
助
出
動
件
数
※
(
)
内
は
前
年
数
管
轄
全
体
2 0件
(
2 9
件
)
小
千
谷
市
1 3件
(
2 3
件
)
川
口
地
域
7件
(
4
件
)
高
速
道
路
0件
(
2
件
)
◆
事
故
種
別
火
災
1件
(
3
件
)
交
通
事
故
1 3件
(
1 5
件
)
機
械
に
よ
る
事
故
1件
(
2
件
)
水
難
1件
(
3
件
)
風
水
害
等
自
然
災
害
1件
(
0
件
)
ガ
ス
及
び
酸
欠
0件
(
1
件
)
建
物
等
に
よ
る
事
故
0件
(
1
件
)
そ
の
他
3件
(
4
件
)
◎
救
助
概
況
に
お
け
る
傾
向
救
助
出
動
件
数
は
2 0件
で
、
そ
の
内
、
救
助
人
員
数
は
1 0名
で
し
た
。
平
成
2 9
年
度
小
千
谷
市
は
「
日
吉
町
」
、
長
岡
市
川
口
地
域
は
昨
年
度
に
引
き
続
き
「
西
川
口
地
区
」
が
そ
れ
ぞ
れ
「
住
宅
防
火
モ
デ
ル
地
区
」
の
指
定
を
受
け
、
春
先
か
ら
火
災
予
防
に
努
め
て
い
た
だ
い
て
お
り
ま
す
。
当
協
会
も
モ
デ
ル
地
区
に
パ
ン
フ
レ
ッ
ト
や
花
の
種
子
の
配
布
等
を
行
い
、
火
災
予
防
に
協
力
し
て
い
ま
す
。
今
年
も
春
季
・
秋
季
の
火
災
予
防
運
動
の
実
施
に
伴
い
、
市
社
会
福
祉
協
議
会
職
員
及
び
女
性
消
防
団
員
と
共
に
、
春
季
は
2 7
世
帯
、
秋
季
は
1 1
世
帯
の
一
人
暮
ら
し
高
齢
者
宅
を
訪
問
し
、
火
の
元
点
検
及
び
、
住
宅
用
火
災
警
報
器
の
点
検
を
行
い
9
世
帯
に
取
替
え
ま
た
は
設
置
を
行
い
ま
し
た
。
住
宅
用
火
災
警
報
器
の
電
池
が
切
れ
て
い
な
い
か
、
ま
た
故
障
し
て
い
な
い
か
定
期
的
に
ボ
タ
ン
を
押
す
か
紐
を
引
い
て
作
動
確
認
を
行
い
ま
し
ょ
う
。
ま
た
、
購
入
か
ら
1 0
年
を
経
過
し
た
警
報
器
本
体
は
、
セ
ン
サ
ー
等
寿
命
に
よ
り
火
災
を
感
知
し
な
く
な
る
こ
と
が
あ
り
ま
す
の
で
、
交
換
す
る
こ
と
を
お
勧
め
し
ま
す
小千谷地域防火管理協会 会報 防火管理 第84号
6
-4
月
4
日
(
火
)
小
千
谷
市
立
和
泉
小
学
校
6
年
生
2
名
が
一
日
消
防
署
長
に
任
命
さ
れ
、
防
火
広
報
等
に
活
躍
さ
れ
ま
し
た
。
「
消
防
署
の
大
変
さ
」
安
部
里
乃
花
私
は
、
一
日
消
防
署
長
を
し
て
消
防
署
の
人
の
大
変
さ
が
分
か
り
ま
し
た
。
朝
、
一
番
最
初
に
し
っ
か
り
道
具
を
持
っ
て
い
る
か
の
点
検
を
し
ま
し
た
。
全
て
の
動
き
が
ぴ
っ
た
り
合
っ
て
い
た
の
で
す
ご
い
な
ぁ
と
思
い
ま
し
た
。
次
に
『
お
じ
ゃ
~
る
』
に
行
き
ま
し
た
。
信
濃
川
の
事
な
ど
が
分
か
り
ま
し
た
。
立
体
地
図
で
表
示
さ
れ
て
い
た
