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第10次長野市交通安全計画(本編)

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第 1 0 次

長 野 市 交 通 安 全 計 画

平 成 2 8 年 1 0 月

長 野 市

(2)
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ま え が き

交 通 安 全 は 、 人 命 尊 重 の 基 本 理 念 の 下 、 国 民 す べ て の 願 い で あ り 、 本 市 に お い て は 「 交 通 安 全 都 市 」 に ふ さ わ し い 、 安 全 で 快 適 な ま ち づ く り 実 現 の た め 、 交 通 安 全 対 策 の 総 合 的 か つ 計 画 的 な 推 進 を 図 っ て ま い り ま し た 。

交 通 安 全 対 策 基 本 法 ( 昭 和 4 5 年 法 律 第 1 1 0号 ) に 基 づ き 、 昭 和 4 6 年 度 以 降 、 こ れ ま で 9 次 に わ た る 交 通 安 全 に 関 す る 5 か 年 計 画 を 策 定 し 、 国 、 県 等 の 関 係 機 関 や 関 係 団 体 等 と 連 携 を 図 り な が ら 、 様 々 な 交 通 安 全 対 策 を 実 施 し た 結 果 、 本 市 に お け る 交 通 事 故 に よ る 死 者 数 は 、 平 成 2 7年 に 9 人 と な り 、 第 9 次 計 画 で の 目 標 ( 1 1 人 以 下 ) を 達 成 す る こ と が で き ま し た 。

し か し な が ら 、 事 故 件 数 、 負 傷 者 数 と も 減 少 傾 向 に は あ る も の の 依 然 高 い 状 態 で 推 移 し て お り 、 発 生 数 に 占 め る 6 5 歳 以 上 の 高 齢 者 の 割 合 が 死 者 数 の 6 割 を 超 え る な ど 、 大 変 憂 慮 さ れ る 事 態 が 続 い て い ま す 。

今 後 の 見 通 し に つ い て も 、 道 路 交 通 環 境 の 改 善 や 自 動 車 の 安 全 性 能 の 向 上 に よ る 事 故 削 減 の 要 因 も 期 待 さ れ ま す が 、 高 齢 運 転 者 人 口 の 更 な る 増 加 、 交 通 モ ラ ル の 低 下 等 、 不 安 要 因 の 拡 大 も 懸 念 さ れ て い ま す 。

交 通 事 故 の 向 こ う 側 に は 、 あ る 日 突 然 、 尊 い 命 が 奪 わ れ 、 傷 つ く 悲 惨 な 現 実 が あ り ま す 。 被 害 者 の み な ら ず 、 そ の 家 族 に 悲 し み や 苦 痛 を 与 え た 上 、 加 害 者 自 身 も 悔 い 、 苦 し み 悩 む 悲 劇 の 連 鎖 が あ り ま す 。 社 会 的 ・ 経 済 的 損 失 を も 招 い て い る こ と も 決 し て 忘 れ る べ き で は あ り ま せ ん 。

こ の よ う に 交 通 事 故 防 止 は 、 行 政 、 関 係 機 関 ・ 団 体 だ け で な く 、 市 民 一 人 ひ と り が 自 ら の 問 題 と し て 全 力 を 挙 げ て 取 り 組 ま な け れ ば な ら な い 緊 急 か つ 重 要 な 課 題 で あ る と い え ま す 。

こ う し た 観 点 か ら 「 第 1 0 次 長 野 市 交 通 安 全 計 画 」 を 策 定 し 、 平 成 2 8年 度 か ら 平 成 3 2 年 度 ま で の 5 年 間 に 講 ず べ き 交 通 安 全 に 関 す る 施 策 の 大 綱 を 定 め ま し た 。 こ の 計 画 に 基 づ き 、 市 民 の 皆 さ ん や 関 係 機 関 ・ 団 体 等 と 連 携 ・ 協 働 し て 、 交 通 事 故 の な い 誰 も が 安 全 ・ 安 心 に 暮 ら せ る 地 域 の 実 現 を 目 指 し て ま い り ま す 。

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目 次

交 通 安 全 計 画 施 策 体 系 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 第 1 編 は じ め に

第 1 章 交 通 安 全 計 画 の 策 定 に つ い て ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 1 交 通 事 故 の な い 社 会 を 目 指 し て ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 2 交 通 安 全 計 画 策 定 の 趣 旨 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 3 第 1 0次 長 野 市 交 通 安 全 計 画 の 策 定 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 第 2 章 交 通 安 全 計 画 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 1 長 野 市 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 2 事 業 者 、 交 通 関 係 団 体 ・ ボ ラ ン テ ィ ア 等 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 3 市 民 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 第 2 編 道 路 交 通 の 安 全 に つ い て ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 第 1 部 総 論 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 第 1 章 道 路 交 通 事 故 の 現 状 等 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 1 道 路 交 通 事 故 の 現 状 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 2 道 路 交 通 を 取 り 巻 く 状 況 の 展 望 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 3 道 路 交 通 事 故 の 見 通 し ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6 第 2 章 第 1 0 次 交 通 安 全 計 画 に お け る 目 標 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6 第 3 章 重 点 課 題 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6 1 総 合 的 な 高 齢 者 交 通 安 全 対 策 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7 2 通 学 路 の 交 通 安 全 対 策 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 第 2 部 道 路 交 通 の 安 全 に つ い て の 対 策 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 0 第 1 章 今 後 の 道 路 交 通 安 全 対 策 を 考 え る 視 点 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 0 1 交 通 事 故 に よ る 被 害 を 減 ら す た め に 重 点 的 に 対 応 す べ き 対 象 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 0 2 交 通 事 故 が 起 き に く い 環 境 を つ く る た め に 留 意 す べ き 事 項 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 2 第 2 章 講 じ よ う と す る 施 策 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 4 施 策 体 系 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 4 第 1 節 道 路 交 通 環 境 の 整 備 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 5 1 生 活 道 路 等 に お け る 人 優 先 の 安 全 ・ 安 心 な 歩 行 空 間 の 整 備 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 5 2 幹 線 道 路 に お け る 交 通 安 全 対 策 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 7 3 交 通 安 全 施 設 等 整 備 事 業 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 0 4 歩 行 者 空 間 の バ リ ア フ リ ー 化 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 1 5 無 電 柱 化 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 1 6 効 果 的 な 交 通 規 制 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 1 7 自 転 車 利 用 環 境 の 総 合 的 整 備 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 1 8 交 通 需 要 マ ネ ジ メ ン ト の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 2 9 災 害 に 備 え た 道 路 交 通 環 境 の 整 備 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 3 1 0 総 合 的 な 駐 車 対 策 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 3

