2017年12月
東北大学環境報告書2017に対する評価
東北大学環境報告書評価委員会
本報告書は、環境にかかわる東北大学の多岐にわたる活動内容について、体系的かつ網 羅的にまとめられた報告書である。データが適正に開示されて評価がなされており、事業
所の報告義務を十分に果たしている。2017年版は、2016年版に対する本評価委員会の評価
意見に適切に対処しており、特に、図表中のデータ変動や傾向に対する原因考察の内容が 充実したため、環境目標等に対する進捗度がより把握しやすくなったように思われる。ま た、色使いをはじめとした見せ方等においても工夫を凝らしており、前年度よりもさらに 報告書の質が向上したというような印象を受けた。
最後に、より精緻なデータの入手・評価を行い、本報告書をまとめられた環境報告書作
成専門部会(2017年度)のご努力に深く敬意を表する。今後、本報告書がさらに充実し、
東北大学の環境マネジメントにさらに有効に活用されることを期待し、本委員会で出され た主な意見を以下に列挙するので、参考にしていただければ幸いである。
1)Ⅱ各論 1教育・研究活動における環境負荷の状況(12~21頁)において、資源回収量
や廃棄物排出量については紙類のような代表的なものの記述にとどまっているため、他 の廃棄物(研究機器、キャンパス整備時に出た廃棄物等)の処理概要を含めた上で、資 源回収や廃棄物排出に関する大学の方針を提示することが望ましい。
2)Ⅱ各論 3環境関連の研究の紹介(30~35頁)では、専門的かつ広範な研究テーマが一
覧表(表Ⅱ-15)で紹介されているが、各テーマがどのような環境問題(例:温室効果
ガス削減、環境保全、省エネルギー、省資源、生物多様性、水資源等)に関係してい るのか分かるような形式とすることが望ましい。今後も、様々な分野における環境関 連の研究がトピックスとして掲載されることを期待する。加えて、教員だけではなく 学生の受賞について、本文ないしトピックスで取り上げても良いと思われる。
3)Ⅱ各論 4環境コミュニケーションの推進(36~43頁)の中で、公開講座をはじめ環境