武蔵野市子ども家庭部子ども家庭課
(平成 23 年9月)
実施事業量
目標指標 22 26
1 子育て支援施策の総合的推進
実績
ひとり親家庭への支援も含めた子育てに関わる包括的なセンターとしての体制を整 備し、平成23年4月から子ども家庭支援センターを設置することにしました。子育て 支援ネットワークの調整機関として、情報交換等の各機関との連携は延べ6945件で した。
評価
相談体制の充実に加え、新たに担当課長も配置することとし、セーフティネットの強 化を図ることができました。また、関係機関との連携強化により延相談件数も大幅に 増え、児童虐待予防等のための支援を行うことができました。
■子育てに関する総合相談 延相談件数 9917件 5500件 内容
子ども家庭課 ○
(1)地域社会全体 で取り組む子育て支援の 構築
施策 事業
■子育て支援サービス名
1
子ども家庭支援センター事業の推進 (重点的取組1-①)
所管課
■子ども家庭支援センターを設置して、ひとり親家庭の支援も含めて業務を拡大します。相談 体制を充実し、子育て相談に関わる包括的なセンター機能を充実し、セーフティネットを強化し ます。
■子育て支援ネットワーク(要保護児童対策地域協議会)の調整機関として、引き続き各機関 と連携し、児童虐待の予防や児童の養育が困難な家庭などへの支援を行います。
■地域の子育て支援施設のネットワークの核として、各施設で親支援が必要なときや「特別 な配慮を要する子ども」への対応をするときには、コーディネート機関としての役割を果たしま す。
■子育て家庭に役立つ情報やサービスの提供、紹介を行います。
第三次子どもプラン事業内容
平成22年度事業実施状況(実績・評価)
目標事業量
- 基本目標
施策名
事業名
重点的取組評価シートの事業番号
目標事業量における子育て
支援サービス名 目標指標
22年度実施結果
22年度実施事業量
26年度目標事業量
7
11
(4)働き方の見直しの啓発 17
18
2 親子のふれあいと家庭への啓発 19
19
22
3 子育て支援施設の整備 23
23
4 学校教育の充実 25
25
27
29
30
33
35
36 (2)豊かな心や感性を育む教育の推進
(3)子育て家庭への支援
(5)第三次子どもプラン武蔵野の推進
(1)体験事業を通した親子のふれあいの推進
(7)学校と地域が一体となり取組む教育の推進 (6)質の高い学びを支える教育施設・設備の充実 (2)待機児童の解消と保育・幼児教育の質の向上
(1)子育て支援施設の整備
(4)現代社会の諸課題に対応する教育の推進 (2)親育ちのための環境の充実
(3)健やかな体を育む教育の推進
(5)生涯学習機会の拡充 50
(6)図書館サービスの充実 50
(7)スポーツ施策の多角的な検討 52
6 出産や子どもの健康な発育を支援 53
53
55
57
7 子どもにやさしいまちづくりの推進 61
61
64
(3)市民と協働でつくる緑化空間の整備 65
66 (1)食から始める健康づくりの推進
(2)母子保健事業の充実
(2)総合的な道路交通環境の整備展開
(4)ユニバーサルデザインの視点の展開 (1)安全なまちづくりの推進
目標指標 22 26
1 子育て支援施策の総合的推進
実績
ひとり親家庭への支援も含めた子育てに関わる包括的なセンターとしての体制を整 備し、平成23年4月から子ども家庭支援センターを設置することにしました。子育て 支援ネットワークの調整機関として、情報交換等の各機関との連携は延べ6945件で した。
評価
相談体制の充実に加え、新たに担当課長も配置することとし、セーフティネットの強 化を図ることができました。また、関係機関との連携強化により延相談件数も大幅に 増え、児童虐待予防等のための支援を行うことができました。
■子育てに関する総合相談 延相談件数 9917件 5500件 内容 -
平成22年度事業実施状況(実績・評価)
■子ども家庭支援センターを設置して、ひとり親家庭の支援も含めて業務を拡大します。相談 体制を充実し、子育て相談に関わる包括的なセンター機能を充実し、セーフティネットを強化し ます。
■子育て支援ネットワーク(要保護児童対策地域協議会)の調整機関として、引き続き各機関 と連携し、児童虐待の予防や児童の養育が困難な家庭などへの支援を行います。
■地域の子育て支援施設のネットワークの核として、各施設で親支援が必要なときや「特別 な配慮を要する子ども」への対応をするときには、コーディネート機関としての役割を果たしま す。
■子育て家庭に役立つ情報やサービスの提供、紹介を行います。 ■子育て支援サービス名
子ども家庭課 ○
(1)地域社会全体 で取り組む子育て支援の 構築
1
実績 子ども家庭課子ども家庭支援センター地域子育て支援担当に業務移管
評価 -
実績
地域子育て支援担当係長及び職員を新たに配置し、「武蔵野市子育てステーション 制度導入検討委員会」を設置しました。庁内関係部署及び子ども関係施設運営団 体代表をメンバーとする委員会を2回開催して、制度の検討を開始しました。
評価 検討体制が整い、試行実施、本格実施に向けて検討が進んでいます。 -
ー
■母親の妊娠期から近隣の保育園などの子ども関係施設に登録することで、様々な情報や 事業を提供します。子どもが生まれてからも地域の子ども関係施設がその親子の支援を継続 的に行っていくことができる、登録制による子育てステーション制度について、現状の子育て 支援関係機関と連携を図りながら、検討を進めます。
◆携帯電話を利用した子育て支援事業や施設、子育て豆知識などの情報提供 ◆季節の行事や誕生会などのイベントの実施
◆保育見学会や育児相談の実施
登録制による子育てステーション制 度導入の検討
(重点的取組1-②) 保育課
子ども家庭課
2 ○
目標指標 22 26 平成22年度事業実施状況(実績・評価) ■子育て支援サービス名
実績 地域子育て支援担当係長及び職員を新たに配置し、コミセンや地域社協との連携 強化を図っています。
評価 子ども家庭支援センター地域子育て支援担当の設置により、「共助を主体とした子 育て支援体制」を進めていく組織体制ができました。
実績 吉西福祉の会の「ひろば ひよこ」や中央福祉の会の「親子ニコニコ広場」、南町福 祉の会の子どもの料理教室「キッズインザキッチン」は継続実施中。
評価
参加者から好評を得ており、子育て世代の地域交流に貢献しています。同様の取組 の実施を検討している他地域の福祉の会による見学もあるため、今後、さらなる事 業の展開も考えられます。
3
ー
-
■子育て家庭と地域とのつながりを深めるために、子育て中の親子の居場所づくりとして実 施している「コミセン親子ひろば」や親たちの自主的な「子育てグループ」などへの活動支援に ついて、地域社協やコミセンなどを通じ、地域の子育て経験者に働きかけを行います。 ■地域社協では、地域のニーズに応えた様々な活動に取組んでいます。乳幼児親子を支援 するサロン活動として吉西福祉の会の「ひろば ひよこ」や中央福祉の会の「親子ニコニコ広 場」、南町福祉の会の子どもの料理教室「キッズインザキッチン」などの実施のほか、各地域 社協に子ども部会を設け、子どもたちに様々な体験活動の場を提供したり、小学校と協働で 世代間交流事業「地域交流お楽しみ会」の取組などを行っています。このような子どもを含め た地域交流活動を通して「共助」の仕組みづくりを引き続き取組みます。
