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イノベーションの創出に資する知的財産権制度の在り方に関する調査研究

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(1)

成平1 度 特許庁産業財産権制度問題調査研究報告書

イノベーションの創出に資する

知的財産権制度の在 方に関する

調査研究報告書

成 月

財団法人 知的財産研究所

(2)
(3)

要 約

調査研究の背景 趣旨

世界市場のグローバル化や国際競争の激化に伴い、企業のイノベーション活動を取 巻く環境 大 く変化し、イノベーションの形態も多様化 進 い 。 イノベーションの創出に最も効果的 知的財産権制度 の う もの 、抜本

的に検討す ための基礎資料作成を目的 し 本調査研究を実施した。

イノベ ションと知的財産権制度

特許制度 イノベーション の関係に着目した経済学的 研究のうち、主要 もの に い の ビ ーを通 、特許制度、 びプロ テント政策 、イノベーシ ョンに与え た影響の分析を試 た。

特許制度のプレ ヤ の多様化への対応

オープンイノベーションの下 、技術 発明 のサプ イヤー し の大学の 役割 重要に 。大学の研究成果の出願を促進し、価値の高い特許権の取得を 可能 す 特許制度を検討した。

出願日の認定要件の緩和を検討す こ 、グ ース オ を 1 年に延長す こ を提案す 。

技術の利用形態の多様化への対応

前半 、技術標準の円滑 利用 図 制度 施策 を検討した。ホール アッ プ問題を未然に防止す ため、従来 検討さ い 裁定実施権制度の利用、 権利濫用の法理に加え、組織的 対応 有効 あ の結論に至った。公的 組 織 あ 認定機関 技術標準推進機構 公益性の高い技術標準を認定す 。 後半 、 サーチツール特許の円滑 利用に資す 制度 施策 を検討した。 サーチツール特許の利用を 試験又 研究 の例外 し 取 扱うの 、現行法 の解釈の下 難しいこ 、ガイ インに 対応を今後も見 。

公衆審査の機会を担保する制度

国に 公衆審査制度 し 情報提供制度 あ 、提供さ た情報 審査 有効 に活用さ い 。し し、早期審査の対象 った出願 情報提供の機会 失わ い の指摘 あ 。そこ 、情報提供の機会を担保 制度を検討した。

(4)

Ⅰ. 序

近年、世界市場のグローバル化に 国際競争の激化に伴い、企業 、その活動をグロ ーバル化し、新た 付加価値の創造に全力 取 組 い 。一方、IT化の急速 進展 に 、新しい学術 技術情報 インターネットを経由し 一瞬のうちに世界中に共有さ

、付加価値の源泉 あ イノベーション活動を取 巻く環境 大 く変化し い

こ に伴い、イノベーションの形態 、自己の経営資源 研究開発を行う形態 いわ ゆ クロー イノベーション 他者の経営資源を活用し 研究開発を行う形態 い わゆ 広義の オープンイノベーション ま 多様性 拡大し、近年、オープンイノベー ション 、企業や大学の壁 け く国境を超え 、益々進展し あ 。同時に、研究 開発等の成果の保護の形態も、特許等の知的財産権制度の活用 、企業秘密等の情報管 理ま 多様化し い 。

こうした中、知的財産権 、自己の研究開発成果等の保護 け く、 イセンスや他 者の経営資源を活用す 際の媒体 技術の通貨 し の役割を拡大させ 、新た 権利取得の目的 、将来的 自己の利益の拡大に向けた国内外 の権利行使や イセン ス の権利活用へ 変化し い 。

し し 、イノベーションの態様 変化す 中 、知財を活用す 主体や手法 多 様化し 、イノベーションを促進す 観点 、50 年前に成立した現行特許法の骨格

今後数十年間対応し の指摘 さ い 。また、欧米の特許制度に い も産業界等 同様の指摘 さ い 。

そこ 、知的財産権制度 研究開発等のイノベーション活動に与え 影響を、イノベー ション 知財に関す 最先端の研究 行わ い 海外の状況等を踏まえ 、様々 観 点 調査 分析し、イノベーションの創出に最も効果的 知的財産権制度 の う もの 、抜本的に検討す ための基礎資料作成を目的 し 、本調査研究を行った。

Ⅱ. イノベーション 知的財産権制度

Ⅱ章 、ま 、米国及び 国に け 知的財産政策を概観す 。次い 、特許制度 イノベーション の関係に着目した経済学的 研究のうち、主要 ものに い ビ ーを行い、特許制度、 びプロ テント政策 、こ ま イノベーションに与え た 影響の分析を試 。最後に、今日多くの企業 オープンイノベーション戦略を積極的に 推進し い 、オープンイノベーションの下 生 い 知的財産権制度 の問題に言 及し、Ⅲ章以降 細に議論す 各論点を採用した理由を説明す 。

(5)

Ⅲ. 特許制度のプ ーヤーの多様化への対応

. 新た プ ーヤー し の大学、研究機関

クロー イノベーションの下 、いわゆ 自前主義の下、大手企業 社内に中央研 究所を設立し、自社内 研究開発 事業化ま 全 を行っ た。し し、技術 複雑 高度化し、また技術進歩のス ー 速く った今日、オープンイノベーションの重要性

注目さ い 。オープンイノベーションの下 、自社に い ソースを他の組織 効率 く取 込 こ 重要に 、技術 発明 のサプ イヤー し の大学の役 割 重要に っ い 。

いわゆ TL4法の制定や、日本版バイ ール条項の制定等の法整備 行わ 、大学等 研究成果を権利化す 共に、研究成果を産業界に移転す 体制の整備を進め い 。統 計 ータに 、大学に い 行わ 共同研究、受託研究 年々増加し 、産学 連携 着実に進 い いえ 。し し、大学 保有す 特許権のうち活用さ い 特許権の割合 低下し 、大学の保有す 特許権の活用 進 い い実態 明 に った。また、研究成果の公開 特許出願 の両立に問題を抱え い 大学 多いこ

わ った。

以 の実態を踏まえ、大学の研究開発スタッフの発明創造へのインセンテ ブを損 う こ く、大学 の出願を促進す 制度、また価値の高い特許権の取得を促進す 特許 制度 の う もの 、検討を行った。

国及び諸外国の関連制度

国 学会発表、刊行物発表に関し 6 月のグ ース オ 認め い 。 米国 先発明主義の下 、1 年間のグ ース オ 認め い 。一方、欧州にも 新規性喪失の例外規定 存在す 、学会発表 論文発表に対し 、グ ース オ の適用 認め い い。

また、米国に 、出願時にク ームの添付を必要 し い仮出願制度 存在す 。また、 特許法条約 5LT 出願日の認定要件の緩和に い 規定す 条項 あ 、出願日の認 定を受け ために 、特許請求の範囲の提出 必要 く、また明細書を作成す 言語の要 件も緩和さ い 5LT 第 5 条 。また、欧州特許条約に い も、5LT第5 条 同等の 規定 設け 、ク ーム ス の出願 可能 っ い 。

(6)

海外ヒア ング調査

米国の大学 、米国の仮出願制度、 びグ ース オ を有効に活用し、有用 価 値の高い 特許権を取得す く、積極的に活動し い こ わ った。米国の大学 、 発明届出 あ 、仮出願を行い、出願日を確保す 。次い 、事業に明 い TL4スタッ フ等のア バイスを受け 追加実験を行う。実験を通 得 た結果 、特許権の 価値を向 させ く、本出願の明細書に 映させ 。また、将来、 イセンスを行う企 業を し、当該企業 のコ ニケーションを通 、事業戦略に即した特許権を取得す く、権利化方針の見直しを行う。米国の大学 、仮出願制度、グ ール オ を活用 し 、価値の高い特許権の取得に努め い 。

3 国内ヒア ング調査

国内の大学に対し 、グ ース オ 、米国の仮出願制度の活用に い 調査した。 グ ース オ い の大学も例外的 取扱い 認識し 、グ ース オ を積極的に活用した事例 ほ った。た 、出願権利化の是非の判断 難しい発 明に対し 、学会発表を行い、産業界 の 応を見 出願要否を決定す いう実務を 行っ い 大学 あった。学会発表に対し、企業 引 合い等 あ 、事業化の可能性 あ 判断さ 新規性喪失の例外規定の適用を受け 出願を行い、企業 の 応