の
で
、
と
て
も
分
か
り
易
か
っ
た
で
す
。
次
に
『
イ
オ
ン
』
に
行
っ
て
放
水
訓
練
を
し
ま
し
た
。
放
水
始
め
の
時
は
、
旗
を
上
げ
る
と
い
う
事
と
、
放
水
止
め
の
時
に
、
旗
を
右
に
す
る
と
い
う
こ
と
が
分
か
り
ま
し
た
。
そ
し
て
、
テ
ィ
ッ
シ
ュ
や
花
の
種
を
配
っ
て
、
火
災
予
防
を
呼
び
掛
け
ま
し
た
。
最
初
は
何
を
言
っ
て
呼
び
掛
け
れ
ば
い
い
か
分
か
ら
な
か
っ
た
け
ど
、
消
防
署
の
方
が
教
え
て
く
だ
さ
っ
た
の
で
言
え
る
よ
う
に
な
り
ま
し
た
。
子
供
に
は
、
鉛
筆
を
あ
げ
て
、
学
校
で
使
え
る
よ
う
な
工
夫
を
し
ま
し
た
。
消
防
署
の
人
が
た
く
さ
ん
の
事
を
教
え
て
く
だ
さ
っ
た
の
で
、
楽
し
か
っ
た
で
す
。
次
に
、
消
防
署
で
は
し
ご
車
に
乗
り
ま
し
た
。
と
て
も
高
く
て
怖
か
っ
た
け
ど
楽
し
か
っ
た
で
す
。
結
構
高
い
所
ま
で
行
っ
て
も
、
グ
ラ
グ
ラ
し
な
か
っ
た
の
で
、
安
全
だ
な
と
思
い
ま
し
た
。
私
は
、
消
防
署
の
仕
事
は
、
火
事
に
な
っ
た
ら
救
助
す
る
こ
と
だ
と
思
っ
て
い
ま
し
た
。
で
も
、
一
日
消
防
署
長
を
し
て
、
火
事
の
救
助
だ
け
で
な
く
、
火
事
に
な
ら
な
い
よ
う
に
す
る
、
呼
び
か
け
な
ど
も
し
て
い
る
と
分
か
り
ま
し
た
。
消
防
車
や
、
救
急
車
で
助
け
ら
れ
る
人
は
、
安
心
し
て
助
け
て
も
ら
え
る
と
思
い
ま
す
。
そ
し
て
、
小
さ
い
子
へ
の
接
し
方
も
上
手
だ
っ
た
の
で
、
す
ご
い
な
と
思
い
ま
し
た
。
私
は
、
消
防
署
の
事
は
、
全
然
知
り
ま
せ
ん
で
し
た
。
で
も
、
一
日
消
防
署
長
を
し
て
、
勉
強
し
た
こ
と
が
た
く
さ
ん
あ
り
ま
し
た
。
自
分
自
身
で
こ
れ
か
ら
も
火
事
に
は
気
を
つ
け
る
よ
う
に
し
た
い
で
す
。
「
一
日
消
防
署
長
を
終
え
て
」
小
川
大
輝
ぼ
く
は
一
日
消
防
署
長
を
し
て
印
象
に
残
っ
た
こ
と
が
三
つ
あ
り
ま
す
。
一
つ
目
は
、
訓
練
礼
式
で
す
。
前
に
出
て
来
た
人
の
か
け
声
に
合
せ
て
敬
礼
を
し
た
り
、
気
を
つ
け
を
し
て
い
て
、
と
て
も
き
ち
ん
と
し
て
い
る
な
と
思
い
ま
し
た
。
み
ん
な
が
手
帳
を
出
し
て
そ
れ
を
見
て
回
る
仕
事
も
あ
っ
て
、
消
防
署
長
は
こ
ん
な
仕
事
も
す
る
ん
だ
な
と
思
い
ま
し
た
。
二
つ
目
は
、
放
水
訓
練
で
す
。
消
防
車
の
準
備
が
整
っ
た
あ
と
に
、
ぼ
く
た
ち
の
「
放
水
始
め
」
の
合
図
で
訓
練
が
始
ま
り
、
水
は
あ
ん
な
に
遠
く
ま
で
届
く
ん
だ
と
思
