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保有特許一覧|研究・産学連携|豊田工業大学

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Academic year: 2018

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10 ( 57) 【要約】

【課題】 フォトリソグラフィ加工技術を立体サンプル に拡張する際に、均一な光照射を

サンプル基板平面に施す露光方法では、レジスト膜厚の 不均一と界面反射の問題に対処で

きないため、露光エネルギ密度が立体上に用意されるレ ジストに対して適切な値から外れ、

場所によるオーバードーズやアンダードーズからなる露 光ムラや、反射光による異常パタ

ーンが生じる課題があった。

【解決手段】 液浸露光の液体に、光減衰の機能を加え ることにより、立体サンプル上の

レジスト膜に到達する光強度を、立体の上部にも底部に も適正な値にでき、サンプル表面

上の全体に適正な露光強度分布を形成できるので、反射 光による異常パターンの発生を確

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50 【 特 許 請 求 の 範 囲 】

【 請 求 項 1 】

レ ジ ス ト 膜 厚 よ り も 深 い 凹 凸 を 持 つ 立 体 サ ン プ ル に フ ォ ト リ ソ グ ラ

フ ィ 加 工 を 行 う 際 に 、 塗 布 し た レ ジ ス ト に パ タ ー ニ ン グ を 行 う 露 光 工 程 に お い て 、 光 減 衰 を 伴 う 液 体 中 を 光 が 伝 搬 し て 露 光 す る こ と を 特 徴 と す る 、 露 光 方 法 。

【 請 求 項 2 】

レ ジ ス ト 膜 厚 よ り も 深 い 凹 凸 の あ る 立 体 サ ン プ ル に フ ォ ト リ ソ グ ラ

フ ィ 加 工 を 行 う 際 に 、 塗 布 し た レ ジ ス ト に パ タ ー ニ ン グ を 行 う 露 光 工 程 に お い て 、 減 衰 率 を 調 節 し た 液 体 中 を 光 が 伝 搬 し て 露 光 す る こ と を 特 徴 と す る 、 露 光 方 法 。

【 請 求 項 3 】

レ ジ ス ト 膜 厚 よ り も 深 い 凹 凸 の あ る 立 体 サ ン プ ル に フ ォ ト リ ソ グ ラ

フ ィ 加 工 を 行 う 際 に 、 塗 布 し た レ ジ ス ト に パ タ ー ニ ン グ を 行 う 露 光 工 程 に お い て 、 光 減 衰 の た め の 液 体 供 給 機 構 を 備 え た こ と を 特 徴 と す る 、 露 光 装 置 。

【 発 明 の 詳 細 な 説 明 】 【 技 術 分 野 】

【 0 0 0 1 】

本 発 明 は 、 フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ を 応 用 し た 立 体 形 状 を 持 つ サ ン プ ル の 製 作 方 法 に 関 す る 。 本 発 明 の 立 体 形 状 を 持 つ サ ン プ ル へ の 露 光 方 法 及 び 露 光 装 置 は 、 レ ジ ス ト 膜 厚 よ り も 深 い 凹 凸 を 持 つ 立 体 形 状 を 持 つ セ ン サ や マ イ ク ロ 流 路 な ど を 含 む M E M S デ バ イ ス 、 3 次 元 L S I な ど が 応 用 分 野 と な る 。

【 背 景 技 術 】 【 0 0 0 2 】

半 導 体 微 細 加 工 技 術 は 、 ほ ぼ 平 面 の サ ン プ ル を 対 象 と し て き た 。 フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ に お け る 露 光 工 程 は 一 般 に 、 ほ ぼ 平 面 の サ ン プ ル 基 板 を 平 面 マ ス ク と 平 行 に 配 置 し 、 基 板 に ほ ぼ 垂 直 に 入 射 す る 紫 外 光 を 照 射 す る こ と で 、 マ ス ク 上 の 微 細 パ タ ー ン を 転 写 す る こ と が 出 来 、 様 々 な パ タ ー ン を 一 括 形 成 で き る 。

フ ォ ト レ ジ ス ト 膜 厚 は 変 動 幅 が 数 % 以 下 ま で 均 一 に 用 意 で き る と い う 前 提 か ら 、 露 光 も 空 間 的 に 均 一 な 光 強 度 を 持 っ た 光 束 を 利 用 し て 行 う こ と が 一 般 的 で あ る 。 フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ 加 工 の 高 い 生 産 性 は 、 上 記 均 一 性 を 最 大 限 に 生 か し た 一 括 処 理 に よ っ て 得 ら れ る 。 【 0 0 0 3 】

基 板 上 に 立 体 的 な 構 造 物 を 構 築 し デ バ イ ス を 製 作 す る M E M S 技 術 の 発 展 も あ り 、 生 産 性 の 高 い フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ 技 術 を 、 平 面 だ け で な く 深 い 凹 凸 が 存 在 す る 立 体 サ ン プ ル に 拡 張 す る 試 み が 近 年 行 わ れ て い る 。

立 体 的 構 造 を 持 つ デ バ イ ス で は 、 立 体 構 造 を 越 え る 配 線 等 も 必 要 と な る 。 マ イ ク ロ T A S ( T o t a l An a l y s i s S y s t e ms ) 分 野 で は ト レ ン チ 構 造 に 液 体 を 流 す 構 成 で 、 多 く の 分 析 デ バ イ ス が 組 み 合 わ さ れ る 。 デ バ イ ス 内 で 、 電 気 的 変 調 や 検 出 を 行 い た い ニ ー ズ が あ る 。 ト レ ン チ の 中 に 電 極 構 造 を 製 作 し 、 配 線 電 極 を 従 来 の L S I の よ う に ウ ェ ハ 上 面 か ら 取 り 出 す に は 、 底 面 や 壁 面 と 基 板 上 面 を つ な げ る こ と が で き れ ば 有 用 で あ る 。