け 出願 行わ い、 いうもの あ 。

また、米国の仮出願制度 、 通 の利用態様 認め た。第一の利用態様 、仮出 願制度を戦略的に利用す 態様 、出願日確保の く、米国特許法第 102条(e)の先願 の地 を獲得す こ をも目的 す 。バイオテクノロ ー分 等、研究開発競争 激し い分 、競争相手の多く 米国 研究を行っ い 場合に利用さ 態様 あ 。第 の利用態様 、学会発表等 迫っ 、出願書類を作成す ために十分 時間 確保

い場合に、緊急回避的に仮出願を行う いう態様 あ 。

委員会に 検討、提案

以 の調査結果を踏まえ、大学の研究成果の出願を促進し、また有用 価値の高い 特許権の取得を可能 しめ 特許制度を検討した。

大学 の特許出願を促進す ため、出願日の認定要件の緩和を検討す 。

出願日の認定要件緩和 し 、特許法条約 5ateそt Law Treatと 第5 条 出願日 に準 拠した出願制度 考え 、 国の大学 受け 恩恵、諸外国の出願人 の関係、 審査実務に与え 混乱等を考慮し、イノベーション促進に最適 制度を検討す 。

(7)

新規性喪失の例外 認め 期間を、現在の6ヶ月 年に延長す こ を提案す

学術団体の指定制度 廃止す こ を提案す 。

Ⅳ. 技術の利用形態の多様化への対応

.技術標準に係 問題

問題の所在

オープンイノベーションの進展に伴っ 、電気 情報通信分 を中心に、技術の標準化 進 い 。技術標準に組 込ま た特許発明 、その技術標準を利用す 限 、他の 技術 代替 い技術 いうこ に 。技術標準 策定 普及した後に、技術標準 の利用者に対し 権利行使 さ 、いわゆ ホール アップ問題に発展す 恐 あ 。

テントプール

技術標準に特許発明 組 込ま た場合、技術標準の利用者 標準化さ た技術を実施 す ために 、当該特許発明の実施に い 特許権者 イセンスを受け 必要 あ 。 技術標準に組 込ま た特許発明 多数に 、特許権者も複数存在す 場合、個 に イセンス交 を行うの 、技術標準利用者、特許権者 方に っ 大変 作業 あ 。

問題を解決す ため、 テントプール 形成さ 、有効に活用さ た。

本論 、代表的 テントプールの例 し 、25E,2 テントプール、);) テントプ ール、3, テントプ ットフ ームを挙 、簡単に説明を行った。

標準に係 必須特許を一括し イセンスす テントプール 、標準技術の円滑 利 用 いう点 大 役割を果たし 、イノベーション促進に有効に機能し い 言 え う。一方、 テントプール 抱え 問題 し 、技術標準を利用し イセンス を受諾し い者 いた場合、誠実 イセンシー イセンスを受諾し い者 の間 公 平を保 こ い いう問題 あ 。また、技術標準 技術単 構成さ い こ 、1 の製品 複数の技術標準を利用し い 場合 、個々の テントプールの

イセンス料 安く設定さ い も、総和 し のロイヤ テ 高 に っ しまう いう問題も指摘さ い 。

(8)

3 技術標準 アウトサイ ー

技術標準に っ 必須 特許を有し テントプールに 参加せ 、技術標準 の利用者に対し 独自に権利行使を行う者 以下、 アウトサイ ー いう。 現

、ホール アップ問題へ 発展す 恐 あ 。

アウトサイ ーに 以下の 4 の類型 あ 、その対応策 そ 異 。 ア 標準策定時に RA3) 条件に コ ットした 、 テントプールに 参加せ 高い ロイヤ テ を課す企業

イ 標準化に参加し い 企業 、自社の必須特許 標準に採用さ こ を知 標準化機関のルールに し その開示を行わ 、標準 普及した段階 権利行 使を行う企業

ウ 標準化に関与せ 標準策定後に権利行使を行う企業 標準化に協力し い企業

また、標準に係 必須特許の保有者 多様化し 、研究開発専業企業、大学、特 許管理会社等のいわゆ 実施機関 、必須特許の保有者に含ま 。 実施機関 テントプールに参加せ 、標準 策定、普及した後に技術標準の利用者に対し 権利行 使した場合、ホール アップ問題 生 こ に 、同時に 実施機関 、価値の 高い特許権を有し い の分析 あ 、イノベーション促進に大 く 献し い いう事実 あ 。従っ 、ホール アップ問題に い 議論す 際 、 実施機関の取

扱いを慎重に検討す 必要 あ 。

ホール アップ問題の解決策 裁定実施権制度の利用

ホール アップ問題を解決す ためのアプローチの一 さ 、諸外国に け 強 制実施権制度に い 調査した。多くの国に い 、 国同様、公共の利益の観点

、利用関係にあ 、 実施の場合等に強制実施権を付与 旨の規定 存在す

。また、米国、英国等一部の国 、国家事業のための特許発明の使用に関す 規定 設け い 。

こ ま 、 国 、ワー ンググループや調査研究等に い 、ホール アップ 問題解決に向け、裁定実施権制度の利用 いう観点 検討 さ い 。し し、 裁定 さ た実績 いこ 、諸外国の動向 の調整等の問題 、裁定実施権制度 の利用に 慎重のもの 多い。

(9)

5 競争法 のアプローチ

2005 年に、公正取引委員会 標準化に伴う テントプールの形成等に関す 独占禁 止法 の考え方 公表さ 、いわゆ テントプールのアウトサイ ーに対す 考え方 明確に っ い 。この 考え方 に 、標準化活動に参加し いた 否 に関係 く、自 特許権を有す 技術 規格に取 込ま うに積極的に働 け いた場 合に、当該特許権者 、規格 策定後に イセンスを拒絶す こ 私的独占、取引拒絶 に該当す こ に 。一方、標準化活動に参加し い い特許権者に い 、結果的 に自 特許権を有す 技術 規格に取 込ま も、 イセンスを拒絶し も問題に

い さ い 。

6 委員会に 検討、提案

以 の調査結果を踏まえ委員会 検討を行った結果、以下の う 結論に達した。 一定以 の公的性格を有す 技術標準に い 、特許権者 技術標準 無関係 ア ウトサイ ー あ 場合を含め、技術標準に組 込ま た特許権の権利行使 制限す

あ 。

技術標準に組 込ま た特許権の権利行使を制限す に当た 、こ ま 検討さ

た 裁定実施権制度の利用 権利濫用の法理 に加え、 組織的 対応 を検討す 。 組織的 対応 、

認定機関 、一定の要件を満たす技術標準を 公的 技術標準 認定す 。 記認定機関 、標準利用者に 、技術標準に組 込ま た特許発明 技術 の利 用を保証す ための措置を採 。

記、 組織的 対応 を可能 す 法的根拠を検討す 。

. サーチツール特許に係 問題

問題の所在

遺伝子改変動植物やスク ーニング方法の う 、 イフサイ ンス分 に け サ ーチツール 、汎用性 高く広範に使用さ 研究の推進に資す 一方 、代替性 低い もの 多い いう特徴を有す 。この う イフサイ ンス分 の 流技術に特許権 付与さ 、その特徴に起因し 、非常に強力 広範 権利 、後続研究や下流 領域の研究開発に大 影響を及ぼすこ に 。

(10)

国及び諸外国の関連制度

国の特許法第6重条第1項に 、 試験又 研究 のためにす 特許発明の実施に 特 許権の効力 及 いこ 規定さ い 。し し、 試験又 研究 の法解釈 、明

く、特許法第6重条第1項の 試験又 研究 の一般的 解釈に い 、十分 判例の蓄積 いこ 、学説に依 を得 いの 現状 あ 。

学説に い 、 試験又 研究 の範囲をその対象及び目的に 区分し、対象 特 許発明そ 自体に限定す もに、 技術の進歩 を目的 す ものに限定す い う、いわゆ 染 説 通説 さ い 。

