• 検索結果がありません。

平成16年度長野市公営企業会計: 決算審査・基金の運用状況審査 長野市ホームページ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "平成16年度長野市公営企業会計: 決算審査・基金の運用状況審査 長野市ホームページ"

Copied!
93
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

平 成 1 6 年 度

長野市公営企業会計決算審査意見書

長 野 市 監 査 委 員

(2)

17 監査第 43 号 平成 17 年8月 26 日

長 野 市 長

鷲 澤 正 一 様

長野市監査委員

小 林 昭 人

高 波 謙 二

伊 藤 治 通

田 中 健

平成 16 年度長野市公営企業会計決算審査意見について

地方公営企業法第 30 条第2項の規定により審査に付された平成 16 年度長野市都市開発

事業会計、同水道事業会計、同下水道事業会計、同病院事業会計及び同戸隠観光施設事業

会計の決算並びにその附属書類を審査したので、次のとおり意見を提出します。

(3)

目 次

第1 審査の対象 . . . 1

第2 審査の期間 . . . 1

第3 審査の方法 . . . 1

第4 審査の結果 . . . 1

都市開発事業会計 . . . 3

1 事業の概況 . . . 3

2 予算の執行状況 . . . 4

3 経営成績 . . . 5

4 財政状態 . . . 5

5 むすび . . . 6

審査資料(比較損益計算書、比較貸借対照表、財務分析比率表) . . . 9

水道事業会計 . . . 17

1 事業の概況 . . . 17

2 予算の執行状況 . . . 17

3 経営成績 . . . 19

4 財政状態 . . . 22

5 むすび . . . 27

審査資料(比較損益計算書、比較貸借対照表、業務実績表、財務分析比率表) . . . . 29

下水道事業会計 . . . 39

1 事業の概況 . . . 39

2 予算の執行状況 . . . 40

3 経営成績 . . . 41

4 財政状態 . . . 44

5 むすび . . . 48

審査資料(比較損益計算書、比較貸借対照表、業務実績表、財務分析比率表) . . . . 51

(4)

病院事業会計 . . . 61

1 事業の概況 . . . 61

2 予算の執行状況 . . . 62

3 経営成績 . . . 63

4 財政状態 . . . 65

5 むすび . . . 67

審査資料(比較損益計算書、比較貸借対照表、業務実績表、財務分析比率表) . . . . 69

戸隠観光施設事業会計 . . . 79

1 事業の概況 . . . 79

2 予算の執行状況 . . . 80

3 経営成績 . . . 81

4 財政状態 . . . 82

5 むすび . . . 84

審査資料(比較損益計算書、比較貸借対照表) . . . 85

(注) 1 比率(%)は、原則として小数点以下第二位を四捨五入した。 2 構成比率(%)は、合計が 100 となるよう一部調整した。 3 ポイントとは百分率(%)間の単純差引数値である。

4 (税込み)とは、消費税及び地方消費税を含んだものである。 5 (税抜き)とは、消費税及び地方消費税を含まないものである。

6 都市開発事業は、基準期間の課税売上高が 1, 000 万円以下のため、消費税及び地方

消費税の免税事業者となり、その経理は消費税導入以前の経理処理(結果として税込

経理処理方法と同様)を行っている。

(5)

平成 16 年度長野市公営企業会計決算審査意見

第1 審査の対象

平成 16 年度長野市都市開発事業会計決算 同 水道事業会計決算 同 下水道事業会計決算 同 病院事業会計決算 同 戸隠観光施設事業会計決算

上記各決算に関する事業報告書及び附属明細書等

第2 審査の期間

平成 17 年6月1日から8月4日まで

第3 審査の方法

審査に当たっては、各事業会計の決算書類及びその附属書類が、地方公営企業法及びその他の関係法 令に準拠して作成されているか、事業の経営成績及び財政状態が適正に表示されているかを確認すると ともに、年度比較による事業の推移と計数分析などにより企業の経済性の発揮と公共の福祉の増進につ いて考察した。

また、関係職員の説明聴取並びに抽出による現場実査を実施した。

なお、水道事業会計の貯蔵品については、たな卸しに職員を立ち会わせた。

第4 審査の結果

各事業会計の決算書類及びその附属書類は、いずれも関係法令に準拠して作成され、その計数は正確 であり、経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認められた。

予算の執行状況は、その目的に沿っておおむね適正に執行されているものと認められた。

なお、各事業会計の事業の概況、予算の執行状況、経営成績及び財政状態は、以下各会計別に述べると おりであるが、「むすび」で記載した事項については、特に留意されたい。

(6)

都 市 開 発 事 業 会 計

(7)

都 市 開 発 事 業 会 計

1 事業の概況

当年度の事業実績は、用地の取得はなく、公共・住宅関係用地、商工業関係用地において 12, 100. 11 ㎡ を売却した。また、産業団地リース制度等で、綿内東山工業団地、綿内流通ターミナル用地において、貸 付特約付分譲制度で 3 件(7,346. 07 ㎡)、事業用定期借地制度で 3 件(10,966. 95 ㎡)の契約が成立した。

当年度売却した用地の内訳は、次表のとおりである。

種 別 面 積 (㎡) 売却金額 (円) 備 考 公共・住宅関係用地 7, 703. 69 684, 238, 049

長 野 駅 周 辺 第 二 土 地 区 画 整 理 事 業 用 地、旧物産館用地(楽茶れんが館)等 商工業関係用地 4, 396. 42 113, 073, 022

綿内東山工業団地、長野駅西口用 地

合 計 12, 100. 11 797, 311, 071 用地の売却及び取得の推移は、次表のとおりである。

区 分 16 年度 15 年度 14 年度 13 年度 12 年度

面積(㎡) 12, 100. 11 3, 070. 89 2, 475. 05 2, 080. 55 6, 017. 37 売 却

金額(円) 797, 311, 071 751, 478, 288 346, 472, 893 447, 577, 786 521, 685, 356

面積(㎡) 0 0 0 0 0

取 得

金額(円) 0 0 0 0 0

保有土地の推移は次のとおりである。

(注)1 完成土地:整備が終了し、売却可能な土地 2 未成土地:整備中の土地 3 貸付特約付土地:買取を前提とした使用貸 借契約の土地 4 事業用借地権設定土地:借地法に基づく短期の定期借地権を活用した賃貸借契約の土地

保有土地の内訳は、次のとおりである。綿内流通ターミナル、綿内東山工業団地及び大豆島東工業団 地が、面積で 91. 3%、金額で 100. 0%を占めている。

金額で見た保有土地の内訳(平成16年度末)

綿内東山 工業団地 18.9%

綿内流通 ーミナル

74.5% 大豆島東

工業団地 6.6%

面積で見た保有土地の内訳(平成16年度末)

大豆島東 工業団地 13.0%

長野駅西 口用地

0.1%

綿内流通 ーミナル 62.3% 長野大通

残地 0.0%

その他 8.6%

綿内東山 工業団地 16.0%

保有土地面積推移

46,818 32,303

40,670 42,440 43,010

50,170 53,229

53,951 55,462

15,713

8,367 16,204

0 40,000 80,000 120,000

16年度 15年度 14年度 13年度 12年度

完成 未成 貸付特約付 事業用借地権設定

(合計) (98,472) (96,391) (93,899) (90,840) (78,735)

※ 16年度完成土地には、 区分変更による未成土地からの振替分を含む。

(8)

2 予算の執行状況

(1) 収益的収入及び支出

当年度の予算の執行状況は、次表のとおりである。

収益的収入 (単位 円・%)