い
ま
し
た
。
訓
練
を
し
て
い
る
方
達
も
、
「
放
水
止
め
」
の
合
図
ま
で
集
中
力
を
切
ら
さ
ず
に
真
剣
に
取
り
く
ん
で
い
て
す
ご
い
と
思
い
ま
し
た
。
三
つ
目
は
、
は
し
ご
車
で
す
。
ぼ
く
は
は
し
ご
車
に
乗
せ
て
も
ら
う
事
が
初
め
て
で
、
と
て
も
不
安
で
し
た
が
、
実
際
乗
っ
て
み
る
と
、
と
て
も
景
色
が
良
く
す
が
す
が
し
い
気
分
に
な
り
ま
し
た
。
下
を
見
る
と
大
人
の
人
も
小
さ
く
見
え
て
、
7
-し
ご
車
は
こ
ん
な
に
伸
び
る
ん
だ
な
と
思
い
ま
し
た
。
火
事
の
時
に
あ
ん
な
に
高
い
所
ま
で
助
け
に
来
て
く
れ
る
と
思
う
と
、
と
て
も
心
強
い
で
す
。
イ
オ
ン
で
イ
ン
タ
ビ
ュ
ー
を
受
け
さ
せ
て
も
ら
っ
た
時
は
、
す
ご
く
緊
張
し
た
け
ど
一
日
消
防
署
長
を
や
っ
て
み
て
感
じ
た
「
火
の
用
心
の
大
切
さ
」
を
う
ま
く
伝
え
ら
れ
た
と
思
い
ま
す
。
こ
の
一
日
で
と
て
も
い
い
経
験
が
で
き
ま
し
た
。
こ
の
経
験
を
通
し
て
、
日
頃
か
ら
火
の
用
心
を
心
掛
け
て
い
き
た
い
で
す
。
●
訓
練
礼
式
で
職
員
の
姿
勢
・
服
装
・
手
帳
の
点
検
を
行
い
ま
し
た
。
●
車
両
資
機
材
の
点
検
●
市
民
の
家
小
千
谷
信
濃
川
水
力
発
電
館
に
て
防
火
査
察
●
イ
オ
ン
小
千
谷
店
に
て
防
火
広
小千谷地域防火管理協会 会報 防火管理 第84号
8
-今
年
は
5
月
1 9
日
(
金
)
、
9
月
2 2
日
(
金
)
、
1 2月
1 5
日
(
金
)
の
3
回
実
施
し
、
合
わ
せ
て
8 5名
の
方
が
受
講
さ
れ
、
普
通
救
命
講
習
修
了
証
が
交
付
さ
れ
ま
し
た
。
消
防
本
部
警
防
課
救
急
係
で
は
、
2
年
毎
の
再
受
講
を
推
奨
し
て
お
り
ま
す
。
7
月
1 3
日
(
木
)
と
1 4
日
(
金
)
の
2
日
間
に
わ
た
り
上
ノ
山
四
丁
目
の
「
楽
集
館
」
に
お
い
て
甲
種
防
火
管
理
新
規
講
習
を
実
施
し
ま
し
た
。
防
火
管
理
に
関
す
る
様
々
な
講
義
及
び
実
習
に
5 6
名
の
方
か
ら
受
講
し
て
い
た
だ
き
ま
し
た
。
新
規
に
資
格
を
取
得
さ
れ
た
皆
様
に
は
、
こ
れ
か
ら
そ
れ
ぞ
れ
の
事
業
所
に
お
い
て
、
防
火
管
理
の
適
正
な
遂
行
に
努
め
て
い
た
だ
き
ま
す
よ
う
、
更
な
る
精
進
を
よ
ろ
し
く
お
願
い
し
ま
す
。
当
協
会
で
は
、
毎
年
各
ま
つ
り
行
事
に
協
賛
し
て
い
ま
す
。
川口まつり消防コーナーの様子
第
3回
普
通
救
命
講
習
の
様
子
おぢやまつり消火器取扱訓練の様子
防
火
管
理
新
規
講
習
実
習
の
様
-9-今
年
度
は
、
防
火
イ
ラ
ス
ト
・
書
道
合