一方、欧州にも 試験又 研究 の例外に関す 規定 存在す 、判例に い 厳 格に解釈さ い う あ 。

3 こ ま の検討

こ ま ワー ンググループや調査研究等に い 、 サーチツール特許の問題 議論 さ た 、試験又 研究 の例外の解釈 通説の 問題 い 結論付け

、 サーチツール特許に係 問題の多く 、対象 特許発明そ 自体を研究対象 す 場合に 該当し いため、特許法第 6重条第1 項の 試験又 研究 の例外の適用 否定 さ こ に 。また、裁定実施権制度の利用も検討さ い 、問題の本質 見極 め い い現時点 裁定実施権の制度改正、運用の見直しを行うの 妥当 く、 国内外の議論の進展を注視し、課題の具体的方向性を見極め、慎重に対処す 結論付 け い 。

ガイ インに 対応

現在 、 サーチツール特許の円滑 利用を図 ため、ガイ インを策定し、普及を 図 いう方法 採 い 。 国 、総合科学技術会議 、 国資原資ガイ イン や サーチツール特許の使用の円滑化に関す 指針 公表さ 、 サーチツー ル特許の円滑 利用を図 う し い 。

5 委員会に 検討、提案

以 の調査結果を踏まえ委員会 検討を行った結果、以下の う 結論に達した。 サーチツール特許の効力に制限を加え こ の是非 、引 続 検討 必要 あ 。 ガイ イン のアプローチ 、現時点 一定の効果 あ 考え 。

(11)

Ⅴ. 公衆審査の機会を担保す 制度

.公衆審査制度の課題

情報提供制度

国の特許制度 、審査の適格性及び迅速性を確保す ため、公衆 の情報提供を 広く受け付け 情報提供制度を採用し い 。情報提供制度の下 、何人も、特許庁長 官に対し、特許出願 一定の拒絶理由に該当す こ 、また 特許 一定の無効理由に該 当す こ に い 、情報を提供す こ 。情報提供制度 、公衆 提供さ た情報を実体審査に有効に活用す こ に 、審査の質の向 に 献し い もの 思 わ 。

早期審査制度 情報提供制度

特許庁 、所定の要件を満たす出願に い 、出願人 の請求に 、通常の出願 も優先し 審査す 早期審査制度 を採用す 。 こ 、早期審査を請求す 出 願件数の増加に伴っ 、出願公開前に特許査定さ 件数 増加し い 。今後も早期審 査制度 積極的に活用さ 、出願公開前に特許査定さ 件数 増加す 、特許付与前 の公衆審査の機会 減少す の指摘 あ 。

3 委員会に 検討、提案

以 の調査結果を踏まえ委員会 検討を行った結果、以下の う 結論に達した。 早期審査を申請す 場合

早期審査 請求さ た に出願公開さ い い場合に 、出願人に、早期審査の請 求 同時に出願公開の請求 特許法第 64条の 2 を義務付け 。

若しく 、早期審査の請求 行わ た場合に 出願日 1 年6月経過し い く も、強制的に出願公開を行う。

以下の場合 、 権利付与後に権利の有効性を争う査定系の手続 の導入 を検討す 。 た し、当該手続 特許権者に っ 過重 負担を課すこ に い う、手続 の 内容 慎重に検討を行う必要 あ 。

出願人 通常 早い時期の出願公開を希望し い場合 スー ー早期審査 申し立 い 場合

(12)
(13)

めに

現在の特許法を始め す 工業所有権法 産業財産権法 、昭和 35 年に施行さ た、 いわゆ 昭和34年法 あ 。施行後 50年を経過し、その間に、特許制度を取 巻く状況

大 く変化した。

変化の し 、特許制度のプ ーヤーの多様化 挙 。特許制度 、産業 利用す こ 発明に特許権を付与し 保護し、発明の保護 利用 の調和を通 産業の発達を図 こ を目的 す 。従っ 、特許制度の主た プ ーヤー 産業界、 す わち企業 あった 、近年、オープンイノベーションの進展に伴っ 、技術 発明

組織の壁を越え 行 交う うに っ 、技術 発明 のサプ イヤー し の大 学の役割 重要に っ い 。し し、研究成果の公開 特許出願 の両立に問題を抱え

い 大学 多い。

また、特許権を独占排他権 したこ の弊害も現 い 。

電気、情報通信の分 、製品のモ ール化 進行し い 、製品間のインター オ ビ テ 相互運用性 を確保す ため、インターフェースの標準化 必要 あ 。 この標準化さ た技術 、技術標準を普及させ 、当該技術標準の利用を欲す 者 あ 何人も自由に利用 こ 好ましい。し し、技術標準に組 込ま た特許発 明に い 、特許権者 イセンスを拒否す 、技術標準の普及 妨 いう問 題 あ 。

さ に、 イフサイ ンス分 の 流技術に属す 遺伝子改変動植物やスク ーニング 方法等の サーチツール 、汎用性 高く広範に使用さ 研究の推進に資す 一方 、 代替性 低いもの 多い いう特徴を有す 。この う サーチツールに特許 付与さ

、その一方 特許権者 イセンスを拒否す 、後続研究や下流領域の研究の円滑 実施 妨 、イノベーションを阻害す 可能性 あ 。

本調査研究 、現在の特許制度を取 巻く状況を的確に把握し、現行特許法の骨格を抜 本的に見直すための基礎資料を作成す こ を目的 す 、 いう壮大 もの あ 。し し、現在の特許制度 数多くの課題を抱え 、一年間 いう短い期間 検討を尽く せ もの い。この う こ 、本調査研究 、直ちに解決 必要 思わ

述の3 の課題を論点 し 採 あ 、検討を行うこ にした。

本報告書 、基礎資料 し 今後の検討に寄与す 幸い あ 。最後に、本調査研究 の遂行に当た 、 指導 協力をいた いた委員各 、オブ ーバー各 、 びヒア ング調査に 協力いた いた企業、大学の関係各 に、この場を借 深く感謝申し

次第 あ 。

平成 22 年 3 月

財団法人 知的財産研究所

(14)

イ ノ ベ ー シ ョ ン の 創 出 に 資 す 知 的 財 産 権 制 度 の 在 方 に 関 す 調 査 研 究 委 員 会 名 簿

委 員 長

渡 部 俊 也 東 京 大 学 先 端 科 学 技 術 研 究 セ ン タ ー 教 授

委 員

加 藤 幹 之 株 式 会 社 富 士 通 研 究 所 常 務 取 締 役

玄 場 公 規 立 命 館 大 学 テ ク ノ ロ ー マ ネ ー メ ン ト 研 究 科 教 授 寺 西 豊 京 都 大 学 産 官 学 連 携 本 部 産 官 学 連 携 セ ン タ ー 教 授 永 田 晃 也 文 部 科 学 省 科 学 技 術 政 策 研 究 所 総 括 主 任 研 究 官 中 山 一 郎 國 學 院 大 學 法 科 大 学 院 教 授

德 田 佳 昭 ソ ニ ッ ク モ バ イ ル コ ニ ケ ー シ ョ ン 株 式 会 社 知 的 財 産 セ ン タ ー 所 長

三 尾 美 枝 子 シ テ ー ワ 法 律 事 務 所 弁 護 士 和 田 哲 夫 学 習 院 大 学 経 済 学 部 経 営 学 科 教 授 渡 邉 惺 之 立 命 館 大 学 法 科 大 学 院 教 授

海 外 招 聘 委 員

B h a 不 e そ 3 S a m p a t ( o l o m 継 i a U そ i 不 e r s i t と 延 A s s i s t a そ t 5 r o f e s s o r

オ ブ ー バ ー

平 松 淳 特 許 庁 総 務 部 総 務 課 工 業 所 有 権 制 度 改 正 審 議 室 梶 本 直 樹 特 許 庁 総 務 部 企 画 調 査 課 研 究 班 長