共助を主体とした子育て支援体制の 構築
子ども家庭課
生活福祉課
□
実績 「武蔵野プレイス市民活動フロア市民ワークショップ」を7回開催、建物は1月末に竣 工し、備品、消耗品の購入を行いました。
評価 順調に準備を進めています。
実績
障害者福祉センター主催の夏休み子供手話講習会(3日間)に9名の小学生が参加 し、センター文化祭は全体で400名(多くの子供を含む)の参加がありました。10/20・ 21日には、市内小学校で出前講座(こころの色授業)を実施し、計80名が参加してい ます。
評価 出前講座、啓発講演会は定着しており毎年実施しています。出前講座は小学校から 高校まで要請があり、成長段階に応じた需要に対応しています。
障害者福祉課 → - -
■障害のある人への理解が市民の間に育まれるように、障害者福祉センターでボランティア 育成講座(手話、点字講習会、親子ボランティア教室など)、や講演会、文化祭を行ったり、 あったかまつり(障害福祉の日の行事として、障害者団体の活動紹介のパネル展、フリー マーケット、カラオケのど自慢大会などを実施)の開催、総合的な学習の時間を活用した小学 校への出前講座、精神保健福祉講演会などの啓発事業を引き続き実施します。
■武蔵境南口駅前に平成23年7月開館のひと・まち・情報 創造館 武蔵野プレイスに以下の 各種機能を有する予定です。
◆情報の収集・提供・蓄積・編集・発信
個別の活動を行っている市民活動団体に、必要な情報をタイムリーに入手し、提供するよう努 めます。また、市民側にも多種多様な市民活動団体の活動情報やサービス情報、団体への 入会・メンバー募集などの情報を提供します。
◆ネットワーキング機能
市民活動団体相互の交流や情報交換などを促進するための空間を提供します。 ◆マネジメント支援
市民活動団体の経営やマネジメントに関するノウハウやスキルを高めるための講座・研修会 などを企画・開催します。
◆相談・コンサルティング機能
NPO法人などの設立、財務・会計などの相談や組織の運営の仕方などについての相談・コン サルティングを行います。
4
市民の相互理解を育む啓発活動の推 進
市民活動サポートセンターの設置 武蔵野プレイ ス開設準備室
5
目標指標 22 26 平成22年度事業実施状況(実績・評価) ■子育て支援サービス名
実績
49施設・団体に69の活動プログラムを提供いただき、134名(中学生44名、高校生41 名、大学生41名、その他8名)が参加。受入施設・団体や過去の参加者による説明 会を開催し、要望のあった私立学校では事務局による出張説明会も実施していま す。
評価
宿題という理由で参加する学生が増えつつあり、受入施設との連携がより重要と なってきています。そのため、受入施設への体験中の見学(45施設・団体)、終了後 のアンケート及び意見交換会を実施し、受入団体の声を聞くことができました。参加 者にもアンケートを実施し、報告書をまとめ、受入施設や学校へ配布し、参加者の感 想をフィードバックしました。
実績 多胎児ひろば事業(ふたごちゃん・みつごちゃんのつどい)や公園でのひろば事業を 新たに実施し、自主的なグループづくりを促しています。
評価 上記事業をきっかけに新たな子育てグループが誕生しました。支援の方法や仕組み については、今後も検討していきます。
実績 子育てステーション制度検討の中で、メールマガジン形式の子育て支援情報発信 サービスを検討しています。
評価 インターネットやメールを使った分かりやすい情報発信の仕組みづくりについて、具 体的に検討する体制が整いました。
-
- - →
子育てグループなどへの支援
子育て情報発信としてのインター ネットを活用する方策の検討
子ども家庭課
子ども家庭課
○
■子育て世代が知りたい情報を迷わずに得られるように、検索機能の充実した、インターネッ ト上での子育て支援情報カタログを作成します。
■夏休みの期間に、中学生以上を対象に市内福祉施設や保育園、NPO・ボランティア団体 などでの各種のボランティア活動体験の機会を提供し、ボランティアへの理解や参加を促進 する、ボランティアセンター武蔵野の「夏!体験ボランティア」事業を引き続き実施します。
■子育て支援施設や子育て支援事業での親同士の交流を発展させ、自主的な子育てグルー プとして活動できるように支援します。
■外出が難しい多胎児の親のグループづくりにも支援を図ります。
■グループの活動支援については、地域の子育て経験者に協力を働きかけます。
□
ボランティアセンター武蔵野との連
携による事業の充実 生活福祉課
7
実績
一般財団法人武蔵野市子ども協会は、平成23年4月に公益財団法人化し、公立保 育園2園の設置運営主体となりました。事業拡大に伴う事務量の増加に対応するた め、事務局職員体制やシステム等の強化を図っています。
評価
0123事業等の子育て支援事業も順調に進んでおり、新たに認可保育所の経営等 に向けて公益財団法人の認可を受ける準備をするなど、事業の拡大を図っていま す。事業の急拡大に伴って、事務体制の整備をいかに図っていくかが課題となって います。
-
■子ども協会では、現在0123施設の事業運営とおもちゃのぐるりんの業務運営を実施して います。
■子ども協会は、全市域の子ども育成活動全般について専門性をもって横断的・効率的・包 括的に支える機関として、市の長期計画や子どもプランの実現に向けて、安心して子どもを生 み育てることができる環境づくり、育児等における子育ての支援を行い、地域と協働した子育 てや子どもの育成活動を促進するため、法人化しました。
■今後、法人化の目的を達成するために市と密接な関係を持ちながら、0123などの乳幼児 施設の運営だけでなく、市立境幼稚園解消後の認定こども園や認可保育所の運営など青少 年までの関連施策にも事業を拡大し、他の子ども育成活動に関わる事業の運営を検討する など、多様な事業展開を目指します。
子ども協会事業の拡充 子ども家庭課 ○
実績
境こども園(仮称)開設準備委員会及びワーキングチームにて開設準備を行い、平 成23年3月には基本設計を策定しました。また、4月に認証保育所ポピンズナーサリース クール武蔵野タワーズ(定員30名)を開設しました。
評価 平成25年度境こども園(仮称)開設に向け、準備は予定どおり進んでいます。
実績
指定管理者にて会員制事業(ピラティス・ジョキング・エアロビクス・アクアビクス等) 及びワンデーレッスン事業(エアロビクス・ヨーガ等)として実施。4~3月実施、計 103回実施、597名参加
評価
育児によってスポーツ活動ができない方に対し プログラムを展開。会員制において 10回程度の教室を実施する形態とワンデーレッスンにおいて予約無しで気軽に参加 できる1回のみの形態として実施し、多くの市民が参加しました。
■こどもテンミリオンハウス 事業 設置か所数 1か所 3か所 内容 3駅圏に1箇所の整備目標
■病後児保育施設 定員数
設置か所数
8人 2か所
8人
