みやざき成長産業雇用拡大・定着推進事業 質疑応答集
（総論）
質 問 回 答
１ この事業の目的は何ですか。 県内の成長産業４分野（フードビジ
ネス、医療機器、輸送機器、木材・バ
イオマス）関連企業等における事業拡
大や人材育成等の取組を支援すること
で、地域に根ざした良質で安定的な雇
用の受け皿を創出することを目的とし
ています。
２ 「良質で安定的な雇用の受け皿」とは 良質で安定的な雇用とは、主に製造
どのような意味ですか。 業で、長期的・安定的な雇用形態（正
規 雇 用 ：「 期 間 の 定 め の な い 雇 用 」 を
いう。以下同じ。）を指していますが、
成果指標としては、正規・非正規を問
いません。
３ 補助金交付申請については、各年度 今回の補助事業は企業の雇用創出に
毎に提出となっている一方で、今回の 向けた戦略的な取組を支援することか
募事業の実施期間は平成 31年３月 31 ら、２年程度の計画的な事業戦略とそ
日までの２ヵ年の任意の期間となって れに対応した人材育成プランを募集す
いますが、これとの関係はどう考えれ ることとしています。
ばよいですか。 今回募集する企画書では、提出され
た期間中の計画全体を採択することと
していますが、補助金額については、
年度毎に提出された雇用計画等の進捗
状況等を確認・評価しながら交付する
こととしています。
４ 今回、予算額は平成 29 年度のみ示 国（厚生労働省）からは平成 30 年
さ れ て い ま す が 、30 年 度 以 降 の 予 算 度までの本県計画について採択されて
はどうなっていますか。 います。
予算額については、進捗状況等を評
価しながら、年度毎に補助金交付額を
すが、事業は 30 年度まで継続する予 定です。
５ １社あたりの限度額は設定されてい １社あたりの限度額は一律には設定
ますか。補助申請額は査定されるので していませんが、新規雇用予定者１人
しょうか。 あたりの補助金額が250万円を超えな
いことが条件となります（「補助総額」
÷「期間中の新規雇用予定者数」）。
補助金額については、このような条
件のほか、計画内容をみながら、予算
の範囲内で査定・決定することとなり
ます。
６ 年度ごとに補助金額が減額等になっ 事業拡大や採用については、企業自
てしまうと、安定的に雇用することが らが計画・実施するものであり、計画
難しくなりますが、どうですか。 に沿った採用を行う限り、原則として
補助金額に大きな減少はないものと考
えています。
７ 行政（国・県・団体等）から補助金 同一の者が公的機関から雇用関係の
を受けていますが、この補助金も応募 助成金等を受けている場合は認められ
可能でしょうか。 ません。
事業関係の補助金等については、同
様の事業（商談会等出展）でなければ
応募は可能ですが、事前に相談してく
ださい。
８ 企画提案段階で、新規雇用者１人あ 下回ることが最低条件です。
たりの補助金額が上限（250 万円）を 新規雇用者１人あたりの補助金額が
上回った場合、上回った分は減額にな 低いほうが採択にあたって有利かどう
りますか。それとも下回ることが最低 かは一概には言えません。事業戦略、
条件でしょうか。 人材育成プランの内容も含めた総合的
また、新規雇用者１人あたりの補助 な評価となります。
金額が低いほうが採択には有利になる
のでしょうか。
９ 企画提案時と補助金交付申請時とに 申請補助金額の大幅な変更は、他の
おいて申請補助金額が大幅に異なる場 申請者への影響も考えられ、また、効
合、次年度以降の補助申請額の査定は 率的な補助金活用の観点から、その理
助金額の減額等を行う可能性がありま
す。
そのため、採択にあたっては、具体
性・実現可能性の高い企画を優勢する
こととしています。
10 期間中の新規雇用者の確保が予定ど そのことのみをもって直ちに補助金
おり進まず、新規雇用予定者１人あた の返還や停止を求めることはありませ
りの補助金額が上限（250 万円）を上 んが、新規雇用者の確保が予定どおり
回った場合は、補助金の返還や停止に 進まなかった理由等を含めて精査した
なりますか。 上で、次年度以降の補助金額の減額等
を行う可能性があります。
11 年度途中なので、人材の確保が難し 次年度以降の追加募集は今年度の採
いと思われます。次年度以降で追加募 択状況や予算枠等を踏まえて判断する
集の予定はありませんか。 ことになります。
（事業の要件等について）
12 新規雇用予定者数は、事業拡大が見 新規雇用者数は、事業拡大が見込ま
込まれる部門だけの数ですか、会社全 れる部門だけではなく、配属部署等を
体の数でしょうか。 問わず、今回の事業で雇用する戦略人
材（正規雇用）を含んだ、正規・非正