【 0 0 0 4 】

立 体 サ ン プ ル 中 の 斜 面 や 垂 直 壁 面 に も 一 括 し て パ タ ー ニ ン グ す る た め に 、 基 板 面 の 法 線 方 向 に 対 し て 斜 め 方 向 か ら 露 光 す る こ と が 試 行 さ れ て い た 。 単 に 影 に な る 領 域 が で き な い よ う 紫 外 光 を 照 射 す れ ば 目 的 に 合 致 し た 結 果 が 得 ら れ る 訳 で は な い 。

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50 、

高 品 位 な パ タ ー ン 転 写 を 、 立 体 サ ン プ ル に 対 し て 得 難 い 原 因 と な っ て い た 。 【 0 0 0 5 】

強 度 を 減 衰 さ せ た 紫 外 光 を 利 用 す る 露 光 方 法 と い う 点 で は 、 位 相 シ フ ト マ ス ク の 一 種 で あ り 産 業 応 用 さ れ て い る ハ ー フ ト ー ン マ ス ク が あ る 。 光 干 渉 を 利 用 し た 高 解 像 パ タ ー ン を 得 る 際 に 、 意 図 し な い 部 分 に 光 干 渉 の 影 響 が 生 じ る こ と を 避 け つ つ 、 レ ジ ス ト が 光 に 反 応 す る 閾 値 以 下 に 光 強 度 を 下 げ る 効 果 が あ る 。

ま た 、 白 黒 の み な ら ず 灰 色 の 中 間 的 な 透 過 率 を も つ グ レ ー ス ケ ー ル マ ス ク は 、 露 光 エ ネ ル ギ の 空 間 分 布 を 作 り 、 厚 膜 レ ジ ス ト に 立 体 的 な パ タ ー ン を 形 成 す る も の で あ る 。 い ず れ も 、

固 体 で あ る マ ス ク に 減 衰 率 が 異 な る 領 域 を 用 意 す る 。 ま た 、 マ ス ク と 立 体 サ ン プ ル 間 の 空 間 で 減 衰 さ せ る も の で は な い 。

【 0 0 0 6 】

【 特 許 文 献 1 】 特 願 平 1 0 − 1 8 8 5 8 、 「 実 装 基 板 お よ び そ の 製 造 方 法 」 【 特 許 文 献 2 】 特 願 2 0 0 6 − 2 7 3 3 2 6 、 「 露 光 方 法 及 び 露 光 装 置 」

【 非 特 許 文 献 1 】 T AK AF UMI HOS ONO, S HI NY A K UMAGAI ,MI NOR U S AS AK I , " L i q u i d imme r s i o n a n g l e d e x p o s u r e t e c h n i q u e f o r 3 Dp h o t o lit h o g r a p h y " , P r o c e e d in g s o f F ir s t I n t e r n a t i o n a l S y mp o s i u mo n Ad v a n c e d P la s ma S c ie n c e a n d it s Ap p l ic a t io n s ( I S P la s ma 2 0 0 9 ) ( 2 0 0 9 .3 .9 名 古 屋 ) P o s t e r , Mo - 2 0 , p .1 4 2 .

【 非 特 許 文 献 2 】 久 保 裕 慎 、 熊 谷 慎 也 、 佐 々 木 実 「 3 次 元 フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ に お け る 光 減 衰 を 伴 う 液 体 を 用 い た 液 浸 斜 め 露 光 」 日 本 機 械 学 会 東 海 学 生 会 第 4 1 回 学 生 員 卒 業 研 究 発 表 講 演 会 講 演 前 刷 集 p p .2 8 6 - 2 8 7 ( 開 催 日 平 成 2 2 年 3 月 8 日 、 発 行 日 平 成 2 2 年 3 月 1 日 )

【 0 0 0 7 】

特 許 文 献 1 は 、 サ ン プ ル 立 体 形 状 と 関 連 が あ る 形 で 、 局 所 的 に レ ジ ス ト 膜 厚 分 布 が 変 化 す る と い う 、 基 本 的 に 同 じ 問 題 へ の 対 処 を 示 す も の で あ る 。 パ タ ー ン 形 成 の 際 に レ ジ ス ト 残 渣 を 低 減 す る 手 法 を 、 サ ン プ ル 上 の ダ ミ ー パ タ ー ン を 用 意 す る こ と で 解 決 を 図 っ て い る 。 ス プ レ ー 方 式 が 静 電 塗 布 で あ る 点 も 異 な っ て い る が 、 サ ン プ ル 側 に ダ ミ ー パ タ ー ン 分 の 素 子 面 積 が 許 さ れ る 場 合 で の み 有 効 で あ る 。