2か所 内容
■一時保育事業 (認可保育所) 定員数
設置か所数
30人 5か所
30人
5か所 内容
■一時保育事業 (その他) 設置か所数 5か所 8か所 内容
■定曜日保育事業 (認可保育所一時
保育の内数) 設置か所数 5か所 5か所 内容 ■通常保育事業 (認証保育所) 定員数
設置か所数
260人 9か所
260人
9か所 内容
■延長保育事業 (認可保育所) 設置か所数 15か所 15か所 内容
保育課 ○ -
→
生涯学習ス
ポーツ課 - 10
(2)待機児童の解消と保育・幼児教育の質 の向上
■子育て支援サービス名
様々な主体による多様な保育事業の 展開
(重点的取組2-①・②)
■待機児童の解消を図るために、認可保育所、認証保育所の誘致の検討や育児休業明け 入所制度の検討、家庭福祉員制度の充実を図ります。施設整備だけでなく、市内の様々な資 源(施設的・人的)を活用した対策を検討します。
また、私立幼稚園の預かり保育の充実や認定こども園への移行についての研究を行いま す。
■親の就労形態が多様化するなかで、短時間、定曜日保育を含む一時保育事業など、多様 な保育ニーズに対応した事業が求められています。市のみならず様々な事業供給主体による 提供について検討を行います。
■待機児童の解消のため、求職中の保護者の保育事業についても、あわせて検討を行いま す。
実績
2施設をグループ保育室として認定し、試行事業を実施。また、平成23年5月からU R都市機構の物件を使用した緊急待機児対策事業を検討、実施に向けた準備を行 いました。
評価 当初予算に計上のなかったグループ保育事業を年度途中より実施できました。
■家庭福祉員(保育ママ) 人数 9名 13名 内容 各町1名を目標
実績 市内私立幼稚園全園で預かり保育を実施していますが、長期休業中に実施してい る園は6園にとどまっています。
評価 ほぼ前年と同水準の実施状況のため、ニーズのさらなる充足に向けての取組が必 要となっています。
実績
新武蔵野方式による公立保育園の設置・運営主体の変更に関する基本方針を策 定。平成25年度に移管を行う3園を公表。検討状況等については、ニュースレターを 発行し、保護者への周知を行いました。
評価 保護者の理解を得ながら、円滑に移管準備が行えました。
■通常保育事業 (認可保育所) 定員数
設置か所数
1391人 15か所
1391人
15か所 内容
保育ママ制度の拡充 (重点的取組2-③) 11
幼稚園などでの預かり保育の推進 (重点的取組2-④)
13 12
認可保育所における保育の質の維 持・向上と効率的経営の取組 (重点的取組3-①)
■認可保育所の役割を明確化したうえで、認可保育所における保育の質の維持・向上の取 組を実施します。
■公立保育園については、以下の3点の基本的な考え方に基づき、運営形態の見直しを行 います。
◆市の責務として、市内の認可保育所全体の保育の質の維持・向上を目指すこと ◆保育士の安定雇用の保障と信頼される保育士の人材育成・確保に努めること
◆運営主体の変更により生み出された財源については、市内保育施設の入所定員枠の拡大 や新規施策などの子ども関係予算に充当すること
【重点的取組3】参照
■近年の少子化や、女性の就労の増加、都市化、核家族化などを背景として、多様化する保 護者のニーズに伴い、幼稚園の預かり保育への要望が増加しています。親の育児の負担を 緩和し、社会参加の機会の確保を図るために、幼稚園の通常の教育時間の前後や長期休業 期間中などに行われる幼稚園などでの預かり保育の推進を引き続き働きかけます。
-
保育課 子ども家庭課
○
■少人数での家庭的な雰囲気の中で保育を行う家庭福祉員(保育ママ)を、身近な地域で利 用できるよう増員を図ります。
■家庭福祉員と保育所の連携を図ることや国制度への移行の検討、自宅に限らず基準を満 たした住宅などでグループで保育を行う制度の創設を検討します。
- -
保育課
△
目標指標 22 26 平成22年度事業実施状況(実績・評価) ■子育て支援サービス名
実績 4月より、保育内容の指導・助言を行う「保育園アドバイザー」を配置。11月より保育 水準を定めた「保育のガイドライン」を策定するための検討委員会を設置。
評価 保育園アドバイザーが、4月から各園への巡回指導・助言を行い、保育園職員のス キルアップにつながりました。
実績 入所定員の弾力化対応については、保育環境を確保しつつ、配置基準、面積基準 の範囲内で実施しました。
評価 定員弾力化による受入れは実施していますが、入所制度の検討は行えていませ ん。
○
保育課 □ -
14 保育の質の向上の取組 保育課
■国の新待機児童ゼロ作戦に基づき、市として認可保育所とその他の認可外保育施設の保 育の質の向上に資するため以下の取組を実施します。
◆認可保育所の職員配置について、保育の質の向上を目的とした市独自基準の検討(見直 し)
◆各園での自己評価実施など保育実践の改善・向上
◆保健・衛生面の対応の明確化、特別に支援を必要な子どもの保育など子どもの健康及び 安全の確保
◆保育園内外の研修の充実など保育士などの資質・専門性の向上 ◆評価の充実、保育環境の整備など保育を支える基盤の強化 -
安心して復職できるための入所制度 の検討
(重点的取組2-⑤) 15
■育児休業を取得し子育てに専念した後、安心して復職できるように、保育の必要度の高い 人が今までより入所しやすくなるような入所制度を検討します。
■保育所入所に関しては、待機児童の年齢や地域、あるいは希望園の状況が年度ごとに変 動することから、配置基準、面積基準の範囲内で、保育所定員の弾力化による柔軟な受入を 積極的に行い、入所の拡大を図ります。
実績
私立幼稚園独自の理念に基づく運営を尊重した関わり方が求められる中、幼児教 育の多くを私立幼稚園が担っていることに対する市の責任について、財源や在り方 を含めて検討しています。
評価 今後は、国の子ども・子育て新システム検討会議の動向を踏まえながら検討を進め ていく必要があります。
実績 認定こども園の開設準備の中で、幼児教育内容の検討を行いました。
評価 平成25年度の開設に向け、順調に検討が進んでいます。
実績 園児募集を行い、通常の運営を実施しました。
評価 遊びや自然を通じた幼児教育を実践しました。
実績
「母と子の教室」第1期8日間、出席率76.6% 第2期8日間、出席率83.1% 第3期8日 間、出席率83.8% 親子参加延べ人数は、730人 「親と子の広場」1期4日間、出席 率81% 2期4日間、出席率86%、3期4日間92% 4期4日間86% 親子参加延べ人 数442人
評価 親同士の交流や子育ての講座に参加することで心身のリフレッシュを図ることがで きました。子どもは、同年代の子どもと遊ぶことで集団生活を体験しました。 -
-
-
保育課 子ども家庭課
教育企画課
生涯学習ス ポーツ課
□
○
→
→
-
16 幼児教育の充実
■幼児教育は、家庭、地域社会、幼稚園・保育所・認定こども園など施設における教育を含 む幼児が生活する全ての場で行われる教育を総称するもので、三者による総合的な幼児教 育の充実を図ります。また、市としての幼児の教育と発達を支援するための課題を整理しな がら必要な施策についての研究を行います。