事 務 局

渡 辺 和 昭 財 団 法 人 知 的 財 産 研 究 所 主 任 研 究 員 大 崎 雅 行 財 団 法 人 知 的 財 産 研 究 所 研 究 員 阿 部 琢 磨 財 団 法 人 知 的 財 産 研 究 所 研 究 員 岩 井 勇 行 財 団 法 人 知 的 財 産 研 究 所 統 括 研 究 員 瀧 内 健 夫 財 団 法 人 知 的 財 産 研 究 所 研 究 第 部 長

(15)

目 次

要約 めに 委員会名簿

Ⅰ. 序 ··· 1

. 本調査研究の背景及び目的 ··· 1

. 本調査研究の実施方法 内容 ··· 1

委員会に 検討 ··· 1

海外ヒア ング調査 ··· 2

3 国内ヒア ング調査 ··· 2

Ⅱ. イノベーション 知的財産権制度 ··· 3

. 知的財産権政策の動向 ··· 3

米国の知的財産権政策 ··· 3

国の知的財産政策 ··· 4

. 特許制度 イノベーション ··· 4

特許制度 研究開発インセンテ ブに及ぼす影響 ··· 5

特許制度 技術改良 実用化に及ぼす影響 ··· 7

3 特許制度 イノベーションに及ぼす影響 ··· 8

3.オープンイノベーションの下 の特許制度 ··· 9

大学や研究機関 オープンイノベーションの下 果たす役割 ··· 9

代替性 低い技術の特許制度に け 取 扱い ··· 11

Ⅲ. 特許制度のプ ーヤーの多様化への対応 ··· 15

. 新た プ ーヤー し の大学、研究機関 ··· 15

大学の知的財産活動の現状 ··· 15

国及び諸外国の関連す 制度 ··· 18

国 ··· 18

新規性喪失の例外規定 特許法第 30 条 ··· 18

米国 ··· 19

グ ース オ ··· 19

仮出願制度 ··· 19

(16)

英国··· 20

新規性喪失の例外 ··· 20

ドイツ··· 20

新規性喪失の例外 ··· 20

ン ··· 21

新規性喪失の例外 ··· 21

欧州特許条約··· 21

新規性に影響を え い開示 ··· 21

改正 EPC③0 条··· 22

大学の知的財産活動の現状 その分析 ··· 22

米国仮出願制度の利用 ··· 22

米国仮出願制度の利用 ··· 22

米国仮出願制度の利用態様 ··· 22

我が国に仮出願制度を導入した場合の利用可能性 ··· 23

出願日の認定要件の緩和 ··· 24

明細書代用 論文等を提出した場合に予想さ る問題点 ··· 25

グレー リオドの利用 ··· 26

グレー リオド延長のニー ··· 26

グレー リオドの有効活用の事例 ··· 27

産学連携の問題点 ··· 27

大学が保有する技術シー 企業ニー が一致し い いう問題 ···· 28

(a) 問題の所在 ··· 28

(b) 大学の技術シー 企業ニー の 一致を解消する方法··· 28

(c) 共同研究を進める方策の検討 ··· 29

大学等が保有する特許の価値の問題 ··· 30

(a) 企業が求める特許 ··· 30

(b) 大学が保有する特許の価値 ··· 30

(c) 米国の大学が行っ いる特許の価値向上の試み··· 31

(d) 大学が取得する特許の価値を向上するための方法··· 31

委員会 の検討··· 32

提案··· 34

Ⅳ.技術の利用形態の多様化への対応 ··· 37

1. 技術標準に係る特許問題 ··· 37

1 現状認識··· 37

(17)

技術標準に係 特許問題 ··· 38

テントプール ··· 39

PE テントプール ··· 39

V テントプール ··· 40

3 テントプ ットフ ーム ··· 41

テントプールの意義 ··· 41

テントプール 抱え 問題 ··· 42

技術標準 アウトサイ ー ··· 43

アウトサイ ーの分類 ··· 43

技術標準をめ プ ーヤーの多様化 ··· 44

3 ホール アップ問題 こ ま の対応 ··· 46

裁定実施権制度を利用す アプローチ ··· 46

国及び諸外国に け 強制実施権制度 ··· 46

(a) 国に け 裁定実施権制度 ··· 46

(継) 米国に け 強制実施権 ··· 47

(続) 英国に け 強制実施権 ··· 48

(正) イツに け 強制実施権 ··· 49

(e) フ ンスに け 強制実施権 ··· 49

裁定実施権に 対応 ··· 49

(a) 産業構造審議会知的財産政策部会特許制度 委員会特許 戦略計画関連問題ワー ンググループに け 検討 ··· 50

(継) 特許権の効力の例外及び制限に関す 調査研究 ··· 51

(続) 特許発明の円滑 利用のための方策に関す 調査研究 ··· 51

競争法 のアプローチ ··· 52

標準化に伴う テントプールの形成等に関す 独占禁止法 の 考え方 ··· 52

ッセンシ ルフ シ テ 論 ··· 53

その他のアプローチ ··· 54

経済学的 研究 ··· 55

委員会 の検討及び提案 ··· 55

. サーチツール特許に係 問題 ··· 65

問題の所在 ··· 65

サーチツール ··· 65

サーチツール特許に係 問題点 ··· 65

(18)

国に け 関連制度 ··· 66

業 し の実施 特許法第68条第1項 ··· 66

試験又 研究 の例外 特許法第6重条第1項 ··· 67

3 外国に け 試験又 研究 の例外に関す 制度 ··· 69

米国 ··· 69

欧州 ··· 70

英国 ··· 70

イツ ··· 71

フ ンス ··· 71

サーチツール特許の円滑 利用に向けた取 組 ··· 71

審議会等 の議論、調査研究報告、論文 ··· 71

特許戦略計画関連問題ワー ンググループ の検討 ··· 71

(a) 特許法第 6重 条第 1 項の 試験又 研究 ··· 72

(継) 裁定実施権制度 ··· 72

特許権の効力の例外及び制限に関す 調査研究 ··· 73

特許発明の円滑 利用のための方策に関す 調査研究 ··· 73

論文··· 73

ガイ イン策定に 取 組 ··· 74

I サーチツールガイ イン ··· 74

OEC ガイ イン ··· 75

国資原資ガイ イン ··· 76

総合科学技術会議の サーチツール特許の使用の円滑化に関す 指針 · 76 製薬協ガイ イン ··· 78

5 ヒア ング結果 ··· 79

6 委員会 の検討 ··· 80

提案··· 81

Ⅴ. 公衆審査の機会を担保す 制度 ··· 86

. 公衆審査の制度の課題 ··· 86

情報提供制度 ··· 86

情報提供制度 抱え 課題 ··· 88

3 権利付与後の公衆審査に係 制度 ··· 88

特許異議申立制度、特許無効審判制度 ··· 88

諸外国の権利付与後の公衆審査制度 ··· 89

米国··· 89

(19)

英国··· 90

イツ ··· 90

EPC ··· 90

特許制度研究会 の検討 ··· 91

5 早期審査制度、スー ー早期審査制度 ··· 91

6 公衆審査の機会を担保す 制度 委員会 の検討 ··· 93

早期審査の対象 出願の取扱い ··· 93

スー ー早期審査の対象 出願の取扱い ··· 93

提案··· 96

. ま め ··· 98

資料編 資料Ⅰ 国内ヒア ング調査結果 ··· 105

資料Ⅱ 諸外国の関連法 ··· 145

資料Ⅲ 技術標準 サーチツール特許 円滑 利用に向けたアプローチ こ ま の議論の変遷 ··· 173

(20)
(21)

Ⅰ. 序

. 本調査研究の背景及び目的

近年、世界市場のグローバル化に 国際競争の激化に伴い、企業 、その活動をグロ ーバル化し、新た 付加価値の創造に全力 取 組 い 。一方、IT化の急速 進展 に 、新しい学術 技術情報 インターネットを経由し 一瞬のうちに世界中に共有さ

、付加価値の源泉 あ イノベーション活動を取 巻く環境 大 く変化し い

こ に伴い、イノベーションの形態 、自己の経営資源 研究開発を行う形態 いわ ゆ クロー イノベーション 他者の経営資源を活用し 研究開発を行う形態 い わゆ 広義の オープンイノベーション ま 多様性 拡大し、近年、オープンイノベー ション 、企業や大学の壁 け く国境を超え 、益々進展し あ 。同時に、研究 開発等の成果の保護の形態も、特許等の知的財産権制度の活用 、企業秘密等の情報管 理ま 多様化し い 。

