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医療計画(案)第5章

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1

1 医療施策の推進

2

3 (1) 救急医療 4

5 第1 現状と課題

6 1 救急医療をとりまく状況

7 ⑴ 救急出場件数

8 本県における平成27年の救急出場件数は、71,435件で、事故種別で見ると急病によ

9 るものが最も多く46,015件となっており、総出場件数の64.4%を占めています。10年前と比 10 較して総出場件数で約1.3倍、急病出場件数で約1.4倍に増加しています。

11

12 表1 救急出場件数の推移 (単位:件)

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29 ※県防災危機管理課「消防防災年報」

30

31 ⑵ 救急搬送人員

32 本県における平成27年の救急搬送人員は65,393人で、事故種別で見ると急病によ

33 るものが最も多く、42,948人となっており、総搬送人員の65.7%を占めています。10年前と 34 比較して総搬送人員数で約1.3倍、急病搬送人員で約1.4倍に増加しています。

35 医療圏別では人口が集中している南部及び中部医療圏での搬送人数が多く、平成

36 27年の県内の救急搬送人員数のうち、南部が48.1%、中部が36.4%を占めています。

54,279

71,435

33,641

46,015

5,440 5,349

6,712

10,230

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000

H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

全体 急病 交通事故 一般負傷

H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 (H18比) 急病 33,641 36,282 35,691 36,741 39,607 42,488 43,286 43,788 45,712 46,015 (1.4倍) 交通事故 5,440 5,118 5,340 5,319 5,501 5,637 5,778 5,546 5,632 5,349 (1.0倍) 一般負傷 6,712 7,484 7,684 7,553 8,048 8,731 8,868 9,454 10,086 10,230 (1.5倍) その他 8,486 8,970 8,863 9,006 9,384 9,814 9,620 9,895 10,044 9,841 (1.2倍) 全体 54,279 57,854 57,578 58,619 62,540 66,670 67,552 68,683 71,474 71,435 (1.3倍)

(4)

-1 表2 救急搬送人員の推移 (単位:人) 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

17 ※県防災危機管理課「消防防災年報」

18

19 表3 圏域別救急搬送人員の推移 (単位:人)

20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35

36 ※県防災危機管理課「消防防災年報」

51,011

65,393

31,705

42,948

5,577 5,142

6,282 9,346

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000

H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

全体 急病 交通事故 一般負傷

4,298 5,260(8.0%)

17,906

23,803(36.4%) 24,739

31,455(48.1%)

2,026 2,879 (4.4%)

2,042 1,996(3.1%)

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000

H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

北部 中部 南部 宮古 八重山

H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 (H18比) 急病 31,705 34,211 33,693 34,617 37,365 39,846 40,493 40,895 42,582 42,948 (1.4倍) 交通事故 5,577 5,025 5,230 5,240 5,404 5,473 5,631 5,377 5,401 5,142 (0.9倍) 一般負傷 6,282 6,978 7,188 7,071 7,522 8,101 8,157 8,668 9,231 9,346 (1.5倍) その他 7,447 7,772 7,474 7,607 7,892 8,116 7,838 7,912 8,094 7,957 (1.1倍) 全体 51,011 53,986 53,585 54,535 58,183 61,536 62,119 62,852 65,308 65,393 (1.3倍)

(5)

1 ⑶ 年齢区分別の救急搬送の状況

2 救急搬送は平成18年には51,011人でしたが、平成27年には65,393人となり、14,382 3 人増(1.3倍)となっており、年々増加しています。

4 特に、救急搬送された高齢者について見ると、平成18年には22.001人であったものが、 5 平成27年には、33,120人となり、11,119人増(1.5倍)となっています。

6 今後も、高齢化の進展とともに救急搬送件数は増大し、救急搬送に占める高齢者の

7 割合も増加するものと見込まれることから、救急搬送における高齢者への対応が必要とさ

8 れています。

9

10 表4 年齢区分別の救急搬送状況 (単位:人)

11

12

13

14

15

16

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28 ※県防災危機管理課「消防防災年報」

29

30

31

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000

H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

老人

成人

少年

乳幼児

新生児

新生児 275 315 252 260 237 268 285 287 241 280 (1.0倍) 乳幼児 2,783 2,897 2,871 2,774 3,054 3,302 3,277 3,346 3,458 3,391 (1.2倍) 少年 2,947 3,029 3,055 3,093 3,002 3,040 2,981 3,117 3,300 3,409 (1.2倍) 成人 23,005 23,548 23,447 23,473 24,385 25,337 25,802 25,286 25,934 25,193 (1.1倍) 老人 22,001 24,197 23,959 24,935 27,505 29,589 29,774 30,816 32,375 33,120 (1.5倍) 合計 51,011 53,986 53,584 54,535 58,183 61,536 62,119 62,852 65,308 65,393 (1.3倍) H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 (H18比)

(6)

-1 ⑷ 疾病構造の変化

2 急病による救急搬送数は、平成18年には31,705人であったが、平成27年には42,948 3 人となり、11,243人増加しており、平成27年の救急搬送患者の65.7%を占めています。

4 今後も急病の対応が増加が見込まれることから、急病の救急搬送患者への対応が必要

5 とされます。

6

7 表5 事故種別救急搬送患者数 (単位:人)

8

9

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20

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23 ※県防災危機管理課「消防防災年報」

24

25

65.7%

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000

H18

H19

H20

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

火災

自然災害

水難

交通事故

労働災害

運動競技

一般負傷

加害

自損行為

急病

(7)

1 ⑸ 重症患者の動向

2 平成27年における急病の救急患者のうち、「重症」に分類された数をみると、「脳疾

3 患」(961人、22.1%)、「心疾患等」(724人、16.6%)となっています。また、死亡が最も 4 多いのは、「心疾患等」(203人、26.4%)となっています。

5 このことから、重症傷病者の救急医療体制を構築するにあたっては、特に脳疾患や心

6 疾患への対応が重要となっています。

7

8 表6 急病における重症傷病者の状況(H27年実績) (単位:人)

9

10

11

12

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19

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23

24

25

26 ※県防災危機管理課「消防防災年報」

27

28

46

961

1,302

569

203

724

1,570

1,288

26

409

1,986

2,206

58

743

3,151

2,013

225

849

3,382

7,450

180

217

1,328

5,723

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

死亡

重症

中等症

軽傷

脳疾患 心疾患等 消化器系 呼吸器系 精神系

死亡 46 203 26 58 0 0 7 25 225 180 770 重症 961 724 409 743 24 76 227 127 849 217 4,357 中等症 1,302 1,570 1,986 3,151 172 605 1,072 325 3,382 1,328 14,893 軽傷 569 1,288 2,206 2,013 1,236 1,568 749 72 7,450 5,723 22,874 合計 H27 脳疾患 心疾患等 消化器系 呼吸器系 精神系 感覚系 泌尿器系 新生物 その他

症状・兆 候 ・診断名

(8)

-1 ⑹ 軽症患者の動向

2 平成27年の救急搬送される傷病者で急病に分類されるもののうち、診療の結果として

3 帰宅可能な「軽症」が53.3%を占めます。特に乳幼児の「軽症」(81.2%)と少年の「軽 4 症」(84.8%)の割合が高くなっています。

5 救急車の不適切利用は、救急搬送を実施する消防機関と、患者を受け入れる救急

6 医療機関に過分な負担をかけることになり、重症患者等の受入に支障が生じていること

7 から、住民に理解を促すことが重要になっています。

8

9 表7 急病のうち年齢別、重症度別の割合(H27年実績)