■幼児期は生涯にわたる人間形成の基礎を培う重要な時期であることから、幼児の健やか な成長に資する良好な環境の整備に努めます。
■遊びや自然を通じた幼児教育を実践する市立境幼稚園は平成23年度まで運営します。発 展的解消後の平成25年度に設置される認定こども園においては、これまでの市立境幼稚園 の幼児教育の成果を継承した幼児教育を行います。
■私立幼稚園に対する補助制度を通じ、引き続き私立幼稚園における幼児教育の充実に努 めます。
目標指標 22 26 平成22年度事業実施状況(実績・評価) ■子育て支援サービス名
実績 園児の健康診断にかかる費用等の補助の実施について検討し、平成23年度からの 実施が決定しました。
評価 私立幼稚園に向けて、園児の健康管理についての意識啓発を図ることができまし た。
実績
・地域との協働事業“「0123」×地域”を実施するなど、「地域交流事業」の拡大を 図っています。
・桜堤児童館の役割のうち、地域子ども館事業へ移す役割について、7月に設置し た「小学生の放課後施策推進協議会」の中で、現在検討しています。
評価
・平成21年度から実施している“「0123」×地域”は、地域とともに子育てを考え、支 援していくための新たな地域協働事業で、地域交流の拡大を図っている点で評価で きると考えています。
■0123事業 設置か所数 2か所 3か所 内容
■3歳児から5歳児までの幼児教育を担い、地域における子育て支援施設として大きな役割 を果たしている私立幼稚園に対し、幼児教育の向上と私立幼稚園の充実を図るための事業 に支援を行います。幼児教育の実施にあたり、特別な配慮を要する子どもが増加しているた め、これに必要な教員の人件費などの補助についても、預かり保育時間内も含め、今後、研 究します。
→
△ -
(3)子育て家庭への支援 私立幼稚園に対する支援 17
0123事業の推進 18
■0123吉祥寺と0123はらっぱは、地域の子育て支援の中核として「ひろば事業」、「つどい 事業」、「相談事業」、「情報提供事業」、「地域交流事業」などの充実した活動を展開していま す。今後は地域の子育てグループの育成や地域子育て支援をサポートするボランティアの養 成を行うほか、地域と協働した事業活動を展開していきます。
■桜堤児童館の役割を各施設に移すことができた後に、0123施設に転用して0123境(仮 称)を設置することを検討していきます。
子ども家庭課
実績
利用児総数4,827人、1日平均利用児童数19.5人(前年度17.3人)、育児相談62件。 手作りおもちゃの会参加数752人(前年度240人)。おもちゃの貸出事業を7月より開 始し、貸出件数は499件に上っています。
評価
ホームページの立ち上げや出張ぐるりんなど周知のための活動を行い、利用者も増 えてきました。ハビットの専門職による育児相談を隔月で行なっていますが、さらなる 連携を深めていきます。
実績
・むさしの市民公園を会場にした「公園親子ひろば」、多胎児親子を対象にした「ふた ごちゃん・みつごちゃんのつどい」を新たに開催しました(年5回)。また11月から本宿 コミセンでも「コミセン親子ひろば」がスタートしました。
・3~5歳児の幼稚園降園後の居場所については、庁内各課や私立幼稚園等の意 見を聞きながら研究を進めています。
評価
・ひろば事業のメニューを増やし、多様なニーズに対応しました。引き続きニーズを 分析しつつ、それに対応したひろば事業のメニューを検討します。
・対象となり得る施設や手法について、いくつかの方向性が見えてきました。
■コミセン親子ひろば事業 利用者数 実施か所数
10865人 11か所
12000人
15か所 内容 -
障害者福祉課 →
○
幼稚園降園後 については
□
20
19 おもちゃのぐるりん事業の推進
ひろば事業の充実
■おもちゃのぐるりんは、平成21年7月、緑町都営住宅の子育て支援施設「みどりのこども 館」の中に、様々なおもちゃで遊ぶことにより親子のつながりを深める地域開放型事業として 開設しました。障害の有無にかかわらず0歳から未就学児とその保護者が対象で、自由に遊 んでいただけるほか、イベントも行います。引き続き併設の「地域療育相談室ハビット」と連携 した子育て支援を行っていきます。
■孤立しがちな子育て家庭を支援し、就学前の親子の交流の機会を提供するため、年齢など にあわせた各種ひろば事業の展開を検討します。
◆引き続きコミセン親子ひろば事業については、実施か所や開館日数の拡充を図ります。 ◆外出に負担のかかる多胎児親子のひろば事業について、保健事業と連携した実施を検討 します。
◆部屋遊びでは物足りなくなってくる2、3歳児を対象にした、外遊びを取り入れたひろば事業 を実施します。
◆幼稚園降園後の3~5歳児を対象とした居場所づくりについて研究します。 -
目標指標 22 26 平成22年度事業実施状況(実績・評価) ■子育て支援サービス名
実績 子育て支援事業として「あかちゃんのひろば」「プレママのひろば」「園庭開放」「離乳 食講座」などの各種育児講座、体験保育などを開催しました。
評価 子育て支援事業の充実は行われていますが、ネットワーク化については、現在検討 中です。
■保育園で行う地域子育て支援事業 設置か所数 15か所 15か所 内容
実績 ショートステイ事業については9件で12泊、産前・産後支援ヘルパー事業については 延べ265家庭の利用がありました。
評価 両事業ともに昨年度よりは利用実績が少なくなっていますが、共に支援の必要な家 庭に利用されており、子育てに対する心身の負担軽減の役割を果たしています。
■子育て短期支援事業 (ショートス テイ事業)
定員数 設置か所数
2人 1か所
2人
1か所 内容
■産前・産後支援ヘルパー事業 年間延べ
派遣回数 1520回 1500回 内容
- →
→
子育てに不安を抱える家庭への支援 21
22
保育園における子育て支援事業の充 実
■育児ストレスや産後うつ状態など、子育てに対する悩みや不安、孤立感などを抱える家庭 に対して支援を行います。両事業ともに、支援対象世帯の拡充を検討します。
◆子育てに対する心身の負担を軽減するため、育児などに関する相談や指導を行うほか、産 前・産後支援ヘルパー事業により育児、家事の援助を行います。
◆保護者の病気や育児疲れなどの際に宿泊で児童を預かる子育てショートステイ事業も、満 2歳から小学校6年生までを対象として行います。
■各保育園で実施している子育て支援事業の充実を図るとともに、サービスを受ける市民に とってよりわかりやすく、利用しやすい情報とサービスの提供ができるように、市内各施設で 実施している子育て支援事業のネットワーク化と役割の分担などを登録制による子育てス テーション制度導入とあわせて検討します。
-
実績
むさしのブックスタート実施数 (0歳:1,093組 3歳:935組) 乳幼児向けおはなし会参加者数(3館:1,517人)
ブックスタート講演会参加者数(45人) ブックスタート人形劇参加者数(163人) こどもまつり参加者数(3館:724人)
どっきんどようび参加者数(3館:526人) おはなし会参加者数(3館:834人)