こうした中、知的財産権 、自己の研究開発成果等の保護 け く、 イセンスや他 者の経営資源を活用す 際の媒体 技術の通貨 し の役割を拡大させ 、新た 権利取得の目的 、将来的 自己の利益の拡大に向けた国内外 の権利行使や イセン ス の権利活用へ 変化し い 。

し し 、イノベーションの態様 変化す 中 、知財を活用す 主体や手法 多 様化し 、イノベーションを促進す 観点 、50 年前に成立した現行特許法の骨格

今後数十年間対応し の指摘 さ い 。また、欧米の特許制度に い も産業界等 同様の指摘 さ い 。

そこ 、知的財産権制度 研究開発等のイノベーション活動に与え 影響を、イノベー ション 知財に関す 最先端の研究 行わ い 海外の状況等を踏まえ 、様々 観 点 調査 分析し、イノベーションの創出に最も効果的 知的財産権制度 の う もの 、抜本的に検討す ための基礎資料作成を目的 し 、本調査研究を行ったもの あ 。

. 本調査研究の実施方法 内容

委員会に 検討

本調査研究に関し 専門的 知見を有す 学識経験者等 構成さ 調査研究委員会を 設置し、専門的 視点 の検討、分析、助言を得た。

(22)

委員会の構成 以下の通 学識経験者 5名 産学界有識者 3名

法曹界 名

海外有識者 名

合計 11 名

海外ヒア ング調査

米国、欧州 英国、フ ンス、 イツ の研究機関、企業に対し 海外ヒア ング調査 を行った。

ヒア ング対象 米国 研究機関 大学 :2 ヶ所 企業 :4 ヶ所

欧州 研究機関 大学 :2 ヶ所 英:1、独:1

企業 :4 ヶ所 英:1、仏:2、独:1 ヒア ング期間 2010 年 1 月~2010 年 2 月

3 国内ヒア ング調査

国内の大学等に対し 国内ヒア ング調査を実施した。 ヒア ング対象 国内大学 5 ヶ所

ヒア ング期間 200重 年 12 月~2010 年 1 月

(23)

Ⅱ. イノベーション 知的財産権制度

Ⅱ章 、ま 、米国及び 国に け 知的財産政策を概観す 。次い 、特許制度 イノベーション の関係に着目した経済学的 研究のうち、主要 ものに い ビ ーを行い、特許制度、 びプロ テント政策 、こ ま イノベーションに与え た 影響の分析を試 。最後に、今日多くの企業 オープンイノベーション

1

戦略を積極的に 推進し い 、オープンイノベーションの下 生 い 知的財産権制度 の問題に言 及し、Ⅲ章以降 細に議論す 各論点を採用した理由を説明す 。

こ 、アイ アや技術を対象 し オープンイノベ-ションに い 議論す 場合、 特許や特許制度に い の議論 中心に 。本報告書 、特許あ い 特許制度を念 頭に、今後の議論を展開し いくこ す 。

. 知的財産権政策の動向

米国の知的財産権政策

1重70 年代の 2 回の石油危機、日本 米国への急激 輸出増加に 、米国の産業界 競争力喪失の道をた っ いた。こ を克服す ため、1重85 年に ヤング ポート 提 出さ た。ヤング ポート 、米国の競争力強化に向け、知的財産の保護強化を提言し、 米国のその後の プロ テント政策 に大 影響を与えた。

し し、2000 年以降、特許の質の低下 原因 、特許制度 イノベーションを阻害し い の見解 、示さ うに った。例え 、連邦取引委員会の 技術革新の促進の ために:競争 特許の適正 バ ンス 2003 年 10 月 、妥当性の疑わしい特許 、 技術革新の妨 に 旨を指摘し い 。また、全米科学ア ーの 21 世紀の特許制 度 2004 年 4 月 に 、特許の質の低下 審査期間の長期化 特許制度の問題点 あ

の指摘 さ い 。さ に、 ル サーノ ポート Iそそo不ate Ameri続a 、 イノベーションこそ 米国成長の源泉 あ し、知財制度のインフ 整備 必要 あ

提言し い 。この うに、米国 、行 過 たプロ テント政策 イノベーション の妨 っ い こ 指摘さ 、プロ テント政策 プロイノベーション政策に大

く舵を う し い 。

また、特許権の強力 権力を是正す う 判決も出 い 。eBaと 最高裁判決 、特 許侵害に対す 差止め 一律に認め もの く、個々の事情を勘案し 決め

し、そ ま 原則 し 認め た差止請求を、事案に っ 認め いこ

1

オープンイノベーション 3. オープンイノベーションの下 の特許制度 説明す

(24)

した。さ に、KSR 最高裁判決 、非自明性の判断手法 し 硬直的に採用さ た TS2 テストの適用を批判し、非自明性判断の適正化 さ い 。

この うに、米国 プロ テントの時代 プロイノベーションの時代へ 進 い

国の知的財産政策

っ 、強い国際競争力を誇った日本 あ 、国際競争力 年々低下し い 言わ を得 い。この う 中、知財立国を目指し 、2002 年 11 月に知的財産基本法 制 定さ 、翌年の 2003 年 5 月に知的財産戦略本部 設置さ た。さ に、2005 年に 知的 財産高等裁判所 設置さ 、プロ テント政策 進め い こ あ 。

最近 、世界に け プロ テント プロイノベーションへの流 に対応し 、 国 もイノベーション促進に向けた知財政策、知的財産権制度 検討さ い 。

. 特許制度 イノベーション

長岡 、 知的財産権制度 イノベーション

2

の序章に い 、 知的財産権制度の基 本的 目的 、研究開発及びその成果の普及を促すこ イノベーションを促進す こ にあ 。 記す もに、知的財産権 、研究開発成果の専有可能性の強化、技術取引の 促進、研究開発成果の公開等を通 け く、特許性の基準 特許制度の設計の あ 方も、イノベーションに影響を与え こ を指摘し い

3

さ 、特許制度 、特許法第 1 条 目的 に記さ い 通 、新しい技術 発明 を 公開した者に対し 一定期間、一定の条件の下に特許権 いう独占排他的 権利を付与し

、発明に対す インセンテ ブを付与す 一方、第三者に対し 、この公開さ た発 明を利用す 機会を与え、技術の普及を促す制度 あ 。す わち、権利を付与さ た者

、その権利の制約を受け 第三者の利用 の調和を図 、技術の 積的進歩を通 産業の発達に寄与す こ 特許制度の目的 あ 。

こ ま 、特許制度 イノベーションに与え 影響に い 、多くの経済学的 研究

2

長岡貞男延後藤晃 序章 本書の 概要 長岡貞男延後藤晃編 知的財産制度 イノベーション 1 頁 東京大学 出版会延2003 年

3

前掲 1、長岡 知的財産権 研究開発の成果の専有可能性を強化す に加え 技術取引を促進す 研究開発の成果の公開を促すこ 多様 経路 イノベーションに影響を与え .また その影響 技術革新 一回限 の孤立したもの 積的 いし補完的 積的技術革新の場 合に 関連す 技術革新の担い手の間の分業 競争の在 方にも知的財産権 影響す .さ 新規性 進歩性 の利用可能性 いった特許性の基準 特許 付与さ ための要件 知的財産制度の 設計のあ 的財産権の排他権の行使可能性に影響す 法制度や競争政策 のあ 方も 知的財産権 イノベーションに与え 影響を大 右す

(25)

行わ た。そし 、こ の経済学的 研究 、特許制度 有す 2 の問題に沿 っ 行わ た いうこ 。第一の問題 、特許制度 研究開発のインセンテ ブに の う 影響を及ぼす いう問題 あ 、第 の問題 、特許に 保護 、 その改良技術の開発インセンテ ブや実用化段階に け 普及に の う 影響を与え

