耕作放棄地の現状と課題
資料4
平 成 2 0 年 7 月 1 日
− 目 次 −
1.我が国の食料をめぐる状況 ・・・・・・・ 1
2.農地面積の推移 ・・・・・・・ 4
3.耕作放棄地の現状 ・・・・・・・ 6
4.耕作放棄地全体調査の実施 ・・・・・・・ 10
5.耕作放棄地解消のための取組の考え方と
平成20年度解消支援策 ・・・・・・・ 11
6.耕作放棄地の解消に向けた取組 ・・・・・・・ 12
国産
昭和40年度 平成18年度
自 給 率 73
%
自 給 率 39
%
輸入
国産
輸入
1人1日当たり供給熱量
2, 459kc al
1人1日当たり供給熱量
2, 548kc al
○ 我が国の食料自給率は39%(カロリーベース)と主要先進国の中で最低水準。
○ 米、小麦、とうもろこし、大豆の国際価格は、在庫率の低下や穀物全体の需要増等の影響により、2006
年秋ごろから上昇基調で推移し、2008年に入って一段と上昇。
1 . 我が国の食料をめぐ る状況
0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000
2006 2007 2008
ドル/トン
大豆
小麦
とうもろこし 米
297. 1ドル 過去最高
更新 2008. 6. 27
329. 0ドル 過去最高 470. 3ドル
2008. 2. 27 581. 1ドル
過去最高 更新 2008. 6. 27
843ドル 過去最高 1, 018ドル 2008. 5. 21
注1:各月第1金曜日( 米は第1水曜日)に加え、直近の最終 金曜日(米は最終水曜日)を記載
注2:米以外の過去最高価格については、シカゴ商品取引所の 全ての取引日における最高価格
2008年6月27日現在
1
■ アラ ル海の貯水量は約4分の1 に
【1960年以前との比較】(カザフスタン、ウズベキスタン)
■ サウジアラ ビアの小麦生産が大幅減
1995 1977
大規模なかんがい
の結果、 河川流入量
が大幅減( ▲ 87%) 。
乾燥地に残っ た塩分
が周辺農地に飛散し 、
塩害を発生。
地下水が急速に枯渇し
た結果、 生産削減が実
施さ れ、 小麦生産が
412万ト ン( 1992年) か
ら 120万ト ン( 1996年)
0.0
に減少。
1.0 2.0 3.0 4.0 5.0
1961 1971 1981 1991 2001
(百万トン)
出典:F A O「F A OST A T 」
■ オガラ ラ 帯水層の水不足
(アメリカ)大規模なかんがい
により 、 平均地下
水位が3. 6m低下
し 、 農業用水のく
み上げができなく
なる農地が拡大。
写真:平成13年度 千葉県情報 教育センターソフトウェア 開発(安藤清氏提供)
地下水枯渇
地下水枯渇
塩類集積
世界各地で砂漠化
○ 世界各地で農産物の生産条件が悪化。
■ 砂漠化の影響
世界では、 我が国の農地面積( 465万h a ) を上回る500万h a 以上が毎年砂漠化( 国連環境計画)
2
資料:農林水産省作成(平成20年5月現在)
【ロシア】
・政府は小麦、大麦に、それぞれ10%、30%の輸出税を 賦課(2007年11月∼)。
・小麦の輸出税を40%に引上げ(2008年1月∼)。
【ロシア】
・政府は小麦、大麦に、それぞれ10%、30%の輸出税を 賦課(2007年11月∼)。
・小麦の輸出税を40%に引上げ(2008年1月∼)。
農産物の輸出規制の現状
【中国】
・政府は米、小麦、とうもろこし、大豆、そば等に ついて、増値税( 付加価値税) の輸出還付取消し ( 2007年12月∼) や5%∼25%の輸出税賦課( 2008年1 月∼) を実施。
【中国】
・政府は米、小麦、とうもろこし、大豆、そば等に ついて、増値税( 付加価値税) の輸出還付取消し ( 2007年12月∼) や5%∼25%の輸出税賦課( 2008年1 月∼) を実施。