規雇用者数全体をいいます。
13 ①調査・分析、戦略策定等事業、② いずれか一つでも構いません。
高度専門人材活用事業、③既雇用人材
技術・知見等高度化事業、④戦略人材
雇用及び育成事業、⑤若年雇用者及び
非正規雇用者スキルアップ等事業は、
すべて実施しないといけないのでしょ
うか。いずれか一つでもよいのでしょ
うか。
14 農業生産法人で、６次産業化の一環 対象になります。
で 食 品 加 工 分 野 に 取 り 組 ん で い ま す
が、対象になりますか？
る同業者で、事業協同組合を作って営 新規雇用者予定数については、組合に
業部門を集約しています。各社で生産 加盟する企業の新規雇用者予定数の合
拡大（雇用増）しつつ、取引拡大をす 計を記載してください。
るため、事業協同組合に営業担当を置
きたいのですが、対象になりますか。
16 個人事業主は対象になりますか。 対象になりません。
17 新たにフードビジネス分野（その他、 対象になります（創業年数による条
医療機器分野、輸送機器分野、木材・ 件設定はしていません）。
バイオマス分野）に進出する予定です ただし、新たに進出するにあたり必
が、対象になりますか（創業年数等の 要となる許認可等の取得状況の確認を
条件がありますか）。 行うなど、実現可能性の審査を行いま
す。
18 会社の規模等の条件はありますか。 会社の規模等の条件は設定していま
せん。
（雇用創出に向けた調査・分析、戦略策定等事業について）
19 「戦略策定等」とは、具体的にどの 雇用創出のため、マーケットイン型
ようなことを指しますか。 の経営を実践するにあたり、会社全体
で共有された将来を見通した方策の策
定やその見直しを指します。
具体的には、事業計画等の経営戦略
のほか、商品開発や品質管理等の製造
に係る戦略やマーケティング・ブラン
ディング等の販売に係る戦略など、幅
広い内容を想定しています。
20 補助対象回数が任意となっています 可能ですが、雇用創出のため、マー
が、例えば２年間連続して市場調査を ケットイン型の経営に取り組む企業を
実施してもいいのでしょうか。 重点的に支援する観点から、市場調査
や戦略策定等は、当該事業の実施によ
りいかに雇用創出が図られるかを踏ま
えた上で、早期（遅くとも29年度中）
す。
また、メリハリの効いた市場調査等
にするため、年度毎に委託契約書及び
成果品の写しの提出を求めることとし
ています。
21 「マーケットイン型の経営に取り組 既に戦略等（会社全体で共有可能な
む企業を重点的に支援する」とありま 文 字 情 報 と し て 表 現 さ れ た も の を 指
すが、既に戦略を策定している場合の す）が策定されている場合は、当該メ
取扱いはどうなりますか。 ニューを活用する必要はありません。
既戦略に基づき、他のメニューを活用
し、人材の雇用・育成による事業拡大
に取り組んでください。
（高度専門人材活用事業について）
22 高度専門人材については、どのよう シンクタンク企業、エンジニアリン
な人を想定していますか。 グ企業、コンサルティング企業、総合
商社企業等の専門家・専門技術者等の
ほか、ポストドクター（博士号取得研
究員）級など、高度かつ専門的な技術
や技能、知識・知見、実務経験・指導
経験を有する者を想定しています。
不明の場合は、事前に相談してくだ
さい。
23 高度専門人材は、応募時点で人選が 専門人材は応募時点で決まっていな
決 ま っ て い な く て も よ い の で し ょ う くても構いませんが、事業戦略、人材
か。 育成プラン上、どのような人物が必要
その場合、高度専門人材を県から紹 なのか、人物像は明らかにしてもらう
介や斡旋してもらえますか。 必要があります。県が把握している高
度専門人材のリスト等について提供す
ることは可能ですが、最終的には企業
の判断になります。
24 高度専門人材からの指導等について 雇用創出に向けた事業拡大等の戦略
は、どのようなことを想定しています 実現に必要な事業活動（技術面、経営
か。 面、販売面）の支援や指導・助言等を
従って、活動範囲は自社への派遣だ
けでなく、社員と一緒に営業に同行し
たり、商談会等に参加することも可能
です。
25 外部専門人材からの指導等について 人材育成につながることであれば、
は、戦略人材など補助対象者に限られ 既雇用者を含めた指導等についても可
ますか。 能です。
26 高度専門人材から指導を受けたこと 従事したことが確認できる書類（旅
を証明する書類は、どのようなものを 費等の支出書類等）及び日報等で当日
残しておく必要がありますか。 従事した業務内容を確認できるように
してください（会社の管理者の確認印
が必要）。
（既雇用人材技術・知見等高度化事業について）