予 算 額 決 算 額 区分

科目 金 額

構成 比率

金 額

構成 比率

予算額に比べ 決算額の増減

決 算 額 の 予 算 額 に 対する比 都市開発事業収益 290, 000, 000 100. 0 829, 095, 548 100. 0 539, 095, 548 285. 9

営業収益 289, 975, 000 100. 0 825, 140, 773 99. 5 535, 165, 773 284. 6 営業外収益 25, 000 0. 0 5, 004 0. 0 △ 19, 996 20. 0 特別利益 0 0. 0 3, 949, 771 0. 5 3, 949, 771 -

収益的支出 (単位 円・%)

予 算 額 決 算 額 区分

科目 金 額

構成 比率

金 額

構成 比率

不用額

決 算 額 の 予 算 額 に 対する比 都市開発事業費用 290, 000, 000 100.0 815, 703, 012 100.0 △ 525, 703, 012 281. 3

営業費用 290, 000, 000 100. 0 815, 703, 012 100. 0 △ 525, 703, 012 281. 3 都市開発事業収益は、予算額に対して 539, 095, 548 円の増加となっているが、これは主に、営業 収益の増によるものである。

都市開発事業費用は、予算額に対して 525, 703, 012 円の増加となっている。

(2) 資本的収入及び支出

当年度の予算の執行状況は、次表のとおりである。

資本的収入 (単位 円・%)

予 算 額 決 算 額 区分

科目 金 額

構成 比率

金 額

構成 比率

予算額に比べ 決算額の増減

決 算 額 の 予 算 額 に 対 する比 資本的収入 300, 000, 000 100. 0 0 − △ 300, 000, 000 0. 0

他会計借入金 300, 000, 000 100. 0 0 − △ 300, 000, 000 0. 0

資本的支出 (単位 円・%)

予 算 額 決 算 額 区分

科目 金 額

構成 比率

金 額

構成 比率

翌年 度繰 越額

不用額

決算額 の予算 額に対 する比 資本的支出 1, 359, 000, 000 100. 0 307, 754, 259 100. 0 0 1, 051, 245, 741 22. 6

用地開発費 39, 000, 000 2. 9 7, 754, 259 2. 5 0 31, 245, 741 19. 9

他会計借入金償還金 1, 320, 000, 000 97. 1 300, 000, 000 97. 5 0 1, 020, 000, 000 22. 7 資本的収入は 0 円となっている。

資本的支出は、予算額に対して 1, 051, 245, 741 円の不用額を生じているが、これは主に、他会計 借入金償還金の減によるものである。

(9)

資 本 的 収 入 額 が 資 本 的 支 出 額 に 不 足 す る 額 307, 754, 259 円 は 、 過 年 度 分 損 益 勘 定 留 保 資 金 43, 837, 034 円及び当年度分損益勘定留保資金 263, 917, 225 円で補てんされている。

3 経営成績

当年度における総収益は 829, 095, 548 円で、前年度に比較して 58, 610, 329 円(7. 6%)の増加となって いる。

一方、総費用は 815, 703, 012 円で、前年度に比較して 30, 699, 885 円(3. 9%)の増加となっている。 この結果、当年度は 13, 392, 536 円の純利益となり、当年度未処分利益剰余金 13, 392, 536 円は、利益積 立金及び翌年度繰越利益剰余金として処分されるものである。

総収益及び総費用の推移は、次表のとおりである。 (単位 円・%) 総 収 益(A) 総 費 用(B)

純 利 益

(A)−(B) 区分

年度 金 額

前年度 対 比

金 額

前年度 対 比

金 額

前年度 対 比

総収益の 総費用に 対する比 12 602, 935, 421 44. 8 597, 579, 210 44. 7 5, 356, 211 68. 1 100. 9 13 532, 094, 629 88. 3 525, 818, 351 88. 0 6, 276, 278 117. 2 101. 2 14 379, 748, 479 71. 4 394, 318, 343 75. 0 △ 14, 569, 864 △ 232. 1 96. 3 15 770, 485, 219 202. 9 785, 003, 127 199. 1 △ 14, 517, 908 99. 6 98. 2 16 829, 095, 548 107. 6 815, 703, 012 103. 9 13, 392, 536 △ 92. 2 101. 6 (1) 収 益

ア 営業収益は 825, 140, 773 円で主なものは用地売上収益 797, 311, 071 円である。前年度に比較して 54, 667, 733 円(7. 1%)の増加となっている。これは用地売上収益の増によるものである。

イ 営業外収益は 5, 004 円で受取利息2, 954 円、雑収益2, 050 円である。前年度に比較して7, 175 円

(58. 9%)の減少となっている。 (2) 費 用

ア 営業費用は 815, 703, 012 円で、主なものは用地売上原価 791, 660, 379 円である。前年度に比較して 50, 899, 885 円(6. 7%)の増加となっている。これは主に、用地売上原価の増によるものである。

4 財政状態

( 1) 資 産

当年度末における資産の総額は 3, 301, 291, 243 円で、前年度に比較して 229, 607, 883 円(6. 5%)の減 少となっている。

ア 固 定 資 産 は 1, 529, 598, 454 円 で、 貸 付 特 約 付 土 地 756, 576, 273 円 及び 事 業 用 借 地 権 設 定 土 地 773, 022, 181 円である。

イ 流動資産は 1, 771, 692, 789 円で、主なものは完成土地等 1, 088, 871, 483 円ある。これは主に、前 年度未成土地の減少によるものである。

(10)

完成土地等の内訳は、次表のとおりである。 種 別 面積( ㎡) 金額( 円) 備 考

公共・住宅関係用地 5, 107. 01 0 大豆島東工業団地残地、夕陽丘団地残地外

商工業関係用地 41, 711. 20 1, 088, 871, 483 綿内流通ターミナル、大豆島東工業団地外 合 計 46, 818. 21 1, 088, 871, 483

貸付特約付土地の内訳は、次表のとおりである。

種 別 面積( ㎡) 金額( 円) 備 考

貸付特約付土地 15, 712. 81 756, 576, 273 綿内流通ターミナル、綿内東山工業団地 事業用借地権設定土地の内訳は、次表のとおりである。

種 別 面積( ㎡) 金額( 円) 備 考

事業用借地権設定土地 16, 203. 54 773, 022, 181 綿内流通ターミナル、綿内東山工業団地 未収金の内訳は、次表のとおりである (単位 円)

区分

年度 用地売却収益 用地貸付収益 受取利息 計

過年度分 0 0 0 0

当年度分 521, 599, 500 984, 161 0 522, 583, 661 計 521, 599, 500 984, 161 0 522, 583, 661 なお、未収金 522, 583, 661 円は、平成 17 年 5 月 27 日までに全額収納されている。

( 2) 負債及び資本

当年度末における負債及び資本の合計は 3, 301, 291, 243 円で、負債 141, 685, 616 円(構成比率 4. 3%)、 資本 3, 159, 605, 627 円(同 95. 7%)となっている。

ア 流動負債は 141, 685, 616 円で、未払金及び預り金である。前年度に比較して 60, 949, 352 円(75. 5%) の増加となっている。これは、預り金の増によるものである。

イ 資本金は 2, 966, 200, 000 円で、自己資本金 1, 516, 200, 000 円及び借入資本金 1, 450, 000, 000 円で ある。前年度に比較して 300, 000, 000 円(9. 2%)の減少となっている。これは、借入資本金の減に よるものである。

