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20120302岩手県議会請願書doc

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岩手県民の命と暮らしを守るための請願

紹介議員

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平成24 年 3 月 2 日 岩手県議会議長

 佐々木 博 様

生活クラブ生活協同組合・岩手 理事長 熊谷由紀子 岩手県民の命と暮らしを守るための請願

請願事項

壱、 原子力発電から代替エネルギー利用発電へ移行する政策を推進するよう、 国に求めること。

弐、 代替エネルギーへ移行する暫定期間、県は青森県並びに宮城県の原子力 事業者と安全協定を締結すること。

参、 県は原子力施設の過酷事故災害を想定した防災計画を策定すること。

請願理由

 東京電力福島第一原子力発電所は、東北地方太平洋沖地震と津波による全電 源喪失により冷却機能を失い、炉心を溶融損傷させ、環境中に放射性物質を大量 に放出させました。

 これにより岩手県内では県南の一関を中心に放射能汚染が危惧されるエリア が生まれ、県都盛岡市内でも汚染箇所が見つかり、教育施設の除染が実施されま した。幸いにして農業や水産業への顕著な被害は生じませんでしたが、この先も 被害が生じないという保証はありません。現在も福島第一原子力発電所では収 束に向けた作業が続けられていますが、原子炉内がどのような状態なのかも確 認出来ず、国は現在停止中の原発の再稼働を進めようとしているからです。  福島第一原子力発電所の事故と1986 年に起こったチェルノブイリ原発事故 は、原発の過酷事故が与える影響の甚大さを私たちに教えてくれました。その影 響は一つの地域や国にとどまらず、地球全体を放射能で汚染させてしまいます。 もちろん、すべての事故が地球全体に影響を与えるとは言えませんが、小規模の 事故でも影響が百キロや二百キロ圏内に及ぶ事は明らかです。地震の多発する 日本では事故が必ず起きると考えるべきでした。また、福島第一原発は津波によ る電源喪失以前に、地震によりどの程度の損傷を受けたのかは全く不明であり、 収束後の調査が待たれています。国内の活断層もすべてが認識調査されておら ず、未知の活断層の存在も指摘されています。このような現状で私たち県民は地

(3)

震のあるたび不安になり、女川原発は大丈夫だろうか、東通り原発は、六ヶ所再 処理工場は、と心を痛めています。

 地方自治体と原子力事業者との安全協定については、福島第一原発事故まで は立地県以外の締結例はありませんでしたが、福島第一原発の事故により隣接 県や隣接自治体との締結を求める声が大きくなっており、昨年12月25日に は鳥取県と隣接島根原発の中国電力が、防災重点地域圏外としては全国で初め て安全協定を結びました。住民にすれば県境を超えて放射性物質が飛んでくる 訳ですから、当然の要求と言えます。

 以上のことから、岩手県としても県民の命と暮らしを守るため、上記三点にわ たる事柄を速やかに実行して下さいますよう請願致します。

参照

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