特 許 文 献 2 は 、 立 体 サ ン プ ル の 壁 な ど に パ タ ー ン 転 写 す る た め に 斜 め 露 光 を 行 う 際 に 、 紫 外 光 の エ ネ ル ギ 伝 達 率 の 違 い に 注 目 し た も の で あ る 。 一 般 的 な サ ン プ ル 形 状 を 想 定 し 、 光 エ ネ ル ギ が レ ジ ス ト 膜 に 比 較 的 伝 達 し 易 い 角 度 を 明 示 し た も の で 、 入 射 光 が サ ン プ ル 基 板 面 の 法 線 方 向 に 対 し て 、 1 0 ° 以 上 、 6 0 ° 以 下 の 範 囲 で 傾 斜 さ せ る こ と と 、 サ ン プ ル 内 の 場 所 に 応 じ て 露 光 量 と 偏 光 方 向 を 変 え る 露 光 方 法 及 び 露 光 装 置 を 示 し た も の で あ る 。 非 特 許 文 献 1 は 、 発 明 者 ら が 国 際 会 議 I S P la s ma 2 0 0 9 に て 発 表 し た も の で 、 目 的 は 本 発 明 と 同 一 で あ る 。 純 水 を マ ス ク と サ ン プ ル の 間 に 入 れ て 露 光 す る 方 法 を 示 し た 。 純 水 は 、 空 気 と レ ジ ス ト の 屈 折 率 の ほ ぼ 中 間 の 値 を も つ た め 、 全 て の 入 射 角 に 対 し て 反 射 率 を 、 空 気 と の 界 面 と 比 べ て 減 ら す こ と が で き る 。 加 え て 、 光 を p 偏 光 に 制 御 す る と 、 反 射 の 少 な い 条 件 を 選 ぶ こ と が で き 、 反 射 光 に よ る パ タ ー ン 劣 化 を 抑 制 で き る こ と を 見 出 し た 内 容 で あ る 。 た だ し 、 プ ロ セ ス マ ー ジ ン が 狭 く 、 ア ス ペ ク ト 比 が 高 く な る と 、 そ の 効 果 は 応 用 に は 不 十 分 と 判 断 さ れ た 。 後 述 す る 図 4 ( b ) や 図 5 ( a ) に 対 応 す る 。

非 特 許 文 献 2 は 、 発 明 者 ら が 日 本 機 械 学 会 の 催 し に て 発 表 し た も の で 、 本 発 明 の 内 容 と 同 じ で あ る 。

【 発 明 の 開 示 】

【 発 明 が 解 決 し よ う と す る 課 題 】 【 0 0 0 8 】

平 面 サ ン プ ル を 前 提 と す る フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ 加 工 技 術 を 、 立 体 サ ン プ ル に 拡 張 す る 際 に 、

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50 レ ジ ス ト 膜 厚 の 不 均 一 と 界 面 反 射 の 問 題 に 対 処 で き な い 。

露 光 エ ネ ル ギ 密 度 が 立 体 上 に 用 意 さ れ る レ ジ ス ト に 対 し て 適 切 な 値 か ら 外 れ 、 場 所 に よ る オ ー バ ー ド ー ズ や ア ン ダ ー ド ー ズ か ら な る 露 光 ム ラ や 、 反 射 光 に よ る 異 常 パ タ ー ン が 生 じ る 課 題 が あ っ た 。 パ タ ー ン の 微 細 化 に 伴 い 露 光 条 件 は 厳 し く な り 、 微 細 パ タ ー ン を 形 成 で き な い ボ ト ル ネ ッ ク と な っ て い る 。

  例 え ば ス プ レ ー 成 膜 に よ っ て 、 レ ジ ス ト 薄 膜 を 立 体 サ ン プ ル 上 に 用 意 す る と 、 均 一 な 膜 厚 を 用 意 す る こ と が 難 し い 。 立 体 形 状 と 相 関 を 示 し な が ら 膜 厚 分 布 が 変 化 す る 。 特 に 問 題 と な る の は 、 立 体 サ ン プ ル 中 の 奥 ま っ た 領 域 の 下 部 に 、 十 分 な 膜 厚 の レ ジ ス ト を 供 給 す る こ と が 難 し い こ と で あ る 。 ア ス ペ ク ト 比 の 高 い 立 体 で は 、 凹 部 の レ ジ ス ト 膜 厚 が よ り 薄 く な る 。 凸 部 は 厚 く な る 。 一 括 露 光 を 行 う こ と は 難 し い と い う 課 題 が あ る 。

【 課 題 を 解 決 す る た め の 手 段 】 【 0 0 0 9 】

本 発 明 は 、 立 体 サ ン プ ル 中 の 奥 ま っ た 領 域 に 堆 積 し た レ ジ ス ト の 膜 厚 が 薄 く 、 少 な い ド ー ズ 量 で 適 正 露 光 量 に 到 達 す る こ と に 着 目 し 、 液 浸 露 光 の 液 体 に 、 光 減 衰 の 機 能 を 加 え る よ う に し て 、 レ ジ ス ト 膜 厚 よ り も 深 い 凹 凸 を 持 つ 立 体 サ ン プ ル に フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ 加 工 を 行 う 際 に 、 塗 布 し た レ ジ ス ト に パ タ ー ニ ン グ を 行 う 露 光 工 程 に お い て 、 光 減 衰 を 伴 う 液 体 中 を 光 が 伝 搬 し て 露 光 す る こ と を 特 徴 と す る 、 露 光 方 法 と 露 光 装 置 を 実 現 し た も の で あ る 。

本 発 明 で は 、 光 減 衰 率 は 任 意 に 調 節 が 可 能 で 、 立 体 サ ン プ ル 上 の レ ジ ス ト 膜 に 到 達 す る 光 強 度 を 、 立 体 の 上 部 に も 底 部 に も 適 正 な 値 に で き る 。 従 っ て 、 均 一 な 光 強 度 分 布 を 持 つ 光 束 を 照 射 す る 従 来 か ら の 一 括 露 光 で あ り な が ら 、 立 体 サ ン プ ル 上 の レ ジ ス ト 膜 全 体 に と っ て 適 正 な 露 光 強 度 分 布 を 形 成 で き る 。 加 え て 、 斜 め 露 光 に よ っ て 壁 面 に パ タ ー ニ ン グ を 施 す 場 合 を 考 え る と 、 反 射 光 も 液 体 中 を 伝 搬 中 に 強 度 が 減 衰 す る 。 反 射 光 に よ っ て は 、 パ タ ー ニ ン グ を 正 常 に 施 す 光 よ り も 伝 搬 距 離 が よ り 長 く な る 。 従 っ て 、 反 射 光 の 影 響 を 更 に 低 減 す る こ と が で き る 。

