• 検索結果がありません。

矢板市国民健康保険特定健康診査等実施計画(第二期)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "矢板市国民健康保険特定健康診査等実施計画(第二期)"

Copied!
18
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

矢板市国民健康保険

特定健康診査等実施計画

(第二期)

平成25年度∼平成29年度

平成25年2月

(2)

はじめに

わが国は、国民皆保険のもと、誰もが安心して医療を受けることができる医 療制度を実現し、高い保健医療水準を達成してきました。

しかし、近年の少子高齢化による人口構成の変化と、医療の高度化による治 療費の増加により、国民皆保険を堅持し将来にわたり持続可能なものとしてい くためには、その構造改革が急務となっております。

このような状況に対応するため、矢板市国民健康保険では、国民誰しもの願

いである健康と長寿を確保しつつ、医療費の抑制を図るために、「高齢者の医療

の確保に関する法律」に基づき、平成20年4月から、生活習慣病の発症原因 とされる内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目し、特定健康診 査(以下、特定健診)及び特定保健指導を実施してまいりました。

(3)

・矢板市国民健康保険の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

・矢板市における保健事業実施状況・・・・・・・・・・・・・・・3

・矢板市特定健診・特定保健指導実施状況・・・・・・・・・・・・4

・1、特定健診・保健指導の目的・・・・・・・・・・・・・・・・5

・2、特定健診等の対象者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

・3、達成しようとする目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

・4、特定健診・特定保健指導の実施方法・・・・・・・・・・・・7

・5、受診率向上に向けた取り組み・・・・・・・・・・・・・・・11

・6、個人情報の保護・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

・7、特定健診等実施計画の公表・周知・・・・・・・・・・・・・13

・8、特定健診等実施計画の評価及び見直し・・・・・・・・・・・13

・9、その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13

・別添資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14

別表1 一人当たり医療費の推移

(4)

1 <矢板市国民健康保険の現状>

矢板市の総人口は減少が続き、平成24年4月1日現在で35,152人(1

2,982世帯)、国保の被保険者数は、9,743人(5,304世帯)でこ

ちらも減少傾向にあります。

これに対し一人あたり医療費は、平成20年度に262,618円だったも のが平成23年度には287,282円と増加を続け、栃木県の平均も上回っ ており、国保財政を圧迫しています。

○ 一人あたり医療費の推移(別表1参照)

医療費 ( 円) 人数(人) 一人あたり

医療費(円)

栃木県内順位

20年度 2 ,5 9 9 ,9 2 2 ,8 1 8 9 ,9 0 0 2 6 2 ,6 1 8 9

21年度 2 ,7 2 7 ,6 1 7 ,3 9 6 9 ,9 7 3 2 7 3 ,5 0 0 2

22年度 2 ,8 3 5 ,8 0 4 ,5 3 0 9 ,9 0 2 2 8 6 ,3 8 7 3

23年度 2 ,8 3 5 ,4 7 2 ,9 7 1 9 ,8 7 0 2 8 7 ,2 8 2

(多受診の状況)

平成23年5月診療分で件数が多い疾病は、1位高血圧性疾患、2位歯肉炎 及び歯周疾患、3位糖尿病、4位その他の内分泌、栄養及び代謝疾患、5位そ の他の歯及び歯の支持組織の障がいとなっています。

費用額だけでみると、高血圧性疾患、糖尿病といったメタボリックシンドロ ーム該当者及び予備群が影響している疾病が上位を占めていることが分かりま す。

○ 多受診疾病の件数・費用額(平成23年5月診療分)

順位 疾病名 件数 費用額(円)

1 高血圧性疾患 1 ,9 9 0 2 9 ,9 5 2 ,9 6 0

2 歯肉炎及び歯周疾患 8 2 5 1 0 ,9 2 7 ,6 6 0

3 糖尿病 5 3 3 2 2 ,4 6 2 ,9 0 0

4 その他の内分泌、栄養及び代謝疾患 4 9 5 1 0 ,9 7 5 ,6 4 0

(5)

