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「沖縄県実習船海邦丸五世代船建造に係る基礎調査」等業務委託仕様書
1 委託事業名
沖縄県実習船海邦丸五世代船建造に係る基礎調査等業務委託事業
2 業務期間
契約締結の日から平成 29 年8月 31 日(木)まで
3 業務の目的
本県が所有する水産高校大型実習船海邦丸五世(平成 14 年3月竣工)は建造より 16 年目を迎
え、代船建造の時期となっている。大型実習船は建造及び維持管理に多額の費用が必要なため、
次船の規模を決めるには確かなデータと慎重な判断が求められる。
そこで、適正な生徒乗船定員算定の参考とするため、今後の船員求人の見通し及び県立沖縄水
産高等学校海洋技術科への入学者見通しについて調査を実施する。
4 予算額
委託料 3,000 千円以内(消費税込み)
5 委託業務内容
次の(1)~(4)の業務を行うこと。なお、提案書の作成に当たっては、よりよい手法や本調査の
目的達成のために必要な事項を検討し、記載すること。
(1)船員等求人調査
①調査内容
ア.平成 43 年までの船員等求人の見通しを推計する。
イ.県内と全国の船員求人見通しをそれぞれ推計する。
②調査方法
ア.国・県等の各種統計及び既存資料等を活用した調査
イ.県内の船員求人見通しについては、県内事業所20社に対しアンケート及びヒアリング
等により調査を実施する。
ウ.全国の船員求人見通しについては、推計に必要な事業所数に対しアンケート及びヒアリ
ング等により調査を実施する。
エ.調査項目(アンケートの質問項目等)については、調査目的を達成する上で有効と思わ
れるものを提案すること。
③調査期間 平成 29 年6月5日(月)~平成 29 年7月 14 日(金)
(2)県立沖縄水産高等学校海洋技術科への入学希望者見通しに関する調査
①調査内容
2 析・考察する。
②調査方法
ア.国・県等の各種統計及び既存資料等を活用した調査
イ.アンケート調査等による分析
ウ.推計にあたっては、沖縄県内の児童生徒数の動向のほかに、県立沖縄水産高等学校海洋
技術科入学者の志望動機、中学生の漁業・海運業への関心等に基づき総合的に分析・考察
する。
エ.調査項目(アンケートの質問項目等)については、調査目的を達成する上で有効と思わ
れるものを提案すること。
③調査期間 平成 29 年6月5日(月)~平成 29 年7月 14 日(金)
(3)沖縄県実習船代船建造委員会への報告
沖縄県実習船代船建造委員会において調査内容等の説明・結果報告を行う。委員会は、平成2
9年7月下旬に開催する。
(4)調査報告書の作成
①代船建造委員会での審議を経た上で、調査報告書を作成し、県へ報告すること。
②報告書は、調査の概要、調査結果の概要、調査項目の分析、調査結果等で構成する。
③調査報告書は 50 部印刷製本し、平成 29 年 8 月 31 日までに提出すること。
6 事業の成果品及び著作権等
本事業での成果品は以下のとおりである。成果品の著作権及び所有権は沖縄県に帰属する。た
だし、本委託業務の実施にあたり、第三者の著作権等その他の権利に抵触するものについては、
受託者の責任をもって処理すること。
(1)報告書に関すること
①「沖縄県実習船海邦丸五世代船建造に係る基礎調査報告書」50 部
②上記の電子ファイル
③アンケート等調査の類
ア.調査計画書
イ.調査票一式
ウ.アンケート集計データ(エクセル等で集計したもの)
エ.集計・分析等調査結果一式(ローデータ、集計表等。エクセル等による)
(2)その他
①本業務に係る打ち合わせ等議事録や打ち合わせ等資料等
(3)上記(1)~(2)のすべてを格納した電子媒体一式
7 再委託について
(1)一括再委託の禁止等
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また、以下の業務(以下、「契約の主たる部分」という。)については、その履行を第三者に委
任し、又は請け負わせることができない。
ただし、これにより難い特別な事情があるものとしてあらかじめ県が書面で認める場合は、 こ
れと異なる取扱いをすることがある。
○契約の主たる部分
契約金額の 50%を超える業務
企画判断、管理運営、指導監督、確認検査などの統轄的かつ根幹的な業務
(2)再委託の相手方の制限
本契約の競争入札参加者であった者に契約の履行を委任し、又は請負わせることはできない。
また、指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴力団と密接な関係を有する者に契約の履行
を委任し、又は請け負わせることはできない。
(3)再委託の範囲
本契約の履行に当たり、委託先が第三者に委任し、又は請け負わせることのできる業務等の範
囲は以下のとおりとする。
○再委託により履行することのできる業務の範囲
アンケート調査票・資料等の印刷
報告書等の印刷製本
その他、本事業の目的や内容等の達成に成果や必要性が認められるもの
(4)再委任の承認
契約の一部を第三者に委任し、又は請負わせようとするときは、あらかじめ書面による県の承
認を得なければならない。
ただし、「その他、簡易な業務」を第三者に委任し、又は請負わせるときはこの限りではない。
○その他、簡易な業務
資料の収集・整理
複写・印刷・製本
原稿・データの入力及び集計
8.経費積算および契約額の上限
各経費は税抜き価格とし、別途消費税を併記して提出するとともに、3,000千円以内(消
費 税込み)の範囲内で見積もること。
※各経費は、回数、単価、個数等、算出根拠が分かるように明記すること。
9.個人情報等の取扱いについて
調査のために収集した個人情報等については、沖縄県個人情報保護条例にもとづき、適切に取
4 10.その他
(1)受託者は事業目的、事業内容を十分理解し、その実現に向けて本事業が円滑に実施されるよう
県と連携を密に取り、適宜調整を図りながら実務に携わること。
(2)受託者は本事業と他の事業との経理を明確に区分し、適正に会計処理を行うこと。
(3) 本仕様書に記載されていない事項が発生した場合、または本仕様書の記載事項に疑義が生じ