ウ 剰余金は 193, 405, 627 円で、これは主に利益積立金である。前年度に比較して 13, 392, 536 円

(7. 4%)の増加となっている。 5 むすび

都 市 開 発 事 業 は 、 当 年 度 も 、 綿 内 東 山 工 業 団 地 及 び 綿 内 流 通 タ ー ミ ナ ル 用 地 の 分 譲 を 主 な 業 務 と し て 経 営 が な さ れ た 。

業 務 実 績 に つ い て み る と 、 公 共 ・ 住 宅 関 係 用 地 、 商 工 業 関 係 用 地 に お い て 合 計 で 約 1 2 ,0 0 0 ㎡ が 売 却 さ れ 、 事 業 用 地 の 残 地 を 除 く と 商 工 業 関 係 用 地 の み の 保 有 と な っ た 。 ま た 、 昨 年 度 か ら 導 入 さ れ た 貸 付 特 約 付 分 譲 制 度 、 事 業 用 定 期 借 地 制 度 に よ り 、 綿 内 流 通 タ ー ミ ナ ル に お い て そ れ ぞ れ 2 件 の 契 約 が 成 立 し て 第 一 工 区 が 完 売 、綿 内 東 山 工 業 団 地 に お い て は そ れ ぞ れ 1 件 の 契 約 が 成 立 し て 3 3 区 画 の う ち 3 0区 画 が 成 約 と な っ た 。

こ の 結 果 、 経 営 成 績 に つ い て み る と 、 経 常 利 益 は 9 4 4万 余 円 、 特 別 利 益 は 3 9 4 万 余 円 で 、 合 わ せ て 1 ,3 3 9 万 余 円 の 純 利 益 と な っ た 。

(11)

当 年 度 は 綿 内 流 通 タ ー ミ ナ ル 第 二 工 区 の 造 成 の 測 量 設 計 に も 着 手 さ れ た が 、 今 後 も 土 地 の 需 要 動 向 を 見 極 め な が ら 、 販 売 、 有 効 利 用 に 配 意 さ れ 、 長 期 的 視 野 に 立 っ た 財 政 運 営 と 本 事 業 の 目 的 達 成 の た め 努 力 さ れ る よ う 望 む も の で あ る 。

(12)
(13)

審 査 資 料

(14)

金 額

構成 比率

金 額

構成 比率

16年度 15年度

815, 703, 012 100. 0 764, 803, 127 97. 4 50, 899, 885 106. 7 226. 3 212. 2 用 地 売 上 原 価 791, 660, 379 97. 1 750, 000, 000 95. 5 41, 660, 379 105. 6 222. 1 210. 4 24, 042, 633 2. 9 14, 803, 127 1. 9 9, 239, 506 162. 4 605. 2 372. 6

0 0. 0 0 0. 0 0 − − −

0 0. 0 0 0. 0 0 − − −

0 0. 0 0 0. 0 0 − − −

0 0. 0 20, 200, 000 2. 6 △ 20, 200, 000 0. 0 0. 0 59. 5 そ の 他 特別 損失 0 0. 0 20, 200, 000 2. 6 △ 20, 200, 000 0. 0 0. 0 59. 5 科 目

特 別 損 失

比 較 増 減

前年度 対 比

すう勢比率

営 業 費 用

206. 9

210. 3 199. 1

199. 1 103. 9

105. 6 100. 0

30, 699, 885

44, 092, 421

785, 003, 127

785, 003, 127

小 計 815, 703, 012 100. 0

合 計 829, 095, 548

当年度純利益 13, 392, 536

平成16年度 平成15年度

区 分

都 市 開 発 事 業 会 計

借       方

営 業 外 費 用

(15)

金 額

構成 比率

金 額

構成 比率

16年度15年度

825, 140, 773 99. 5 770, 473, 040 100. 0 54, 667, 733 107. 1 217. 3 202. 9 用 地 売 上 収 益 797, 311, 071 96. 2 751, 478, 288 97. 5 45, 832, 783 106. 1 223. 3 210. 5 用 地 貸 付 収 益 27, 829, 702 3. 3 18, 994, 752 2. 5 8, 834, 950 146. 5 122. 6 83. 7

5, 004 0. 0 12, 179 0. 0 △ 7, 175 41. 1 11. 8 28. 8

2, 954 0. 0 1, 584 0. 0 1, 370 186. 5 199. 6 107. 0

2, 050 0. 0 10, 595 0. 0 △ 8, 545 19. 3 5. 0 25. 9

3, 949, 771 0. 5 0 0. 0 3, 949, 771 − − −

引 当 金 取 崩 額 3, 949, 771 0. 5 0 0. 0 3, 949, 771 − − −

(注)すう勢比率は、平成14年度を100とした。 58, 610, 329

△ 14, 517, 908

202. 9

99. 6 107. 6

0. 0 218. 3

0. 0 770, 485, 219

14, 517, 908 100. 0

− 829, 095, 548

0 100. 0

210. 3 平成15年度

科 目

平成16年度

合 計

小 計

当年度純損失

199. 1 829, 095, 548 − 785, 003, 127 − 44, 092, 421 105. 6

前年度 対 比 比 較 増 減

区 分

特 別 利 益

貸 方

比 較 損 益 計 算 書

すう勢比率

営 業 収 益

営 業 外 収 益

(16)

金 額

構 成 比 率

金 額

構 成 比 率

16年度 15年度

1, 529, 598, 454 46. 3 0 0. 0 1, 529, 598, 454

756, 576, 273 22. 9 0 0. 0 756, 576, 273

773, 022, 181 23. 4 0 0. 0 773, 022, 181

1, 771, 692, 789 53. 7 3, 530, 899, 126 100. 0 1, 759, 206, 337 50. 2 42. 0 83. 8 160, 237, 645 4. 9 128, 520, 908 3. 7 31, 716, 737 124. 7 327. 6 262. 7 522, 583, 661 15. 8 2, 161 0. 0 522, 581, 500 24, 182, 492. 4 26, 540, 561. 8 109. 8 1, 088, 871, 483 33. 0 1, 230, 088, 502 34. 8 141, 217, 019 88. 5 62. 8 70. 9 0 0. 0 505, 188, 025 14. 3 505, 188, 025 0. 0 0. 0 0. 0 0 0. 0 1, 667, 099, 530 47. 2 1, 667, 099, 530 0. 0 0. 0 68. 6

3, 301, 291, 243 100. 0 3, 530, 899, 126 100. 0 229, 607, 883 93. 5 78. 3 83. 8 区 分

科 目

貸付特約付土地 事業用借地権設 定土地

貸付特 約付 土地

都 市 開 発 事 業 会 計

比 較 増 減

前年度 対 比

すう勢比率

借         方

平成15年度 平成16年度

−12−

(17)

金 額

構 成 比 率

金 額

構 成 比 率

16年度 15年度

0 0. 0 3, 949, 771 0. 1 3, 949, 771 0. 0 0. 0 100. 0 0 0. 0 3, 949, 771 0. 1 3, 949, 771 0. 0 0. 0 100. 0

141, 685, 616 4. 3 80, 736, 264 2. 3 60, 949, 352 175. 5 19, 116. 1 10, 892. 9 2, 535, 088 0. 1 217, 462 0. 0 2, 317, 626 1, 165. 8 342. 0 29. 3 139, 150, 528 4. 2 80, 518, 802 2. 3 58, 631, 726 172. 8