、 いうもの あ 。 以下、永田の論文

4

、中山の論文

5

を参照し 、こ ま 行わ た主要 研究 得 知見を、 記 2 の問題の視点 整理す こ にす 。

特許制度 研究開発インセンテ ブに及ぼす影響

特許制度 研究開発インセンテ ブに及ぼす影響に い 、確率モ ルを用いたアプ ローチ、 ーム理論を用いたアプローチ さ い 。

Kamieそ aそ正 S続hwart川 、特許 研究開発のインセンテ ブに与え 影響を、確率モ ルを用い 分析を行い、特許権の強化や権利期間の延長 開発期間の短縮をもた す 、 競合者に 競争 力 強い場合、企業に っ 将来の期待利益 減少す ため、開発投 資 抑制さ の結論を得 い

6

Lee aそ正 放il正e 、 ーム理論を用いたモ ル分析を行い、特許の価値 企業収益 の 関係を分析し、各企業 そ の期待利益を最大化す う 行動を取 、過剰 参 入を通 開発期間 短く ものの、社会的に望ましい水準を超え 開発投資 さ

こ を指摘した

7

こ のモ ル分析 、特許の価値 過剰 開発競争をもた すこ に 厚生損失の 可能性を示唆す もの あ 、実際に特許 の程度の研究開発インセンテ ブを企業 に与え いえ の を問題にし い わけ いこ 、モ ルの競争条件に 、非現 実的 仮定 導入さ い こ あ の 注意 必要 あ

8

一方、プロ テント政策 特許出願件数、またイノベーション の関係 、いく の 研究 さ い 。

Kortum aそ正 Lerそer 、米国に い 、そ ま 比較的安定に推移し た内国人の特 許出願件数 、1重80 年代前半 増加に転 た点に着目し、出願件数の増加 プロ テン ト政策に っ もた さ たもの 、あ い 他の要因に っ もた さ たもの を分

4

永田晃也 イノベーション プロセスへの知的財産マネ メントの統合 一ツ橋ビ ネス ー延 冬号 52-65 頁 2003

5

中山一郎 プロ テント アンチコモン 特許 イノベーションに関す 研究 示唆す プロ テント の意義 効果 課題 RIETI )is続ussioそ 5aper Series 02-/-01重 重-10 頁 2002 年

6

Kamieそ延 2ortoそ I.延 aそ正 3aそ続と L. S続hwart川 5ateそt Life aそ正 R貢) Ri不alrと. E続oそomi続 /ourそal 67: pp183-187延 1重74

7

Lee延 Tom延 aそ正 Louis L. 放il正e 2ar推et Stru続ture aそ正 Iそそo不atioそ: A Reformulatioそ. The Qualitと /ourそal of E続oそomi続s 重4: pp42重-436延 1重80

8

前掲 4 54-55 頁

(26)

析し い 。Kortum aそ正 Lerそer の分析に 、内国人に 出願の増加 、連邦高等 裁判所の設立等に代表さ プロ テント政策の効果 く、研究開発のマネー メン トの変化、 わけ研究開発に け 応用面の重視に もの い 推測し い

。 また、-all aそ正 ?ie正oそis 、特許性向 研究開発費あた の特許数 の増加 いう現 象に対し、半導体業界に着目し その要因分析を試 い 。半導体業界の特許性向 、 80 年代を通 増加し い 、-all aそ正 ?ie正oそis 、資本集約的 半導体業界に け 既存企業を中心 した テントポートフ オ競争の結果 あ 分析す もに、 テントポートフ オ競争 、プロ テント政策に 変化 あ ものの、半導体業 界 の 場 合 、 そ ま 創 出 さ い た 特 許 さ っ た 発 明 を 特 許 し 収 穫

har不est した いう側面 強いの い 推測し い

10

中山 、 収穫 行動の 米国の特許件数の増加を説明す こ 困難 思わ もの の、その様 収穫 行動 部分的 あ 見 以 、プロ テント政策 、 特許 出 願 件数の増加ほ に 米国の創作活動 活性化し い い可能性 高い 思わ 。 結論付け い

11

1重80 年代に 、イェール サーベイ し 知 実証研究 、Le不iそ に っ 行わ た 。 Le不iそ 、 研 究 開 発 イ ン セ ン テ ブ を 規 定 す 要 因 し 専 有 可 能 性 appropria継ilitと に注目し、専有可能性を確保す ために企業 の う 方法を有 効 考え い を調査した。 、 専有可能性 、イノベーション 生 出す利益 を企業 自 回収 程度をさす。調査の結果、米国 特許に 保護 特許の有効 性 を高く評価す 企業 相対的に少 く、先行的 市場化 ー タイム やそ を可 能にす 製造設備、ノウ ウの保有 管理 いった補完的資産を重視し い こ わ った

12

その後、この調査 、日米両国 の国際比較研究に発展し、日本、米国の企業に対し 同一の質問票に 調査 実施さ た。この調査 、米国に い イェール サーベ イ 同様の傾向 認め た 、日本企業に い 、特許に 保護 権利の有効性

、先行的 市場化 ー タイム に次い 重視さ い こ 示さ た

13

永田 、イェール サーベイを め す 一連の調査結果を分析し、 す に調査時点 プロ テント政策の下にあった米国の企業 も、日本企業に い 特許 重視さ いた いう発見事実 、特許制度に っ 研究開発インセンテ ブをコントロールす こ

Samuel Kortum aそ正 /osh Lerそer延 放hat is 継ehiそ正 the re続eそt surge iそ pateそtiそg? Resear続h 5oli続と 1 pp28延 1重重重

10

Broそwとそ -. -all aそ正 Rosemarie -am ?ie正oそis延 The pateそt para正oで re不isite正: aそ empiri続al stu正と of pateそtiそg iそ the U.S. semi続oそ正u続tor iそ正ustrと延 1重7重-1重重5延 RA3) /ourそal of E続oそomi続s延 101 pp32 2001

11

前掲 5延 重-10 頁

12

Ri続har正 (. Le不iそ延 Al不iそ K. Kle不ori続推延 Ri続har正 R. 3elsoそ延 aそ正 ,. 放iそter延 Appropriatiそg the Returそs form Iそ正ustrial Resear続h aそ正 )e不elopmeそt延 Broo推iそgs 5apers oそ E続oそomi続 A続ti不itと 783 pp3 (1重87)

13

放esleと 2. (oheそ延 Ri続har正 R. 3elsoそ延 /ohそ 5. 放alsh延 5rote続tiそg Their Iそtelle続tual Assets: Appropria継ilitと

(oそ正itioそs aそ正 放hと U.S. 2aそua続turiそg Firms 5ateそt (or 3ot) 延 3BER 放or推iそg 5aper 3o.7522 (2000) 後藤晃延 永田晃也 イノベーションの専有可能性 技術機会 科学技術政策研究所延 1重重7 年

(27)

の限界を表し い 。 述 い

14

特許制度 技術改良 実用化に及ぼす影響

特許を実用化以前の段階 いわゆ プロス クト 見込 し 捉え プロス ク ト論 いう考え方 あ 。Kit続h 、発明 そ 実用化さ 前の段階 生 こ に着目し、特許権に 、発明者 模倣を恐 こ く追加的 投資を行っ 発 明の実用化を図 こ を可能にす 機能 あ 指摘す 。す わち、当該発明の利用を 発明者に委 こ に っ 、権利者にその後の研究開発を適 に調整させ、非効率 重 複研究を防 、この場合の特許権 、権利者の調整機能を担保す もの 置付け い

15

また、特許制度 技術改良 実用化に及ぼす影響に関す 研究 、特許の権利範囲 後 続す 改良技術の開発インセンテ ブに与え 影響に い モ ル分析 行わ い 。

,reeそ aそ正 S続othmer 、 イオニア発明の うに価値 高く、波及効果 大 い先行発 明に対し 、当該発明の 派生した後続発明に 利益の一部 還元さ け

、インセンテ ブ し 十分 い、 指摘す 。 イオニア発明の権利範囲 い 場合、改良発明の権利者 当該 イオニア発明を侵害す こ く改良発明の実施に 利益を享受 こ に加え、改良発明 先行の イオニア発明を陳腐化し しまうため に イオニア発明へのインセンテ ブ 損 わ しまい、イノベーション 促進し い