2 (5大生活習慣病の件数の推移)

5大生活習慣病(糖尿病、脳卒中、虚血性心疾患、脂質異常症、高血圧性疾 患)の件数の推移をみると、過去最大の構成比となっています。県全体とくら べると低く、特に高血圧性疾患が低くなっていますが、構成比に占める割合は 増加傾向にあります。

○ 5大生活習慣病の推移(構成比は全体に占める件数の割合を表しています)

(矢板市における生活習慣病が占める費用額の割合)※ 2 3 年 5 月診療分

矢板市における費用額の割合は、総額425,182,190円のうち、生 活習慣関連が35.61%、がんが12.95%などとなっています。

(6)

3 <矢板市における保健事業実施状況>

矢板市では、「市民が安心して暮らせるまちづくり」を目指して、健康づく

り推進の指針となる健康増進計画「すこやか矢板21改訂版」を平成24年

3月に策定し、「みんなでつくろう健康やいた」のスローガンのもと、7つ

の領域における具体的な目標を掲げ、各保健事業の推進に取り組んでいます。 中間評価では、特に生活習慣病の領域で策定時の値よりも悪化しているた め、今後は更に生活習慣病対策を重点的に行い、地域・職域との連携を図り ながら、市民一人ひとりが主体的な健康づくりに取り組めるよう、国保事業 と健康増進事業、母子保健事業や介護予防事業等の各対策とも連携して各種 取り組みを実施し、総合的な健康づくりの推進を目指していきます。

国保事業としては、特定健診・特定保健指導事業との整合性を踏まえつつ、

健診未受診者への勧奨、保健指導のリスクが今後高まる可能性のある被保険 者に対する食生活改善及び運動指導教室を実施してきました。また、医療費 抑制のため、重複・多受診状態にある被保険者への訪問指導事業を行ってい ます。

特定健診結果説明会においては、歯科保健事業、精神保健事業、地区組織 活動等を併せて実施しており、今後も特定保健指導の機会を捉え、これらの 事業との連携による生活習慣病予防や健康づくりへの取り組みを行っていき ます。

健康相談では、定期的な栄養健康相談等の他、電話や面接、家庭訪問等に よる個別相談を行い、行動変容を促すような対応に努めています。

健康教室では、水中エアロビクス教室や健康ウォーキング、健康セミナー 等を開催し、健康の保持増進を図っています。

(7)

4 <矢板市特定健診・特定保健指導実施状況>

矢板市における特定健診の実施率は、平成20年度で33.4%、平成2 3年度では31.7%でした。第一期計画における目標実施率は、平成20 年度で40%、平成23年度では58%でしたが、残念ながらすべての年度 において目標を達成することはできていません。特定保健指導の実施率は、 平成20年度で18.5%、平成23年度では56.4%でした。第一期計 画における目標実施率は平成20年度で20%、平成23年度では35%で あり、目標を達成しました。

○ 特定健診等の実施率(平成20年度から平成23年度の実績)

2 0 年度 2 1 年度 2 2 年度 2 3 年度 特定健診対象者数 6 ,1 3 9 6 ,1 7 0 6 ,1 7 4 6 ,2 7 4

特定健診目標実施率(%) 4 0 4 5 5 2 5 8

特定健診実施率(%) 3 3 .4 3 2 .3 3 0 .6 3 1 .7

特定健診実施数(人) 2 ,0 4 9 1 ,9 9 1 1 ,8 9 7 1 ,9 9 0

特定保健指導目標実施率(%) 2 0 2 5 3 0 3 5

特定保健指導実施率(%) 1 8 .5 2 1 .5 4 2 .7 5 6 .4

特定保健指導対象者数(人) 3 4 6 3 5 8 2 8 6 2 9 8

特定保健指導実施数(人) 6 4 7 7 1 2 2 1 6 8

うち動機付け支援 5 3 5 5 9 0 1 1 9

(8)