10

11

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24

25

26 ※県防災危機管理課「消防防災年報」

27

28 ⑺ 精神科救急医療の動向

29 救命救急センターの入院患者を対象とした厚生労働科学研究では、12%の入院患

30 者は何らかの精神科医療を必要とし、2.2%の入院患者は身体疾患と精神疾患ともに

31 入院による治療を必要とするとの報告があります。

32 また、消防庁の調査では、平成27年中の疾病分類別収容平均所要時間(入電から

33 医師引継までに時間)において、全体の平均が39.4分であったのに対して、精神疾患を

34 主な理由として搬送された傷病者の平均時間は、43.1分と長くなっています。

35 さらに、身体科救急医療と精神科救急医療は、救急体制等に違いがあります。

36 これらのことから、精神科救急医療との連携が必要とされています。

0% 6% 14%

中等症

58%

中等症

17%

中等症

15%

中等症

26%

中等症

43%

軽症

38.7%

軽症

81.2%

軽症

84.8%

軽症

66.4%

軽症

40.0%

新 生 児 乳 幼 児 少 年 成 人 高 齢 者

死亡 重症 中等症 軽症

H27 死亡 重症 中等症 軽症 計

新生児 1 0 18 12 31

乳幼児 7 27 402 1,888 2,324

少年 2 8 215 1,253 1,478

成人 154 979 4,077 10,290 15,500

高齢者 606 3,343 10,181 9,431 23,561

合計 770 4,357 14,893 22,874 42,894

(9)

1 2 救急医療の提供体制

2 ⑴ 病院前救護活動

3 ア 市民への救急蘇生法の普及

4 消防機関が主体となって普通救命講習及び上級救命講習の人口1万人あたりの

5 受講者数及び一般市民による除細動実施件数は、全国平均を下回っているため、さ

6 らなる救急蘇生法の普及啓発が必要となっています。

7 表8 住民の救急蘇生法(普通・上級救命講習)の受講率

8 沖縄県 全国(平均値) 順位

9 109人 114人 23位

10 表9 心肺停止患者全搬送人員のうち、一般市民により除細動が実施された件数

11 沖縄県 全国(平均値) 順位

12 25件 35.4件 19位

13 ※総務省消防庁「平成27年版救急・救助の現況」

14

15 イ 消防機関による救急搬送体制及びメディカルコントロール体制

16 沖縄県は、救急救命士の数、救急車の稼働台数、救急救命士が同乗している救

17 急車の割合について、全国平均を上回っている状況にありますが、救急患者搬送数

18 が全国でも多い状況にあるため、消防機関による救急搬送体制をより一層強化する

19 必要があります。

20 救急救命士が実施する医療行為の質を保証する観点から、救急救命士への指導

21 ・助言及び事後検証等を行う場として、沖縄県メディカルコントロール協議会と県内5

22 区に地区メディカルコントロール協議会が設置されています。

23 今後、救急搬送体制及び救急医療体制に係る調整を行うなど、メディカルコントロ

24 ール協議会をさらに活用するために、救急医療協議会との一体的運用を図る必要が

25 あります。

26 表7 消防機関による救急搬送体制 (H26年実績)

27 沖縄県 全国(平均値) 順位

28 救急患者搬送数(10万人あたり) 4509人 4209人 6位

29 消防機関に所属する 32.9人 20.3人 2位

30 救急救命士の数(10万人あたり)

31 救急車の稼働台数(10万人あたり) 5.2台 4.8台 31位

32 救急救命士が同乗している 88.50% 87.70% 23位

33 救急車の割合

34 ※総務省消防庁「平成27年版救急・救助の現況」

35

(10)

-1 ウ 搬送手段の多様化とその選択

2 救急搬送の手段は、従来の救急車に加え、ドクターカーや救急医療用ヘリコプター

3 (ドクターヘリ)が活用されており、ドクターヘリについては、平成20年10月から、救命救

4 急センターである浦添総合病院を運航病院として沖縄県ドクターヘリの運航を開始し

5 ています。

6 ドクターカー及びドクターヘリを効果的に活用できるように、県全体で運用方法の検

7 討を行う必要があります。

8

9 離島の医療機関で対応が困難な患者について、沖縄県ドクターヘリを活用するとと

10 もに、陸上自衛隊第15旅団(以下「自衛隊」という。)及び第十一管区海上保安本

11 部(以下「海上保安庁」という。)の協力を得て、急患空輸体制を整備しています。

12 ヘリコプターによる搬送時間を短縮するために、医療機関にヘリポートを整備する必

13 要があります。

14 表11 離島の急患空輸体制

15 搬送区間 日中(8:30~17:30) 夜 間

16 本島周辺離島-本島 県ドクターヘリ 自衛隊

17 宮古島-石垣島 海上保安庁 海上保安庁

18 宮古島周辺離島-宮古島 海上保安庁 海上保安庁

19 石垣島周辺離島-石垣島 海上保安庁 海上保安庁

20 宮古島、石垣島、南・北大東島-本島 自衛隊 自衛隊

21 ※県医療政策課調べ

22

23 県では、搬送中の患者の容態急変等に備えるため、12か所の病院の協力を得て、

24 ヘリコプター等に医師等を添乗させる「沖縄県ヘリコプター等添乗医師等確保事業」を

25 沖縄県離島振興協議会と連携して実施しており、今後も事業を継続して実施するた

26 めに、ヘリコプター医師等添乗協力病院を確保する必要があります。

27 表12 医師等添乗協力病院

28 所在地 医師等添乗協力病院

29 沖縄本島 県立中部病院、県立南部医療センター・こども医療センター、

30 沖縄赤十字病院、浦添総合病院、沖縄協同病院、

31 南部徳洲会病院、中頭病院、中部徳洲会病院、豊見城中央病院

32 (琉球大学医学部附属病院)※H29年12月現在調整中

33 宮古 県立宮古病院

34 八重山 県立八重山病院

35 ※県医療政策課調べ

(11)

1 エ 傷病者の搬送及び傷病者の受け入れの実施に関する基準の策定と実施

2 平成18年から平成20年にかけて、搬送先の病院を探して複数の救急医療機関に

3 電話等で問い合わせても受入医療機関が決まらない事案が全国で多発したことを契

4 機に、沖縄県では平成23年8月に、傷病者の搬送及び傷病者の受入の実施に関す

5 る基準を策定し、メディカルコントロール協議会において、実施基準の検証と見直しを

6 行い、傷病者の状況に応じた適切な搬送及び受入体制を構築しています。

7

8 表13 重症以上傷病者の搬送において、

9 医療機関に4回以上受入れの照会を行った件数と割合 (H26)

10 沖縄県 全国(平均値) 順位

11 件数 6件 300件 1位

12 割合 0.1% 3.2% 1位

13 ※総務省消防庁「平成27年版救急・救助の現況」

14

15 表14 重症以上傷病者の搬送において、現場滞在時間が30分以上の件数と割合 (H26)

16 沖縄県 全国(平均値) 順位

17 件数 85件 500件 7位

18 割合 1.3% 5.3% 6位

19 ※総務省消防庁「平成27年版救急・救助の現況」

20

21

(12)

-1 ⑵ 救急医療を担う医療機関

2 ア 救急医療機関へのアクセス

3 北部地域については、名護市を除いて救急医療機関までの距離が遠く搬送に時

4 間がかかっています。

5 中部地域については、読谷村、恩納村、宜野座村、金武町が、救急医療機関ま

6 での距離が遠く搬送に時間がかかっています。

7 南部地域については、救急医療機関までの距離が近いのにも関わらず搬送に時間

8 がかかっていることから、交通渋滞等が原因だと考えられます。

9 宮古、八重山地域については、島内の医療機関までの距離は近く、搬送にそれほ

10 ど時間はかかっていません。

11

12 表15 消防機関別、救急医療機関に収容されるまでの所要時間(H28)

13

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17

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19

20

21

22

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28

29

30

31

32

33

34

35

36

消防機関

収容最短 所要時間 (分)