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1 1 道 路 交 通 情 報 の 充 実 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 4 1 2 交 通 安 全 に 寄 与 す る 道 路 交 通 環 境 の 整 備 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 5 第 2 節 交 通 安 全 思 想 の 普 及 徹 底 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 7 施 策 体 系 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 7 1 段 階 的 か つ 体 系 的 な 交 通 安 全 教 育 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 8 2 効 果 的 な 交 通 安 全 教 育 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 1 3 交 通 安 全 に 関 す る 普 及 啓 発 活 動 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 2 4 交 通 の 安 全 に 関 す る 民 間 団 体 等 の 主 体 的 活 動 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 5 5 市 民 の 参 加 ・ 協 働 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 5 第 3 節 安 全 運 転 の 確 保 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 6 施 策 体 系 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 6 1 運 転 者 教 育 等 の 充 実 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 7 2 安 全 運 転 管 理 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 8 3 交 通 労 働 災 害 の 防 止 等 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 8 4 道 路 交 通 に 関 連 す る 情 報 の 充 実 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 8 第 4 節 車 両 の 安 全 性 の 確 保 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 0 施 策 体 系 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 0 1 車 両 の 安 全 性 に 関 す る 基 準 等 の 改 善 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 1 2 自 転 車 の 安 全 性 の 確 保 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 1 第 5 節 道 路 交 通 秩 序 の 維 持 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 3 施 策 体 系 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 3 1 交 通 指 導 の 強 化 等 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 4 2 暴 走 族 対 策 の 強 化 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 4 第 6 節 救 助 ・ 救 急 活 動 の 充 実 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 5 施 策 体 系 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 5 1 救 助 ・ 救 急 体 制 の 整 備 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 6 2 救 急 医 療 体 制 の 整 備 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 7 3 救 急 関 係 機 関 の 協 力 関 係 の 確 保 等 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 7 第 7 節 交 通 事 故 被 害 者 支 援 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 8 施 策 体 系 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 8 1 自 動 車 損 害 賠 償 保 障 制 度 の 充 実 等 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 9 2 交 通 事 故 被 害 者 支 援 の 充 実 強 化 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 9 第 8 節 研 究 開 発 及 び 調 査 研 究 の 充 実 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 0 施 策 体 系 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 0 1 道 路 交 通 の 安 全 に 関 す る 研 究 開 発 の 推 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 1 2 道 路 交 通 事 故 原 因 の 総 合 的 な 調 査 研 究 の 充 実 強 化 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 1 第 3 編 踏 切 道 に お け る 交 通 の 安 全 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 2 施 策 体 系 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 2 第 1 部 総 論 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 3 第 1 章 踏 切 事 故 の な い 社 会 を 目 指 し て ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 3

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1 踏 切 事 故 の 状 況 等 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 3 2 近 年 の 踏 切 事 故 の 特 徴 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 3 第 2 章 交 通 安 全 計 画 に お け る 目 標 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 4 第 2 部 踏 切 道 に お け る 交 通 の 安 全 に つ い て の 対 策 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 4 第 1 章 今 後 の 踏 切 道 に お け る 交 通 安 全 対 策 を 考 え る 視 点 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 4 第 2 章 講 じ よ う と す る 施 策 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 4 1 踏 切 道 の 立 体 交 差 化 、 構 造 の 改 良 及 び 歩 行 者 等 立 体 横 断 施 設 の 整 備 の 促 進 ・ 5 4 2 踏 切 保 安 設 備 の 整 備 及 び 交 通 規 制 の 実 施 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 4 3 踏 切 道 の 統 廃 合 の 促 進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 4 4 そ の 他 踏 切 道 の 交 通 の 安 全 と 円 滑 化 を 図 る た め の 措 置 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 5

附 属 資 料

交 通 安 全 対 策 基 本 法 市 町 村 関 係 抜 す い ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 7 交 通 安 全 に 関 す る 国 ・ 都 道 府 県 ・ 市 町 村 の 計 画 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 8

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第 1 0 次 長 野 市 交 通 安 全 計 画 施 策 体 系

【 重点課題 】

① 総合的な高齢者交通安全対策

② 通学路の交通安全対策

【目標】

3 2

【視点】 [ 重]

[ 留]

1 道路交通環境の整備

2 交通安全思想の普及徹底

3 安全運転の確保

4 車両の安全性の確保

5 道路交通秩序の維持

6 救助・救急活動の充実

7 被害者支援の充実と推

8 研究開発及び調査研究の充 道路交通の安全

1 踏 切 道 の 立 体 交 差 化 、 構 造 の 改 良 及 び 歩行者等立体横断 施設の整備の促進

2 踏切保安設備の整備及び交 通規制の実施

3 踏切道の統廃合の促進

4 その他踏切道の交通の安全 と円滑化を図るための措置 踏切道における

交通の安全

交 通 事 故 の な い 社 会 を 目 指 し て

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第 1 編 は じ め に

第 1 章 交 通 安 全 計 画 の 策 定 に つ い て

1 交通事故のない社会を目指して

安全で安心な社会を実現するには、高齢者、障害者等を含む全ての 人々が、相互理解と思いやりをもって行動する共生の交通社会の形成を 図ることが必要です。

人命尊重の理念に基づき、究極的に交通事故のない社会を目指すため には、市民一人ひとりがそれぞれの立場から交通安全に向けて行動する ことが求められます。

○ 交通事故死者数の一層の減少に取り組むことはもちろんのこと、事 故そのものの減少についても積極的に取り組みます。

○ 特に、依然として多く発生している安全運転義務違反に起因する事 故の抑止を図るため、生活面や環境面などあらゆる観点を踏まえた総 合的な交通安全対策を推進することにより、交通事故が起きにくい環 境をつくっていくことが重要です。

○ 交通社会に参加する全ての市民が交通安全に留意するとともに、よ り一層交通安全対策を充実していくことが必要です。

○ 歩道の整備等を始めとした交通安全施設の整備に当たっては、人優 先の交通安全思想のもと、歩行者の安全確保を図ります。

○ 地域の交通事情等を踏まえて、それぞれの地域における活動を強化 していくとともに、行政、学校、家庭、職場、団体、企業等が役割分 担しながら連携を図り、市民が交通安全に関する各種活動に様々な形 で参加し、協働していくことが有効です。

○ 交通事故により家族を失い、傷害を負わされるなど交通事故の悲惨 さを経験し、理解している、交通事故被害者等の参加や協働は重要で す。地域の安全性を総合的に高めていくために、交通安全対策を防犯 や防災と併せて一体的に推進していくことが有効です。

2 交通安全計画策定の主旨

交通安全対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、交通安全対策基 本法に基づき、昭和 4 6 年(1 9 7 1 年)以降、5年ごと9次にわたり「長 野市交通安全計画」を策定し、市民や関係機関・団体が一体となって、 各種の施策を実施してきました。

3 第 1 0 次長野市交通安全計画の策定

長野市は、第 1 0 次長野県交通安全計画に基づき、人命尊重の理念に立 って、交通事故による死傷者をゼロに近づけ、究極的には、交通事故の ない安全で安心な長野市を実現していくため、平成 2 8 年度から始まる第 1 0 次長野市交通安全計画を策定し、実効性のある対策を重点的、計画的

(10)

に推進するものです。

この計画は、交通安全に関する諸施策の大綱を定め、市民の行動指針 として自助、共助の取組みを呼び掛けるもので、期間は、平成 2 8 年度か ら平成 3 2 年度までの5年間とします。

第 2 章 交 通 安 全 計 画 の 推 進

1 長 野 市

長野市は、本計画を策定した機関として、計画事業を着実に推進して いくとともに、事業の実施に当たっては、市民、関係行政機関、交通関 係団体等と連携して効果的な交通安全対策を推進します。