【ウクライナ】
・政府は小麦、とうもろこし、大 麦、ライ麦に輸出枠を設定し、輸 出を規制( 2007年11月∼) 。
・とうもろこしについて、輸出枠 を撤廃( 2008年4月) 。
【ウクライナ】
・政府は小麦、とうもろこし、大 麦、ライ麦に輸出枠を設定し、輸 出を規制( 2007年11月∼) 。
・とうもろこしについて、輸出枠 を撤廃( 2008年4月) 。
【アルゼンチン】
・政府はとうもろこし( 2006年11月∼) 、小麦・小麦粉( 2007 年3月∼) の輸出承認の登録手続を原則的に停止。また、牛肉 について2005年の輸出量の50%までの輸出枠を設定( 2006年以 降断続的) 、大豆、乳製品等に輸出税を賦課。
・とうもろこしについて2008年2月、小麦・小麦粉について 2008年4月、輸出承認の登録再開を発表したが、実際は輸出 されていない状況。
【アルゼンチン】
・政府はとうもろこし( 2006年11月∼) 、小麦・小麦粉( 2007 年3月∼) の輸出承認の登録手続を原則的に停止。また、牛肉 について2005年の輸出量の50%までの輸出枠を設定( 2006年以 降断続的) 、大豆、乳製品等に輸出税を賦課。
・とうもろこしについて2008年2月、小麦・小麦粉について 2008年4月、輸出承認の登録再開を発表したが、実際は輸出 されていない状況。
は輸出禁止、 は輸出税の賦課、輸出枠設定等
【ベトナム】
・政府は米について既契約や 政府契約を除き輸出を禁止 ( 2006年11月∼2008年1月) 。
・2008年1月解除したが、そ の後新規輸出契約を停止( 政 府契約を除く) 。
【ベトナム】
・政府は米について既契約や 政府契約を除き輸出を禁止 ( 2006年11月∼2008年1月) 。
・2008年1月解除したが、そ の後新規輸出契約を停止( 政 府契約を除く) 。
【カンボジア】
・政府は米の輸出 を禁止( 2008年3月
∼) 。
【カンボジア】
・政府は米の輸出 を禁止( 2008年3月
∼) 。
【インド】
・政府は米( 2007年10 月∼) 、小麦( 2007年9 月∼) の輸出を禁止。 また、タマネギの輸出 を許可制とした( 2007 年10月∼) 。
【インド】
・政府は米( 2007年10 月∼) 、小麦( 2007年9 月∼) の輸出を禁止。 また、タマネギの輸出 を許可制とした( 2007 年10月∼) 。
【エジプト】
・政府は米の 輸出を禁止 ( 2008年4月∼) 。
【エジプト】
・政府は米の 輸出を禁止 ( 2008年4月∼) 。
【セルビア】
・政府は小 麦・小麦粉、 とうもろこし、 大豆等の輸出 を原則的に禁 止( 2007年8月
∼) 。
【セルビア】
・政府は小 麦・小麦粉、 とうもろこし、 大豆等の輸出 を原則的に禁 止( 2007年8月
∼) 。
【ブラジル】
・政府は政府 在庫の米につ いて輸出を停 止( 2008年4月
∼) 。
【ブラジル】
・政府は政府 在庫の米につ いて輸出を停 止( 2008年4月
∼) 。
【インドネシア】
・政府は米の輸出を 禁止( 2008年4月∼) 。
【インドネシア】
・政府は米の輸出を 禁止( 2008年4月∼) 。
【パキスタン】
・政府は小麦について 政府契約を除き輸出を 禁止( 2008年1月∼) 。
【パキスタン】
・政府は小麦について 政府契約を除き輸出を 禁止( 2008年1月∼) 。
【カザフスタン】
・政府は小麦の国内 輸出業者が小麦輸出 量の20%を国内市場 に販売することを義 務付け( 2007年10月) 。
・小麦の輸出を禁止 ( 2008年4月∼) 。
【カザフスタン】
・政府は小麦の国内 輸出業者が小麦輸出 量の20%を国内市場 に販売することを義 務付け( 2007年10月) 。
・小麦の輸出を禁止 ( 2008年4月∼) 。
【ネパール】