141, 685, 616 4. 3 84, 686, 035 2. 4 56, 999, 581 167. 3 3, 020. 4 1, 805. 3

2, 966, 200, 000 89. 8 3, 266, 200, 000 92. 5 300, 000, 000 90. 8 73. 9 81. 3 1, 516, 200, 000 45. 9 1, 516, 200, 000 42. 9 0 100. 0 100. 0 100. 0 1, 450, 000, 000 43. 9 1, 750, 000, 000 49. 6 300, 000, 000 82. 9 58. 0 70. 0 1, 450, 000, 000 43. 9 1, 750, 000, 000 49. 6 300, 000, 000 82. 9 58. 0 70. 0

193, 405, 627 5. 9 180, 013, 091 5. 1 13, 392, 536 107. 4 99. 4 92. 5 193, 405, 627 5. 9 180, 013, 091 5. 1 13, 392, 536 107. 4 99. 4 92. 5 180, 013, 091 5. 5 194, 530, 999 5. 5 14, 517, 908 92. 5 89. 6 96. 8

13, 392, 536 0. 4 14, 517, 908 0. 4 27, 910, 444 92. 2 91. 9 99. 6

3, 159, 605, 627 95. 7 3, 446, 213, 091 97. 6 286, 607, 464 91. 7 75. 0 81. 8

3, 301, 291, 243 100. 0 3, 530, 899, 126 100. 0 229, 607, 883 93. 5 78. 3 83. 8

( 注) すう勢比率は、平成14年度を100とした。

0. 0

0. 4 27, 910, 444 92. 2 207. 0

0. 0 0 0. 0

13, 392, 536 0. 4 14, 517, 908 224. 4

0

( 資本合計)

0. 0 0

宅 地 管 理 引 当 金

(

当 年 度 純 利 益 ( 純 損 失 ) 当年度未処分利 益剰余金(△ 処理欠損金)

繰越利益剰余 金年度末残高

(△前年度繰 越欠損金)

すう勢比率

前年度 対 比

他 会 計 借 入 金 ( 負債合計)

平成16年度 平成15年度

区 分

比 較 増 減

比 較 貸 借 対 照 表

貸         方

科 目

−13−

(18)

平成16年度 平成15年度 平成14年度

(注)上記の算式において用いた用語は、次のとおりである。     1 総 資 産=固定資産+流動資産+繰延勘定     2 総 資 本=資本+負債

    3 自己資本=自己資本金+資本剰余金+利益剰余金

49. 7

2. 3

48. 0 43. 9

42. 9

51. 8

都 市 開 発 事 業 会 計

項 目 単位

年 度 比 較

固 定 負 債 構 成 比 率

流 動 負 債 構 成 比 率

自 己 資 本 構 成 比 率

59. 4

40. 6 0. 0

負 債 比 率

総 資 本 回 転 率

108. 2

酸 性 試 験 比 率 159. 2

0. 24

159. 2

現 金 比 率

4, 373. 4

6, 600. 1 568, 740. 9

6, 600. 4

流 動 比 率

0. 20

0. 45

96. 3

未 収 金 回 転 率 373, 110. 43 1, 658. 64

回 自 己 資 本 回 転 率

0. 09 0. 48

105. 4

△ 0. 3

流 動 資 産 回 転 率 0. 20

146. 4

0. 09

利 子 負 担 率 %

総 資 本 利 益 率 △ 0. 4

営 業 収 支 比 率 100. 7

総 収 支 比 率

0. 4 101. 6

101. 2

98. 2

0. 3 0. 2

0. 2 1, 250. 4

481. 9

113. 1

93. 1

0. 22

0. 31

3. 16

(19)

流 動 負 債 総 資 本 自 己 資 本

総 資 本 流 動 資 産 流 動 負 債

現 金 預 金 流 動 負 債

総 収 益 総 費 用

4 総収益=営業収益+営業外収益+特別利益 5 総費用=営業費用+営業外費用+特別損失 6 平 均=1/ 2(期首+期末)

負債を自己資本より超過させないことが、健全経営の第一義であるので、100%以 下を理想とする。

総資本が1年間に何回転したかを表すもので、資本の利用度を表すものである。な お、回転率は一般に大きいほど、資本が効率的に使われていることを表すものであ る。

流動負債に対する現金預金の百分率で、当座の支払能力を見るために流動比率や当 座比率とともに計算されるのが通例である。20%以上が理想値とされている。 当座比率とも言われるが、流動資産のうち現金預金及び容易に現金化しうる未収金 などの当座資産と、流動負債とを対比させたもので、100%以上が理想比率とされ ている。

1年以内に現金化できる資産と、1年以内に返済すべき負債とを比較するもので、 短期支払い能力を判定するために利用される。理想比率は200%以上である。 総資本の中に占める流動負債の百分率であるが、この率は小さいほど健全である。

財 務 分 析 比 率 表

総資本の中に占める固定負債の百分率であるが、公営企業においては、設備拡張を 全面的に企業債に依存しているので、この率が大となる。

固定負債 +借 入資 本金

× 100 総 資 本

算 式 説 明

総資本の中に占める自己資本の百分率であるが、この率は大きいほど健全である。

× 100

× 100

現 金 預金 +未 収金

流動資産が1年間に何回転したかを表すものである。 平均自己資本

営業収益−受託工事収益

自己資本が1年間に何回転したかを表すもので、自己資本の利用度を表すものであ る。

営業収益−受託工事収益 平均流動資産

総収益が総費用の何%に当たるかを表すものである。 平均未収金

×100 負 債 +借 入資 本金

自己資本

営業収益−受託工事収益

未収金が1年間に何回転したかを表すものである。 営業収益−受託工事収益

×100 営業費用−受託工事費用

企業に投下された資本の総額と、それによってもたらされた利益とを比較したもの である。

借入金及び借入資本金に対し、それらの支払利息等の負担比率を示すものである。 借入金+借入資本金

営業収益が営業費用の何%に当たるかを表すものである。 営業収益−受託工事収益

×100

×100

当年度純利益 平均総資本

支払利息及び企業債取扱諸費+建設利息

流動負債

×100

× 100

× 100 平均総資本

× 100

(20)

水 道 事 業 会 計

(21)

水 道 事 業 会 計

1 事業の概況

(1) 建設改良事業の状況

当年度は、第7期拡張事業(平成5年度∼平成23年度)の12年目として事業を推進する中で、適 正水圧による安定給水を図るため送水幹線 2,489mが施工された。

また、配水ブロック整備が4地区で実施されるとともに、市内一円で総延長30,168mに上る送配水 管の新設並びに老朽管の布設替が施工され、配水管網が整備された。

(2) 業務状況

当年度の給水人口は、274,646 人、給水区域内人口は 275,036 人で、前年度に比較して給水人口は 9,634 人、給水区域内人口は 9,632 人それぞれ増加し、普及率は 99.86%で前年度と比較して 0.01 ポ イント上昇している。これは主に、豊野町との合併によるものである。

また、有収率等の推移については、次のとおりである。

ア 当年度の年間総配水量は 36,986,926m

3

、年間総有収水量は 32,419,041m

3

で、前年度に比較して 年間総配水量は 384,277m

3

(1.0%)、年間総有収水量は 391,723m

3

(1.2%)それぞれ増加してい る。これは主に、豊野町との合併によるものである。

イ 当年度の有収率は 87.7%で、前年度に比較して 0.2 ポイント上昇した。なお、有収率の全国平均 は 89.9%である。

(注) 全国平均とは、平成 15 年度地方公営企業年鑑の地方公営企業法適用都市のうち、給水人 口 15 万人以上 30 万人未満の都市の全国平均をいう(以下同じ)。