2 事業者、交通関係団体・ボランティア等

市民を交通事故から守る上で、事業者は大きな役割を果たしており、 安全運転管理者、運行管理者等を通じた交通安全教育を推進するなど、 交通事故の防止に努めることが求められます。

地域における交通関係団体・ボランティア等の行う交通安全運動への 社会的期待も大きく、交通関係団体やボランティアは、市や警察署と連 携し、あるいは相互に協力しながら、効果的な交通安全対策を進めてい くことが求められます。

3 市 民

平成 2 7 年( 2 0 1 5 年) 中の市内の交通事故による死傷者は 2 , 0 0 0 人を超 えました。被害者の家族や加害者も含めると、それ以上の人が交通事故 により心身ともに傷つき、悩み苦しんでいることになります。

悲惨な交通事故をなくすためには、何よりも、市民一人ひとりが交通 ルールを守り、正しい交通マナーの実践を習慣とすることが肝要です。 この計画が効果的に推進されるよう、市民一人ひとりが計画の担い手 となり、交通安全について考え、行動していくことが大切です。

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第 2 編 道 路 交 通 の 安 全 に つ い て

第 1 部 総 論

第 1 章 道 路 交 通 事 故 の 現 状 等

1 道路交通事故の現状

○ 本市の交通事故による死者数は、昭和 6 0 年(1 9 8 5 年)に 3 9 人に達 し、昭和 6 2 年(1 9 8 7 年)には事故発生件数及び負傷者が共に 2 , 0 0 0 件(人)を超える高水準の事故多発状況となりました。

○ このような状況の中で、平成5年に「交通安全都市宣言」を行い、 交通事故防止に向けた各種施策の推進を図った結果、同年の死者数は

1 4 人に抑止することができました。

○ しかしながら、その後も死者数は増減を繰り返す中で、事故発生件 数及び負傷者数は減少傾向に転じ、平成 1 8 年(2 0 0 6 年)には死者数 が6人と過去 2 0 年で最少となりましたが、翌年には死者数が増加

(1 6 人)となり、その後も増減を繰り返す状況にあります。

○ この結果、平成 2 3 年度からの第9次長野市交通安全計画における

(12)

目標を「平成 2 7 年までに交通事故の死者数を 1 1 人以下とする。」と しておりましたが、平成 2 7 年には死者数は9人まで減少して目標を 実現させ、事故発生件数、負傷者数とも減少しています。

○ 長野市における近年の交通死亡事故の特徴は、次のとおりです。

① 交通事故による死者数が減少傾向の中で、6 5 歳以上の高齢者の死 者数が高水準で推移し、全死者数の6割以上を占めています。

② 高齢死者のうち、交通弱者である歩行者と自転車乗車中の死者が 8割を超え、高齢運転者自身が死亡するケースも目立っています。

③ 発生場所は交差点付近、発生時間帯は薄暮時間帯と夜間に多発し、 特に日没が早まる秋から冬にかけて多発しています。

2 道路交通を取り巻く状況の展望

○ 道路交通を取り巻く今後の状況を展望すると、運転免許保有者数、 車両保有台数、自動車走行台キロ共にピークを過ぎ、減少することが 見込まれます。

○ 道路交通量が増加から減少に向かうと予想されるものの、交通死亡 事故の当事者となる比率の高い高齢者人口の増加、中でも高齢者の運 転免許保有者の増加は、道路交通にも大きな影響を与えるものと考え られます。

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3 道路交通事故の見通し

道路交通を取り巻く状況は、経済情勢や社会情勢の動向に伴い今後ま すます複雑に変化することが見込まれ、将来の交通事故の発生状況につ いては、正確には見極め難いところですが、歩行中及び自動車乗用中の 事故や、とりわけ高齢運転者にかかわる事故の増加が見込まれ、現状よ りもなお一層憂慮すべき事態になることが懸念されます。

このため、今後新規に行われる交通安全施策や、実態に即し、最近導 入されてきた新しい施策を実施していくことにより、交通事故の減少が 期待されます。

第 2 章 第 1 0 次 交 通 安 全 計 画 に お け る 目 標

平 成 3 2 年 ま で に 年 間 の 交 通 事 故 死 者 数 を 7 人 以 下 と し ま す 。

○ 交通安全の究極の目標は、人命尊重の理念に立ち、交通事故のな い「安全で安心な社会」をつくることにあります。

○ 本計画の計画期間である平成 3 2 年(2 0 2 0 年)までには、年間の交 通事故死者数を「7人以下」にすることを目指します。

○ 今後は、更なる死者数の減少を図るための交通安全対策を実施す るに当たり、負傷者数の減少を図るため、交通事故の総量抑制にも 一層積極的に取り組み、平成 3 2 年までに死者数の構成率が高い高齢 者死者数や歩行中及び自転車乗用中の死者数についても、交通事故 死者数全体の割合減少と同程度またはそれ以上の割合で減少させる ことを目指します。

第 3 章 重 点 課 題

長野市内における交通事故件数や死傷者数は全体的に減少傾向にありま す。しかし、この傾向をさらに継続し、目標の実現を図るためには、行政 機関はもとより、事業者、交通関係団体、ボランティア、そして何よりも 市民一人ひとりによる不断の努力が必要となります。

本計画においては、長野市の地域特性、交通事故状況等を踏まえ、特に 取り組むべき施策として

○ 総合的な高齢者交通安全対策

○ 通学路の交通安全対策

の2点を重点課題として交通安全対策を推進します。

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1 総合的な高齢者交通安全対策 ( 1 ) 高齢者対策の必要性

市内における 6 5 歳以上の高齢者人口は、平成 2 7 年 1 2 月現在、約 1 0 万4千人で全人口の 2 7 %を超え、平成の大合併による影響で 1 0 年 前の 2 1 %から大きく上昇し、今後もさらに高齢化が進むと予想されて います。

また、高齢化の進行にあわせ、高齢運転者も年々増加し、減少傾向 にある人身交通事故の中で、高齢者の関与する交通事故及び高齢運転 者による交通事故が増加し、全死亡事故に占める高齢死者の割合は6 割を超えています。

( 2 ) 対策の推進

高齢者の交通事故を減少させるためには、高齢者の実態を踏まえた 対策を推進していく必要があります。

例えば、事故の発生場所を見ると、高齢者の交通事故の多くは自宅 付近で起きており、中でも歩行者の事故の 6 8 パーセントは自宅から 5 0 0 m以内で発生しているという特徴(県下)があります。こういっ た状況から、「通りなれた道でも油断しない。」といった内容の注意 喚起が必要であることが分かります。このようにきめ細やかなに分析 を行い、対策を講じていく必要があります。

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したがって、「歩行者、運転者」といった立場、場面ごとの交通安 全対策をはじめ、公共交通の利用促進、道路環境の整備、地域参加に よる高齢者支援を含めた総合的な対策を講じていく必要があります。

2 通学路の交通安全対策

長野市では、通学中の児童生徒の悲惨な交通事故をなくすため、安全 安心な通学路の交通環境を、学校や教育委員会のみでなく、道路管理者 や警察署、保護者や地域住民など、あらゆる関係機関が協働で創りあげ ていきます。