評価
おはなし会のPRの工夫などを通して、参加人数が少しずつですが増えてきていま す。また、ブックスタートの講演会は乳幼児子育て中の保護者が多く参加し、好評を 得ています。
実績
ホームヘルプサービス事業や手当、福祉資金貸付、家賃助成などの経済的支援 や、市営住宅のひとり親家庭入居枠の確保などにより、ひとり親家庭の自立を支援 しました。ひとり親家庭の自立を総合的に支援できるよう、相談活動の充実に努めま した。
評価 ひとり親家庭の自立の総合的な支援と相談活動の充実に努め、個々の状況にあっ た支援を進めることができました。
実績
平成23年3月末対象者数 乳幼児6,775人(都補助分4,450人、市単独分2,325人)、 義務教育就学児8,353人(都補助分4,112人、市単独分4,241人)。義務教育就学児の 加入率95.3%。
評価 平成21年度に引き続き実施し、子育て支援策の一環として重要な役割を果たしてい ます。
-
24 ひとり親家庭への支援の充実 23 図書館における子育て支援事業の拡
充 図書館
子ども家庭課 →
■これまでのホームヘルプサービス事業などの在宅支援事業や手当、福祉資金貸付、家賃 助成などの経済的支援や、市営住宅のひとり親家庭入居枠の確保などにより、ひとり親家庭 の自立を支援します。
■ひとり親家庭の自立を総合的に支援できるように、相談体制の充実に努めます。 ■むさしのブックスタート、としょかんこどもまつり、どっきんどようび、おはなし会などを実施 し、親子で楽しみながら継続して本に親しむ環境を提供します。
→ -
25 乳幼児及び義務教育就学児医療費助
成の実施 子ども家庭課 →
■乳幼児及び義務教育就学児医療費助成制度は、都の制度として所得制限を設けて実施さ れていましたが、市では独自に所得制限を撤廃しています。義務教育就学児については、平 成21年10月から助成を1割から3割に拡大し、都制度にある一部負担金相当額についても市 独自で助成を行い、保険診療の自己負担額を無料としました。この制度は本来全国的に統一 されるべき制度であるため、国に対して事業の実施を働きかけます。
目標指標 22 26 平成22年度事業実施状況(実績・評価) ■子育て支援サービス名
実績
子ども手当は法改正により、平成23年9月分まで現行制度が延長されました。子ども 手当 対象児童数14,737人 支給実績(10ヶ月)1,840,748,000円/ 育成手当 対象 児童数976人 支給実績156,100,500円/ 障害手当 対象児童数64人 支給実績 11,361,500円(対象児童数は平成23年3月期のもの)
評価
子ども手当は全ての子ども・子育て家庭への基礎的給付として重要な役割を担って います。ひとり親家庭の児童へは育成手当、また、障害のある児童へは障害手当を 支給することにより、児童の心身の健やかな成長に寄与しています。
実績
就園奨励費補助金733人 66,958,000円/保護者補助金1,853人 141,187,200円/入 園料補助金705人 21,150,000円/小中学校保護者補助金1,622人 22,708,000円。 21年度に比べ就園奨励費が大きく減額になった区分の世帯で第1子には特別補助 を交付。都12,400円上乗せ。併せて市独自に同区分の第1子6,200円、第2子7,000 円と幼稚園類似施設在籍園児に18,600円を上乗せしました。422人 7,221,300円(都 分4,646,000円、市分2,575,300円)。
評価 保護者の負担を軽減することにより幼児教育の充実や就学の援助となっています。 また、特別補助は保護者負担額増加の激変緩和となりました。
- →
■幼稚園就園奨励費補助金は、国の補助事業として私立幼稚園在籍幼児の保護者に対して 交付されていますが、市では独自に幼稚園類似施設も対象としています。
■私立幼稚園など園児保護者補助金は、都の補助事業として実施され、市ではこれに月額 5,000円を加算しています。
■市独自制度として私立幼稚園・幼稚園類似施設・無認可幼児施設に入園した幼児の保護 者に対して入園料補助金30,000円を交付しています。
■私立小中学校(外国人学校)児童生徒の保護者に対して年額14,000円の補助金を交付し ています。
→
27 私立幼稚園等、小学校、中学校保護 者に対する補助の実施
子育て家庭への子ども手当等の支給
子ども家庭課
■平成22年4月より、次世代の社会を担う子ども一人ひとりの育ちを社会全体で応援する観 点から「子ども手当」が創設されます。中学校修了までの児童を対象に1人につき月額13,000 円を支給しています。平成23年度以降の支給については、今後の国の制度改正の動向を注 視し、対応していきます。
■ひとり親家庭や障害のある児童の保護者に対する都の児童育成手当制度は、育成手当が 月額13,500円を18歳の年度末まで、障害手当は月額15,500円を20歳未満に支給していま す。
子ども家庭課 -
実績 開発公社と住み替え支援制度の窓口開設に向けて検討・研究を続け、平成23年秋 を目途に開設準備中。
評価 -
実績
・子育て支援情報誌「すくすく」の配布方法を、乳幼児全戸訪問事業実施時から、母 子手帳配布時に切り替えました。
・子ども家庭支援センター内に地域子育て支援担当係長及び職員を新たに配置し、 その元で市内全域のタイムリーな子育て支援情報を発信する仕組みを検討していま す。
評価
・妊娠中に必要な情報を知ってもらうことができるようになりましたが、母子手帳受領 後、出産前に転出してしまうケースも多いため、印刷部数が増加しています。 ・市内の子育て支援情報を分かりやすく伝える仕組みづくりを進める体制が強化さ れています。
実績 学校でのいじめ・悩み事の相談や家庭での心配ごと・悩み事の相談窓口を記載した カードを作成し、小・中学生に配布しました。
評価 今後とも、小・中学生に、引き続き周知を図ります。 -
子ども家庭課
市民協働推進 課
→
→
-
住宅対策課
■子どもが独立して広い邸宅を持て余している高齢者世帯がある一方で、手狭な住宅に住ん でいる子育て世帯のアンマッチな状況が見受けられます。これらの状況に対応するために住 み替え情報の提供・相談窓口を開設し、高齢者の持ち家を子育て世帯に転貸するとともに、 高齢者のライフスタイルに合った住み替え先を提供する支援制度を検討します。
■0~5歳児までの子どもを持つ子育て家庭で必要とされる情報を積極的に提供するため、 引き続き子育て支援情報誌「すくすく」を発行します。全対象家庭に情報が行き渡るように、配 布方法やホームページの内容について工夫・研究します。
■人権擁護委員と連携し、子育てSOS支援センターの紹介を行うとともに、「子どもの人権相 談啓発カード」を市内公立小・中学校の全児童・生徒に配布するなど、いじめや児童虐待など の解消に向けた啓発事業に、引き続き取組みます。
子育て世帯の広い住宅への住み替え 支援の検討
29 子育て情報誌や啓発資料の充実
目標指標 22 26 平成22年度事業実施状況(実績・評価) ■子育て支援サービス名
実績 ワーク・ライフ・バランス講座の実施に向けて、意識啓発に有用な手法等について検 討しました。
