平成19年度
特許出願技術動向調査報告書
電子ゲーム
(要約版)
平成20年4月
特 許 庁
問い合わせ先
特許庁総務部企画調査課 技術動向班
電話:03−3581−1101(内線2155)
<目次>
第1部 電子ゲーム分野の調査概要および情報収集方法. . . 1 第2部 特許出願動向分析. . . 9 第3部 非特許文献動向分析. . . 36 第4部 総合分析. . . 49
第 1 部 電 子 ゲ ー ム 分 野 の 調 査 概 要 お よ び 情 報 収 集 方 法
第1章 電 子 ゲ ー ム 技 術 の 概 要
第1節 本 調 査 で 対 象 と し た 電 子 ゲ ー ム の 定 義
電 子 ゲ ー ム 分 野 の 特 許 出 願 動 向 調 査 は 平 成 12 年度(2000 年度)に一度実施されており、 本 調 査 は そ の 更 新 調 査 で あ る 。前 回 調 査 が 対 象 と し た 電 子 ゲ ー ム は 、図 1 に示す通り「二次 元 以 上 の 表 示 が で き る デ ィ ス プ レ イ を 用 い た ゲ ー ム 」 と 定 義 さ れ て お り 、 具 体 的 に は 「 従 来 型 の 家 庭 用 電 子 ゲ ー ム 及 び ア ー ケ ー ド ゲ ー ム を ベ ー ス と し 、 ソ フ ト の 発 展 市 場 と し て 、 パ ソ コ ン ゲ ー ム 、 テ レ ビ ゲ ー ム 、 携 帯 ゲ ー ム を 対 象 と す る 」 と さ れ て い た 。
前 回 調 査 以 降 か ら 現 在 ま で の 電 子 ゲ ー ム 分 野 の 動 向 を 考 慮 す る と 、 当 時 は ゲ ー ム の プ ラ ッ ト フ ォ ー ム と し て PlayStation(ソニー・コンピュータエンタテインメントの登録商標)、セ ガ サ タ ー ン( セ ガ の 登 録 商 標 )、Nintendo64(任天堂の登録商標)などの据え置き型の家庭用ゲ ー ム 機 が 主 流 で あ っ た 。 携 帯 型 ゲ ー ム 機 も 複 数 存 在 し た が 、 ゲ ー ム ボ ー イ ( 任 天 堂 の 登 録 商 標 ) が 独 占 的 な 地 位 に あ り 、 市 場 と し て も 据 え 置 き 型 に 比 べ 小 さ い も の に 留 ま っ て い た 。 し か し な が ら 現 在 で は 、PSP(プレイステーションポータブル、ソニー・コンピュータエンタ テ イ ン メ ン ト の 登 録 商 標 )、 ニ ン テ ン ド ーDS(任天堂の登録商標)などのヒットにより携帯 型 ゲ ー ム 機 の 市 場 は 拡 大 し て お り 、 家 庭 用 ゲ ー ム 機 は 据 え 置 き 型 と 携 帯 型 に 二 分 化 、 発 展 し て い る と 言 え る 。 そ こ で 本 調 査 で は 、 前 回 調 査 に お い て 「 家 庭 用 電 子 ゲ ー ム 」 と 呼 称 さ れ て い た と こ ろ を 「 据 え 置 き 型 ゲ ー ム 、 携 帯 型 ゲ ー ム 」 と 別 個 表 記 し た 。
ま た 、 前 回 調 査 以 降 の 動 向 と し て 、 ゲ ー ム の プ ラ ッ ト フ ォ ー ム と し て の PC や携帯電話の 存 在 感 が 増 し て い る こ と が 挙 げ ら れ る 。PC ゲームは、欧米では以前から盛んであったが、近 年 で は 中 国 や 韓 国 に お い て ゲ ー ム 人 口 を 伸 ば し て い る 。 ま た 、 携 帯 電 話 に お け る ゲ ー ム も 一 般 的 と な り 、両 者 の 市 場 は 拡 大 傾 向 に あ る 。そ こ で 本 調 査 で は 、前 回 調 査 に お け る 定 義 か ら 、 据 え 置 き 型 ゲ ー ム 、携 帯 型 ゲ ー ム 、ア ー ケ ー ド ゲ ー ム 、PC ゲーム、携帯電話ゲームの 5 つの ゲ ー ム を 並 列 列 挙 す る 形 に 変 更 し た 。
以 上 を 踏 ま え 、 本 調 査 が 対 象 と す る 電 子 ゲ ー ム を 、 図 1 のように定義した。
図 1 本調査における電子ゲームの定義
本調査で対象とする電子ゲームは、「二次元以上の表示ができるディスプレイ を 用 い た ゲ ー ム 」 で あ る。 具体 的 に は 、 従 来 型 の家 庭 用 電 子 ゲー ム 及 び アー ケードゲームをベースとし、ソフトの発展市場として、パソコンゲーム、テレ ビゲーム、携帯ゲームを対象とする。
前回調査(平成12年)における定義(前回調査報告書より抜粋)
・家 庭 用 電子 ゲー ムは、据え 置き型と携 帯型に二分化・発展している。
⇒ 別個表記
・PCゲ ー ム、 携帯 電話ゲ ームの市場がさ らに拡大している。 ⇒ 並列列挙
本調査で対象とする電子ゲームは、「二次元以上の表示ができるディスプレイ を 用 い た ゲ ー ム 」 で ある。 具 体 的 に は、 据 え 置き 型 ゲ ー ム、 携 帯 型 ゲ ーム 、 アーケードゲーム、PCゲーム、携帯電話ゲームなどを対象とする。
本調査における定義
本調査で対象とする電子ゲームは、「二次元以上の表示ができるディスプレイ を 用 い た ゲ ー ム 」 で ある。 具 体 的 に は、 据 え 置き 型 ゲ ー ム、 携 帯 型 ゲ ーム 、 アーケードゲーム、PCゲーム、携帯電話ゲームなどを対象とする。
本調査における定義
第2節 電 子 ゲ ー ム 分 野 の 技 術 俯 瞰 図
前 回 調 査( 平 成12 年度調査)の技術分類を踏襲しつつ、近年の動向を踏まえて新たな技術
区 分 を 追 加 し 、 図 2 のような技術俯瞰図を作成した。
図 2 では、追加した技術区分を太枠で示している。具体的には、出力技術の下に「体感生 成 」 を 、 処 理 技 術 の 下 に 「 人 物 モ デ リ ン グ 」 お よ び 「 進 行 制 御 」 を 、 通 信 技 術 の 下 に 「 通 信 制 御 」 お よ び 「 認 証 ・ 課 金 ・ 決 済 」 を 、 記 憶 技 術 の 下 に 「 コ ン テ ン ツ 管 理 」 を そ れ ぞ れ 追 加 し て い る 。 ま た 、 構 造 技 術 お よ び 製 造 ・ 開 発 技 術 を 追 加 し て い る 。
図 2 電子ゲーム分野の技術俯瞰図
入力技術 入力技術
入力技術 出力技術 出力技術 出力技術
処理技術 処理技術