( 1 ) 通学路の交通安全対策の必要性

近年、少子高齢化が進んでいる中で、小・中学生の児童数について は年々減少傾向にあり、将来を担う大切な子どもを守るための交通安 全対策はより一層重要な課題となっています。

平成 2 4 年、全国及び県内における通学中の交通事故多発を受け、 各行政機関、学校及び地域住民などが一体となって通学路の交通安全 対策を推進した結果、同年以降、小・中学生の交通事故による死傷者 数は減少しました。

今後、引き続き通学路の交通安全対策をはじめとする、通学中の交 通事故を防止するための各種施策を推進することが重要となります。

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( 2 ) 対策の推進

通学路の交通安全対策については、学校や教育委員会のみでなく、 道路管理者や警察署、地域や保護者などあらゆる関係機関等が協力し て取り組むことが重要です。

こうしたことから、安全・安心な環境整備のため、これまでの取組 み等について再点検するとともに、より地域や関係機関との連携を密 にして通学路の安全対策を推進していく必要があります。

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第 2 部 道 路 交 通 の 安 全 に つ い て の 対 策

第 1 章 今 後 の 道 路 交 通 安 全 対 策 を 考 え る 視 点

○ 近年、道路交通事故の発生件数並びに道路交通事故による死傷者数 が減少していることに鑑みると、これまでの交通安全計画に基づき実 施されてきた施策には一定の効果があったものと考えられます。

○ 一方で、高齢者人口の増加による高齢者事故の多発、安全不確認、 脇見運転、動静不注視等の安全運転義務違反に起因する死亡事故が依 然として多く、相対的にその割合は高くなっています。

○ また、スマートフォン等の普及に伴い歩行中や自転車乗車中の操作 による危険性も指摘されています。

○ 今後は、従来の交通安全対策を基本としつつ、経済社会情勢や交通 情勢の変化等に対応し、さらに実際に発生した交通事故に関する情報 の収集や分析を充実し、より効果的な対策への改善を図り、有効性が 見込まれる新規施策を推進します。

○ 対策の実施に当たっては、可能な限り対策ごとの目標を設定すると ともに、実施において、効果評価・検証を行い、必要に応じて改善し ていくことが必要です。

このような観点から、次の交通安全対策を実施します。

① 道路交通環境の整備

② 交通安全思想の普及徹底

③ 安全運転の確保

④ 車両の安全性の確保

⑤ 道路交通秩序の維持

⑥ 救助・救急活動の充実

⑦ 交通事故被害者支援の推進

⑧ 研究開発及び調査研究の充実

○ さらに、今後の対策の実施に当たっては、次の視点を重視して推進 していきます。

1 交通事故による被害を減らすために重点的に対応すべき対象 ( 1 ) 高齢者及び子どもの安全確保

ア 高齢者の安全確保

○ 長野市における高齢者の交通事故死者に占める割合は6割を超 え、今後も高齢化が急速に進展することを考えると、高齢者の多 様な実像・実態を踏まえ、きめ細かな交通安全対策を推進し、高 齢者にとって安全にかつ安心して外出したり移動できるような交 通社会の形成を図っていきます。

○ 高齢者の交通事故防止は、高齢歩行者(自転車利用者)と高齢 運転者のそれぞれの特性を理解した対策を講じます。特に、高齢 運転者については、今後大幅に増加することが予想されることか

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ら、高齢者が交通事故を起こさないための対策を強化していきま す。

○ 加齢による身体機能の変化にかかわりなく、高齢者が交通社会 に参加することを可能にするため、多様な人々が利用しやすいよ う都市や生活環境を設計するとの考え方に基づき、バリアフリー 化された道路交通環境の形成を図っていきます。

○ 高齢者の事故防止を図るためには、交通安全活動を、日常的に 利用する機会の多い医療機関や福祉施設等と連携して実施してい くことや、高齢者の交通事故が居住地の近くで多発していること から、地域や家庭における生活に密着した交通安全活動を充実し ます。

イ 子どもの安全確保

高齢化の進展と同時に、考えなければいけないのが少子化の進展 です。安心して子どもを産み、育てることができる社会を実現する ために、防犯の観点はもちろんのこと、子どもを交通事故から守る 観点から、通学路等における歩道などの歩行空間の整備を積極的に 推進します。

( 2 ) 歩行者及び自転車の安全確保

○ 本市では、過去5年間(平成 2 3 ∼2 7 年)の交通事故死者(6 2 人) に占める歩行者の割合が4割(2 7 人)を超えています。

安全で安心な社会の実現を図るためには、自動車と比較して弱い 立場にある歩行者の安全を確保することが必要不可欠であり、特に 高齢者や子どもにとって、身近な道路の安全性を高めることがより 一層求められています。

○ 本市では、過去5年間(平成 2 3 ∼2 7 年)の交通事故死者(6 2 人) に占める自転車利用者の割合が約2割(1 4 人)を超えています。

自転車については、自動車等に衝突された場合には被害を受ける 反面、歩行者等に衝突した場合には加害者となるため、それぞれの 対策を講じる必要があります。

○ 自転車の安全利用を促進するため、自転車走行空間の確保や自転 車利用者による交通ルール無視やマナー違反に対する各種対策に加 え、自動車等の運転者における歩行者と自転車に対する保護意識の 高揚を図る必要があります。

( 3 ) 生活道路における安全確保

○ 高齢死者の多くが、自宅近くで事故に遭遇している状況にあるな ど、地域住民の日常生活に利用される生活道路(車道幅員 5 . 5 メー トル未満の道路)の安全を確保することは重要であります。

○ 地域における道路交通事情を十分に踏まえ、各地域に応じた生活

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道路を対象として自動車の速度抑制を図るため、道路交通環境の整 備、幹線道路から生活道路への流入抑制などの対策を一層推進する 必要があります。

○ 生活道路における対策は、総合的なまちづくりの中で推進する必 要があります。

そのためには、地域住民の主体的な参加と取組みが不可欠であり 、 対策の検討や関係者間での合意形成において中心的な役割を果たす 人材の育成も重要な課題となります。

2 交通事故が起きにくい環境をつくるために留意すべき事項 ( 1 ) 交通実態を踏まえたきめ細やかな対策の推進

○ これまで、総合的な交通安全対策の実施により交通事故を着実に 減少させてきたところですが、安全運転義務違反に起因する人身事 故は、依然として高い割合を占めています。

○ これまでの対策では抑止が困難である交通事故について、発生地 域、場所、形態等を詳細な情報に基づき分析し、よりきめ細かな対 策を効果的かつ効率的に実施していくことにより、当該交通事故の 減少を図っていきます。

○ 本計画の期間中にも様々な交通情勢の変化があり得る中で、その 時々の状況を的確に踏まえた取組みを行います。

( 2 ) 地域ぐるみの交通安全対策の推進

○ 交通事故の発生場所や発生形態など、事故特性に応じた対策を実 施していくため、インターネット等を通じた交通事故情報の提供に 努めるなど、これまで以上に、市民に交通安全対策に関心を持って もらい、地域における安全安心な交通社会の形成に、自らの問題と して積極的に参加してもらうなど、市民主体の交通安全意識を醸成 していきます。