5

1、特定健診・特定保健指導の目的

糖尿病等の生活習慣病は、内臓脂肪の蓄積(内臓脂肪型肥満)に起因するも のが多く、肥満に加え、高血糖・高血圧等の状態が重複した場合は、虚血性心 疾患や脳血管疾患を発症する危険度が高くなります。このような症状が重症化 してしまうと、健康的な生活が送れなくなるだけでなく、高額な医療費負担に もつながってしまいます。

特定健診とは、将来このような疾病が発生するリスクが高いメタボリックシ ンドロームの該当者及び予備群を早期発見するための健診であり、特定保健指 導とは、健診の結果、そのような該当者及び予備群に対し、保健指導に関する 専門的知識及び技術を有する者(医師、保健師、管理栄養士など)が、食事や 運動などを通して生活習慣の改善を目的として行うものです。

2、特定健診等の対象者

特定健診は、当該年度の4月1日における矢板市国民健康保険加入者であっ て、当該年度に40歳以上74歳以下の年齢に達する者(妊産婦その他厚生労 働大臣が定める者を除く)を対象とし、実施します。

国の指針に基づき設定した目標実施率及び平成20年度から平成24年度の 被保険者数の推移を参考とし、平成25年度から29年度までの各年度におけ る特定健診及び特定保健指導対象者数を以下のとおり推計しました。

(1)特定健診の対象者数

平成25年度から平成29年度における特定健診の対象者数は、平成20 年度から平成24年度の被保険者数の推移を参考に試算をすると、平成25 年度では6,777人、平成29年度では7,043人と推計されます。

(2)特定保健指導の対象者数

平成25年度から平成29年度における特定保健指導の対象者数は、平成 20年度から平成24年度の被保険者数の推移を参考に試算をすると、平成

25年度では176人(うち、動機付け支援134人、積極的支援42人)、

(9)

6

3、達成しようとする目標

第二期計画(平成25年度∼29年度)の目標値については、国の指針に基

づき、以下のとおり設定しました。(別表2もご参照ください。)

(1)特定健診の実施に係る目標

特定健診の実施率については、平成29年度の目標実施率を60%としま す。また、目標実施率を達成するため、平成25年度からの各年度の目標実 施率を、平成25年度35%、平成26年度40%、平成27年度47%、 平成28年度53%にそれぞれ設定します。

(2)特定保健指導の実施に係る目標

特定保健指導の実施率については、平成29年度の目標実施率を60%と します。また、目標実施率を達成するため、平成25年度からの各年度の目

標実施率を、平成25年度58%、平成26年度58%、平成27年度59%、

平成28年度59%にそれぞれ設定します。

(3)メタボリックシンドロームの該当者・予備群の減少率に係る目標

メタボリックシンドロームの該当者・予備群の減少率を、平成29年度に 25%(平成20年度対比による減少率)とします。

○ 特定健診等対象者数・目標実施率(平成25年度∼平成 2 9 年度の推計)

2 5 年度 2 6 年度 2 7 年度 2 8 年度 2 9 年度

国保被保険者数 9 ,7 0 3 9 ,6 9 0 9 ,6 9 4 9 ,7 1 3 9 ,7 5 1

   うち40∼74歳 6 ,7 7 7 6 ,8 2 3 6 ,8 8 3 6 ,9 5 5 7 ,0 4 3

特定健康診査目標実施率( %) 3 5 4 0 4 7 5 3 6 0

特定健康診査目標実施数(人) 2 ,3 7 2 2 ,7 2 9 3 ,2 3 5 3 ,6 8 6 4 ,2 2 6

特定保健指導目標実施率(%) 5 8 5 8 5 9 5 9 6 0

特定保健指導対象者数(人) 3 0 4 3 4 8 4 1 3 4 7 1 5 4 2

特定保健指導目標実施数(人) 1 7 6 2 0 2 2 4 4 2 7 9 3 2 5

うち動機付け支援 1 3 4 1 5 4 1 8 7 2 1 3 2 4 8

うち積極的支援 4 2 4 8 5 7 6 6 7 7

メタボリックシンドロームの該当者 及び予備群の減少率(%)