処理技術
通信技術 通信技術
通信技術 記憶技術 記憶技術 記憶技術
構造技術 構造技術
構造技術
ユーザインタフェース
(ジョイスティック、キー、ボタン、タッチ パネル、シミュレーション型コント ローラ、ソフトウェアインタフェース等) センシング
(音声、画像、傾き、加速度、 図形・文字、圧力等)
画像生成
(ビットマップディスプレイ、仮想大画面、 立体視等)
音声生成(効果音、音声、スピーカ等) 体感生成(振動、加速度、反力等)
画像処理(2次元画像処理、3次元画像処理)
人物モデリング(身体、感情、モーション、行動等)
分散処理
ハードウェアアーキテクチャ ローカル通信
(赤外線、無線LAN、Bluetooth、有線等) ネットワーク通信
供給メディア(物理媒体、オンライン) 圧縮・符号化方式(画像圧縮・符号化方式、 音声圧縮・符号化方式等)
コンテンツ管理
(ユーザデータ記録、著作権保護、 ソフトウェア更新)
認証・課金・決済(認証、課金・決済)
筐体 電力供給 排熱処理 物体モデリング(物体形状、物理演算、衝突検知等)
前回調査から追加した区分 前回調査から踏襲した区分
その他処理
通信制御(負荷分散、同期制御、 切断時対応、圧縮通信等)
製造・ 開発技術
製造・ 開発
製造・ 開発技術 技術
製造
(生産、検査等)
開発環境
(ツールチェイン、 データ管理、 ミドルウェア、 記述言語、 テスト等)
進行制御(全体構成、部分構成)
第3節 本 調 査 に お け る 技 術 の 分 析 軸
本 調 査 で は 、 特 許 文 献 の 分 析 の 観 点 と し て 「 要 素 技 術 」 お よ び 「 課 題 」 の2 つの分析軸を 設 定 し た 。要 素 技 術 に 関 す る 分 析 軸 は 、図 2 の技術俯瞰図に基づく電子ゲームに関連する技 術 の 分 類 で あ り 、入 力 、出 力 、処 理 、通 信 、記 憶 、構 造 、製 造・開 発 の7 つの大区分があり、 そ の 下 に そ れ ぞ れ 中 区 分 、 小 区 分 が あ る と い う 表 1 に示すような構成になっている。一方、 課 題 に 関 す る 分 析 軸 は 、電 子 ゲ ー ム 関 連 技 術 が 解 決 し よ う と す る 課 題 に 着 目 し た 分 類 で あ り 、 経 済 性 、 信 頼 性 、 利 便 性 、 娯 楽 性 、 対 話 性 の 5 つの大区分があり、その下にそれぞれ中区分 が あ る と い う 表 2 に示すような構成になっている。
表 1 要素技術に関する分析軸
大 区 分 中 区 分 小 区 分
ユ ー ザ イ ン タ フ ェ ー ス
ジ ョ イ ス テ ィ ッ ク 、 キ ー 、 ボ タ ン 、 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 型 コ ン ト ロ ー ラ 、 タ ッ チ パ ネ ル 、 ソ フ ト ウ ェ ア イ ン タ フ ェ ー ス 、 そ の 他 ユ ー ザ イ ン タ フ ェ ー ス 入 力
セ ン シ ン グ 音 声 、 画 像 、 傾 き 、 加 速 度 、 図 形 ・ 文 字 、 圧 力 、 そ の 他 セ ン シ ン グ 画 像 生 成 ビ ッ ト マ ッ プ デ ィ ス プ レ イ 、 仮 想 大 画 面 、 立 体 視 、 そ の 他 画 像 生 成 音 生 成 効 果 音 、 音 声 、 ス ピ ー カ 、 そ の 他 音 声 生 成
出 力
体 感 生 成 振 動 、 加 速 度 、 反 力 、 そ の 他 体 感 生 成
画 像 処 理 2 次元画像処理、3 次元画像処理
分 散 処 理 -
物 体 モ デ リ ン グ 物 体 形 状 、 物 理 演 算 、 衝 突 検 知 、 そ の 他 物 体 モ デ リ ン グ 人 物 モ デ リ ン グ 身 体 、 感 情 、 モ ー シ ョ ン 、 行 動 、 そ の 他 人 物 モ デ リ ン グ 進 行 制 御 全 体 構 成 、 部 分 構 成
処 理
そ の 他 処 理 -
ロ ー カ ル 通 信 赤 外 線 、 無 線LAN、Bluetooth、有線、その他ローカル通信 ネ ッ ト ワ ー ク 通
信 -
通 信 制 御 負 荷 分 散 、 同 期 制 御 、 切 断 時 対 応 、 圧 縮 通 信 、 そ の 他 通 信 制 御 通 信
認 証・課 金・決 済 認証、課金・決済 供 給 メ デ ィ ア 物 理 媒 体 、 オ ン ラ イ ン
圧 縮・符 号 化 方 式 画像圧縮・符号化方式、音声圧縮・符号化方式、その他圧縮・符号化方式 記 憶
コ ン テ ン ツ 管 理 ユ ー ザ デ ー タ 記 録 、 著 作 権 保 護 、 ソ フ ト ウ ェ ア 更 新 ハ ー ド ウ ェ ア ア
ー キ テ ク チ ャ -
筐 体 -
電 力 供 給 -
構 造
排 熱 処 理 -
製 造 生 産 、 検 査 、 そ の 他 製 造 製 造・開 発
開 発 環 境 ツ ー ル チ ェ イ ン 、 デ ー タ 管 理 、 ミ ド ル ウ ェ ア 、 記 述 言 語 、 テ ス ト 、 そ の 他 開 発 環 境
表 2 課題に関する分析軸
大 区 分 中 区 分
経 済 性 -
安 全 性 信 頼 性
情 報 セ キ ュ リ テ ィ 携 帯 性
利 便 性
操 作 性 リ ア リ テ ィ 体 感 性 エ フ ェ ク ト 高 速 性 娯 楽 性
公 平 性
端 末 間 ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 対 話 性
オ ン ラ イ ン ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン
第2章 調 査 対 象 と す る 特 許 母 集 団 の 設 定 に つ い て 第1節 母 集 団 の 設 定
本 調 査 が 対 象 と す る 文 献 は 、「 日 本 、米 国 、欧 州 、中 国 、韓 国 、台 湾 、シ ン ガ ポ ー ル 」に お い て 出 願・登 録 さ れ 、「 優 先 権 主 張 年 ベ ー ス で2000 年から 2006 年」の、電子ゲームに関する 特 許 文 献 で あ る 。な お 欧 州 に つ い て は 、EPO への広域出願および 2007 年 7 月 31 日現在のヨ ー ロ ッ パ 特 許 条 約 (EPC)加盟国である 32 ヶ国への出願を対象とした。