○ 安全な交通環境の実現に向け、交通社会の主体となる運転者、歩 行者等の意識や行動を周囲・側面からサポートしていく社会システ ムを、それぞれの地域における交通情勢を踏まえ、関係機関、市民 等の協働により形成していきます。

○ 関係機関、市民等で取り組んでいる飲酒運転根絶対策、自転車の 交通安全対策などについては、他の地域における対策事例などを市 が積極的に提供し、情報共有を図っていきます。

( 3 ) 先端技術の活用推進

○ 運転者の不注意による交通事故や、高齢運転者の身体機能等の低 下に伴う交通事故への対策として、運転者の危険認知の遅れや運転 操作の誤りによる事故を未然に防止するための安全運転を支援する

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システムや、交通事故が発生した場合にいち早く救助・救急を行え るシステムなど、技術発展を踏まえたシステムの導入促進を図って いきます。

○ 今後も科学技術の進展があり得る中で、その導入過程における安 全確保も図りつつ、新たな技術を有効に活用しながら取組みを推進 していきます。

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【施策体系】

1 生活道路等における人優先の 安全・安心な歩行空間の整備

2 幹線道路における交通安全対策 の推進

3 交通安全施設等整備事業の推進 4 歩行者空間のバリアフリー化 5 無電柱化の推進

6 効果的な交通規制の推進

7 自転車利用環境の総合的整備

8 交通需要マネジメントの推進

9 災害に備えた道路交通環境の 整備

1 0 総合的な駐車対策の推進

1 1 道路交通情報の充実

1 2 交通安全に寄与する道路交通 環境の整備

生活道路の交通安全対策の推進 通学路等の歩道整備等の推進 高齢者、障害者等の安全に資する 歩行空間等の整備

成果を上げるマネジメントの推進 事故危険箇所対策の推進

幹線道路における交通規制 重大事故の再発防止

適切に機能分担された道路網の整備 改築等による交通事故対策の推進 交通安全施設等の高度化

交 通 安 全 施 設 等 の 戦 略 的 維 持 管 理

歩 行 者 ・ 自 転 車 及 び 生 活 道 路 対 策 の 推 進 幹線道路対策の推進

交通円滑化対策の推進

I T S の 推 進 ・ 安 全 で 快 適 な 道 路 交 通 環 境 道路交通環境整備への住民参加 連絡会議等の活用

地域の特性に応じた交通規制 安 全 で 機 能 的 な 交 通 規 制

安 全 で 快 適 な 自 転 車 利 用 環 境 の 整 備 自 転 車 等 の 駐 車 対 策 の 推 進

ソ フ ト 施 策 の 推 進 自 転 車 駐 車 場 対 策

公 共 交 通 機 関 利 用 の 促 進 自 動 車 利 用 の 効 率 化

災害に備えた道路の整備

災害に強い交通安全施設等の整備 災害発生時における交通規制 きめ細やかな駐車規制の推進 駐車場等の整備

違法駐車締め出し気運の醸成・高揚 ハ ー ド ・ ソ フ ト 一 体 の 駐 車 対 策 の 推 進 情報収集・提供体制の充実

分かりやすい道路交通環境の確保 道路の使用及び占用の適正化等 休憩施設等の整備の促進

子どもの遊び場等の確保

道路法に基づく通行の禁止又は制限 地域に応じた安全の確保

第 1 節 道 路 交 通 環 境 の 整 備

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第 2 章 講 じ よ う と す る 施 策

第 1 節 道 路 交 通 環 境 の 整 備

道路交通環境の整備については、これまでも幹線道路と生活道路の両面 で対策を推進してきており、いずれの道路においても一定の事故抑止効果 が確認されています。

歩行者や自転車が多く通行する生活道路における安全対策をより一層推 進する必要があるため、今後の道路交通環境の整備に当たっては、自動車 交通を担う幹線道路等と歩行者中心の「暮らしのみち」(生活道路)の機 能分化を進め、暮らしのみちの安全の推進に取り組むこととします。

これまでの対策に加え、少子高齢化等の社会情勢の変化に対応し、子ど もを交通事故から守り、高齢者や障害者が安全にかつ安心して外出できる 交通社会の形成を図る観点から、通学路、生活道路、市街地の幹線道路等 において、歩道を一層積極的に整備するなど、安全、安心な歩行空間が確 保された、人優先の道路交通環境整備の強化を図っていきます。

1 生活道路等における人優先の安全・安心な歩行空間の整備

これまで、一定の成果を上げてきた交通安全対策は、主として「車中 心」の対策であり、歩行者の視点からの道路整備や交通安全対策は依然 として十分とはいえず、また、生活道路への通過交通の流入等の問題も 依然として深刻です。

地域の協力を得ながら、通学路、生活道路、市街地の幹線道路等にお いて「人」の視点に立った交通安全対策を推進していく必要があり、 交通の安全を確保する必要がある道路において、歩道等の交通安全施設 等の整備、効果的な交通規制の推進など、きめ細かな事故防止対策を実 施することにより車両の速度の抑制や、自動車、自転車、歩行者等の異 種交通が分離された安全な道路交通環境を形成します。

( 1 ) 生活道路における交通安全対策の推進 ア 安心して通行できる道路空間の確保

交通事故分析結果や、地域の顕在化したニーズ等に基づき抽出し た交通事故の多いエリアにおいて、市、地域住民等が連携し、徹底 した通過交通の排除や車両速度の抑制等のゾーン対策に取り組み、 子どもや高齢 者等 が安心して通行できる道路空間の確保を図ります。 イ 交通規制等による交通安全対策

生活道路において、歩行者・自転車利用者の安全な通行を確保す るため、最高速度 3 0 キロメートル毎時の区域規制等を前提とした

「 ゾーン 3 0 」 を整備するなどの低速度規制を実施します。 ウ 道路環境整備

歩道の整備等により、安心して移動できる歩行空間ネットワーク を整備する経路対策、ハンプ、クランク等車両速度を抑制する道路

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構造等により、歩行者や自転車の通行を優先するゾーンを形成する ゾーン対策、交通を円滑化するための交差点改良やゾーンエリア進 入部におけるハンプ・狭さくの設置等によるエリア内への通過車両 の抑制対策を実施します。

エ 道路標識・道路標示の整備

通過車両の進入を抑え、歩行者等の安全確保と生活環境の改善を 図るため、歩車共存道路(歩行者の通行を優先させるため、車両速 度を抑制するハンプやクランク等を整備した道路)、コミュニティ 道路(歩行者の通行を優先させるため、車両速度を抑制するハン プ・クランクや歩行者を物理的に分離するための縁石等を整備した 道路)等の整備を図ります。

( 2 ) 通学路等の歩道整備等の推進 ア 通学路の交通安全確保

通学路における交通安全を確保するために、警察、教育委員会、 学校、道路管理者等の関係機関が連携し、定期的な合同点検の実施 や対策の改善・充実等の継続的な取組みを実施するとともに、道路 交通実態に応じ、ハード・ソフトの両面から必要な対策を推進しま す。

