基本計画
1 基本理念
健康づくりはまちづくり
ー笑顔でつながる みはらー
市民の健康に関する意識を高め,
市民のみんなが安全で快適な環境の中で,
元気に笑顔で過ごせ,
地域における人と人とのつながりを大切にするまちづくり
第1次計画策定時に掲げたキャッチフレーズ「健康づくりはまちづくりー笑顔でつながるみは らー」と基本理念「市民の健康に関する意識を高め,市民のみんなが安全で快適な環境の中で, 元気に笑顔で過ごせ,地域における人と人とのつながりを大切にするまちづくり」を踏襲し健康寿 命の延伸を実現します。
計画の基本理念
【キャッチフレーズ】
【基本理念】
第 3
章
2 基本方針
基本方針1
ヘルスプロモーション
※による健康づくりを推進します
本市では,第1期健康増進計画(健康みはら21計画)において,ヘルスプロモーションの 考え方を導入し,「市民一人ひとりの力量の向上」「健康をみんなで支え合うネットワーク づくり」「健康を支援する環境(まち)づくり」の3つの柱で取り組んできました。「健康 は自分で守りつくるもの」です。市民一人ひとりが生活習慣を改善し,健康増進に主体的に 取り組めるよう,地域や行政など各々の役割を明確にして取り組みます。
基本方針3
地域特性を活かした健康づくり・食育に取り組みます
各地域によって健康・食育を取り巻く社会資源や自然環境などの状況は異なります。また,地 区組織,NPO,健康づくり・食育に関する組織・団体・ボランティア等の実情も異なることか ら,それぞれの地域にある社会資源を有効に活用し,各地域の強みを活かした健康づくり・食育 の推進を心がけます。
基本方針4
健康・食育分野での多様な主体の協働を促進します
健康づくりや食育の推進は,行政だけでできるものではありません。市民,地域,学校,企業, NPOや地区組織,行政など多様な主体が,計画の理念や目的を共有し,パートナーシップを形 成しながら推進することが求められます。三原市協働のまちづくり推進計画による市民協働の基 本原則を大切にし,多様な主体が協力し合って計画を推進していきます。
基本方針2
病気の予防や悪化を防ぎながら元気増進対策の
調和のとれた健康づくりをめざします
これまで取り組んできた「病気予防対策」にとどまらず,「元気増進対策」という視点を加え, 子どもから高齢者まで各年代において,その人の健康レベルにあわせて,病気の予防や悪化を防ぎ ながら,生きがいややりがい等を持ち,自己肯定感を高め,いきいきとした豊かな生活を送るこ とができるまちづくりをめざします。
※ヘルスプロモーション=人々が自らの健康をコントロールし改善できるようにするプロセスのこと。
3 基本目標
食生活は,生命の維持をはじめ,子どもたちの健やかな成長や,人々が健康で幸福な生活 を送るために欠くことのできない営みです。
子どもから高齢者まで,ライフステージごとに適切な食生活の実践ができるよう関係機 関・組織が連携して取り組むとともに,生産者と消費者の交流や地産地消の推進,三原の食 文化の継承・発展など「食育」の視点を大切にし,地域ぐるみで「食」について楽しく学び 実践できる環境を整えていきます。
また,いつまでも自分の歯でおいしく食べることができるよう「8020運動※1」を推進 し,歯と口腔の健康づくりに努めます。
市民一人ひとりが「はつらつ」とした生活ができる三原市をめざします。
そのためには,がん,脳血管疾患,心臓病,糖尿病など,死因の多くを占める生活習慣病 の予防対策を十分に行い,病気になりにくい生活習慣を身につけることが大切です。
生活習慣の改善に関する知識の普及や定期的な「健診の受診」による疾病の早期発見・早 期治療の実現,生活習慣病の誘発要因である「たばこ」や「アルコール」対策の強化などを 積極的に推進します。
また,ウォーキングやラジオ体操など,誰もができる運動の普及に努めることで,市民の 健康寿命の延伸と生活の質(QOL)※2の向上を図ります。
こころの健康は,いきいきと自分らしく生きるための重要な条件であり,生活の質
(QOL)に大きく影響します。