本 発 明 に よ れ ば 、 レ ジ ス ト 膜 厚 よ り も 深 い 凹 凸 を 持 つ 立 体 サ ン プ ル に フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ 加 工 を 行 う 際 に 、 レ ジ ス ト を 塗 布 し て パ タ ー ニ ン グ を 行 う 露 光 工 程 に お い て 、 光 減 衰 を 伴 う 液 体 中 を 光 が 伝 搬 し て 露 光 す る こ と を 特 徴 と す る 、 露 光 方 法 が 利 用 で き る 。

ま た 本 発 明 に よ れ ば 、 表 面 に 凹 凸 の あ る 立 体 サ ン プ ル に フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ 加 工 を 行 う 際 に 、 レ ジ ス ト を 塗 布 し て パ タ ー ニ ン グ を 行 う 露 光 工 程 に お い て 、 減 衰 率 を 調 節 し た 液 体 を 光 が 伝 搬 し て 露 光 す る こ と を 特 徴 と す る 、 露 光 方 法 が 利 用 で き る 。

ま た 本 発 明 に よ れ ば 、 レ ジ ス ト 膜 厚 よ り も 深 い 凹 凸 の あ る 立 体 サ ン プ ル に フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ 加 工 を 行 う 際 に 、 レ ジ ス ト を 塗 布 し て パ タ ー ニ ン グ を 行 う 露 光 工 程 に お い て 、 光 減 衰 の た め の 液 体 供 給 機 構 を 備 え た こ と を 特 徴 と す る 、 露 光 装 置 が 構 成 で き る 。

【 発 明 の 効 果 】 【 0 0 1 0 】

立 体 サ ン プ ル の 形 状 や ア ス ペ ク ト 比 は 、 応 用 に よ っ て 変 わ る た め 、 上 部 と 底 部 の 膜 厚 比 、 ま た は 最 適 露 光 量 の 比 は 様 々 と な る 。 こ の よ う な 任 意 性 が あ っ て も 、 光 を 吸 収 す る 材 料 の 濃 度 を 調 節 す る こ と で 、 減 衰 率 α を 立 体 サ ン プ ル お よ び レ ジ ス ト 膜 厚 分 布 に 応 じ て 自 在 に 調 節 で き る 。 ま た 反 射 光 の 強 度 も 小 さ く な る 。 上 記 効 果 を 利 用 す る こ と に よ り 、 露 光 工 程 に お い て 適 切 な パ タ ー ン を 得 る こ と が で き る 露 光 範 囲 を 広 く で き 、 プ ロ セ ス の 安 定 化 が 可 能 で あ る 。 扱 う こ と の で き る 立 体 形 状 の 高 ア ス ペ ク ト 比 化 な ど 、 広 範 な サ ン プ ル 形 状 を 扱 う こ と が で き る こ と と な る 。 レ ジ ス ト 膜 厚 よ り も 深 い 凹 凸 を 持 つ 立 体 サ ン プ ル へ の フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ 加 工 技 術 の 基 盤 と な る 。

【 発 明 を 実 施 す る た め の 最 良 の 形 態 】 【 0 0 1 1 】

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50 図 1 は 本 発 明 の 実 施 に よ る 、 現 象 を 説 明 し た 模 式 図 で あ る 。 図 1 ( a ) は 、 光 減 衰 を 伴 わ

な い 媒 体 ( 具 体 的 に は 空 気 や 純 水 ) を 介 し て 、 ト レ ン チ 上 部 、 壁 面 、 底 部 を 斜 め 露 光 す る 様 子 を 示 し た 模 式 図 で あ る 。 1 は 立 体 サ ン プ ル で あ る 。 3 は 光 減 衰 を 伴 わ な い 媒 体 で あ る 。

4 は 1 の 上 に 用 意 さ れ た フ ォ ト レ ジ ス ト 膜 で あ り 、 凹 凸 の 上 部 で は 厚 く 、 底 部 で は 薄 い 膜 厚 分 布 を 模 式 的 に 示 し て い る 。 5 は パ タ ー ニ ン グ の た め の 紫 外 線 で あ り 、 7 の 波 線 の 大 き さ に よ っ て 、 5 の 強 度 を 模 式 的 に 表 し て い る 。 光 の 強 度 に 変 化 は 無 く 、 凹 凸 の 上 部 ・ 底 部 と も に ほ ぼ 同 じ と な る 。 従 っ て 、 上 部 で 適 正 露 光 量 に 合 わ せ る と 、 底 部 で は オ ー バ ー ド ー ズ と な り 易 い 。 6 は 反 射 光 で あ る が 、 そ の 強 度 も 比 較 的 大 き な も の と な る 。 図 1 ( b ) は 、

光 減 衰 を 伴 う 液 体 を 介 し て 、 ト レ ン チ 上 部 、 壁 面 、 底 部 を 斜 め 露 光 す る 様 子 を 示 し た 模 式 図 で あ る 。 パ タ ー ニ ン グ の た め の 紫 外 線 5 は 、 2 の 光 減 衰 を 伴 う 液 体 を 伝 搬 す る 間 に 、 7 の 大 き さ で 示 す よ う に 、 強 度 を 減 衰 さ せ る 。 立 体 サ ン プ ル 1 の 上 部 で は 強 度 が 大 き く 、 底 部 で は 強 度 が 小 さ く で き る 。 底 面 や 壁 面 で 発 生 し た 反 射 光 6 の 強 度 も 小 さ く で き る 。 底 面 で 反 射 し た 光 が 壁 面 に 入 射 す る 場 合 に は 、 伝 搬 距 離 が よ り 長 く な る た め 、 影 響 を よ り 少 な く で き る 。