※ 平成20年度対比

(10)

7

4、特定健診・特定保健指導の実施方法

特定健診及び特定保健指導の実施に関する基準(平成19年厚生労働省令1

57号。以下「実施基準」という。)に基づき実施します。

実施にあたっては、腎不全及び糖尿病にかかる医療費の伸びを踏まえて、医 療費の適正化の観点から、平成25年度より、法定項目の他に腎不全及び糖尿 病の進行状態を把握する血清クレアチニン検査を追加実施し、その結果を被保 険者の行動変容につながるよう保健指導に活用していきます。

1)特定健診

(1)実施場所・・・公民館等市の公共施設

(2)特定健診の実施項目(実施基準第1条関係) ・必須項目として次のとおりです。

①質問票(服薬歴、喫煙歴等)

②身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)*B M I=体重( k g ) ÷ 身長( m)

③理学的検査(身体診察) ④血圧測定・血液検査

⑤血中脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)

⑥血糖検査(空腹時血糖又はヘモグロビンA1c)

⑦肝機能検査(GOT、GPT、γ −GTP)

⑧尿検査(尿糖、尿蛋白)

・詳細な健診の項目として次のとおりです。

心電図検査・眼底検査・貧血検査(赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値) ・追加項目として次のとおりです。

血清クレアチニン検査、e GFR

※ また、人間ドックの希望者については、予算の範囲内で、特定健康診査と 項目を調整して実施します。

(3)実施時期あるいは期間

毎年度5月から11月を実施期間とします。

(4)外部委託の有無

(11)

8 (5)外部委託の契約形態

個別契約により実施します。

(6)外部委託業者選定に当たっての考え方

委託先の業者は、厚生労働省の告示で定める基準に適合し、実施機関として 社会保険診療報酬支払基金に登録済みの栃木県内の業者(登録見込みの業者 も可)の中から、矢板市の特定健診実施要領等に基づき実施方法等を提案方 式で募集し、事業の質の確保や費用、利用者の利便性、精度管理等を総合的 に考慮し、客観的、公平かつ厳正な評価により1業者を選定します。

(7)代行機関の利用

特定健診等のデータの送信等の諸事務については、栃木県国民健康保険団 体連合会に委託します。

(8)周知や案内(集団健診のお知らせ等)の方法

「広報やいた」等を利用し周知を図り、健診の申込書を各行政区の保健委 員にお願いし、配布、回収を行うとともに、受診券(集団健診のお知らせ) を郵送により送付します。

(9)事業主健診等他の健診受診者の健診データをデータ保有者から受領する 方法

(12)

9 2)特定保健指導

(1)実施場所・・・公民館等市の公共施設

(2)実施内容 ①階層化別選定基準

腹囲 追加リスク 喫煙歴 対 象

① 血 糖 ② 脂質

③血圧

4 0 から 6 4 歳 6 5 から 7 4 歳

≧ 8 5 c m 以 上 ( 男 性 )

≧9 0 c m 以上( 女性)

2つ以上該当 積極的支援 動機付け支援

1つ該当 あり

なし

上記以外で

B M I≧2 5

3つ該当 積極的支援 動機付け支援

2つ該当 あり

なし

1つ該当

(注) 喫煙歴の斜線欄は、階層化の判定が喫煙歴の有無に関係しないことを

意味します。

②階層化別指導方法

階層化 対象者 支援内容

情報提供

メタボリックシンドローム のリスクが少ない方、また は受診・服薬している方

今後も健康な生活を続けていくための好ま しい生活習慣について情報提供することを 目的に行う保健指導。

動機付け 支援

メタボリックシンドローム のリスクが出はじめた方

自らの健康状態を自覚し、生活習慣の改善に

係る取組を行動に移せるよう促すことを目 的に原則1回行う保健指導。

積極的 支援

メタボリックシンドローム のリスクが重なりだした方

(13)