収容最長 所要時間 (分)

収容平均 所要時間 (分)

搬送時間 30分未満 の割合。

国頭消防本部 22 162 52.9 1%

名護市消防本部 3 97 28.9 63%

本部町今帰仁村消防本部 14 119 41.2 8%

金武地区消防衛生組合消防本部 10 120 38.6 10%

比謝川行政事務組合ニライ消防本部 8 135 35.1 24%

うるま市消防本部 10 148 30.5 53%

沖縄市消防本部 9 93 26.0 76%

中城北中城消防本部 7 105 36.5 17%

宜野湾市消防本部 10 108 30.5 50%

浦添市消防本部 8 159 31.4 49%

那覇市消防局 9 164 31.5 47%

豊見城市消防本部 11 324 33.3 36%

東部消防組合消防本部 10 256 28.6 62%

島尻消防組合消防本部 12 99 36.0 24%

糸満市消防本部 14 150 34.0 29%

久米島町消防本部 9 171 24.2 79%

宮古島市消防本部 10 119 34.4 40%

(13)

1 表16 DPC調査参加救急医療機関の運転時間による診療圏(北部) 2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16 ※国立がん研究センター 社会と健康研究センター臨床経済研究室長石川 ベンジャミン 光一

17 「平成27年度保険局DPC調査に基づくDPC調査参加施設の運転時間による診療圏」

18

19 表17 DPC調査参加救急医療機関の運転時間による診療圏(中部)

20

21

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29

30

31

32

33

34

35 ※国立がん研究センター 社会と健康研究センター臨床経済研究室長石川 ベンジャミン 光一

36 「平成27年度保険局DPC調査に基づくDPC調査参加施設の運転時間による診療圏」

(14)

-1 表18 DPC調査参加救急医療機関の運転時間による診療圏(南部) 2

3

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5

6

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15

16 ※国立がん研究センター 社会と健康研究センター臨床経済研究室長石川 ベンジャミン 光一

17 「平成27年度保険局DPC調査に基づくDPC調査参加施設の運転時間による診療圏」

18

19 表19 DPC調査参加救急医療機関の運転時間による診療圏(宮古)

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

32

33

34

35 ※国立がん研究センター 社会と健康研究センター臨床経済研究室長石川 ベンジャミン 光一

(15)

1 表20 DPC調査参加救急医療機関の運転時間による診療圏(八重山) 2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23 ※国立がん研究センター 社会と健康研究センター臨床経済研究室長石川 ベンジャミン 光一

24 「平成27年度保険局DPC調査に基づくDPC調査参加施設の運転時間による診療圏」

25

26 イ 救急病院

27 救急病院等を定める省令に基づき、救急隊により搬送される傷病者に関する医療

28 を提供する病院のことで、都道府県知事が認定し告示を行います。

29 沖縄県には、現在26の救急病院があります。

30

31 (ア) ER型救急医療機関

32 沖縄県には、初期救急から3次救急の全ての救急患者の治療を24時間、365

33 日行う、ER型救急医療体制をとる、ER型救急医療機関があり、断らない救急医

34 療を提供しています。

35 ※ERは、emergency roomの略で、救急室あるいは救急外来を意味する言葉で

36 す。

(16)

-1 (イ) 救命救急医療機関(第三次救急医療機関)

2 沖縄県では、重症及び複数の診療科領域にわたる、すべての重篤な救急患者

3 を、原則として24時間体制で必ず受け入れる救命救急センターに、沖縄県立中

4 部病院、沖縄県立南部医療センター・こども医療センター、浦添総合病院の3病

5 院を指定しています。また、指定を受けている3病院は、すべてER型救急医療機関

6 です。

7 広範囲熱傷、指肢切断、急性中毒等の特殊疾患を受け入れる高度救命救急

8 センターの指定については今後検討を行う必要があります。

9

10 (ウ) 入院を要する救急医療を担う医療機関(第二次救急医療機関)

11 沖縄県では、地域で発生する救急患者への初期診療を行い、必要に応じて入

12 院治療を行う第二次救急医療機関を5つの医療圏すべてに整備しています。また、

13 そのうち13病院は、ER型救急医療機関です。

14 第二次救急医療機関については、ER型救急医療機関とER型救急医療機関

15 以外の第二次救急医療機関の役割について検討する必要がある。

16

17 ウ 初期救急医療機関

18 全国では、初期救急医療は、休日夜間急患センターや在宅当番医制において、

19 救急搬送を必要としない救急患者の診療を行っています。

20 沖縄県では、休日夜間急患センターは宮古島市の1ヶ所のみで、在宅当番医制に

21 ついては実施しておらず、ER型救急医療機関が初期救急患者の受け入れを行ってい

22 ます。 23

24 ⑶ いわゆる「出口の問題」

25 救急病院において、急性期を出した患者で、重度の後遺症等により在宅への復帰が

26 容易でない患者が、救急医療用の病床を長期間使用することで、新たな救急患者を受

27 け入れることが困難になる、いわゆる「出口の問題」が生じています。 28

29 沖縄県内の救急病院の病床稼働率の平均は87.2%と高い状況にあり、中部圏域の

30 救急病院では、100%を超えているところもあります。

31 救命期後の人工呼吸器が必要な患者や気管切開等のある患者を受け入れる体制

32 を整備している病院は、27カ所であり、県内の全ての病院の28.7%に留まっています。

33 また、同様に、重度の脳機能障害者の後遺症を持つ患者を受け入れる体制を整備し

34 ている病院は、38カ所であり、県内全ての病院の40.4%となっています。 35

(17)

1 ない患者を受け入れる医療機関や介護施設等と、救急医療機関との連携の強化が必 2 要です。

3 そのため、地域包括ケアシステムにおける救急医療の役割を検討するとともに、終末期

4 の患者が、安易に救急医療に搬送されないように、看取りと救急医療の関係について、

5 普及啓発を行う必要があります。

6

7 第2 目指す方向性

8 1 目指す姿

9 ⑴ 救命できる傷病者を社会復帰させている。

10

11 2 取り組む施策

12 ⑴ 適切な病院前救護活動が可能な体制

13 ア 住民に対する救急蘇生法、予防救急等の普及啓発の実施

14 救急医療においては、迅速な通報や応急手当が救命率の向上につながります。こ

15 のため、市町村や医療関係団体等との連携のもと、救急現場に居合わせた者が救急

16 蘇生法(人工呼吸、心臓マッサージ、AED使用等)を行うことや、救急車が必要になる

17 ような病気やケガを少しの注意や対策で未然に防ぐための予防救急について、普及啓

18 発を行います。

19 また、住民が、適切な医療機関の受診、適切な救急車の要請、他の交通手段の

20 利用等を判断できるように、小児救急電話相談事業(#8000)等の電話相談事業に

21 取り組みます。

22

23 イ 沖縄県メディカルコントロール協議会の活用

24 メディカルコントロール体制の充実強化に努めるとともに、「傷病者の搬送及び傷病

25 者の受け入れ実施に関する基準」に基づく傷病者の搬送や受入状況の調査・検証等

26 を行い、必要に応じて基準の見直しを行うなど、適切な搬送及び受け入れ体制の構

27 築・継続を図ります。

28 また、救急搬送体制及び救急医療体制に係る調整を行うなど、メディカルコントロー

29 ル協議会をさらに活用するために、救急医療協議会との一体的運用を推進します。

30

31

32 ウ ドクターヘリ、ドクターカー等の効果的な活用

33 ドクターヘリ、ドクターカー等の搬送手段について、関係者の連携について協議する

34 場を設け、県内における統一的な取り扱い方について検討し、効率的な運用を図りま

35 す。 36

(18)