電 子 ゲ ー ム に 関 連 す る 特 許 文 献 を 抽 出 す る た め 、表 3 に示すような 2 つの集合の和集合と し て 定 義 さ れ る 母 集 団 を 設 定 し た 。S1 は「電子ゲームに直接的に関連する IPC(国際特許分 類 ) が 割 り 振 ら れ た 特 許 文 献 」 の 集 合 で あ る 。S1 に対応する IPC を表 4 に示す。
ま た 、電 子 ゲ ー ム 関 連 技 術 の 広 が り を 考 慮 し 、S2 として「必ずしも電子ゲームのみを目的 と し て い な い 技 術 領 域 に お い て 、 電 子 ゲ ー ム に 特 化 し て 開 発 さ れ て い る 技 術 に 関 す る 特 許 文 献 」 の 集 合 、 具 体 的 に は 数 値 計 算 と 画 像 処 理 に 関 連 す る 技 術 領 域 を 追 加 し た 。 表 5 に、S2 に 対 応 す るIPC を示す。
表 3 調査対象とする特許母集団の定義
集 合 IPC キ ー ワ ー ド 指 定 考 え 方
S1 A63F13/00∼A63F13/12,
A63F9/24 − 電 子 ゲ ー ム に 関 連 し たIPC が振られている技術
S2 G06F?+ G06T? ゲ ー ム
必 ず し も 電 子 ゲ ー ム の み を 目 的 と し て い な い 技 術 領 域 に お い て 、電 子 ゲ ー ム に 特 化 し て 開 発 さ れ て い る 技 術
表 4 集合 S1 に関連する国際特許分類(IPC)
技 術 IPC IPC 概要
A63F13 2 次 元 以 上 の 表 示 が で き る デ ィ ス プ レ イ を 用 い た 電 子 ゲ ー ム , 例 . テ レ ビ 画 面 を 用 い る ゲ ー ム
電 子 ゲ ー ム
A63F9/24 他に分類されない電子回路を用いるゲーム
表 5 集合 S2 に関連する国際特許分類(IPC)
技 術 IPC IPC 概要
数 値 計 算 G06F
電 気 的 デ ジ タ ル デ ー タ 処 理 ( 計 算 の 一 部 が 液 体 力 ま た は 気 体 力 を 用 い て 行 わ れ る 計 算 機 G 0 6 D , 光 学 的 に 行 わ れ る も の G 0 6 E ; デ ジ タ ル 技 術 を 用 い た イ ン ピ ー ダ ン ス 回 路 網 H 0 3 H )
画 像 処 理 G06T
イ メ ー ジ デ ー タ 処 理 ま た は 発 生 一 般( 特 定 の 用 途 に 特 に 適 合 す る も の , 関 連 の サ ブ ク ラ ス , 例 . G 0 1 C , G 0 6 K , G 0 9 G , H 0 4 N を 参 照 )
第2節 利 用 デ ー タ ベ ー ス お よ び 検 索 結 果
本 調 査 に お い て 特 許 文 献 の 検 索 ・ 抽 出 に 利 用 し た デ ー タ ベ ー ス は 、 日 本 国 特 許 庁 に 出 願 さ れ て い る 特 許 文 献 に つ い て はPATOLIS-Ⅳ、日 本 国 特 許 庁 に 出 願 さ れ て い な い 特 許( 海 外 特 許 ) に つ い て はWPI である。それぞれにおける検索条件と検索結果を表 6 および表 7 に示す。
た だ しWPI における検索結果は、ファミリー単位の件数である。一方で、以降の分析にお
い て は 、特 に 断 り の な い 限 り フ ァ ミ リ ー を 構 成 す る 個 々 の 特 許 出 願 単 位 の 集 計 を 行 っ て い る 。 公 報 単 位 の 件 数 は 、調 査 対 象 国・地 域 全 体( 日 米 欧 中 韓 、台 湾 、シ ン ガ ポ ー ル )で24,190 件、 日 米 欧 中 韓 へ の 出 願 で23,802 件である。
表 6 PATOLIS における国内特許母集団検索条件および検索結果 出 願 日 AD=20000101:20061231 + 優先権主張日 PRD =20000101:20061231 期 間
公 開 日 PD<=20070731 + 公表日 PDT<=20070731 + 再公表日 PDT<=20070731
集 合 検 索 式 件 数
S1 IC=A63F13/? + IC=A63F9/24 7,479
S2 (IC=G06F? + IC=G06T?) * (AB=ゲーム) 2,543
S3 抽 出 母 集 団 = S1 + S2 8,308
※ 検 索 日 :2007 年 9 月 7 日
表 7 WPI における海外特許母集団検索条件および検索結果 出 願 年 AY=2000:2006 + 最先の優先権主張年 PRYF =2000:2006
期 間
発 行 日 PD<=20070731 対 象 国 ・ 地
域
AT, BE, US, CN, CZ, DE, DK, EP, ES, FI, FR, GB, HU, IE, IT, KR, LU, NL, PT, RO, SE, SG, SK, TW, CH
集 合 検 索 式 件 数
S1 A63F0013/IPC OR A63F0009-24?/IPC 8,130 S2 (G06F/IPC OR G06T/IPC) AND (GAME/NOV) 3,622
S3 抽 出 母 集 団 = S1 + S2 10,404
※検 索 日 :2007 年 10 月 18 日
第3章 分 析 に あ た っ て の 留 意 点
第1節 出 願 人 国 籍 別 デ ー タ の 集 計 に つ い て
各 特 許 の 出 願 人 国 籍 は 、 筆 頭 出 願 人 の 国 籍 と し た 。 そ の 際 、「 欧 州 籍 」 は 2007 年 7 月 31 日 現 在 の ヨ ー ロ ッ パ 特 許 条 約 (EPC)加盟国である 32 ヶ国と定義した。
第2節 技 術 区 分 へ の 分 類 方 法
本 調 査 で は PATOLIS および WPI を用いた検索により得られた特許文献の抄録を実際に読 み 込 む こ と で 、 各 技 術 区 分 へ の 分 類 を 行 っ た 。 そ の 際 、 あ る1 件の特許文献が複数の技術区 分 に ま た が っ て 属 す る よ う な 分 類 を 許 し て い る 。 な お 要 素 技 術 の 分 析 軸 に お い て ど の 区 分 に も 分 類 さ れ な か っ た 特 許 文 献 に つ い て は 「 該 当 な し 」 と し 、 以 降 の 集 計 結 果 か ら は 除 外 し て