10 (3)実施時期

毎年度6月から翌年1月を着手時期として特定保健指導を実施します。

(4)外部委託の有無

動機づけ支援については、直営で実施します。

積極的支援については、運動指導を外部委託し、それ以外の部分を直営(健

康増進課所管)で実施します。

(5)外部委託の契約形態

個別契約により実施します。

(6)外部委託業者選定に当たっての考え方

委託先の業者は、厚生労働省の告示で定める基準に適合し、実施機関として 社会保険診療報酬支払基金に登録済みの栃木県内の業者(登録見込みの業者 も可)の中から、矢板市の特定健診実施要領等に基づき実施方法等を提案方 式で募集し、事業の質の確保や費用、利用者の利便性、精度管理等を総合的 に考慮し、客観的、公平かつ厳正な評価により1業者を選定します。

(7)代行機関の利用

特定健診等のデータ送信等の諸事務については、栃木県国民健康保険団体 連合会に委託します。

(8)周知や案内(健診結果説明会のお知らせ等)の方法

健診受診日に、相談場所や相談可能日を記載した「健診結果説明会のお知 らせ」を配布して周知します。

さらに、特定保健指導(動機付け支援・積極的支援)対象者には、電話勧 奨等による効率的な相談を実施します。

(9)特定保健指導の対象者の抽出(重点化)の方法

今後、保健指導対象者の増加が予想されるため、メタボリックシンドロー ムの該当者および予備群について、目標年次(平成29年度)までに25% を減少させるためには、効果的・効率的な保健指導の実施が必要です。

(14)

11

○ 年齢が比較的若い対象者

○ 健診結果の保健指導レベルが情報提供レベルから動機付け支援レベル、

動機付け支援レベルから積極的支援レベルに移行するなど、健診結果が 前年度と比較して悪化し、より緻密な保健指導が必要になった対象者

○ 前年度、積極的支援及び動機付け支援の対象者であったにもかかわらず

保健指導を受けなかった対象者

3)実施に関する毎年度の年間スケジュール等

2月 特定健診申込書の配布

3月 特定健診申込書の回収

4月 特定健診の受診券(集団健診のお知らせ)の送付

5月∼11月 特定健診

「健診結果説明会のお知らせ」の配布 未受診者への受診勧奨

6月∼ 3月 特定保健指導

9月∼11月 現年度計画の評価・見直し、次年度事業計画の策定

5、受診率向上に向けた取り組み

矢板市においては、第一期計画期間において特定健診受診率目標を達成でき なかったため、制度の周知、未受診者への勧奨等を通して、引き続き受診率の 向上を図っていくことが必要不可欠です。

また、特定健診の受診率に関して、国の示す目標値にどの程度達したかによ り、矢板市国民健康保険が後期高齢者医療制度に支払う支援金の金額が増減し

ます。目標に達しなかった場合は、最高で10%増額されることになっており、

後期高齢者支援金の負担増は国民健康保険税の増額につながってしまいます。 つまり、受診率を上げることは、被保険者の健康的な生活の維持だけではな く、国保財政安定化の面からも重要な課題なのです。

矢板市では受診率向上のため以下のとおり取り組みます。

(1)特定健診予約者に対する受診勧奨

(15)

12

よる勧奨を行います。また、勧奨時には未受診理由を確認し、今後の未受診者 対策に生かせるようにします。

(2)受診勧奨者の重点化による効率的な受診勧奨 ①経年未受診者への対応

制度開始時からの特定健診受診状況を確認し、複数年未受診状態にある 被保険者を抽出し、レセプト等の医療費情報を分析し、必要と判断した被 保険者に対して電話等による受診勧奨を実施します。