  図 2 は 本 発 明 の 実 施 の 形 態 に よ る 、 光 減 衰 を 伴 う 液 体 を マ ス ク と サ ン プ ル 間 に 導 入 し 、 マ ス ク と サ ン プ ル の 位 置 合 わ せ 、 お よ び 斜 め 露 光 を 可 能 と し た 、 露 光 装 置 の 模 式 図 で あ る 。

1 1 は マ ス ク で あ る 。 平 面 リ ソ グ ラ フ ィ 用 に 製 作 さ れ る 、 ガ ラ ス 基 板 上 に 形 成 さ れ た エ マ ル ジ ョ ン や ク ロ ム 膜 を 利 用 す る こ と が 可 能 で あ る 。

露 光 装 置 は マ ス ク を サ ン プ ル に 近 接 さ せ る ア ラ イ ナ に 限 ら ず 、 投 影 方 式 の も の も あ り え る 。

光 を 斜 め 方 向 か ら 照 射 す る 方 法 も 、 光 源 側 を 斜 め に す る 方 法 、 サ ン プ ル 側 を 斜 め に す る 方 法 、 ミ ラ ー や プ リ ズ ム 等 で 光 束 を 曲 げ る 方 法 、 な ど 自 由 度 が あ る 。 1 2 は 露 光 用 光 源 で あ る 。 1 3 は 偏 光 制 御 を 行 う 場 合 に 挿 入 す る 偏 光 子 で あ る 。 マ ス ク と サ ン プ ル の 位 置 あ わ せ は 平 面 リ ソ グ ラ フ ィ 用 の ア ラ イ ナ を 利 用 し て 行 っ た 後 、 機 械 的 に 互 い を 固 定 し て か ら 、 斜 め 露 光 用 の 光 学 系 に セ ッ ト す る こ と が 可 能 で あ る 。 サ ン プ ル 近 傍 の 様 子 を 拡 大 し て 、 挿 入 図 に よ り 示 し て い る 。

【 0 0 1 2 】

1 は 立 体 サ ン プ ル で あ る 。 4 は レ ジ ス ト 膜 で あ る 。 5 は 露 光 の た め の 紫 外 線 で あ る 。 2 ま た は 3 は 紫 外 線 が 伝 搬 す る 媒 体 で あ る 。 光 減 衰 を 伴 わ な い 媒 体 で も 、 伴 う 媒 体 で も 良 い 。 液 体 を 立 体 サ ン プ ル 内 部 に ま で 気 泡 無 く 導 入 す る に は 、 表 面 張 力 の 小 さ な 液 で 気 泡 を 無 く し て お い て か ら 液 の 置 換 を 行 っ た り 、 真 空 脱 泡 を 行 っ た り す る こ と で 可 能 で あ る 。 例 え ば 、 垂 直 壁 を も つ ア ス ペ ク ト 比 ∼ 1 、 深 さ 1 0 0 μ m の ト レ ン チ 上 部 と 底 部 で は レ ジ ス ト 膜 厚 が 異 な る の で 、 ポ ジ レ ジ ス ト 膜 に パ タ ー ン を 抜 く に は 垂 直 露 光 相 当 の パ ワ ー 密 度 で 、 上 部 で は 2 1 2 m J / c m

、 底 部 中 央 部 で は 6 3 m J / c m

の 露 光 量 が 適 量 と な る 。

大 気 中 か ら 4 5 ° の 斜 め 露 光 を 行 う と 、 純 水 と 同 じ 程 度 の 屈 折 を 仮 定 し て 、 約 1 1 8 μ m の 伝 搬 距 離 が 底 部 に 到 達 す る ま で に 発 生 す る 。 こ の 間 に 3 0 % 程 度 に ま で 光 減 衰 を 行 う 必 要 が あ る こ と と な る 。

【 0 0 1 3 】

図 3 ( a ) は 、 光 減 衰 を 伴 う 液 体 に 、 万 年 筆 の 水 性 黒 イ ン ク を 利 用 し た 際 の 、 透 過 光 強 度 と 伝 搬 距 離 の 関 係 で あ り 、 減 衰 の 様 子 を 示 す 。 減 衰 が ほ と ん ど 無 い 純 水 に よ っ て 希 釈 し た 溶 液 を 3 種 類 用 意 し た 。 光 減 衰 率 を 求 め る た め に 、 溶 液 の 伝 搬 距 離 の 増 加 に 伴 う 光 強 度 の 減 少 を 再 現 性 良 く 観 察 す る こ と が 可 能 で あ る 。 体 積 比 で 0 . 1 、 0 . 5 、 お よ び 1 % に 希 釈 し た 溶 液 で の 光 減 衰 の デ ー タ を 示 し て い る 。

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10 20 30 40 50 。

こ れ ら の デ ー タ か ら 、 黒 イ ン ク 原 液 の 光 減 衰 率 と 、 求 め る べ き 光 減 衰 率 を 持 つ 溶 液 の 体 積 濃 度 を 求 め る こ と が で き る 。

図 3 ( b ) は 光 減 衰 率 1 0 . 2 / m m を 得 よ う と 、 体 積 濃 度 1 2 . 5 % で 用 意 し た 溶 液 の 光 減 衰 の 効 果 を 調 べ た も の で あ る 。 4 種 類 の 溶 液 の 実 験 値 で あ る が 、 平 均 で 光 減 衰 率 9 . 8 9 / m m を 得 て い る 。 底 面 に は 3 1 % の パ ワ ー が 到 達 す る こ と と な り 、 目 標 値 3 0 % に 近 い 値 が 再 現 性 良 く 得 ら れ て い る 。

