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012 いわき市中心市街地活性化基本計画(本編_第1章)

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(1)

○ 基本計画の名称:いわき市中心市街地活性化基本計画

○ 作成主体:福島県いわき市

○ 計画期間:平成29年4月~平成34年3月(計画期間5か年)

1.中心市街地の活性化に関する基本的な方針 (1)地域の概況

1)いわき市の概要

○位置、地勢および気候

いわき市は昭和41年10月1日に14市町村(5市4町5村)の合併により誕生した。福島県の 東南端に位置し、南端は茨城県、西は阿武隈高地、東は太平洋に接している。

市域の総面積は1,232.02㎢、人口は328,794人(平成28年5月住民基本台帳)と広大な面積を 持つまちで、福島県全体の約 8.9%を占める広大な市域を有し、現在では全国で 12 番目の面積を 有する都市となっている。

いわき市の気候は、太平洋に面しているため、寒暖差が比較 的 少 な く 、2015 年 の 年 間 平 均 気 温 は 14.3℃ 、 年 間 降 水 量 も

1,329.5㎜と少なく、年間日照時間は2,114.2時間(観測地点:

小名浜特別地域気象観測所)と温暖な気候に恵まれた地域であ るが、海岸部と山間部では気候に差があり、それぞれの気候風 土に応じた生活が営まれているのも特徴である。地形は西方の 阿武隈高地から東方へゆるやかに低くなり、平坦地を形成し、 夏井川や鮫川等の河川が市を貫流し、太平洋にそそいでいる。

北緯37度02分

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○いわき市の歴史および沿革

飛鳥・奈良時代、いわき地方の北半分には磐城郡、南半分には菊多郡がおかれ、平下大越の根岸 遺跡と勿来町の郡遺跡がそれぞれの役所跡と考えられている。

鎌倉時代に入ると、岩城氏が荘園の支配を通じて勢力を増し、南北朝時代の混乱期を経て室町時 代には大館に城を構え、上遠野氏、岩崎氏、白土氏などの豪族を支配、最盛期にはいわき地方だけ ではなく、北関東までをも支配する戦国大名に成長した。

関ヶ原の戦いで徳川側に付かなかった岩城家は所領を没収され、代わって鳥居家が居城を物見ヶ 岡に構えて以後、磐城平藩は内藤、井上、安藤の各家に受け継がれる一方、当地方は磐城平藩のほ か泉藩、湯長谷藩、窪田藩、棚倉藩、笠間藩そして幕府領などが複雑に配置されることとなった。

明治維新を経て、明治4年(1871年)に廃藩置県が実施され、また明治22年(1889年)の市制・ 町村制の実施により当地方における枠組みの基礎が形成された。

高度経済成長の端緒に立つ昭和30年代、当時の基幹産業となる石炭産業斜陽化の影響から脱却 することが急務の課題であったいわき地方においては、明治時代以来、地域を支えてきた石炭産業 に代わり、重化学工業を中心とした新産業を育成し、港湾を整備した。この結果、昭和39年(1964 年)に「新産業都市建設促進法」に基づく「常磐・郡山地区新産業都市」の指定を受け、その有効 かつ適切な遂行を図るため、昭和41年、14市町村の対等合併により、「いわき市」が誕生した。

合併したいわき市は、高速交通網や工業団地などの産業基盤の整備と工場誘致を積極的に推進し た。その結果、石炭産業から電気、化学等の分野を中心とする製造業へのシフトが順調に推移。製 造品出荷額等が年間1兆円を超える東北有数の工業都市に成長し、製造業の就業者数も市の就業者 人口の約4分の1を占めるに至っている。

根岸遺跡(磐城郡役所跡) 古河好間炭礦堅坑周辺

平成 23年(2011 年)3月 11日に、世界でも例を見ない規模の東日本大震災が発生し、東日本 各地は壊滅的な被害に見舞われた。いわき市では、地震による津波や火災の被害に加え、原子力発 電所の事故により、地域住民の避難、農作物の摂取制限や出荷停止、漁業の操業停止など、生活基 盤、産業基盤に甚大な影響を及ぼすこととなった。その後、まちづくりにおいては、被災者の支援 や復興対策など、安心・安全なまちの確保のための取組や実現方策等が進められ、復興のためのグ ランドデザイン等の計画が策定されるなど、被災地区の再生に向けて、まちづくり方策が推進され ることとなった。特に沿岸部では、区画整理事業や防災緑地等の都市基盤の整備、大規模商業施設 の整備が進められ、復興関連事業が進行している。

(3)

2)中心市街地の概要

○平地区中心市街地の歴史および沿革

鎌倉時代以降、地方豪族として勢力を伸ばした岩城氏は、文明15年(1483年)、飯野平(大館) 城に居を構えると、周囲に家臣団を集め、この結果、古鍛冶町、研町など、後の平市街地の基礎が 成立した。

関ケ原の戦い後、岩城家は全国統一した徳川家に所領を没収され、鳥居家が磐城4郡 10万石と して入領。藩主・鳥居忠政は飯野平城を廃し、物見ヶ岡に磐城平城を築城し、平市街を拡大させ城 下町の整備を行った。その後、内藤家が7万石で入領、小川江、愛谷江を開削し、新田開発を行っ た。江戸中期、井上家が 10年間、さらに安藤家が磐城平5万石を統治した。この間、街道と平城 下の市街入口に当たる位置に鎌田町や新川町などが新たに整備された。

江戸時代初期、鳥居家は10万石(のちに12万石)として現在のいわき市の範囲を所領していた が、江戸時代中期から後期にかけて分轄され、磐城平藩の領域は狭まっていった。

明治元年(1868 年)磐城平城落城、同4年(1871 年)の廃藩置県により磐前県が成立し、県庁 は北目村(後の平町の一部)に置かれた(明治9年(1876年)に福島県に合併)。明治14年(1881 年)には、市街4村が合併して平町が誕生した。明治29 年(1896年)に磐城郡、磐前郡、菊多郡 の3郡が合併して石城郡が誕生し、郡庁が平町に置かれた。

明治30年(1897年)2月には、平(現 いわき)駅まで日本鉄道磐城線(現 JR常磐線)が敷設さ れると、当初は近隣の好間、赤井、小川などの炭鉱から産出される石炭の積み出し駅として、さらに は商店や銀行、娯楽などが集中する消費地として活況を呈し、いわき地方の中心地として発展した。

大正6年(1917 年)には、磐越東線が全通、中通りとの往来が本格化していき、平町の人口は 増加の一途をたどり、昭和12年(1937年)6月に、隣接の平窪村を合併して、郡内では初めて市 制施行し平市となり、平市役所や高校などが既成市街の南方に配置されたことにより、市街地拡大 が誘発され、当地方における中心性をさらに高めた。

昭和 16 年(1941 年)、第二次世界大戦に突入し、日本本土が空襲にさらされる中で、平市街に おいても、昭和20年(1945年)3月に1回、同年7月に2回の空爆を受け、犠牲者を伴って焼け 出されることとなった。戦災復興土地区画整理事業の施行に伴う国道6号線と駅前通りの開設は、 いずれも難航を極めたが、前者は昭和30年度、後者は昭和27年度にそれぞれ完成し、現在の基礎 づくりとなった。

以降、建築物の高層化や大型小売店の進出が進み、近年では、いわき駅周辺再生拠点整備事業に より、いわき駅舎改築・南北自由通路・南口駅前広場のペデストリアンデッキ・バスターミナルな どが整備されたほか、いわき駅前地区第一種市街地再開発事業により「ラトブ」が整備されるなど、 駅南側の賑わいが増している。

(4)

○平地区中心市街地の歴史的・文化的資源

【磐城平城本丸跡地】

磐城平城は、初代磐城平藩主・鳥居忠政が慶長8年(1603 年)に築城した。本丸にあった美しい 三階櫓は戊辰戦争の敗戦で焼失した。

磐城平城が廃城後に残された旧城跡の石垣跡、内濠跡である丹後沢公園、白蛇堀等に加え、近年 は本丸跡地に300坪の芝生広場が整備されるなど、地域の資源となっている。

※旧城跡の石垣跡 ※一夜城プロジェクト開催時(左:さくらまつり、右:一夜城ライトアップ) 【飯野八幡宮】

源頼朝が文治2年(1186年)に、石清水八幡宮の分霊を勧請 し好嶋荘の総社として現在の平城跡地に建立したと言われて おり、社殿は国の重要文化財やいわき市の有形文化財に指定 されている。