27 「技術・知見等の高度化に資する」 既 雇 用 人 材 に 対 す る OJT 及 び
とは、どのような内容を想定している OFF-JT に つ い て は 、 戦 略 人 材 や 若 年
のでしょうか。 雇用者等に対するそれよりレベルの高
いものを想定しており、より高度で専
門的な知識の修得に繋がるものである
ことが必要です。
28 企業外の派遣先は、どのようなとこ 派遣によって、高度な専門知識の修
ろを想定しているのでしょうか。 得に繋がる先進企業や外部研究機関等
（大学、全国規模の財団・社団・組織
等）を想定しています。
29 給与等は補助対象にならないのでし 当該事業については、給与等の人件
ょうか。 費は対象になりません。
30 「研究開発、製品試作に係る経費」 １社単独でその技術的課題を解決す
とは、具体的にどのような経費が対象 ることが困難な場合において、その技
となるのでしょうか。 術的課題を解決するために取り組む研
究開発又は性能評価に係る経費（原材
料費、性能評価費、機器のレンタル・
す。
よ り 具 体 的 に は 、「 原 材 料 費 」 と は
原材料及び部品・工器具等の購入に要
す る 経 費 、「 性 能 評 価 費 」 と は 試 験 研
究機関等への試作品の性能試験又は試
験分析の依頼のほか、試験分析機器等
の 使 用 又 は 借 用 等 に 要 す る 経 費 、「 委
託費」とは原材料又は部品等の加工又
は組立等に要する外注経費を対象とし
ます。
なお、名称の如何によらず、原材料
及 び 部 品 ・ 工 器 具 等 の 購 入 に つ い て
は、１品目あたり 50 万円未満である
必要があります。
（戦略人材雇用及び育成事業について）
31 戦略人材はどのような人材を想定し 戦略人材としては、事業戦略を進め
ていますか。専門的知識を有する者と るための中核となる営業企画、商品開
は学歴や実務経験等で判断するのでし 発等の部門に従事し、大学・大学院等
ょうか。 での専門教育を受けた者や他社で当該
部門の経験がある者を想定しています
（学歴だけでは判断しません）。
32 実務経験のない新卒者や既卒者は戦 事業の拡大等に求められる専門性を
略人材として採用できませんか。 有していると認められれば、実務経験
の有無は問いません。
33 募集に当たっては、必ず公共職業安 公共職業安定所への求人申込みは必
定所に求人申込みを行わなければなり 須条件ではありませんが、これによら
ませんか。 ない場合は、縁故採用にならないよう、
必要な人材の条件と実際の採用者が一
致するようにしてください。
34 戦略人材は、事例に挙がっている営 営業企画、商品開発部門だけでなく、
業企画、商品開発部門に配置される人 会社の中核となる技術部門（生産技術
材だけでしょうか。 等）についても対象となります（専ら
単純作業に従事する者や非正規雇用者
トタイム労働者）については対象外と
なります）。
35 戦略人材は、補助終了後は正規職員 補助終了後でなく、補助開始日から
として雇用することが条件になります 正規職員として雇用することが条件に
か。期限付き雇用（非正規雇用）は対 なります。期限付き雇用は今回の補助
象にならないのでしょうか。 対象になりません。
36 戦略人材として雇用する者について あくまでも人材育成の一環として、
は、配属される部署を問わず、当社の 一定期間（概ね１週間程度）を製造ラ
人材育成方針として、雇い入れ後一定 インで従事させることは可能です。
期間は製造ラインでの作業に従事させ なお、申請内容と大幅に異なる作業
ることにしていますが、補助対象にな への従事については、補助金返還や停
りますか。 止の対象となる場合があります。
37 戦略人材を年度途中で採用し、補助 補助対象期間が年度をまたぐ分につ
対象期間が年度をまたぐ場合はどのよ いては、翌年度の補助対象経費として
うな取扱いになりますか。 処理することになります。
（H30.2～H30.7の場合）
平成29年度：H30.2から2ヶ月間 平成30年度：H30.4から4ヶ月間
38 戦略人材として雇用した者が、補助 補助対象期間中（６ヶ月）に当該社
対象期間中に、自己都合等で退職し、 員が自己都合により退職した場合は、
別 の 新 規 雇 用 者 と 入 れ 替 え た 場 合 に 雇用期間のみ補助対象とします。
は、補助金の取扱いはどうなりますか。 ただし、事業主からの働きかけによ
る解雇（重責解雇を除く。）の場合は、
一切の補助を認めません。
別の新規雇用者を補充した場合は、
補助金交付決定額を超えない範囲で認
めることにしています。
39 戦略人材にはどの程度研修する必要 補助対象期間中（６ヶ月）は、商談