、,reeそ aそ正 S続othmer 指摘し い 。逆に、 イオニア発明に広い権利を認め 、 改良発明者 イオニア発明者の許諾を得 いため、あ い イセンス料支払いの ために改良発明のために投資したコスト 回収 いこ 懸念さ 、 事態

、改良発明者のコスト サンクコスト 埋没費用 前に、権利者 の間 イセ ンス契約を締結す こ に コストをシェアす こ に 、回避 し い

16

。 一方 、)eそi続olo 、自由参入を考慮したモ ル分析に 、広い特許範囲 改良技術 の開発競争を阻害し、経済厚生を低下させ 可能性を指摘し い

17

こ のモ ル分析 得 示唆 、導入さ た仮定に っ 異 結論を示すも の あ 。一方、実証的 研究 、特許権の独占排他的 性質 、後続発明や発明の実用 化に及ぼすネガテ ブ 影響を指摘す もの 多い。

2erges aそ正 3elsoそ 、産業の初期段階に け イオニア特許 新規参入を困難にし

14

前掲 4延 55 頁

15

E正moそ正 放. Kit続h 誌The そature aそ正 Fuそ続tioそ of The 5ateそt Sとstem 延 The /ourそal of Law aそ正 E続oそomi続s延 265 pp20延 (1重77)

16

/errと R. ,reeそ aそ正 Su川aそそe S続ot続hmer延 4そ the 正i不isioそ of profit iそ seだueそtial iそそo不atioそ RA3) /ourそal of E続oそomi続s 20 pp26 (1重重5)

17

)eそi続olo延 ;iそ続eそ川o Two-Stage 5ateそt Ra続es aそ正 5ateそt 5oli続と延 RA3) /ourそal of E続oそomi続s 31 5488-501 (2000)

(28)

た事例を挙 た 、特許の権利範囲を拡大す 政策 、競争を通 たイノベーションを 阻害す こ を指摘し い 。2erges aそ正 3elsoそ 、先に述 たプロス クト論に け

、 イオニア特許の権利者に その後のイノベーション活動の調整機能 有効

いの い 疑問を呈し、イノベーションを 続的に促進させ ために 、研究開発 の多様性を確保し、さ イノベーションに向けた競争を活性化す 必要 あ 、特許 権の権利範囲 広い 、 競争を停滞させ 恐 あ 指摘す

18

さ に、-eller aそ正 Eiseそ継erg 、バイオメ ル分 、バイ ール法の成立以 後、基礎研究の成果 特許に っ 私有化さ 、技術 多数の権利者に分有さ た結果、 特許の実施許諾を受け ために巨 の取引コスト うに 、発明の実用化 阻 害さ い こ を指摘した。-eller aそ正 Eiseそ継erg 、こ を アンチコモン 共 有地 の悲劇 呼ぶ

1重

。いわゆ コモン の悲劇 、共有地の う 私的所有権 確 定し い い場所に い 発生す 資源の過大利用を意味す 、 アンチコモン の悲 劇 、コモン の悲劇 逆に、権利の分有化に っ 生 資源の過少利用を意味す

中山 、アンチコモン の悲劇の問題 、 川 川下に至 ま 細 の特許権 幾 重にもオーバー ップし 存在す ために、そ を再度束 利用す ためのコスト 極 め 高く 、結果 し 社会的に見 技術の利用 過少にし 進ま い点にあ 指 摘す もに、 細 文献の ビ ーを行い、アンチコモン の悲劇を ま 看過しえ いほ の弊害 生 い わけ さそう あ し い 。さ に、弊害 顕在 化し い い理由を、 イセンス、迂回発明、事実 の侵害行 、侵害訴訟 の権利無効 の主張 いった当事者の行動、権利者側に厳格 判決、有用性 記載要件に関す 審査基 準、公的機関の役割 の制度的対応 、実用的 解決策 存在す こ を指摘し い

20

3 特許制度 イノベーションに及ぼす影響

永田 、特許制度 イノベーション の関係に い 、過去行わ た経済学的 先行研 究のうち主要 ものを ビ ーし、以下の うに分析し い 。

特許の価値 研究開発インセンテ ブに及ぼす影響に い 、モ ル分析を用いた 先行研究 過剰 開発競争の可能性に注目す 一方 、実証的 分析を行った先行研究 、

し インセンテ ブを確保す 方法 し の特許制度の限界を示唆し た。また、技

18

Ro継ert 5 2erges延 aそ正 Ri続har正. R延 3elsoそ延 4そ The (ompleで E続oそomi続s of 5ateそt S続ope 延(olum継ia Law Re不ies延 83重 pp重0延 (1重重0)

1重

2i続hael A. -eller aそ正 Re継e続続a S. Eiseそ継erg延 (aそ 5ateそts )eter Iそそo不atioそ? The Aそti続ommoそs iそ Biome正i続al Resear続h 延 S続ieそ続e 6重8 pp280 (1重重8)

20

前掲 5延 3重-40 頁

(29)

術改良や実用化に及ぼす影響に い 、広い特許範囲 改良発明を阻害す 可能性をめ モ ル分析 試 一方、多くの実証研究 、広い権利保護 もた す負の側面 を指摘し た。す わち、こ ま の こ 実証研究の結果 、特許制度の存在意義を 完全に否定す もの い 、特許保護の強化に伴う効果に い 、研究開発 技術 改良 実用化のい のフェー に い もネガテ ブ 材料を与え い 。

21

。 イノベーションを促進す 特許制度を設計す にあたっ 、プロ テント政策 もた すネガテ ブ 点を是正し 、プロ テント政策のポ テ ブ 面を 引 出せ う 制度設計 必要に もの 考え 。

3.オープンイノベーションの下 の特許制度

オープンイノベーション 、 ン ー チェスブロウ 提唱した概念 、同氏の著 作に 、 企業 自社のビ ネスに い 社外のアイ アを今ま 以 に活用し、未活用の アイ アを他社に今ま 以 に活用す こ を意味す 。

22

あ 。オープンイノベーシ ョンの下 、社内に い技術を外部 積極的に取 入 、社内に い 活用さ い

い技術 、社外に け 利用を図 こ に 。

オープンイノベーション 進行した今日、従来 の垂直統合型の研究開発体制の下 起こ 得 った問題 生 い 。例え 、オープンイノベーションの下 、社外 の有用 技術を社内に取 入 、社内に存在す 技術 組 合わせ こ に っ 、新し い技術 創造さ 。社外の技術 社内の技術 を戦略的に結合させ こ に 、イノ ベーションの促進を図 。 こ 、プロ テント政策の下に、多数の権利 乱立す 状 況に い 、社内外の技術の戦略的 結合 阻害さ こ 多い。

オープンイノベーションを積極的に推進す 企業の意見 、プロ テント政策に対す アンチテー あ 。特許制度 、発明を開示した者 、その発明を利用す 者 の利益 の調和を図 制度 あ 以 、オープンイノベーション 広く普及した今日、特許権者の 利益 、オープンイノベーションの下 特許発明を利用す 者の利益 のバ ンスを改め

検討す 必要 あ う。

大学や研究機関 オープンイノベーションの下 果たす役割

オープンイノベーションの下 、優 た技術、優 た発明を世の中に提供す 大学の

21

前掲 4延 56 頁

22

チェブロウ著、栗原潔訳/諏訪暁彦解説 オープンビ ネスモ 知的競争時代のイノベーション でi 頁 風工舎延2007 年

(30)

役割 重要に 。大学 研究開発の 流部分を担うこ 、大学に け 研究成果の 中に 、長い時間を け 実用化さ 、将来、 イオニア発明に もの 多く含ま い 考え 。大学に け 研究成果 、産学連携活動を通 企業に移転さ こ

に 、大学に け 研究成果 企業内部に存在す 技術 有機的に結び 、イノ ベーションを促進す 思わ 。

Eiseそ継erg 、技術移転を進め う す 大学等の研究機関 、研究成果を ブ ック メインに置くの く、特許化す 理由 し 、研究成果を実用化す 追加投資に誘 因を与え ために 、排他的 イセンス 必要 あ 説明す