②初回対象者への対応

健康状態の確認やより効果的な特定保健指導の実施のためには、経年的 なデータの蓄積が重要であるとの観点から、初めて特定健診の対象者とな る被保険者に対し、未受診である場合は、レセプト等の医療費情報を分析 し、必要と判断した被保険者に対して受診勧奨を行います。

(3)より効果的、効率的な周知および勧奨方法の検討

特定健診等の制度周知や未受診者に対する勧奨について、対象者の性別、 年齢、地域性等を考慮し、より効果的、効率的に周知および勧奨が行えるよ うな方法を検討し、実施します。

6、個人情報の保護

(1)特定健診・保健指導データの保管方法や保管体制、保管等における外部 委託の有無等

特定健診は、外部委託により実施し、その結果については、委託健診機関 により厚生労働省の定める電子的標準様式に基づく電子データとして取りま とめられ、矢板市で磁気的に記録・保管します。

特定保健指導は、運動指導を外部委託し、それ以外については矢板市の健 康増進課が直営で実施し、結果については電子データとして取りまとめ、矢 板市で磁気的に記録・保管します。

(16)

13

7、特定健診等実施計画の公表・周知

(1)公表及び周知の方法

本計画の策定時および見直しを行った場合は「広報やいた」、矢板市ホーム

ページ等によりその内容を公表し、周知を図ります。

(2)特定健診等を実施する趣旨の周知の方法

「広報やいた」、矢板市ホームページ等を利用して周知を図ります。

8、特定健診等実施計画の評価および見直し

(1)評価結果(進捗・達成状況等)や、その後の状況変化等に基づく計画の 見直しに関する考え方

計画の評価については、特定健診・特定保健指導の実施率、メタボリック シンドローム該当者及び予備群の減少率について、国の定める方法により行 います。

評価時期については、実績報告を行う11月に前年度の計画達成状況の評 価を行います。なお、平成27年度に中間評価、第二期計画の終了年度であ る平成29年度には、最終評価を行います。

計画について、必要があると認めるときは随時見直しを行います。

9、その他

(1)特定健診等の円滑な実施を確保するために必要と認める事項 ①がん検診及び生活機能評価の同時実施

(17)

14

別表1 一人あたり医療費の推移(一般・退職別)

医療費 (円) 人数(人)

一人あたり 医療費(円)

栃木県 内順位

医療費 (円) 人数( 人)

一人あたり 医療費(円)

栃木県 内順位

医療費 ( 円) 人数(人)

一人あたり 医療費(円)

栃木県 内順位

20年度 2 ,4 3 0 ,9 0 2 ,1 3 9 9 ,4 6 9 2 5 6 ,7 2 2 6 1 6 9 ,0 2 0 ,6 7 9 4 3 1 3 9 2 ,1 5 9 1 0 2 ,5 9 9 ,9 2 2 ,8 1 8 9 ,9 0 0 2 6 2 ,6 1 8 9

21年度 2 ,5 6 0 ,6 1 3 ,2 2 2 9 ,4 5 2 2 7 0 ,9 0 7 2 1 6 7 ,0 0 4 ,1 7 4 5 2 1 3 2 0 ,5 4 5 2 1 2 ,7 2 7 ,6 1 7 ,3 9 6 9 ,9 7 3 2 7 3 ,5 0 0 2

22年度 2 ,6 2 3 ,5 0 3 ,6 8 5 9 ,3 9 6 2 7 9 ,2 1 5 4 2 1 2 ,3 0 0 ,8 4 5 5 0 6 4 1 9 ,5 6 7 2 2 ,8 3 5 ,8 0 4 ,5 3 0 9 ,9 0 2 2 8 6 ,3 8 7 3