【 0 0 1 4 】

図 4 は 本 発 明 の 効 果 を 検 証 し た 結 果 で あ る 。

斜 め 露 光 と 現 像 を 施 し て 得 ら れ た 、 立 体 サ ン プ ル 上 の レ ジ ス ト パ タ ー ン の 電 子 顕 微 鏡 写 真 で あ る 。 ト レ ン チ 深 さ は 1 0 0 μ m 、 ア ス ペ ク ト 比 は 0 . 7 4 で あ る 。 転 写 パ タ ー ン は 、 ト レ ン チ 長 手 方 向 に 対 し て 4 5 ° 傾 い た 幅 7 0 μ m の ラ イ ン − ア ン ド − ス ペ ー ス で あ る 。 目 標 と し た パ タ ー ニ ン グ 結 果 の 模 式 図 を 図 4 ( d ) に 示 す 。 □ で 囲 っ た 範 囲 が 、 観 察 範 囲 に 対 応 す る 。

垂 直 壁 を 持 つ ト レ ン チ を 斜 め 方 向 か ら 観 察 し た 。 紫 外 光 は 垂 直 入 射 相 当 で 3 0 0 m J / c m

の エ ネ ル ギ 密 度 で 照 射 し た 。

図 4 ( a ) は 図 1 ( a ) の 系 に 対 応 し 、 空 気 を 介 し て 斜 め 露 光 に よ る パ タ ー ニ ン グ を 行 っ た 結 果 で あ る 。 反 射 光 の 影 響 が 大 き く 、 底 面 と 壁 面 の 両 方 で 、 本 来 つ な が っ て い る べ き ラ イ ン 状 パ タ ー ン が 寸 断 さ れ て い る 。

図 4 ( b ) は 純 水 を 利 用 し た 液 浸 斜 め 露 光 に 、 偏 光 方 向 制 御 を 加 え る こ と で 反 射 光 の 影 響 を 少 な く し た と き の 結 果 で あ る 。 ト レ ン チ 底 部 で は 、 パ タ ー ン 劣 化 は 抑 制 さ れ て い る 。 壁 面 で は 、 パ タ ー ン 劣 化 が 生 じ て い る 。 転 写 し た い 斜 め の 向 き と は 逆 方 向 に 斜 め の パ タ ー ン が 壁 に 現 れ て い る 。 こ の 影 響 は 、 本 来 つ な が っ て い る べ き レ ジ ス ト が 途 切 れ る く ら い に ま で 、 パ タ ー ニ ン グ 結 果 を 劣 化 さ せ て い る 。 こ れ を 立 体 配 線 等 に 利 用 す る こ と は 不 適 で あ る 。

図 4 ( c ) は 図 1 ( b ) の 系 に 対 応 し 、 光 減 衰 を 伴 う 液 体 を 利 用 し た 、 液 浸 斜 め 露 光 の 結 果 で あ る 。 底 面 部 の パ タ ー ン 劣 化 が 少 な い の は 図 4 ( b ) と 同 じ で あ る 。 加 え て 、 壁 面 部 の レ ジ ス ト パ タ ー ン が 、 形 状 劣 化 を 伴 う こ と な く 、 真 直 ぐ に 製 作 で き て い る 。 こ の 結 果 は 、

偏 光 制 御 を 行 う こ と な く 得 ら れ た 。

光 減 衰 率 を 適 切 に 施 せ ば 、 露 光 装 置 側 の 光 学 部 品 を 減 ら し て 、 シ ン プ ル な 装 置 で 適 切 な パ タ ー ニ ン グ 結 果 を 得 る こ と が 可 能 で あ る 。

【 0 0 1 5 】

図 5 は 、 本 発 明 の 実 施 の 形 態 に よ る 、 英 数 字 パ タ ー ン に よ る デ モ ン ス ト レ ー シ ョ ン で 、 斜 め 露 光 と 現 像 を 施 し て 得 ら れ た 立 体 サ ン プ ル 上 の レ ジ ス ト パ タ ー ン の 電 子 顕 微 鏡 写 真 で あ る 。 ト レ ン チ 深 さ は 1 0 0 μ m 、 ア ス ペ ク ト 比 は 0 . 7 4 で あ る 。

図 5 ( a ) は 、 比 較 の た め 純 水 と 偏 光 方 向 制 御 を 利 用 し た パ タ ー ニ ン グ 結 果 で あ る 。 図 5 ( b ) は 光 減 衰 を 伴 う 液 体 を 利 用 し た 斜 め 露 光 に よ る パ タ ー ニ ン グ 結 果 で あ る 。 「 A 」

の 字 を 構 成 す る 太 い 線 幅 は マ ス ク 上 で 3 0 μ m で あ る 。

ト レ ン チ 上 面 、 壁 面 、 底 面 に パ タ ー ン 転 写 さ れ て い る 。 「 A 」 の 字 の 真 ん 中 の 「 − 」 の 左 側

は 、 マ ス ク 上 で つ な が っ て い な い 。 分 離 幅 は 5 μ m で あ る 。 こ の 様 子 は 、 ト レ ン チ 上 部 で あ れ ば 、 図 5 ( a ) 、 ( b ) い ず れ で も 正 確 に 転 写 さ れ て い る 。 し か し 、 図 5 ( a ) の ト レ

ン チ 底 部 で は 分 離 線 が 無 く な っ て お り 、 幅 3 0 μ m の 線 と つ な が っ て い る こ と が 分 か る 。 純 水 を 利 用 し た 偏 光 方 向 制 御 で は 、 オ ー バ ー ド ー ズ が 著 し く 、 パ タ ー ン 幅 が マ ス ク の 値 よ り も 太 く な っ て い る 。 対 し て 、 図 5 ( b ) の ト レ ン チ 底 部 で は 分 離 線 が ほ ぼ 忠 実 に 転 写 さ れ て い る 。