い る 。ま た 、表 3 に示した定義による母集団抽出の結果、パチンコあるいはカジノ関連の技
術 に つ い て も 抽 出 さ れ て い る 。 こ れ ら に つ い て も 、 電 子 ゲ ー ム に も 利 用 で き る 技 術 で あ る 場 合 に は 、 本 調 査 の 分 析 対 象 に 含 め て い る 。
第3節 年 推 移 に つ い て
調 査 対 象 と す る 母 集 団 は2007 年 7 月 31 日までに公開・公表・再公表がなされた特許文献 で あ る 。 出 願 か ら 公 開 ま で の 期 間 の 都 合 上 、 及 び デ ー タ ベ ー ス へ の 収 録 の 遅 れ の 影 響 か ら 、 年 次 変 化 を 追 う 際 に 、2005 年及び 2006 年の出願件数について実数を反映していない可能性 が あ る 点 に は 注 意 が 必 要 で あ る 。 登 録 件 数 に つ い て も 、 審 査 中 あ る い は 審 査 請 求 判 断 前 の 特 許 が 存 在 す る こ と か ら 、 近 年 の デ ー タ に つ い て は 今 後 増 加 す る 可 能 性 が あ る 点 に は 注 意 が 必 要 で あ る 。
ま た 、米 国 の 出 願 件 数 に つ い て 、出 願 早 期 公 開 制 度 の 採 用 以 前 で あ る2000 年 11 月 29 日以 前 に つ い て は 、登 録 件 数 を 出 願 件 数 と し て カ ウ ン ト し 集 計 し て い る 点 に も 注 意 が 必 要 で あ る 。
第4節 出 願 人 に つ い て
米 国 に お い て は 、 本 来 は 出 願 人 は 発 明 者 本 人 で あ る が 、 本 調 査 で は 他 地 域 と の 比 較 の た め に 、 譲 受 人 を 出 願 人 と し て 集 計 し て い る 。
第5節 登 録 商 標 に つ い て
本 報 告 書 で は 原 則 的 に 商 品 名 、サ ー ビ ス 名 を 登 録 商 標 に 従 っ て 記 し た 。た だ しXBOX に関 し て は 慣 例 に 従 い 、Xbox と表記している。報告書の本文で掲載している登録商標を表 8 に ま と め る 。 な お 、 そ の 他 本 報 告 書 の 図 や 表 等 に 記 載 す る 会 社 名 、 商 品 名 は 一 般 に 各 社 の 商 標 ま た は 登 録 商 標 で あ る 。
表 8 報告書に掲載した登録商標
商 標 名 権 利 者
XBOX XBOX 360 XBOX LIVE ブ ル ー ド ラ ゴ ン HALO
マ イ ク ロ ソ フ ト コ ー ポ レ ー シ ョ ン
プ レ イ ス テ ー シ ョ ン プ レ イ ス テ ー シ ョ ン2
プ レ イ ス テ ー シ ョ ン3(PS3) PSP
グ ラ ン ツ ー リ ス モ
ソ ニ ー ・ コ ン ピ ュ ー タ エ ン タ テ イ ン メ ン ト
ゲ ー ム キ ュ ー ブ ニ ン テ ン ド ーDS ニ ン テ ン ド ーDSLite ゲ ー ム ボ ー イ ゲ ー ム ボ ー イ カ ラ ー ゲ ー ム ボ ー イ ミ ニ ゲ ー ム ボ ー イ ア ド バ ン ス NINTENDO 64
Wii Nintendogs
お い で よ ど う ぶ つ の 森
任 天 堂
ワ ン ダ ー ス ワ ン バ ン ダ イ
DREAMCAST セガサターン シェンムー
セ ガ
パ ッ ク マ ン バ ン ダ イ ナ ム コ ゲ ー ム ス
ド ラ ゴ ン ク エ ス ト フ ァ イ ナ ル フ ァ ン タ ジ ー
ス ク ウ ェ ア ・ エ ニ ッ ク ス
バ イ オ ハ ザ ー ド モ ン ス タ ー ハ ン タ ー
カ プ コ ン
World of Warcraft ブ リ ザ ー ド エ ン タ ー テ イ メ ン ト イ ン コ ー ポ レ イ テ ッ ド
リ ネ ー ジ ュ エ ヌ シ ー ソ フ ト
ラ グ ナ ロ ク オ ン ラ イ ン グ ラ バ テ ィ コ ー ポ レ ー シ ョ ン
Unreal エ ピ ッ ク ・ ゲ ー ム ズ ・ イ ン コ ー ポ レ ー テ ッ ド 大 航 海 時 代
三 國 無 双
コ ー エ ー LiteSpeech 松 下 電 器 産 業
Decuma ザ イ コ ー ポ レ ー シ ョ ン
第 2 部 特 許 出 願 動 向 分 析
第1章 全 体 動 向 分 析
第1節 出 願 人 国 籍 別 出 願 ・ 登 録 件 数 推 移
日 米 欧 中 韓 に お け る 特 許 出 願 を 、出 願 人 国 籍 別・優 先 権 主 張 年 別 に 集 計 し た 結 果 を 図 3 に 示 す 。期 間 を 通 じ て 日 本 国 籍 に よ る 出 願 が 最 も 多 い 。ま た 、日 本 国 籍 に よ る 出 願 は 、2000 年 か ら 2002 年にかけて顕著な減少傾向にあり、その後 2003 年、2004 年と再び増加している。 米 国 籍 に よ る 出 願 は 、ほ ぼ 横 ば い で あ る 。欧 州 籍 に よ る 出 願 は 、2001 年がピークであり、そ の 後 減 少 し て い る 。中 国 籍 に よ る 出 願 は 、件 数 は 少 な い も の の 、2001 年以降継続して増加傾 向 に あ る 。 韓 国 籍 に よ る 出 願 は 、2000 年から 2002 年にかけて減少傾向にあり、その後 2003 年 に 再 び 増 加 し て い る と い う 、 日 本 国 籍 と 似 通 っ た 傾 向 を 示 し て い る 。
日 米 欧 中 韓 に お け る 特 許 登 録 を 、出 願 人 国 籍 別・優 先 権 主 張 年 別 に 集 計 し た 結 果 を 図 4 に 示 す 。 出 願 件 数 と 同 様 に 、 期 間 を 通 じ て 日 本 国 籍 に よ る 登 録 件 数 が 最 も 多 い 。
図 3 出願人国籍別出願件数推移(日米欧中韓への出願)
図 4 出願人国籍別登録件数推移(日米欧中韓での登録)
2,782
2,213
1,529
1,584
1,967
1,675
244
349
297 296
196 157
25 23 49 58 77
90 568
353
244 306 315
113 179
115 121 165 153 137
791 965
1,121 1,078
1,181 989
4,787
4,234