毎年9月には飯野八幡宮古式大祭の神輿渡御が行われ、拝 殿で御霊入れの儀式後、楼門を出て稲荷台(子鍬倉神社の境 内)まで渡御する。同時に、貞和2年(1346 年)以来連綿と 続けられている流鏑馬が行われ、これらも文化財に指定され ている。

【子鍬倉神社】

元 明天 皇の 和銅 年中の 勧請 と伝 え られ 、元 は大 館に 鎮 座 して

いたが、慶長年間、鳥居氏の平城築城に際し遷座された神社であ

り、平城三社(子鍬倉、飯野八幡、八坂)の一つである。

稲荷大明神とも称され、大同元年正月の創祀とも伝えられる。

子鍬倉とは、絹を作る蚕、農業用具としての鍬、そして倉と考え

られ、衣食住を表している。

磐城四郡の 総鎮守で、平城三社の一として歴代城主の 崇敬が

篤く、社領二十石を賜られている。

【高月館跡】

高月館跡は、現在の県立磐城高校の敷地を含めた崖に囲まれた高台にあり、東側の胡摩沢の谷 と、南側の風呂ノ沢の自然地形を利用した中世の城館跡である。

(5)

【アリオス(いわき芸術文化交流館)】

アリオスは、約 40 年にわたって市民から 愛された旧平市民会館の跡地に平成 21 年に 整備された。本館と、旧音楽館を改修した別 館により構成され、施設の正面には一体的に 整備された平中央公園があり、文化・芸術の 拠点であるとともに、市民の憩い・交流の拠 点となっている。

【いわき総合図書館】

いわき総合図書館は、市内各図書館のネットワーク拠点とし ての役割を果たすとともに、高度で多様な機能を持ち、誰もが 親しみやすく、かつ利用しやすい施設として、平成19年にいわ き駅前に整備した再開発ビル「ラトブ」内の4~5階に整備さ

れた。約8,600㎡の面積があり、蔵書は50万冊を超えている。

【いわき市文化センター】

いわき市文化センターは、社会教育活動の推進や市民文化 の振興を図ることを目的に昭和50年4月に開館した。施設 は、大ホール、展示場、会議室、多目的室等目的に応じた様 々な諸室を設置し、市民講座やサークルの学習はじめ、社会 教育、地域・生活文化の振興、社会福祉の増進などの活動を 行う団体が利用している。

【いわき市立美術館】

いわき市立美術館は、昭和59年に開館した。コレクション は、国内外の現代美術と地域ゆかりの美術に特色がある。企 画展では、通常、4月から12月にかけて、古今東西のさまざ まな美術を紹介し、また、1月から3月までは、市民の方が 出品できる展覧会も開催している。

(6)

(2)地域の現状に関する統計的なデータの把握・分析

1)人口および世帯の動向

○人口・世帯数・高齢化率の推移

いわき市、中心市街地ともに人口は減少傾向にある。平成20年の人口を基準にすると、平成28年の 人口は、いわき市で約93%、中心市街地で約90%と、いわき市に比べ中心市街地の減少率がやや大きい。

世帯数は、いわき市が増加傾向にあるのに対し、中心市街地では、平成24年から25年にかけて 一度増加に転じたのち、減少傾向にある。人口および世帯数についての市に対する中心市街地のシ ェアの推移も同様、平成25年に一度増加に転じるが、その後の減少傾向が強くなっている。

年齢区分別推移では、年少人口、生産年齢人口は右肩下がりに減少、対して65歳以上は右肩上がり に増加している。中心市街地では高齢人口の増加が横ばいとなっており、平成28年にはいわき市の高 齢化率の方が高くなる結果となった。一方、年少人口、生産年齢人口の減少傾向は、いわき市に比し て中心市街地がやや大きく、特に、年少人口比率の低下が強くみられる。

【人口構成と世帯数の推移】

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(8)

【年齢区分別人口と高齢化率の推移】

(9)

○将来人口の推計

将来人口推計より、いわき市の人口は年々減少すると推計されている。他方、年齢階層別の人口 推移を見ると、2010年(平成22 年)以降、64 歳以下の人口割合は年々減少するのに比べ、65歳 以上の高齢者の割合は2025年(平成37年)まで高まり続け、その後2055年まで微減傾向を保ち ながら、同じ水準を保っていくと推計されている。いわき市の総人口は 2060 年には現在の人口の 半分以下になり、高齢化率は50%を超え、一方で、生産年齢人口(15~64歳)は現在の3割程度 まで減少すると推計されている。

(10)

○流入・流出人口の推移

昭和45年から平成22年までの推移を見ると、夜間人口、昼間人口ともに平成7年をピークに増 加傾向から減少傾向に転じている。

昼夜間人口比率は 100%前後で増減を繰り返しており、平成 22 年は流出超過が最も大きくなっ ている。県内の他都市と比較しても昼夜間人口比率は低くなっている。

【昼夜間人口比率】

夜間人口 昼間人口

昼夜間 人口比率

15歳以上就業者および従業者数

従業地・通学地 常住地

流入 超過数 総数

うち他市町村 からの流入

総数

うち他市町村 への流出

昭和 45年 327,164 329,061 100.6% 176,690 4,312 174,793 2,415 1,897

昭和 50年 330,213 331,409 100.4% 172,076 4,088 170,901 2,913 1,175

昭和 55年 342,073 341,322 99.8% 179,024 4,510 179,782 5,268 -758

昭和 60年 350,569 349,352 99.7% 181,891 5,232 183,121 6,462 -1,230

平成 2年 355,695 355,307 99.9% 191,755 6,418 192,155 6,818 -400

平成 7年 360,440 361,522 100.3% 197,669 7,305 196,603 6,239 1,066

平成 12年 360,051 359,828 99.9% 188,753 6,860 188,976 7,083 -223

平成 17年 353,999 354,269 100.1% 177,940 7,542 177,678 7,280 262

平成 22年 342,249 340,569 99.5% 167,384 6,379 169,067 10,504 -4,125

注釈: 昼夜間人口比率=(昼間人口/常住人口)×100

出典:国勢調査(時系列データ)および

(11)

○人口動態

平成16年からの社会増減をみると、東日本大震災が起こった平成23年の社会減は特異的に大き いものの、以降、社会減は大幅に減ってきており、人口減少は自然減の割合が大きくなっている。

出典:いわき市統計書より作成

○人口集中地区

昭和 45年からの推移を見ると、人口集中地区では、面積が平成2年にかけて急激に広がる一方 で、人口は平成12年をピークに減少し、平成22年には平成2年の規模より縮小している。

いわき市 人口集中地区(DID)

人口 人口

面積

(k㎡)

昭和 45年 327,164 121,034 19.0

昭和 50年 330,213 125,770 25.5

昭和 55年 342,074 136,331 32.3

昭和 60年 350,569 147,030 35.0

平成 2年 355,812 169,239 43.90

平成 7年 360,598 170,396 44.80

平成 12年 360,138 172,933 45.48

平成 17年 354,492 171,739 45.75

平成 22年 342,249 164,757 45.83

(12)

2)産業・経済に関する状況

○事業所数・従業者数の推移

いわき市の事業所数は減少傾向にあるが、従業者数はほぼ横ばいであり、事業所の大型化がうかが える。卸売・小売業については事業所数・従業者数が年々減少している。宿泊・飲食サービス業につ いては、罹災直後の平成24年は大きく減少したが、近年は罹災前と同様、増加傾向となっている。

また、中心市街地の市に対するシェアは、事業所数、従業者数ともに年々減少傾向にある。

出典:事業所・企業統計調査(~平成18年)および経済センサス(平成21年、24年、26年)より作成

注)卸売業・小売業についての平成16年以降の大きな減少は、平成16年調査から産業分類が変更となったため

(13)