2 予算の執行状況 (1) 収益的収入及び支出

当年度の予算の執行状況は、次表のとおりである。

38, 795, 306

33, 879, 941

37, 789, 404

33, 061, 950

37, 165, 611

32, 519, 910

36, 602, 649

32, 027, 318

36, 986, 926

32, 419, 041

20,000,000 25,000,000 30,000,000 35,000,000 40,000,000 45,000,000

12年度 13年度 14年度 15年度 16年度

年間総配水量 年間総有収水量

有収率等の推移

87. 5 87. 5 87. 5

87. 3

87. 7

有収率 単位:%

年間総有収水量 年間総配水量

有収率= ×100

単位:

3

(22)

収益的収入 (税込み) (単位 円・%)

予 算 額 決 算 額

区分

科目 金 額

構成 比率

金 額

構成 比率

予算額に比べ 決算額の増減

決算額の 予算額に 対する比 水 道 事 業 収 益

営 業 収 益 営業 外収 益 特 別 利 益

6, 239, 315, 000 6,088,966,000

150,348,000 1,000

100. 0 97.6 2.4 0.0

6, 226, 310, 345 6,069,835,930 155,871,809 602,606

100. 0 97.5 2.5 0.0

△ 13, 004, 655

△19,130,070 5,523,809 601,606

99. 8 99.7 103.7 60,260.6

収益的支出 (税込み) (単位 円・%)

予 算 額 決 算 額

区分

科目 金 額

構成 比率

金 額

構成 比率

不 用 額

決算額の 予算額に 対する比 水 道 事 業 費 用

営 業 費 用 営業 外費 用

6, 092, 511, 000 4,610,309,000 1,482,202,000

100. 0 75.7 24.3

6, 001, 279, 605 4,519,080,389 1,482,199,216

100. 0 75.3 24.7

91, 231, 395 91,228,611

2,784

98. 5 98.0 100.0 水道事業収益は、予算額に対して 13,004,655 円の減少となっているが、これは、営業収益が減少し たことによるものである。

水道事業費用は、予算額に対して 91,231,395 円の不用額を生じているが、これは主に、営業費用が 減少したことによるものである。

(2) 資本的収入及び支出

当年度の予算の執行状況は、次表のとおりである。

資本的収入 (税込み) (単位 円・%)

予 算 額 決 算 額

区分

科目 金 額

構成 比率

金 額

構成 比率

予算額に比べ 決算額の増減

決算額の 予算額に 対する比 資 本 的 収 入

企 業 債

工 事 負 担 金 受 託 建 設 収 入

出 資 金

固定資産売却代金

1, 576, 200, 000 1,132,200,000

392,409,000 10,800,000 40,790,000 1,000

100. 0 71.8 24.9 0.7 2.6 0.0

1, 088, 120, 546 615,700,000 430,011,282 1,619,251 40,790,000 13

100. 0 56.6 39.5 0.2 3.7 0.0

△ 488, 079, 454

△516,500,000 37,602,282

△9,180,749 0

△987

69. 0 54.4 109.6 15.0 100.0 1.3

資本的支出 (税込み) (単位 円・%)

予 算 額 決 算 額 区分

科目

金 額 構成 比率

金 額

構成 比率

翌年度繰越額 不 用 額

決算額の 予算額に 対する比 資 本 的 支 出

建 設 改 良 費 企業債償還金

4, 047, 231, 550 2,174,727,550 1,872,504,000

100. 0 53.7 46.3

3, 424, 525, 723 1,552,023,194 1,872,502,529

100. 0 45.3 54.7

439, 770, 450 439,770,450 0

182, 935, 377 182,933,906

1,471

84. 6 71.4 100.0 資本的収入は、予算額に対して 488,079,454 円の減少となっているが、これは主に、企業債が減少した ことによるものである。

資本的支出は、予算額に対して 182,935,377円の不用額を生じているが、これは主に、建設改良費が減 少したことによるものである。

(23)

なお、翌年度繰越額 439,770,450 円は全額建設改良費であり、夏目ケ原5号(北長野通り)配水幹線更 生工事外 31 件の工事費である。これは、競合施工となった他事業との調整などの理由で繰り越しとなっ たものである。

資 本 的 収 入 額 ( 繰 越 工 事 財 源 の 資 金 留 保 額 18,029,500 円 を 除 く ) が 資 本 的 支 出 額 に 不 足 す る 額 2,354,434,677円は、繰越工事資金 14,372,500円、減債積立金 183,340,026円、過年度分損益勘定留保 資金 1,395,851,110 円、当年度分損益勘定留保資金712,398,265 円並びに当年度分消費税及び地方消費税 資本的収支調整額 48,472,776 円で補てんされている。

3 経営成績

当年度における総収益は 5,934,160,280 円で、前年度に比較して 83,619,810 円(1.4%)の増加となっ ている。

一方、総費用は 5,760,529,090 円で、前年度に比較して 93,328,646 円(1.6%)の増加となっている。 この結果、当年度の純利益は173,631,190円となり、前年度に比較して9,708,836円(5.3%)の減少 となっている。

当年度未処分利益剰余金 173,631,190 円は、減債積立金として全額積み立てられるものである。 総収益及び総費用の推移は、次表のとおりである。 (税抜き) (単位 円・%)

総 収 益(A) 総 費 用(B) 純 利 益(A)−(B)

区分

年度

金 額

前年度 対 比

金 額

前年度 対 比

金 額

前年度 対 比

総収益の 総費用に 対する比 12

13 14 15 16

6,202,030,782 6,013,427,823 5,931,154,811 5,850,540,470 5,934,160,280

101.1 97.0 98.6 98.6 101.4

5,696,969,869 5,875,725,764 5,811,939,775 5,667,200,444 5,760,529,090

96.2 103.1 98.9 97.5 101.6

505,060,913 137,702,059 119,215,036 183,340,026 173,631,190

237.2 27.3 86.6 153.8 94.7

108.9 102.3 102.1 103.2 103.0 (1) 収益

ア 営業収益は 5,783,287,602 円で、主なものは給水収益 5,636,066,813 円である。前年度に比較して 77,110,130 円(1.4%)の増加となっている。これは主に、豊野町との合併によるものである。

給水収益の推移は、次表のとおりである。 (税込み) (単位 円・%) 区分

年度

調 定 額 前年度対比 指 数 収 入 済 額 収納率 12

13 14 15 16

6,213,957,092 6,016,282,768 5,926,381,035 5,849,987,839 5,917,870,240

101.6 96.8 98.5 98.7 101.2

100.0 96.8 95.4 94.1 95.2

5,699,494,899 5,499,777,770 5,407,935,998 5,346,336,879 5,362,470,172

91.7 91.4 91.3 91.4 90.6 (注)指数は平成 12 年度を 100 とした。

なお、平成 17 年5月 31 日における平成 16 年度分の収納率は 98.7%となっている。

イ 営業外収益は 150,270,072 円で、主なものは加入金 110,306,517 円である。前年度に比較して 7,435,968 円(5.2%)の増加となっている。これは主に、加入金及び他会計補助金が増加したこと によるものである。

(24)

(2) 費用

ア 営業 費用 は 4,448,208,499 円で、 主 なも のは 減 価償 却費 1,696,588,054 円 、配水 及 び給 水費 886,473,851 円及び浄水費743,139,186 円であり、前年度に比較して 147,956,884 円(3.4%)の増 加となっている。これは主に、職員給与費が減少したものの、委託料及び固定資産除却費が増加し たことによるものである。