3,318
3,530
3,673
2,963
0 1,500 3,000 4,500 6,000
2000 2001 2002 2003 2004 2005
優先権主張年 出
願 件 数
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他 合計
欧州 1,539件
7% 中国 322件 1%
韓国 1,899件
8% その他 870件 4%
米国 6,125件
27%
日本 11,750件
53%
804
569
401
231
160
89 440
385
233
122
22 8
64
96
42
29
14 14
4 10 4 11 6 2
75
36 36 36 51
11 45
30 23
9 5 0
1,432
1,126
739
438
258
124
0 400 800 1,200 1,600
2000 2001 2002 2003 2004 2005
優先権主張年 登
録 件 数
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他 合計
米国 1,210件
29% その他
112件 3%
日本 2,254件
55% 欧州
259件 6%
中国 37件 1%
韓国 245件 6%
第2節 出 願 先 国 別 − 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 推 移
1 .日 本 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 推 移
日 本 へ の 出 願 分 に つ い て 、出 願 件 数 推 移 を 図 5 に示す。日本国籍によるものが大半である。 な お 、日 本 国 籍 に よ る 出 願 は 、図 3 で示した日米欧中韓を出願先とした集計においては、2002 年 ま で の 顕 著 な 減 少 後 に 2003 年から増加に転じていたが、図 5 で出願先を日本へ絞ってみ る と 、 減 少 は 2003 年まで続いており、増加へ転じたのは翌 2004 年からである。
図 5 出願人国籍別出願件数推移(日本への出願)
2 .米 国 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 推 移
米 国 へ の 出 願 分 に つ い て 、出 願 件 数 推 移 を 図 6 に示す。米国籍による出願が最も多く、次 い で 日 本 国 籍 に よ る 出 願 が 多 い 。日 本 国 籍 に よ る 出 願 は 、2001 年以降一度減少後、再び増加 し て い る 点 は 日 本 へ の 出 願 分 と 同 様 で あ る が 、日 本 へ の 出 願 分 よ り1 年早い 2003 年には増加 に 転 じ て い る 点 が 異 な る 。米 国 籍 に よ る 出 願 は 、2001 年が比較的多いが、他の年はほぼ同様 で あ り 、 横 ば い と 言 え る 。
図 6 出願人国籍別出願件数推移(米国への出願)
1,846
1,651
1,085
978
1,143
1,125
52 53 61 91
44 27
25 31 31 29
8 1
4 2029 0 12 8 3 8 6 4 1111 0 5 8 1 9 8
1,976
1,755
1,194
1,124
1,208
1,171
0 600 1,200 1,800 2,400
2000 2001 2002 2003 2004 2005
優先権主張年 出
願 件 数
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他 合計
日本 7,828件
93% その他
70件 1% 韓国 65件 1% 中国 12件 欧州 0% 125件 1% 米国 328件 4%
430
253
198
264
307 317
744
867
734
711 714 723
62
91 86 76
53 69
3 24 5 15 9 13 6 15 9 24 1213
113
78 79
106 98 105
1,376
1,309
1,119
1,178
1,205
1,239
0 400 800 1,200 1,600
2000 2001 2002 2003 2004 2005
優先権主張年 出
願 件 数
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他 合計
韓国 104件 中国 1% 44件 1%
欧州 437件 6%
その他 579件 8%
米国 4,493件
60% 日本 1,769件
24%
3 .欧 州 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 推 移
欧 州 へ の 出 願 分 に つ い て 、出 願 件 数 推 移 を 図 7 に示す。欧州籍による出願よりも、日本国 籍 や 米 国 籍 に よ る 出 願 が 多 い の が 特 徴 的 で あ る 。 日 本 国 籍 に よ る 出 願 は 、 米 国 へ の 出 願 分 と
同 様 に 、2002 年まで減少傾向にありその後 2003 年に再び増加に転じている。米国籍による
出 願 は 、2003 年がピークとなっている。欧州籍による出願は、2001 年をピークにその後減少
傾 向 に あ る 。
図 7 出願人国籍別出願件数推移(欧州への出願)
4 .中 国 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 推 移
中 国 へ の 出 願 分 に つ い て 、出 願 件 数 推 移 を 図 8 に示す。中国への出願が多いのは、日本国 籍 、 米 国 籍 、 中 国 籍 で あ る 。 日 本 国 籍 に よ る 出 願 件 数 は 、2002 年から 2004 年にかけて増加 し て お り 、2004 年には、2001 年の 3 倍近いの出願がなされている。米国籍については、2003 年 に ピ ー ク が 見 ら れ る 。欧 州 籍 に つ い て 、中 国 へ の 出 願 件 数 は 多 く は な く 、2003 年まで増加 傾 向 に あ る も の の 、2004 年には減少に転じている。中国籍について、出願件数は期間を通じ て 顕 著 な 増 加 傾 向 に あ る 。
図 8 出願人国籍別出願件数推移(中国への出願)
280
150
115
164
232
107 156