イ 安全な歩行空間の確保

小学校、幼稚園、保育所や児童館等に通う児童及び幼児、高等学 校、中学校に通う生徒の通行の安全を確保するため、通学路等の歩 道整備等を積極的に推進するとともに、ハンプ・狭さく等の設置、 路肩のカラー舗装、防護柵の設置、自転車道・自転車専用通行帯・ 自転車の通行位置を示した道路等の整備、立体横断施設の整備、横 断歩道等の拡充等の対策を関係機関と連携して推進します。

ウ ライジングボラード(自動昇降式の車止め)の活用

通学路における交通規制の担保の手法として、ライジングボラー ドの活用の効果を検討し、当該結果を踏まえて、ライジングボラー ドの活用の実現に向けた取組みを推進します。

( 3 ) 高齢者、障害者等の安全に資する歩行空間等の整備 ア 歩道等の整備

高齢者や障害者等を含め全ての人が安全に安心して参加し活動で きる社会を実現するため、駅、公共施設、福祉施設、病院等の周辺 を中心に平坦性が確保された幅の広い歩道等を積極的 に整備 します 。

歩道の段差・傾斜・勾配の改善、エスコートゾーン、昇降装置付 立体横断施設、歩行者用休憩施設、自転車駐車場、障害者用の駐車 枠等を有する自動車駐車場等の整備を推進します。

イ 歩行者等の安全確保

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通過車両の進入を抑え、歩行者等の安全確保と生活環境の改善を 図るため、コミュニティ道路、歩車共存道路等の整備を図ります。 旧来の歩道に多い波打ちや、段差を解消し、歩行者にやさしい、 使いやすい歩行空間を形成する歩道リメイク事業を推進します。 ウ 道路環境のバリアフリー化

○ 高齢者、障害者等の自立した目常生活及び社会生活を確保する ため、ユ ニバ ーサ ルデザインの考え方に基づいて、駅 、公 共施 設、 福祉施設、病院等の周辺を中心に平坦性が確保された幅の広い歩 道、昇降 装置 付立 体横断施設、歩行者用休憩施設、自 転車 駐車 場、 障害者用の駐車ます等を有する自動車駐車場等の整備を推進しま す。

○ バリアフリー新法に基づき、重点整備地区に定められた駅の周 辺地区等においては、公共交通機関等のバリアフリー化と連携し つつ、誰もが歩きやすい幅の広い歩道の整備を図ります。

○ 視覚障害者誘導用ブロック、歩行者用の案内標識、バリアフリ ーマップ等により、公共施設の位置や施設までの経路等を適切に 案内します。

エ 安全な歩行空間の確保

駅前等の交通結節点において、エレベーター等の設置、スロープ 化や建築物との直結化が図られた立体横断施設、交通広場等の整備 を推進し、道路利用者が歩きたくなる安全で快適な歩行空間を積極 的に確保します。

また、冬期の安全な歩行者空間を確保するため、中心市街地や公 共施設周辺等における除雪の充実や消融雪施設等の整備を推進しま す。

2 幹線道路における交通安全対策の推進

生活空間の交通の安全を確保するため、高規格幹線道路から居住地域 内道路に至るネットワークによって適切に機能が分担されるよう道路の 体系的整備を推進するとともに、公安委員会、道路管理者等との連携強 化を図り道路整備を推進します。

( 1 ) 成果を上げるマネジメントの推進

交通安全に資する道路整備事業の実施に当たっては、効果を科学的 に検証しつつ、マネジメントサイクルを適用することにより、効率

的・効果的な実施に努め、少ない予算で最大の効果を獲得できるよう 、 関係機関と連携し「成果を上げるマネジメント」を推進します。

( 2 ) 事故危険箇所対策の推進

事故危険箇所においては、交差点改良、視距の改良、付加車線等の 整備、中央帯の設置、バス路線等における停車帯の設置及び防護柵、 区画線等の整備、道路照明・視線誘導標・自転車専用通行帯等の設置

(25)

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等の対策を推進し、さらに公安委員会による信号機の新設・高度化、 歩車分離式信号の運用、道路標識の高輝度化を推進します。

( 3 ) 幹線道路における交通規制

交通の安全と円滑化を図るため、道路の構造、交通安全施設等の整 備状況、交通の状況等を勘案しつつ、速度規制及び追い越しのための 右側部分はみ出し通行禁止規制等について見直しを行い、適正化を図 ります。

( 4 ) 重大事故の再発防止

死傷者が多数に上るなど社会的に大きな影響を与える重大交通事故 が発生した際には、速やかに当該箇所の道路交通環境等事故発生の要 因について調査するとともに、発生要因に即した所要の対策を講じま す。

( 5 ) 適切に機能分担された道路網の整備 ア 異種交通の分離

高規格幹線道路から、居住地域内道路に至るネットワークを体系 的に整備するとともに、歩道や自転車道の整備を積極的に推進し、 歩行者、自転車、自動車等の異種交通の分離を図ります。

イ 道路ネットワークの安全性の向上

高規格幹線道路、地域高規格道路の整備やスマートインターチェ ンジの整備等、利用しやすい道路環境を整備し、より多くの交通量 を分担させることによって道路ネットワーク全体の安全性の向上を 図ります。

ウ バイパス等の整備

通過交通の転換と交通の効果的な分散により、都市部における道 路の著しい混雑緩和、交通事故の多発等の防止を図るため、バイパ ス及び環状道路等の整備を推進します。

エ 生活道路等の通過交通等の抑制

幹線道路で囲まれた居住地域内や歩行者等の通行の多い商業地域 内等においては、通過交通をできる限り幹線道路に転換させるなど 道路機能の分化により、生活環境を向上させるため、補助的な幹線 道路、区画道路、歩行者専用道路の系統的な整備を行うとともに、 長野県公安委員会により実施される交通規制及び交通管制との連携 を強化し、ハンプ・狭さく等による車両速度及び通過交通の抑制等 の整備を総合的に実施します。

オ アクセス道路等の整備

市民のニーズに応じた効率的な輸送体系を確立し、道路混雑の解 消等円滑な交通流が確保された良好な交通環境を形成するため、道

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路交通、鉄道等複数の交通機関の連携を図り、鉄道駅等の交通結節 点へのアクセス道路の整備等を推進します。

( 6 ) 改築等による交通事故対策の推進

交通事故の多発等を防止し、安全かつ円滑・快適な交通を確保する ため、次の方針により道路の改築による交通事故対策を推進します。 ア 歩行者等の安全と生活環境の改善

歩行者及び自転車利用者の安全と生活環境の改善を図るため、歩 道等を設置するための既存道路の拡幅、バイパスの整備と併せた道 路空間の再配分、自転車の通行を歩行者や車両と分離するための自 転車専用通行帯、自転車の通行位置を示した道路の整備等の道路交 通の安全に寄与する道路の改築事業を推進します。

イ 交差点等の改良

交差点及びその付近における交通事故の防止と交通渋滞の解消を 図るため、交差点の改良や付加車線の設置を推進します。

ウ 交通安全施設等の整備

一般道路の新設・改築に当たっては、交通安全施設についても併 せて整備し、道路標識、中央帯、車両停車帯、道路照明、防護柵等 の整備を図ります。

また、歩行者の安全を確保するため必要がある場合には、スロー プや昇降装置の付いた立体横断施設の整備を図ります。

エ 道路利用実態との調和

道路の機能と沿道の土地利用を含めた道路の利用実態との調和を 図ることが交通の安全確保に資することから、交通流の実態を踏ま えつつ、沿道からのアクセスを考慮した副道等の整備、植樹帯の設 置、路上駐停車対策等の推進を図ります。