23

。特に、臨床研究の うに、そ 自体 し 発明を生 させ い追加投資の場合 、特許化の要請 強 ま もの 思わ 。Eiseそ継erg に 、大学等の研究機関 その研究成果に い 特 許を取得し、企業に排他的 イセンスを与え こ 、イノベーション促進に 献す いえ う。

もっ も、大学等の研究機関の研究成果の特許化、排他的 イセンス 必要 場 合 あ し も、バイオメ ル分 等の一部の発明の実用化の場合に限 の

い いう疑問 あ 。

/eそseそ aそ正 Thurs正と 、アンケート調査を行い、 イセンスさ た技術のうちの約 4 分 の 3 、原理検証、 いし 実験室 の試作品 ベルに まっ い こ を見出した。

/eそseそ aそ正 Thurs正と 、大学発明 萌芽的 em継rとoそi続 あ こ を前提に、バイ ー ル法に基 く イセンシングの枠組 を支持し い

24

一方、(olと不as 、発明 原理検証 ベル あ こ 、発明 追加的投資を要す ほ 萌芽的 もの あ こ 、必 しも一 す 限 い した 、排他的 イセンス 必要 場合 あっ も、技術開発の 確実性を考慮す 事前に適 イセ ンシーを見 け の 容易 いこ 、非排他的 イセンス あっ も、企業 様々

チ ンネルを通 大学の研究内容を知っ い こ 、そのまま利用 う 有用 発明 特許取得前 も利用す こ の 、この う 場合にま 特許 を取得し非排他的 イセンスを行うこ 、大学の収入増加に 献す 、技術移転 に 必 しも 献す 限 い 指摘す

25

大学 研究成果を特許化し、排他的 イセンスを付与す こ イノベーション促進に 寄与す 否 、発明の内容や、発明の属す 技術分 に っ 異 考え 。 大学の研究成果の特許化、排他的 イセンス付与 イノベーション促進に 献し い

23

Re継e続続a S. Eiseそ継erg延 5u継li続 resear続h aそ正 pri不ate 正e不elopmeそt: pateそts aそ正 te続hそologと traそsfer iそ go不erそmeそt-spoそsore正 resear続h 延 ;irgiそia Law Re不iew 1663延 82 頁 (1重重6)

24

Ri続har正 /eそsoそ aそ正 2arie Thurs正と延 5roofs aそ正 prototとpes for sale: the tale of uそi不ersitと li続eそsiそg 延 3BER 放or推iそg 3o.66重8 (1重重8)

25

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否 、今後の研究に委 を得 い部分もあ 、Eiseそ継erg の研究に 、少 く もバイオメ ル分 に い 、 大学等の行動 、イノベーションの促進 に有効に寄与し い 考え 。

今後、新しい特許制度のプ ーヤー し の大学等の研究機関 、社会全体のイノベー ション促進に い 果たす役割 大 い 考え 。この う こ 、大学等の研究成 果を速や に特許化し、活用す こ 可能 特許制度を、本調査研究の検討対象 し 採 あ 、Ⅲ章に い 議論す こ にす 。

代替性 低い技術の特許制度に け 取 扱い

オープンイノベーションの下 、技術開発 猛烈 ス ー 進行し、研究開発の スク 高ま 中、プ ーヤー 、 変化に迅速、 適 に対応す ため、 選択 集 中 を進め い 。研究開発市場の分業化、専門化 進行した結果、川 の研究 川下 の製品開発ま 単独 行う垂直型の研究開発 け く、階層化したプ ーヤー間 他 者の研究成果を利用し 最終製品の開発に至 いう水平型の研究開発も現 い 。

技術革新 階層化し、また 積的 性格を有す 現在に い 、先行発明の特許の存 在 、後続のイノベーションに悪影響を及ぼす恐 生 い 。

例え 、 イフサイ ンス分 の 流技術に け サーチツールの うに、汎用性 高く代替性 低い技術に特許権 付与さ 、さ に特許権者 イセンスを拒否した場合 に 、当該技術分 の下流研究、後発研究 阻害さ 、イノベーションに悪影響を及ぼす こ 指摘さ い 。

また、オープンイノベーションの進展に伴っ 、技術や製品のモ ール化 進 い

。この う 環境の変化に対応し 、 様の統一に コスト ウン、互換性確保に 利便性の向 、市場の拡大等を ため、技術の標準化 ますます重要に っ い 。 特に、電気、情報通信分 に い 、標準化に 相互接続性の確保 必須の条件 っ い

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述の通 、オープンイノベーションの下 、研究開発活動に い も分業化 進 、 あ 製品に対応す 特許を有す 者 多数存在す いう状況 進 い 。この結果、 特許技術を排除した技術標準の策定 、事実 可能に っ い 。一方、標準化技術に 係 特許を有す 者 その特許に基 い 当に高 イセンス料を請求し、また イ センスを拒絶す 、技術標準の利用 阻害さ 、また 技術標準 策定途 の場合 、 技術標準の策定自体 中止に追い込ま こ あ 。特許技術 技術標準に たび組 込ま 、当該特許技術 代替 可能 技術 、こ を回避し 技術標準を実施

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イノベーション 知財政策に関す 研究会報告書 イノベーション促進に向けた新知財政策 イノベーション 知財 政策に関す 研究会、特許庁延 2008 年 146 頁

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す こ い。標準化技術に係 特許を有す 者 その特許権を濫用す 、 イ フサイ ンス分 の 流技術に け サーチツール 同様に、イノベーション促進に悪 影響を及ぼすこ に 。

述の技術標準に係 問題、 サーチツール特許に係 問題 、取引コスト 増大す いう点 、アンチコモン の悲劇 課題を共通にす 、特許技術そのものの代替性 低い いう点 、アンチコモン の悲劇 一線を画す 。他の技術 代替 いこ 原因 、技術標準の利用 妨 、また下流の研究、後発研究 阻害さ こ に

、イノベーション促進に与え 悪影響 計 知 い。

この う こ 、技術標準に係 問題、また サーチツール特許に係 問題を、本 調査研究の検討対象 し 採 あ 、Ⅳ章 議論す こ にす 。

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<参考文献>

雑 論文

永田晃也 イノベーション プロセスへの知的財産マネ メントの統合 一ツ橋ビ ネ ス ビ ー延 冬号 52-65 頁 2003 年

中山一郎 プロ テント アンチコモン 特許 イノベーションに関す 研究 示唆す プロ テント の意義 効果 課題 RIETI )is続ussioそ 5aper Series 02-/-01重 2002 年

妹尾堅一郎 知財マネ メントのイノベーション ビ ネスモ ル 連動し い知財マ ネ メント 意味 い 特技懇 255 号 20-26 頁 200重 年

橋本正洋 ショ ル イノベーション システム 知財に い 特技懇延 255 号 116-11重 頁 200重 年

奈須 太 伊達智子 オープン イノベーション時代の知的財産制度(ソフト I5)の提言 L貢T延 45 号 42-4重 ー 200重 年

清松久典 オープンイノベーション 知財プロ ーサー 知財管理延 5重 巻 7 号 76重-781 ー 200重 年

AI55I 編集部 オープン イノベーション 知的財産インフ AI55I延 54 巻 3 号 47-4重 ー 200重 年

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相澤益男 オープン イノベーション時代の知的財産戦略 知財研フ ー ム延 75 号 1 頁 2008 年

中山一郎 原山優子 オープン イノベーション 知的財産 特許研究延 46 号 6-18 頁 2008 年

日本機械輸出組合通商 投資グループ イノベーション 知財政策に関す 研究会 政 策提言への意見提出 /2( jourそal延 56 巻 8 号 4重-52 頁 2008 年

経済産業省 知的財産流通 資金調達に係 調査概要 オープン イノベーション時代 の知的財産の流通 資金調達実態調査 L貢T延 38 号 125-127 頁 2008 年

AI55I 編集部 知識の伝播延オープンイノベーション 知的財産権 AI55I延 51 巻 11 号 54-57 ー 2006 年

石原英助 知的財産戦略のイノベーション 知財管理延 56 巻 11 号 1661-1662 ー 2006 年

参照

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