【中心市街地の市に対するシェア】

出典:事業所・企業統計調査(平成13,18年)および経済センサス(平成21,24年)地域メッシュ統計より作成

【産業構造】

事業所数は、卸売業・小売業の割合が最も高く、次いで宿泊・飲食サービス業が多くなっている。 一方、従業者数は、製造業と卸売・小売業の割合が高く、次いで医療、福祉業が多くなっている。

出典:経済センサス(平成26年)

平成1 3 年 平成1 8 年 平成2 1 年 平成2 4 年 いわき市 1 5 ,9 9 9 1 4 ,3 4 8 1 5 ,7 0 8 1 4 ,0 9 0 中心市街地 1 ,8 7 4 1 ,5 5 1 1 ,5 1 8 1 ,3 3 6 シェア 1 1 .7 % 1 0 .8 % 9 .7 % 9 .5 % いわき市 1 4 1 ,5 4 1 1 3 3 ,9 8 1 1 5 0 ,6 3 5 1 3 4 ,4 5 7 中心市街地 1 2 ,7 0 0 1 1 ,4 9 9 1 2 ,9 3 3 1 0 ,6 1 1 シェア 9 .0 % 8 .6 % 8 .6 % 7 .9 % 事業所数

(14)

○小売業の動向・集積状況

いわき市の小売業年間商品販売額は、平成9年をピークに減少傾向である。平成 24年は震災の 影響により大きく減少したのち平成26年に回復したものの、平成6年からの推移をみると、全国、 福島県と比べて減少幅は大きい。

中心市街地の商業集積地(17 地区)の動向を見ると、事業所数、従業者数、年間商品販売額、 売場面積の全てが減少しており、市に対するシェアも同様の傾向となっている。特に、年間商品販 売額や売場面積は、15%を超えていたシェアが約8%まで下がるなど、減少傾向が非常に強い。 【小売業の商品販売額の推移】

出典:商業統計調査(平成6~19年,26年)および経済センサス調査(平成24年)

【小売業の集積推移】 ※中心市街地のデータは地域内の商業集積地区のデータにて集計

■中心市街地の主要商業集積地区

出典:商業統計調査

(商業集積地区/平成6~19年,26年) 平成6 年 平成9 年 平成1 4 年 平成1 6 年 平成1 9 年 平成2 6 年

いわき市 4 , 5 2 0 4 , 4 0 7 3 , 8 7 9 3 , 6 1 3 3 , 3 2 7 2 , 1 3 6

中心市街地 4 7 6 4 7 7 4 0 3 3 7 9 3 2 9 1 7 9

シェア 1 0 . 5 % 1 0 . 8 % 1 0 . 4 % 1 0 . 5 % 9 . 9 % 8 . 4 %

いわき市 2 1 , 2 7 0 2 1 , 5 1 5 2 3 , 2 9 9 2 1 , 1 8 2 2 1 , 2 2 0 1 4 , 1 2 2

中心市街地 2 , 9 6 2 3 , 0 0 2 2 , 3 8 1 1 , 9 7 3 1 , 9 9 2 1 , 0 8 3

シェア 1 3 . 9 % 1 4 . 0 % 1 0 . 2 % 9 . 3 % 9 . 4 % 7 . 7 %

いわき市 4 2 5 , 4 4 8 4 2 8 , 0 1 8 3 7 8 , 4 3 2 3 6 9 , 4 5 3 3 5 2 , 9 6 4 3 5 3 , 1 9 3

中心市街地 6 3 , 8 2 0 6 2 , 7 3 3 3 5 , 8 0 9 3 4 , 1 4 2 2 7 , 3 8 0 2 4 , 7 3 7

シェア 1 5 . 0 % 1 4 . 7 % 9 . 5 % 9 . 2 % 7 . 8 % 7 . 0 %

いわき市 3 4 6 , 4 6 1 4 0 5 , 7 4 5 4 2 9 , 4 3 4 4 2 0 , 8 7 9 4 4 1 , 0 9 3 3 5 4 , 4 5 2

中心市街地 6 0 , 5 7 7 7 8 , 4 7 9 6 0 , 8 9 0 5 8 , 6 8 4 6 1 , 0 8 2 3 0 , 1 8 3

シェア 1 7 . 5 % 1 9 . 3 % 1 4 . 2 % 1 3 . 9 % 1 3 . 8 % 8 . 5 % 商店数

従業者数

年間販売額

( 百万円)

売 場 面 積 ( ㎡ )

一町目, 二町目商店街 平中央ステ ーション

三町目商店街 大工町, 東栄会商店街 四町目商店街 新川町商店街 五町目商店街 五色町商店街

いわき駅前商店街 平東大通り商店街 平和通り商店街 レンガ通り商店街 中町商店街 イトーヨーカドー平店

白銀通り商店街 平大町商業集積地区

(15)

中心市街地周辺の商業集積地区および大規模小売店舗の立地状況

出典:平成26年商業統計調査(商業集積地区データ)より作成

実線:中心市街地エリア

点線:旧中心市街地活性化基本計画エリア イトーヨーカドー平店

いわき駅前商店街

大工町,東栄会商店街 白銀通り商店街

レンガ通り商店街

五町目商店街

中町商店街

イオンいわき店

平東大通り商店街 平和通り商店街

新川町商店街 三町目商店街

四町目商店街 平中央ステーション

イトーヨーカドー平店

いわき駅前商店街

大工町,東栄会商店街 白銀通り商店街

レンガ通り商店街

一町目,二町目商店街

五町目商店街

五色町商店街 長橋町,西部商店街

中町商店街

いわきサティー

(イオンいわき店)

平東大通り商店街 平和通り商店街

新川町商店街 三町目商店街

四町目商店街

平大町商業集積地区

大規模小売店舗

●1,000 ㎡超 5,000 ㎡未満

●5,000 ㎡以上 10,000 ㎡未満

(16)

○商店街の現状

平成 22年度商店街実態調査の業種業態調査によると、いわき市の商店街における商店数の地区 別構成で、平地区の商店数は2,000を超え、いわき市の半数を占めており商業集積が非常に高い。

業種業態の構成をみると、平地区ではサービス店の割合が大半を占めており、スーパー等の食品 店を含む最寄り品小売店の割合が非常に少ない一方で駐車場の割合が高い。

平成15年から平成22年にかけての業種業態の構成推移を見ると、大きな構成比率は変わらない が、飲食店等のサービス店や特殊専門店の増加が見られる一方、日常生活を支える生活必需品を販 売する最寄り品小売店の割合は減少している状況がうかがえる。

【業種構成】

※四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある。

※平成22年の平地区には草野地区、赤井地区を含む。

出典:平成15年商業まちづくり調査、平成22年商店街実態調査

業種・業態 例示

買回り品小売店

百 貨 店 、 総 合 ス ー パ ー 、 ホ ー ム セ

ンター、衣料品店、書籍、文具、家

具、家電 等

最寄り品小売店

スーパー、生鮮食料品店、コンビニ

エンスストア 等

特殊専門店

特 殊 小 売 店 ( 新 聞 店 等 ) 、 卸 売 店

(工務店等) 等

サービス店

飲 食 店 、理 美 容 、ク リー ニ ン グ 、ホ

テル、銀行、映画館、パチンコ 等

公共・公益施設

図 書 館 、 行 政 サ ー ビ ス 、 郵 便 局 、

(17)

○大規模小売店舗の立地状況

いわき市には 10,000 ㎡を超える大規模小売店舗が5店舗立地しており、そのうち2店舗が中心 市街地に立地している。立地している店舗はいずれも生活食料品スーパーで、地域の日常生活を支 える拠点となっている。

【いわき市内の10,000㎡超の大規模小売店舗一覧(※は中心市街地内に立地する店舗)】

店舗名 住所

店舗面積

(㎡)

開設年月

1 鹿島ショッピングセンター(エブリア) いわき市鹿島町米田字日渡5 29,186 平成7年1月

2

片倉フィラチャー

(イオンいわき店、ニューライフカタクラ他)※

いわき市平字三倉 68-1 24,223 平成6年9月

3 イトーヨーカ堂平店※ いわき市平六町目 6-2 14,452 昭和 46 年4月

4

いわきニュータウンショッピングセンター

(ラパークいわき)

いわき市中央台飯野4-1 14,359 平成8年3月

5

スーパーセンター大原店

(ヨークタウンアクロスプラザ大原)