219 225
236
164
30 149
189
151
145
118
85
2 1 5 3 2 1
10
3 3 7 7 6
29 24 26 31
39
16 626
586
525
586
562
245
0 200 400 600 800
2000 2001 2002 2003 2004 2005
優先権主張年 出
願 件 数
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他 合計
韓国 36件 1% 中国 14件 0%
欧州 837件 27%
その他 165件 5%
米国 1,030件
33% 日本 1,048件
34%
89
58
79
129
164
75
21
27
33
47
28
8 3
19
17
26
10
2
15 17
32
45
65
76
15
4 5
10 13
8
4 3 5
14
3 4
147
128
171
271
283
173
0 80 160 240 320
2000 2001 2002 2003 2004 2005
優先権主張年 出
願 件 数
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他 合計
米国 164件 14% 欧州 77件 7% 中国 250件 21%
韓国 55件 5%
その他 33件
3%
日本 594件
50%
5 .韓 国 に お け る 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 推 移
韓 国 へ の 出 願 分 に つ い て 、出 願 件 数 推 移 を 図 9 に示す。韓国への出願は、韓国籍によるも の が 最 も 多 く 、 次 い で 日 本 国 籍 が 多 い 。 日 本 国 籍 に よ る 出 願 件 数 は 、 日 本 へ の 出 願 分 と 同 様 に 、2003 年まで減少傾向にあり、その後 2004 年に再び増加傾向に転じている。米国籍によ る 出 願 件 数 は 、2003 年にピークがある。韓国籍による出願は、2002 年まで顕著な減少傾向を 見 せ て お り 、 そ の 後2003 年に再び増加という、日本国籍に似た傾向となっている。
図 9 出願人国籍別出願件数推移(韓国への出願)
第3節 出 願 先 国 別 − 出 願 人 国 籍 別 出 願 ・ 登 録 件 数 収 支
1 .出 願 先 国 別 − 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 収 支
出 願 先 国 別 か つ 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 収 支 を 図 10 に示す。出願先国別に見ると、日本
へ の 出 願 の9 割以上が日本国籍によるものであり、高い比率と言える。米国への出願に占め
る 米 国 籍 の 比 率 、 韓 国 へ の 出 願 に 占 め る 韓 国 籍 の 比 率 は と も に 6 割以上であり、日本への出 願 に 次 い で 高 い 割 合 と 言 え る 。 逆 に 欧 州 や 中 国 は 、 他 国 籍 か ら の 出 願 の 比 率 が 高 い 。
出 願 人 国 籍 別 に 見 る と 、 日 本 国 籍 は 日 本 へ の 出 願 が 最 も 多 い が 、 米 国 や 欧 州 へ の 出 願 も 多 く 、 ま た 中 国 や 韓 国 に 対 し て も お よ そ500 件程度の出願を行っている。米国籍は米国に次い で 欧 州 へ の 出 願 が 多 い 一 方 で 、日 本 へ の 出 願 は 少 な く 、韓 国 や 中 国 へ の 出 願 は さ ら に 少 な い 。 欧 州 籍 に つ い て は 、 欧 州 及 び 米 国 へ の 出 願 が 多 く 、 次 い で 日 本 へ の 出 願 が 多 い 。 中 国 籍 に つ い て は 、 自 国 へ の 特 許 出 願 も 多 く は な い が 、 他 国 へ の 特 許 出 願 は さ ら に 少 な い 。 韓 国 籍 に つ い て は 、 自 国 へ の 特 許 出 願 は 多 い も の の 、 他 国 へ の 出 願 は 少 な い 件 数 に 留 ま っ て い る 。
137
101
52 49
121
51
16 15
25
36
15
3 5
19
12 20 7
0
1 0 0 0 1 0
499
319
215
263 266
77
4 2 5 3 5 4
662
456
309
371
415
135
0 200 400 600 800
2000 2001 2002 2003 2004 2005
優先権主張年 出
願 件 数
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他 合計
米国 110件 5% 欧州 63件 3% 中国 2件
0% その他
23件 1%
韓国 1,639件
69% 日本 511件
22%
図 10 出願先国別−出願人国籍別出願件数収支(集計対象:2000 年∼2006 年)
日本への出願 8,453件
米国への出願 7,467件
中国への出願 1,215件
韓国への出願 2,359件
欧州への出願 3,137件 日本
7,852件 92.9%
日本 1,776件
23.8%
米国 4,520件
60.5%
1,776件
328件
1,051件 125件
1,030件 439件
594件
13件 511件
65件
110件 104件
77件
15件
2件 55件 164件
45件
63件 36件 米国
328件 3.9%
欧州 125件
1.5% 中国 13件 0.2%
韓国 65件 0.8%
その他 70件
0.8%
欧州 439件 5.9% 中国 45件 0.6%
韓国 104件
1.4% その他
583件 7.8%
中国 15件
0.5% 韓国 36件 1.1%
その他 167件 5.3%
その他 23件
1.0% 日本
511件 21.7% 米国 110件
4.7% 欧州 63件 中国 2.7%
2件 0.1% その他
33件 2.7% 韓国 55件 4.5%
中国 292件 24.0% 欧州 77件 6.3%
米国 164件
13.5%
日本 1,051件
33.5% 欧州
838件 26.7%
米国 1,030件
32.8%
韓国 1,650件
69.9% 日本
594件 48.9%
2 .出 願 先 国 別 − 出 願 人 国 籍 別 登 録 件 数 収 支
