労働経済学 第 6 回
広島大学国際協力研究科 川田恵介
1 Regulation of working hours
History: 1886 年５月１日に米国で一日８時間労働制が導入された。 指標：
Normal working week: 通常の労働時間
Maximum number of overtime hours: 時間外労働時間の上限規制 Miximum number of total hours: 総労働時間の上限規制
Overtime premiums 時間外労働時に発生する割増賃金率
（Boeri and van Ours (2008) より）
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2 理論モデル
Work shoring: 個々の労働者の労働時間を減少させることで雇用量を増やす。
労働時間規制は雇用量を増加させるか？
2.1 賃金の硬直性による失業モデル
企業の生産関数を以下のように設定する。
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2.2 準固定費用モデル税
企業の生産関数は同じ。
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2.3 硬直的な賃金
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2.4 パートタイム導入の影響
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3 実証研究
• 労働時間の国際比較（Boeri and van Ours (2008) より）
• 労働時間は、1955 年から 2005 年にかけ、大きく減少した。
• 国家間で、労働時間について大きな差が存在する。
労働時間規制の効果：Crepon and Kramarz (2002, Journal of Political Economy) は、1982 年にフラン スで導入された週の労働時間の上限を４０時間から３９時間に縮小する政策を用い、労働時間規制の 効果を調べた。労働時間が４０時間だったグループと、３９時間だったグループを比較することで、 規制が４．１パーセントの雇用喪失を生じさせたことを明らかにした。（Boeri and van Ours (2008) より）
Part time jobs: （Boeri and van Ours (2008) より）
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