オ 歩行者等の安全な通行空間の確保

商業地区における歩行者及び自転車利用者の安全で快適な通行空 間を確保するため、幅の広い歩道、自転車道、コミュニティ道路、 歩車共存道路等の整備を推進します。

交通混雑が著しい市街地、鉄道駅周辺地区等において、人と車の 交通を体系的に分離するとともに、歩行者空間の拡大を図るため、 地区周辺の幹線道路、ペデストリアンデッキ(高架等に寄って車道 から立体的に分離された歩行者専用通路)、交通広場等の総合的な 整備を図ります。

カ 観光交通と通過交通の分離

歴史的街並みや史跡等卓越した歴史的環境の残る地区において、 地区内の交通と観光交通、通過交通を適切に分離するため、歴史的 地区への誘導路、地区内の生活道路、歴史的みちすじ等の整備を体 系的に推進します。

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- 20 - ( 7 ) 交通安全施設等の高度化

依然として多発している夜間の交通死亡事故に対処するため、道路 照明・視線誘導標等の設置による夜間事故対策を推進し、関係機関と 連携して交通安全施設の高度化に努めます。

3 交通安全施設等整備事業の推進

平成 2 7 年度から 3 2 年度までを計画期間とする社会資本整備重点計画

(平成 2 7 年9月 1 8 日閣議決定)に基づき、長野県公安委員会と道路管 理者が連携し、事故実態の調査・分析を行いつつ、次の方針により計画 的かつ重点的、効果的かつ効率的に交通安全施設等整備事業を推進する ことにより、道路交通環境を改善し、交通事故の防止と交通の円滑化を 図ります。

( 1 ) 歩行者・自転車対策及び生活道路対策の推進

歩行者・自転車対策及び生活道路対策の推進のため、生活道路にお いて人優先の考えのもと、「ゾーン 3 0 」等の車両速度の抑制、通過交 通の抑制・排除等の面的かつ総合的な交通事故対策を推進するととも に、少子高齢化社会の進行を踏まえ、歩行空間のバリアフリー化及び 通学路における安全・安心な歩行空間の確保を図ります。

( 2 ) 幹線道路対策の推進

幹線道路では交通事故が特定の区間に集中して発生していることか ら、事故危険箇所等の事故の発生割合の大きい区間において重点的な 交通事故対策を実施します。

関係機関と連携し、事故データの客観的な分析による事故原因の検 証に基づき、交差点改良等の対策を実施します。

( 3 ) 交通円滑化対策の推進

交通安全に資するために関係機関と連携し、交差点の改良や付加車 線の設置、緊急対策が必要な踏切の改良を推進するほか、駐車対策を 実施することにより、交通容量の拡大を図り、交通の円滑化を推進す るとともに、自動車からの二酸化炭素排出の抑制を推進します。

( 4 ) I T S の推進による安全で快適な道路交通環境の実現

交通に関する情報の収集、分析及び伝達並びに信号制御等、道路に おける交通の規制を広域かつ総合的に行うため、関係機関と連携して 道路交通情報提供の充実等を推進し、安全で快適な道路環境の実現を 図ります。

(28)

( 5 ) 道路交通環境整備への市民参加の促進

安全な道路交通環境の整備に当たっては、道路利用者の主体的な参 加の下に交通安全総点検を積極的に推進するとともに、市民の意見を 道路交通環境の整備に反映させます。

4 歩行者空間のバリアフリー化

高齢者や障害者等を含めて全ての人が安全に、安心して参加し活動で きる社会を実現するため、駅、公共施設、福祉施設、病院等を結ぶ歩行 空間の連続的・面的なバリアフリー化を積極的に推進するとともに、バ リアフリー化を始めとする安全・安心な歩行空間を整備します。

5 無電柱化の推進

歩道の幅員の確保や歩行空間のバリアフリー化等により歩行者の安全 を図るため、安全で快適な通行空間の確保、道路の防災性の向上、良好 な景観の形成、情報通信ネットワークの信頼性の向上、観光振興の観点 から、新たな無電柱化計画を推進し、道路の新設、拡幅等を行う際に同 時整備に努めます。

電線共同溝の浅層埋設等低コスト手法の導入によるコスト縮減等を図 るほか、地上機器の小型化による歩行者の安全性確保の取組みにより、 無電柱化を推進します。

6 効果的な交通規制の推進

( 1 ) 地域の特性に応じた交通規制

道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑化を図り、道 路網全体の中でそれぞれの道路の社会的機能、道路の構造、交通安全 施設の整備状況、交通流・量等を考慮して既存の交通規制を見直し、 地域実態に応じた規制内容にするとともに、合理的なものにするよう に努め、効果的な交通規制を関係機関に働きかけます。

( 2 ) より合理的な交通規制

安全で機能的な都市交通を確保するため、道路管理者と公安委員会 が適切な協議を重ねながら、都市部における交通規制を計画的に推進 し、交通流・量の適切な配分・誘導を図ります。

7 自転車利用環境の総合的整備

( 1 ) 安全で快適な自転車利用環境の整備

自転車と歩行者の事故を防止するため、自転車は車両であるとの原 則の下、自転車道や自転車専用通行帯、自転車の通行位置を示した道 路等の自転車走行空間ネットワークの整備により、自転車利用環境の 総合的な整備を推進します。

(29)

- 22 - ( 2 ) ソフト施策の推進

自転車ネットワークの形成や道路空間の整備、通行ルールの徹底を 図るため「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」(平成 2 4 年 1 1 月、国土交通省、警察庁)を周知し、さらに、自転車を共同で利 用するコミュニティサイクルなどの自転車利用促進策や、ルール・マ ナーの啓発活動などのソフト施策を積極的に推進します。

( 3 ) 自転車駐車場対策

自転車等の駐車対策については、その総合的かつ計画的な推進を図 ることを目的として、自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対 策の総合的推進に関する法律(昭和 5 5 年法律第 8 7 号)による施策を 総合的に推進することとし、路外・路上の自転車駐車場の整備等を図 り、自転車、歩行者の通行の安全も確保していきます。

8 交通需要マネジメントの推進

道路交通渋滞を緩和し、道路交通の円滑化を図るため、パークアンド ライド(鉄道駅等まで自家用車を利用し、駅等の周辺に設けられた駐車 場に駐車し、電車等に乗り継ぐ形態)の推進、情報提供の充実、相乗り の促進、フレックスタイム制の導入等により、道路利用の仕方に工夫を 求め、輸送効率の向上や交通量の時間的・空間的平準化を図る交通需要 マネジメント(T D M )を推進します。

( 1 ) 公共交通機関利用の促進

地域公共交通の活性化及び再生に関する法律(平成 1 9 年法律第 5 9 号)に基づく地域公共交通網形成計画の策定を推進し、持続可能な地 域公共交通網の再構築を進めるなど、公共交通機関利用の促進を図り ます。