-1 エ 急患空輸体制の構築

2 ヘリコプター等添乗医師等確保事業運営協議会等を活用し、医師等添乗協力病

3 院を確保するなど、安定した急患空輸体制を構築します。

4 搬送時間の短縮、救急患者の救命率向上及び後遺症の低減を図るため、救急

5 病院のヘリポート整備を促進します。

6

7 ⑵ 重症度・緊急度に応じた医療が提供可能な体制

8 ア 入院を要する救急医療体制の整備

9 入院治療を必要とする救急患者の受入に必要な施設・設備の整備を支援します。

10 また、ER型救急医療機関以外の第二次救急医療機関の役割について検討を行

11 い、ER型救急医療機関との連携体制を構築します。

12

13 イ ER型救急医療体制の整備

14 初期救急医療体制を整備・充実させることは、地域住民の生命と健康、福祉の向

15 上を図る上で重要なことであり、市町村が積極的に担っていく必要があることから、初

16 期救急から3次救急まで全ての患者の治療を行うER型救急医療機関の運営費につ

17 いて、市町村との協力により支援します。

18 ER型救急医療機関に必要な施設・設備の整備を支援します。

19

20 ウ 救急救命医療体制の整備

21 適切な救命救急医療を確保するため、救命救急センターの運営費を支援します。

22 救命救急センターとして必要な施設・設備の整備を支援します。

23 新たな救命救急センター及び高度救命救急センターの指定について検討します。

24

25 エ 精神科救急医療体制との連携の推進

26 救急病院での治療の際に、精神科の治療が必要になる場合や、精神疾患を主な理

27 由として搬送された患者の搬送時間が長くなる傾向があることから、精神科救急医療

28 体制と既存の会議を活用するなど連絡会議を実施し連携を図ります。

29

30 ⑶ 救急医療機関と療養の場の連携体制

31 ア 救急医療機関から急性期を脱した患者を適切な医療機関等に転院できる体制の

32 整備

33 急性期を脱した患者で重度の後遺症等により在宅への復帰が容易でない患者を

34 受け入れる医療機関や介護施設等と、救急医療機関の連携強化を図ります。

35 救急医療機関からの退院調整を行うものの配置を促進します。

(19)

1 イ 地域包括ケアシステムと救急医療の連携の推進

2 地域包括ケアシステムと救急医療の関係者による連絡会議を、既存の会議を活用

3 するなどして実施します。

4

5 ウ 終末期の患者への対応及び普及啓発

6 終末期の患者の救急医療における取扱について、介護施設等に対して普及啓発

7 を行い、安易に救急医療機関に搬送されることを防止します。

8

(20)

-1 第3 数値目標 2

3 1 目指す姿 4

5 救命できる傷病者を社会復帰させている。

6

7 目標 目標値の 取り組みの

8 指 標 現状 データ出典

9 (H35) 考え方 主体

10

11 一般市民が目撃した心原性心 過去10年間の

12 肺機能停止傷病者の一ヶ月後 推 移を基に設 救 急 救 助 の

-13 の H18~H27 定。 現況

14 集計値

15 生存率及び 16.1% 17.9% 16 社会復帰率 9.2% 13.0% 17

18

19 2 取り組む施策

20 ⑴ 適切な病院前救護活動が可能な体制

21

22 目標 目標値の 取り組みの

23 指 標 現状 データ出典

24 (H35) 考え方 主体

25

26 救急要請から救急医療機関への H26 H26年の基準 救急救助の 消防機関 27 搬送までに要した平均時間 31.5分 30.1分 で1位を目標と 現況

28 (4位) (1位) する

29

30 一般市民が目撃した心原性心 H27 過去10年間の 救急救助の - 31 肺機能停止者でVF又はVTで搬 24.1% 48.1% 推 移を基に設 現況

32 送された傷病者のうち、一般市 定 33 民により除細動が実施された割

34 合 35

36 一般市民が目撃した心原性心 H27 過去10年間の 救急救助の - 37 肺機能停止者のうち、一般市民 61.6% 66.0% 推 移を基に設 現況

38 が心肺蘇生を実施した割合 定

39

40 住民の救急蘇生法の受講率(人 H26 全国平均を目 救急救助の 消防機関 41 口1万人あたり) 109人 114人 標 現況

42

43 メディカルコントロール協議会の開 H28 開催回数を維 県 防災 危 機 県 、 消 防 機

44 催数 県1回 県1回 持する 管理課 関

45

46 ドクターヘリ、ドクターカー運用 H28 M C 協 議会 の 県 医療 政 策 県 、 消 防 機 47 調整会議の実施 0回 1回 開催数を参考 課 関、医療機関

48 とした。

49

(21)

1 事業添乗当番病院数 11病院 14病院 る病院数 課 関 2

3 救急病院のヘリポート数 H28 計 画 策 定 時 県医療政策 県

4 3病院 7病院 点で整備計画

5 の あ る 救 急 病

6 院を考慮した

7

8

9 ⑵ 重症度・緊急度に応じた医療が提供可能な体制

10

11 目標 目標値の 取り組みの

12 指 標 現状 データ出典

13 (H35) 考え方 主体

14

15 救急病院数 H29 役 割 を 整 理 し 県 医療 政 策 県 、 医 療 機

16 26病院 26病院 た上で医療機 課 関

17 関数を維持す

18 る。

19

20 2次救急医療機関の数 H28 役割の調整を 県 医療 政 策 県 、 医 療 機

21 23病院 23病院 行い現状の数 課 関

22 を維持する。

23

24 ER型救急医療機関の数 H28 医療資源が分 県 医療 政 策 県 、 医 療 機 25 16病院 16病院 散 しな い よ う 、 課 関

26 現体制を維持

27 する。

28

29 救命救急センターの充実度評価 H26 救命救急セン 県 医療 政 策 県 、 救 命 救 30 Aの割合 100% 100% タ ー の 質 を 維 課 急センター

31 持する。

32

33 精神科救急医療体制との連絡 H28 M C 協 議会 の 県 医療 政 策 県 、 医 療 機 34 会議の実施 0回 1回 開催数を参考 課 関

35 とした。

36

37

(22)

-1 ⑶ 地域包括ケアシステムにおける救急医療の役割の検討 2

3 目標 目標値の 取り組みの

4 指 標 現状 データ出典

5 (H35) 考え方 主体

6

7 救急搬送患者の地域連携 H27 2 次 医 療 圏 NDB 県 、 医 療

8 受入件数(人口10万人あ 10.5 14.7 で数 値の高 機関

9 たり) い 南 部 を 基

10 準とした。

11

12 退院調整をする者を常時 H27 全救命救急 救 命 救 急 救 命 救 急

13 配置している救命救急セン 2 3 センター セ ン タ ー の センター

14 ター 評価結果

15

16 地域包括ケアシステムとの H28 M C 協 議 会 県 医 療 政 県 、 医 療

17 連絡会議の実施 0回 1回 の 開 催 数 を 策課 機 関 、 介

18 参考とした。 護施設等

19

20 終末期の患者への対応に H28 M C 協 議 会 県 医 療 政 県 、 医 師

21 関する研修会の実施 0回 1回 の 開 催 数 を 策課 会 、 医 療

22 参考とした。 機 関 、 介

23 護施設等

24

(23)