評価 ヒューマン・ネットワークセンターと連携し、平成23年度中に講座を実施する予定で す。
実績 ワークライフバランスの実現に向け、東京都との連携を深めるとともに、「行政機関 男女雇用平等問題連絡会議」に出席しました。
評価 関連する事業や制度についてのリーフレット等の配架・配布やホームページ掲載な ど、情報収集と情報提供を行うことができました。
実績 むさしのヒューマン・ネットワークセンターと共催で男女共同参画週間にあわせ、ワー ク・ライフ・バランスをテーマにしたパネル展を実施しました。
評価 本庁舎来場者が多数見学し、好評でした。 →
○
-
-
-
生活経済課 市民協働推進
課
□
■次世代育成支援対策推進法の強化を受けて、ワーク・ライフ・バランスの実現に向け、家庭 の子育て力や家族のつながりを深めることができるように、働き方の見直しについての意識 改革を推進します。
◆市内で子育て支援に取組んでいる企業の紹介・広報を行います。
◆むさしのヒューマン・ネットワークセンターや取組企業とタイアップしたイベント・講座の開催、 啓発ポスターの作成などについて検討します。
■東京都が実施するファミリー・フレンドリー企業表彰の充実を要望し、リーフレットなどの配 架・配布、市報での広報を行い、周知に努めます。
(4)働き方の見直しの啓発
実績
年次有給休暇10日未満の取得者444人(48.5%)、男性の育児休業取得率11.1%、男 性の出産支援休暇取得率88.2%、年間総超過勤務時間数の削減率平成20年度比 20%減達成部署20部署/54部署中(全体3.3%減)
*年次有給休暇取得率は平成22年の取得率。育児休業、出産支援休暇は、平成 22年度に新たに取得対象となった者の取得率。
評価
特定事業主行動計画の後期計画の1年目として、「ワークライフバランスニュース」を 年2回発行し、仕事と生活の両立について庁内への啓発を行いました。また、部別 の年次有給休暇の取得状況を庁内に周知し、休暇取得の啓発を行いました。超過 勤務の縮減については、仕事のやり方を変えるという本計画の主旨から、超過勤務 縮減プロジェクトに引き続き取り組みましたが、目標達成は困難な状況です。父親の 育児休業取得率については、平成21年度に比べ、取得率が向上しています。年次 有給休暇等他の休暇についても取得率が向上するよう、一層の計画の推進に努め ていきます。
実績
平成22年度より第三次子どもプラン武蔵野の実施期間に入り、重点的取組をはじ め、各事業が着々と進行しています。実施状況の公表にあたっては、概要版の作成 など、わかりやすい周知を図っていきます。
評価 子どもへの周知や子どもの意見を聴く機会を設けることができなかったため、次年 度以降の大きな課題の一つと捉えています。
■特定事業主行動計画について、前期計画(平成17年4月~22年3月)における取組実績を 踏まえ、仕事と生活の両立支援の考え方に基づいた所要の見直しを行い、後期計画(平成22 年4月~27年3月)を平成21年度に策定します。仕事と生活の調和の実現を目指し、職員そ れぞれの働き方の見直しを行うことによって、超過勤務の縮減や、父親の育児休業取得率の 向上などを含め、計画の着実な推進を図ります。
■すべての子どもの育ちと学びを保障する環境を地域の中で整備し、子どもの視点に立った 施策を推進していくために、第三次子どもプラン武蔵野を推進します。
◆子どもプランの推進にあたっては、子どもを含めた市民にも、わかりやすく周知するよう努 めます。
◆実施状況の点検・評価にあたっては数値化した実績の評価に努め、次世代育成支援対策 の推進に関し必要なことについては、「武蔵野市子どもプラン推進地域協議会」に協議し、PD CAサイクルの推進を図ります。
◆次代の親の育成という観点と、子どもの目線に立った事業展開を行うといった観点から、子 どもプランの実施・評価にあたっては、子どもの意見を聴く機会を設けることを検討します。
子どもプラン武蔵野の推進 32
31 →
→
人事課
子ども家庭課 - -
目標指標 22 26 平成22年度事業実施状況(実績・評価) ■子育て支援サービス名
2 親子のふれあいと 家庭への啓発
実績
生涯学習スポーツ課や野外活動センターなどの関係機関から自然体験事業に関す る情報を収集し、子どもの自然体験事業を包括的にまとめた『こども自然体験ガイ ド』を発行し、小中学校に配布するなどしてPRに務めました。
評価
横断的な情報提供を行うことで、自然体験活動への興味を深め参加の動機付けに つながりました。引き続き、子ども達への働きかけを継続するとともに、保護者世代 への理解を求め、親子ふれあい自然体験などについて、様々な可能性を検討してい きます。
■市及び関係機関が行う自然体験活動を把握し、自然体験の効用や事業のPRなどを行い ます。
(1)体験事業を通した親子のふれあいの 推 進
→ -
実績 これまで宿泊事業として実施してきた「親子ミニミニジャンボリー」は、平成22年度は 「高尾の森わくわくヴィレッジ」にて日帰り事業として実施しました。
評価 平成23年度以降については、野外活動のノウハウを持ち、実績のある児童青少年 課の類似事業に統合することで、事務事業の効率化を図りました。
実績
親子棚田体験事業(年2回)、鳥取県家族ふれあい長期自然体験事業を実施してい ます。また、平成19年度からは、「家族で楽しむ!二俣尾自然体験」事業を開始し、 親子がふれあう機会を提供し、より身近な自然の中で行う自然体験活動を提案・実 施しました。
評価
前年に引き続き事業を実施しましたが、事業の参加人員は減少傾向にあります。特 に、鳥取県の家族ふれあい事業は、極端に減少してしまいました。また、リピーター 率が増加していることは、プラスの事業評価とも捉えられますが、より一層の参加者 増をめざし、初めての参加者への働きかけが求められています。
実績 親子ふれあい事業を各園で実施。子育て支援事業では保育園児と地域の親子で芋 ほりなどを実施しました。
評価 保育園児とその保護者の親子でふれあう機会を提供できています。また、保育園児 以外の地域の子育て家庭に対しても親子のふれあいの機会を提供しています。
実績 岩手県遠野市での家族ふれあい自然体験事業は15家族50名の参加。
評価 親子のふれあいはもとより参加者同士の交流も盛んに行われました。遠野市の祭り への参加なども家族で体験することができました。
■親子棚田体験や鳥取県家族ふれあい長期自然体験、二俣尾自然体験、岩手県遠野市で のふるさと体験事業、親子野あそびクラブなど様々な親子ふれあい自然体験活動を実施しま す。
■保育園の園児とその保護者が保育園外でのふれあいの機会を広げるために、親子ふれあ い事業や親子ふれあいバスの借上事業を引き続き実施します。
子ども家庭課
児童青少年課
生涯学習ス ポーツ課
○
→
→
→
-
-
-
保育課 34 自然体験などを通じた親子のふれあ
いの機会の提供
目標指標 22 26 平成22年度事業実施状況(実績・評価) ■子育て支援サービス名
実績
親子体操28回117組、親子水泳10回18組、親子水泳中体操6回15組、親子で水中 レッスン3回40組、サンタさんと親子運動会188組、親子でエアロビクス体験レッスン 19組、計49回397組参加の事業を実施しました。