・政府は米、小 麦の輸出を停止 ( 2008年4月∼) 。
【ネパール】
・政府は米、小 麦の輸出を停止 ( 2008年4月∼) 。
○ 食料についてはいざという時は自国内の供給が優先。
3
農地面積の推移
- 150 - 100 - 50 0 50 100 150 200
農地の拡張・かい廃面積 (千ha/年)
0 1, 000 2, 000 3, 000 4, 000 5, 000 6, 000 7, 000
S31 S36 S41 S46 S51 S56 S61 H03 H08 H13 H18
農地面積の推移(千ha)
農地の拡張面積 農地のかい廃面積 農地面積
607 万ha( S35)
465 万ha( H19) 600 万ha( S40)
2. 4万ha( H19)
11. 3万ha( S46)
609万ha( S36) :ピーク
※ 1:出典「耕地及び作付面積統計」 ※ 2:農地のかい廃は、自然災害、転用、耕作放棄等の面積の合計
拡張 累計105万ha(S 37∼H19)
かい廃 累計249万ha( S37∼H19)
144万ha減 少
2 . 農地面積の推移
〇 農地については、 今後と も 一定の転用需要が避けら れない一方、 農地開発による面積の増加は期待
し にく い状況にあり 、 今後と も 農地面積は減少の見込み。
〇 国際的な食料事情が一層不安定化する中で、 国内農業生産の基礎と なる農地の確保が喫緊の課題
4
2 耕作放棄地の解消に向けたきめ細やかな取組の実施
近年、 増加傾向にある耕作放棄地を解消するこ と は、 国民への食料の安定的な供給を図る上で、 また、
限り ある農地を有効に利用する上で、 喫緊の課題と なっ ている。
こ の場合、 耕作放棄地それぞれの現状は、 地域社会の状況や耕作条件等により それぞれ異なっ てお
り 、 その対応方策も 地域の実情に応じ たも のでなければなら ない。
こ のため、 耕作放棄地について、 現状を的確に把握し た上で、 それぞれの状況に応じ たきめ細やかな
対策を実施する こ と により 、 5 年後を目途に耕作放棄地の解消を目指す。
5
農地政策の展開方向について( 平成1 9 年1 1 月6 日農林水産省) より 抜粋
〇 こうした中で農水省としては、昨年11月6日に取りまとめた「農地政策の展開方向について」
の中で優良農地の確保とともに平成23年度を目途に耕作放棄地の解消を目指すこととしたところ
資料:農林水産省「農林業センサス」
耕作放棄地面積の推移
資料:(財)農政調査委員会「農業振興地域・農地制度等の実態把握及び効果分析に関する調査」 注1:平成16年2月に全市町村を対象に調査したものである(回収率67%)。
注2:回答市町村数(上位2つまで重複回答あり)の構成比である。
耕作放棄の発生要因
9.5
13.3
9.6
8.4
9.8
47.7
42.0
44.1
45.7
45.0
4.6 7.7
6.8
7.0
4.7
6.5 5.7
6.3
13.8
21.6
12.8 11.8
10.7
12.0
10.7
11.4 3.4
7.5
4.8
4.2 8.7
3.2
2.94.0 3.1
2.7 1.6
2.3
2.1 1.5
0.4
0.1 0.7
0.6 1.1
0.3 2.6
4.1
4.2
4.7 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
都市的農業地域
平地農業地域
中間農業地域
山間農業地域
計
土地条件が 悪い
高齢化等により労働力が不足 通作が不便
離農 生産性が低い 農地の受け手がいない
生産調整等を契機として
土地の買占め
相続による農 地の分散化
その他
3 . 耕作放棄地の現状
〇 耕作放棄地の面積は、平成17年農林業センサスにおいて38.6万ha。
〇 その発生要因を見ると、高齢化等による労働力不足が約5割と最も高く、以下①生産性が低い、