番号 番号 番号

指標

指標

指標

指標 指標

指標

指標

指標

指標

指標

指標

指標

指標

指標 指標

指標 11

終末期の患者への対応及び普及啓発

2

重症度・緊急度に応じた医療が提供可能な体制

10

地域包括ケアシステムと救急医療の連携の推進

3 精神科救急医療体制との連絡会議の実施

退院調整をする者を常時配置している救命救急セン ターの数

終末期の患者への対応に関する研修会の実施

救急搬送患者の地域連携受入件数 地域包括ケアシステムの関係者との連絡会議の実施

救急医療分野 施策・指標体系図

5

入院を要する救急医療体制の整備

地域包括ケアシステムにおける救急医療の役割の検討

救命できる傷病者を社会復帰させている。

7

救命救急医療体制の整備

8

精神科救急医療体制との連携

9 6

ER型救急医療体制の整備

救急医療機関から救命期を脱した患者を適切な医療機関等 に転院出来る体制の整備

C 個別施策

2

沖縄県メディカルコントロール協議会の活用

3

ドクターヘリ、ドクターカー等の効果的な活用

4

急患空輸体制の構築

B 中間アウトカム A 分野アウトカム

1

住民に対する救急蘇生法、予防救急等の普及啓発の実施

適切な病院前救護活動が可能な体制

1

救急要請から救急医療機関への搬送までに要し た平均時間

一般市民が目撃した心原性心肺機能停止者で VF又はVTで搬送された傷病者のうち、一般市民 により除細動が実施された割合

一般市民が目撃した心原性心肺機能停止者のう ち、一般市民が心肺蘇生を実施した割合 住民の救急蘇生法の受講率

メディカルコントロール協議会の開催数

ドクターヘリ、ドクターカー運用調整会議の実施

指標

指標

一般市民が目撃した心原性心肺機能 停止傷病者の生存率及び社会復帰 率

ER型救急医療機関の数

救命救急センターの充実度評価Aの割合

ヘリコプター等添乗医師等確保事業添乗当番病院数

救急病院のヘリポート数

2次救急医療機関の数

救急病院数

1

(24)

-1

(2) 災害時における医療

2

3 第1 現状と課題

4

5 1 災害の現状

6 ⑴ 自然災害

7 自然災害の代表的なものとして、地震及び地震に伴う津波、風水害、火山災害等が

8 あります。

9

10 ア 地震

11 我が国は、木造建築物の多い密集市街地が広い範囲で存在するため、地震によ

12 る大規模火災や建物の倒壊などで多大な被害が発生してきました。

13 沖縄県は、琉球海溝から北西側の沖縄トラフ周辺及び石垣島近海から台湾東方

14 沖にかけて地震活動が活発であり、過去には、1771年に先島諸島で1万2千人を超

15 える死者を出した明和の大津波も発生しています。

16 沖縄県地域防災計画において、地震及び津波の被害想定が示されており、最大

17 規模の地震が発生した場合は、死者11,340人、重傷者37,781人の被害が発生する

18 と予測されています。

19

20 表1 日本国内の主な地震災害

21

22 名称 発生時期 死者、行方不明者、負傷者等

23

24 阪神・淡路大震災 平成7年 死者6,434名

25

26 東日本大震災 平成23年 死者15,893名、行方不明者2,556名

27

28 熊本地震 平成28年 死者49名、重傷者345名、軽傷者1,318名

29

30 ※県医療政策課調べ

31

32 表2 「沖縄県地域防災計画 地震・津波被害量予測一覧」(抜粋) (人)

33

34 想定地震 死者 重傷者 軽傷者 避難者

35 (1週間後)

36

37 沖縄本島南東沖地震3連動 11,340 37,781 78,633 152,397 38

39 八重山諸島南方沖地震3連動 2,432 4,800 10,416 17,970

40

41 沖縄本島南部スラブ内地震 ,453 3,091 12,643 87,542

42

43 ※県防災危機管理課「沖縄県地域防災計画」

44

45 イ 風水害等

(25)

1 います。平成27年、28年には、計13個の台風が沖縄に接近し大きな被害をもたらして

2 おり、今後も洪水や土砂災害が発生することが想定されます。

3

4 表3 沖縄県内の主な風水害

5

6 名称 発生時期 死者 負傷者 その他被害

7

8 昭和32年台風第14号 昭和32年 131名 62名 住宅全半壊

9 16,091戸

10

11 第2宮古島台風 昭和41年 0名 41名 住宅全半壊

12 7,765戸

13

14 平成15年台風第14号 平成15年 1名 93名 住宅全半壊

15 ,102棟

16

17 中城村北上原地すべり 平成18年 0名 0名 県道25号線

18 140m損壊

19

20 ※県防災危機管理課「沖縄県地域防災計画」

21

22 ⑵ 事故災害

23 事故災害としては、鉄道災害、道路災害、大規模な火事災害、林野災害等の大

24 規模な事故による災害等があります。国内の大規模事故の例としては、昭和60年に

25 発生した日航機墜落事故(搭乗員524名中520名死亡)や平成17年4月に発生した

26 JR福知山線尼崎脱線転覆事故(死者107名、負傷者555名)等があります。

27 沖縄県では、昭和34年6月30日に発生した宮森小学校米軍機墜落事故(死者

28 17名、負傷者210名)や、平成19年8月20日に発生したチャイナエアライン120便炎上

29 事故(乗員乗客165名、死傷者0名)が発生しています。

30

31 2 災害医療の提供

32 災害時に体系的な医療救護活動を行うための基本は、「Command&Control:指揮と統

33 制」、「Safety:安全」、「Communication:情報伝達」、「Assessment:評価」、「Triage:ト

34 リアージ」、「Treatment:治療」、「Transport:搬送」の7項目であり、これらの7項目を適切

35 に実施できる体制を、整備していく必要があります。

36

37 表4 災害医療対応の基本のCSCATTT

38 1 Command&Control:指揮と統制

39 災害時の医療救護活動を迅速かつ効率的に実施するためには、指揮命令系統を整

40 理し、災害医療体制を確立することが重要であり、1つの組織内の縦の関係をCommand

41 :指揮、関係機関の横の連携をControl:統制とします。

42

43 2 Safety:安全

(26)

-1 災害時の活動において重要なのは、「自分自身が傷病者にならないこと」であり、まず自

2 分自身の安全(self)を確保し、次に現場の安全(scene)を確認することで、生存者(survi

3 vor)を安全に管理するこができます。

4

5 3 Communication:情報伝達

6 適切な災害対応のために重要なのは情報であり、通信手段を確保し、関係機関で情

7 報を共有できる体制を確立する必要があります。

8

9 4 Assessment:評価

10 災害医療体制を確立し、安全を確保し、収集した情報をもとに現状を評価して、その

11 後の方針を決定します。状況は変化していくため、現状の評価を継続的に実施し、柔軟に

12 方針を再検討していく必要があります。

13

14 5 Triage:トリアージ

15 災害時においては、医療需要が供給量を大きく上回る状況になる場合があるため、傷

16 病者の優先順位付け(トリアージ)を行い、限りある医療資源を効率よく使用する必要があ

17 ります。

18

19 6 Treatment:治療

20 限られた医療資源で最大多数の傷病者を助けるために、災害現場においては患者の

21 状態を安定化させて後方へ搬送するための治療を行い、被災地内の医療機関では根本

22 治療が難しい患者については、被災地外の後方の医療機関で治療を行います。

23

24 7 Transport:搬送

25 災害時に発生した傷病者を、どの傷病者を、どのような手段で、どこへ搬送するか決定

26 し医療機関へ搬送します。県内の医療機関で治療を実施できない場合は、他県への患

27 者の搬送(広域医療搬送)を行います。

28

(27)

1 ⑴ 災害時の連携・調整体制(Command&Control:指揮と統制)