評価 親子で参加できる多様なスポ-ツプログラムを用意することで、子育て中の親子の 気分転換、子どものスポーツ体験の場になっています。
■親子がともに汗を流し、目的意識を共有しながらスポーツを行うことにより、親子のつながり を強めるために、親子向けスポーツ教室事業を引き続き実施します。親子体操、親子水泳、 親子水中体操など、毎年、前年度の利用者アンケートなどを通じ、親子がともにスポーツに取 組めるプログラムを実施します。
生涯学習ス
実績
・親の子育て不安解消を目的に、「親講座」を3回シリーズ(最終回は震災の影響で 中止)で開催しました。
・家庭でのしつけや生活習慣、生活リズムの重要性を見直し、家庭教育の大切さを 訴え、意識啓発を図る取組について検討しています。
評価
・少人数講座形式をとったため、参加者には細かい対応ができた一方、カバーする 家庭が少ないという課題が残りました。
・親育ちの視点の中に、親意識や子育てだけでなく、「子どもの育ち」の視点を取り 入れて支援を進めていくことについて、担当者間で共通理解を図ることができまし た。
実績
中学生・高校生リーダー講習会の一つのプログラムとして「保育体験ボランティア」を 実施し、中高生が幼児と触れ合う機会を提供しました。また、児童館事業へのボラン ティア参加や、プレーパーク事業への参加を呼びかけ、異年齢交流における活動の 場を提供しました。
評価
中学生・高校生リーダー講習会参加者の希望するプログラムとして、保育体験ボラ ンティアをはじめ、桜堤児童館における活動などへの参加者が増加しています。中 高生リーダー講習会は受講者が急激に増え、地域における指導者へとつながる期 待も高まっています。今後これらの意欲ある青少年のより高い意識へ育てていく仕 組みが必要となっています。
■親の役割を理解し、親としての意識を育むために、初めて子どもを持った若い世代の親を 対象にした「親育ち講座」を実施します。グループワークなども取入れ、親同士がお互いの不 安や悩みを話し合い、共有・解消できる場へとつなげていきます。
■子どもの基本的な生活習慣を身につけ、家庭の子育て力を高めることができるように、子 育てに関する学習機会の充実に努めます。
■父親の育児参画を推進するため、各種講座や事業の募集案内に父親の参加を推奨しま す。
■次代の親の育成のために、成長段階に応じた体験学習機会の提供や講座の実施を検討し ます。
◆青少年リーダー制度において、親の役割や意味を考えるプログラムを実施し、青少年の親 育ちに取組みます。
◆これから親になる若年世代に対して、身近な青少年健全育成の取組みから、地域で活躍 する親世代との交流を深めます。
◆中学生・高校生リーダー講習会のプログラムの1つとして「保育体験ボランティア」を実施 し、中高生が幼児と触れ合う機会を提供します。
子ども家庭課
児童青少年課 →
(2)親育ちのための環境の充実
36 親育ちについての講座の開設、学 習・体験機会の提供
○
■子育て支援サービス名
実績 前年度に引き続き「子育ては楽しフォトコンテスト」、「カメラ講座」を実施しました。 コンテスト応募作品245点、カメラ講座参加者17組45名。
評価 コンテストへの応募作品数は前年度よりも63点増えました。カメラ講座は前年同様 の内容で実施しましたが、平成23年度は内容の見直しを検討しています。
実績
11月、家族の子育て力を高めることの支援、地域社会全体で子育てを支援すること を目的とし、市内3箇所(南町コミセン、保健センター、スイングホール)で子育フェス ティバルを実施しました。
評価 毎年恒例事業ですが、参加者も多く、目的を果たしています。
3 子育て支援施設の整備
実績 児童館を0123施設へ転用する前に、子ども協会が指定管理者となって運営できる かどうか検討しました。
評価 受託者として想定される子ども協会の態勢整備を含め、今後も検討を重ねていく必 要があります。
実績 桜堤児童館の役割のうち、地域子ども館事業へ移す役割については、7月に設置し た「小学生の放課後施策推進協議会」の中で、現在検討しています。
評価 -
実績 平成24年度に境こども園(仮称)の機能を一部前倒しした「プレこども園」事業実施 に向けた準備を行いました。
評価 -
37 子育ては楽しキャンペーンの実施
■父親の育児参加を奨励し、親子のふれあいを深めることで、子育ての楽しさを体感できる フォトコンテスト、カメラ講座などの事業を引き続き実施します。
■親子のふれあいを深め、子育ては楽しいものであるということが体感できる「子育てフェス ティバル」を地域の子育て支援団体と連携しながら、各地域で実施します。
子ども家庭課 → -
保育課 → -
(1)子育て支援施設の整備
38 桜堤児童館の役割の見直し (重点的取組4-①)
■地域子ども館あそべえが全校に設置され、小学生の利用状況が減少している反面、乳幼 児親子の利用は増加しています。今後、0123施設の整備状況、地域子ども館あそべえの運 営状況、及び保育需要などを踏まえながら、桜堤児童館を0123施設へ転用し、桜堤児童館 の役割を他施設へ移すことについて検討を進めます。
■0123施設への転用に先立ち、桜堤児童館を武蔵野市子ども協会の指定管理にすること を検討します。【重点的取組4】参照
児童青少年課 □ -
子ども家庭課 □ -
実績
児童館の役割のうち、小学生部分の受け皿となる地域子ども館あそべえの位置づ けや役割について、「小学生の放課後施策推進協議会」で検討しました。また、公共 施設の配置の在り方検討委員会では、児童館の今後について、0123施設化という 方向付けがなされました。
評価 -
実績 境こども園(仮称)開設準備委員会及びワーキングチームにて開設準備を行いまし た。また、3月に基本設計を策定しました。
評価 25年度境こども園開設に向け、準備は予定どおり進んでいます。
実績 現在、保育課にて検討中。
評価 -
実績
平成23年2月より、庁内の泉幼稚園跡地利用施設検討委員会を再編し、全市的及 び圏域の中での公共課題を解決するための施設のあり方について、検討を進めて います。
評価
地域3コミセンで組織する「泉幼稚園跡地利用を考える会実行委員会」との意見交 換なども行いながら、今後、市と地域双方の考える子育て支援施設のイメージの共 有を図っていきます。
■市立境幼稚園の発展的解消に伴い、これまで培ってきた幼児教育を継承しつつ、0歳から 5歳までの子どもの成長と発達に対応した保育機能、幼児教育機能、子育て支援機能の3つ の機能を持つ認定こども園の平成25年度開設に向け、具体的な課題解決を図り、計画的に 準備を行います。
■樹木や果樹を活かした敷地の中に、泉文庫の図書を活かし、乳幼児とその親、若者や高齢 者などの交流ができるひろばをもつ子育て支援施設について検討します。施設の検討にあ たっては、西部地域の子育て支援施設の再編と関連した全市的な公共施設の配置の視点に 留意します。施設開設までの間は、暫定的な利用を継続します。