②農地の受け手がいない、③土地条件が悪いの順。
6
※ 耕作放棄地面積は個々の農家単位の申告を基に集計されたものであるため、 その具体的な場所や営農再開が容易なのか困難なのか等の状況までは把握
されていない。 0
5 10 15 20 25 30 35 40
昭和50年 55年 60年 平成2年 7年 12年 17年 万ha
耕作放棄地面積(土地持ち非農家) 耕作放棄地面積(総農家)
13.1 12.3
13.5
21.7
24.4
34.3
38.6
16. 3
22. 3
耕作放棄地面積の地域類型別の推移
資料:農林水産省「農林業センサス」(組替集計)
○ 地域別にみて中山間地域が全体の約6割。
○ 農業基盤整備実施地区では、耕作放棄地の発生割合は極めて低い状況。
基盤整備実施地区における耕作放棄地の発生状況
資料:農林水産省「農林業センサス」(2000年)及び農林水産省農村振興局調べ。 注:ほ場整備事業完了地区の耕作放棄地率は、平成5年に完了した全てのほ場整備
事業実施地区146地区(ほ場整備事業が完了して約10年を経過した地区)の事業 実施主体への聞き取り調査(平成16年実施)による。
7
遊休農地
農業経営基盤強化促進法第5条第2項
第4号において「農地であって、現に耕
作の目的に供されておらず、かつ、引き
続き耕作の目的に供されないと見込まれ
るもの」と定義されている法令用語
基本的に耕作放棄地と同じ概念である。
耕作放棄地
農林業センサスにおいて「所有してい
る耕地のうち、過去1年以上作付けせず、
しかもこの数年の間に再び耕作する考え
のない土地」と定義されている統計上の
用語
○ 耕作が放棄された土地については、「耕作放棄地」、「遊休農地」の用語が使用されているところ
○ 今後、耕作放棄地対策を円滑に推進するため、原則としてより農業者等になじみのある「耕作放棄地」
の用語を用いて説明
用 語 に つ い て
8
( 参 考)
○ 耕作放棄地の実態は、地域によって様々である上、点在しているケースが多い。
A:営農再開(基盤整備不要) B:営農再開(基盤整備必要)
C:保全管理 D:非農業利用
9
T 県M町
◆ 調査実施機関 市町村、農業委員会
調査実施、農地・非農地の振り分け
◆ その他の機関と役割
国、県・・・耕作放棄地に関する情報提供 全体調査への参加
土地改良区役職員・総代 農業協同組合職員
損害評価員(農業共済)
実施体制について
実施体制について
耕作放棄地の色分け
耕作放棄地の色分け
人力・農業用機械で草刈り等を行うことによ り、直ちに耕作することが可能な土地
人力・農業用機械で草刈り等を行うことによ り、直ちに耕作することが可能な土地
草刈り等では直ちに耕作することはできない が、基盤整備を実施して農業利用すべき土地
草刈り等では直ちに耕作することはできない
が、基盤整備を実施して農業利用すべき土地
森林・原野化し、農地に復元して利用するこ とが不可能な土地
森林・原野化し、農地に復元して利用するこ とが不可能な土地
集落内の耕作放棄地の情 報提供など調査を応援
4 . 耕作放棄地全体調査の実施
〇 耕作放棄地の状況にきめ細かく対応していくためには、まずはその現状を的確に把握することが必要。
〇 このため、市町村・農業委員会に対して、基本的に本年8∼9月に間にすべての耕作放棄地を対象に現地調査
を行うよう要請するとともに、本調査に係るマニュアルの作成・説明会を実施。
○ 本調査においては、「農業的利用ができる土地( 農地) 」と「農業的利用ができない土地( 非農地) 」に振り分け
1 0
平成二十年度現地調査による農地・非農地の判断︵市町村・農業委員会︶
耕作放棄地の調査・解消計画の考え方
農地
山林 原野
等 非農地
営農再開保全管理
◆担い手や畜産農 家が不在
◆導入作物が未定
◆担い手や畜産農 家が存在
◆導入作物が決定
農業利用