( 2 ) 公共車両優先システムの活用

道路交通混雑が著しい一部の道路について、バス専用(優先)レ ーン、公共車両優先システム(P T P S )等の技術を活用し、公共交通 機関の利用促進や物流の効率化を進めます。

( 3 ) 利用者の利便性の向上

鉄道・バス事業者による運行頻度、運行時間の見直し等により、 利用者の利便性の向上を図るとともに、鉄道駅・バス停までのアク セス確保のために、パークアンドライド駐車場、自転車道、駅前広 場等の整備を促進し、シームレスな乗り継ぎの実現を図り、交通結 節機能を強化します。

バス路線に係る道路、バス停及びパークアンドバスライドやコミ

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ュニティバスの導入等バスの利用促進を図るための施策を総合的に 実施するオムニバスタウン構想を推進します。

9 災害に備えた道路交通環境の整備 ( 1 ) 災害に備えた道路の整備

ア 道路交通の安全確保

地震、豪雨、豪雪等の災害が発生した場合においても安全で安心 な生活を支える道路交通の確保を図ります。

地震発生時の応急活動を迅速かつ安全に実施できる信頼性の高い 道路ネットワークを確保するため、緊急輸送道路上にある橋梁の耐 震対策を推進します。

豪雨・豪雪時等においても、安全・安心で信頼性の高い道路ネッ トワークを確保するため、道路斜面等の効率的な点検方法の開発や 災害の恐れのある区間の対策工事を推進します。

イ 道の駅の利用

地震等の災害発生時に、避難場所等となる「道の駅」について防 災拠点としての活用を推進します。

( 2 ) 災害に強い交通安全施設等の整備

地震、豪雨、豪雪等による災害が発生した場合においても安全な道 路交通を確保するため、交通情報板等の交通安全施設の整備及び通行 止め等の交通規制を迅速かつ効果的に実施するための、交通規制資機 材の整備を推進します。

( 3 ) 災害発生時における交通規制

災害発生時は、必要に応じて緊急交通路を確保し、混乱を最小限に 抑えるため、被災地への車両の流入抑制等の交通規制を迅速かつ的確 に実施するとともに、災害の状況や交通規制等に関する情報をホーム ページ等により提供します。

1 0 総合的な駐車対策の推進

道路交通の安全と円滑化を図り、都市機能の維持及び増進に寄与する ため、また観光インフラとしての道路環境の整備という観点からも、交 通の状況や地域の特性に応じた総合的な駐車対策を推進します。

( 1 ) きめ細やかな駐車規制の推進

時間的視点、場所的視点の両面から現行規制の見直しや、駐車の効 用にも十分配慮したきめ細かな駐車規制を関係機関へ働きかけます。

また、障害者や高齢者等で歩行が困難な方のための信州パーキン

グ・パーミット(障害者等用駐車場利用証)制度の普及を促進します 。

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- 24 - ( 2 ) 駐車場等の整備

路上における無秩序な駐車を抑制し、安全かつ円滑な道路交通を確 保するため、以下の施策を推進します。

ア 民間駐車場の整備

大規模な建築物に駐車場の整備を義務付ける附置義務条例により 民間駐車場の整備を促進します。

イ 公共駐車場の整備

都市機能の維持・増進を図るべき地区及び交通結節点等重点的に 駐車場の整備を図るべき地域において、交通安全施設等整備事業や 有料融資事業等を活用した公共駐車場の整備を促進します。

( 3 ) 違法駐車締め出し気運の醸成・高揚

違法駐車の排除及び自動車の保管場所の確保等に関し、市民への広 報・啓発活動を行うとともに、警察や関係機関・団体との密接な連携 を図り、住民の理解と協力を得ながら違法駐車締め出し気運の醸成・ 高揚を図ります。

( 4 ) ハード・ソフト一体となった駐車対策の推進

違法駐車が著しく、安全で円滑な道路交通が阻害されている市街地 等の道路について、交通安全施設としての駐車場、路上駐車施設の整 備などの対策を推進します。

1 1 道路交通情報の充実

安全で円滑な道路交通を確保するためには、運転者に対して正確でき め細かな道路交通情報を分かりやすく提供することが重要であり、高度 化、多様化する道路交通情報に対するニーズに対応し、適時・適切な情 報を提供するため、情報通信技術(I T )等を活用して、道路交通情報の 充実を図る必要があります。

( 1 ) 情報収集・提供体制の充実

道路利用者に対し必要な道路交通情報を提供することにより、安全 かつ円滑な道路交通を確保するとともに、交通監視カメラ、路側通信 システム、車両感知器、道路標識、交通情報板等の既存の情報収集・ 提供体制について関係機関と連携を図りながら充実します。

( 2 ) 分かりやすい道路交通環境の確保

主要な幹線道路の交差点及び交差点付近において、ルート番号等を 用いた案内標識の設置を推進するとともに、地図を活用した多言語表 記の実施等により、国際化の進展への対応に努めます。

1 2 交通安全に寄与する道路交通環境の整備

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( 1 ) 道路の使用及び占用の適正化等 ア 道路の使用及び占用の適正化

工作物の設置、工事等のための道路の使用及び占用の許可に当た っては、道路の構造を保全し、安全かつ円滑な道路交通を確保する ために適正な運用を行うとともに、許可条件の履行、占用物件等の 維持管理の適正化について指導します。

イ 不法占用物件の排除等

道路交通に支障を与える不法占用物件等については、実態把握、 指導取締りによりその排除を行います。また、不法占用等の防止を 図るための啓発活動を推進します。

ウ 道路の掘り返しの規制等

道路の掘り返しを伴う占用工事については、無秩序な掘り返しと 工事に伴う事故・渋滞を防止するため、施工時期や施工方法を調整 します。

さらに、掘り返しを防止する抜本的対策として、共同溝等の設置 が可能な路線については、整備を推進します。

( 2 ) 子どもの遊び場等の確保

小学校児童の放課後等の居場所については、長野市版放課後子ども プランに基づき、既存の児童館を活用するほか、小学校施設を活用し て安全・安心な居場所を拡充し、遊びや学習、各種体験活動の場を提 供していきます。

( 3 ) 道路法に基づく通行の禁止又は制限

道路の構造を保全し、又は交通の危険を防止するために、道路の破 損、欠壊又は異常気象等により交通が危険であると認められる場合及 び道路に関する工事のためやむを得ないと認められる場合には、道路 法(昭和 2 7 年法律第 1 8 0 号)に基づき、迅速かつ的確に通行の禁止又 は制限を行います。

危険物を積載する車両のトンネル等の通行の禁止又は制限及び道路 との関係において必要とされる車両の寸法、重量等の最高限度を超え る車両の通行の禁止又は制限に対する違反を防止するため、必要な体 制の拡充・強化を図ります。

( 4 ) 地域に応じた安全の確保

交通の安全は、地域に根ざした課題であることに鑑み、沿道地域の 人々のニーズや道路の利用実態、交通流の実態等を把握し、その特性 に応じた道路交通環境の整備を行います。

積雪寒冷特別地域においては、冬期の安全な道路交通を確保するた め、冬期積雪・凍結路面対策として適時適切な除雪や凍結防止剤散布

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の実施、消融雪施設等の整備を推進します。

参照

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