■市内東部に「0123吉祥寺」、中央部に「0123はらっぱ」が設置され、西部地域における0 123施設の設置が検討されてきました。西部地域の他の子育て支援施設の再編や認定こど も園の開設などを視野に入れながら、研究会などを設置して、具体的な検討を進めます。
保育課 認定こども園開設準備の実施
(重点的取組2-②)
西部地域への0123型施設の開設 (重点的取組4-②)
40
子ども家庭課
□
子ども家庭課 △ -
41 泉幼稚園跡地利用施設の検討 子ども家庭課 39
○
△
-
-
目標指標 22 26 平成22年度事業実施状況(実績・評価) ■子育て支援サービス名
実績 北町保育園については、移転建替え(定員増)に向け、準備を進めました。全体的な 施設整備・保全計画の検討までは至っていません。
評価 北町保育園の移転建替えに向けた準備は順調に行えています。
4 学校教育の充実
実績
市独自の学力調査の結果に基づき、児童・生徒一人ひとりが自己の課題を把握し、 学習改善を図るとともに、全小中学校で各教科ごとに授業改善推進プランを作成し ました。
評価
児童・生徒の実態に応じた授業改善推進プランを作成・活用することにより、「基礎 基本的な知識・技能の習得」「思考力・判断力・表現力の育成」等、授業改善の視点 を明確にした上で授業を行うことができました。
実績
ICT機器を活用するなど、児童生徒の興味関心を高める授業が展開できました。ま た、各学校では保護者会や学校だよりを通じて、家庭と連携した学習習慣の確立に 努めました。
評価 興味関心を高める教材開発に努めるとともに、主体的に児童生徒が活動する場面 を授業で取り入れる必要があります。
→ →
■公立保育園運営形態の検討状況及び待機児童の状況を視野に入れながら、保育施設(認 可保育所、認証保育所など)の新設整備、改築、改修計画の策定を検討します。
学習意欲の向上と学習習慣の確立
(重点的取組5-③) 指導課 42
保育施設などの新設・改築・改修計 画の策定検討
(重点的取組2-①)
(1)知性を磨き、個性を伸ばす教育の推進
基礎的・基本的な知識・技能の習 得、思考力・判断力・表現力等を育 む指導の充実
(重点的取組5-①・②、6-①)
44
43 指導課 -
-
■基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着とともに、それらを活用して課題を解決するため に必要な思考力・判断力・表現力などの育成を重視した指導の充実を図ります。
■子どもたち一人ひとりにきめ細かな指導を行うため、少人数教育の充実を図ります。
■子どもたち一人ひとりの学習意欲を向上させるため、学校では、授業改善や教材開発に努 め、質の高い授業を行うとともに、個に応じたきめ細かい指導を行います。
■学習相談や個別面談などの場や機会の充実を図るとともに、家庭と連携し、学習習慣の定 着を図ります。
実績
言語活動をテーマに教育研究課題校を指定しました。また、「言語活動を通して児 童・生徒の思考力・判断力・表現力をはぐくむ授業改善」をテーマとして授業研究 リーダー研修会を実施しました。
評価
国語以外の教科・領域においても言語の大切さを重要視し、自ら考え、表現する活 動等を取り入れた実践的な授業が展開されるなど、各学校、言語活動に対しての意 識が向上しました。
実績
理科専科教員を小学校10校に配置しました。また、理科教育推進協議会を設置し、 大学・企業との連携授業について協議を行いました。小学校2校、中学校1校で連 携授業を実施しています。
評価
理科専科教員の活用により、児童の興味関心を高める授業が展開できました。ま た、大学や企業と連携した授業により専門性の高い授業を実践することができまし た。
実績
ティーチングアシスタント106名1,773回配置及びサポートスタッフ38名744回配置し、 児童・生徒への個別支援を行いました。また、副籍事業実施12名(33%)で交流を図り ました。
評価 サポートスタッフ配置について、大学説明会の開催・早期募集、早期配置で実施回 数を昨年度522回から744回に増加しました。
■言語を知的活動(論理や思考)及びコミュニケーションの基盤となるものと捉え、教育活動 全体を通して言語活動の充実を図ります。とりわけ、子どもの発達の段階に応じた言語活動 を各教科の指導計画に位置付けるよう努めるとともに、校内の言語環境を整備します。
-
47 特別支援教育の充実
(重点的取組5-⑥) 教育支援課 指導課 言語活動の充実
46 45
理科教育の充実
(重点的取組6-②・③) -
-
■教員の理科実技研修を充実させるとともに、観察・実験器具や学校ビオトープなどの整備・ 充実を図ります。
■小学校高学年における理科専科教員の配置・活用や大学や、企業との連携による授業を 実施します。また大学や企業と市内各学校とのネットワークを整備します。
■特別支援教育推進計画に基づき、障害のある子どもに対する周囲の理解・啓発や大学・関 係機関との連携の強化による継続的・体系的な支援の充実などに努めます。
■各学校で個別指導計画や個別の教育支援計画などに基づく指導を充実するとともに、交流 及び共同学習や副籍事業の推進を図ります。
→
→
目標指標 22 26 平成22年度事業実施状況(実績・評価) ■子育て支援サービス名
実績
市立全小中学校において、道徳授業公開を行い、その後、保護者や地域の方を対 象とした地域懇談会や講演会を実施しました。また、「道徳教育の実践」をテーマに 指定した研究校が研究発表を行いました。
評価
道徳授業の公開や地域懇談会の実施により、道徳教育の重要性や必要性を保護 者・地域の方々が再確認するとともに、学校と地域とが連携し子どもたちの道徳的な 実践力を育てていく気運を高めることができました。研究発表校の実践を市内で共 有することができました。
実績
ふれあい体験として世代間交流を実施。境南小学校プレイルームを利用し、休み時 間や給食を活用して高齢者と児童が交流を行い、これをきっかけに高齢者が学校行 事に参加しています。参加高齢者66名。また、中学校のパソコンルームにて生徒を 助手とした高齢者対象のパソコン教室を開催し、技術の習得だけではなく高齢者と 中学生の交流を図っています。4校、17日間開催。高齢者72名、中学生延べ180名 が参加。
評価
いずれの事業も、高齢者と子どもの交流が円滑に行われています。これは学校側の 協力体制が整っていることが大きな要因で、今後も円滑に進めるため、各学校との 綿密な情報交換を行う必要があります。
48
49
道徳教育の充実
世代間交流の拡充
(2)豊かな心や感性を育む教育の推進
指導課
高齢者支援課
■子どもたちが高齢者をありのままに受け入れることができるような、ふれあい体験の機会を 提供します。教育委員会と提携して、ふれあいを体験できる施設の確保と仕組みづくりを推進 します。
■いのちを大切にする心や思いやりの心、正義感や倫理観などの規範意識の醸成を目指し ます。
■すべての教育活動を通して道徳教育を展開するとともに、ボランティア活動、自然体験活動 などの体験を生かして、子どもの内面に根ざした豊かな道徳性の育成に努めます。
■道徳の授業公開や地域懇談会などを通して、家庭・地域と連携した道徳教育の充実を図り ます。
-
- →