委託料の増加は、主に水道料金等徴収業務を民間委託したことによるものである。

イ 営業外費用は 1,312,320,591 円で、主なものは支払利息及び企業債取扱諸費 1,272,836,109 円で ある。前年度に比較して 54,628,238 円(4.0%)の減少となっている。これは、企業債利息が減少 したことによるものである。

費用を性質別に区分すると、次表のとおりである。 (税抜き) (単位 円・%) 16 年 度 15 年 度

項 目

金 額

構成 比率

金 額

構成 比率

比 較 増 減 伸び率

職 員 給 与 費 備 消 品 費 通 信 運 搬 費

委 託 料

手 数 料

賃 借 料

修 繕 費

路 面 復 旧 費 工 事 請 負 費

動 力 費

薬 品 費

材 料 費

負 担 金

減 価 償 却 費 固 定 資 産 除 却 費 た な 卸 資 産 減 耗 費 企 業 債 利 息 そ の 他 物 件 費

987,734,727 15,560,558 14,673,683 626,808,574 10,926,797 30,744,412 210,326,786 30,769,082 183,823,400 224,464,492 30,168,516 27,103,086 95,720,138 1,696,588,054 209,777,038 11,451,944 1,272,836,109 81,051,694

17.1 0.3 0.2 10.9 0.2 0.5 3.7 0.5 3.2 3.9 0.5 0.5 1.7 29.5 3.6 0.2 22.1 1.4

1,091,274,806 15,677,658 20,896,757 521,575,830 7,641,385 32,366,782 229,834,314 21,775,853 159,481,880 206,536,132 26,604,265 21,375,078 100,962,408 1,673,641,246 129,625,556 72,000 1,352,411,547 55,446,947

19.2 0.3 0.4 9.2 0.1 0.6 4.0 0.4 2.8 3.6 0.5 0.4 1.8 29.5 2.3 0.0 23.9 1.0

△103,540,079

△117,100

△6,223,074 105,232,744 3,285,412

△1,622,370

△19,507,528 8,993,229 24,341,520 17,928,360 3,564,251 5,728,008

△5,242,270 22,946,808 80,151,482 11,379,944

△79,575,438 25,604,747

△9.5

△0.7

△29.8 20.2 43.0

△5.0

△8.5 41.3 15.3 8.7 13.4 26.8

△5.2 1.4 61.8 15,805.5

△5.9 46.2 合 計 5,760,529,090 100.0 5,667,200,444 100.0 93,328,646 1.6 費用の性質別構成比を見ると、減価償却費の 29.5%が最も高く、次いで企業債利息 22.1%、職員給 与費 17.1%の順となっている。

職員の労働生産性の推移は、次表のとおりである。 年 度

区 分

16 年度 15 年度 14 年度 13 年度 12 年度 全国平均 職員一人当たりの給水人口 (人)

職 員 一 人 当 た り の 給 水 量 (m

3

) 職員一人当たりの営業収益 (千円) 損 益 勘 定 職 員 数 (人)

2,497 294,719 52,575 110

2,190 264,689 47,158 121

2,191 268,760 47,834 121

2,175 268,796 47,542 123

2,120 271,040 48,251 125

2,494 291,916 49,293

− 主に損益勘定職員数が 11 人減少したことにより、職員一人当たりの給水人口、給水量及び営業収益 はいずれも増加している。

(25)

(3) 損益に関する比率

損益に関する比率の推移は、次表のとおりである。 (単位 %) 区 分 算 式 16 年度 15 年度 14 年度 13 年度 12 年度 全国平均

当年度純利益 総資本利益率

平均総資本

×100 0.30 0.32 0.21 0.24 0.88 0.64

総収益 総 収 支 比 率

総費用

×100 103.0 103.2 102.1 102.3 108.9 104.2

営業収益‐受託工事収益 営業収支比率

営業費用‐受託工事費用

×100 130.0 132.7 133.3 135.2 148.0 117.0

* 上記の比率は、企業の収益性を示すもので、指数は高いほど良いとされている。 ア 総資本利益率は 0.30%で、前年度に比較して 0.02 ポイント低下している。 イ 総収支比率は 103.0%で、前年度に比較して 0.2 ポイント低下している。 ウ 営業収支比率は 130.0%で、前年度に比較して 2.7 ポイント低下している。

なお、各比率とも前年度に比較して営業利益及び純利益が減少したため、いずれも低下している。

(4) 供給単価と給水原価 有収水量 1m

3

当たりの供給単価と給水原価の推移は、次のとおりである。

給水原価の内訳は、次のとおりである。

有収水量1m

3

当たりの供給単価は173円85銭、これに対する給水原価は177円69銭となり、3円 84 銭の販売損失となった。前年度に比較して、供給単価は 11 銭減少し、給水原価は 74 銭増加している。

(注)

経常費用−(受託工事費+材料売却原価)

1 供給単価=

年間総有収水量

2 給水原価=

3 資 費= 減価償却費+固定資産除却費+企業債利息(災害復旧事業債利息を除く)

34.93 31.86 32.39 34.07 30.48 93.05 104.41 100.58

40.17

41.45 45.75 44.35 49.15

98.06 98.53

0 50 100 150 200

年度 年度 年度 年度 年度

単位:

その他 資本費 人件費 177.69

176.95 178.72

177.72

168.15 174.68

173.30 173.56

173.96

173.85

165 170 175 180

年度 年度 年度 年度 年度

単位:

給水原価 供給単価

全国平均の供給単価は161円97銭、給水原価は169円45銭である。

(26)

(5) 施設の利用状況

施設の利用状況は、次表のとおりである。 年 度

区 分

16 年度 15 年度 14 年度 13 年度 12 年度 全国平均 1 日 最 大 配 水 量

1 日 平 均 配 水 量 1 日 配 水 能 力 施 設 利 用 率

負 荷 率

最 大 稼 働 率

(m

3

(m

3

(m

3

(%)

(%)

(%) A B C B/C B/A A/C

114,784 101,334 151,365 66.9 88.3 75.8

114,437 100,007 145,100 68.9 87.4 78.9

120,530 101,824 145,100 70.2 84.5 83.1

122,137 103,533 145,100 71.4 84.8 84.2

122,248 106,289 145,100 73.3 86.9 84.3

− 65.3 86.7 75.2 ア 施設利用率は、配水施設が有効に利用されているか、施設規模が適正かを判断するものである。 イ 負荷率は、配水施設が平均的に稼動しているかを判断するものである。

ウ 最大稼働率は、施設能力が適正かを判断するものである。

全国平均とほぼ同一の数値であるが、水需要の減少により、施設利用率は低下傾向にある。施設利用率 は、負荷率と最大稼働率に分解することができ、その低下は、最大稼働率の低下によるものであるといえ る。

4 財政状態 (1) 資産

当年度末における資産の総額は、59,374,058,368 円で、前年度に比較して 1,863,893,247 円(3.2%) の増加となっている。

ア 固 定 資 産 は 55,570,982,475 円 で 、 有 形 固 定 資 産 53,361,676,362 円 及 び 無 形 固 定 資 産 2,209,306,113円である。前年度に比較して1,761,736,980円(3.3%)の増加となっている。こ れは主に、豊野町有形固定資産を承継したことによるものである。