平成二十三年度までに農業上重要な地域を中心に耕作放棄地解消を目指す
農地
耕作放棄地の解消支援策
耕作放棄地の解消
地域での話し合い
・担い手アクションサポート事業
(予算額:2、250百万円の内数)
主な支援対象
農山漁村活性化プロジェクト支援交付金
(ソフト事業)
・耕作放棄地実態調査
・先進地等の調査
・実証展示ほ等の設置
。草刈り等のボランティア活動
・老朽ハウス等再生活用支援
農山漁村活性化プロジェクト支援交付金
(ハード事業)
・営農再開のための基盤整備
・市民農園開設及び教育ファーム等の ための基盤整備
・事業主体自ら工事を行う基盤整備
・遊休農地活用を促進するための経費
担い手アクションサポート事業
・耕作放棄地の実態調査
・所有者等に対する指導
・担い手への農地利用調整活動等の支援
・担い手に対する経営・技術等の支援
強い農業づくり交付金
・生産施設・加工施設、流通施設等整備
・企業等の意向調査等の支援
・普及組織による技術指導等
・新規就農者等の農業研修
農地・水・環境保全向上対策
・農地・水・環境の良好な保全と質的向 を図るため、地域ぐるみの共同活動等 を支援
企業等農業参入支援推進事業
・農地リースの支援
・小作料一括前払への支援
・簡易な基盤整備(自ら整備可能)
鳥獣害防止総合対策
・捕獲体制の整備
・安全で効果的なワナの導入支援
・侵入防止柵の整備
・処理加工施設の整備
保 全 管 理
集落等による保全管理 市民農園・教育ファーム等に活用 鳥獣害の防止
・鳥獣害防止総合対策事業
(予算額:2,800百万円)
・農山漁村活性化プロジェクト支援 交付金
(再掲)
・農地環境整備事業
(予算額:1,193百万円)
・広域連携共生・対流等対策交付金
(予算額:973百万円)
・農地・水・環境保全向上対策
(予算額:25,588百万円)
・中山間地域等直接支払交付金
(予算額:21,800百万円)
・粗飼料増産未利用資源活用促進 対策事業
(予算額:424百万円)
・農山漁村活性化プロジェクト支 援交付金(ソフト)
(再掲)
畜産農家等との話し合い
・農山漁村活性化プロジェクト支 援交付金(ハード)
(再掲)
・草地畜産基盤整備事業
(予算額:14,390百万円) 草刈・抜根・整地
・強い農業づくり交付金
(再掲)
・農山漁村活性化プロジェクト支 援交付金(ハード)
(再掲)
施設整備・技術指導
畜 産 農 家 等 に よ る 活 用 (放 牧 ・飼 料 等)
・強い農業づくり交付金(特定法人 等農地利用調整緊急支援)
(再掲)
企業等の意向等調査
・農山漁村活性化プロジェクト支援 交付金(ハード)
(再掲)
・企業等農業参入支援推進事業
(予算額:379百万円) 草刈・抜根・整地
・強い農業づくり交付金
(再掲)
・企業等農業参入支援加速リース 事業(貸付枠:954百万円)
・農林漁業金融公庫資金
(貸付枠:33,000百万円) 機械のリース・技術指導
企 業 等 に よ る 営 農 再 開
・農山漁村活性化プロジェクト支援 交付金(ハード)
(再掲)
・耕作放棄地解消・発生防止基盤 整備事業(予算額:1.000百万円)
草刈・抜根・整地等
・農山漁村活性化プロジェクト支援 交付金(ソフト) (再掲)
・担い手アクションサポート事業(再掲)
・担い手農地集積高度化促進事業
(予算額:2,100百万円) 担い手への利用集積
・強い農業づくり交付金
(再掲)
・担い手アクションサポート事業
(再掲)
営農指導・販売促進
担 い 手 に よ る 営 農 再 開
・農山漁村活性化プロジェクト支援 交付金(ソフト)
(予算額:30,546百万円の内数)
・担い手アクションサポート事業
(再掲)
所有者に対する市町村等の指導
・農山漁村活性化プロジェクト支援 交付金(ソフト)
(再掲)
ボランティア等の草刈支援
・強い農業づくり交付金
(予算額:24,914百万円の内数)
・担い手アクションサポート事業