(7)

10

20

30

40

50 比 較 の た め に 、 図 1 ( a ) に 光 減 衰 の 効 果 が 無 い 場 合 の 斜 め 露 光 の 模 式 図 を 示 す 。 1 は 立

体 サ ン プ ル で あ る 。 立 体 形 状 は 任 意 で あ る が 、 例 と し て 、 垂 直 壁 を も つ ア ス ペ ク ト 比 ∼ 1 、

深 さ 1 0 0 μ m の ト レ ン チ を 考 え る 。 ト レ ン チ に 成 膜 し た レ ジ ス ト 膜 の 膜 厚 分 布 も 模 式 的 に 示 す 。 詳 細 は 、 ス プ レ ー 成 膜 の 条 件 に よ っ て も 変 化 す る が 、 レ ジ ス ト 膜 厚 は 上 部 で 6 . 0 1 μ m 、 底 の 中 央 部 で 2 . 3 8 μ m 、 底 の コ ー ナ 部 で 2 . 1 7 μ m と な る 。 立 体 底 部 に 堆 積 す る レ ジ ス ト 膜 厚 は 、 上 部 に 堆 積 す る レ ジ ス ト 膜 厚 に 比 べ て 薄 く な る 。 3 は 空 気 や 純 水 の よ う に 、 光 減 衰 を 伴 わ な い 媒 体 で あ る 。 5 は パ タ ー ニ ン グ の た め の 紫 外 線 で あ る 。 7 の 波 線 の 大 き さ に よ っ て 、 5 の 強 度 を 模 式 的 に 表 す 。 ト レ ン チ 上 部 に 到 達 す る 光 強 度 と 、 ト レ ン チ 内 部 に 到 達 す る 光 強 度 は 同 じ で あ る 。 ト レ ン チ 上 部 の レ ジ ス ト を パ タ ー ン 転 写 す る た め の 必 要 最 小 限 の 露 光 量 で あ っ て も 、 ト レ ン チ 底 部 に と っ て は オ ー バ ー ド ー ズ と な る 。

6 は 反 射 光 で あ る 。 レ ジ ス ト に と っ て は 、 オ ー バ ー ド ー ズ の 上 に 、 反 射 光 に よ る パ タ ー ン が 重 な り 、 パ タ ー ン 異 常 を 引 き 起 こ す 。

【 0 0 1 7 】

図 1 ( b ) に 光 減 衰 を 伴 う 液 体 を 利 用 し た 液 浸 斜 め 露 光 の 模 式 図 を 示 す 。 5 は パ タ ー ニ ン グ の た め の 紫 外 線 で あ る 。 7 の 波 線 の 大 き さ に よ っ て 、 5 の 強 度 を 模 式 的 に 表 す 。 例 え ば 、

マ ス ク を 立 体 サ ン プ ル 近 傍 に 配 置 す る 近 接 露 光 で 行 う 場 合 、 マ ス ク と 立 体 サ ン プ ル 間 の ギ ャ ッ プ に は 、 光 減 衰 を 伴 う 液 体 で 充 填 で き る 。 パ タ ー ニ ン グ の た め に 照 射 さ れ た 紫 外 線 は 、

立 体 サ ン プ ル の 底 部 に 到 達 す る ま で に 、 ト レ ン チ 内 部 に 充 填 さ れ た 液 体 を 伝 搬 す る 。 2 の 光 減 衰 を 伴 う 液 体 を 伝 搬 す る 間 に 、 強 度 は 減 衰 す る 。 こ の 様 子 を 7 の 波 線 の 大 き さ が 小 さ く な る こ と で 表 し て い る 。 光 強 度 は L a mb e r t - Be e r の 式 I = I

0 e - α L

に し た が っ て 減 衰 す る 。 1

0 は 伝 搬 距 離 0 で の 光 強 度 、 I は 減 衰 し た 光 強 度 、 L は 伝 搬 距 離 、 α は 減 衰 率 で

る 。 こ れ に よ り 、 光 強 度 の 変 化 を 安 定 に 予 測 で き る 。 立 体 サ ン プ ル 上 部 の パ タ ー ニ ン グ に 、

あ る 露 光 量 ( I 0 に 相 当 ) が 必 要 で あ り 、 底 部 で は 別 の 露 光 量 ( I に 相 当 ) と し た い 場 合 に は 、 あ る 減 衰 係 数 を 設 定 す る こ と で 、 両 者 を 満 足 で き る 。

【 0 0 1 8 】

立 体 サ ン プ ル の 形 状 や ア ス ペ ク ト 比 は 、 応 用 に よ っ て 変 わ る た め 、 上 部 と 底 部 の 膜 厚 比 、 ま た は 最 適 露 光 量 の 比 は 様 々 と な る 。 こ の よ う な 任 意 性 が あ っ て も 、 光 を 吸 収 す る 材 料 の 濃 度 を 調 節 す る こ と で 、 減 衰 率 α を 立 体 サ ン プ ル お よ び レ ジ ス ト 膜 厚 分 布 に 応 じ て 自 在 に 調 節 で き る 。 ま た 反 射 光 6 の 強 度 も 小 さ く な る 。 上 記 効 果 を 利 用 す る こ と に よ り 、 露 光 工 程 に お い て 適 切 な パ タ ー ン を 得 る こ と が で き る 露 光 範 囲 を 広 く で き 、 プ ロ セ ス の 安 定 化 が 可 能 で あ る 。 扱 う こ と の で き る 立 体 形 状 の 高 ア ス ペ ク ト 比 化 な ど 、 広 範 な サ ン プ ル 形 状 を 扱 う こ と が で き る こ と と な る 。 レ ジ ス ト 膜 厚 よ り も 深 い 凹 凸 を 持 つ 立 体 サ ン プ ル へ の フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ 加 工 技 術 の 基 盤 と な る 。