2 ア 現状

3 沖縄県内で大規模災害が発生した場合は、沖縄県地域防災計画(平成27年3

4 月修正)の第2章第13節医療救護計画に基づき医療救護を実施します。

5 地域防災計画に定める医療救護活動を迅速かつ的確に実施するために、平成28

6 年度に、沖縄県災害医療本部等設置要綱等を整備しています。

7 表5 沖縄県災害医療本部等設置要綱等の整備状況

8

9 名称 策定時期 概要

10

11 沖縄県災害医療本部等 平成28年2月 災害時の医療救護活動の調整を行

12 設置要綱 う組織について定めたもの。

13

14 沖縄県災害医療 平成28年3月 災害時の医療救護活動について助

15 コーディネーター設置規定 言及び調整を行う、災害医療コーディ

16 ネーターについて定めたもの。

17

18 沖縄県災害医療 平成28年3月 災害時の医療救護活動について、

19 マニュアル 県、市町村及び医療関係団体・機関

20 や、医療従者が実施すべき基本的事

21 項を定めたもの。

22 23

24 イ 課題

25 本県の災害時の組織である沖縄県災害対策本部、沖縄県災害対策地方本部、

26 沖縄県災害医療本部及び沖縄県地域災害医療本部の関係と、市町村及び関係

27 機関との連携について、役割分担を明確にし関係を整理する必要があります。また、

28 沖縄県災害対策地方本部と沖縄県地域災害医療本部について、行政区域と医療

29 圏が一致していないことから生じる管轄区域のずれを前提として、体制を構築する必

30 要があります。

31 沖縄県災害医療マニュアルを実効性のあるものとするには、訓練等を通してマニュア

32 ルの実行性の検証を行い、必要な改訂を行う必要があります。

33 災害急性期に、DMAT及びDPATを速やかに派遣し連携できる体制を構築するとと

34 もに、災害急性期を脱した後も身体科と精神科が連携できる体制を構築する必要が

35 あります。

36 沖縄県災害医療コーディネーターは、災害時には24時間体制で調整及び助言を

37 行う場合もあることから、十分な人数を確保する必要があります。

38

39 ⑵ 災害時に安全に活動できる体制の確保(2 Safety:安全)

40 ア 現状

41 DMAT隊員は、災害時に安全に活動するために、必要な知識・技術の維持及

42 び資質の向上を目的とした、DMAT技能維持研修を受講しています。

(28)

-1 表6 DMAT技能維持研修受講状況 単位:人(受講場所)

2 平成26年度 平成27年度 平成28年度

3

4 第1回 4人(福岡県) 8人(佐賀県) 12人(鹿児島県)

5 6

7 第2回 3人(佐賀県) 4人(熊本県) 14人(福岡県)

8 9

10 第3回 89人(沖縄県) 8人(大分県) 21人(宮崎県)

11

12 ※県医療政策課調べ

13 平成29年度から、災害時に医療従事者が安全に活動するとともに生存者の

14 安全を確保できるよう、被災地における自己完結型の医療救護に対応できる携

15 行式の応急用医療資器材等の設備の整備費に対し、補助を行っています。

16

17 NBC災害・テロ対策について、厚生労働省が実施している研修に平成22年

18 度から毎年1医療機関が参加するとともに、平成29年度から、NBC災害の傷病

19 者の診断等に必要な機器の整備費に対し、補助を行っています。

20

21 イ 課題

22 災害医療従事者が、災害時に安全に活動するために、引き続き必要な装備

23 を整備し、それらの装備を活用した実動訓練に積極的に参加するとともに、各医

24 療機関でも実動訓練を実施する必要があります。

25

26 ⑶ 災害時の情報伝達体制(Communication:情報伝達)

27 ア 現状

28 沖縄県総合行政情報通信ネットワークが整備されており、通常回線が使用でき

29 ない場合も、県庁を中核に無線回線と有線回線で、国、他都道府県、出先機

30 関、市町村、消防、防災機関等の行政機関と通信及びインターネット接続が可能

31 となっています。

32 また、沖縄県総合行政情報通信ネットワークに接続し通話可能な無線機を、各

33 保健所及びDMAT指定病院に平成29年度中に配備する予定となっています。

34

35 DMAT指定病院、沖縄県医師会等は、衛星携帯電話を整備しています。

36 災害時の迅速な対応が可能となるよう、医療機関の患者の受診状況、ライフラ

37 インの稼働状況等の情報を収集し共有する「広域災害・救急医療情報システム

38 (EMIS)」を運用しており、県内の全ての病院(94)、保健所(県5、那覇市1)、

39 消防本部(18)、県医師会・地区医師会(12)、沖縄県(1)の131機関が参加して

(29)

1 また、平成27年度から、年に2回、県内94病院を対象にEMIS入力訓練を実

2 施しており、入力率は向上してきています。

3 表7 EMIS入力訓練時の病院の入力率

4 平成27年度 平成28年度 平成29年度

5 第1回 61% 73% 81.9%

6 第2回 69% 76% 72.3%

7 ※県医療政策課調べ

8

9 イ 課題

10 沖縄県総合行政情報通信ネットワークは、行政機関のみの接続となっています。

11 そのため、通常回線が使用不能となった場合に、行政機関以外の医療機関等と通

12 信するために、衛星携帯電話を受信し、被災地外の通常のインターネット回線に接

13 続できる通信手段を確保する必要があります。

14 EMIS入力訓練時の病院の入力率は向上してきているが、災害時に医療機関

15 の情報を確実に収集するためには、全病院が入力できるようになる必要があります。

16

17 ⑷ 災害時の適切な評価体制

18 ア 現状

19 災害時に収集した情報を適切に評価できる体制を構築するために、災害医療

20 従事者を養成し、災害訓練を実施しています。

21

22 災害派遣医療チーム(DMAT:Disaster Medical Assistance Team)は、災害

23 急性期(概ね発災後48時間)に活動できる機動性を持ち専門的な訓練を受けたチ

24 ームであり、平成17年度から養成が開始され、沖縄県内には16病院に22チームが

25 編成されています。

26 表8 DMAT指定病院一覧(平成29年度)

27 医療圏 病院名(チーム数)

28 北部 県立北部病院(1)

29 中部 県立中部病院(2)、中頭病院(2)、中部德洲会病院(1)、ハ

30 ートライフ病院(1)

31 南部 琉球大学医学部附属病院(2)、浦添総合病院(2)、県立南

32 部医療センター・こども医療センター(2)、那覇市立病院(1)、沖

33 縄赤十字病院(2)、南部徳洲会病院(1)、豊見城中央病院

34 (1)、沖縄協同病院(1)、大浜第一病院(1)

35 宮古 県立宮古病院(1)

36 八重山 県立八重山病院(1)

37 ※県医療政策課調べ

38

(30)

-1 災害派遣精神医療チーム(DPAT:Disaster Psychiatric Assistance Team)

2 は、被災地での精神科医療の提供、被災地での精神保健活動への専門的支援

3 (患者避難への支援を含む。)等の役割を担い、発災から概ね48時間以内に、被

4 災した他都道府県においても活動できるチームを、先遣隊と定義しており、沖縄県

5 内には11病院に13チームが編成されています。

6

7 沖縄県災害医療コーディネーターは、災害時の医療救護活動について助言及び

8 調整を行う、災害医療に精通した医師です。県医療本部に5名、5ヶ所の地域医

9 療本部(各保健所)に3名ずつ合計20名を委嘱します。

10 沖縄県では、年に2回大規模な実動訓練及び図上訓練を実施しており、陸上

11 自衛隊第15旅団と県が共催している「美ら島レスキュー」と、県と市町村が主催す

12 る「沖縄県総合防災訓練」があります。

13

14 イ 課題

15 沖縄県は島しょ県であることから、大規模な災害が発生した場合、県外からの応

16 援には数日を要することも考えられることから、県内の災害医療従事者だけで災害急

17 性期に対応できるように、十分な数のDMAT、DPAT、災害医療コーディネーター等

18 を養成し、維持していく必要があります。

19 災害医療コーディネーターを十分な人数を確保できるように、災害医療に精通し、

20 かつ沖縄県の医療の現状について熟知している人材を育成する必要があります。

21 災害時に収集した情報を迅速に評価するために、被害想定ごとの災害医療のシ

22 ナリオを検討しておく必要があります。

23

24 ⑸ 災害時のトリアージの実施、患者搬送体制

25 ア 現状及び課題

26 沖縄県では、航空搬送拠点臨時医療施設(SCU:Staging Care Unit)の設置

27 場所の指定及び設備整備は、未実施となっていることから、早急に実施する必要が

28 あります。

29 沖縄県災害医療マニュアルにおいて、消防機関の役割を記載していますが、消防

30 機関へのマニュアルの周知が不十分であることから、消防機関への周知を図り連携体

31 制を構築する必要があります。

32 県内で大規模な地震及び津波が発生した場合は、水及び電気等のインフラが長

33 期間復旧しないことが想定されることから、人工透析、在宅酸素、人工呼吸器、周

34 産期患者等の県外搬送計画を検討する必要があります。

35

(31)