いわき市小名浜大原字東田96 12,172 平成6年 11 月

1

2

3

4

5

10,000㎡超の大規模小売店舗の立地状況

(18)

中心市街地の周辺には、1,000 ㎡を超える大規模小売店舗が 14 店舗立地している。食料品、日 用品、衣料品等を扱うそれらの店舗は、特に駅周辺の店舗集積が多い商業地域に立地している一方、 新川南の近年再開発の進んだエリアに集中して立地し、分極化が見られる。

中心市街地周辺の大規模小売店舗の立地状況

【中心市街地周辺における大規模小売店舗一覧】

大規模小売店舗名称 住所

店舗面積

(㎡)

開設年月

1

片倉フィラチャー ●

(イオンいわき店、ニューライフカタクラ他)

いわき市平字三倉 68-1 24,223 平成6年9月

2 イトーヨーカ堂平店 ● いわき市平六町目 6-2 14,452 昭和 46 年4月

3 マルトSC城東店 ● いわき市平字城東 1-7-3 8,610 平成 12 年7月

4 ラトブ ● いわき市平字田町 120 8,263 平成 19 年 10 月

5 ヨークベニマル新谷川瀬店 ●

いわき市平南部第二土地区画整

理事業 52 街区1

5,518 平成 26 年4月

6

スーパーセンター谷川瀬B館 ● (ケーズデンキいわき本店)

いわき市平谷川瀬字泉町 45 3,684 昭和 56 年 10 月

7 コジマNEWいわき店 ● いわき市平字菱川町3-1 3,674 平成 18 年4月

8 トイザらスいわき店 ● いわき市平谷川瀬字双藤町77 2,200 平成6年4月

9 鮮場 ● いわき市平字正内町80-1 1,883 平成8年7月

10 ユニクロいわき平店 ●

いわき市平南部第二土地区画整

理事業 54 街区2

1,493 平成 26 年4月

11 ハードオフいわき店 ● いわき市平谷川瀬字双藤町3-1 1,480 平成5年6月

12 ベルフジビル ● いわき市平字白銀町9-1 1,477 昭和 57 年7月

13 ヤマニビル ● いわき市平字二町目7 1,217 平成5年6月

14 マルト平白土店 ● いわき市平字作町 3-1-8 1,122 昭和 52 年2月

出典:大規模小売店舗立地法に基づく届出状況を基に作成

●1,000 ㎡超 5,000㎡未満

(19)

3)都市機能

○公共公益施設等の立地状況

市役所をはじめとする行政機関等の公共施設、文化・スポーツ施設、教育施設、病院、医療・福 祉施設等、各種の公共公益機能が中心市街地に集積している。

特に駅南側の地区には多くの都市機能が集積しており、市役所を中心とした地区の南西エリア は、国・県の合同庁舎等の行政施設や、平成 21年に竣工したアリオスや平中央公園、市立美術館 等の文化施設等を中心とした都市機能の高い集積が見られる。他方、商業エリアである駅前は、店 舗の立地が多いものの、古くからの医療施設の立地や、平成19年に再開発によって開業されたラ トブなどの商業施設に加え、オフィスや、市の総合図書館、行政窓口、産業創造館等が設置され一 つの拠点を形成するなど、駅前の商業エリアを支える都市機能が集積している。また、駅の南東地 域にも、体育館や運動場、消防署等の施設が立地するなど、いくつかの集積拠点を有しながら、地 域を形成している。

(20)

○文化・歴史資源の集積

歴史的資源は、駅北側の磐城平城本丸跡地周辺に多く見られる。一方、図書館や美術館などの文 化施設は駅南側エリアに多く立地し、歴史が集積する地域と文化が集積する地域とが、駅の南北で 分かれる構造となっている。中心市街地には、総合図書館やアリオス、美術館など、地域の拠点と なる文化施設の集積が見られる。

施設名 施設分類 住所

1 いわき芸術文化交流館アリオス 文化施設 いわき市平字三崎 1-6

2 市文化センター 文化施設 いわき市平字堂根町1-4

3 いわき市立美術館 美術館 いわき市平字堂根町4-4

4 いわき総合図書館 図書館 いわき市平字田町 120

5 磐城平城本丸跡地 城跡 いわき市平字旧城跡28

6 磐城平跡塗師櫓石垣 史跡 いわき市平字旧城跡

7 鳥居家墓所 史跡 いわき市平字胡摩沢130

8 堀忠俊墓所 史跡 いわき市平字胡摩沢130

9 高月館跡 史跡 いわき市平字高月 7

10 飯野八幡宮 指定文化財 いわき市平字八幡小路 84

11 普門寺観音堂 (附) 扁額1面 有形文化財 いわき市平字北目町159

12 子鍬倉神社 寺・神社 いわき市平字揚土 30

(21)

4)土地の状況

○土地利用の状況

JR いわき駅を境に、駅南側は駅を起点として商業施設が集積し、駅北側は住宅地が広がってい る。国道6号以南は、西側は公共公益施設が中心の土地利用となり、東側は住宅を中心とした土地 利用をなしている。敷地規模と建物規模については、公共施設が集積する地区は敷地規模、建物規 模ともに大きくなっているが、それ以外の区域については、敷地、建物規模ともに小さい。

出典:平成26年度都市計画基礎調査

○地価の動向

【基準地価の推移】

福島県調査による地価の推移を見ると、福島県・いわき市ともに平成3、4年をピークに右肩下 がりの減少が続いていたが、平成24年以降増加傾向に転じている。他方、平成14年を基準にした 平地区の地価の推移を見ると、同様に減少傾向であり、各地点5割程度まで低下しており、県、市 に比して下落割合は大きいが、近年は県、市と同様、増加傾向に転じている。

(22)

出典:各年 基準地価および公示地価

【路線価の推移】

平成 20年と平成25年の路線価を比較すると、JRいわき駅南口周辺では全体的に路線価が下落 し、比較的高い 80千円以上の範囲が縮小しており、最も路線価の高い駅前通りにおいても縮小傾 向が見られる。

平成20年

平成25年

出典:国税庁 財産評価基準書 路線価図より作成

22~29千円

30~39千円

40~44千円

45~49千円

50~59千円

60~69千円

70~79千円

80~89千円

90~99千円

(23)

○低未利用地の状況

【調査区域】

中心市街地において、その中心部となるエリアを中心に、低未利用地の状況を調査した。空き店 舗調査区域(赤線区域)は、商店会等を中心として商業が集積していると想定される区域を中心に 調査した。

調査は目視による調査で、駐車場調査では、月極や時間貸し駐車場の形態も含めて調査し、空き店 舗では、1階が空き店舗となっている物件(テナント募集の有無は問わず)を対象として調査した。

【駐車場の立地状況】

中心市街地周辺の駐車場の立地状況を見ると、かなり高い密度で集積しており、駐車場形態はほ ぼ平置きの駐車場となっている。一方利用形態は、駅周辺には時間貸しの集積が高いが、全体的に は月極め駐車場の割合が高くなっている。その他、店舗等の施設併設の駐車場の立地も多く、地区 の大半が低未利用の状況であると言える。

【空き店舗の立地状況】

(24)

駐車場の立地状況

空き店舗の立地状況

出典:日建設計総合研究所調査(H27) 白銀町・大工町を中心

(25)

5)公共交通

いわき市では多数の路線でバスが運行されており、いわき駅を通る路線は51路線、上下線合わ せて計350本以上(平日)のバスが運航している。特にいわき駅から内郷までの路線が集中してい おり、主要路線では日中でも5~10分の間隔でバスが運行されるなど、公共交通の利便性は高い。 一方、市役所周辺でも、1時間に1本の運行になるなど、網羅できていないエリアもある。

他方、JRいわき駅の乗降客数は年々減少しつつあるものの、1日 6,000 人を超える利用者があ る。平成17年度からの1日平均乗車人数の推移を見ると、いわき駅は平成25年度には0.87とな っており、その他の駅も減少傾向にある駅が多いものの、近年増加に転じている駅(泉駅)もある。