がありますか。研修を実施したことを 会 出 展 や 営 業 活 動 同 行 な ど の OJT や
証明する書類は、どのようなものを残 OFF-JTを効果的に組み合わせながら、
しておく必要がありますか。 会社の研修プログラムに沿った研修を
実施する必要があります。
補助対象期間中は当該社員に日報等
を記載させ、研修内容等を具体的に確
40 人材育成に資する商談会とは、具体 当該戦略人材補助対象期間中の商談
的 に は ど の よ う な 商 談 会 の こ と で す 会の「場」を活用して、戦略人材とし
か。 て雇用した者の営業力や商品提案力な
どの能力向上につながることを想定し
ています。
したがって、戦略人材で雇用した者
の補助対象期間以外に開催される商談
会や、戦略人材が参加しない商談会に
つ い て は 、（ こ の メ ニ ュ ー で は ） 補 助
対象外となります。
（若年雇用者及び非正規雇用者スキルアップ等事業について）
41 若年雇用者の定義である「入社５年 補助対象期間開始時点での判断とな
以内かつ 34 歳以下の者」とは、どの ります。
時点を指しますか。 また、非正規雇用者については、入
また、非正規雇用者については、年 社 年 数 ・ 年 齢 等 の 制 限 は あ り ま せ ん
齢等の条件はありますか。 が、正規職員としての雇用継続が必要
となります。
42 代替人員として既従業員を充てた場 対象になりません。制度の趣旨から、
合、補助対象になりますか。 社内の人材の振替は、対象になりませ
ん。新たに雇する場合のみ、人件費は
補助対象となります。
43 OFF-JT 期 間 中 、 代 替 人 員 を 確 保 し 対象になります。
ない場合でも、若年雇用者や非正規雇
用者の OFF-JT 参 加費及び旅費は補助 対象になりますか。
44 非正規雇用者は OFF-JT 終 了後、必 原則として、必ず正規化する必要が
ず正規化する必要がありますか。 あります。正規化できなかた場合は、
その理由等を精査した上で、次年度以
降の補助金額の減額等を行う可能性が
（その他経費について）
45 商談会は、戦略人材として雇用した 商談会については、会社として参加
者に加え、現在在籍している社員も派 するものでもあるため、現在在籍して
遣しなければなりませんが、その費用 いる社員の旅費については、会社の負
は対象にならないのですか。 担ですべきものと考えますので、対象
にはなりません（高度専門人材や既雇
用人材等の同行費用は対象）。
46 戦略人材が営業活動を行う場合、現 営業活動については、会社として実
在在籍している社員が同行する費用は 施するものでもあるため、現在在籍し
対象にならないのですか。 ている社員の旅費については、会社の
負担ですべきものと考えますので、対
象にはなりません（高度専門人材や既
雇用人材等の同行費用は対象）。
47 国外での営業活動や国外から高度専 今回の事業では、国の指導により、
門人材を招聘した場合の経費は対象と 原則として対象となりません。
なりますか。 不明の場合は、事前に相談してくだ
さい。
48 出張については補助対象となってい 出張については、補助対象となって
る事業目的（営業等）以外の業務を合 いる事業目的以外の業務については、
わせて行うことは可能ですか。 認められません。
49 １ 人 あ た り の 人 件 費 の 補 助 限 度 額 あくまでも補助限度額であり、これ
（ 高 度 専 門 人 材 ：80 千 円/日 、 雇 用 の を上回る単価の者と契約又は雇用した
場合は60万円/月。戦略人材：30万円/ 場合、補助限度額を上回る分について
月）を上回った場合の取扱はどうなり は、事業者の自己負担となります。
ますか。契約はできないのでしょうか。
50 高度専門人材の補助限度額は、源泉 源泉徴収の額を含みます。
徴収の額は含みますか。
51 高度専門人材の補助限度額は、指導 1 日あたり 80 千円を限度としてい
時間が半日の場合、謝金を半分にしな ますので、1 日未満の指導についての
ければなりませんか。 謝金の取扱は、会社と相手方との判断
となります。
件費に関し、社会保険料、賞与、諸手 生年金保険料、介護保険料、児童手当
当としては、どのような手当が対象と 拠出金、雇用保険料、労働者災害補償
なりますか。 保険料が対象となります。
「諸手当」は、通勤手当その他社内
規程等に基づき、雇用者に対し労務提
供の対価として支給される手当とし、
住居手当、退職手当、食事手当などは
対象外とします。
「賞与」も含め、規程等が整備され、
当該事業所の労働者に支給される手当
は基本的に対象となりますが、内容に
よっては社会通念に照らして対象とな