こころの健康づくりのためには,適切な睡眠や休養の確保,上手なストレスの発散,生き がいや趣味・目標のある生活,人との豊かなふれあいなどが重要であり,家庭・地域・学 校・職場などでこれらの実現に向けて積極的な取り組みが行われるよう働きかけるととも に,こころの病気に対する理解を深め,うつ病・自殺等予防のための継続的な取り組みを, 医療機関や関係機関の連携のもと実施します。
また,「心豊かに生活できるまち」の実現に向けて,地域の中でのふれあいや支えあい活 動の促進,豊かな自然環境の保全活動に積極的に取り組みます。
基本目標 3
基本目標 1 おいしく食べて健康なこころと身体を育むまち
基本目標 2 自らの健康について気づき,行動し,ハツラツと
した人生を送ることができるまち
健康づくりの輪が広がり,心豊かに生活できるまち
※1:8020運動=80歳になっても20本以上の歯を保とうとする運動のこと。生涯を通じて自分の歯を20本以 上保つことにより.健やかで楽しい生活を過ごそうという趣旨で,平成元(1989)年から提唱推進している。
※2:生活の質(QOL)=一人ひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指す。人がどれだけ 人間らしい生活や自分らしい生活を送り,人生に幸福を見出しているか,ということを尺度としてとらえる
4 計画の構成
【計画の構成】
■健康みはら21計画では,これまで取り組んできた9分野の施策内容を見直し,法 整備された「歯と口の健康づくり」についての視点も「健康みはら21計画」にお いて一体的に取り組むこととし,新たに7分野として推進していきます。
■食育推進計画は,「健康みはら21計画」の栄養・食生活の分野と一体にします。
■7分野の取り組みについては,市民,関係団体・行政がそれぞれ役割分担して取り 組みます。
【健康みはら21計画】
1 栄養・食生活 2 運動・身体活動 3 休養・こころの健康 4 たばこ
5 アルコール 6 歯と口の健康 7 循環器・糖尿病 8 がん
9 心安らぐきれいなまち
1 家庭で食育をすすめよう 2 保育所・幼稚園・小中学校
で食育をすすめよう 3 高校や大学で食育をすすめ
よう
4 地域で食育をすすめよう 5 職場で食育をすすめよう 6 生産者と消費者の交流を
すすめよう
7 三原市の食文化を守り, そだてよう
8 食の安全・安心を守ろう
+
1 栄養・食生活・食育 2 歯と口腔の健康 3 運動・身体活動 4 糖尿病・循環器疾患・ がん
5 たばこ・アルコール
6 休養・こころの健康づくり 7 心安らぐやさしいまち
【健康・食育みはらプラン】
【三原市食育推進計画】
【旧】
【新】
5 施策の体系
領域別目標
基 本
理 念
健 康
づ く
り は
ま ち
づ く
り
笑 顔
で つ
な が
る み
は ら
【基本方針】
①ヘルスプロモーション
②病気予防と元気増進の調和
③地域特性を活かす
④多様な主体の協働
【基本目標】
自らの健康について気づき,
行動し,ハツラツとした人生
を送ることができるまち
おいしく食べて健康なこころ
と身体を育むまち
1
2
健康づくりの輪が広がり,心
豊かに生活できるまち
3
1 生活習慣病予防・改善の推進
3 食に関する体験活動の充実
4 地産地消と郷土料理継承の推進
5 食育の実践を支える環境の充実
1 歯科健診の推進
2 ライフステージに応じた口腔 ケアの推進
1 活発な身体活動の推進
2 運動しやすい環境づくりの推進
1 特定(基本)健診・がん検診の 推進
2 健康管理・重症化予防の推進
1 子ども・妊婦へのたばこ・アル コールの害についての教育の充実 2 禁煙支援の推進
3 適度な飲酒習慣の普及
1 正しい知識の普及啓発と理解の 推進
2 健康づくりを通した地域活動 の活性化
領 域
栄 養
・ 食
生 活
・ 食
育
歯 ・
口 腔
2 相談体制の充実
運
動
身 体
活 動
糖 尿
病 ・
循 環
器 疾
患 ・
が ん
ア ル
コ |
ル
休 養
・ こ
こ ろ
の
健 康
づ く
り
心 安
ら ぐ
や さ
し い
ま
1 地域づくりを担う人材育成の 推進
た ば
こ
2 家庭・地域での共食の推進きょうしょく