注)平成25年度バスの利用者数については集計されていない 出典:いわき市統計書より作成

【いわき市内のJR各駅における1日平均乗車人数】

出典:いわき市によるバス事業者への調査

注)平成18年度から無人駅(末続、赤井、小川郷、江田、川前)については、1日平均乗車人員は公表

していない。また、平成23年度については、東日本大震災の影響によりいわき駅より北部の駅(草

野駅、四ッ倉駅、久ノ浜駅)については、掲載していない。

出典:いわき市統計書より作成

年度 平成 17 平成 18 平成 19 平成 20 平成 21 平成 22 平成 23 平成 24 平成 25

いわき駅 7,031 6,828 6,650 6,487 6,268 6,004 4,175 5,996 6,136

勿来駅 1,022 968 936 868 816 767 806 774 770

植田駅 2,065 2,046 2,076 2,037 1,905 1,819 1,727 1,939 2,032

泉駅 2,072 2,089 2,111 2,101 2,039 2,047 1,928 2,141 2,245

湯本駅 2,384 2,384 2,351 2,272 2,145 2,002 1,659 2,075 2,139

内郷駅 1,262 1,264 1,260 1,231 1,197 1,097 1,045 1,130 1,157

草野駅 467 451 449 455 455 424 - 383 392

四ツ倉駅 930 893 863 875 839 806 - 715 696

久ノ浜駅 387 377 352 346 333 321 - 206 211

末続駅 55 - - - -

赤井駅 104 - - - -

小川郷駅 268 - - - -

江田駅 17 - - - -

川前駅 31 - - - -

(26)

平中心市街地周辺のバス路線網と主要停留所における1日あたりの運行本数

出典:新常磐交通 時刻表より作成

(27)

(3)地域住民のニーズ等の把握・分析

1)中心市街地に関するアンケート(平成27年9月実施、対象約3,000名)

市民の意識の変化や現在のニーズを把握するとともに、今後の中心市街地活性化に向けた取組の 基礎資料とするため、無作為抽出による3,000名を対象に、アンケート調査を実施した。

○実施概要

調査実施主体 いわき市

実施時期 平成27年9月16日~9月30日

実施手法と対象者

平成 27 年4月1日現在において本市に住民票を有する満 18 歳以上の 者のうち次に掲げる者を無作為抽出した。

・効果波及地域 ※

:1,000 名(男性 500 名・女性 500 名) ・上記以外の地域:2,000 名(男性 1,000 名・女性 1,000 名)

回収数

・効果波及地域 ※

:回収数 526件/回収率 52.6%

・上記以外の地域:回収数 980件/回収率 49.0%

・回収数合計:1,506件 (回収率合計 50.2%)

※「効果波及地域」:旧中心市街地活性化基本計画の区域であり、JRいわき駅を中心とした半径2km程度

のエリアにおいて、本基本計画記載事業達成の効果が特に波及すると想定されるエリアを設定。 (具体的なエリアは P32 を参照)

○調査結果

【現在の中心市街地の状況に対する評価】

現在の中心市街地の状況等に対する評価については、効果波及地域では、「文化・交流施設が充 実」や「日常的な買物が便利」、「治安がよく、安心して生活ができる」などへの評価は高かった。 いわき市全体でも、「文化・交流施設が充実」や「治安がよく、安心して生活ができる」などへの 評価は高かった。一方、効果波及地域では、「魅力的な店舗が多い」や「娯楽施設が充実している」 などに対する評価が低かった。いわき市全体でも、「娯楽施設が充実している」に対する評価が最 も低かった。

【今後の中心市街地のまちづくりのあり方】

(28)

【現在の中心市街地の状況等に対する評価/効果波及地域にお住まいの方】 9.7 12.7 21.7 3.6 30.6 5.9 4.2 6.3 3.0 6.7 6.5 3.8 7.4 22.4 12.2 8.9 6.3 14.3 4.6 6.1 8.2 6.8 4.8 23.8 24.7 34.6 11.6 34.2 18.4 11.8 20.3 14.8 22.8 24.0 17.1 22.8 38.0 22.6 25.1 25.1 31.0 17.1 22.1 17.7 17.5 16.5 17.5 14.6 15.8 27.9 16.3 35.2 27.6 29.3 30.2 33.1 27.4 26.4 23.0 20.2 22.8 24.7 34.6 27.9 27.9 35.6 24.9 27.6 31.6 30.8 29.3 15.0 33.5 7.8 20.3 30.8 25.1 27.8 20.0 25.1 30.8 27.2 9.9 24.7 23.0 21.1 14.6 30.6 19.2 26.4 24.0 27.2 9.7 12.2 6.5 17.1 5.7 8.4 18.3 11.4 15.4 9.5 10.6 13.9 12.5 4.8 12.7 14.1 6.8 7.2 15.0 11.2 17.5 19.2 15.4 8.6 6.5 6.5 6.3 5.3 11.8 7.4 7.6 8.7 8.0 6.5 8.0 7.0 4.8 4.9 4.2 6.1 4.9 4.8 5.9 5.3 4.9 4.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

1:多種多様な企業が集積している

2:多様な店舗が集積している

3:文化・交流施設が充実している

4:魅力的なお店が多い

5:日用品など日常的な買物が便利である

6:子育て環境が充実している

7:娯楽施設が充実している

8:交流・会合できる施設や場所が充実している

9:健康維持・健康増進施設が充実している

10:自己啓発・生涯学習施設が充実している

11:安らげる公園や緑地が充実している

12:歴史・文化資源が豊富である

13:魅力的なイベントが多い

14:治安がよく、安心して生活ができる

15:公共交通が充実している

16:医療・福祉施設が充実している

17:教育環境が充実している

18:役所等の公共サービスが充実している

19:バリアフリー化で迷うことなく移動しやすい

20:案内看板等で迷うことなく移動できる

21:いわき市民として誇れる場所がある

22:家族等で思い出に残る場所がある

23:街並みや景観がよい

(29)

【現在の中心市街地の状況等に対する評価/効果波及地域以外の市内にお住まいの方】 8.8 10.8 18.6 3.5 11.8 3.0 3.1 4.9 2.4 4.7 5.1 2.9 6.6 14.6 8.2 6.8 5.0 11.1 4.2 4.2 5.9 4.9 3.6 26.7 29.4 38.8 15.2 22.2 13.2 14.6 21.6 13.5 21.7 18.5 13.7 25.5 38.3 25.5 22.7 21.1 26.0 19.1 20.8 20.2 16.3 18.4 22.7 19.7 18.5 31.5 27.8 40.7 28.0 32.2 34.2 35.2 34.0 35.7 29.5 27.9 25.2 30.8 39.5 34.5 35.1 37.7 31.5 29.6 32.4 27.8 25.7 15.0 30.0 21.2 23.8 32.0 26.1 28.9 22.1 25.7 30.3 22.0 10.7 24.0 24.8 20.0 16.6 25.6 23.5 22.8 25.4 26.8 8.4 9.9 5.5 15.8 13.3 12.6 17.1 10.9 15.9 11.7 12.7 13.0 12.3 5.2 13.4 12.0 9.3 8.1 11.9 9.3 15.7 20.2 15.2 5.7 4.5 3.7 4.0 3.7 6.8 5.2 4.2 5.1 4.5 4.1 4.5 4.0 3.4 3.8 2.9 5.1 3.7 4.1 4.6 3.9 3.6 3.6 0% 20% 40% 60% 80% 100%

1:多種多様な企業が集積している

2:多様な店舗が集積している

3:文化・交流施設が充実している

4:魅力的なお店が多い

5:日用品など日常的な買物が便利である

6:子育て環境が充実している

7:娯楽施設が充実している

8:交流・会合できる施設や場所が充実している

9:健康維持・健康増進施設が充実している

10:自己啓発・生涯学習施設が充実している

11:安らげる公園や緑地が充実している

12:歴史・文化資源が豊富である

13:魅力的なイベントが多い

14:治安がよく、安心して生活ができる

15:公共交通が充実している

16:医療・福祉施設が充実している

17:教育環境が充実している

18:役所等の公共サービスが充実している

19:バリアフリー化で迷うことなく移動しやすい

20:案内看板等で迷うことなく移動できる

21:いわき市民として誇れる場所がある

22:家族等で思い出に残る場所がある

23:街並みや景観がよい

(30)