23年度 2 ,6 2 8 ,7 4 1 ,4 5 0 9 ,3 0 8 2 8 2 ,4 1 7 2 0 6 ,7 3 1 ,5 2 1 5 6 2 3 6 7 ,8 5 0 2 ,8 3 5 ,4 7 2 ,9 7 1 9 ,8 7 0 2 8 7 ,2 8 2

一般被保険者 退職被保険者 合  計

別表2 特定健康診査対象者数(性別・年齢階層別)

うち40∼74歳

性別・年齢階層別内訳 男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計

40歳∼44歳 2 7 9 2 0 4 4 8 3 3 0 1 2 0 3 5 0 4 3 2 5 2 0 2 5 2 7 3 5 1 2 0 1 5 5 2 3 7 9 2 0 0 5 7 9

45歳∼49歳 2 1 1 2 1 4 4 2 5 2 0 2 2 1 2 4 1 4 1 9 3 2 1 0 4 0 3 1 8 5 2 0 8 3 9 3 1 7 7 2 0 6 3 8 3

50歳∼54歳 2 4 4 2 3 1 4 7 5 2 2 7 2 2 1 4 4 8 2 1 1 2 1 1 4 2 2 1 9 6 2 0 1 3 9 7 1 8 2 1 9 2 3 7 4

55歳∼59歳 3 7 0 3 6 6 7 3 6 3 4 5 3 3 5 6 8 0 3 2 2 3 0 7 6 2 9 3 0 0 2 8 1 5 8 1 2 8 0 2 5 7 5 3 7

60歳∼64歳 7 9 9 9 1 5 1 ,7 1 4 8 4 0 9 6 8 1 ,8 0 8 8 8 3 1 ,0 2 4 1 ,9 0 7 9 2 8 1 ,0 8 3 2 ,0 1 1 9 7 6 1 ,1 4 6 2 ,1 2 2

65歳∼69歳 7 1 4 7 7 0 1 ,4 8 4 7 1 1 7 6 8 1 ,4 7 9 7 0 8 7 6 6 1 ,4 7 4 7 0 5 7 6 4 1 ,4 6 9 7 0 2 7 6 2 1 ,4 6 4

70歳∼74歳 7 1 0 7 5 0 1 ,4 6 0 7 3 2 7 5 8 1 ,4 9 0 7 5 5 7 6 6 1 ,5 2 1 7 7 8 7 7 4 1 ,5 5 2 8 0 2 7 8 2 1 ,5 8 4

合計 3 ,3 2 7 3 ,4 5 0 6 ,7 7 7 3 ,3 5 8 3 ,4 6 5 6 ,8 2 3 3 ,3 9 7 3 ,4 8 6 6 ,8 8 3 3 ,4 4 3 3 ,5 1 2 6 ,9 5 5 3 ,4 9 8 3 ,5 4 5 7 ,0 4 3

9 ,7 5 1

年度 2 5 年度 2 6 年度 2 7 年度 2 8 年度 2 9 年度

国保被保険者数 9 ,7 0 3 9 ,6 9 0 9 ,6 9 4 9 ,7 1 3

(18)

矢板市国民健康保険特定健康診査等実施計画 第二期:平成25年度∼平成29年度

矢板市役所健康増進課

電話 0287−43−1118

参照

関連したドキュメント

実施を発表し,2015年度より本格実施となった(厚生 労働省,2017).この事業は, 「母子保健相談支援事業」

調査の概要 1.調査の目的

業務システム 子育て 介護 業務システム

事前調査を行う者の要件の新設 ■

「基本計画 2020(案) 」では、健康づくり施策の達 成を図る指標を 65

○特定健診・保健指導機関の郵便番号、所在地、名称、電話番号 ○医師の氏名 ○被保険者証の記号 及び番号

本報告書は、日本財団の 2016

本報告書は、日本財団の 2015