【 産 業 上 の 利 用 可 能 性 】 【 0 0 1 9 】

  立 体 サ ン プ ル に フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ を 適 用 し 、 配 線 な ど 微 細 な パ タ ー ン を 形 成 し て 製 作 し て い る デ バ イ ス が 、 わ ず か な が ら あ る 。 垂 直 壁 や 、 ア ス ペ ク ト 比 が 高 い も の な ど 、 よ り 多 く の 立 体 サ ン プ ル に も フ ォ ト リ ソ グ ラ フ ィ 加 工 が 可 能 と な れ ば 、 応 用 が 広 が る 。 平 面 リ ソ グ ラ フ ィ で 製 作 さ れ る 工 程 と 接 続 し て 利 用 す る こ と も 可 能 で 、 集 積 度 向 上 に も つ な が る 。

(8)

10

20

30 創 出 に つ な が る と い っ た 相 乗 効 果 が 期 待 で き る 。

【 図 面 の 簡 単 な 説 明 】 【 0 0 2 0 】

【 図 1 】 ( a ) は 、 光 減 衰 を 伴 わ な い 媒 体 ( 具 体 的 に は 空 気 や 純 水 ) を 介 し て 、 ト レ ン チ 上 部 、 壁 面 、 底 部 を 斜 め 露 光 す る 様 子 を 示 し た 模 式 図 で あ る 。 ( b ) は 、 光 減 衰 を 伴 う 液 体 を 介 し て 、 ト レ ン チ 上 部 、 壁 面 、 底 部 を 斜 め 露 光 す る 様 子 を 示 し た 模 式 図 で あ る 。 【 図 2 】 光 減 衰 を 伴 う 液 体 を マ ス ク と サ ン プ ル 間 に 導 入 し 、 マ ス ク と サ ン プ ル の 位 置 合 わ せ 、 お よ び 斜 め 露 光 を 可 能 と し た 、 露 光 装 置 の 模 式 図 で あ る 。

【 図 3 】 ( a ) は 、 光 減 衰 を 伴 う 液 体 の 、 あ る 伝 搬 距 離 だ け 紫 外 光 が 通 っ た 際 の 強 度 減 少 の 関 係 を 示 し た デ ー タ で あ る 。 傾 き に よ っ て 減 衰 率 α が 分 か る 。 万 年 筆 用 水 性 黒 イ ン ク を 原 液 と し 、 純 水 に よ る 希 釈 の 割 合 を 変 化 さ せ た 3 種 類 の 液 体 の デ ー タ を 示 す 。 ( b ) は 、 減 衰 率 α = 1 0 . 2 / m m を 目 標 と し て 体 積 濃 度 1 2 . 5 % に 希 釈 し た 溶 液 の 、 実 際 の 減 衰 の 様 子 を 示 し て い る 。

【 図 4 】 斜 め 露 光 と 現 像 を 施 し て 得 ら れ た 、 立 体 サ ン プ ル 上 の レ ジ ス ト パ タ ー ン の 電 子 顕 微 鏡 写 真 で あ る 。 ( a ) は 、 液 体 を 使 わ ず 、 空 気 を 介 し た 斜 め 露 光 に よ る パ タ ー ニ ン グ 結 果 。 ( b ) 純 水 を 利 用 し た 液 浸 露 光 に お い て 壁 面 に 対 し て p 偏 光 制 御 を 加 え た パ タ ー ニ ン グ 結 果 。 ( c ) 光 減 衰 を 伴 う 液 体 を 介 し て 、 偏 光 制 御 は 加 え ず 行 っ た パ タ ー ニ ン グ 結 果 。 ( d ) 目 標 と し た パ タ ー ニ ン グ の 模 式 図 。 □ で 囲 っ た 範 囲 が 、 写 真 観 察 範 囲 に 対 応 す る 。 【 図 5 】 斜 め 露 光 と 現 像 を 施 し て 得 ら れ た 立 体 サ ン プ ル 上 の レ ジ ス ト パ タ ー ン の 電 子 顕 微 鏡 写 真 で あ る 。 ( a ) は 、 純 水 を 利 用 し た 液 浸 露 光 に お い て 、 壁 面 に 対 し て p 偏 光 制 御 を 加 え た パ タ ー ニ ン グ 結 果 。 ( b ) は 、 光 減 衰 を 伴 う 液 体 を 介 し て 、 偏 光 制 御 は 加 え ず に 行 っ た パ タ ー ニ ン グ 結 果 で あ る 。

【 符 号 の 説 明 】 【 0 0 2 1 】

1 ・ ・ ・ 立 体 サ ン プ ル 2 ・ ・ ・ 光 減 衰 を 伴 う 液 体

3 ・ ・ ・ 光 減 衰 を 伴 わ な い 媒 体 ( 例 え ば 、 空 気 や 純 水 ) 4 ・ ・ ・ 1 の 上 に 用 意 さ れ た フ ォ ト レ ジ ス ト 膜

5 ・ ・ ・ パ タ ー ニ ン グ の た め の 紫 外 線 6 ・ ・ ・ 反 射 光

7 ・ ・ ・ 5 の 強 度 を 模 式 的 に 表 す 波 1 1 ・ ・ ・ マ ス ク

(9)

【 図 1 】 【 図 2 】

(10)
(11)

フロントページの続き

Fターム( 参考) 3C081 AA17 BA04 BA05 CA23

参照

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