労働経済学 第4回
広島大学国際協力研究科
川田恵介
労働経済学 1
復習:労働供給
• 家計 働く 否 労働力化 否 意思 決定を議論
• ス 便益を比 家計 意思決定を行う ポイン
機会費用:高賃金⇒余暇 機会費用 所得効果:所得増大⇒余暇 需要
人家計モ
労働経済学 3
• 前回 議論 家計 あ 一人 労働者 構成さ い 想定
• 複数 労働者 家計を構成 場合 多々あ 例
• 複数 労働者 誰 程度働 家 を
いう 問 生
ータ
成 8 社会生活基本調査 夫婦 子供 共働 家計 い
• 男性 週当 均労働時間 45.1時間 女性 25.6時間
• 男性 均育児時間 男性 8時間 女性 36 時間
ータ
労働経済学
5
• 家 時間 男性 時間 女性 .8時間
• 共働 家計 あ 生活時間 配 夫婦間 大 く異
• 同調査 カ ー け 標本数
形態 標本数
夫 有業 妻 有業 22,364
夫 有業 妻 無業 13,866
夫 無業 妻 有業 1,266
夫 無業 妻 無業 2,965
夫婦間 役割 担
• 夫婦間 家 仕 担 大 く異
?
説明 :慣習等 影響 女性 家 男性 仕 いう 意識 存在 い
説明 :適 担を こ 互 い 比較優 を生 家計 状態を改善
男女間 役割 担
労働経済学 7
0.000 0.050 0.100 0.150 0.200 0.250 0.300 0.350 0.400 0.450
く 賛成
いえば賛成 いえば 対 く
対
男性 女性
結婚後 夫 外 働 妻 家庭を守
人家計モ
• 人労働者 家計 構成さ
• 各労働者 夫 妻 消費財 家計 生産財 家 等 効用を得
• 家 市場 購入 い
• 各労働者 消費 家計 生産 時間を振 け
• 家計 家計 総所得 各労働者 労働所得 非労働 所得 和 各労働者 消費財を購入
人家計モ
労働経済学1 9
家計
市場
労 働
家計 生産
男性
市 場 財
女性 労 働
家計 生産
家計 業:絶対優
例
• 妻 時給 3000 夫 時給 1000
• 夫 時間当 2単 妻 家計 生産 単 家 計 生産物を生 出
• 両者 10時間を労働 家計 生産 割 振 6単 家計 生産物を生 出 必要 あ
家計 総消費を最大 業 ?⇒ 家庭
家計 業:比較優
労働経済学 11
例
• 妻 時給 3000 夫 時給 1000
• 夫 時間当 単 妻 家計 生産 単 家 計 生産物を生 出
• 両者 10時間を労働 家計 生産 割 振
6単 家計 生産物を生 出 必要 あ 家計 総消費を最大 業 ?
家計 業:比較優
答え:夫 6時間 家庭 生産を行う
ポイン :家計 生産物を一単 生 出 機会費
用を考え ⇒ 犠牲
夫 機会費用: 妻 機会費用:
⇒ ほう 機会費用 高い
男女間賃金格差
労働経済学 13
1.4 1.45 1.5 1.55 1.6 1.65 1.7 1.75
1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
縦軸=男性 所定 賃金/女性 所定 賃金
家計 業
賃金格差ほ 家計 生産 効率 違わ い場合 男性 市場労働 女性 家計 生産 を行うこ 同 家
労働家計 生産 水準 を大 く
女性 市場労働を増加さ 要因
• 男女間賃金格差 縮小 需要要因 変化
• 家計 生産 市場化 家計 生産物を 市場 購入
家族 経済学
労働経済学 15
• 結婚や出産 家計行動 大 く変化 い
• こ 変化 労働供給行動 変化を通 労働市場 大 影響を与えう
• ここ 労働供給モ を拡張 こ 家計 行動 変化 要因 い 議論を行う
少子高齢化: 齢別出生率 動
50.0 100.0 150.0 200.0 250.0 300.0
20-24 25-29 30-34 35-39
出 生 率
均初婚齢推移
労働経済学117 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 1908
1911 1914 1917 1920 1923 1926 1929 1932 1935 1938 1941 1944 1947 1950 1953 1956 1959 1962 1965 1968 1971 1974 1977 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 2004 2007 2010
夫
妻
未婚率 推移
0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8
1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005
男 30-34) 男(25-29) 女(30-34) 女(25-29)
人家計形成 誘因
労働経済学1 19
• 人家計形成 直接的便益⇒ 愛情
• 家計 生産 穫逓増性⇒ 例:料理
• 家計 公共財 存在⇒ 例:公共料金 基本使 用料
• 家計 生産 い 比較優
人家計形成 便益
• 妻 時給 3000 夫 時給 1000
• 夫 時間当 単 妻 家計 生産 単 家 計 生産物を生 出
• 両者 10時間を労働 家計 生産 割 振
• 両者 4単 家計 生産物を消費 い 単身 夫:消費
単身 妻:消費
人家計形成 便益
労働経済学 21
⇒家計 生産 比較優 を持 夫 8時間 家計 生産 を行う
⇒消費
単身時 消費 総和(30000 ) 比 高い!! 例えば 夫 消費 を7000 妻を25000 ば単 身状態 比 家計 生産物 消費量を変え 消費 財 消費量を増大
文化的制約
• 家計 生産
2人家計 消費総
⇒比較優 を持 方 生産 場合 比
⇒単身時 比
比較静学:比較優 消失
労働経済学 23
• 夫 妻並
単身 夫 妻:消費 24000 2人世帯:家計 生産物
⇒ 業 必要性
⇒ 4時間 家庭 生産を行う
⇒総消費
単身時 総所得を同 ⇒2人家計形成 増加 い
• 夫婦間 様々 違い 業 在 方を変化さ
• 比較優 基 い 業を行うこ 互い 家計 生産物 消費財 消費量を増大さ ⇒結婚 誘因 一 う
• 比較優 基 い 業 行え い場合 結婚 誘
因 う
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