(再掲)
営農指導・販売促進
所 有 者 に よ る 営 農 再 開
非農業的利用
平成20年度耕作放棄地解消緊急対策 総計 728億円
5 . 耕作放棄地解消のための取組の考え方と 平成2 0 年度解消支援策
【取組】
農業者の減少・高齢化が進む中で、地域の美しい景観を形成してい る棚田を維持保全するため、「農地・水・環境保全向上対策」を活用し 農業者・自治会・老人会・PTA等が集落ぐるみで耕作放棄地に景観形 成のため紅そばを作付け、収穫したそばは地元の農業生産者組合が 運営しているそば屋「紅そば亭」に販売
【解消地】 岡山県 美咲町
【解消面積】 0.4ヘクタール
事例1
6 . 耕作放棄地の解消に向けた取組
〇 耕作放棄地の解消に当たっては、担い手への利用集積や企業参入の事例も見られるが、担い
手が不在等の地域においては、集落ぐるみでの取組や市町村等公的機関による取組も見られる
ところ。
【取組】
サルの食害により耕作意欲が減退し、耕作放棄地が増加したため、 平成17年度から地元集落が「中山間地域等直接支払交付金」を活用 して耕作放棄地を復旧整備し新規作物としてニンニクを作付け、直売 所で販売
【解消地】 青森県 深浦町
【解消面積】 1.2ヘクタール
事例2
1 2
集落での取組
集落ぐるみで農地・農業用水等の資源を保全するための取組(草刈り・ 江さらい・抜根・景観作物の植栽等)を支援。
・交付単価
水田4,400円/10a 畑 2,800円/10a
中山間地域等における農業の生産条件の不利を補正するための支援
・交付単価
水田16,800円∼21,000円/10a 畑 9,200円∼11,500円/10a
※ 交付単価は急傾斜(水田1/20以上、畑15度以上)の場合
農地・ 水・ 環境保全向上対策と は?
中山間地域等直接支払交付金とは?復旧整備の状況
【取組】
健康ブームを背景に、地域の女性グループが耕作放棄地に昔 は全戸で栽培していた「達磨ひえ」を作付け、地域の学校給食セ ンターへ供給
【解消地】
岩手県 陸前高田市
【解消面積】 0.2ヘクタール
【取組】
そば粉に対する国産ニーズが高まる中で、地元農家で組織された 営農組合が、そばの地域特産化を推進し、直売所にて販売
【解消地】
三重県 伊賀市
【解消面積】 4.0ヘクタール
そば( 水田) 大豆( 畑)
【取組】
消費者の国産大豆へのニーズが高まる中で、地元の大豆食品 製造メーカーからの要望を受け、地域の農業者で組織する農業振 興会議が、耕作放棄地を活用して大豆を栽培。メーカーは「こだわ りの商品(商品名:南信州蒸し上げ
大豆)」として1万パック製造し販売
【解消地】
長野県 飯田市
【解消面積】 0.7ヘクタール
【取組】
食の安全・安心への関心の高まりを受け、地元スーパーが「地の 野菜」を求める中で、標高差を利用した周年出荷を行おうとしている 農業生産法人が耕作放棄地を借り受け、収穫物をスーパーへ出荷 するとともに、別途コンビニと契約して
秋冬ダイコンを加工(おでん用)して 出荷
【解消地】
鳥取県 境港市
【解消面積】 6.0ヘクタール
ダイ コ ン、 里芋( 水田)
1 3
ひえ( 水田)
農業者等による取組
ハーブの栽培
【取組】
健康ブームを背景として地元農家グループがハーブの一種である エキナセアを新たな特産品とするために耕作放棄地に試験栽培し、J Aの直売所にて販売
【解消地】
埼玉県 寄居町
【解消面積】 1.0ヘクタール
【取組】
農業生産法人が野菜の連作障害を防止するため、ソルゴー・トウモ ロコシとの輪作体系を構築。昨今の飼料高騰に伴う粗飼料に対する 需要の高まりを受け、農業生産法人が借り受けた耕作放棄地にトウ モロコシを作付け、周辺の畜産農家へ供給
【解消地】
鹿児島県 志布志市
【解消面積】 10.0ヘクタール
飼料作物( ト ウモロコ シ)
【取組】