出 願 先 国 別 か つ 出 願 人 国 籍 別 の 登 録 件 数 収 支 を 図 11 に示す。
出 願 先 国 別 に 見 る と 、 日 本 へ の 登 録 は や は り 日 本 国 籍 に よ る も の が 大 半 で あ る 。 ま た 、 米 国 、 中 国 、 韓 国 い ず れ に お い て も 、 出 願 件 数 の 場 合 に 比 べ て 日 本 国 籍 に よ る 登 録 件 数 の 割 合 が 高 く 、 日 本 国 籍 の 出 願 人 は 海 外 で 積 極 的 に 権 利 を 取 得 し て い る こ と が 伺 え る 。
ま た 、 出 願 件 数 の 場 合 に は 日 本 へ の 出 願 が 米 国 へ の 出 願 よ り も 多 か っ た が 、 登 録 件 数 に お い て は 米 国 の 方 が 日 本 よ り も 多 く な っ て い る 。
図 11 出願先国別−出願人国籍別登録件数収支(集計対象:2000 年∼2006 年)
473件
15件
143件 3件
136件 72件
108件 0件
120件 2件
5件
12件 15件
1件
2件 4件 13件
9件
1件 1件 日本
1,411件 98.6%
日本 473件 27.8%
米国 1,041件
61.2%
日本での登録 1,431件
米国での登録 1,702件
欧州での登録 466件 米国
15件 1.0%
欧州 3件 0.2%
中国 0件 0.0%
韓国 2件 0.1%
その他 0件 0.0%
欧州 72件 4.2%
中国 9件 0.5%
韓国 12件 0.7% その他
95件 5.6%
その他 0件 0.0%
米国 5件 1.4% 欧州
1件 0.3% 中国
2件 0.6% その他
0件 韓国 0.0%
4件 2.4%
中国 25件 15.2%
欧州 15件 9.1%
米国 13件
7.9% 中国での登録 165件
韓国での登録 354件 日本
108件 65.5%
韓国 226件 63.8%
中国 1件 0.2% 韓国
1件 0.2%
その他 17件
3.6% 日本 143件 30.7% 欧州
168件 36.1%
米国 136件
29.2%
日本 120件
33.9%
第2章 技 術 区 分 別 動 向 分 析
第1節 出 願 人 国 籍 別 出 願 ・ 登 録 動 向 分 析
1 .出 願 人 国 籍 別 − 要 素 技 術 大 区 分 別 動 向 分 析
(1) 出 願 人 国 籍 別 − 要 素 技 術 大 区 分 別 累 積 出 願 ・ 登 録 件 数
出 願 人 国 籍 別 か つ 要 素 技 術 大 区 分 別 の 、 累 積 出 願 件 数 を 図 12 に、累積登録件数を図 13 に そ れ ぞ れ 示 す 。 累 積 出 願 件 数 が 最 も 多 い 大 区 分 は 「 処 理 」 で あ り 、 次 い で 「 通 信 」「 入 力 」
「 記 憶 」 が 多 い 。 国 籍 別 に 見 る と 、 多 く の 区 分 で 日 本 国 籍 に よ る 出 願 が 最 も 多 い が 、 特 に 比 率 が 高 い の は 「 出 力 」 で あ る 。 一 方 、「 通 信 」「 記 憶 」 は 比 較 的 日 本 国 籍 に よ る 出 願 が 占 め る 割 合 が 低 い 。 累 積 登 録 件 数 で も 最 も 多 い の は 「 処 理 」 で あ る が 、 次 い で 多 い の は 「 入 力 」 で あ り 、「 通 信 」 が2 番目であった累積出願件数とは異なる動向を示している。
図 12 出願人国籍別−要素技術大区分別累積出願件数(日米欧中韓への出願)
0 2000 4000 6000 8000 10000 12000 14000
入力
出力
処理
通信
記憶
構造
製造・開発
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他
図 13 出願人国籍別−要素技術大区分別累積登録件数(日米欧中韓での登録)
0 500 1000 1500 2000 2500 3000
入力
出力
処理
通信
記憶
構造
製造・開発
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他
(2) 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 推 移 : 大 区 分 「 入 力 」
大 区 分 「 入 力 」 に つ い て 、 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 推 移 を 図 14 に示す。累積件数は日本 国 籍 が 最 も 多 く 、次 い で 米 国 籍 が 多 い 。推 移 と し て は 、日 本 国 籍 に よ る 出 願 件 数 は2003 年ま で 減 少 傾 向 に あ る が 、2004 年に再び増加に転じている。一方、米国籍については、年による 変 動 は あ る が 増 減 傾 向 は 伺 え ず 、 ほ ぼ 横 ば い と 言 え る 。
図 14 出願人国籍別−大区分「入力」出願件数推移(日米欧中韓への出願)
526
378
233
213
409
328
60 63
52
87
68
30
10 5 17 19
36
18 106
47
35
52
40
26 37
30 25
36
29 33
129 225
246 183
246
171 910
769
545
653
807
564
0 250 500 750 1,000
2000 2001 2002 2003 2004 2005
優先権主張年 出
願 件 数
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他 合計
欧州 360件
8% 中国 105件 2%
韓国 306件
7% その他
190件 4%
日本 2,087件
50% 米国
1,200件 29%
(3) 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 推 移 : 大 区 分 「 出 力 」
大 区 分 「 出 力 」 に つ い て 、 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 推 移 を 図 15 に示す。累積件数は、最 も 多 く 、 全 体 の 半 分 以 上 を 占 め て い る 。 次 い で 多 い の は 米 国 籍 で あ る 。 日 本 国 籍 に よ る 出 願 は 、2002 年にかけての減少の後に増加傾向が伺える。米国籍による出願は、増加と減少を繰 り 返 し つ つ 推 移 し て い る 。