【今後の中心市街地のまちづくりのあり方(効果波及地域にお住まいの方だけに調査を実施)】

今後のまちづくりにおける重要度

現状の満足度

12.7 10.6 4.0 2.3 11.4 3.6 1.1 3.0 4.8 7.8 3.0 1.9 1.9 1.7 31.2 28.7 13.9 10.6 28.3 12.5 10.8 14.4 18.6 32.9 13.9 13.3 9.9 11.0 24.0 25.1 48.3 49.4 31.6 53.0 50.0 51.0 36.3 28.3 35.4 35.7 33.8 33.1 13.1 13.7 13.5 17.5 9.9 13.9 16.3 13.3 16.0 11.8 19.6 23.2 25.7 26.4 6.5 10.5 5.5 8.6 7.0 3.8 8.9 4.8 12.0 7.4 17.3 16.2 17.5 18.1 12.5 11.4 14.8 11.6 11.8 13.1 12.7 13.5 12.4 11.8 10.8 9.7 11.2 9.7 0% 20% 40% 60% 80% 100%

①日常的な買物や飲食ができる店舗の充実

②内科や歯医者など、身近な医療機関の充実

③子育て支援施設・教育施設の充実

④高齢者向けの福祉施設の充実

⑥役所等の公共サービスの充実

⑦地域住民が交流・会合できる空間の充実

⑧健康維持・健康増進施設の充実

⑨自己啓発・生涯学習施設の充実

⑩安らげる公園や緑地の充実

⑪安心・安全なまちづくり

⑫バスの路線、便数の充実

⑬歩いて楽しい魅力的な歩行空間の充実

⑭自転車の走行環境の充実や駐輪場の拡充

⑮誰にでもやさしい歩行空間の充実

満足している どちらかといえば満足している どちらともいえない どちらかといえば不満である 不満である 不明 53.0 66.3 49.6 51.7 57.2 24.1 24.3 22.8 42.0 74.3 44.1 47.3 47.0 54.8 29.8 20.5 24.5 23.4 24.1 34.4 32.3 35.7 33.7 14.4 28.1 28.7 25.3 24.7 7.2 5.7 13.7 13.3 9.9 26.4 25.5 25.7 14.1 4.0 16.5 14.8 16.7 10.3 1.9 1.1 1.3 2.9 1.7 5.5 8.0 5.9 2.1 0.8 2.3 1.9 2.7 1.5 0.8 0.4 1.0 2.1 0.8 1.5 2.1 1.9 1.3 0.4 1.1 0.6 1.1 1.0 7.2 5.9 9.9 6.7 6.3 8.0 7.8 8.0 6.8 6.1 7.8 6.7 7.2 7.8 0% 20% 40% 60% 80% 100%

①日常的な買物や飲食ができる店舗の充実

②内科や歯医者など、身近な医療機関の充実

③子育て支援施設・教育施設の充実

④高齢者向けの福祉施設の充実

⑥役所等の公共サービスの充実

⑦地域住民が交流・会合できる空間の充実

⑧健康維持・健康増進施設の充実

⑨自己啓発・生涯学習施設の充実

⑩安らげる公園や緑地の充実

⑪安心・安全なまちづくり

⑫バスの路線、便数の充実

⑬歩いて楽しい魅力的な歩行空間の充実

⑭自転車の走行環境の充実や駐輪場の拡充

⑮誰にでもやさしい歩行空間の充実

(31)

今後のまちづくりにおいて重要と思う一方、現状の満足度が低い項目

① ②

③ ④

⑨ ⑩

⑫ ⑬

⑭ ⑮

2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0

1.5 2.0 2.5 3.0 3.5

<満足度>

(32)

(4)これまでの中心市街地活性化に対する取組および検証

本市においては、市独自に平成 11 年7月にいわき市中心市街地まちづくり基本計画を策定し、各 種事業を推進してきたところである。

1)旧計画の取組

ⅰ)名称

いわき市中心市街地まちづくり基本計画

ⅱ)計画期間

平成11年度から平成22年度

ⅲ)中心市街地の区域

面積 約340ha

ⅳ)目標

21世紀の新たないわき圏域の発展をリードする、都市・生活文化の交流・創造・発信拠点

ⅴ)基本的な方針

① 人々が「学び」、「創り」、「遊び」、「交流」する場の提供

② 地方中核都市として、50万都市圏の中心としての風格のある文化・歴史がいきづいたまち なみの形成

③ 人々に潤いと安らぎを与える緑豊かで安心な都市空間の形成

④ 多様なライフステージに対応した居住機能の構築

⑤ 魅力あふれる商業の再構築と広域の産業活動を支援する複合的な産業集積の形成

(33)
(34)

2)旧計画事業の状況把握と事業効果の検証・分析・評価

ⅰ)旧計画事業の実施状況

・「中心市街地における市街地の整備改善と商業等の活性化の一体的な推進に関する法律」(以下、 「旧法」という。)に基づく中心市街地活性化基本計画は、平成11年7月に策定、平成11年 8月に国に提出し事業を実施してきた(最終変更は平成13年6月)。

・全部で87の事業が計画された。このうち、約2/3の事業が既に完了している。また、現在に 至るまで継続して実施しているものもある。

・一方、「シネマコンプレックス・スポーツ施設整備事業」や「小路・横丁整備事業」など実現 可能性に乏しく事業化に至らなかったものなど、16の事業が未実施に終わっている。

・いわき市が実施主体であるものは、そのほとんどが完了している一方で、実施主体としていわ きTMOを想定したものには、計画に位置付けたものの、実現に至らなかった事業が多く見受け られる。旧法時代のTMOによる事業が円滑に進捗しなかった例は全国的に多く、いわき市にお いても、マネジメント能力を有する人材が乏しかったことなどにより事業が円滑に進捗しな

かった。

ⅱ)事業効果の検証・評価

・完了している事業には複数の市街地再開発事業や、いわき駅周辺地区再生拠点整備事業などが あり、いわき駅周辺の大規模な再開発により、いわき駅前の拠点性が向上した。また、それに あわせた駅前広場整備等のインフラ整備事業の実施により、鉄道とバスの乗り入れが円滑にな るなど、公共交通の拠点として利便性も向上した。

・また、いわき駅前地区第一種市街地再開発事業(ラトブ)と合わせて整備されたいわき総合図 書館や、文化交流施設整備事業(アリオス)など、文化機能等の充実に資する大規模な公共事 業も実施された。規模の拡大や質の向上を伴ってこれらの公共施設が中心市街地に再整備され たことにより、中心市街地では文化機能が充実した。これらの成果は、中心市街地に関する市 民アンケートにおいても、「文化・交流施設が充実している」という項目の評価が高いところ にも表れている。

(35)

【旧中心市街地活性化基本計画の主な事業】

平一町目地区

第一種市街地再開発事業

平一町目都市核の形成な どを目的に、新たな 拠点施設として 、分譲住宅、ホテル、商

業等による複合施設を整備する。

完了

平一町目地区市街地

再開発個人施行者

いわき駅前地区

市街地再開発事業

当市の顔づくりとともに、中心市街地の賑わい創出を目的に、駅前地区という 拠点性

や利便性を活かし、商業、業務、公共施設等による複合施設を整備する。

完了

いわき駅前地区市街

地再開発組合

いわき駅周辺地区

公園整備事業

中心市街地の賑わいや交流の拠点として 、公園・ 緑地・ 広場等を整備し、中心市街地

の活性化を促進する。( 平一町目公園、小太郎町公園、新川東緑地、新川西緑地)