鳥獣害が多発し、耕作放棄地となっていた果樹園について、畜産 農家と連携し、肉用牛を放牧
【解消地】
島根県 大田市
【解消面積】 19.0ヘクタール
放牧利用
耕畜連携の取組
【取組】
谷津田で栽培条件が悪く管理の行き届かない荒廃田が少なくな かった地域において、飼料作物の高騰等を背景として、稲作農家と 畜産農家(肉用牛)が連携し、耕作放棄地に飼料稲を作付け、稲発 酵飼料を肉用牛に供給
【解消地】
茨城県 常総市
【解消面積】 15.1ヘクタール
1 4
【取組】
桑園跡地の活用を図るため、町が観光果樹園100町歩構想 を策定し、地元農家にブルーベリー等の苗を配布し、観光農園 化を推進
【解消地】
埼玉県 美里町
【解消面積】 61.4ヘクタール
【取組】
耕作放棄地の有効活用と子供達の農業体験による将来の 担い手確保のため、JA組合長の提案により、耕作放棄地を 活用した学校農園を開設。JAが農地の借上げ、種苗、肥料・ 資材などの供給、作付けの技術指導等全面的にバックアップ
【解消地】
神奈川県 津久井郡
【解消面積】 3.5ヘクタール
JAが学校農園を全面支援
1 5
公的機関の取組
町が観光果樹園を推進
【44%】
【23%】
【33%】
【20%】
【29%】
【51%】
122 65
94 57
80 144
281
その他
食品 関係 建設業
NPO等 特 例
有限会社
株式 会社
業種等別 組織形態別
参 入 法人数
1 6
(単位:法人)
企業( 株式会社) 等が農業参入する制度
※ 平成20年3月現在、農林水産省経営局構造改善課調べ
地域ブラ ンド の確立を目指す取組
【取組】
水産加工品製造業者が、他社との差別化の観点から練り製品の原料となる 野菜を生産するため、平成19年度より農業参入。平成20年度は10ヘクター ルにまで規模を拡大する予定
【解消地】
石川県 七尾市
【解消面積】 4.0ヘクタール
企業等による取組
①基本構想に規定
①基本構想に規定
参入区域
として設定
∼基本構想∼
都道府県知事
同意 耕作放棄地や耕作
放棄地になりそうな 農地等が相当程度 存在する区域
=担い手の不足して いる地域
市町村
使用貸借による権利 又は賃借権(リース) の設定
○ 農地法第3条許可
(特例的に許可)
株式会社等農業生産法 人以外の法人
市町村
農地保有合理化法人 業務執行役員のう
ち、1人以上の者が 耕作又は養畜の事 業に常時従事
農地所有者
買入れ 又は 借入れ
協定の締結
【事業の適正かつ円 滑な実施を確保する ための協定】
○ 基盤法第18条 利用集積計画
農業経営基盤強化促進法
[ 特定法人貸付事業]
耕作放棄地 に限らない
集落による市民農園の開設
【取組】
耕作放棄地がこれ以上増える(地域の約1/4)と「名水の里」と して知られる集落が崩壊するとの危機感から、中山間地域等直接 支払交付金導入を契機に、集落全戸で「荒廃農地を出さない」とい う集落協定を締結し耕作放棄地を復元、
市民農園として活用
【解消地】
京都府 舞鶴市
【解消面積】 1.6ヘクタール
N P O 法人による市民農園の開設
【取組】
団塊世代の間で、市民農園に対するニーズが高まっているのを 受けて、NPO法人が特定農地貸付方式を活用し市民農園を開設
【解消地】
三重県 四日市市
【解消面積】 0.2ヘクタール
1 7
景観作物( 菜の花)
【取組】
地元のNPO法人が、高齢化の進行に伴い年々増加している耕作 放棄地に菜の花を栽培して観光の名所とするとともに、菜種油をツ バキ油と並ぶ特産品に育てている
【解消地】
宮城県 気仙沼市
【解消面積】 1.0ヘクタール
新規就農支援
【取組】
市は定年退職者を含む新規就農者の育成を図るため、「農ライフ 創生センター」を開設し、市が借りた耕作放棄地においてナス、白菜、 コギクの栽培技術や農業経営のノウハウについて2年間指導
【解消地】
愛知県 豊田市
【解消面積】 14.8ヘクタール