1 ⑹ 災害時に診療機能を維持できる体制

2 ア 現状

3 平成8年度以降、災害による重篤患者の救命医療等の高度の診療機能を有

4 し、被災地からの患者の受入れ、広域医療搬送に係る対応等を行う、災害拠点病

5 院を整備しており、沖縄県では、県の災害医療の中心的な役割を果たす基幹災害

6 拠点病院を1病院、地域の中心となる地域災害拠点病院を10病院を指定してい

7 ます。

8 また、平成29年度から災害拠点病院として、必要な診療設備の整備経費に補助をしてい

9 ます。

10

11 表9 DMAT指定病院(災害拠点病院含む)の備蓄 H29年12月現在

12 災害拠 全ての施 受水槽 井戸の 3 日 分 程 敷 地 内

13 点病院 設が耐震 の容量 有無 度の燃料 のヘリポ

14 備蓄 ート

15 1 北部 県立北部病院 ○ 1日 ○

16 2 中部 県立中部病院 ◎(基幹) 3日 ○ ○

17 3 〃 中頭病院 ○ ○ 5日 ○ ○ ○

18 4 〃 中部徳洲会病院 ○ ○ 3日 ○ ○

19 5 〃 ハートライフ病院 ○ ○ 3日 ○

20 6 南部 県立南部医療センター・こ ○ ○ 3日 ○

21 ども医療センター

22 7 〃 浦添総合病院 ○ 2日 ○ ○

23 8 〃 琉大医学部附属病院 ○ 2日 ○

24 9 〃 沖縄赤十字病院 ○ ○ 2日 ○

25 10 〃 南部徳洲会病院 ○ 3日 ○ ○

26 11 〃 那覇市立病院 1日 1日分

27 12 〃 豊見城中央病院 ○ 3日 ○ ○

28 13 〃 沖縄協同病院 ○ 1日 ○

29 14 〃 大浜第一病院 ○ 2日 ○ 1日分

30 15 宮古 県立宮古病院 ○ ○ 3日 ○

31 16 八重山 県立八重山病院 ○ ○ 3日 ○

32 ※県医療政策課調べ

33

34 医療機関においては、災害時にも診療機能を維持するために、業務継続計画を

35 策定する必要があります。県内94病院のうち7病院、災害拠点病院11病院のうち1

(32)

-1 病院が業務継続計画を策定しています。

2 精神科病院については、平成23年の東日本大震災では被災した精神科病院か

3 ら多数の患者搬送が行われました。また、平成28年の熊本地震でも被災した精神

4 科病院から595人の患者搬送が行われており、今後想定される南海トラフ地震等の

5 大規模災害においても、同様に多数の精神科患者の搬送が必要となる可能性があ

6 ります。

7

8 イ 課題

9 医療機関における備蓄状況について把握し、医療機関が3日以上業務を継続で

10 きる体制を整備し、災害拠点病院にはヘリポートを整備する必要があります。

11 また、医療機関においては、被災後、早急に診療機能を回復できるよう、業務継

12 続計画の整備を行うように努める必要があり、特に災害拠点病院においては、厚生

13 労働省医政局長通知「災害拠点病院指定要件の一部改正について(平成29年3

14 月31日医政発0331第33号)」に基づき、平成31年3月までに策定する必要があり

15 ます。

16 全国の災害拠点病院の有する精神病床数は約1万床(全精神病床の約3%)

17 であり、精神科病院からの患者の受入れや、精神症状の安定化等を、災害拠点病

18 院のみで対応することは困難です。このため、精神科病院においても、災害拠点病院

19 と類似の機能を有する災害拠点精神科病院を今後整備する必要があります。

20

21 第2 目指すべき方向性

22 1 目指す姿

23 災害時に適切な、医療を提供できる。

24 2 取り組み

25 ⑴ 災害時の連携・調整体制の確保

26 ア 災害時の医療提供体制の検討

27 災害医療本部の設置運営に関する訓練を実施し、振り返り会議を開催して、災害

28 時の医療提供体制の検証を行い、検証結果を元に沖縄県災害医療マニュアル検討会

29 議を開催し、沖縄県災害医療マニュアル改定を行い、災害時の医療提供体制の検討に

30 取り組み、地域防災計画との整合性を図るとともに、県と市町村の連携体制を構築しま

31 す。

32

33 イ 災害医療コーディネート体制の構築

34 災害医療コーディネート体制を構築するために、災害医療コーディネーターを十分な

35 人数確保し、都道府県としての体制だけでなく、保健所等を中心としたコーディネート

(33)

1 ーディネーターの検討を行います。

2

3 ⑵ 災害時に安全に活動できる体制の確保

4 ア 災害時に安全に活動するための研修及び設備の整備

5 災害時に安全に活動するために、DMAT技能維持講習及びNBC災害・テロ対策

6 研修の受講を促すとともに、医療従事者と生存者の安全を確保するために必要な医

7 療資器材の整備を支援します。

8 また、整備した資器材を活用した実動訓練への参加や各医療機関での実動訓練

9 の実施を促進します。

10

11 ⑶ 災害時の情報伝達体制の確保

12 ア 災害時の通信手段の確保及び訓練の実施

13 適切な災害対応のためには、迅速な情報の収集と共有が必要であり、沖縄県総

14 合行政情報通信ネットワークを活用するとともに、通常回線が使用不能な場合にも、

15 衛星携帯電話及び通常のインターネット回線と接続可能な通信手段を確保し、県内

16 の関係する医療機関等と通信できる体制を構築します。

17 また、災害時の通信手段を活用して訓練を実施し、県医療本部及び地域医療本

18 部に市町村等からの情報を収集し共有する体制を検討し、災害医療マニュアルに反

19 映させます。

20

21 イ EMISの操作に関する研修及び訓練の実施

22 EMISは、災害時の医療機関の情報を収集し共有できるシステムであり、有効に活

23 用するためには医療機関の関係者、行政関係者等がこの情報システムについて理解

24 する必要があることから、EMISの入力に関する研修を実施します。

25 また、県内94病院を対象にEMIS入力訓練を実施するとともに、各医療機関におい

26 てもEMISの操作を含む研修及び訓練を実施するよう促します。

27

28 ⑷ 災害の適切な評価体制の確保

29 ア 災害医療従事者の育成

30 県外からの応援が来るまでの間、県内の災害医療従事者で対応できるように、DM

31 AT隊員及びDPAT隊員の養成に努めるとともに、災害時に収集した情報を評価し、

32 適切な医療体制を検討できる人材を確保するために、DMATインストラクターの養成

33 及び災害医療コーディネート研修を実施します。

34 イ 災害訓練の実施

35 災害時の医療チーム等の受け入れも想定した災害訓練を実施するとともに、沖縄

36 県災害医療本部の体制だけでなく、保健所管轄区域における保健所を中心としたコ

(34)