完了 いわき市

電線共同溝整備事業

市街地における安全かつ円滑な 道路交通の確保を図るとともに、街の景観向上、都市

防災上の観点から、電線類の地中化を図り、安全・ 安心な バリアフリー歩行空間の整

備を図る。

完了 いわき市

都市型産業育成・ 支援事業

市民生活の交流や情報等の機能を強化する交流拠点施設( 仮称) を整備することで 、

拠点として の賑わいの創出、教育文化施設の集積等を図る。

完了 いわき市

いわきおどり

いわきの夏の風物詩で ある「 いわきおどり」 大会を開催し、市民の交流促進とともに、

まちの賑わい創出を図る。

実施中 いわき市

商店街パティオ事業

飲食系、ファッション系、イタリア系、アジア系、マ リーン系、アウトド ア系な どコンセプトと

顧客ターゲットを明確にしな がら、オープンス ペース を持つ共同店舗を整備する。

未実施 いわきTMO

シネマ コンプレックス ・

ス ポーツ施設整備事業

複数の映画館シアターを集約するとともに、ス ポーツ施設・ 飲食・ アミューズ等の関連

機能を連携させた「 シネマ コンプレックス ・ ス ポーツ施設」 の整備を促進する。

未実施 いわきTMO

小路・ 横丁整備事業

城下町の名残を残す「 間口が狭く奥行きがある敷地」 を活用し、ショッピングモールと裏

通りをつな ぐ小路・ 横丁を一定のコンセプトのもと、広場・ 路地・ 店舗施設な ど複合的空

間として 整備する。

未実施 いわきTMO

テナント誘致事業

各商店街に求められる機能の調査検討により、最適テナントミックス 計画を策定し、家

賃補助のインセンティブを付与しな がら、必要業種や生活支援事業者を空き店舗に誘

致する。

未実施 いわきTMO

チャレンジショップ整備事業

商店街の業種バランス やコンセプト等を踏まえ な がら、テーマ を設定して 出店者を募集

し、空き店舗を一定期間低料金で 貸し出すとともに、空き店舗等の情報発信、各商店

街への必要業種や生活支援事業者の誘致を進める。

完了 いわき商工会議所

商店街ライブス ポット整備事業

空き店舗等を利活用し、ギャラリー、ミニコンサートホール、ミニシアター、教育学習セン

ター、コミュニティホール、情報センター、イベント会場な ど、人々が交流し、生活や文化

を楽しめる交流拠点施設「 商店街ライブス ポット」 を整備する。

完了 いわきTMO

共通商品券発行事業 中心市街地の商店等で 使用可能な 共通商品券を発行し、個店の販売拡大を図る。 完了

いわき駅前賑わい創

出協議会

一店逸品運動事業

中心市街地内の個店の「 自慢の逸品」 づくりを啓蒙、支援するとともに、逸品フェアやコ

ンテス トの開催、逸品カタログやマ ップ作成な ど逸品のPRを図り、専門性の高い商店

集団の形成を図る。

実施中

いわき駅前賑わい創

出協議会

街な か駐車場ネットワーク事業

共通駐車サービス 券の発行、ネットワーク参加駐車場へのシンボル設置、駐車場マ ッ

プの作成な ど、まちに散在する駐車場のネットワーク化により、駐車場の利便性向上を

図る。

実施中

いわき駅前賑わい創

出協議会

いわき市民総合図書館

市民生活の交流や情報等の機能を強化する総合型図書館( 仮称) を整備することで 、

拠点として の賑わいの創出、教育文化施設の集積等による中心市街地の魅力と賑わ

いの再生を図る。

完了 いわき市

文化交流施設整備推進事業 文化交流施設( 平市民会館分を含む) の整備 完了 いわき市

実施( 予定) 主体 基本計画に記載されて いる

事業名

事  業  内  容

実施

(36)

ⅲ)旧法の中活事業以外の事業とその成果

○中心市街地とその周辺における住宅整備等

・東日本大震災後、災害公営住宅(45 戸)の整備が行われた他、復興施策の一環となる「優良 建築物等整備事業」として、分譲集合住宅の整備が進行中であるなど、民間による住宅供給の ほかにも、政策的な住宅供給が中心市街地およびその周辺で行われており、居住人口の増加に 一定程度寄与している。

○子どもの育成、教育環境の充実等

・震災の被災地復興支援に資金を援助する「カタールフレンド基金」により「いわき体験型経済

教育施設-Elem(エリム)」が整備され、職業や消費生活、貯蓄、人生設計など、幅広い視点か

ら小・中学生が学べる教育施設として利用されており、中心市街地の教育環境の充実が図られ ている。

・松ヶ岡公園は、平成25年度から平成27年度にかけて、様々な遊びの要素を持つ複合遊具等が ある遊具広場や、多用途に活用が可能で、子ども達が自由に体を動かすことのできる芝生広場 など、幅広い年代の子ども達が利用できる施設として整備され、中心市街地およびその周辺の 子どもの育成環境の充実が図られている。

○産業振興・活性化の動き

・いわき地域産学官連携協議会の活動を経て、平成18年に「いわき産学官ネットワーク協会」 が設立。当協会は、産業創造館の管理運営を行いながら、起業支援や研究開発支援、特許・知 財、法務関係の支援や補助金・助成金の活用支援等、産業界の支援ニーズに一元的・総合的に 対応する組織として活動しており、新規創業事業所の増加などに一定程度寄与している。

≪3つの視点からみた要因分析≫

・都市の活力を判断する基礎的な視点として取り扱われている、居住人口、商業の活性化、事業所 数の増加といった点では、平地区中心市街地の状況は必ずしも好転していない。

・中心市街地の活性化に関する状況は、実施した事業によってのみ、その結果がもたらされるので はなく、様々な要素が関係していることから、これを整理した上で、事業による効果とその課題 を評価することが必要である。特に、事業的な要因の他に、人口変動などの構造的要因や、郊外 部への都市機能の立地規制など施策的要因の視点からもみることが重要である。

・構造的要因としては、人口減少と震災による影響が大きい。いわき市全体の人口は、長期にわた って減少を続けており、高齢化が進んでいる。生産年齢人口も減少を続けていることから、地域 全体での消費支出に大きな影響を与えていると考えられる。一方、震災後は、居住人口の一部が 域外へ流出したが、原発事故による避難者の受け入れ、震災復興に従事する就業者の流入等によ り、市および中心市街地の経済・社会状況に大きな影響を与えている。

(37)

・居住人口の確保、商業機能の活性化、事業活動の活性化に対して、これらの要因はそれぞれに異 なる形で影響している。これまでに行ってきた事業等の実施効果はこれらの点を踏まえて評価す ることが必要である。

【3つの要因が平地区中心市街地に与えてきた影響に関する考察】

中 心 市 街 地 へ

の影響 構造的な要因 施策的な要因 事業的な要因

居住人口

・ い わ き 市 全 体 で の 人 口 減 少

・ 高 齢 化 が 進 行 し 、 中 心 市 街地では特に顕著な傾向。 (※p8参照)

・ 災 害 公 営 住 宅 の整 備 や 復 興 交 付 金 を 活 用 し た 分 譲 住 宅 整 備 も 進 め ら れ て い る が 、 復 興 関 連 需 要 に 比 べ て 限 定 的 で、 郊外 での宅地 等 の供 給が 続いている。

・ 賃 貸 住 宅 整 備 へ の 助 成 、 そ の 他 、 民 間 の 分 譲 マ ン シ ョ ン 等 の 建 設 も 進 ん だが 、 規 模 が 限 定 的 で、 居 住 人 口 減 少

に 歯 止 め を か け る に は 至 っ て い ない。

(※p7参照)

商業の活性化

・生産年齢人口の減少

により、 消費支出、購買力が低下。 ・ 飲 食 等 で は 復 興 関 連 事 業 の

従 事 者 に よ る 消 費 増 も あ る と 想 定 さ れ る が 、 小 売 り 等 で は 限定的。

(※p7参照)

・6000 ㎡を下回る店舗等に関

し て は ロ ー ド サ イ ド で の 店 舗 進 出 等 に 特 段 の 抑 制 が 行 わ れ ていない。

・ 再 開 発 ビ ル ( ラ ト ブ ) 等 に よ る 商 業 施 設 の 充 実 も 見 ら れ た が 、 構 造 的 な 要 因 によ る 消 費 低 迷 や 消 費 の 郊 外 流 出 の 影 響に比べると、効果はかなり限 定的。

事業所等の 集積

・生産年齢人口の減少等よる、 従業者数、事業所の減少およ び 、 消 費 支 出 、 購 買 力 の 低 下。

・ 他 方 、 福 島 第 一 原 発 の 廃 炉 関 連 の 事 業 所 が 立 地 す る 動 きも見られる。

・「いわき PIT」、「日本原子力研 究開発機 構いわき事 務所」等 の 誘 致 を 進 め て き た が 、 事 業 所減の傾向が続いている。

・ い わき 市 およ びい わき 産 学 官 ネ ッ ト ワ ー ク 協 会 に よ る イ ン キ ュ ベ ー ト ル ーム の 管 理 運 営 や 起 業 支 援 等 に よ り 、 新 た な 企 業 活 動 も 見 ら れ て い る が 、 大 き な イ ン パ ク ト を も つ に は 至 っ ていない。