イ 流動資産は3,803,075,893円で、主なものは現金預金2,880,462,246円及び未収金876,856,879 円である。前年度に比較して102,156,267円(2.8%)の増加となっている。これは主に、未収金 が増加したことによるものである。

未収金の内訳は、次表のとおりである。 (単位 円) 区分

年度

水 道 料 金

受 託 建 設 収 入 工 事 負 担 金 そ の 他 計 過 年 度 分

当 年 度 分

80,559,487 555,400,068

0 58,312

0 149,024,070

9,991 91,804,951

80,569,478 796,287,401 計 635,959,555 58,312 149,024,070 91,814,942 876,856,879

なお、未収金 876,856,879 円のうち、平成 17 年5月 31 日までに 721,120,534 円が収納された。こ の結果、残額は155,736,345円となり、前年同期に比較して15,836,038円(11.3%)の増加となっ ている。

また、当年度の不納欠損処分額は水道料金 13,364,669 円であった。

(27)

(2) 負債及び資本

当年度末における負債及び資本の合計は 59,374,058,368円で、負債 2,223,975,659 円(構成比率 3.7%)、資本 57,150,082,709 円(同 96.3%)となっている。

ア 固定負債は 1,539,916,747 円で、全額引当金である。前年度に比較して 51,550,000 円(3.5%) の増加となっている。

イ 流動負債は 684,058,912 円で、未払金 668,711,499 円及び預り金 15,347,413 円である。 前年度に比較して 65,069,669 円(10.5%)の増加となっている。これは主に、未払金が増加し たことによるものである。

ウ 資本金は39,511,305,884 円で、自己資本金10,733,002,787円及び借入資本金28,778,303,097 円である。前年度に比較して485,994,022円(1.2%)の増加となっている。これは主に、豊野町 自己資本金を承継したことによるものである。

エ 剰余金は 17,638,776,825 円で、資本剰余金 17,337,649,456 円及び利益剰余金 301,127,369 円で ある。前年度に比較して1,261,279,556円(7.7%)の増加となっている。これは主に、資本剰余 金の工事負担金の増並びに利益剰余金として豊野町の減債積立金及び建設改良積立金を承継した ことによるものである。

企業債残高等の推移は、次表のとおりである。 (単位 円)

年 度 16 年度 15 年度 14 年度 13 年度 12 年度

企業債残高 28,778,303,097 28,947,028,185 29,935,854,554 30,757,402,537 31,276,190,254 発 行 額 615,700,000 733,800,000 764,000,000 940,000,000 1,410,000,000 元金償還金 1,872,502,529 1,722,626,369 1,585,547,983 1,458,787,717 1,346,813,000

支払利息 1,272,836,109 1,352,411,547 1,448,917,477 1,528,097,706 1,598,360,621

* 16 年度末企業債残高には、豊野町企業債 1,088,077,441 円を含む。

当年度末における企業債残高は28,778,303,097円で、前年度に比較して 168,725,088円減少してい る。

発行額は 615,700,000 円で、前年度に比較して 118,100,000 円減少しており、企業債の発行は抑制さ れてきている。

元金償還金は 1,872,502,529 円で、前年度に比較して 149,876,160 円増加している。12 年度以降は増 加を続けているが、当年度をピークに減少する見込みである。

支払利息は1,272,836,109円で、前年度に比較して79,575,438 円減少している。これは主に、企業 債残高の減少及び平均利率の低下に伴い支払利息が減少したことによるものである。

(28)

(3) 財務比率

財務比率等の推移は、次表のとおりである。 (単位 %) 区 分 算 式 16 年度 15 年度 14 年度 13 年度 12 年度 全国平均

自己資本 自 己 資 本

構 成 比 率

総 資 本

×100 47.8 46.0 44.6 43.1 41.2 54.9

固定資産 固 定 比 率

自己資本

×100 195.9 203.4 209.4 215.5 222.2 166.0

固 定 資 産 固 定 資 産 対

長期資本比率

資本金+剰余金+固定負債

×100 94.7 94.6 94.7 94.5 94.4 93.1

流動資産 流 動 比 率

流動負債

×100 556.0 597.9 454.7 406.5 283.8 417.5

現金預金+未収金 酸性試験比率

流 動 負 債

×100 549.3 587.4 447.6 399.3 279.0 401.7

ア 自己資本構成比率は 47.8%で、前年度に比較して 1.8 ポイント上昇している。この比率は、大き いほど経営の安全性が高いとされ、財務の長期安全性を示すものである。

イ 固定比率は 195.9%で、前年度に比較して 7.5ポイント低下している。この比率は、100%以下で あることが望ましいこととされているが、固定資産の取得を借入資本金(企業債)に依存している 現状から大きい数値となっている。

ウ 固定資産対長期資本比率は 94.7%で、前年度に比較して 0.1 ポイント上昇している。この比率は、 固定資産の調達が資本金、剰余金及び固定負債の範囲内で行われているかどうかを示すもので、 100%以下であることが理想とされている。

エ 流動比率は556.0%、酸性試験比率は 549.3%で、前年度に比較して、それぞれ41.9ポイント、 38.1 ポイント低下している。この比率は、企業の支払能力を示すものであり、流動比率は 200%以 上、酸性試験比率は 100%以上が理想とされている。

(4) 他会計からの繰入金

最近5か年間における一般会計からの繰入金の推移は、次表のとおりである。 (単位 千円) 16 年度 15 年度 14 年度 13 年度 12 年度 区 分

金 額 前年比 金 額 金 額 金 額 金 額

補 助 金 30,274 109.2 27,717 30,923 31,948 34,001 出 資 金 40,790 107.3 38,018 35,439 32,769 34,584 合 計 71,064 108.1 65,735 66,362 64,717 68,585

(29)

ア 一般会計からの補助金合計額は、30,274千円で、前年度に比較して2,557千円(9.2%)増加し ている。これは主に、豊野町との合併に伴い水道料金を統一にすることによる減収額に係る補助金 の皆増によるものである。

イ 一般会計からの出資金合計額は、40,790千円で、前年度に比較して2,772千円(7.3%)増加し ている。これは主に、水源開発負担金(企業債元金分)に対する出資金の増によるものである。

(5) 資金運用

水道事業会計における当年度の資金の流れを見るため、資金運用表を作成すると次のようになる。

これらの表から、水道事業会計の当年度における資本的収支の不足額 2,354,434,677 円は、損益収支

(経常利益)が 173,029 千円黒字であったこともあり、その補填財源として、繰越工事資金、減債積立 金、減価償却費等の損益勘定留保資金及び消費税資本的収支調整額で賄われており、正味運転資本(流 動資産―流動負債)が 37,087 千円増加していることがわかる。その増加は、主に未収金の増加という 形で行われていることが明らかである。

なお、資金の状況及び累積資金の推移は次表のとおりである。

(単位 千円)

項 目 金 額 項 目 金 額

未収金の増加 122,003 現金預金の減少 927

仮払金の増加 86 貯蔵品の減少 19,006

未払金の増加 62,412

預り金の増加 2,657

正味運転資本の増加 37,087

合 計 122,089 合 計 122,089

増 加 減 少

正味運転資本増減明細表

(単位 千円)