わ
せ
て
2 5 5
点
の
作
品
が
寄
せ
ら
れ
、
8
名
の
審
査
員
に
よ
り
厳
正
な
審
査
が
行
わ
れ
ま
し
た
。
審
査
結
果
は
次
の
と
お
り
で
す
。
イ
ラ
ス
ト
幼
稚
園
・
保
育
園
の
部
【
最
優
秀
賞
】
●
西
保
育
園
石
田
新
さ
ん
イ
ラ
ス
ト
小
学
生
の
部
【
最
優
秀
賞
】
●
南
小
学
校
中
村
祐
さ
ん
書
道
小
学
生
の
部
【
最
優
秀
賞
】
●
東
小
千
谷
小
学
校
長
谷
川
拓
海
さ
ん
秋
の
火
災
予
防
運
動
期
間
中
、
小
千
谷
市
総
合
産
業
会
館
サ
ン
プ
ラ
ザ
様
に
お
い
て
全
作
品
を
展
示
し
ま
し
た
。
イ
ラ
ス
ト
の
部
門
で
最
優
秀
賞
を
受
賞
し
た
2
作
品
を
、
新
潟
県
住
宅
防
火
対
策
推
進
会
議
事
務
局
が
募
集
す
る
「
防
火
ポ
ス
タ
ー
コ
ン
ク
ー
ル
作
品
」
の
候
補
と
し
て
応
募
い
た
し
ま
し
た
。
ま
た
、
書
道
の
部
門
を
含
め
た
最
優
秀
賞
を
受
賞
し
た
3
作
品
は
、
小
千
谷
市
幼
少
年
防
火
委
員
会
が
作
成
す
る
防
火
看
板
作
成
時
に
掲
載
す
る
予
定
で
す
。
小千谷地域防火管理協会 会報 防火管理 第84号
10
-毎
年
恒
例
の
消
防
フ
ェ
ス
テ
ィ
バ
ル
が
、
1 1月
1 3
日
(
月
)
に
イ
オ
ン
小
千
谷
店
様
の
一
部
を
お
借
り
し
て
開
催
さ
れ
ま
し
た
。
当
日
は
、
認
定
こ
ど
も
園
つ
く
し
幼
稚
園
、
吉
谷
保
育
園
、
岩
沢
保
育
園
、
真
人
保
育
園
の
園
児
た
ち
が
元
気
い
っ
ぱ
い
に
防
火
パ
レ
ー
ド
・
遊
戯
を
行
い
、
来
場
者
に
防
火
を
呼
び
か
け
ま
し
た
。
そ
の
後
、
駐
車
場
に
て
濃
煙
ハ
ウ
ス
体
験
、
消
防
車
両
見
学
、
風
船
飛
ば
し
が
実
施
さ
れ
ま
し
た
。
元気いっぱいの遊戯 濃煙ハウス体験
木村会長挨拶
-11-呼び出し名称【小千谷タンク1】
平成8年に配備され、20年の間、管内の安心安全を守ってきた水槽付消防ポンプ自
動車を更新しました。
新車両は、
大幅な軽量化を図るため、
アルミプロファイル材
ALPAS
システム、
FRP
製タンク等を採用し、5.5t級シャーシに水3tを積み、車両総重量
が11t未満になるよう設計しました。この中型運転免許で運用できるスペックは、住
宅密集地等の狭隘路の走行に適しており、
前車比1t増の積載水は、
毎分500
ℓ
の1線
放水を6分間可能としています。また、車両上部と後部に大型の積載庫を設け、消火資
機材だけでなく、救急救助資器材等も積載し、緊急消防援助隊での他県への派遣や多様
化する災害での活躍が期待されます。
【主な装備等】
○キャビンハイルーフ ~床高180cm(立位での装備の装着) ○LED照明装置 ~災害現場での明かりの確保、省電力化
○自動泡混合装置 ~クラスA泡消火薬剤による再燃火災の防止等 ○熱画像探査装置 ~残火等の熱源探索、濃煙内での人員検索 ○高圧噴霧消火装置 ~高圧(8Mpa)で毎分50ℓの放水が可能 ○80mm吸管 ~吸水量アップにより大量送水が可能