3)旧計画の総括や現行施策の問題点と、今後の施策展開の視点

以上の点を踏まえ、旧計画の総括と活性化に向けての課題は以下のようにまとめることができ る。

ⅰ)旧計画の総括や現行施策の問題点

・旧計画による事業や震災復興事業により、ハード整備を中心として、活性化のための基盤が形 成された。特にいわき駅周辺の拠点整備が大きく進展し、活性化のための基盤が整いつつある 状況である。しかし、商業の活性化や事業所の集積の観点で、中心市街地の衰退には歯止めが かかっておらず、今後は、活発な経済活動をけん引するための民間事業の支援やソフト的な施 策についても注力していくことが必要である。

(38)

合意形成や事業性など、実現可能性を十分精査しないままに計画に位置付けたことに要因があ るとも考えられることから、認定計画ではこの点に十分に留意が必要である。実現可能性があ るものを事業として位置づけるなど、事前の精査が重要となるほか、優れた事業を提案する民 間事業者等に事業実施の機会を与えるなど、事業をスピーディーに推進できるような実施体制 を考えることも重要である。

・商業の活性化等については、構造的・施策的な要因を考慮すると、コンパクトな範囲で集中的 に事業を行うことで、効果を高める必要があると考えられる一方、居住人口等は、平地区中心 市街地で適切な受け皿を提供しきれていない側面もあり、今後、低・未利用な民間不動産の活 用が必要である。

・また、いわき市の中心としての平地区の拠点性が低下する傾向も見られることから、今後は事 業所の増加や従業者増など、民間の事業活動を促進する施策の実施も必要である。

ⅱ)今後の施策展開の視点

○民間の事業活動を活性化する政策を具体化することが必要

・従業者や事業所が減少する状況に歯止めをかけるためには、事業活動の活性化や雇用の創出につ ながる中心市街地内の新規事業の創出、既存事業の拡大を誘発することが必要であり、その具体 的な施策を検討し、事業として位置付けていくことが必要となる。

○公民を含め、有効に活用しきれていない資産を活かす手法を検討することが必要

・公園、緑地、広場等、中心市街地の既存公共施設や旧計画等により整備された公共施設におい ても、心地よく時間を過ごす場としての環境が不十分で、十分に活用されていないものがある。 今後は、従来の概念にとらわれず、柔軟な発想で公共の資産を有効に活用するための新たなプ ログラム・事業を行っていく必要があり、そのための社会実験等も積極的に行うことが考えら れる。

・また、中心市街地に空き地や駐車場、空き店舗が多く存在し、その不動産活用が進んでいかな い現状を踏まえて、中心市街地の空き地・駐車場等の低・未利用な土地資源、空きビル・空き 店舗等、民間の不動産資源を有効に活用する方策を具体的な事業として検討し、施策として盛 り込んでいくことも重要となる。

○自立した民間事業を中心に推進できるようにしていくことが必要

(39)

(5)中心市街地活性化の課題

旧法による中心市街地活性化基本計画が策定されて以降、既に 15 年以上が経過し、この間に 様々な取り組みが行われてきたが、東日本大震災による影響などもあり、中心市街地は依然とし て厳しい状況にあることから、その対策は喫緊の課題となっている。

人口を巡る課題

まちなか居住の促進

いわき市全体および中心市街地ともに人口は減少傾向にある。平成 20 年の人口を基準に すると、平成28年の人口は、市全体で約93%、中心市街地で約90%と、中心市街地の減少 率がやや大きい。また、世帯数は平成 20 年以降、市全体では増加傾向であるのに対し、中 心市街地では減少傾向にあり、年齢区分別推移においても、年少人口、生産年齢人口の減少 傾向が市全体と比較すると中心市街地で大きい。

市民意向調査の結果からは、現在の中心市街地の状況等に対し、「魅力的な店が多い」、「健 康維持、健康増進施設が充実している」、「子育て環境が充実している」、「バリアフリー化で迷 うことなく移動しやすい」、「交流・会合ができる施設や場所が充実している」などの項目で「そ う思う・ややそう思う」という評価が少なく、居住人口の減少に影響していると考えられる。

また、人口減少と高齢化が進むことにより地域のコミュニティが弱体化することも懸念さ れることから、多様な人々にとって便利で快適に暮らせるよう、買い物環境をはじめとして、 医療・子育て、高齢者支援など様々な生活環境を充実させ、まちなか居住を促進していくこ とが課題である。

事業活動に関する課題

商業・業務活動の活性化

中心市街地では、人口のみならず、事業所や従業者数においてもいわき市におけるシェア が低下し、商業活動に関する指標からみても、いわき市における中心市街地の活力低下は著 しい。一方で、いわき駅前の「夜明け市場」を中心に、震災復興を契機に、Uターン等により いわきに戻った若者が、新たに起業や地域の活性化に取り組むなど、規模は小さくても事業を 興す動きが見られる。

事業所や雇用の減少に歯止めをかけていくには、少しずつみられる起業や地域活性化の流れ をさらに本格化し、規模は小さくても新規に事業活動を行う人を増やしていくことが必要であ り、商店街の活性化や魅力ある個店づくり、遊休不動産を活用した新しいコンテンツづくりな ど、まちなかで起業しやすい環境づくりを整備していくことが課題である。

いわき市の中心としての魅力に関する課題

まちなかの魅力

賑わいの創出

中心市街地では、いわき駅周辺整備や市街地再開発事業などの市街地整備や、アリオス等 の文化芸術施設の整備など、いわき市の中心としての整備を積極的に進めてきた。

さらには、磐城平城本丸跡地等をはじめとする歴史的な文化資源がある一方で、市民意向 調査の結果からは、歴史や文化等の豊かさをあまり実感していない状況がうかがえる。

(40)

(6)中心市街地活性化の方針(基本的方向性) ① 基本的な考え方

中心市街地の課題を踏まえ、今後は、暮らしの場としての魅力を高めることにより、単なる利 便性にとどまらず、居住環境が評価されて選ばれるまちづくりを行うことが必要である。

また、暮らしやすい環境づくりと一体となった、身近で利用しやすい商業・サービス業に力を 入れることにより、安定した商業の振興を図ることも大切である。加えて、業務活動を支える新 規事業所の創出や既存企業の活動の活性化を図るため、体系的な起業支援やきめ細かい企業活動 のサポートを行うことも必要となる。

さらに、磐城平城本丸跡地等をはじめとする歴史的・文化的な資源や、旧法時代から整備して きた良質な都市インフラを生かして、中心部における都市としての魅力を高めていくことにより、 いわき市民に愛され、来訪者にとっても印象深い中心市街地を形成し賑わいの創出を図る。

これらの考え方を踏まえ、「人、暮らし、文化を大切にする豊かさと活力とを備えた中心市街地」 をテーマとして、各種取組を進めていく。

【中心市街地の活性化の基本テーマ】

「人、

暮らし、

文化を大切にする豊かさと活力とを備えた中心市街地」

② 活性化の基本的な方針

ⅰ)人を大切にした、楽しく暮らせるまちづくり

居住人口の定着は、あらゆる都市活動の土台である。単に立地や交通条件等によって選択させ るのではなく、人と人とのつながりを大切にしたまちづくりや、歩いても暮らしやすいまちづく り、次世代を担う子どもたちを健全に育むまちづくりなどにより、住むのが楽しい、暮らしたく なる場として選ばれる中心市街地を形成していく。

ⅱ)事業活動が活発な、活力のあるまちづくり

いわき市の中心として拠点性を回復していくためには、着実に、民間による多様な事業活動を 育んでいくことが求められる。新たな事業に挑戦する人に広く機会を与え、活発な事業活動が営 まれるような場として成長するよう、中心部の環境を整えていく。

ⅲ)歴史と文化等を活かして、訪れたくなる魅力を育てるまちづくり

参照

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