項 目 金 額 項 目 金 額

建物 19,518 退職給与引当金 32,000

構築物 1,862,691 修繕引当金 96,000

機械及び装置 539,408 組入資本金 183,340

車両運搬具 1,710 他会計出資金 40,790

工具器具及び備品 13,516 企業債 615,700

建設仮勘定 302,877 受贈財産評価額 24,383

建設改良補助金の処分 2,531 工事負担金 411,077

当年度純利益 9,709 減価償却費 1,696,588

修繕引当金の取崩 76,450 土地の除却 0

企業債償還金 1,872,502 固定資産除却費 212,308

豊野町固定資産 2,163,254 建設仮勘定の振替 249,405

正味運転資本の増加 37,087 豊野町自己資本金 430,589

豊野町企業債 1,088,077

豊野町資本剰余金 710,564

豊野町減債積立金 97,889

豊野町建設改良積立金 29,607

豊野町累積減価償却費 982,936

合 計 6,901,253 合 計 6,901,253

資 金 運 用 表

使 途 源 泉

(30)

(6) 経営分析

事業の収益性を示す経営比率の推移は次表のとおりである。

区 分 16 年度 15 年度 14 年度 算 式

営業利益 経営資本営業利益率(%) 2.49 2.65 2.70

経営資本

×100 営業収益

経 営 資 本 回 転 率 ( 回 ) 0.11 0.11 0.11

経営資本 営業利益 営業収益営業利益率(%) 23.09 24.64 24.98

営業収益

×100

(注)経営資本=資産(前年度+本年度)÷2―建設仮勘定(前年度+本年度)÷2 ア 経営資本営業利益率

これは、経営資本に対する営業利益の割合で算出されるが、公営企業において投資された資金が 経済的に運用されているか否かを表すもので、この数値が高ければ高いほど資金運用の経済性が良 いことになる。

イ 経営資本回転率

これは、企業に投下された資金が能率的に運用されているかどうかを示すもので、経営資本が一 回転するのに何年かかるかということで、この数値が高ければ高いほど良いとされている。水道事 業では、平均 0.2 回転が目安とされている。

ウ 営業収益営業利益率

これは、営業収益に対する営業利益の割合で算出されるが、営業利益が多いほど良いことになる。 当年度は、経営資本及び営業収益は増加し、営業利益が減少したため、経営資本営業利益率及び営業収 益営業利益率とも低下している。

(単位 円・%)

16年度 15年度

A B C(A−B) C/B

3,803,075,893 3,700,919,626 102,156,267 2.8 684,058,912 618,989,243 65,069,669 10.5

退 職 給 与 引 当 金 670,876,747 638,876,747 32,000,000 5.0 修 繕 引 当 金 869,040,000 849,490,000 19,550,000 2.3 繰 越 工 事 資 金 18,029,500 14,372,500 3,657,000 25.4 減 債 積 立 金 271,520,485 183,340,026 88,180,459 48.1

建 設 改 良 積 立 金 29,606,884 0 29,606,884 −

合併に伴う引継金 65,976,538 0 65,976,538 − 損益勘定留保資金 1,193,966,827 1,395,851,110 △ 201,884,283 △ 14.5 37,086,598 1.2 資 金 の 状 況

内       訳

区  分

流 動 資 産 ①

流 動 負 債 ②

差 引 ③

( ① − ② )

比  較

3,119,016,981 3,081,930,383

項    目 16年度 15年度 14年度 13年度 12年度

前年度末資金 剰余 額 1,787,036 1,673,049 1,877,603 1,985,995 1,649,370 当年度資金過 不足 額 △ 207,936 △ 79,485 △ 204,554 △ 108,392 336,625 累 積 資 金 剰 余 額 1,579,100 1,593,564 1,673,049 1,877,603 1,985,995

(単位 千円) 累 積 資 金 推 移 表

* 16年度には豊野町からの承継計193,472千円を含む。また、退職給与引当金及び修繕引当金は含まれない。

(31)

5 むすび

当年度の水道事業は、平成 17 年1月1日付けで1町3村が長野市に編入合併されたことに伴い、豊野町 水道事業を承継した。その結果、給水人口、給水戸数、総配水量及び有収水量とも前年度に比較して増加し ている。その反面、使用者の節水意識の定着や長引く景気の低迷等が影響し、給水件数1件当たりの使用水 量は年々減少傾向にあり、特に業務用の使用水量の減少が著しい。

経営成績についてみると、総収益59億3,416万余円に対し、総費用は57億6,052万余円で、差し引き1 億 7,363 万余円の純利益となり、その全額が減債積立金として積み立てられるものである。

事業運営の基本となる有収水量1㎥当たりの供給単価と給水単価を比較すると3円 84 銭の販売損失とな っている。また、有収率は急峻な山間部を抱えながらも 0.2 ポイント上昇し、87.7%となったが、全国平均 と比較して低い水準にあるため、今後も引き続き有収率向上に努力されたい。

財政状態のうち主な財務比率等をみると、財務の長期安全性を示す自己資本構成比率は、全国平均を下回 っているものの、企業債の償還が進んでいることから上昇を続けている。また、支払能力を示す流動比率等 は前年度に比較して低下しているものの、500%を上回っており、資金繰りは良好と判断できるが、経営比 率をみると経営資本営業利益率は 2.49%となっており、採算性は低下傾向にある。

平成17年5月31日現在の16年度分水道料金収納率は98.7%である。また、未収金は、1億5,573万余 円であり、前年同期に対して1,583 万余円、11.3%増と年々増加しているので、早期徴収に努力されたい。

昨今の社会経済情勢や 99.86%と高水準にある普及率から、今後も使用水量や給水収益の大幅な増加は見 込めない状況にある。一方で、水質向上に要する施設整備、老朽管の布設替など施設の更新改良が不可欠で あり、企業債の元利償還金も依然高水準で推移していくことから、厳しい経営が続くことが予想される。

このような中、第7期拡張事業の 12 年目として、送配水幹線整備事業及び老朽管の布設替等を計画的に 進めながら、平成16年9月から水道料金等徴収事務の民間委託を開始し、12名の職員を削減するなど経費 削減を図られたが、業務の検証は、委託事業者に対する指導監督の徹底等、継続して行う必要がある。今後 も事務事業の見直しなど徹底した経費節減を図り、一層の経営の合理化、効率化に努力されるとともに、収 益面でも市民の理解と協力が得られる適正料金を基本として、事業所等における水需要の増加策などの検討 を行い、安全で良質な水を安定的に供給し、より一層市民サービスが進むよう望むものである。

(32)
(33)

審 査 資 料

参照

関連したドキュメント

北区無電柱化推進計画の対象期間は、平成 31 年(2019 年)度を初年度 とし、2028 年度までの 10

事業の財源は、運営費交付金(平成 30 年度 4,025 百万円)及び自己収入(平成 30 年度 1,554 百万円)となっている。.

※短期:平成 30 年度~平成 32 年度 中期:平成 33 年度~平成 37 年度 長期:平成 38 年度以降. ②

2013(平成 25)年度から全局で測定開始したが、2017(平成 29)年度の全局の月平均濃度 は 10.9~16.2μg/m 3 であり、一般局と同様に 2013(平成

○「調査期間(平成 6 年〜10 年)」と「平成 12 年〜16 年」の状況の比較検証 . ・多くの観測井において、 「平成 12 年から

z 平成20年度経営計画では、平成20-22年度の3年 間平均で投資額6,300億円を見込んでおり、これ は、ピーク時 (平成5年度) と比べ、約3分の1の

「事業分離等に関する会計基準」(企業会計基準第7号 平成20年12月26 日)、「持分法に関する会計基準」(企業会計基準第16号

「事業分離等に関する会計基準」(企業会計基準第7号 平成20年12月26 日)、「持分法に関する会計基準」(企業会計基準第16号