-1 ーディネート体制について確認を行います。

2 また、訓練の内容を検証し、被害想定ごとの災害医療の個別シナリオの検討を行

3 います。

4

5 ⑸ 災害時のトリアージの実施、患者搬送体制の確保

6 ア 広域医療搬送体制の確保

7 SCUの設置場所の指定及び設備整備を行うとともに、広域医療搬送を想定した訓

8 練を実施することで、広域医療搬送体制を構築します。

9

10 イ 人工透析、在宅酸素、人工呼吸器、周産期患者の県外搬送計画の検討

11 災害が発生し、県内の水及び電気等のインフラが停止し、県内では治療を継続で

12 きなくなった場合に備えて、人工透析、在宅酸素、人工呼吸器、周産期患者の県外

13 搬送計画を検討し、患者に対して周知を図ります。

14

15 ⑹ 災害時に診療機能を維持できる体制の確保

16 ア 医療機関における業務継続計画の策定の推進

17 先進事例などの必要な知識を提供し、医療機関における業務継続計画の策定を

18 促します。

19

20 イ 医療機関における被害状況を想定した訓練及び研修の推進

21 各地域の被災想定などの必要な情報を提供し、医療機関における訓練及び研修

22 の実施を促します。

23

24 ウ 災害拠点病院等の施設、設備及びヘリポートの整備

25 災害拠点病院が災害時に診療機能を維持できるように、必要な施設、設備及び

26 ヘリポートの整備を支援します。

27 また、県内で大規模な地震及び津波が発生した場合、空港及び港湾が被害を受

28 け、水、燃料、食料等の支援が届くまでに時間がかかることが想定されることから、全医

29 療機関に1週間分の備蓄があることが望ましい。しかしながら、現時点では、各医療機

30 関の予算のほか、自家発電機の連続使用時間や、受水槽の水の保存方法等の技

31 術的な制約もあるため、3日分以上の備蓄を行うよう、医療機関に働きかけます。

32

33 エ 災害拠点精神科病院の整備

(35)

1 第3 数値目標

2

3 1 目指す姿

4 災害時に適切な、医療を提供できる

5

6 目標 目標値の 取り組みの

7 指 標 現状 データ出典

8 (H35) 考え方 主体

9

10 中間アウトカム達成率 不明 100 中間アウトカム -

-11 全ての達成

12 13

14 2 取り組む施策

15 ⑴ 災害時の連携・調整体制の確保(Command&Control:指揮&統制) 16

17 目標 目標値の 取り組みの

18 指 標 現状 データ出典

19 (H35) 考え方 主体

20

21 沖縄県災害医療本部設置運営 H28年度 県 医療 政 策 県

22 訓練の実施回数及び、 2回 2回 訓練回数の維持 課

23 振り返り会議の実施回数 2回 2回 訓練回数と同数

24

25 沖縄県災害医療マニュアル検討 H28年度 マニュアル改正 県 医療 政 策 県

26 会議の開催 2回 2回 に必要な回数 課

27

28 災害医療コーディネーターの委嘱 H29年度 2名×3シフト 県 医療 政 策 県

29 数 20名(見込) 36名 ×6ヶ所 課

30 31

32

33 ⑵ 災害時に安全に活動できる体制の確保(Safety:安全) 34

35 目標 目標値の 取り組みの

36 指 標 現状 データ出典

37 (H35) 考え方 主体

38

39 実動訓練への参加医療機関数 H28年 参 加 医 療 機 県 医療 政 策 県、DMAT

40 36 36 関の維持 課

41

42 美ら島レスキュー(SCU) 8 8

43 県総合防災訓練(実動) 14 14

44 那覇空港訓練 4 4

45 政府総合防災訓練 6 6

46 九州ブロック訓練 4 4

47

48 技能維持研修受講者数 47 50 DMAT隊員数 県 医療 政 策 県、DMAT

49 の1/3 課

50

(36)

-1 災害拠点病院設備整備事業実 H29年 民間の災害拠 県 医療 政 策 県

2 施件数 3 8 点 病 院数 (見 課

3 込)

4

5 NBC災害・テロ対策設備整備実 H29年 災 害 拠 点 病 県 医療 政 策 県

6 施件数 3 13 院数(見込) 課

7

8

9 ⑶ 災害時の情報伝達体制の確保(Communication:情報伝達) 10

11 目標 目標値の 取り組みの

12 指 標 現状 データ出典

13 (H35) 考え方 主体

14

15 EMIS入力訓練時の病院の入力 H28 全病院が入力 県 医療 政 策 県 、 医 療 機

16 率 76% 100% 可能 課 関

17

18 通常回線以外の通信手段の数 H28 行政機関以外と 県 医療 政 策 県

19 1 2 通信できる手段 課

20 を確保する

21

22 EMISの操作を含む研修・訓練を実 H28 研修・訓練の 都 道府 県 調 災 害拠 点病

23 施している災害拠点病院の割合 100% 100% 継続 査 院

24

25

26 ⑷ 災害時の適切な評価体制の確保(Assessment:評価) 27

28 目標 目標値の 取り組みの

29 指 標 現状 データ出典

30 (H35) 考え方 主体

31

32 被害想定ごとの災害医療の個別 H28 年に1つ策定 県 医療 政 策 県

33 シナリオ数 0 6 課

34

35 DMAT、DPAT等の医療チーム数 H28 H28 異動や退職で 県 医療 政 策 県、DMAT

36 及び構成する医療従事者数 DMAT DMAT 欠 員 が 生 じ る 課

37 22 チー ム 22チーム た め 現 員 の 維 県 地域 保 健

38 182人 182人 持 課

39 DPAT DPAT

40 12チーム 12チーム

41 112人 112人

42

43 災害時の医療チーム等の受け入 H28 美ら島レスキュ 県 地域 保 健 県

44 れを想定した訓練の実施回数 2回 2回 ー と 県 総 合 防 課

45 災訓練

46

(37)

1

2 ⑸ 災害時のトリアージの実施、患者搬送体制の確保

3 (Triage:トリアージ、Transport:搬送)

4

5 目標 目標値の 取り組みの

6 指 標 現状 データ出典

7 (H35) 考え方 主体

8

9 広域医療搬送を想定した訓練の H28 年1回の実施 県 医療 政 策 県

10 実施回数 0 1 課

11

12 SCU設置予定場所の指定数 H28 那覇空港と各 県 医療 政 策 県

13 0 6 医療圏毎に1ヶ 課

14 所ずつ

15

16 搬送計画の策定数 H28 各 患 者 毎 に 1 県 医療 政 策 県、医師会

17 0 4 つずつ 課

18

19

20 ⑹ 災害時に診療機能を維持できる体制の確保(Treatment:治療) 21

22 目標 目標値の 取り組みの

23 指 標 現状 データ出典

24 (H35) 考え方 主体

25

26 3日以上業務を継続できる病院 不明 17.0% D M A T 指 定 県 医療 政 策 県 、 医 療 機

27 の割合 今年度調査 (16病院) 病院 課 関

28

29 医療機関における業務継続計 H28 D M A T 指 定 県 医療 政 策 県 、 医 療 機

30 画の策定率 7.5% 17.0% 病院 課 関

31

32 被災した状況を想定した訓練を 不明 全 災 害 拠 点 県 医療 政 策 県 、 災 害 拠

33 実施した災害拠点病院の割合 今年度調査 100% 病院 課 点病院

34

35 施設及び設備整備補助件数 H29 民間の災害拠 県 医療 政 策 県 、 災 害 拠

36 4 8 点病院 課 点病院

37

38 災害拠点病院のヘリポート数 H28 計 画 策 定 時 県 医療 政 策 県 、 災 害 拠

39 2 7 点で整備計画 課 点病院

40 の あ る 救 急 病

41 院を考慮した

42

43

参照

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