図 15 出願人国籍別−大区分「出力」出願件数推移(日米欧中韓への出願)
(4) 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 推 移 : 大 区 分 「 処 理 」
大 区 分 「 処 理 」 に つ い て 、 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 推 移 を 図 16 に示す。累積件数が多い の は 日 本 国 籍 で あ り 、 次 い で 米 国 籍 で あ る 。 ま た 、 韓 国 籍 に よ る 出 願 が 欧 州 籍 よ り も 多 い 点 が 、特 徴 と し て 挙 げ ら れ る 。推 移 と し て は 、日 本 国 籍 に よ る 出 願 は2002 年まで減少の後に再 び 増 加 し て お り 、「 出 力 」 と 同 様 の 傾 向 を 示 し て い る 。 米 国 籍 に よ る 出 願 は 大 き な 増 減 な く 、 ほ ぼ 横 ば い で あ る 。ま た 、欧 州 籍 に よ る 出 願 が 2003 年以降件数を減らしているのに対し、韓 国 籍 に よ る 出 願 は 2003 年から増加している。
図 16 出願人国籍別−大区分「処理」出願件数推移(日米欧中韓への出願)
228
189
165 172
192 193
20
32
22
34
17 15
1 2 2 8
11
4 46
30
15
31
7
3
16 16
9 13 5 8
34 66
117
75 106
84 395
375
288
375
298
257
0 150 300 450 600
2000 2001 2002 2003 2004 2005
優先権主張年 出
願 件 数
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他 合計
その他 67件
3% 韓国
132件 7% 中国 28件 1% 欧州 140件 7%
日本 1,139件
58% 米国
482件 24%
1,674
1,372
981 997
1,295
1,041
124
179
159 136
83 79
4 10 25 21 33 25
254
159
116 125
170
40 105
60 65
123
91 75
443 520
612 610 699
547 2,708
2,479
1,958
2,012
2,192
1,703
0 800 1,600 2,400 3,200
2000 2001 2002 2003 2004 2005
優先権主張年 出
願 件 数
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他 合計
その他 519件 4% 韓国 864件
7% 中国 118件 1% 欧州 760件
6%
日本 7,360件
56% 米国
3,431件 26%
(5) 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 推 移 : 大 区 分 「 通 信 」
大 区 分 「 通 信 」 に つ い て 、 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 推 移 を 図 17 に示す。累積件数が多い の は 日 本 国 籍 で あ り 、 次 い で 米 国 籍 で あ る 点 は 変 わ ら な い が 、 米 国 籍 の 比 率 が 「 入 力 」、「 出 力 」、「 処 理 」 等 に 比 べ て 高 い 点 が 特 徴 と し て 挙 げ ら れ る 。 ま た 、 韓 国 籍 に よ る 出 願 件 数 が 多 い 区 分 で あ る 。 推 移 と し て は 、 日 本 国 籍 は2000 年、2001 年と出願が多いものの、2002 年以 降 は 米 国 籍 と 同 等 の 出 願 件 数 ま で 減 少 し て い る 。一 方 、米 国 籍 に よ る 出 願 は 、2003 年まで横 ば い で あ り 、 そ の 後 は や や 減 少 傾 向 を 見 せ て い る 。 ま た 、 韓 国 籍 に よ る 出 願 は 日 本 国 籍 と 傾 向 が 似 て お り 、2000 年、2001 年と出願が多いものの、それ以降は減少している。
図 17 出願人国籍別−大区分「通信」出願件数推移(日米欧中韓への出願)
(6) 出 願 人 国 籍 別 出 願 件 数 推 移 : 大 区 分 「 記 憶 」
大 区 分 「 記 憶 」 に つ い て 、 出 願 人 国 籍 別 の 出 願 件 数 推 移 を 図 18 に示す。累積件数が多い の は 日 本 国 籍 で あ り 、 次 い で 米 国 籍 で あ る 。 た だ し 、「 通 信 」 と 同 様 に 、「 入 力 」「 出 力 」「 処 理 」 な ど と 比 べ る と 日 本 国 籍 に よ る 出 願 の 比 率 は 低 く 、 一 方 で 米 国 籍 や 韓 国 籍 に よ る 出 願 の 比 率 が 高 く な っ て い る 。 推 移 と し て は 、 日 本 国 籍 に よ る 出 願 は 顕 著 な 減 少 傾 向 に あ り 、2003 年 に は 米 国 籍 と 同 等 の 出 願 件 数 ま で 減 少 し て い る 。韓 国 籍 に よ る 出 願 は 日 本 国 籍 と 同 様 、2003 年 ま で 顕 著 な 減 少 傾 向 に あ る が 、 そ の 後 2004 年に再び増加している。
596
516
282
200
224
297
72
111 102 103
56 53
9 5 18 20 16 23
293
221
144 153 141
50 44
27 38
52
32
21 191 237
305 316
315 320
1,340
1,195
900
833
706
629
0 400 800 1,200 1,600
2000 2001 2002 2003 2004 2005
優先権主張年 出
願 件 数
日本 米国 欧州 中国 韓国 その他 合計
欧州 497件 9% 中国 91件 2%
韓国 996件
18%
その他 220件 4%
日本 2,115件
37%
米国 1,684件
30%